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JP2007233638A - 情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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亮吾 伊藤
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淳一 横田
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浩 下野
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Abstract

【課題】管理情報のバックアップデータの記録によりデータアクセスを可能とする構成を提供する。
【解決手段】情報記録媒体に対する情報記録処理に際して、記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の正規の記録処理に先行して不揮発性メモリに対するバックアップ管理情報の記録処理を実行し、バックアップ管理情報の記録処理終了後、正規の管理情報の記録処理を実行する。バックアップ管理情報の記録処理に際しては、管理情報と、正規の管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行する構成とした。本構成により、正規の管理情報の記録処理が失敗した場合でも、バックアップデータを利用した情報へのアクセスが可能となる。
【選択図】図10

Description

本発明は、情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、記録媒体の記録情報に対応する管理情報を適用したデータの記録または再生を実行する情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
例えばデジタルビデオカメラやその他の情報処理機器において、ハードディスクなどのメディア(情報記録媒体)に対して情報記録を行なう場合、記録データファイルの管理情報、例えばFAT(File Allocation Table)を適用した処理が行なわれる。
FATには、例えばFAT16、FAT32などがある。これらのファイルシステムは、メディア(情報記録媒体)に対して記録されるデータファイル各々についての記録位置情報、記録位置連鎖情報等を管理している。
例えば、情報記録媒体に記録される各ファイルには、ファイル名や記録日時などのファイル管理情報(ディレクトリエントリ)が設定される。ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)には、情報記録媒体に記録されたファイルやディレクトリの実態的な構成データのアクセス情報(先頭クラスタ番号)などが記録され、情報記録媒体からのデータ読み取りを行なう場合、情報処理装置は、まず、ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)を記録媒体から読み取って、アクセスに必要な情報を取得することになる。
従って、例えばハードディスクのセクタ破損などにより、ファイル管理情報の読み取りが行なえない状況になると、その読み取り不能となったファイル管理情報にアクセス情報が記録されたファイルやディレクトリに対応する実データの読み取りが不可能となるという問題が発生する。
このような管理情報の読み取りエラーに対する対応策を示す従来例として、例えば特許文献1に記載の構成がある。特許文献1には、階層的なファイルシステムに基づいてデータを記録媒体に記録する構成において、ファイルシステムの階層構造を管理する管理情報を記録媒体上の特定領域に記録する構成とし、実データを記録した場所を示す情報を正規情報と予備情報として二重に記録する構成が記載されている。また、特許文献2には、記録装置に記録されたファイル更新の際に、ファイルの先頭データの記録位置情報等を含むファイル情報を記録装置の異なる領域に記録して、正規のファイル情報の復旧を可能とした構成を開示している。
特許文献1,2は、いずれも管理情報を複数記録することで、管理情報の1つが読み取れない状態となった場合でも、他の管理情報をバックアップデータとして利用する構成であり、管理情報のバックアップデータの書き込み領域は記録媒体の所定領域に設定した構成を持つ。しかしながら、特許文献1,2の記載の構成は、バックアップデータの記録を行なう実行条件については特に明記されておらず、またバックアップデータとして記録するデータの内容については様々であり、様々な条件の下で多様なデータ記録が行なわれる場合、有効な管理情報のバックアップ処理および利用処理が実現されるとは言い難い。
特開2003−006017号公報 特開2005−050073号公報
本発明は、様々な条件の下で多様なデータ記録が行なわれる場合において、ファイルシステムにおいて利用されるファイル管理情報のバックアップデータを確実に記録して有効な利用を実現する情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行する記録制御部を有し、
前記記録制御部は、
情報記録媒体に対する正規の前記管理情報の記録処理に先行して、不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を実行し、前記バックアップ管理情報の記録処理終了後に正規の前記管理情報の記録処理を実行する構成であり、
前記バックアップ管理情報の記録処理に際して、正規の前記管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行する構成であることを特徴とする情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記不揮発性記録媒体は、正規の前記管理情報の記録先としての情報記録媒体と異なる第2の情報記録媒体であり、前記記録制御部は、複数の記録媒体に対応するデバイスドライバに対する記録処理制御を実行して、バックアップ管理情報の記録処理、および正規の管理情報の記録処理の制御を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記バックアップ管理情報の記録先となる第2の情報記録媒体は、フラッシュメモリであり、前記記録制御部は、フラッシュメモリに対して、正規の前記管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記不揮発性記録媒体は、正規の管理情報の記録先である情報記録媒体と同一の情報記録媒体であり、前記記録制御部は、単一の情報記録媒体に対応するデバイスドライバに対する記録処理制御を実行して、バックアップ管理情報の記録処理、および正規の管理情報の記録処理を前記単一の情報記録媒体の異なる記録領域に対して実行させる制御を行う構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記バックアップ管理情報は、前記情報記録媒体に記録されたファイルシステムの空き領域に記録されることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記記録制御部は、正規の管理情報の記録処理が完了したか否かを示すフラグを前記不揮発性記録媒体に記録し、正規の管理情報の記録処理の完了が確認されたことを条件として前記フラグの設定値の変更処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記記録制御部は、前記情報処理装置の起動時に、前記不揮発性記録媒体に記録されたフラグの値を検証し、フラグの値が、正規の管理情報の記録処理が完了していないことを示す値である場合、該不揮発性記録媒体に記録されたバックアップ管理情報を読み取り、前記情報記録媒体に対して正規の管理情報として記録する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記記録制御部は、前記情報記録媒体に対する正規の管理情報の記録先を、前記不揮発性記録媒体に記録された位置情報対応テーブルに基づいて決定する処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記記録制御部は、前記不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を、正規の管理情報の記録先の情報記録媒体に設定されるセクタ単位で実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記記録制御部における管理情報バックアップ処理は、ファイルシステムまたはデバイスドライバにおいて実行される処理であり、ファイルシステムまたはデバイスドライバにおいて、情報記録処理が予め定めた処理条件を満足するか否かを判定し、設定された処理条件を満足する情報記録処理である場合にバックアップ処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、さらに、情報記録媒体からの情報読み取りを実行する再生制御部を有し、前記再生制御部は、情報記録媒体からの情報読み取りがエラーとなり、読み取りエラーとなった情報が管理情報である場合において、前記不揮発性記録媒体からの管理情報読み取り処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、さらに、情報記録媒体からの情報読み取りを実行する再生制御部を有し、前記再生制御部は、前記情報記録媒体からの管理情報読み取り処理において、前記フラッシュメモリに記録された前記位置情報対応テーブルに基づいて、読み取りエラーとなった管理情報に対応するバックアップ管理情報がバックアップされているか否かを確認し、前記位置情報対応テーブルに基づいてバックアップ管理情報が記録されている場合、該位置情報対応テーブルに記録されたアドレス情報に基づいて前記フラッシュメモリからバックアップ管理情報の読み取りを実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の第2の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
記録制御部において、情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行する記録制御ステップを有し、
前記記録制御ステップは、
情報記録媒体に対する正規の前記管理情報の記録処理に先行して、不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を実行し、前記バックアップ管理情報の記録処理終了後に正規の前記管理情報の記録処理を実行し、前記バックアップ管理情報の記録処理に際して、正規の前記管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行するステップであることを特徴とする情報処理方法にある。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記不揮発性記録媒体は、正規の管理情報の記録先としての情報記録媒体と異なる第2の情報記録媒体であり、前記記録制御ステップは、複数の記録媒体に対応するデバイスドライバに対する記録処理制御を実行して、バックアップ管理情報の記録処理、および正規の管理情報の記録処理の制御を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記バックアップ管理情報の記録先となる第2の情報記録媒体は、フラッシュメモリであり、前記記録制御ステップは、フラッシュメモリに対して、前記管理情報、および正規の管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記不揮発性記録媒体は、正規の管理情報の記録先である情報記録媒体と同一の情報記録媒体であり、前記記録制御ステップは、単一の情報記録媒体に対応するデバイスドライバに対する記録処理制御を実行して、バックアップ管理情報の記録処理、および正規の管理情報の記録処理を前記単一の情報記録媒体の異なる記録領域に対して実行させる制御を行うことを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記記録制御部において、正規の管理情報の記録処理が完了したか否かを示すフラグを前記不揮発性記録媒体に記録し、正規の管理情報の記録処理の完了が確認されたことを条件として前記フラグの設定値の変更処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、前記記録制御部において、前記情報処理装置の起動時に、前記不揮発性記録媒体に記録されたフラグの値を検証し、フラグの値が、正規の管理情報の記録処理が完了していないことを示す値である場合、該不揮発性記録媒体に記録されたバックアップ管理情報を読み取り、前記情報記録媒体に対して正規の管理情報として記録する処理を実行するステップを有することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記記録制御部は、前記情報記録媒体に対する正規の管理情報の記録先を、前記不揮発性記録媒体に記録された位置情報対応テーブルに基づいて決定する処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記記録制御ステップは、前記不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を、正規の管理情報の記録先の情報記録媒体に設定されるセクタ単位で実行することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記記録制御ステップにおける管理情報バックアップ処理は、情報処理装置に設定されるファイルシステムまたはデバイスドライバにおいて実行される処理であり、ファイルシステムまたはデバイスドライバにおいて、情報記録処理が予め定めた処理条件を満足するか否かを判定し、設定された処理条件を満足する情報記録処理である場合にバックアップ処理を実行することを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、再生制御部において、情報記録媒体からの情報読み取りを実行する再生制御ステップを有し、前記再生制御ステップは、情報記録媒体からの情報読み取りがエラーとなり、読み取りエラーとなった情報が管理情報である場合において、前記不揮発性記録媒体からの管理情報読み取り処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の情報処理方法の一実施態様において、前記情報処理方法は、さらに、再生制御部において、情報記録媒体からの情報読み取りを実行する再生制御ステップを有し、前記再生制御ステップは、前記情報記録媒体からの管理情報読み取り処理において、前記フラッシュメモリに記録された前記位置情報対応テーブルに基づいて、読み取りエラーとなった管理情報に対応するバックアップ管理情報がバックアップされているか否かを確認し、前記位置情報対応テーブルに基づいてバックアップ管理情報が記録されている場合、該位置情報対応テーブルに記録されたアドレス情報に基づいて前記フラッシュメモリからバックアップ管理情報の読み取りを実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の第3の側面は、
情報処理装置において情報処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
記録制御部において、情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行させる記録制御ステップを有し、
前記記録制御ステップは、
情報記録媒体に対する正規の前記管理情報の記録処理に先行して、不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を実行させ、前記バックアップ管理情報の記録処理終了後に正規の前記管理情報の記録処理を実行させ、前記バックアップ管理情報の記録処理に際して、正規の前記管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行させるステップとして設定されていることを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記録媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記録媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例構成によれば、情報記録媒体に対する情報記録処理に際して、記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の正規の記録処理に先行して、不揮発性メモリに対するバックアップ管理情報の記録処理を実行し、バックアップ管理情報の記録処理終了後、正規の管理情報の記録処理を実行する構成とし、バックアップ管理情報の記録処理に際して、管理情報と、正規の管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行する構成とした。本構成により、正規の管理情報の記録処理が失敗した場合でも、バックアップデータを利用した情報へのアクセスが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の情報処理装置、および情報処理方法、並びにコンピュータ・プログラムの詳細について説明する。説明は、以下の各項目に従って行なう。
1.ファイルシステムの概要
2.情報処理装置の構成および処理例
(2.1)システム構成
(2.2)データ記録、再生シーケンス
(2.3)ファイル管理情報の記録成功を条件としてバックアップデータを消去する処理構成
3.情報処理装置のハードウェア構成例
[1.ファイルシステムの概要]
前述したように、例えばデジタルビデオカメラやPC、その他の情報処理機器において、ハードディスクなどのメディア(情報記録媒体)に対して情報記録を行なう場合、記録データファイルの管理情報、例えばFAT(File Allocation Table)を適用した処理が行なわれる。FATには、例えばFAT16、FAT32などがあり、これらのファイルシステムは、メディア(情報記録媒体)に対して記録されるデータファイル各々についての記録位置情報、記録位置連鎖情報等を管理する。なお、FAT16/32の詳細については、例えば、「Microsoft Extensible Firmware Initiative FAT32 File System Specification」などに説明がある。
図1を参照して、ハードディスクにパーティションを1つ設け、FAT16およびFAT32でフォーマットした場合のデータ構造について説明する。図1(a)がFAT16、(b)がFAT32によるフォーマットを示している。
FAT16のデータ構造は、図1(a)に示すように、先頭セクタ(LBA=0)から順に、マスターブートレコード(MBR)、パーティションブートレコード(PBR)に続き、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)と、ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)が記録され、さらにルートディレクトリエントリに続いて、データ領域としてのクラスタが複数設定される。
FAT32のデータ構造は、図1(b)に示すように、先頭セクタ(LBA=0)から順に、マスターブートレコード(MBR)、パーティションブートレコード(PBR)、ファイルシステム情報(FSinfo)に続いて、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)と、ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)が記録され、その後、データ領域としてのクラスタが複数設定される。
マスターブートレコード(MBR)は、図2(a)に示すように、起動情報と、パーティション情報、すなわち、各パーティションの開始アドレスとサイズ情報を含むパーティションテーブルを保持している。なお、図1に示すFAT16,FAT32のデータ構造では、パーティションを1つのみとした例を示しているが、ハードディスクなどの記録媒体を複数のパーティションに区切って管理することが可能であり、この場合には、図2に示すように、複数のパーティションの各パーティションの開始アドレスとサイズ情報が含まれるパーティションテーブルが設定される。
起動時においては、まず、MBRの起動コード領域から起動コード(プログラム)が読み出される。この読み出されたMBRの起動コードは、図2(a)に示す起動コードの直後に形成されるパーティションテーブル領域のパーティションテーブルを参照し、目的とするパーティションのブートセクタの情報を読み出し、このブートセクタのコード(プログラム)によって、OS(Operating System)が起動される。
パーティションテーブルは複数個(例えば4個)設けることができるようにされる。各パーティションテーブルは、上述したように、例えばハードディスクの記録領域を分割して形成される各パーティション領域の位置(開始アドレス)と大きさ(パーティションサイズ)を示す情報を保持する。なお、パーティションテーブル領域に続く2バイト(0E,0F)には、パーティションテーブルに対する署名が付与される。
16バイト(128ビット)データ長のパーティションテーブルのデータ構造を図2(b)に示す。0バイト目から7バイト目までの8バイト分のエリアがCHS方式でアドレスを指定する場合に用いる情報の格納エリアであり、8バイト目から15バイト目までの8バイト分のエリアがLBA方式でアドレスを指定する場合に用いる情報の格納エリアである。
CHS方式は、シリンダ(Cylinder)、ヘッド(Head)、セクタ(Sector)の3つのパラメータを1組として用いて、記録媒体(ハードディスク)上のアドレス(位置)を指定するようにするものである。また、LBA方式は、ハードディスクの記録領域上のアクセス可能な単位ブロック(例えば、1セクタ単位)それぞれについて、例えば0番から順番に数字(ブロックアドレス(論理アドレス))を割り当てておき、その数字を指定することにより、ハードディスクの記録領域上のアドレス(位置)を指定するようにするものである。
図2(b)に示すように、CHS方式でアクセスする場合に用いる情報の格納エリアは、0バイト目がアクティブフラグ情報(以下、単にフラグ情報という。)の格納エリア、1バイト目から3バイト目までの3バイト分がCHS方式でアクセスする場合に用いる開始セクタ情報の格納アリア、4バイト目がパーティションタイプ情報(以下、単にタイプ情報という。)の格納エリア、5バイト目から7バイト目までの3バイト分がCHS方式でアクセスする場合に用いる終了セクタ情報の格納エリアである。
また、図2(b)に示すように、LBA方式でアクセスする場合に用いる情報の格納エリアは、8バイト目から11バイト目までの4バイト分がLBA方式で用いられる開始セクタ情報の格納エリア、12バイト目から15バイト目までの4バイト分がLBA方式で用いられるパーティションサイズの格納エリアである。
なお、CHS方式は、ハードディスクの物理的構造をそのまま流用しており、シリンダ、ヘッド、セクタというアドレス指定のためのパラメータが3つあることから、ソフトウェア的な処理が複雑になってしまう。これに対し、LBA方式の場合には、ブロックアドレスという単一のパラメータで指定するので、アクセス時のアドレス指定が極めて簡単である。このため、ハードディスクにおけるアドレス指定方式としてはLBA方式が主流になっており、その他の記録媒体、例えば、いわゆるリムーバブルメディアとして広く用いられるようになってきている種々のメモリーカードなどにおいても、LBA方式でアドレス指定ができるものが多くなってきている。なお、本発明の情報処理装置において適用する方式は、CHS方式、LBA方式いずれでもよい。
情報記録媒体に記録される各ファイルには、ファイル名や記録日時などのファイル管理情報が設定される。図3に各パーティションに設けられるディレクトリに格納される情報であって、ファイル毎に形成されるファイル管理情報であるディレクトリエントリの情報構造を示す。このディレクトリエントリは、パーティション内にファイルが形成された場合に、その形成されたファイルに応じてディレクトリに形成されるファイル管理情報であり、形成されたファイルの詳細情報を管理するものである。
各ファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリは、図3に示すように、名前(ファイル名)欄、拡張名欄、属性欄、予約欄、作成時刻欄、作成日欄、最終アクセス日付欄、先頭クラスタ番号の指示情報(High)欄、記録時刻欄、記録日付欄、先頭クラスタ番号の指示情報(Low)欄、ファイルサイズ欄を備え、それぞれ対応する情報、すなわち、ファイル名、拡張名、属性、作成時刻、作成日、最終アクセス日付、先頭クラスタ番号(High)、記録時刻、記録日付、先頭クラスタ番号(Low)、ファイルサイズを管理する。このディレクトリエントリの情報を用いることにより、ファイル名によって特定されるファイルは、(1)どのような属性のものであり、(2)開始クラスタはどこで、(3)どの位の大きさのファイルであり、(4)いつ作成され、(5)最終アクセスはいつで、(6)データの記録はいつ行われたか等について管理することができる。
開始クラスタ番号は、ファイルのデータ記録が開始されたパーティションのデータ領域のクラスタ単位の記憶領域を特定する情報である。換言すれば、開始クラスタ番号は、当該パーティションのデータ領域をクラスタ単位に分割した各記憶領域の内の何番目の記憶領域から当該ファイルのデータの記録が行われたかを示している。そして、この例の場合には、図3に示すように、先頭クラスタ番号は、上位側(high側)の2バイトと、下位側(Low側)の2バイトとに分けて管理される。
クラスタは、図1に示すように、データ領域に含まれ、FATにおけるデータを管理できる最小単位であり、複数のセクタをまとめた、1ファイル当たりの最小記録単位を意味する。1クラスタは、セクタ(ハードディスクの場合、セクタサイズ=512バイト)をn個(n=1,2,4,・・・64,128)集めた構成になる。ハードディスクの最小単位であるセクタは、ファイルを管理するための単位としては小さすぎるので、複数のセクタをまとめたクラスタという単位領域を用いることによって、ファイルの管理が容易となるようにしている。クラスタの具体的な大きさは、例えば、FAT16の場合には32キロバイト、FAT32の場合には4キロバイトである。
図1に示すFATのデータ構造には、図2を参照して説明したマスターブートレコード(MBR)に続いて、パーティションに対応する起動コードを含むパーティションブートレコード(PBR)が設定され、その後、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)と、ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)が格納される。
ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)は、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)の予備データとして利用される。すなわち、ファイルアロケーションテーブル2(FAT2)には、ファイルアロケーションテーブル1(FAT1)のコピーデータを格納している。
一般的なファイルアロケーションテーブル(FAT)のデータ構成例について、図4を参照して説明する。ファイルアロケーションテーブル(FAT)は、メディア(情報記録媒体)に対して記録されるデータファイル各々についての記録位置情報、記録位置連鎖情報を管理するテーブルである。
前述したように、各データファイルの構成データは、1つ以上のクラスタに分散されて情報記録媒体に記録される。ファイルアロケーションテーブル(FAT)は、各ファイルの構成データを格納したクラスタのクラスタ番号の連鎖情報を格納している。
図4に示すFATは、2つに分割して示してある。2重線で示す項目は、インデックスであり、データエントリとして、
[00000000h]〜[0000000Fh]
[00000010h]〜[0000001Fh]
[00000020h]〜[0000002Fh]
[00000030h]〜[0000003Fh]
のクラスタ番号を示している。なお、図に示すテーブルでは[h]を省略しているが、上記[h]は前の8桁の0〜Fの数値で示されるクラスタ番号が16進数表記であることを示している。
各ファイルの構成データを格納したクラスタ番号の位置に、ファイル構成データの次のデータを格納したクラスタ番号が記録され、最終クラスタ番号の位置にはEOF(エンドオブファイル)を示すコード[0FFFFFFFh]が記録される。先頭クラスタ番号は、図3を参照して説明した各ファイルのディレクトリエントリに記録されている。
例えば、各ファイルのディレクトリエントリに記録された先頭クラスタ番号を、
第1ファイル:00000007h
第2ファイル:0000000Ah
第3ファイル:0000001Bh
第4ファイル:0000002Ch
とする。
第1ファイルの先頭クラスタ番号は、[00000007h]であるので、まず、クラスタ番号[00000007h]のクラスタを読み取ることで、第1ファイルの最初のデータが取得できる。第1ファイルの次の構成データの記録されたクラスタ番号は、図4に示すFATのクラスタ番号[00000007h]の位置の記録情報に基づいて知ることができる。図4に示すFATのクラスタ番号[00000007h]の位置にはクラスタ番号[00000008h]が記録され、第1ファイルの次の構成データの記録されたクラスタ番号は[00000008h]であることが判明し、クラスタ番号[00000008h]のクラスタからデータを読み取ることができる。
さらに、第1ファイルの次の構成データの記録されたクラスタ番号は、図4に示すFATのクラスタ番号[00000008h]の位置に記録されている。図4に示すFATのクラスタ番号[00000008h]の位置にはクラスタ番号[00000009h]が記録され、第1ファイルの次の構成データの記録されたクラスタ番号は[00000009h]であることが判明し、クラスタ番号[00000009h]のクラスタからデータを読み取ることができる。さらに、次の構成データの記録されたクラスタ番号を取得するため、FATのクラスタ番号[00000009h]の位置の記録情報を参照すると、EOF(エンドオブファイル)の対応コード[0FFFFFFFh]が記録されており、後続データはないことが判明する。
結果として、第1ファイルは、
クラスタ番号:[00000007h]→[00000008h]→[00000009h]によって指定されるクラスタに格納されていることが判明する。
同様に、
第2ファイルは、
クラスタ番号:[0000000Ah]→[0000001Fh]→[00000025h]→[00000031h]→[00000030h]
第3ファイルは、
クラスタ番号:[0000001Bh]→[00000011h]→[00000012h]→[00000013h]→[00000014h]→[00000003h]
第4ファイルは、
クラスタ番号:[0000002Ch]→[0000002Dh]→[0000002Eh]→[0000002Fh]→[00000038h]→[00000039h]→[0000003Ah]→[0000003Bh]
によって指定されるクラスタに格納されていることが判明し、これらのクラスタからデータを取得することが可能となる。
なお、図4に示すFATは、FAT32に対応するデータ例である。FAT32では、EOF(エンドオブファイル)の対応コードは[0FFFFFFFh]であるが、FAT16では、EOF(エンドオブファイル)の対応コードは[FFFFh]である。このEOF(エンドオブファイル)の対応コードを検出することで、ファイル構成データが終了することを判別することができる。
このように、情報記録媒体に記録される各ファイルは、
(a)ファイル名や作成日時、ファイルサイズなどを保持する「ディレクトリエントリ」
(b)クラスタの連鎖情報を保持する「FAT」
(c)クラスタ単位で記録されている「データ(ファイルの実体)」
の3要素を有し、これらがハードディスクなどの情報記録媒体上に記録され、「ディレクトリエントリ」と、「FAT」に基づいて、各ファイルの構成クラスタを識別して、データを読み取ることができる。
なお、これらの3要素はハードディスクなどのメディア上に記録されるが、記録位置としては、3要素がひとまとまりになっているわけではなく、点在している。具体的な記録データのディレクトリ構成例について説明する。図5には、デジタルカメラにおいてハードディスクなどの記録媒体にデータ記録を行なう際に適用されるディレクトリ構成例を示している。
デジタルカメラにおいては、DCF(Design rule for Camera File system)に従ってファイル名を自動的に生成し、撮影した静止画ファイル又は動画ファイルを記録媒体に記録する。DCFにおいては、3文字のディレクトリ番号に任意の文字列を加えてディレクトリ名を設定し、また3文字の任意文字、4文字のファイル番号、拡張子を順次配置してファイル名を設定する。図5に示す例では、ルートディレクトリ(Root)の下位ディレクトリ(DCIM)に、さらに複数の下位ディレクトリ(101MSDCF〜103MSDCF)が設定され、これらの各ディレクトリにファイルDSC00001.JPG〜が設定される。
先に図3を参照して説明したファイル管理情報としてのディレクトリエントリは、図5に示すディレクトリに設定された各ファイルに対応して個別に記録される。たとえば、図6に示すDCIMファイルに対応するディレクトリエントリ情報、101MSDCF〜103MSDCF各ファイルに対応するディレクトリエントリ、さらに、実データを格納したファイルDSC00001.JPG〜の各々に対応するディレクトリエントリが設定され、これらが、情報記録媒体に記録される。実データを格納したファイルDSC00001.JPG〜各々の実データも管理情報としてのディレクトリエントリとは別領域に情報記録媒体に記録される。
ハードディスクなどの記録媒体(メディア)上における具体的なデータ配置について、図6を参照して説明する。ハードディスクなどの記録媒体(メディア)上にはデータ記録読み取り単位としてのセクタ(32B(バイト))が64個を単位としたクラスタ(32KB)が設定される。データ記録を行なう場合、例えば、図6(A)に示すような配置でクラスタを消費していく。
具体的には、図5に示す「DCIM」というディレクトリに関するディレクトリエントリは、図6(A)に示すクラスタ番号2の位置に記録され、図5に示す「101MSDCF」というディレクトリに関するディレクトリエントリは、図6(A)に示すクラスタ番号3の位置に記録され、「DSC00001.JPG」などのファイルに関するディレクトリエントリは、クラスタ番号4に記録され、「DSC00001.JPG」のデータ実体は、クラスタ番号5から記録される。
図5に示すディレクトリにおいて、「101MSDCF」の下位に記録される「DSC00001.JPG」〜「DSC09999.JPG」の各ディレクトリエントリは、離散的に複数のクラスタを利用して記録される。例えば、図6(B)に示すように、離散的に10個のクラスタに分かれて記録される。図6(B)には、
(1)クラスタ番号=4の記録データ、DSC00001.JPG〜DSC01022.JPG対応のディレクトリエントリ
(2)クラスタ番号=11の記録データ、DSC01023.JPG〜DSC02046.JPG対応のディレクトリエントリ
以下、計10個の異なるクラスタ番号の位置に離散的に記録されるディレクトリエントリの設定例を示している。
先に、図3を参照して説明した各ファイルに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリ1つあたりのサイズは32バイトであるので、セクタサイズが512バイトの場合、図7に示すように、1セクタ(512バイト)あたり16個のディレクトリエントリ(32*16=512)が記録されることになる。もしもセクタ破損が起こってしまった場合、情報はセクタ単位で失われてしまうので、その場合、最大16個のディレクトリエントリ情報を消失してしまう可能性がある。
なお、図5〜図7に示した階層構造及び命名規則は、DCF(Design rule for Camera File system)に従った構成であるが、本発明はDCFに限らず、様々なファイルシステムにおいて適用可能である。
[2.情報処理装置の構成および処理例]
次に、本発明の情報処理装置の構成および処理例について説明する。本発明の情報処理装置は、情報記録媒体に記録するファイル管理情報としてのディレクトリエントリをセクタ単位でバックアップデータとして記録する。すなわち、新たなデータファイルが設定された場合、データファイルの更新があった場合など、ディレクトリエントリの追加または更新が必要となった場合、そのディレクトリエントリを記録するセクタ全体のデータのバックアップデータを更新する。
(2.1)システム構成
まず、本発明の情報処理装置のシステム構成について説明する。情報記録媒体に対するデータ記録および情報記録媒体からのデータ取得、再生処理は、例えばデジタルビデオカメラ、PCなどの情報処理装置のCPUによる所定のデータ処理プログラムの実行によって行なわれる。
すなわち、図8に示すように、ハードディスク等の情報記録媒体204に対してデータを記録したり、記録媒体に記録されているデータを読み出して利用したりする場合には、ユーザとの窓口となるアプリケーションプログラム201の下層に情報記録媒体204上のファイルを管理するためのファイルシステム(ファイル管理プログラム)202とファイルシステムからの情報に基づいて情報記録媒体204を制御するデバイスドライバ203とが存在する。
情報記録媒体204に対してデータを記録、または情報記録媒体204からデータを再生する場合には、ファイルシステム202、デバイスドライバ203の機能によりデータの書き込み、再生が実行される。従来と同様の処理によって、ファイルシステム⇔デバイスドライバ⇔記録媒体(ハードディスク)といった構成で処理は行なわれる。
データ記録を行なう場合に、複数の異なるファイルを継続記録ファイルとして適用する場合は、ファイルシステムによって適用されるファイルアロケーションテーブル(FAT)に対する特殊コードの記録を行なう。また、データ再生を実行する場合に複数の異なるファイルを継続記録ファイルとして適用する場合は、FATからの特殊コードの検出を条件として、ファイルの切り替えを実行する。
図8に示すシステム構成中のファイルシステムをさらに詳細に示した構成図を図9に示す。図9に示す構成は、図8と同様、情報記録媒体に対するデータ記録および情報記録媒体からのデータ取得、再生処理を実行する情報処理装置のシステム構成を示す図であり、ハードディスク等の情報記録媒体304に対してデータを記録したり、記録媒体に記録されているデータを読み出して利用する処理を実行する情報処理装置のシステム構成を示している。
情報記録媒体305は例えばフラッシュメモリであり、本実施例では、ハードディスク等の情報記録媒体304に対して正規のファイル管理情報および撮影画像などの実データを記録し、フラッシュメモリ等によって構成される情報記録媒体305をファイル管理情報のバックアップデータの記録領域として適用する。なお、ファイル管理情報のバックアップデータの記録領域は、フラッシュメモリ等の第2の記録媒体を用いることなく、ハードディスク等の情報記録媒体304を適用する構成としてもよい。
図9に示すように、ユーザとの窓口となるアプリケーションプログラム301の下層に情報記録媒体304,305上のファイルを管理するためのファイルシステム(ファイル管理プログラム)302とファイルシステムからの情報に基づいて情報記録媒体304,305を制御するデバイスドライバ303とが存在する。デバイスドライバ303には、各記録デバイスである情報記録媒体304,305の各々に対応するデバイスドライバA351,B352が含まれる。
アプリケーション301、ファイルシステム302、デバイスドライバ303は、各構成部の処理に必要なプログラムやパラメータの格納、データ処理におけるワーク領域としてメモリ341をアクセスして利用する。
ファイルシステム302は、記録媒体の種別やフォーマット情報などを含むマウントドライブ情報A,B311を保持し、マウントドライブ情報A,B311に従って、ハードディスク等の情報記録媒体304と、フラッシュメモリ等の情報記録媒体305を適用したデータ記録、再生制御を実行する。ファイルシステム302は、データ記録再生制御を実行する記録再生制御部320と、メディア制御を実行するメディア制御部330を有する。
記録再生制御部320は、ファイルアロケーションテーブル(FAT)の記録、参照処理を実行するFAT制御部321と、データ記録位置情報としてのクラスタの決定処理、クラスタ番号に基づく再生位置決定処理を実行するクラスタ制御部322と、ファイルに対応する情報を格納したディレクトリエントリ(図3参照)を生成、または参照する処理を実行するディレクトリエントリ制御部323を有する。ディレクトリエントリ制御部323は、アプリケーション301からの指示に基づいて特定のファイルに対応するディレクトリエントリを取得し、例えばファイル再生の場合は、ディレクトリエントリから先頭クラスタ番号を取得し、クラスタ制御部322に提供する。
メディア制御部330は、位置算出部331を有し、クラスタ制御部322の決定するクラスタ情報やFATのクラスタ連鎖情報に基づいて、デバイスドライバ303を制御し、クラスタ番号によってデータ記録、またはデータ再生を実行するディスクの位置を決定し、決定した位置情報に従って、デバイスドライバ303を介してデータ記録、または当該ディスク位置からのデータ再生を実行する。
ファイルシステム320の記録再生制御部320、またはデバイスドライバ303は、記録情報がディレクトリエントリなどの管理情報である場合、情報記録媒体に対する正規の記録処理に先行して、不揮発性メモリ(不揮発性記録媒体)に対するバックアップ管理情報の記録処理を実行し、バックアップ管理情報の記録処理終了後、正規の管理情報の記録処理を実行する。すなわち、ファイルシステムまたはデバイスドライバが、バックアップ処理を実行する記録制御部として機能する。バックアップ管理情報の記録処理に際しては、バックアップ管理情報の記録と、正規の管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行する。また、情報記録媒体からの情報読み取りがエラーとなり、読み取りエラーとなった情報がディレクトリエントリ等の管理情報である場合において、不揮発性メモリからの管理情報読み取り処理を実行する。これらの処理の詳細については後述する。
(2.2)データ記録、再生シーケンス
本発明の情報処理装置においては、情報記録媒体に記録するファイル管理情報としてのディレクトリエントリをセクタ単位でバックアップデータとして記録する。すなわち、新たなデータファイルが設定された場合、データファイルの更新があった場合など、ディレクトリエントリの追加または更新が必要となった場合、そのディレクトリエントリを記録するセクタ全体のデータのバックアップデータを記録更新する。
本処理例では、ハードディスクを正規のファイル管理情報および撮影画像などの実データを記録するメディアとし、フラッシュメモリをファイル管理情報のバックアップデータの記録領域として適用する。この処理を実行する場合のデータ記録処理シーケンスについて、図10に示すシーケンス図を参照して説明する。
なお、ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)のバックアップ処理は、実行主体をファイルシステム主導とする設定と、デバイスドライバ主導で行う設定のいずれかが適用できる。図10は、ファイルシステム主導でファイル管理情報(ディレクトリエントリ)のバックアップ処理を実行する処理シーケンスを示している。図10に示す処理シーケンスについて説明する。
まず、情報記録処理を実行するアプリケーションは、ステップS11においてメディア(ハードディスク)に対するデータ記録用のファイルをオープン処理を開始する。ファイルシステムは、ファイルオープン処理の開始命令に応じて、ファイル管理情報としてのディレクトリエントリ(DE)の検索を開始する。例えば、オープンするファイルを、
¥DCIM¥101MSDCF¥DSC09999.JPG
とする。
ファイルシステムは、このファイルのオープン処理の開始命令に応じて、このファイルの書き込み位置を決定するために、例えば、¥DCIM¥101MSDCF¥DSC09999.JPG、あるいはこのファイルが新規であれば、1つ前の¥DCIM¥101MSDCF¥DSC09998.JPGに対応するファイル管理情報としてのディレクトリエントリを検索する。ディレクトリエントリのメディア(ハードディスク)からの読み出しは、ハードディスク対応のデバイスドライバによって、ステップS13において実行される。
ファイルシステムは、ステップS14において、読み出されたディレクトリエントリを参照して、新たなファイル[¥DCIM¥101MSDCF¥DSC09999.JPG]に対応するディレクトリエントリを作成する。ディレクトリエントリは、先に図3を参照して説明したデータ構成を持ち、少なくとも実データのアクセス情報、すなわちアドレス情報としての先頭クラスタ番号を有する情報である。
ファイルシステムが、ステップS14において生成したファイル管理情報としてのディレクトリエントリは、まず、ステップS15において、フラッシュメモリに対応するデバイスドライバ(FM)においてフラッシュメモリ(FM)に書き込みが行われる。これはディレクトリエントリのバックアップデータの書き込み処理である。その後、ファイルシステムがステップS16において、パックアップDE(ディレクトリエントリ)の書き込みが完了したことを確認した後、ハードディスク対応のデバイスドライバ(HD)に対してディレクトリエントリの書き込み命令を出力し、ステップS17において、ハードディスク対応のデバイスドライバ(HD)によって、ディレクトリエントリの書き込みが実行される。
その後、ステップS18において、アプリケーションは、オープンしたファイルに対する実データの書き込み処理を開始する。例えば、カメラの撮影画像データなどの書き込み処理である。ステップS19において、ファイルシステムはデータ書き込み
可能な空きクラスタの検索を行い、ステップS20においてデバイスドライバ(HD)は、空きクラスタを書き込み領域とした実データファイルを読み出して、ステップS21において、ファイルシステムがメディアに対するデータ書き込み処理を実行し、ステップS22において、デバイスドライバ(HD)が実際に実データをメディア(HD)に記録する処理を実行する。
このデータ書き込みによって、先に図4を参照して説明したFATの更新が必要となるため、ファイルシステムは、ステップS23においてFATの更新処理を実行し、ステップS24において、デバイスドライバ(HD)は更新されたFATをメディア(HD)に書き込む処理を実行する。
実データのメディア(HD)に対する書き込み、FATの更新によって、さらにファイル管理情報としてのディレクトリエントリの更新処理が必要となるため、ファイルシステムは、ステップS25において、ディレクトリエントリ(図3参照)の更新を実行し、ステップS26において、デバイスドライバ(FM)にディレクトリエントリのバックアップデータのフラッシュメモリ(FM)に対する書き込みを実行させる。
その後、ファイルシステムは、ステップS27において、パックアップDE(ディレクトリエントリ)の書き込みが完了したことを確認した後、ハードディスク対応のデバイスドライバ(HD)に対してディレクトリエントリの書き込み命令を出力し、ステップS28において、ハードディスク対応のデバイスドライバ(HD)によって、ディレクトリエントリの書き込みが実行される。
その後、ステップS29において、アプリケーションによって、ファイルクローズ処理が実行されると、ステップS30において、再度、最終的なディレクトリエントリの更新処理がファイルシステムにおいて実行され、最終的な更新ディレクトリエントリは、ステップS31において、デバイスドライバ(FM)によってバックアップデータとしてフラッシュメモリ(FM)に書き込まれる。
その後、ファイルシステムは、ステップS32において、パックアップDE(ディレクトリエントリ)の書き込みが完了したことを確認した後、ハードディスク対応のデバイスドライバ(HD)に対してディレクトリエントリの書き込み命令を出力し、ステップS33において、ハードディスク対応のデバイスドライバ(HD)によって、ディレクトリエントリの書き込みが実行される。
なお、前述したように、ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)のバックアップ処理は、実行主体をファイルシステム主導とする設定と、デバイスドライバ主導で行う設定のいずれかが適用できる。すなわち、以下の(A),(B)いずれかの処理態様である。
(A) ファイルシステムによる制御に基づくバックアップ処理
デバイスドライバへ書き込み指示を出す時点で、ディレクトリエントリに対する書き込みに関しては、バックアップする。
(B) デバイスドライバによる制御に基づくバックアップ処理
ファイルシステムから届く書き込み指示の内容・パターンによって、ディレクトリエントリに対する書き込みを判別し、バックアップする。
(A) ファイルシステムによる制御に基づくバックアップ処理を実行する場合、ファイルシステムは、情報記録媒体に対する記録データがファイル管理情報であるか否かの判定を行ない、ファイルシステムにおいて、ファイル管理情報であると判定された場合にバックアップ処理を実行する。この判定処理は、以下のシーケンスで実行される。
まず、ファイルシステムは、情報記録媒体に対する記録されるデータについて、以下の処理条件を検証する。
条件1:ファイルの新規作成や追記など、ファイルサイズやタイムスタンプが変動し、ディレクトリエントリに関するメディアへの書き込みが必要であること。
条件2:記録データの種別が、ディレクトリであること。
条件3:記録データの種別が、管理ファイルであること。
条件4:記録データの種別が、動画や静止画など、コンテンツファイルであること。
ファイルシステムは、これらの条件を検証した後、書き込みデータをバックアップするか否かを、下記(A1)〜(A3)のいずれかの条件が満足されるか否かを検証して判定する。
(A1){(条件1が真)かつ(条件2が真)}、または、
(A2){(条件1が真)かつ(条件3が真)}、または、
(A3){(条件1が真)かつ(条件4が真)}
ファイルシステムは、上記(A1)〜(A3)のいずれかの条件が満足される場合に、記録情報がファイル管理情報(ディレクトリエントリ)であると判断して、バックアップ処理を実行する。なお、バックアップ処理は正規の管理情報記録先の記録媒体の記録単位として設定されるセクタ単位の処理として実行される。
一方、(B)デバイスドライバによる制御に基づくバックアップ処理を実行する場合、デバイスドライバが、情報記録媒体に対する記録データがファイル管理情報であるか否かの判定を行ない、デバイスドライバにおいて、ファイル管理情報であると判定された場合にバックアップ処理を実行する。この判定処理は、以下のシーケンスで実行される。
まず、デバイスドライバは、情報記録媒体に対する記録されるデータについて、以下の処理条件を検証する。
条件1:ファイルオープン時の、メディアへの書き込みであること。
条件2:FATを更新するためのメディアへの書き込みの後の、メディアへの書き込みであること。
条件3:メディアへの書き込みサイズ(セクタ単位)が所定のセクタ数(例:1セクタ)と指定されている、メディアへの書き込みであること。
条件4:所定のセクタ範囲に対するメディアへの書き込みであること。
デバイスドライバは、これらの条件を検証した後、書き込みデータをバックアップするか否かを、下記(B1)〜(B4)のいずれかの条件が満足されるか否かを検証して判定する。
(B1){(条件1が真)かつ(条件3が真)}、または、
(B2){(条件2が真)かつ(条件3が真)}、または、
(B3){(条件2が真)かつ(条件4が真)}、または、
(B4){(条件3が真)かつ(条件4が真)}
デバイスドライバは、上記(B1)〜(B4)のいずれかの条件が満足される場合に、記録情報がファイル管理情報(ディレクトリエントリ)であると判断して、バックアップ処理を実行する。なお、バックアップ処理は正規の管理情報記録先の記録媒体の記録単位として設定されるセクタ単位の処理として実行される。
なお、上記(B1)〜(B4)の条件は、それぞれ以下の処理を想定している。
(B1)動画や静止画、管理情報などファイルを記録する場合を想定、
(B2)動画や静止画、管理情報などファイルを記録する場合、またはディレクトリを新たに記録する場合を想定、
(B3)管理情報ファイルや所定のディレトトリなど、記録先となるセクタ範囲が特定できる場合を想定、
(B4)管理情報ファイルや所定のディレトトリなど、記録先となるセクタ範囲が特定できる場合を想定、
これらの処理を想定している。
次に、フラッシュメモリに対して記録されるデータの構成例について、図11を参照して説明する。フラッシュメモリに対しては、先に図3を参照して説明したディレクトリエントリ情報に対応するデータが書き込まれるのみならず、バックアップされるデータのメインの記録媒体(例えばハードディスク)における記録位置情報(LBA(論理ブロックアドレス))と、バックアップデータ書き込みメディアであるサブの記録媒体(フラッシュメモリ)のバックアップデータ書き込み位置情報(LBA)の対応データが記録される。
図11(A)は、バックアップデータの書き込みが実行されるフラッシュメモリの構成を示している。図11(B)は、バックアップされるデータのメインの記録媒体(例えばハードディスク)における記録位置情報(LBA(論理ブロックアドレス))と、バックアップデータ書き込みメディアであるサブの記録媒体(フラッシュメモリ)のバックアップデータ書き込み位置情報(LBA)の対応データの構成であり、バックアップ元LBAnは、メインの記録媒体(例えばハードディスク)における記録位置情報(LBA)、バックアップ先LBAnは、バックアップデータ書き込みメディアであるサブの記録媒体(フラッシュメモリ)のバックアップデータ書き込み位置情報(LBA)である。
図11(C)は、実際のファイル管理情報としてのディレクトリエントリ情報のデータ、すなわち、図3を参照して説明したディレクトリエントリの情報である。このように、フラッシュメモリには、バックアップデータとしてのディレクトリエントリと、正規のディレクトリエントリの書き込み位置情報と、バックアップディレクトリエントリの書き込み位置情報の対応テーブルが記録される。図10におけるシーケンス図では、ステップS15、S26、S31において、これらの情報の書き込み(更新を含む)が行なわれることになる。
なお、全ての情報の記録は、ハードディスクのデータ記録単位としてのセクタ単位で実行され、1つのディレクトリエントリが更新される場合は、そのディレクトリエントリの記録されたセクタに含まれる全てのディレクトリエントリが一旦RAM上に読み出されて、更新処理がなされて、バックアップデータとしてフラッシュメモリに記録され、さらにハードディスクに対して正規の更新データとしての記録処理が実行されることになる。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、メディアに対するデータ記録処理の実行シーケンスについて説明する。まず、ステップS101において、ファイルシステムは、実データの記録処理を実行するメインのメディア(HD:ハードディスク)に対応するデバイスドライバに対してメディアへのデータ書き込みを指示する。
次に、ステップS102において、書き込みデータがファイル管理情報としてのディレクトリエントリであるか否かを判定する。書き込み対象データが、ディレクトリエントリでない場合、ステップS104に進み、メディア(HD)に対するデータ書き込みを実行して処理は終了となる。
一方、ステップS102において、書き込みデータがファイル管理情報としてのディレクトリエントリであると判定した場合は、ステップS103に進み、書き込み対象としてのディレクトリエントリを含む記録領域としての1つのセクタの全体データをバックアップデータとしてサブのメディア(たとえばフラッシュメモリ)に対して記録する。なお、この際の記録情報は、図11を参照して説明したように、ディレクトリエントリ情報のみならず、メインメディアとサブメディアにおける対応するディレクトリエントリの記録位置情報(LBA)の対応テーブルを含む。
ステップS103において、バックアップデータの記録が完了した後、ステップS104において、メインメディア(HD)に対して、正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理を実行する。
次に、メディアからのデータ再生時の実行シーケンスについて、図13に示すフローチャートを参照して説明する。データ再生の際には、読み取りを実行するファイルの実データのアクセス先情報を得るため、まず、ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)を読み取って解析することが必要となる。本発明の情報処理装置では、メインの情報記録媒体に記録されたファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の読みとりに失敗した場合に、バックアップされたファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の読み取りを実行することで、確実なデータアクセスを可能としている。
まず、ステップS201において、ファイルシステムは、メインの記録媒体であるHDのデバイスドライバに対して、メディア(HD)からのデータ読み出しを指示する。ステップS202において、メディアからのデータ読み出しに失敗したかいなかが判定され、成功すればデータ読み出し処理は終了する。データ読み出し処理に失敗した場合は、ステップS203において、ディレクトリエントリの読み出し処理であったか否かが判定され、ディレクトリエントリでない場合は、処理を終了する。なお、この場合は、実データの読み出しエラーであり、その後、アプリケーションの指示、あるいはユーザの指示により、再読み込み処理が実行される場合もある。
ステップS203において、ディレクトリエントリの読み出し処理であると判定された場合は、スイップS204に進み、有効なバックアップデータが存在するか否かの検証が行なわれる。この処理は、バックアップデータの記録されたメディア(例えばフラッシュメモリ)の位置情報対応テーブル、すなわち、図11(B)に示すバックアップ元とバックアップ先のアドレス(LBA)の対応テーブルを参照して、読み出し対象データであるディレクトリエントリの読み出しアドレス(LBA)が位置情報対応テーブルのバックアップ元アドレス(LBA)として記録されているか否かを調べることで行なわれる。
読み出し対象データであるディレクトリエントリの読み出しアドレス(LBA)が位置情報対応テーブルのバックアップ元アドレス(LBA)として記録されている場合は、ステップS204の判定がYesとなり、ステップS205において、バックアップデータとしてのディレクトリエントリの読み出しを実行する。
この処理は、位置情報対応テーブルのバックアップ元アドレス(LBA)に対応するバックアップ先アドレス(LBA)を取得して、このバックアップ先アドレス(LBA)をアクセスして、このアクセス先に記録されたディレクトリエントリを読み出す処理として実行される。
このように、本発明の情報処理装置では、メインの情報記録媒体に記録されたファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の読みとりに失敗した場合でも、バックアップされたファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の読み取りを実行することで、確実なデータアクセスが可能となる。
次に、図14を参照して本発明の情報処理装置において実行されるメディアのフォーマット処理シーケンスについて説明する。本発明の情報処理装置では、実データ、および正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の記録メディア(メインメディア)とファイル管理情報(ディレクトリエントリ)のバックアップデータを記録するメディア(サブメディア)があり、これらのメディアのフォーマットを行なう。
まず、ステップS301において、実データ、および正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の記録メディア(メインメディア)のフォーマットを実行し、ステップS302において、ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)のバックアップデータを記録するメディア(サブメディア)のフォーマットを実行する。これらの処理によってメディアフォーマットが完了する。
(2.3)ファイル管理情報の記録成功を条件としてバックアップデータを消去する処理構成
上述した実施例では、ファイル管理情報(ディレクトリエントリ)のバックアップデータは、例えばフラッシュメモリなどのメディアに記録され、定期的な消去処理を行なう構成としてはいなかった。以下に示す処理例では、メインのメディアに対する正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の記録処理に成功したことが確認された場合に、フラッシュメモリなどのメディアに記録されたバックアップデータとしてのファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の消去を行なう構成例について説明する。
本処理例は、例えばフラッシュメモリなどのサブメディアに対してファイル管理情報(ディレクトリエントリ)のバックアップ記録を行なった後に、ハードディスクなどのメインメディアに対して正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の記録を行なう点は、前述した処理例と同様であるが、正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の記録が成功した時点で、バックアップデータを消去する。さらに、正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の記録が成功して完了したか否かを示すフラグを設定する。
例えば、正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の記録が完了する以前にユーザによって電源スイッチがオフされた場合、バックアップデータはフラッシュメモリに記録されているので、その後、電源スイッチがオンとなった場合に、フラグの設定を検証して、バックアップデータを利用して正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の記録を実行することができる。
まず、本処理例におけるデータ記録処理シーケンスについて、図15のフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS401において、ファイルシステムは、実データの記録処理を実行するメインのメディア(HD:ハードディスク)に対応するデバイスドライバに対してメディアへのデータ書き込みを指示する。次に、ステップS402において、書き込みデータがファイル管理情報としてのディレクトリエントリであるか否かを判定する。書き込み対象データが、ディレクトリエントリでない場合、ステップS403に進み、メディア(HD)に対するデータ書き込みを実行して処理は終了となる。
一方、ステップS402において、書き込みデータがファイル管理情報としてのディレクトリエントリであると判定した場合は、ステップS404に進み、書き込み対象としてのディレクトリエントリを含む記録領域としての1つのセクタの全体データをバックアップデータとしてサブのメディア(たとえばフラッシュメモリ)に対して記録する。なお、この際の記録情報は、図11を参照して説明したように、ディレクトリエントリ情報のみならず、メインメディアとサブメディアにおける対応するディレクトリエントリの記録位置情報(LBA)の対応テーブルを含む。
ステップS404において、バックアップデータの記録が完了した後、ステップS405において、ディレクトリエントリの記録処理状況フラグを、処理未完了を示す値(フラグ値=1)に設定する。このフラグは不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリに記録する。その後、ステップS406において、メインメディア(HD)に対して、正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理を実行する。
ステップS407において、メインメディア(HD)に対する正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理が成功して完了したことが確認されると、ステップS408において、サブメディア上に記録されたバックアップデータを消去して、ディレクトリエントリの記録処理状況フラグを、処理完了を示す値(フラグ値=0)に更新して処理を終了する。なお、バックアップデータの消去に際しては、位置情報対応テーブル(図11(B)参照)のエントリの削除も併せて実行する。
例えば、ステップS406におけるメインメディア(HD)に対する正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理の実行中に、ユーザによって電源がオフされた場合には、ディレクトリエントリの記録処理状況フラグは処理未完了を示す値(フラグ値=1)に設定されたままとなる。
次に、情報処理装置の起動時の処理シーケンスについて、図16に示すフローチャートを参照して説明する。本処理例の装置では、起動時にディレクトリエントリの記録処理状況フラグを確認して、メインメディア(HD)に対する正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理が完了していない状況にあるか否かを判定し、書き込み処理が完了していない場合は、サブメディアに記録されたバックアップデータを利用してメインメディアに対して正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理を行なう。
まず、ステップS501において、情報処理装置が起動されると不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリなどに記録されたディレクトリエントリの記録処理状況フラグを読み取る。ステップS502において、フラグの値が、処理完了を示す値(フラグ値=0)に設定されているか否かを判定する。フラクの値がディレクトリエントリの記録処理が全て完了していることを示している場合は、ステップS506に進み、ユーザ指示に基づく処理を実行する。
ステップS502において、フラグの値が、処理完了を示す値(フラグ値=0)に設定されていない、すなわち、処理未完了を示す値(フラグ値=1)に設定されていると判定した場合は、ステップS503に進み、サブメディアに記録されたバックアップされたディレクトリエントリを読み取り、メインメディアへの記録処理を実行する。なお、この記録処理に際しては、まず、位置情報対応テーブル(図11(B)参照)を参照して、メインメディアとサブメディアにおける対応するディレクトリエントリの記録位置情報(LBA)の対応データを取得して、バックアップ先LBAに基づいて未処理のディレクトリエントリバックアップデータを読み出し、読み出したディレクトリエントリデータを、バックアップ元LBAに基づいてメインメディアにおけるディレクトリエントリ書き込み先を特定して、その書き込み先に、ディレクトリエントリの書き込み処理を実行する。
ステップS504において、メインメディア(HD)に対する正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理が成功して完了したことが確認されると、ステップS505において、サブメディア上に記録されたバックアップデータを消去して、ディレクトリエントリの記録処理状況フラグを、処理完了を示す値(フラグ値=0)に更新して処理を終了する。なお、バックアップデータの消去に際しては、位置情報対応テーブル(図11(B)参照)のエントリの削除も併せて実行する。その後、ステップS506に進み、ユーザ指示に基づく処理を実行する。
このように、本処理例においては、ディレクトリエントリの書き込み処理に際してバックアップデータを生成して、さらに正規のディレクトリエントリの書き込み処理が完了しているか否かを示すフラグを設定し、起動時にディレクトリエントリの記録処理状況フラグを確認して、メインメディア(HD)に対する正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理が完了していない状況にあるか否かを判定し、書き込み処理が完了していない場合は、サブメディアに記録されたバックアップデータを利用してメインメディアに対して正規のファイル管理情報(ディレクトリエントリ)の書き込み処理を行なう構成としたので、正規のディレクトリエントリの書き込み途中に、ユーザが電源を切ってしまった場合であっても、再起動後にフラグの値を確認して、バックアップデータに基づいて正規のディレクトリエントリの書き込みを行なうことが可能となり、ディレクトリエントリの消失を防止することができる。
[3.情報処理装置のハードウェア構成例]
次に、上述した処理を実行する情報処理装置の構成例として、デジタルビデオカメラと、PCの装置構成例について、図17、図18を参照して説明する。
まず、図17を参照してデジタルビデオカメラの構成例について説明する。デジタルビデオカメラは、画像を撮像して、撮像することにより得た画像データをドライブ432を介して磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の各種情報記録媒体に記録する撮像モードと、画像入出力部414や音声入出力部416あるいは通信部431を通じて供給を受けたデータを記録媒体に記録したり、記録媒体に記録されているデータを再生したりするVTRモードとを備えたものである。
撮像モードは、動画を撮像すると共に、これと同時に収音するようにした音声とを記録媒体に記録する動画撮像モードと、静止画を撮像する静止画撮像モードとを備えている。また、VTRモード時においては、記録ボタンスイッチなどによって構成される操作入力部420を操作することにより供給されるデータの記録が行われるようにされ、再生ボタンスイッチを操作することにより記録媒体に記録されている目的とするデータを再生することができる。
図17に示すように、デジタルビデオカメラは、光学レンズ部411、光電変換部412、カメラ機能制御部402、画像信号処理部413、画像入出力部414、液晶ディスプレイ415、音声入出力部416、音声信号処理部417、通信部431、制御部(CPU)401、内蔵メモリ(RAM)418、内蔵メモリ(ROM)419、操作入力部420、情報記録媒体に対するドライブ432、さらに、各構成部に対する電力供給を行なう電源441を備えたものである。
制御部(CPU)401は、ROM419に格納された各種の処理プログラムに従って処理を実行する。RAM418は、各処理において途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられる。前述した管理情報の記録処理に際しても、RAM418を作業領域としてデータの更新などが実行される。
操作入力部401は、動画撮影モード、静止画撮影モード、VTRモードなどの動作モードを切り換えるモード切り換えキー、静止画の撮影のためのシャッターキー、動画を撮影するための撮影開始キー、録画キー、再生キー、停止キー、早送りキー、早戻しキーなどの種々の操作キーや機能キーなどを備え、ユーザからの操作入力を受け付けて、受け付けた操作入力に応じた電気信号を制御部(CPU)401に供給する。
制御部(CPU)401は、ユーザからの操作入力に応じて、目的とする処理を行うためのプログラムをROM419から読み出して実行し、各部を制御することによって、ユーザからの指示に応じた処理の制御を行う。デジタルビデオカメラは、情報記録媒体として、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等の各種情報記録媒体を装着可能であり、これらの情報記録媒体にドライブ432を介して各種の情報を記録し、また、これらの情報記録媒体に記録された情報を再生する。
次に、図18を参照して、上述した処理を実行する情報処理装置の一例としてのPCのハードウェア構成例について説明する。CPU(Central Processing Unit)501は、OS(Operating System)に対応する処理や、上述の実施例において説明した異なるファイルを利用したデータ記録、あるいはデータ再生処理などを実行するデータ処理部として機能する。これらの処理は、情報処理装置のROM、ハードディスクなどのデータ記憶部に格納されたコンピュータ・プログラムに従って実行される。
ROM(Read Only Memory)502は、CPU501が使用するプログラムや演算パラメータ等を格納する。RAM(Random Access Memory)503は、CPU501の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス504により相互に接続されている。前述した管理情報の記録処理に際しても、RAM503を作業領域としてデータの更新などが実行される。
ホストバス504は、ブリッジ505を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス506に接続されている。
キーボード508、ポインティングデバイス509は、ユーザにより操作される入力デバイスである。ディスプレイ510は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。
HDD(Hard Disk Drive)511は、ハードディスクを内蔵し、ハードディスクを駆動し、CPU501によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。ハードディスクは、例えば、画像データファイルの格納領域として利用されるとともに、データ処理プログラム等、各種コンピュータ・プログラムが格納される。
ドライブ512は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体521に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インタフェース507、外部バス506、ブリッジ505、およびホストバス504を介して接続されているRAM503に供給する。
接続ポート514は、外部接続機器522を接続するポートであり、USB,IEEE1394等の接続部を持つ。接続ポート514は、インタフェース507、および外部バス506、ブリッジ505、ホストバス504等を介してCPU501等に接続されている。通信部515は、ネットワークに接続され、その他の情報処理装置との通信を実行する。
なお、図17、図18に示す情報処理装置の構成例は、装置の一例であり、情報処理装置は、図17、図18に示す構成に限らず、上述した実施例において説明した処理を実行可能な構成であればよい。
なお、本発明は、ランダムアクセス可能なメディア全般に適用可能であるが、特に、HDD(ハードディスクドライブ)に対して適用した場合が効果的であると言える。また、ファイルシステムに関しては、FAT16/32に限定されるものではない。また、バックアップの実行に関しても、上述した実施例においては、セクタ単位でバックアップする処理例を説明したが、同様の考え方で、クラスタ単位でバックアップを実行する構成としてもよい。
また、上述した実施例では、バックアップデータのバックアップ先を、正規の記録先となる記録媒体とは異なるフラッシュメモリなどの不揮発性メモリに設定してバックアップを行なう構成例を説明したが、バックアップデータのバックアップ先を、正規の記録先である記録媒体と同一として、その記録媒体の所定領域に記録するようにしても良い。例えば、コンテンツの正規の記録先が本実施例のようなHDDである場合に、バックアップデータは同HDD上の図1(a)、(b)に示されるような「空き」領域に記録領域を設定して記録することができる。
また、フラグ情報についても、正規の記録先となる記録媒体とは異なるフラッシュメモリなどの不揮発性メモリにバックアップしても良いし、正規の記録先である記録媒体の所定領域に記録するようにしても良い。
例えば、フラグの記録先を不揮発性メモリとし、その他のバックアップデータなどの記録先を正規の記録先と同一の記録媒体の正規データとは異なる別領域とする設定は、コストやアクセス速度などの面で有利となり最も現実的な構成である。
また、フラグの記録先を不揮発性メモリとし、その他のバックアップデータなどの記録先も不揮発性メモリとする構成は、コストが高くなるが、起動時間が速いという特徴を持つ。
また、フラグの記録先を正規の記録先と同一の記録媒体とし、その他のバックアップデータなどの記録先も正規の記録先と同一の記録媒体とした構成では、コストが低くすることが可能となる。ただし、例えば、HDDやDVDの場合、起動に時間を要するため、フラグをチェックできるようになるまでが、他パターンと比較して遅い。
また、フラグの記録先を正規の記録先と同一の記録媒体とし、その他のバックアップデータなどの記録先を不揮発性メモリとする構成では、例えば、HDDやDVDの場合、起動に時間を要するため、フラグをチェックできるようになるまでが、他パターンと比較して遅く、また、不揮発性メモリを大量に消費すると、コストが高くなる。
なお、正規の記録先としては、例えばHDDなどのディスク系記録媒体や、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ系記録媒体など、様々な記録媒体の適用が可能である。上述した実施例では、正規の記録先である記録媒体はHDDとしたが、DVDなどの光ディスク記録媒体、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリ系記録媒体であってもよい。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例構成によれば、情報記録媒体に対する情報記録処理に際して、記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の正規の記録処理に先行して、不揮発性メモリに対するバックアップ管理情報の記録処理を実行し、バックアップ管理情報の記録処理終了後、正規の管理情報の記録処理を実行する構成とし、バックアップ管理情報の記録処理に際して、管理情報と、正規の管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行する構成とした。本構成により、正規の管理情報の記録処理が失敗した場合でも、バックアップデータを利用した情報へのアクセスが可能となる。
FAT16およびFAT32でフォーマットした場合のデータ構造について説明する図である。 マスターブートレコード(MBR)のデータ構成について説明する図である。 ファイル毎に形成されるディレクトリエントリの情報構造を説明する図である。 一般的なファイルアロケーションテーブル(FAT)のデータ構成例について説明する図である。 情報記録媒体に記録されるデータのディレクトリ構成例を示す図である。 情報記録媒体に記録されるデータの配置およびディレクトリエントリの記録例について説明する図である。 情報記録媒体に記録されるデータの配置および各セクタに記録される 本発明の一実施例に係る情報処理装置のシステム構成について説明する図である。 本発明の一実施例に係る情報処理装置のシステム構成について説明する図である。 情報記録処理シーケンスについて説明する図である。 バックアップデータとして記録されるデータの構成例について説明する図である。 本発明の情報処理装置における情報記録処理シーケンスの一実施例について説明するフローチャートを示す図である。 本発明の情報処理装置における情報読み取りシーケンスの一実施例について説明するフローチャートを示す図である。 本発明の情報処理装置における記録媒体フォーマット処理シーケンスの一実施例について説明するフローチャートを示す図である。 本発明の情報処理装置における情報記録処理シーケンスの一実施例について説明するフローチャートを示す図である。 本発明の情報処理装置における起動処理シーケンスの一実施例について説明するフローチャートを示す図である。 本発明の情報処理装置の一実施例としてのデジタルビデオカメラの構成例について説明する図である。 本発明の情報処理装置の一実施例としてのPCの構成例について説明する図である。
符号の説明
201 アプリケーション
202 ファイルシステム
203 デバイスドライバ
204 情報記録媒体
301 アプリケーション
302 ファイルシステム
303 デバイスドライバ
304 情報記録媒体
305 情報記録媒体
311 マウントドライブ情報
320 記録再生制御部
321 FAT制御部
322 クラスタ制御部
323 ディレクトリエントリ制御部
330 メディア制御部
331 位置算出部
341 メモリ
351,352 デバイスドライバ
401 制御部(CPU)
402 カメラ機能制御部
411 光学レンズ部
412 光電変換部
413 画像信号処理部
414 画像入出力部
415 液晶ディスプレイ
416 音声入出力部
417 音声処理部
418 内蔵メモリ(RAM)
419 内蔵メモリ(ROM)
420 操作入力部
431 通信部
432 ドライブ
441 電源
501 CPU(Central Processing Unit)
502 ROM(Read-Only-Memory)
503 RAM(Random Access Memory)
504 ホストバス
505 ブリッジ
506 外部バス
507 インタフェース
508 キーボード
509 ポインティングデバイス
510 ディスプレイ
511 HDD(Hard Disk Drive)
512 ドライブ
514 接続ポート
515 通信部
521 リムーバブル記録媒体
522 外部接続機器

Claims (24)

  1. 情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行する記録制御部を有し、
    前記記録制御部は、
    情報記録媒体に対する正規の前記管理情報の記録処理に先行して、不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を実行し、前記バックアップ管理情報の記録処理終了後に正規の前記管理情報の記録処理を実行する構成であり、
    前記バックアップ管理情報の記録処理に際して、正規の前記管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行する構成であることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記不揮発性記録媒体は、正規の前記管理情報の記録先としての情報記録媒体と異なる第2の情報記録媒体であり、
    前記記録制御部は、
    複数の記録媒体に対応するデバイスドライバに対する記録処理制御を実行して、バックアップ管理情報の記録処理、および正規の管理情報の記録処理の制御を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記バックアップ管理情報の記録先となる第2の情報記録媒体は、フラッシュメモリであり、
    前記記録制御部は、
    フラッシュメモリに対して、正規の前記管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行する構成であることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記不揮発性記録媒体は、正規の管理情報の記録先である情報記録媒体と同一の情報記録媒体であり、
    前記記録制御部は、単一の情報記録媒体に対応するデバイスドライバに対する記録処理制御を実行して、バックアップ管理情報の記録処理、および正規の管理情報の記録処理を前記単一の情報記録媒体の異なる記録領域に対して実行させる制御を行う構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記バックアップ管理情報は、前記情報記録媒体に記録されたファイルシステムの空き領域に記録されることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記記録制御部は、
    正規の管理情報の記録処理が完了したか否かを示すフラグを前記不揮発性記録媒体に記録し、正規の管理情報の記録処理の完了が確認されたことを条件として前記フラグの設定値の変更処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記記録制御部は、
    前記情報処理装置の起動時に、前記不揮発性記録媒体に記録されたフラグの値を検証し、フラグの値が、正規の管理情報の記録処理が完了していないことを示す値である場合、該不揮発性記録媒体に記録されたバックアップ管理情報を読み取り、前記情報記録媒体に対して正規の管理情報として記録する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記記録制御部は、
    前記情報記録媒体に対する正規の管理情報の記録先を、前記不揮発性記録媒体に記録された位置情報対応テーブルに基づいて決定する処理を実行する構成であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記記録制御部は、
    前記不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を、正規の管理情報の記録先の情報記録媒体に設定されるセクタ単位で実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記記録制御部における管理情報バックアップ処理は、
    ファイルシステムまたはデバイスドライバにおいて実行される処理であり、ファイルシステムまたはデバイスドライバにおいて、情報記録処理が予め定めた処理条件を満足するか否かを判定し、設定された処理条件を満足する情報記録処理である場合にバックアップ処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は、さらに、
    情報記録媒体からの情報読み取りを実行する再生制御部を有し、
    前記再生制御部は、
    情報記録媒体からの情報読み取りがエラーとなり、読み取りエラーとなった情報が管理情報である場合において、前記不揮発性記録媒体からの管理情報読み取り処理を実行する構成であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報処理装置は、さらに、
    情報記録媒体からの情報読み取りを実行する再生制御部を有し、
    前記再生制御部は、
    前記情報記録媒体からの管理情報読み取り処理において、
    前記フラッシュメモリに記録された前記位置情報対応テーブルに基づいて、読み取りエラーとなった管理情報に対応するバックアップ管理情報がバックアップされているか否かを確認し、
    前記位置情報対応テーブルに基づいてバックアップ管理情報が記録されている場合、該位置情報対応テーブルに記録されたアドレス情報に基づいて前記フラッシュメモリからバックアップ管理情報の読み取りを実行する構成であることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  13. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    記録制御部において、情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行する記録制御ステップを有し、
    前記記録制御ステップは、
    情報記録媒体に対する正規の前記管理情報の記録処理に先行して、不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を実行し、前記バックアップ管理情報の記録処理終了後に正規の前記管理情報の記録処理を実行し、前記バックアップ管理情報の記録処理に際して、正規の前記管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行するステップであることを特徴とする情報処理方法。
  14. 前記不揮発性記録媒体は、正規の管理情報の記録先としての情報記録媒体と異なる第2の情報記録媒体であり、
    前記記録制御ステップは、
    複数の記録媒体に対応するデバイスドライバに対する記録処理制御を実行して、バックアップ管理情報の記録処理、および正規の管理情報の記録処理の制御を実行することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  15. 前記バックアップ管理情報の記録先となる第2の情報記録媒体は、フラッシュメモリであり、
    前記記録制御ステップは、
    フラッシュメモリに対して、前記管理情報、および正規の管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行することを特徴とする請求項14に記載の情報処理方法。
  16. 前記不揮発性記録媒体は、正規の管理情報の記録先である情報記録媒体と同一の情報記録媒体であり、
    前記記録制御ステップは、
    単一の情報記録媒体に対応するデバイスドライバに対する記録処理制御を実行して、バックアップ管理情報の記録処理、および正規の管理情報の記録処理を前記単一の情報記録媒体の異なる記録領域に対して実行させる制御を行うことを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  17. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記記録制御部において、正規の管理情報の記録処理が完了したか否かを示すフラグを前記不揮発性記録媒体に記録し、正規の管理情報の記録処理の完了が確認されたことを条件として前記フラグの設定値の変更処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  18. 前記情報処理方法は、さらに、
    前記記録制御部において、前記情報処理装置の起動時に、前記不揮発性記録媒体に記録されたフラグの値を検証し、フラグの値が、正規の管理情報の記録処理が完了していないことを示す値である場合、該不揮発性記録媒体に記録されたバックアップ管理情報を読み取り、前記情報記録媒体に対して正規の管理情報として記録する処理を実行するステップを有することを特徴とする請求項17に記載の情報処理方法。
  19. 前記記録制御部は、前記情報記録媒体に対する正規の管理情報の記録先を、前記不揮発性記録媒体に記録された位置情報対応テーブルに基づいて決定する処理を実行することを特徴とする請求項18に記載の情報処理方法。
  20. 前記記録制御ステップは、
    前記不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を、正規の管理情報の記録先の情報記録媒体に設定されるセクタ単位で実行することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  21. 前記記録制御ステップにおける管理情報バックアップ処理は、
    情報処理装置に設定されるファイルシステムまたはデバイスドライバにおいて実行される処理であり、ファイルシステムまたはデバイスドライバにおいて、情報記録処理が予め定めた処理条件を満足するか否かを判定し、設定された処理条件を満足する情報記録処理である場合にバックアップ処理を実行することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  22. 前記情報処理方法は、さらに、
    再生制御部において、情報記録媒体からの情報読み取りを実行する再生制御ステップを有し、
    前記再生制御ステップは、
    情報記録媒体からの情報読み取りがエラーとなり、読み取りエラーとなった情報が管理情報である場合において、前記不揮発性記録媒体からの管理情報読み取り処理を実行するステップであることを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
  23. 前記情報処理方法は、さらに、
    再生制御部において、情報記録媒体からの情報読み取りを実行する再生制御ステップを有し、
    前記再生制御ステップは、
    前記情報記録媒体からの管理情報読み取り処理において、
    前記フラッシュメモリに記録された前記位置情報対応テーブルに基づいて、読み取りエラーとなった管理情報に対応するバックアップ管理情報がバックアップされているか否かを確認し、前記位置情報対応テーブルに基づいてバックアップ管理情報が記録されている場合、該位置情報対応テーブルに記録されたアドレス情報に基づいて前記フラッシュメモリからバックアップ管理情報の読み取りを実行するステップであることを特徴とする請求項15に記載の情報処理方法。
  24. 情報処理装置において情報処理を実行させるコンピュータ・プログラムであり、
    記録制御部において、情報記録媒体に対する記録情報に対応するアクセス情報を含む管理情報の記録制御を実行させる記録制御ステップを有し、
    前記記録制御ステップは、
    情報記録媒体に対する正規の前記管理情報の記録処理に先行して、不揮発性記録媒体に対するバックアップ管理情報の記録処理を実行させ、前記バックアップ管理情報の記録処理終了後に正規の前記管理情報の記録処理を実行させ、前記バックアップ管理情報の記録処理に際して、正規の前記管理情報の記録先とバックアップ管理情報の記録先とを対応づけた位置情報対応テーブルの記録処理を実行させるステップとして設定されていることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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