JP2007237044A - マイクロリアクタ及びマイクロリアクタを用いた水素の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このマイクロリアクタは、原料ガスが流通する流路Sを内部に有する流路構造体3と、流路S内に設置され、原料ガスから所定の生成物を製造するための触媒反応に用いられる触媒体4の触媒部4bとを備えている。そして、触媒体4の触媒部4bは、流路構造体3の一方端側の開口部3fから流路Sに挿脱可能に構成されている。
【選択図】図3
Description
図1は、本発明の第1実施形態によるマイクロリアクタの全体構成を示した斜視図、図2は、図1に示したマイクロリアクタに適用する反応ユニット2の構成を示した斜視図、図3は、その反応ユニット2の分解斜視図である。図4は、図3に示した反応ユニット2を構成する流路構造体3の下面側の構造を示した斜視図、図5は、触媒体4の構造を示した正面図、図6は、図2に示した反応ユニット2のVI−VI線に沿った断面図である。まず、図1〜図6を参照して、本発明の第1実施形態によるマイクロリアクタの構成について説明する。
図7は、本発明の第2実施形態によるマイクロリアクタの全体構成を示した斜視図である。図8及び図9は、図7に示したマイクロリアクタに適用する反応ユニット12を長手方向の互いに逆側から見た構成をそれぞれ示した斜視図であり、図10は、その反応ユニット12の分解斜視図である。図11は、図8に示した反応ユニット12のXI−XI線に沿った断面図である。次に、図7〜図11を参照して、本発明の第2実施形態によるマイクロリアクタの構成について説明する。
直径0.6mm、長さ100mmの純アルミニウムからなる直線的な丸棒状のアルミニウム線を20℃の液温を有する40g/lのシュウ酸水溶液中に浸漬し、50A/m2の定電流を用いて10時間のアルマイト処理を行った。その後、アルミニウム線を80℃の銅−亜鉛水溶液中に1時間浸漬して、アルミニウム線の表面に銅−亜鉛系触媒を担持させた。なお、銅−亜鉛水溶液は、溶媒としての水に塩化銅(II)二水和物を85.2g/l溶解させるとともに、塩化亜鉛を6.8g/l溶解させた後、アンモニア水を添加してpH10に調整したものを用いた。そして、銅−亜鉛系触媒を担持させたアルミニウム線を自然乾燥させた後、400℃の空気中で2時間加熱することによって触媒を作成した。
まず、上記第2実施形態と同様の構造を有するアルミニウム製の流路構造体を作成した。ただし、流路構造体を構成する全ての壁部の厚みを0.2mmに設定し、流路構造体の長手方向の寸法を100mmに設定した。また、原料ガス流通部と温度制御部とをそれぞれ50個の第1流路と50個の第2流路とで構成し、この温度制御部及び原料ガス流通部を下から上へ交互に合計21段設けた。これにより、触媒を挿入する第1流路を500本有する構造に流路構造体を構成した。そして、このような構成で第1流路及び第2流路の径のみを変えた7種類の流路構造体を作成した。この7種類の流路構造体では、第1流路の軸心位置に上記直径0.6mmの触媒を挿入した場合に、その触媒の周面と流路構造体の内壁面との間の隙間の最大値d(図6参照)がそれぞれ2mm、1mm、400μm、200μm、50μm、30μm、10μmとなるように第1流路の径(矩形断面の大きさ)を設定した。そして、この7種類の流路構造体の各第1流路の軸心位置に上記のように作成した丸棒状の触媒を開口部側から挿入するとともに、その開口部を封止部材で封止することにより7つの反応ユニットを作成した。そして、この7つの反応ユニットをそれぞれ外装体内に収容することにより7つのマイクロリアクタを作成した。
上記反応式(1)から判るように、メタノールが100%水素に転化される場合には、1molのメタノールから3molの水素が生成することとなり、この場合の水素転化率は以下の式(2)で表される。
この式(2)を用いて、上記の7つのマイクロリアクタにおける水素転化率をそれぞれ算出した。その結果が以下の表1に示されている。
3f、13f 開口部
4b 触媒部(触媒)
5、15 封止部材
23b 温度制御部
24、34、44、54、64、74、84 触媒
S 流路(第1流路)
S1 第1流路
S2 第2流路
Claims (11)
- 原料ガスが流通する第1流路を内部に有する流路構造体と、
前記第1流路内に設置され、前記原料ガスから所定の生成物を製造するための触媒反応に用いられる触媒とを備え、
前記触媒は、前記流路構造体の一方端側の開口部から前記第1流路に挿脱可能に構成されている、マイクロリアクタ。 - 前記第1流路及び前記触媒は、共に所定の方向に直線的に延びるように形成されており、前記触媒は、その所定の方向に沿って前記第1流路に挿脱される、請求項1に記載のマイクロリアクタ。
- 前記流路構造体は、互いに略平行に配置された複数の前記第1流路を有し、
複数の前記触媒が互いに略平行に設けられ、
前記複数の触媒の前記第1流路への挿入側の端部と反対側の端部が相互に連結されている、請求項1または2に記載のマイクロリアクタ。 - 前記流路構造体の一方端側の開口部を封止する封止部材をさらに備え、
前記触媒は、前記第1流路への挿入側の端部と反対側の端部が前記封止部材により支持されることによって前記第1流路内で保持される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロリアクタ。 - 前記流路構造体は、互いに略平行に配置された複数の前記第1流路を有し、
複数の前記触媒が互いに略平行に設けられ、
前記複数の触媒の前記第1流路への挿入側の端部と反対側の端部が前記封止部材に連結されている、請求項4に記載のマイクロリアクタ。 - 前記触媒は、前記第1流路に挿入された状態で前記流路構造体の内壁面との間に所定の隙間を有するような構造に構成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載のマイクロリアクタ。
- 前記所定の隙間の最大値は、30μm以上1mm以下の値に設定されている、請求項6に記載のマイクロリアクタ。
- 前記第1流路内の前記原料ガスの温度を制御する温度制御部を備えた、請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイクロリアクタ。
- 前記流路構造体は、前記温度制御部を含み、
前記温度制御部は、所定の温度に調節される流体が流通し、前記第1流路と熱交換可能な第2流路を有する、請求項8に記載のマイクロリアクタ。 - 前記原料ガスは、メタノールガスと水蒸気との混合ガスを含み、前記触媒を用いた前記メタノールガスの水蒸気改質反応により前記生成物として水素が製造される、請求項1〜9のいずれか1項に記載のマイクロリアクタ。
- 請求項10に記載のマイクロリアクタを用いて水素を製造する、水素の製造方法。
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