JP2007234315A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単且つ経済的な構成で、液絡を可及的に阻止して所望の絶縁性を確保することを可能にする。
【解決手段】単位セル12を構成する第1及び第2セパレータ24、26は、電気絶縁材で構成されるとともに、前記第2セパレータ26のカソード側電極32に向かう面26aには、酸化剤ガス流路50と電極集電部52とが設けられる。この電極集電部52は、導電部材54a、54bに電気的に接続され、前記導電部材54a、54bは、第2セパレータ26を貫通して第1セパレータ24に設けられる導電部材43a、43bに電気的に接続される。
【選択図】図2
【解決手段】単位セル12を構成する第1及び第2セパレータ24、26は、電気絶縁材で構成されるとともに、前記第2セパレータ26のカソード側電極32に向かう面26aには、酸化剤ガス流路50と電極集電部52とが設けられる。この電極集電部52は、導電部材54a、54bに電気的に接続され、前記導電部材54a、54bは、第2セパレータ26を貫通して第1セパレータ24に設けられる導電部材43a、43bに電気的に接続される。
【選択図】図2
Description
本発明は、固体高分子電解質膜の両側に一対の電極が設けられた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層される複数の単位セルを備えるとともに、少なくとも反応ガス又は冷却媒体を積層方向に流通させる流体連通孔が前記積層方向に貫通して形成される燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池は、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ電極触媒(電極触媒層)と多孔質カーボン(拡散層)からなるアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持する単位セルを構成している。通常、燃料電池では、この単位セルを所定の数(数十〜数百)だけ積層した燃料電池スタックが使用されている。
上記の燃料電池では、積層されている各単位セルのアノード側電極及びカソード側電極に、それぞれ反応ガスである燃料ガス及び酸化剤ガスを供給するとともに、1又は複数の単位セル毎に冷却媒体を供給するため、内部マニホールド型の燃料電池を採用する場合が多い。
この内部マニホールド型では、単位セルの積層方向に貫通する反応ガス連通孔及び冷却媒体連通孔を備えている。そして、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路(酸化剤ガス流路及び燃料ガス流路)の出入口に反応ガス連通孔が連通する一方、単位セル間に沿って冷却媒体を供給する冷却媒体流路の出入口に冷却媒体連通孔が連通している。
ところで、セパレータは、カーボンセパレータや金属セパレータ等の導電材料で構成されている。このため、燃料電池の発電により発生した生成水や冷却媒体等に電流が伝わり、燃料電池の外部に電気が流れ出してしまう、いわゆる、液絡が発生するという問題がある。
そこで、例えば、特許文献1には、プレートの導電性流体用のマニホールドに絶縁性ゴム等のグロメット(筒部材)を挿入することにより、電流が前記マニホールド内の導電性流体を経てマニホールド間に流れることを阻止する技術が開示されている。
しかしながら、上記の特許文献1では、各セパレータ毎のマニホールドにグロメットを挿入しなければならず、前記グロメットの組み付け作業が相当に煩雑化するとともに、経済的ではないという問題がある。特に、多数の単位セルが積層される燃料電池スタックでは、この種の問題が顕著になっている。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、液絡を可及的に阻止して所望の絶縁性を確保することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明は、固体高分子電解質膜の両側に一対の電極が設けられた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層される複数の単位セルを備えるとともに、少なくとも反応ガス又は冷却媒体を積層方向に流通させる流体連通孔が、前記積層方向に貫通して形成される燃料電池に関するものである。
そして、セパレータは、電気絶縁材で構成されるとともに、前記セパレータの電極に向かうセパレータ面内には、電極集電部と、隣接する単位セルの電極集電部同士を電気的に接続する電気接続部とが設けられている。
また、セパレータには、冷却媒体をセパレータ面内に流す冷却媒体流路が形成されるとともに、前記冷却媒体流路を囲繞して冷却媒体シールが設けられ、電気接続部は、前記冷却媒体シールの外方に配設されることが好ましい。
さらに、電極集電部は、セパレータに金属蒸着処理又は金属メッキ処理されて構成されることが好ましい。さらにまた、電極集電部は、セパレータを貫通して設けられる導電部材を備えることが好ましい。また、導電部材には、互いに嵌合して位置決めする凹凸部位が設けられることが好ましい。
さらに、セパレータの電極に向かうセパレータ面内には、電極集電部及び電気接続部を囲繞する短絡防止シールが設けられることが好ましい。
本発明によれば、セパレータが電気絶縁材で構成されるため、反応ガス中の水分(生成水等)や冷却媒体を確実に絶縁することができ、反応ガス連通孔や冷却媒体連通孔に絶縁構造、例えば、グロメットを採用する必要がない。これにより、簡単且つ経済的な構成で、液絡を可及的に阻止して所望の絶縁性を確保することが可能になる。
しかも、セパレータのセパレータ面内には、隣接する単位セルの電極集電部同士を電気的に接続する電気接続部が設けられている。従って、複数の単位セルからの集電が良好且つ確実に遂行される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10の一部断面側面説明図であり、図2は、前記燃料電池10を構成する単位セル12の分解斜視図である。
燃料電池10は、複数の単位セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備え、前記積層体14の積層方向両端部には、第1及び第2ターミナルプレート16a、16bと、第1及び第2絶縁プレート18a、18bと、第1及び第2エンドプレート20a、20bとが、順次、設けられる。なお、燃料電池10は、図示しないが、例えば、締め付けボルト等により締め付け保持される。
単位セル12は、互いに積層される電解質膜・電極構造体22と、第1及び第2セパレータ24、26とを備える。電解質膜・電極構造体22は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜28と、該固体高分子電解質膜28を挟持するアノード側電極30及びカソード側電極32とを備える。アノード側電極30及びカソード側電極32は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子を前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。
図2に示すように、単位セル12の矢印C方向(鉛直方向)の一端縁部(上端縁部)には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔(流体連通孔)34a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔(流体連通孔)36aが、矢印B方向に配列して設けられる。
単位セル12の矢印C方向の他端縁部(下端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔(流体連通孔)34b、及び燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔(流体連通孔)36bが、矢印B方向に配列して設けられる。
単位セル12の矢印B方向(水平方向)の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔(流体連通孔)38aが複数、例えば、4箇所に設けられる。単位セル12の矢印B方向の他端縁部には、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔(流体連通孔)38bが、複数、例えば、4箇所に設けられる。
第1セパレータ24は、電気絶縁材、例えば、耐熱樹脂であるABS(アクリルニトリル ブタジエン スチレン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)又はPS(ポリスチレン)で構成される。図3に示すように、第1セパレータ24の電解質膜・電極構造体22に向かう面24aには、燃料ガス入口連通孔36aと燃料ガス出口連通孔36bとに連通し、矢印B方向に折り返しながら矢印C方向に延在するサーペインタイン形状の燃料ガス流路40が設けられる。
第1セパレータ24の面24aには、電解質膜・電極構造体22の発電領域に対応し燃料ガス流路40を覆って電極集電部42が設けられる。この電極集電部42は、面24aに導電性金属、例えば、金や金合金を用いて金属蒸着処理や金属メッキ処理されることにより形成される他、金属薄板を貼り付けて形成される。第1セパレータ24には、電極集電部42に電気的に接続されるとともに、この第1セパレータ24を貫通して導電部材(電気接続部)43a、43bが設けられる。導電部材43a、43bは、酸化剤ガス入口連通孔34aと燃料ガス入口連通孔36aとの間、及び燃料ガス出口連通孔36bと酸化剤ガス出口連通孔34bとの間に配置される。
第1セパレータ24の面24aには、電極集電部42及び導電部材43a、43bを囲繞する短絡防止シール44が設けられる。この短絡防止シール44は、絶縁ゴムシールで個別に、又は第1セパレータ24と一体に構成されている。短絡防止シール44は、燃料ガス流路40を燃料ガス入口連通孔36aと燃料ガス出口連通孔36bとに連通させるとともに、前記燃料ガス流路40を酸化剤ガス入口連通孔34a、酸化剤ガス出口連通孔34b、冷却媒体入口連通孔38a及び冷却媒体出口連通孔38bから液密に遮断する。
図2に示すように、第1セパレータ24の面24aとは反対の面24bには、冷却媒体入口連通孔38aと冷却媒体出口連通孔38bとに連通し、矢印B方向に延在する直線状の冷却媒体流路46が設けられる。面24bには、冷却媒体流路46を囲繞して冷却媒体シール48が一体又は個別に設けられる。この冷却媒体シール48は、冷却媒体流路46を冷却媒体入口連通孔38aと冷却媒体出口連通孔38bとに連通するとともに、前記面24bに露呈する導電部材43a、43bは、前記冷却媒体シール48の外方に配設される。
第2セパレータ26は、第1セパレータ24と同様に、電気絶縁材で構成される。第2セパレータ26の電解質膜・電極構造体22に向かう面26aには、酸化剤ガス入口連通孔34aと酸化剤ガス出口連通孔34bとに連通し、矢印B方向に折り返しながら矢印C方向に延在するサーペインタイン形状の酸化剤ガス流路50が設けられる。
第2セパレータ26の電解質膜・電極構造体22に向かう面26aには、電解質膜・電極構造体22の発電領域に対応し酸化剤ガス流路50を覆って電極集電部52が設けられる。第2セパレータ26には、電極集電部52に電気的に接続されるとともに、この第2セパレータ26を貫通して導電部材(電気接続部)54a、54bが設けられる。導電部材54a、54bは、酸化剤ガス入口連通孔34aと燃料ガス入口連通孔36aとの間、及び燃料ガス出口連通孔36bと酸化剤ガス出口連通孔34bとの間に配置され、導電部材43a、43bと積層方向に重なり合う(図4参照)。
第2セパレータ26の面26aには、電極集電部52及び導電部材54a、54bを囲繞する短絡防止シール56が一体又は個別に設けられる。この短絡防止シール56は、絶縁ゴムシールで構成されており、酸化剤ガス流路50を酸化剤ガス入口連通孔34aと酸化剤ガス出口連通孔34bとに連通させるとともに、前記酸化剤ガス流路50を燃料ガス入口連通孔36a、燃料ガス出口連通孔36b、冷却媒体入口連通孔38a及び冷却媒体出口連通孔38bから液密に遮断する。
第2セパレータ26の面26aとは反対の面26bには、冷却媒体入口連通孔38aと冷却媒体出口連通孔38bとに連通し、矢印B方向に延在する直線状の冷却媒体流路46が設けられる。この第2セパレータ26の面26bは、上記の第1セパレータ24の面24bと同様に構成されており、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、面26bには、冷却媒体シールを設けなくてもよい。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
図2に示すように、燃料電池10を構成する各単位セル12では、酸化剤ガス入口連通孔34aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口連通孔36aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口連通孔38aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口連通孔34aから第2セパレータ26の酸化剤ガス流路50に導入される。このため、酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路50に沿って蛇行しながら、電解質膜・電極構造体22のカソード側電極32を鉛直下方向に移動する。
一方、燃料ガスは、燃料ガス入口連通孔36aから第1セパレータ24の燃料ガス流路40に導入される(図3参照)。従って、燃料ガスは、燃料ガス流路40に沿って蛇行しながら、電解質膜・電極構造体22のアノード側電極30を鉛直下方向に移動する。
これにより、電解質膜・電極構造体22では、カソード側電極32に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極30に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極32に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス出口連通孔34bに排出される(図2参照)。同様に、アノード側電極30に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス出口連通孔36bに排出される(図3参照)。
一方、冷却媒体入口連通孔38aに供給された冷却媒体は、第1及び第2セパレータ24、26間に形成された冷却媒体流路46に導入される。この冷却媒体流路46では、冷却媒体が矢印B方向に移動する。従って、冷却媒体は、電解質膜・電極構造体22の発電領域全面にわたって冷却した後、冷却媒体出口連通孔38bに排出される。
この場合、第1の実施形態では、第1及び第2セパレータ24、26は、電気絶縁材で構成されるとともに、前記第1及び第2セパレータ24、26と固体高分子電解質膜28とには、矢印A方向に貫通して酸化剤ガス入口連通孔34a、燃料ガス入口連通孔36a、酸化剤ガス出口連通孔34b、燃料ガス出口連通孔36b、冷却媒体入口連通孔38a及び冷却媒体出口連通孔38bが形成されている。
従って、これらの連通孔の内壁面は、電気絶縁材で構成されるため、生成水等の水分や冷却媒体を絶縁するために絶縁構造、例えば、グロメットを用いる必要がない。これにより、簡単且つ経済的な構成で、液絡を可及的に阻止して、所望の絶縁性を確保することが可能になるという効果が得られる。
さらに、第1及び第2セパレータ24、26では、アノード側電極30及びカソード側電極32に向かう面24a、26aに発電領域に対応して電極集電部42、52が設けられている。そして、第1セパレータ24には、電極集電部42に電気的に接続され、この第1セパレータ24を貫通する導電部材43a、43bが設けられる一方、第2セパレータ26には、電極集電部52に電気的に接続されるとともに、この第2セパレータ26を貫通する導電部材54a、54bが設けられている。
図4に示すように、隣接する単位セル12を構成する第1及び第2セパレータ24、26は、矢印A方向に積層される際に、導電部材43a、43bと導電部材54a、54bとは、互いに積層方向に接触して電気的に接続されている。従って、複数の単位セル12からの集電は、良好且つ確実に遂行され、所望の集電効率を得ることができるという利点がある。
さらにまた、冷却媒体流路46は、冷却媒体シール48に囲繞されるとともに、この冷却媒体流路46が設けられる面24bに露呈する導電部材43a、43bは、前記冷却媒体シール48の外方に配設されている。このため、冷却媒体流路46、冷却媒体入口連通孔38a及び冷却媒体出口連通孔38bを含めて冷却媒体に接する全ての部分は、第2セパレータ26を構成する電気絶縁材で形成されている。これにより、燃料電池10から排出される冷却媒体を確実に絶縁することができ、前記燃料電池10の外部に電気が流れて液絡が惹起されることを確実に阻止することが可能になるという効果がある。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池60の一部拡大断面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池60を構成する単位セル62は、電解質膜・電極構造体22を挟持する第1及び第2セパレータ64、66を備える。第1セパレータ64は、アノード側電極30に向かう面64aに電極集電部42を設けるとともに、この電極集電部42に電気的に接続される導電部材(電気接続部)68が、前記第1セパレータ64を貫通して設けられる。
第2セパレータ66は、カソード側電極32に向かう面66aに電極集電部52を設け、この電極集電部52に電気的に接続される導電部材(電気接続部)70が、前記第2セパレータ66を貫通して設けられる。導電部材68、70は、隣接する単位セル62間で互いに嵌合して位置決めする凹凸部位72を構成する。
この凹凸部位72は、例えば、導電部材68の面64b側に突出する凸部74と、導電部材70の面66b側に設けられる凹部76とを備える。凹部76に凸部74が嵌合することにより、互いに隣接する単位セル62同士の位置決めが行われる。
このように構成される第2の実施形態では、隣接する単位セル62同士が、導電部材68、70を介して電気的に接続されるとともに、前記導電部材68、70に構成される凹凸部位72の嵌合作用下に、前記単位セル62同士を正確且つ迅速に位置決めすることができるという効果が得られる。
なお、凹凸部位72は、上記の構成に限定されるものではなく、導電部材68側に凹部を設ける一方、導電部材70側に凸部を設けてもよい。
また、第1及び第2の実施形態では、導電部材43a、54aが、酸化剤ガス入口連通孔34aと燃料ガス入口連通孔36aとの間に設けられるとともに、導電部材43b、54bが、酸化剤ガス出口連通孔34bと燃料ガス出口連通孔36bとの間に設けられているが、これに限定されるものではない。すなわち、電気接続部の設置箇所及び設置個数は、セパレータ構造等によって種々変更可能である。
10、60…燃料電池 12、62…単位セル
22…電解質膜・電極構造体 24、26、64、66…セパレータ
28…固体高分子電解質膜 30…アノード側電極
32…カソード側電極 34a…酸化剤ガス入口連通孔
34b…酸化剤ガス出口連通孔 36a…燃料ガス入口連通孔
36b…燃料ガス出口連通孔 38a…冷却媒体入口連通孔
38b…冷却媒体出口連通孔 40…燃料ガス流路
42、52…電極集電部
43a、43b、54a、54b、68、70…導電部材
44、56…短絡防止シール 46…冷却媒体流路
48…冷却媒体シール 50…酸化剤ガス流路
72…凹凸部位 74…凸部
76…凹部
22…電解質膜・電極構造体 24、26、64、66…セパレータ
28…固体高分子電解質膜 30…アノード側電極
32…カソード側電極 34a…酸化剤ガス入口連通孔
34b…酸化剤ガス出口連通孔 36a…燃料ガス入口連通孔
36b…燃料ガス出口連通孔 38a…冷却媒体入口連通孔
38b…冷却媒体出口連通孔 40…燃料ガス流路
42、52…電極集電部
43a、43b、54a、54b、68、70…導電部材
44、56…短絡防止シール 46…冷却媒体流路
48…冷却媒体シール 50…酸化剤ガス流路
72…凹凸部位 74…凸部
76…凹部
Claims (6)
- 固体高分子電解質膜の両側に一対の電極が設けられた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層される複数の単位セルを備えるとともに、少なくとも反応ガス又は冷却媒体を積層方向に流通させる流体連通孔が、前記積層方向に貫通して形成される燃料電池であって、
前記セパレータは、電気絶縁材で構成されるとともに、
前記セパレータの前記電極に向かうセパレータ面内には、電極集電部と、
隣接する前記単位セルの前記電極集電部同士を電気的に接続する電気接続部と、
が設けられることを特徴とする燃料電池。 - 請求項1記載の燃料電池において、前記セパレータには、前記冷却媒体をセパレータ面内に流す冷却媒体流路が形成されるとともに、
前記冷却媒体流路を囲繞して冷却媒体シールが設けられ、
前記電気接続部は、前記冷却媒体シールの外方に配設されることを特徴とする燃料電池。 - 請求項1又は2記載の燃料電池において、前記電極集電部は、前記セパレータに金属蒸着処理又は金属メッキ処理されて構成されることを特徴とする燃料電池。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記電極集電部は、前記セパレータを貫通して設けられる導電部材を備えることを特徴とする燃料電池。
- 請求項4記載の燃料電池において、前記導電部材には、互いに嵌合して位置決めする凹凸部位が設けられることを特徴とする燃料電池。
- 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の燃料電池において、前記セパレータの前記電極に向かうセパレータ面内には、前記電極集電部及び前記電気接続部を囲繞する短絡防止シールが設けられることを特徴とする燃料電池。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013114784A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 燃料電池 |
JP2016182383A (ja) * | 2016-07-12 | 2016-10-20 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2019530802A (ja) * | 2016-09-22 | 2019-10-24 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 水蒸気使用または燃料使用のそれぞれにおいて増大した割合を有する水電解反応器(soec)または燃料電池(sofc) |
-
2006
- 2006-02-28 JP JP2006052525A patent/JP2007234315A/ja active Pending
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