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JP2007216398A - 見当検出装置の検査装置及び検査方法 - Google Patents

見当検出装置の検査装置及び検査方法 Download PDF

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JP2007216398A JP2006036214A JP2006036214A JP2007216398A JP 2007216398 A JP2007216398 A JP 2007216398A JP 2006036214 A JP2006036214 A JP 2006036214A JP 2006036214 A JP2006036214 A JP 2006036214A JP 2007216398 A JP2007216398 A JP 2007216398A
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Yutaka Saotome
豊 五月女
Kenichi Hanazono
兼一 花園
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Abstract

【課題】ウエブに対する反射部の相対的な位置を確実に検出できる見当検出装置の検査装置及び検査方法を提供する。
【解決手段】一対のローラ15の間を走行するウエブWに対して光を照射する投光部21、及び、投光部21に対してウエブWを挟んで設置され、光を反射する反射部22を備える見当検出装置20の検査を、一対のローラ15の外周面であって印刷時にウエブWに当接する領域にそれぞれ接触する一対の接触部、及び、一対の接触部の間に反射部22に対向して設けられ、実質的な剛体によって接触部に接続された基部を備える本体部31と、基部に固定され、基部に対する反射部22の相対的な位置を検出する位置検出部32とを備える見当検出装置の検査装置によって行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷機に備えられた見当検出装置の検査装置及び検査方法に関するものである。
多色刷りの印刷機は、色ごとに独立した印刷部を備え、例えば、透明な樹脂フィルムによって形成されたウエブをこれらの印刷部に順番に供給することによって多色印刷を行う。
このような多色刷りの印刷機は、「見当合わせ」と通称される印刷位置の精度調整を行う見当装置を備えている。この見当装置は、ウエブに印刷された見当マークに基づいて見当誤差量を測定する見当検出装置と、この見当検出装置からの出力に応じてローラ等を移動させる見当制御装置とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
見当検出装置は、投受光器、及び、反射板を備え、印刷部に備えられた一対のガイドローラの間において見当マークを測定する。投受光器は、版胴の軸線方向(ウエブの幅方向)と平行な方向に延在して設けられたレールに支持され、レールに沿って移動可能になっている。一方の反射板は、投受光器に対してウエブを挟んだ反対側に設けられ、投受光器の発光素子から照射されウエブを透過した光線を投受光器の受光素子に向けて反射する。
ここで、見当誤差量を正確に測定するためには、レール及び反射板は、平行でなければならず、かつ、ウエブとも平行でなければならないが、例えば、印刷機の振動等によって反射板が動いて反射板とウエブとの平行度が低下する場合があり、反射板の設置位置を修正する必要がある。
反射板の設置位置の修正を行う際には、まず、ウエブに対する反射板の相対的な位置を把握する必要があり、従来は、一対のガイドローラにウエブをわたし、このウエブと反射板との距離を定規によって測定していた。
しかし、この従来の測定方法は、測定中にウエブがたわんだり、定規がずれたりする可能性があり、かつ、人間が目視によって定規の目盛を読み取っていたため、測定値に誤差が生ずることがあった。このため、印刷機のユーザは、刷り出しの際に見当制御装置を操作し、手動によって印刷位置を修正しており、修正が完了するまでに見当不良のウエブが大量に発生する問題があった。
特開平11−129452号公報
本発明の課題は、ウエブに対する反射部の相対的な位置を確実に検出できる見当検出装置の検査装置及び検査方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、一対のローラに案内されて走行するウエブに対して光を照射する投光部、及び、前記投光部に対して前記ウエブを挟んで設置され、前記光を反射する反射部を備える見当検出装置の検査を行う見当検出装置の検査装置において、前記一対のローラの外周面であって印刷時に前記ウエブに当接する領域にそれぞれ接触する一対の接触部、及び、前記一対の接触部の間に前記反射部に対向して設けられ、実質的な剛体によって前記接触部に接続された基部を備える本体部と、前記基部に固定され、前記基部に対する前記反射部の相対的な位置を検出する位置検出部とを備えることを特徴とする見当検出装置の検査装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の見当検出装置の検査装置において、前記位置検出部は、ダイヤルゲージであることを特徴とする見当検出装置の検査装置である。
請求項3の発明は、請求項1に記載の見当検出装置の検査装置において、前記位置検出部は、非接触式の距離測定装置であることを特徴とする見当検出装置の検査装置である。
請求項4の発明は、一対のローラに案内されて走行するウエブに対して光を照射する投光部、及び、前記投光部に対して前記ウエブを挟んで設置され、前記光を反射する反射部を備える見当検出装置の検査方法において、前記一対のローラに対し、その外周面部であって印刷時に前記ウエブに当接する領域に実質的な剛体である部材を接触させてわたすとともに、前記剛体である部材の前記ローラに対して接触する部分の間に位置検出器を前記反射部に対向させて固定し、前記剛体である部材に対する前記反射部の相対的な位置を前記位置検出器によって検出することを特徴とする見当検出装置の検査方法である。
請求項5の発明は、請求項4に記載の見当検出装置の検査方法において、前記検出を前記ウエブの長手方向、幅方向の少なくとも一方に離間した複数箇所において行うことを特徴とする見当検出装置の検査方法である。
以上説明したように、本発明によれば、本体部は、一対の接触部が一対のローラの外周面であって印刷時にウエブと当接する部分にそれぞれ接触するから、ウエブに代わってウエブに対する反射部の相対的な位置の検出の基準として機能する。この本体部において、位置検出部が固定される基部を接触部に対して実質的な剛体によって接続したから、ウエブに対する反射部の相対的な位置の検出を確実に行うことができる。
本発明は、ウエブに対する反射部の相対的な位置を確実に検出することができる見当検出装置の検査装置及び検査方法を提供するという目的を、見当検出装置を挟んで設けられた一対のガイドローラにわたして設置される実質的な剛体である基準板にダイヤルゲージを反射板に対向させて固定し、このダイヤルゲージによって反射板の基準板に対する相対的な位置を検出することによって実現する。
以下、図面を参照して、本発明を適用した見当検出装置の検査装置及び検査方法の実施例について説明する。
実施例の見当検出装置の検査装置及び検査方法は、例えば、グラビア印刷機の印刷部に備えられた見当検出装置の反射板の設置精度の検査に使用するものである。
図1は、グラビア印刷機の一部であって実施例の見当検出装置の検査装置及び検査方法によって検査される見当検出装置を備える印刷部の構成を示す側面図である。また、図2は、図1の印刷部の構成を示す斜視図である。
グラビア印刷機は、例えば、CMYKの4色刷りの印刷機であり、印刷部10は、各色に対応して、例えば、4台設けられている。また、グラビア印刷機は、印刷部10以外にも、ロール状に加工されたウエブWを巻き出して印刷部10に供給するウエブ巻出部、画像が印刷されたウエブWをロール状に巻き取るウエブ巻取部等を備えている(図示省略)。
この印刷機によって画像が印刷されるウエブWは、略透明な樹脂材料によって形成されたシート材であり、4台の印刷部に順番に供給されて多色印刷がされる。
ここで、見当検出装置20は、これらの4台の印刷部10のうち、ウエブWの走行方向からみて2台目(2色目)以降の印刷部10に備えられている。また、これらの印刷部10の構成は、図1に示すように各色において実質的に同じとなっている。以下、見当検出装置20を備えた印刷部10について説明する。
印刷部10は、版胴11、圧胴12、機枠部13、乾燥部14、ガイドローラ15、見当検出装置20を備えている。
版胴11は、両端部が閉塞された円筒形状に形成されるとともに、両端部の中央部分に図示しない一対の軸部を備え、この軸部回りに回転可能とされている。印刷部10は、略水平な設置面に設置され、版胴11の軸線方向は、略水平になっている。この版胴11は、外周面部に画像が形成され、この画像は、版胴11の下方に配置された図示しないインク皿から供給されるインクによってウエブWに印刷されるようになっている。
圧胴12も、版胴11と同様に円筒形状に形成されるとともに、両端部の中央部分に図示しない一対の軸部を備え、この軸部回りに回転可能なローラである。この圧胴12は、版胴11の上方に配置され、回転軸線が版胴11と略平行にされるとともに、その外周面部で版胴11の外周面部を押圧することによって、版胴11と圧胴12との間を通過するウエブWに印圧を与えるものである。
機枠部13は、版胴11及び圧胴12の両端部に対向して一対配置された印刷部10の筐体の一部である。これらの機枠部13は、図示しない軸受部を備え、この軸受部によって版胴11及び圧胴12を支持している。
乾燥部14は、版胴11及び圧胴12を通過した印刷済みのウエブWに対して熱風を吹き付けてインクを乾燥させるものであり、版胴11、圧胴12の上方に設けられている。
ガイドローラ15は、版胴11及び圧胴12を通過したウエブWを乾燥部14に案内するものであり、この印刷部10は、ウエブWの走行方向に版胴11及び圧胴12、ガイドローラ15、乾燥部14がこの順番に配置されている。このガイドローラ15は、後述する見当検出装置20を挟んで一対設けられており、軸線方向が平行とされ、ウエブWの走行方向に沿って離間して配置されている。これらのガイドローラ15も、版胴11等と同様にその両端部に軸部を備えるとともにこれらの軸部が機枠部13に支持され、軸部回りに回転可能とされた円筒形状のローラである。
見当検出装置20は、投受光器21、反射板22を備えた回帰反射型の光電センサであって、一対のガイドローラ15に挟まれた領域に配置され、この一対のガイドローラ15に案内されて走行するウエブWに印刷された見当マークに基づいて見当誤差量を測定するものである。
投受光器21は、例えば、LEDやハロゲンランプ等の光源を備え、この光源からウエブWに向けて光線を照射する発光素子(投光部)、及び、発光素子から照射された光線のうちウエブWを透過しかつ反射板22において反射された光線を検出する受光素子を備えている(それぞれ図示省略)
投受光器21は、図2に示すように、ウエブWの印刷面に対向して配置されたレール23に装着されている。このレール23は、ガイドローラ15の軸線方向(ウエブWの幅方向)と平行な方向に延在して形成され、その両端部が図示しないボルトによって機枠部13に固定されている。また、投受光器21は、このレール23に沿ってウエブWの幅方向と平行な方向に移動可能になっている。
反射板22は、上述のように投受光器21から照射された光線を反射する反射部であり、投受光器21に対してウエブWを挟んだ反対側に設けられ、ウエブWの裏面(印刷面とは反対側の面)に対向している。この反射板22は、レール23と同様にガイドローラ15の軸線方向と平行な方向に延在する帯状に形成され、その両端部が印刷部10の機枠部13に図示しないボルトによって固定されている。
見当マークは、ウエブWに画像が印刷される際に画像の印刷領域より外側の領域(いわゆる、「トンボ」が設けられる領域)に画像と同時に印刷される。この見当マークは、その形状が、例えば、直角三角形とされ、1台上流側の印刷部10において印刷された見当マークに対し、ウエブWの長手方向に沿って、例えば、20mmの間隔をおいて設けられる。
この印刷部10において、ウエブWが走行して投受光器23及び反射板24との間に見当マークが位置すると、発光素子から照射された光線、及び、反射板24から反射された光線がそれぞれ見当マークによって遮られるため、受光素子が検出する光量が周期的に変化する。見当検出装置20は、この受光素子が検出する光量の周期的変化及びウエブWの走行速度に基づいてウエブWの流れ方向及びウエブWの幅方向の見当誤差量を測定する。
見当検出装置20は、この測定結果を印刷部10の外部に備えられた見当制御装置に出力し、見当制御装置は、この出力に応じて、版胴11やコンペンセータローラ16を移動させて印刷位置を修正するようになっている。
この見当検出装置20は、反射板22とレール23とが平行とされ、かつ、これらは、ともにガイドローラ15とも平行でなければならない。すなわち、反射板22から反射される光線は、ウエブWに対して予め設定された正しい角度で入射しなければならないが、例えば、振動等によって反射板22を固定するボルトが緩む等して反射板22がウエブWに対して傾くことがある。このように反射板22とウエブWとの平行度が低下すると、反射板22に反射された光線がウエブWに対して正しい角度で入射しなくなる。また、これらが平行であっても、反射板22がねじれたり、その反射面部がウエブWの裏面に対して傾いた場合には、同様に反射光の角度がずれる。これらの場合、版胴11に対してウエブWがずれていなくても見当検出装置20は、見当制御装置に誤った見当誤差量を出力する。
ここで、「反射板22とレール23とが平行である」とは、反射板22の反射面部を含む平面とレール23に沿って移動する投受光器21上の1点が描く軌跡を含む直線とが交わらないという意味である。また、「これら(反射板22及びレール23)とウエブWとが平行である」とは、上記直線及び平面がウエブWの面部を含む平面とも交わらないという意味である。
見当制御装置は、この出力に応じてウエブWが版胴11に対してずれていると判断し、行う必要がない見当合わせを行い、これにより見当不良の生じた印刷物が発生する。このような無駄を防止するためには、反射板22のウエブWに対する傾き及び反射板22のねじれの検査を定期的に行う必要があり、この検査は、具体的には、ウエブWに対する反射板22の相対的な位置を検出して行う。
以下、見当検出装置の検査装置30について説明する。
図3は、見当検出装置の検査装置を示す図であって、(a)は、側面図、(b)は、上方から見た図、(c)は、正面図である。
見当検出装置の検査装置30は、基準板31、ダイヤルゲージ32、セットカラー33を備えている。
基準板31は、反射板22の設置精度(反射板22とウエブWとの平行度)を検査する際の基準となるものであり、見当検出装置の検査装置30の本体部である。また、この基準板31は、平面形が矩形のボード状に形成され、その中間部分が容易に撓むことがないように材料、寸法が設定された実質的な剛体であり、その両面部が凹凸を無視できる程度に平滑化され、かつ、全体的な厚さ方向寸法が略一定とされている。
さらに、この基準板31の長手方向の寸法は、一対のガイドローラ15の軸線間の寸法より大きく設定されている。また基準板31は、その略中央部分を厚さ方向に貫通して形成された孔部が設けられている。この孔部は、ダイヤルゲージ32の後述するスピンドル36を貫通させるものである。
また、基準板31は、ガイドローラ15に接触する面部(以下、「接触面部」という)とは反対側の面部(以下、「測定面部」という)における長手方向の両端部に一対の把持部34を備えている。この把持部41は、略U字状に形成された鋼管であり、その両端部が、例えば、ネジによって基準板40に着脱可能に接続されている。
ダイヤルゲージ32は、ダイヤルインジケータとも称される位置検出部である。このダイヤルゲージ32は、基準板31をガイドローラ15にわたした状態で基準板31の測定面部と反射板22との間隔(図3(a)に示す距離L)を測定するものであり、読取部35、スピンドル36、ステム37を備えている。
読取部35は、周縁部に2種類の目盛が形成された円盤状のダイヤル、及び、このダイヤルの中央部分に形成された回転軸回りに回転して上記目盛を指し示す図示しない長短2本の指針を備えている。
スピンドル36は、鋼材等によって形成されたダイヤルゲージ32の中心軸部であり、読取部35に備えられた歯車機構を介して指針に接続されている。読取部35の2本の指針のうちの長針は、スピンドル36が、例えば、1mm移動するごとに、ダイヤルを、例えば、1周するようになっている。長針用の目盛は、ダイヤルの周縁部を、例えば、100等分しており、ダイヤルゲージ32の分解能は、例えば、0.01mmとなっている。
一方、短針用の目盛は、長針用の目盛より内周側に、例えば、0mmから10mmまで設けられており、短針は、長針が1周するごとに所定の角度だけ回転して長針が回転した数をカウントするようになっている。このように、このダイヤルゲージ32は、例えば、0mmから10mmまでの範囲内において、例えば、0.01mm刻みの距離の測定ができるようになっている。
ステム37は、円筒状に形成され、その一方の端部が読取部35に対して固定されている。このステム37は、その内径側にスピンドル36が貫通しており、スピンドル36は、ステム37に対して摺動しながら往復運動可能になっている。
セットカラー33は、シャフト等の長尺物をその長手方向が垂直となるように平面部に対して固定する公知の締結具である。このセットカラー33は、ダイヤルゲージ32のステム37を保持してダイヤルゲージ32を基準板31に固定するものである。
セットカラー33は、環状の部材の周方向の一部にスリットが設けられ、全体的に略C字状に形成されるとともに、このスリットを閉塞させるネジを備えており、このネジが締め付けられることによってステム37をその内径側に保持するようになっている。
このセットカラー33は、その厚さ方向に貫通する図示しない取付孔が中心を挟んで一対設けられており、この取付孔を貫通するボルトによって基準板31の一方の面部(以下、「読取面部」という)に取り付けられている。これにより、ダイヤルゲージ32は、スピンドル36の移動方向を基準板31の測定面部に対して垂直にして基準板31に固定される。
ダイヤルゲージ32は、上記固定状態でスピンドル36の先端部が基準板31の接触面部と同一面上となった場合に測定距離がゼロとなるように原点調整されており、基準板31の接触面部からのスピンドル36の突出量によって反射板22と基準板40との距離Lを測定するようになっている。
以下、この見当検出装置の検査装置30を使用した見当検出装置20の検査について説明する。
印刷機のユーザである検査者は、基準板31に設けられた把持部34を把持して、基準板31の接触面部が反射板22の反射面部と対向するように基準板31を一対のガイドローラ15に外周面であって印刷時にウエブWと当接する部分にわたして押し当てる。
ここで、ガイドローラ15の「印刷時においてウエブWに当接する部分」とは、ガイドローラ15の外周面の特定の部分を意味するものではなく、印刷部10内をウエブWが走行する際にウエブWをガイドする位置にある部分という意味である。これによって、基準板31は、ウエブWの代わりとしてウエブWに対する反射板22の相対的な位置を検出する際の基準として機能する。
見当検出装置の検査装置30は、上記の基準板31がガイドローラ15へ設置された状態において、スピンドル36の先端部が反射板22の反射面部に当接される。これにより、基準板31の長手方向の両端部の領域は、接触部として、また、基準板31の長手方向の中央の領域は、基部として機能する。
ここで、前述のように、反射板22とウエブWとが平行でなくなった場合には、反射板22から反射されウエブWに入射する光線がウエブWに正しい角度で入射しなくなる。
この見当検出装置の検査装置30は、基準板31をガイドローラ15の軸線方向(ウエブWの幅方向)に沿ってスライドさせれば、反射板22とウエブWとの平行度を検査することができる。具体的には、ガイドローラ15の一方の端部側における測定値と他方の端部側の測定値との間に差がある場合、反射板22は、ウエブWの幅方向に対して傾いていることが分かる。
一方、基準板31を、ウエブWの長手方向にスライドさせれば、反射板22のねじれ、または、反射板22の反射面部のウエブWに対する傾きを検査することができる。具体的には、反射板22の上端部側と下端部側との測定値に差がある場合、この差がウエブWの幅方向の一部において検出された場合は、反射板22がねじれていることが分かる。また、この差がウエブWの幅方向の全体にわたってかつ一定の値で検出された場合は、反射板22の反射面部がウエブWに対して傾いていることが分かる。
検査者は、上記のように反射板22のずれが検出された場合には、反射板22を機枠部13に固定しているボルトを緩め、ダイヤルゲージ32による測定値が反射板22のいずれの部分においても同じとなるように、スペーサ等を使用して反射板22の傾き等を調整し、この後に上記ボルトを締めて反射板22を機枠部13に固定する。
以上説明したように、本実施例の見当検出装置の検査装置30によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)基準板31の両端部を一対のガイドローラ15の外周面であって印刷時にウエブWと当接する部分に接触させるから、基準板31は、ウエブWの代わりとしてウエブWに対する反射板22の相対的な位置を検出する際の基準として機能する。この基準板31を実質的な剛体としたから、この基準板31に固定されたダイヤルゲージ32によって基準板31と反射板22との距離を測定する際に基準板31が撓んだりすることがなく、基準板31(ウエブW)と反射板22との距離を確実に測定できる。
(2)一般的な定規に比べて分解能が高く、かつ、高精度の読取が可能なダイヤルゲージ32を備えているから、反射板22と基準板31との距離を精度よく測定できる。
(3)測定作業は、基準板31をガイドローラ15に押し当てるだけでよいから、例えば、定規による測定に比べ、作業が容易であり、かつ、測定誤差の発生を防止できる。
(4)基準板31をガイドローラ15の接線方向、及び、ガイドローラ15の軸線方向にスライドさせるだけで、それぞれの方向に対する反射板22のウエブWに対する傾きを検査でき、検査作業が容易である。また、基準板31の接触面部を平滑化加工したから、測定精度が向上する。
(5)基準板31に把持部34を設けたから、検査中に見当検出装置の検査装置30が移動することを防止でき、より確実な検査が可能となる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例において、位置検出部は、ダイヤルゲージであったが、これに限らず、例えば、レーザ光を照射し、非接触による距離の測定が可能なレーザ変位センサ等であってもよい。この場合、実施例のセットカラーに代えて、センサ固定用の部品を用いてレーザ変位センサを基準板に固定する。また、位置検出部は、デジタル式の表示部を備えたデジタルダイヤルゲージであってもよい。
(2)実施例において、見当検出装置は、圧胴(版胴)と乾燥部との間に設けられた一対のガイドローラの間に設置されていたが、軸線方向が平行とされたローラの間であれば見当検出装置の設置位置は、これに限らず、例えば、圧胴とガイドローラとの間であってもよい。
(3)実施例の見当検出装置の検査装置は、グラビア印刷機に備えられた見当検出装置がその検査対象であったが、これに限らず、例えば、オフセット印刷機に備えられた見当検出装置の検査に使用してもよい。
グラビア印刷機の一部であって、実施例の見当検出装置の検査装置によって検査される見当検出装置を備える印刷部の構成を示す側面図である。 図1の印刷部の構成を示す斜視図である。 見当検出装置の検査装置を示す図である。
符号の説明
10 印刷部
15 ガイドローラ
20 見当検出装置
21 投受光器
22 反射板
23 レール
30 見当検出装置の検査装置
31 基準板
32 ダイヤルゲージ
33 セットカラー
34 把持部

Claims (5)

  1. 一対のローラに案内されて走行するウエブに対して光を照射する投光部、及び、前記投光部に対して前記ウエブを挟んで設置され、前記光を反射する反射部を備える見当検出装置の検査を行う見当検出装置の検査装置において、
    前記一対のローラの外周面であって印刷時に前記ウエブに当接する領域にそれぞれ接触する一対の接触部、及び、前記一対の接触部の間に前記反射部に対向して設けられ、実質的な剛体によって前記接触部に接続された基部を備える本体部と、
    前記基部に固定され、前記基部に対する前記反射部の相対的な位置を検出する位置検出部とを備えること
    を特徴とする見当検出装置の検査装置。
  2. 請求項1に記載の見当検出装置の検査装置において、
    前記位置検出部は、ダイヤルゲージであること
    を特徴とする見当検出装置の検査装置。
  3. 請求項1に記載の見当検出装置の検査装置において、
    前記位置検出部は、非接触式の距離測定装置であること
    を特徴とする見当検出装置の検査装置。
  4. 一対のローラに案内されて走行するウエブに対して光を照射する投光部、及び、前記投光部に対して前記ウエブを挟んで設置され、前記光を反射する反射部を備える見当検出装置の検査方法において、
    前記一対のローラに対し、その外周面部であって印刷時に前記ウエブに当接する領域に実質的な剛体である部材を接触させてわたすとともに、
    前記剛体である部材の前記ローラに対して接触する部分の間に位置検出器を前記反射部に対向させて固定し、
    前記剛体である部材に対する前記反射部の相対的な位置を前記位置検出器によって検出すること
    を特徴とする見当検出装置の検査方法。
  5. 請求項4に記載の見当検出装置の検査方法において、
    前記検出を前記ウエブの長手方向、幅方向の少なくとも一方に離間した複数箇所において行うこと
    を特徴とする見当検出装置の検査方法。

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WO2009110173A1 (ja) * 2008-03-05 2009-09-11 太洋電機産業株式会社 見当マーク検出装置
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