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JP2007233892A - 制御装置、ディスク装置、及びシーク軌道生成方法 - Google Patents

制御装置、ディスク装置、及びシーク軌道生成方法 Download PDF

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JP2007233892A JP2006057204A JP2006057204A JP2007233892A JP 2007233892 A JP2007233892 A JP 2007233892A JP 2006057204 A JP2006057204 A JP 2006057204A JP 2006057204 A JP2006057204 A JP 2006057204A JP 2007233892 A JP2007233892 A JP 2007233892A
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Abstract

【課題】目標位置軌道を供給することのできる二自由度制御系を利用してシーク制御を行い得る制御装置、ディスク装置、及びかかる目標位置軌道を生成するシーク軌道生成方法を提供すること。このような二自由度制御系を構成してもヘッドのシーク時間を早くすることのできる制御装置等を提供すること。
【解決手段】波形生成器312はシーク時間から加速度、速度、位置の各軌道を生成する。各軌道は各々ゲインが乗算され、第1の加算器316で各軌道が合成される。合成軌道にシーク距離が乗算され、更にFIRフィルタ318を通して、後段の二自由度制御系に与えるべき目標位置軌道を得る。二自由度制御系は2次のローパスフィルタで近似可能な特性を持つ。
【選択図】図7

Description

本発明は、ヘッドを目標位置に位置決めする制御装置、ディスク装置、及びシーク軌道生成方法に関する。詳しくは、二自由度制御系に対して目標位置軌道を供給してシーク制御を行う制御装置やディスク装置、及びかかる目標位置軌道を生成する生成方法に関する。
光ディスクや磁気ディスクなどのディスク装置では、ヘッドを目標位置に正確に位置決めすることが極めて重要である。このような位置決め制御の一つにシーク制御がある。
シーク制御の従来技術として、例えば、被制御体を移動させる駆動部と、駆動部を制御する演算制御部とを有し、目標位置、目標速度、目標加速度の夫々を時間に関する一定の多項式で表わして、サンプル時間ごとの目標位置等を演算制御部で算出して駆動部を制御するようにした位置決め制御方式が開示されている(例えば、以下の特許文献1、2)。
また、二自由度制御系においてヘッドの速度を供給して、オブザーバによりヘッドの速度を推定しつつシーク制御を行う方法も開示されている(例えば、以下の非特許文献)。
特許第2657561号公報 特許第2736715号公報 岡村栄治、「ハードディスクドライブにおけるDSP技術」、電子技術、1996年11月号、p38−45
しかしながら、上述した従来技術には、二自由度制御系に対して目標位置軌道を供給してシーク制御を行う点に関しては何ら開示されていない。特に、リアルタイムで目標位置の軌道を生成する方法は開示されてない。
一方、二自由度制御系において、目標位置軌道rと観測位置yとの関係がy/r=1となる理想的な制御回路を実現するため、フィードバックループを構成する伝達関数の逆関数でそのフィルタを構成することも考えられる。しかし、フィルタをかかる構成にすると、高周波のノイズを無限大に増幅させることになり、実現することができない。
また、二自由度制御系において目標位置軌道から観測位置までの伝達関数を二次のローパスフィルタ(LPF)により近似することも考えられる。しかし、目標位置軌道をステップ状に変化させたときに、二次のLPFの構成の仕方によっては、ヘッドを駆動させる駆動部の電流が加速区間と減速区間とで対称形にならず、シークに時間がかかるという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなれたもので、その目的は、目標位置軌道を供給することのできる二自由度制御系を利用してシーク制御を行い得る制御装置、ディスク装置、及びかかる目標位置軌道を生成するシーク軌道生成方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、このような二自由度制御系を構成してもヘッドのシーク時間を早くすることのできる制御装置等を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動して前記ヘッドを位置決めする制御装置において、前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成する軌道生成部と、前記軌道生成部で生成された前記各軌道を合成する合成部と、前記合成部から出力された合成軌道から、二自由度制御部に供給する目標位置軌道を生成するFIR型フィルタと、を備えることを特徴とする。
また、本発明は前記制御装置において、前記二自由度制御部は前記目標位置軌道を用いて前記アクチュエータを駆動することで、前記ヘッドのシーク制御を行うことを特徴とする。
更に、本発明は前記制御装置において、前記軌道生成部は、前記ヘッドの移動開始時刻からの経過時間の多項式で表現された3つの前記各軌道を生成することを特徴とする。
更に、本発明は前記制御装置において、前記多項式は、目標加速度をX、目標速度をX、目標位置をXとし、シーク開始時刻からの経過時間をtとし、シーク時間をTとすると、X∝(t/T)*(t/T−0.5)*(t/T−1)、X=∫Xdt、X=∫∫Xdt、で示されることを特徴とする。
更に、本発明は前記制御装置において、前記多項式は、目標加速度をX、目標速度をX、目標位置をXとし、シーク開始時刻からの経過時間をt、シーク時間をT、冪乗数をpとすると、
∝(t/T)*(t/T−0.5)*(t/T−1)、X=∫Xdt、X=∫∫Xadt、で示されることを特徴とする。
更に、本発明は前記制御装置において、前記軌道生成部は、矩形波、正弦波、台形波、のいずれかにより表現された3つの前記各軌道を生成することを特徴とする。
更に、本発明は前記制御装置において、前記軌道生成部は、前記3つの軌道を記憶したテーブルを備え、前記経過時間に応じて前記テーブルから前記各軌道を読み出して前記各軌道を生成することを特徴とする。
また、本発明は上記目的を達成するために、ディスクに対してヘッドの位置を位置決めするディスク装置において、前記ヘッドを駆動するアクチュエータと、前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成する軌道生成部と、前記軌道生成部で生成された前記各軌道を合成する合成部と、前記合成部から出力された合成軌道から目標位置軌道を生成するFIR型フィルタと、前記目標位置軌道を用いて前記アクチュエータを駆動することで前記ヘッドのシーク制御を行う二自由度制御部と、を備えることを特徴とする。
更に、本発明は上記目的を達成するために、ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動して前記ヘッドを位置決めするためのシーク軌道を生成するシーク軌道生成方法において、前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成し、生成された前記各軌道を合成し、合成された合成軌道から、FIR型フィルタを通して、二自由度制御部に供給するシーク軌道を生成する、ことを特徴とする。
更に、本発明は上記目的を達成するために、ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動して前記ヘッドを位置決め制御する位置決め制御方法において、前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成し、生成された前記各軌道を合成し、合成された合成軌道からFIR型フィルタを通してシーク軌道を生成し、生成された前記シーク軌道が供給され二自由度制御部において前記アクチュエータを駆動することで前記ヘッドのシーク制御を行うことを特徴とする。
本発明によれは、目標位置軌道を供給することのできる二自由度制御系を利用してシーク制御を行い得る制御装置、ディスク装置、及びかかる目標位置軌道を生成するシーク軌道生成方法を提供することができる。
また、本発明によれば、このような二自由度制御系を構成してもヘッドのシーク時間を早くすることのできる制御装置等を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明が適用される磁気ディスク装置の一構成例である。ディスク装置の例としてハードディスクドライブを例にしている。
図1に示すように、磁気ディスク装置1は、磁気ディスク10と、スピンドルモータ12と、磁気ヘッド13、及びアクチュエータ14を備える。
磁気ディスク10は、スピンドルモータ12の回転軸11を中心に設けられている。スピンドルモータ12は、回転軸11を介して磁気ディスク10を回転させる。
磁気ヘッド13は、リード素子とライト素子とを有し、磁気ディスク10に対するデータの読み出しや書き込みを行う。
アクチュエータ14は、内部の回転軸を中心に回転するボイスコールメータ(VCM)で構成される。また、アクチュエータ14はその先端に磁気ヘッド13を備え、磁気ディスク10の半径方向に対して磁気ヘッド13を移動させることができる。
尚、図1に示す例では、磁気ディスク装置1には2枚の磁気ディスク10が搭載され、4つの磁気ヘッド13が同一のアクチュエータ14で同時に駆動される。
また、磁気ディスク装置1は、スピンドルモータ(SPM)駆動回路20と、ボイスコールメータ(VCM)駆動回路21と、位置検出回路22と、リードライド(R/W)回路23と、ハードディスクコントローラ(HDC)24と、第1及び第2のランダムアクセスメモリ(RAM)25、26と、リードオンリーメモリ(ROM)28、及びマイクロコントローラ(MCU)30を備える。これらは、第1のRAM25を除き、互いにバス40を介して接続される。
SPM駆動回路20は、MCU30からの制御信号に基づいて、スピンドルモータ12を駆動する。VCM駆動回路21は、MCU30からの制御信号に基づいて、アクチュエータ14に駆動電流を供給し、アクチュエータ14を駆動する。
位置検出回路22は、磁気ヘッド13が磁気ディスク10から読み取った位置信号(以下、サーボ信号)をデジタル信号に変換する。R/W回路23は、磁気ヘッド13の読み出しや書き込みを制御する。
HDC24は、サーボ信号のセクタ番号を基準にして1周内の位置を判断し、データを記録再生する。また、HDC24はATAやSCSI等のインターフェース(IF)であり、ホストと通信する。
第1のRAM25は、HDC24のためのメモリであって、磁気ヘッド13が読み出したリードデータや磁気ヘッド13が磁気ディスク10に書き込むためのライトデータを一時記憶する。第2のRAM26は、MCU30のためのメモリであって、MCU30が種々の演算を行うためのデータを一時記憶する。
ROM28は、MCU30の制御プログラム等を記憶する。MCU30は、この制御プログラムを読み出して実行することで、磁気ヘッド13の位置軌道の生成や、磁気ヘッド13の位置を推定するオブザーバを利用した二自由度制御によるシーク制御も行う。詳細は後述する。
図2は、磁気ディスク10に記録された位置信号(サーボ信号)16の配置例を示す図である。図2に示すように、サーボ信号16は磁気ディスク10の内周から外周にかけて等間隔に配置される。磁気ディスク装置1はこのサーボ信号16を読み出すことで磁気ヘッド13の現在位置等を把握できる。
図3は、サーボ信号16の記録フォーマットの一例を示す図である。図3に示すように、サーボ信号は、サーボ信号の開始位置を示すサーボマーク(Servo Mark)と、トラック番号を示すグレイコード(Gray Code)と、サーボ信号のインデックスを示すインデックス信号(Index)と、4つのオフセット信号(PosA、PosB、PosC、PosD)とから構成される。
図4は、サーボ信号16を磁気ヘッド13で読み出したときの信号波形図の例である。このような波形を用いて、MCU30は磁気ヘッド13の位置を検出する。
即ち、磁気ヘッド13の半径方向の位置は、トラック番号Gray Codeとオフセット信号PosA〜PosDを用いてMCU30により検出される。
また、磁気ヘッド13の円周方向の位置は、インデックス信号Indexから検出される。例えば、MCU30は、インデックス信号Indexを検出したときのセクタ番号を「0」に設定し、サーボ信号を検出する毎にカウントアップしてトラックの各セクタ番号を得る。
図5は、MCU30で行われるアクチュエータ14のシーク制御の例を示す図である。図5では、あるトラック位置から目標トラック位置まで磁気ヘッド13を移動させるためのシーク制御の遷移と、アクチュエータ14に流れる電流と、磁気ヘッド13の移動速度、及び磁気ヘッド13の位置を示す。
シーク制御は、コアース制御後、整定制御を経て、フォロイング制御と遷移することで磁気ヘッド13を目標位置に移動させる。コアース制御は目標位置への速度制御のことで、整定制御とフォロイング制御は目標位置への位置制御である。
本実施例では、目標位置軌道を供給して観測位置をフィードバックループで構成し、更に、目標位置軌道にフィルタを通すように構成した二自由度制御系を用いて磁気ヘッド13のシーク制御を行う。
図6(A)は、二自由度制御系の構成例である。目標位置rから観測位置yを得るための制御系である。目標位置rを与え、コントローラ(C)32であるMCU30から電流値uがプラント(P)33であるアクチュエータ14に与えられ、観測位置yが再びコントローラ(C)32に供給されるようなフィードバックループで構成される。この場合、目標位置rと観測位置yとで、
y/r=1 ・・・(1)
という理想的な入出力を得る(目標位置rを供給すると磁気ヘッド13がその位置にすぐに移動する)ためにはフィルタ(R)31を
(1+CP)/CP ・・・(2)
と構成すればよい。しかし、目標位置rや観測位置yなどに高周波のノイズが含まれるとそのノイズを無限大に増幅させてしまう。
一方、図6(A)に示す二自由度制御系は、図6(B)に示す二次のローパスフィルタ(LPF)に近似できる。即ち、目標位置rから観測位置yまでの応答は、
Figure 2007233892
ここで、目標位置rに逆関数35として、
Figure 2007233892
を図6(B)に示す制御系に与える。即ち、図6(C)に示すように、目標位置rを(4)式で示す逆関数35に通した後で元の制御系34に与える。このとき、y/r=1となり、任意の応答を実現できる。
ここで、(4)式で示す逆関数35の構成について考察する。sはラプラス変換の演算子であり、
Figure 2007233892
で示すことができる。従って、(4)式は、
Figure 2007233892
と変形できる。
ここで、(6)式の右辺に目標位置rを乗算すると、
Figure 2007233892
図7は、(8)式に相当し、目標位置軌道を生成するための位置軌道生成部310の構成例である。図6(C)の逆関数35(又は図6(A)のフィルタ(R)31)に相当する部分である。本構成は、ROM28内のプログラムで構成され、MCU30で実行される。
位置軌道生成部310は、クロック311と、波形生成器312と、ゲイン乗算器313〜315と、第1の加算器316と、シーク距離乗算器317と、FIRフィルタ318から構成される。
クロック311は、例えばサンプル時間ごとにクロックを発生する。
波形生成器312は、クロック毎にシーク時間に応じた波形を生成する。即ち、波形生成器312は、クロック開始時刻からの経過時間に応じて、加速度軌道、速度軌道、位置軌道のそれぞれの波形を生成して出力する。実際にはテーブルに各軌道の波形を記憶して各軌道の波形を生成するようにしても良いし、磁気ヘッド13の移動開始時刻からの経過時間による多項式を用いて各軌道を生成するようにしてもよい。多項式の例は後述する。
ゲイン乗算器313〜315は、生成された各軌道の波形に対して、夫々ゲインKa、Kv、Kpを乗算する。各ゲインKa、Kv、Kpの値は係数値であり、二自由度制御系の係数に応じて調整することができる。
第1の加算器316は、ゲインKa、Kv、Kpが乗算された夫々の波形を加算し、合成軌道を生成する。丁度、この出力は(6)式に相当する。
シーク距離乗算器317は、第1の加算器316からの合成軌道に対してシーク距離を乗算する。丁度、上述の(7)式又は(8)式に相当する。
FIRフィルタ318は、乗算された波形を有限時間で0に収束させるように入力波形をフィルタリングする。FIRフィルタ318からの出力が、目標位置軌道(シーク軌道)となる。FIR型にしているのは、シーク時間という有限時間内に目標位置軌道を得るようにするためである。
FIRフィルタ318の周波数特性を図8(A)、(B)に示す。FIRフィルタ318は、共振を励起しないように、共振周波数付近を抑止するように構成される。
このように、シーク開示時刻からの時間に応じて、加速度軌道、速度軌道、位置軌道の3つの軌道を生成し、二自由度制御系の二次LPFの近似特性の係数に応じて3つの軌道にゲインKa、Kv、Kpを乗算して和をとり、その合成軌道をFIRフィルタ318に通して二自由度制御系に供給するための目標位置軌道としている。前述のように、図7に示す構成は、二自由度制御系の伝達関数の逆関数の構成と近似できるため、任意形状の目標位置軌道の供給により観測位置を出力できる制御系を構成することができる。即ち、本構成により、目標位置軌道を供給できる二自由度制御系を利用してシーク制御を行うことができる。また、合成軌道に対してFIRフィルタ318を通しているため、有限時間内に目標位置軌道を生成できる。
尚、位置軌道生成部310は磁気ヘッド13の移動距離に応じて目標移動時間を設定することができる。例えば、波形生成器312に入力されるシーク時間を調整することで目標移動時間を設定できる。
図9は、二自由度制御系にオブザーバ制御を利用した制御系の構成例である。デジタル制御におけるオブザーバ制御の実現方法には、予測オブザーバと現在オブザーバの2種類がある。ここでは、アナログ制御のオブザーバ制御をそのままデジタル制御に適用した、予測オブザーバの形で説明する。しかし、現在オブザーバにおいても同様に二自由度制御系を構成することができる。図9に示す二自由度制御系は、全体として、位置軌道生成部310と、二自由度制御ゲイン乗算部320、オブザーバ制御部330、及び状態フィードバック部340とから構成される。
位置軌道生成部310は、図8と同一構成である。位置軌道生成部310からは目標位置軌道r[k]が出力される。
二自由度制御ゲイン乗算部320は、2つの乗算部により構成され、目標位置軌道r[k]に夫々ゲインN、Mを乗算して出力する。尚、ゲインN、Mは実際にはマトリックスの形式で表わされる。
オブザーバ制御部330は、第2の加算器331と複数のゲイン乗算器から構成される。オブザーバ制御部330は、アクチュエータ14と同じ計算モデルである。アクチュエータ14に電流を流すと略同時にオブザーバ制御部330にも相当する電流値が与えられ、その電流値が与えられたときの磁気ヘッド13の位置(又はアクチュエータ14の位置)を推定して本計算モデルを修正するようにしたものである。尚、図9に示すオブザーバ制御部330において太線はベクトルを示す。
第2の加算器331には、4つの入力がある。1つ目は電流u[k]にマトリックスBを乗算したものであり、2つ目は目標位置軌道r[k]にマトリックスMを乗算したものである。3つ目は観測位置y[k]とオブザーバ制御部330を動作させたときの推定位置x[k]との差分(誤差)にマトリックスLを乗算したものである。4つ目は状態変数(x[k]、v[k]、u[k−1])にマトリックスAを乗算したものである。第2の加算器331はこれらを加算して出力する。この出力が、次サンプルでの状態量(ここでは位置と速度、すなわち、x[k+1]、v[k+1])になる。
更に、オブザーバ制御部330は第2の加算器331の出力に演算子1/zを乗算して、現在時刻での推定した状態量(k[k]、v[k])を出力する。
状態フィードバック部340は、オブザーバ制御部330の出力にマトリックス−Fを乗算して電流u[k]を出力する。また、状態フィードバック部340はその出力u[k]を再びオブザーバ制御部330に出力する。
本構成では、状態フィードバック部340の出力u[k]と二自由度制御ゲイン乗算部320の一方の出力(N*r[k])とを加算して電流u_vcmを出力する。
尚、本構成で出力される電流u_vcmは、図9の点線の矢印で示すように、プラント(P)33であるアクチュエータ14に与える電流である。そして、アクチュエータ14からの出力に基づいて観測位置y[k]が出力され(例えば、位置検出回路22で観測位置を検出する)、再び本構成のオブザーバ制御部330に入力されるようにフィードバックループが構成される。
以上の構成例から、目標位置軌道r[k]を供給することのできる二自由度制御系を構成して、磁気ヘッド13(又はアクチュエータ14)に対するシーク制御を実現することができる。
図10乃至図12は、シーク時間中にどのように電流値、位置誤差が変化するかを示す実験結果のグラフである。図7や図9に示す位置軌道生成部310の波形生成器312にシーク時間を与えた場合に、図9に示す電流の出力がどのように変化するか、そしてその電流をアクチュエータ14に与えた場合に目標位置までの位置誤差がどのように変化するかの例を示している。
図10に示すように、上段に示すシーク時間を与えたときに、出力される電流は図10の中段に示す形となった。シーク時間内に理想的な矩形波状の電流波形が得られている。やや滑らかな波形となっているのは、FIRフィルタ318を通して目標位置軌道r[k]を与えているためである。そのため、電流波形も矩形波を滑らかにした形となっている。
また、アクチュエータ14に流れる電流はシーク時間内に略「0」となり、シーク制御が終了していることが示される。図10の下段に示す位置誤差も略シーク時間内に「0」となった。従って、本制御構成により、目標位置への磁気ヘッド13のシーク時間を早くすることができる。
シーク時間を除々に多くした場合、図11や図12に示すように、電流と位置誤差は図10と略同様な波形を得ることができた。いずれの場合も、理想的な電流波形を得ることができた。よって、この場合でもシーク時間を早くすることができる。
以上から、図9に示す二自由度制御系では、目標位置軌道を供給するのみでシーク制御を実現することができる。
この目標位置軌道として与えている矩形波は、例えば、図13(A)に示す波形である。即ち、加速度が加速から減速に変化するような矩形波である。但し、横軸、縦軸ともに1に正規化して表現している。この加速度の波形は、波形生成器312から出力される加速度の軌道の例である。波形生成器312から出力される速度、位置の各軌道もこの加速度の軌道に従い矩形波の形状となる。
図13(B)と図13(C)はその加速度を与えたときのアクチュエータ14に流れる電流と磁気ヘッド13の位置のグラフを示す。図13(B)に示すようにかかる矩形波の波形でも、図9に示す二自由度制御系から出力される電流は、FIRフィルタ318により滑らかになっているものの、理想的な矩形波状の電流波形を得ることができた。
図14乃至図17には、矩形波以外の本制御系の構成に与えるべき波形の例を示している。このうち、図14は、波形生成器312から出力される加速度、速度、位置の各軌道が台形波で表わされた場合、図15は各軌道が正弦波で表わされた場合の例を示す。
台形波、正弦波で各軌道が表わされた場合でも、図14(B)や図15(B)に示すように、いずれも理想的な電流波形を得ることができた。
図16、図17は、磁気ヘッド13の移動開始時刻からの経過時間の多項式で加速度、速度、位置の各軌道が表現された場合の例である。
前述の特許文献1に記載されているように、磁気ヘッド13(又はアクチュエータ14)の目標位置をX、目標速度をX、目標加速度をXとして、
=−60a〔0.1(t/T)−0.25(t/T)+(1/6)(t/T)〕+a ・・・(9)
=−60a〔0.5(t/T)−(t/T)+0.5(t/T)〕/T
・・・(10)
=−60a〔2(t/T)−3(t/T)+(t/T)〕/T
・・・(11)
として表わすことができる。ここで、aは移動距離、tはシーク開始後の経過時間、Tは目標移動時間である。この(9)式乃至(11)式を簡単化すると、目標加速度X、目標速度X、目標位置Xは夫々、
∝(t/T)*(t/T−0.5)*(t/T−1) ・・・(12)
=∫Xdt ・・・(13)
=∫∫Xdt ・・・(14)
となる。
波形生成器312は、これらの式(12)乃至(14)に従う各軌道を出力する。このときの加速度の軌道を示したのが、図16(A)の例である。速度、位置の各軌道は図16(A)の軌道に従う。
この場合も、図16(B)に示すように、上述の例と同様に理想的な電流の出力波形を得ることができた。
更に、前述の特許文献2に記載されているように、目標移動軌道は、
(t/T)〔1−(t/T)〕 ・・・(15)
で示すことができる。但し、Vは定数、tはシーク開始後の経過時間、Tは移動目標時間、kは2以上の冪乗数、jは3以上の冪乗数である。
この(15)式を簡単化すると、加速度X、速度X、目標位置Xは、
∝(t/T)*(t/T−0.5)*(t/T−1) ・・・(15)
=∫Xdt ・・・(16)
=∫∫Xadt ・・・(17)
と示すことができる。但し、pは冪乗数である。
図17(A)の例は、上述の式(15)を用いたときの例である。この場合も、図17(B)に示すように、図9に示す二自由度制御系から理想的な電流の出力波形を得ることができた。
以上から図14乃至図17に示す例においても、図10等の例と同様の作用効果を得ることができる。
上述した例では、ディスク装置としてハードディスクを利用した磁気ディスク装置1を例にして説明した。勿論、CDやDVDなどの光ディスク装置や、MOやMDなどの光磁気ディスク装置など、磁気ディスク装置1以外のディスク装置でも本実施例を適用可能で上述した例と同様の作用効果を奏する。
また、本ディスク装置を搭載した情報処理システムにも適用可能である。情報処理システムの例としては、パーソナルコンピュータやRAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)構成のコンピュータ(又は情報記録再生装置)、更に、TV、映像や音声を記録再生する記録再生装置(いわゆる、HDDレコーダなど)、情報携帯端末(例えば、PDA(Personal Digital Assistance)や携帯電話、携帯型音楽再生装置など)等にも適用される。これらの場合でも上述した例と同様の作用効果を得る。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動して前記ヘッドを位置決めする制御装置において、
前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成する軌道生成部と、
前記軌道生成部で生成された前記各軌道を合成する合成部と、
前記合成部から出力された合成軌道から、二自由度制御部に供給する目標位置軌道を生成するFIR型フィルタと、
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記2)
前記二自由度制御部は前記目標位置軌道を用いて前記アクチュエータを駆動することで、前記ヘッドのシーク制御を行うことを特徴とする付記1記載の制御装置。
(付記3)
前記軌道生成部は、前記ヘッドの移動開始時刻からの経過時間の多項式で表現された3つの前記各軌道を生成することを特徴とする付記1又は2記載の制御装置。
(付記4)
前記多項式は、目標加速度をX、目標速度をX、目標位置をXとし、シーク開始時刻からの経過時間をt、シーク時間をTとすると、
∝(t/T)*(t/T−0.5)*(t/T−1)
=∫Xdt
=∫∫Xdt
で示されることを特徴とする付記3記載の制御装置。
(付記5)
前記多項式は、目標加速度をX、目標速度をX、目標位置をXとし、シーク開始時刻からの経過時間をt、シーク時間をT、冪乗数をpとすると、
∝(t/T)*(t/T−0.5)*(t/T−1)
=∫Xdt
=∫∫Xadt
で示されることを特徴とする付記3記載の制御装置。
(付記6)
前記軌道生成部は、矩形波、正弦波、台形波、のいずれかにより表現された3つの前記各軌道を生成することを特徴とする付記1又は2記載の制御装置。
(付記7)
前記軌道生成部は、前記3つの軌道を記憶したテーブルを備え、前記経過時間に応じて前記テーブルから前記各軌道を読み出して前記各軌道を生成することを特徴とする付記1又は2記載の制御装置。
(付記8)
ディスクに対してヘッドの位置を位置決めするディスク装置において、
前記ヘッドを駆動するアクチュエータと、
前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成する軌道生成部と、
前記軌道生成部で生成された前記各軌道を合成する合成部と、
前記合成部から出力された合成軌道から目標位置軌道を生成するFIR型フィルタと、
前記目標位置軌道を用いて前記アクチュエータを駆動することで前記ヘッドのシーク制御を行う二自由度制御部と、
を備えることを特徴とするディスク装置。
(付記9)
ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動して前記ヘッドを位置決めするためのシーク軌道を生成するシーク軌道生成方法において、
前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成し、
生成された前記各軌道を合成し、
合成された合成軌道から、FIR型フィルタを通して、二自由度制御部に供給するシーク軌道を生成する、
ことを特徴とするシーク軌道生成方法。
(付記10)
ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動して前記ヘッドを位置決め制御する位置決め制御方法において、
前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成し、
生成された前記各軌道を合成し、
合成された合成軌道からFIR型フィルタを通してシーク軌道を生成し、
生成された前記シーク軌道が供給され二自由度制御部において前記アクチュエータを駆動することで前記ヘッドのシーク制御を行うことを特徴とする位置決め制御方法。
本発明が適用される磁気ディスク装置の構成例を示す図である。 磁気ディスクに記録された位置信号の記録位置の例を示す図である。 位置信号の記録フォーマットの例を示す図である。 位置信号を読み出したときの波形図の例を示す図である。 シーク動作の説明図である。 図6(A)は二自由度制御系の構成例であり、図6(B)は図6(A)を2次のLPFに近似した構成例であり、図7(C)は逆関数を含む制御系の構成例である。 位置軌道生成部の構成例である。 図8(A)及び(B)は、FIRフィルタの特性例である。 オブザーバ制御系を含む二自由度制御系の構成例である。 二自由度制御系における実験結果の例である。 二自由度制御系における実験結果の例である。 二自由度制御系における実験結果の例である。 図13(A)は矩形波の例を示し、図13(B)及び(C)は図13(A)に示す矩形波を与えたときの実験結果の例である。 図14(A)は台形波の例を示し、図14(B)及び(C)は図14(A)に示す台形波を与えたときの実験結果の例である。 図15(A)は正弦波の例を示し、図15(B)及び(C)は図15(A)に示す正弦波を与えたときの実験結果の例である。 図16(A)は多項式による波形の例を示し、図16(B)及び図16(C)は図16(A)に示す波形を与えたときの実験結果の例である。 図17(A)は多項式による波形の例を示し、図17(B)及び図17(C)は図17(A)に示す波形を与えたときの実験結果の例である。
符号の説明
1 磁気ディスク装置
10 磁気ディスク
13 磁気ヘッド
14 アクチュエータ
16 位置信号(サーボ信号)
21 ボイスコールメータ(VCM)駆動回路
22 位置検出回路
28 リードオンリーメモリ(ROM)
30 マイクロコントローラ(MCU)
31 フィルタ(R)
32 コントローラ(C)
33 プラント(P)
310 位置軌道生成部
312 波形生成器
Ka、Kv、Kp ゲイン
316 第1の加算器
318 FIRフィルタ
320 二自由度制御ゲイン乗算部
330 オブザーバ制御部
331 第2の加算器
340 状態フィードバック部

Claims (7)

  1. ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動して前記ヘッドを位置決めする制御装置において、
    前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成する軌道生成部と、
    前記軌道生成部で生成された前記各軌道を合成する合成部と、
    前記合成部から出力された合成軌道から、二自由度制御部に供給する目標位置軌道を生成するFIR型フィルタと、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記二自由度制御部は前記目標位置軌道を用いて前記アクチュエータを駆動することで、前記ヘッドのシーク制御を行うことを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記軌道生成部は、前記ヘッドの移動開始時刻からの経過時間の多項式で表現された3つの前記各軌道を生成することを特徴とする請求項1又は2記載の制御装置。
  4. 前記軌道生成部は、矩形波、正弦波、台形波、のいずれかにより表現された3つの前記各軌道を生成することを特徴とする請求項1又は2記載の制御装置。
  5. ディスクに対してヘッドの位置を位置決めするディスク装置において、
    前記ヘッドを駆動するアクチュエータと、
    前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成する軌道生成部と、
    前記軌道生成部で生成された前記各軌道を合成する合成部と、
    前記合成部から出力された合成軌道から目標位置軌道を生成するFIR型フィルタと、
    前記目標位置軌道を用いて前記アクチュエータを駆動することで前記ヘッドのシーク制御を行う二自由度制御部と、
    を備えることを特徴とするディスク装置。
  6. ヘッドが搭載されたアクチュエータを駆動して前記ヘッドを位置決めするためのシーク軌道を生成するシーク軌道生成方法において、
    前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成し、
    生成された前記各軌道を合成し、
    合成された合成軌道から、FIR型フィルタを通して、二自由度制御部に供給するシーク軌道を生成する、
    ことを特徴とするシーク軌道生成方法。
  7. ディスクに対してヘッドの位置を位置決めするディスク装置を有する情報処理システムにおいて、
    前記ディスク装置には、
    前記ヘッドを駆動するアクチュエータと、
    前記ヘッドのシーク開始時刻からの経過時間に応じた目標位置、目標速度、目標加速度の3つの軌道を生成する軌道生成部と、
    前記軌道生成部で生成された前記各軌道を合成する合成部と、
    前記合成部から出力された合成軌道から目標位置軌道を生成するFIR型フィルタと、
    前記目標位置軌道を用いて前記アクチュエータを駆動することで前記ヘッドのシーク制御を行う二自由度制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
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