JP2007197101A - 給紙装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸引チャンバの外側に殆どスペースを必要とせずに、吸引用開口列のうち用紙幅の範囲内の吸引用開口のみが吸引作用をする給紙装置の提供。
【解決手段】吸引チャンバ1内に、吸引用開口2の配列方向に移動可能で、配列方向途中で空気の流れを遮断する障壁3を設け、その障壁3によって吸引チャンバ1の吸引用開口列のうち用紙幅の範囲内にある吸引用開口のみが吸引作用を有するようにする。これにより用紙幅より外側にある吸引用開口2から用紙幅範囲内の空間への外気の流入がなくなり用紙幅範囲内の吸引用開口の用紙吸引力が減殺されることがなくなる。用紙幅に合わせるための障壁3の移動は障壁移動桿4の他プーリ・ワイヤによって行う。
【選択図】図1
【解決手段】吸引チャンバ1内に、吸引用開口2の配列方向に移動可能で、配列方向途中で空気の流れを遮断する障壁3を設け、その障壁3によって吸引チャンバ1の吸引用開口列のうち用紙幅の範囲内にある吸引用開口のみが吸引作用を有するようにする。これにより用紙幅より外側にある吸引用開口2から用紙幅範囲内の空間への外気の流入がなくなり用紙幅範囲内の吸引用開口の用紙吸引力が減殺されることがなくなる。用紙幅に合わせるための障壁3の移動は障壁移動桿4の他プーリ・ワイヤによって行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、給紙台上に積載された用紙束の最上位紙から1枚ずつ給紙する給紙装置の技術分野に属する。
従来、給紙台上に積載された用紙束の最上位紙を1枚ずつ送給する方法は、用紙束の上方に、給紙方向と直交する方向(用紙の幅方向)に複数の吸引用開口が下面側に配列された吸引チャンバを設け、この吸引チャンバの下面を含む外周に、吸引用開口列の方向と直交するように且つ吸引用開口をふさがないようにして複数列のベルトを周回させ、吸引チャンバ内をファンなどの吸引源により減圧して吸引用開口に吸引力を生じさせ、これにより、用紙束の最上位紙を吸い上げ、周回しているベルトに付着させ、ベルトの走行方向へ給紙するというものである(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この装置では、用紙の幅が吸引チャンバの吸引用開口列の長さより小さい場合には、用紙を吸引しても用紙によってふさがれない吸引用開口が生じ、ここから外気が吸引されて吸引チャンバ内に入るため吸引源による減圧効果が低下して、用紙の吸着力が低下して、ジャムや空送りの原因になる。
このようなことを防止する対策として、用紙幅が吸引チャンバの吸引用開口列の長さより小さく用紙によってふさがれない開口部分については、側面から板状シャッタを挿入して開口をふさぐことが考えられる。
吸引チャンバが吸引源側の方を基準として用紙位置を設定する場合には、用紙幅が最も狭い用紙のときに、ふさがれない吸引用開口を総てふさぐに足りる長さ板状シャッタを挿入することになる。
吸引チャンバが吸引源側の方を基準として用紙位置を設定する場合には、用紙幅が最も狭い用紙のときに、ふさがれない吸引用開口を総てふさぐに足りる長さ板状シャッタを挿入することになる。
また、吸引チャンバの吸引用開口列の中央と用紙幅の中心を合わせて用紙位置を設定する場合には、用紙幅が最も狭い用紙のときにふさがれない両側の吸引用開口を総てふさぐに足りる長さの板状シャッタを両側から挿入することになる。ただ、後者の方が前者に較べて板状シャッタの長さは半分でよいことになる。
いずれにしても、当該給紙装置の扱う用紙の幅の範囲が広い程シャッタは長くなる。
いずれにしても、当該給紙装置の扱う用紙の幅の範囲が広い程シャッタは長くなる。
この他、吸引用開口が、用紙の幅方向に複数配列されているのではなく、大きな吸引用開口が1つ設けられている場合に、用紙幅の両側のガイドフェンスに両側から内向きのシャッタを固定して、用紙幅に応じた吸引用開口を狭めたり拡げたりする例もある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−226068号公報([0043]、[0044]、図2、図5)
特開平10−120213号公報([0012]、図1〜図3)
しかしながら、吸引用開口列を有する吸引チャンバに板状シャッタを用いるようにした場合、用紙幅が、全吸引用開口にかかる場合には板状シャッタを吸引用開口にかからぬように外側へ移動させなければならない。即ち、板状シャッタが吸引チャンバの端部から突出することになり、その為のスペースを設けなければならないという問題がある。
用紙の位置設定が吸引源側基準の場合には、シャッタの突出スペースは吸引チャンバの反対側だけでよいが、用紙の設定位置を中央に合わせた場合には、吸引チャンバの両側にこのようなシャッタ突出スペースを設けなければならなくなる。
用紙の位置設定が吸引源側基準の場合には、シャッタの突出スペースは吸引チャンバの反対側だけでよいが、用紙の設定位置を中央に合わせた場合には、吸引チャンバの両側にこのようなシャッタ突出スペースを設けなければならなくなる。
また、用紙幅の両側のガイドフェンスに両側から内向のシャッタを設ける場合は、実質吸引用開口幅を用紙幅より左右のシャッタの幅の分だけ狭くしてしまうため吸引効率が低下するという問題がある。
本発明の課題は、上記従来技術の問題点に鑑みて、吸引チャンバの外側に殆どスペースを必要とせず、且つ吸引チャンバの吸引用開口列のうち用紙幅と同じ幅内にある吸引用開口のみが吸引作用をする吸引手段を有する給紙装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために以下の各構成を有する。
本発明の第1の構成は、下面に複数の吸引用開口が列状に配列され該配列方向の一方側がエア吸引源側である吸引チャンバと、該吸引チャンバの下面を含む外周を吸引用開口の配列方向と直交する方向に周回する複数列のベルトにより、吸引チャンバ下面の下方にある給紙台上に積載された用紙束の最上位用紙を吸引チャンバの下面側を走行するベルトに吸着させてベルト走行方向へ送給する給紙装置であって、エア吸引源の吸引が及ぶ吸引チャンバ内空間を前記吸引用開口の配列方向に増減するよう移動可能の障壁と、この障壁に取り付けられ障壁の移動方向と同じ方向に延び吸引チャンバの吸引用開口の配列方向の非吸引源側端に出ている障壁移動手段を有することを特徴とする給紙装置である。
本発明の第1の構成は、下面に複数の吸引用開口が列状に配列され該配列方向の一方側がエア吸引源側である吸引チャンバと、該吸引チャンバの下面を含む外周を吸引用開口の配列方向と直交する方向に周回する複数列のベルトにより、吸引チャンバ下面の下方にある給紙台上に積載された用紙束の最上位用紙を吸引チャンバの下面側を走行するベルトに吸着させてベルト走行方向へ送給する給紙装置であって、エア吸引源の吸引が及ぶ吸引チャンバ内空間を前記吸引用開口の配列方向に増減するよう移動可能の障壁と、この障壁に取り付けられ障壁の移動方向と同じ方向に延び吸引チャンバの吸引用開口の配列方向の非吸引源側端に出ている障壁移動手段を有することを特徴とする給紙装置である。
本発明の第2の構成は、前記第1の構成に加えて、給紙台上の用紙束の給紙方向に対する側面側から用紙の積載・移動をガイドする用紙幅方向に可動の用紙ガイドと、この用紙ガイドの用紙幅方向の移動と障壁移動手段の移動とを連動させる連動機構とを有することを特徴とす給紙装置である。
本発明の第3の構成は、下面に複数の吸引用開口が列状に配列され該配列方向の一方側がエア吸引源側である吸引チャンバと、該吸引チャンバの下面を含む外周を吸引用開口の配列方向と直交する方向に周回する複数列のベルトにより、吸引チャンバ下面の下方にある給紙台上に積載された用紙束の最上位用紙を吸引チャンバの下面側を走行するベルトに吸着させてベルト走行方向へ送給する給紙装置であって、エア吸引源の吸引が及ぶ吸引チャンバ内空間を前記吸引用開口の配列方向に増減するよう移動可能の障壁と、吸引チャンバの非吸引源側外側に配置した第1プーリと、吸引源側に配置した第2プーリと、これらプリー間にループ状に懸け渡された往復の片側が障壁に連結されたワイヤ又はベルトと、第1プーリを回す回動操作手段とを有することを特徴とする給紙装置である。
本発明の第4の構成は、前記第3の構成に加えて、給紙台上の用紙束の給紙方向に対する側面側から用紙の積載・移動をガイドする用紙幅方向に可動の用紙ガイドと、用紙ガイドの後退側に配置した第3プーリと、用紙ガイドの前進側に配置した第4プーリと、これらプーリ間にループ状に懸け渡された往復の片側が用紙ガイドに連結されたワイヤ又はベルトと、第1プーリと同軸同回転する第5プーリと、第3プーリと同軸同回転する第6プーリと、第5プーリと第6プーリ間に懸け渡された連動用ワイヤ又は連動用ベルトを有することを特徴とする給紙装置である。
本発明の第5の構成は、下面に複数の吸引用開口が列状に配列され、その配列方向の途中位置にエア吸引源への連結口がある吸引チャンバと、該吸引チャンバの下面を含む外周を吸引用開口の配列方向と直交する方向に周回する複数列のベルトにより、吸引チャンバ下面の下方にある給紙台上に積載された用紙束の最上位用紙を吸引チャンバの下面側を走行するベルトに吸着させてベルト走行方向へ送給する給紙装置であって、エア吸引源への連結口を含みエア吸引源の吸引が及ぶ吸引チャンバ内の空間を左右対称に増減するように移動可能な第1障壁および第2障壁と、吸引チャンバの吸引用開口配列方向の第1障壁側端部に配置した第1プーリと、第2障壁側端部に配置した第2プーリと、両プーリ間にループ状に懸け渡され往復の一方側が第1障壁に連結され他方側が第2障壁に連結されたワイヤ又はベルトと、第1プーリ又は第2プーリを回す回動操作手段とを有することを特徴とする給紙装置である。
本発明の第6の構成は、前記第5の構成に加えて、給紙台上の用紙束の給紙方向に対する両側面から用紙の積載・移動をガイドする用紙幅方向に可動の第1ガイドおよび第2ガイドと、第1ガイドの後退方向側に配置した第3プーリと、第2ガイドの後退方向側に配置した第4プーリと、これらプーリ間にループ状に懸け渡された往復の一方側が第1ガイドに連結され他方側が第2ガイドに連結されたワイヤ又はベルトと、第1プーリと同軸同回転する第5プーリと、第3プーリと同軸同回転する第6プーリと、第5プーリと第6プーリ間に懸け渡された連動用ワイヤ又は連動用ベルトを有することを特徴とする給紙装置である。
本発明の第7の構成は、前記第1ないし第6の構成におけるチャンバ下面の列状に配列された複数の吸引用開口に換えて、前記配列方向に長い長孔とし、同じく複数列のベルトに換えて吸引孔を面分布させた幅広の1枚ベルトとしたことを特徴とする給紙装置である。
本発明の第1の構成では、吸引チャンバ内に、吸引用開口の配列方向の一方側にあるエア吸引源の吸引が及ぶ空間を吸引用開口の配列方向に増減するよう移動可能な障壁が設けられているので、吸引チャンバの吸引源側からこの障壁までが吸引の及ぶ範囲となりその範囲に配列されている吸引用開口は用紙吸引機能を有し、障壁から吸引源とは反端側端までの範囲は吸引作用は及ばない。
そしてこの障壁は吸引用開口の配列方向に移動可能であるから吸引の及ぶ範囲を給紙する用紙の幅に合わせることができる。
従って、この範囲外の吸引用開口からは吸引の及んでいる範囲へ外気は流入せず、その範囲の吸引用開口の吸引効果を減殺することはない。
そしてこの障壁は吸引用開口の配列方向に移動可能であるから吸引の及ぶ範囲を給紙する用紙の幅に合わせることができる。
従って、この範囲外の吸引用開口からは吸引の及んでいる範囲へ外気は流入せず、その範囲の吸引用開口の吸引効果を減殺することはない。
このような障壁を移動させるためには、障壁に連結した棒かワイヤでよく、吸引チャンバの外に従来のような吸引用開口をふさぐだけの幅のあるシャッタを用いた場合のようなスペースを必要としないという利点がある。
棒状移動手段の場合には、棒が突出するスペースは必要であり、ワイヤを用いた場合には、ワイヤをかけるプーリだけのスペースがあればよいという利点もある。
棒状移動手段の場合には、棒が突出するスペースは必要であり、ワイヤを用いた場合には、ワイヤをかけるプーリだけのスペースがあればよいという利点もある。
第2の構成は、第1の構成に加えて、障壁移動手段と、給紙台上の用紙の積載・移動を給紙方向に対する側面からガイドする用紙ガイドを連動機構で連動するようにしているので、給紙台上の給紙すべき用紙束の幅が変わった場合には、用紙ガイドをこの用紙束の幅に合わせるだけで、吸引チャンバ内の障壁も用紙束の幅に合った位置に設定されることになるという利点がある。
第3の構成は、吸引源が吸引チャンバの吸引用開口の配列方向の一方端側にある場合の障壁移動手段として、吸引チャンバの非吸引源側の外側に第1プーリを設け、吸引源側に第2プーリを設け、この2つのプーリにループ状に懸け渡したワイヤ又はベルトの往復いずれか一方と障壁を連結し、第1プーリに例えばつまみのような回動操作手段を設けたものとしたので、吸引チャンバの外側にはプーリ1個とこれを回すためのつまみ1つがあればよく、障壁移動手段のためのスペースを殆どとらずに済むという利点がある。
第4の構成は、用紙束の給紙方向と直交する用紙幅方向の位置を規定する用紙ガイドの移動手段として、用紙ガイドの後退側に第3プーリを前進側に第4プーリを設け、この2つのプーリにループ状に懸け渡したワイヤ又はベルトの往復いずれか一方を用紙ガイドを連結し、更に、前記第3の構成の第1プーリと同軸同回転する第5プーリと、同じく第3プーリと同軸同回転する第6プーリを設け、この第5プーリと第6プーリに連動用ワイヤ又は連動用ベルトを懸け渡しているので、第1プーリの回動操作手段を回すと吸引チャンバ内の障壁が移動するとともに第3プーリも回転して用紙ガイドが連動するので、給紙台上の給紙すべき用紙束の幅が変わった場合には、第1プーリの回動操作手段を回して用紙ガイドをこの用紙束の幅に合わせるだけで、吸引チャンバ内の障壁も用紙束の幅に合った位置に設定されることになるという利点がある。
第5の構成は、給紙台上の用紙束配置が前記第1ないし第4の構成のように用紙幅が変わってもその片側の位置は同じとする片側基準ではなく、用紙幅が変わっても用紙の中央位置を同じとする中央基準の場合に対応するものであり、吸引チャンバの吸引源への連結口も吸引用開口配列方向の途中にある場合が対象の構成である。
第5の構成では、吸引チャンバの吸引用開口配列方向において吸引源連結口の一方側と他方側にそれぞれ第1の障壁と第2の障壁を設け、第3の構成と同様に第1プーリと第2プーリを設けてこれにワイヤ又はベルトを懸け渡し、その往復いずれか一方を第1の障壁に連結し、他方を第2の障壁に連結しているのでいずれかのプーリの回動手段を回すと2つの障壁は互いに近付いたり遠ざかったりする。
従って、この両障壁間の中心位置と給紙台上の用紙束の中心位置を設定すべき中心基準位置とを予め合わせて置くことにより、用紙幅が変わっても、回動操作により容易に左右対称に障壁位置を用紙幅に合わせることができる。
このように、2つの障壁を移動させるにも、第3の構成と同様に吸引チャンバの外側にはプーリ1個とこれを回すためのつまみがあればよく障壁移動手段のためのスペースを殆どとらずに済むという利点がある。
このように、2つの障壁を移動させるにも、第3の構成と同様に吸引チャンバの外側にはプーリ1個とこれを回すためのつまみがあればよく障壁移動手段のためのスペースを殆どとらずに済むという利点がある。
第6の構成は、第5の構成に加えて、給紙台上の中心基準位置に用紙束の中心を合わせるため中心基準位置の両側に設けられる第1ガイドと第2ガイドの移動手段として、第1ガイドの後退方向に第3プーリ、第2ガイドの後退方向に第4プーリを設け、この2つのプーリにループ状に懸け渡したワイヤ又はベルトの往復いずれか一方は第1ガイドに連結し、他方を第2ガイドに連結し、更に前記第5の構成の第1プーリと同軸同回転する第5プーリと、同じく第3プーリと同軸同回転する第6プーリを設け、この第5プーリと第6プーリに連動用ワイヤ又は連動用ベルトを懸け渡しているので、第1プーリの回動操作手段を回すと、吸引チャンバ内での第1障壁と第2障壁が近付いたり遠ざかったりするのと連動して、第1ガイドと第2ガイドも近付いたり遠ざかったりするので、予め第1障壁の位置と第1ガイドの位置および第2障壁の位置と第2ガイドの位置を合わせておくことより、給紙台上の給紙すべき用紙束の幅が変わった場合、第1プーリの回動操作手段を回して第1ガイドと第2ガイドをこの用紙束の幅に合わせるだけで吸引チャンバの障壁も用紙束の幅に合った位置に設定されることになるという利点がある。
第7の構成の効果は、前記第1の構成ないし第6の構成のいずれかの構成の効果と同様の効果を有する。
本発明に用いる障壁は、吸引チャンバの、吸引用開口配列方向で見た垂直断面をふさぐ形状で、移動を円滑ならしめるため、吸引用開口が設けられている面と直交する向かい合う壁に移動用のガイドレールを設けるのがよい。
第1の構成における障壁移動手段は、その支持構造との滑らかな移動を実現するために丸棒が望ましい。
また、障壁移動のため第1、第2プーリに懸け渡す移動力伝達手段は吸引チャンバの気密保持の点からみてワイヤが望ましい。
また、障壁移動のため第1、第2プーリに懸け渡す移動力伝達手段は吸引チャンバの気密保持の点からみてワイヤが望ましい。
これに対して、用紙ガイド連動用の第3プーリ、第4プーリ間および第5プーリ、第6プーリ間は歯付きベルトにするのが望ましい。
その理由は、これをワイヤにすると、第1プーリの回動操作手段を回して、用紙ガイドが用紙束の側面に当接した後も、力を入れるとプーリとワイヤが滑って第1プーリが回ってしまいその分だけ障壁が移動してしまい、実際の用紙束の幅と障壁の位置がずれてしまうということが起こり得るからである。
その理由は、これをワイヤにすると、第1プーリの回動操作手段を回して、用紙ガイドが用紙束の側面に当接した後も、力を入れるとプーリとワイヤが滑って第1プーリが回ってしまいその分だけ障壁が移動してしまい、実際の用紙束の幅と障壁の位置がずれてしまうということが起こり得るからである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図4、図5は、本発明を実施する給紙装置の基本構造説明図である。
図4の(a)は給紙台8上に載置された用紙束10の最上位用紙が左へ送給される場合の側面図である。
用紙束10の上には吸引チャンバ1が設けられており、この吸引チャンバ1の外周を前方プーリ28と後方プーリ29に懸け渡されたベルト5が右周回するようになっている。吸引チャンバ1の紙面向う側端はエア吸引源に連なっている。吸引チャンバ1の底面には図4の(b)に示すように多数の吸引用開口2が、給紙方向と直交する方向に配列されている。このような吸引チャンバ1に、(c)に示すようにベルト5が多数周回している。(b)、(c)はいずれも(a)の吸引チャンバ1の手前側を上に持ち上げてその底面を見た状況を示している。ベルト5は、吸引用開口2が覗けるような間隔を開け配列されている。
図4、図5は、本発明を実施する給紙装置の基本構造説明図である。
図4の(a)は給紙台8上に載置された用紙束10の最上位用紙が左へ送給される場合の側面図である。
用紙束10の上には吸引チャンバ1が設けられており、この吸引チャンバ1の外周を前方プーリ28と後方プーリ29に懸け渡されたベルト5が右周回するようになっている。吸引チャンバ1の紙面向う側端はエア吸引源に連なっている。吸引チャンバ1の底面には図4の(b)に示すように多数の吸引用開口2が、給紙方向と直交する方向に配列されている。このような吸引チャンバ1に、(c)に示すようにベルト5が多数周回している。(b)、(c)はいずれも(a)の吸引チャンバ1の手前側を上に持ち上げてその底面を見た状況を示している。ベルト5は、吸引用開口2が覗けるような間隔を開け配列されている。
図5は、図4の(a)を右側(後方)から見た図である。
図4の(a)では示されていなかったエア吸引源30および用紙位置基準板31が示されている。
用紙束10の幅が大きい場合も小さい場合も、その右辺が用紙位置基準板31の位置になるようにして載置される。用紙ガイド6は、用紙束10を右方へ寄せるとともに積載および給紙方向のガイドをする。
図4の(a)では示されていなかったエア吸引源30および用紙位置基準板31が示されている。
用紙束10の幅が大きい場合も小さい場合も、その右辺が用紙位置基準板31の位置になるようにして載置される。用紙ガイド6は、用紙束10を右方へ寄せるとともに積載および給紙方向のガイドをする。
以上のような構成において動作を開始させると、エア吸引源30は吸引作用により吸引チャンバ1内を減圧する。
この減圧により吸引チャンバ1の各吸引用開口2も外気とともに用紙束10の最上位紙を吸い上げる。
吸引チャンバ1の下面にはベルト5があるため、用紙はベルト5に張り付いて吸引用開口2をふさぐような状態となる。ベルト5は図4の(a)の矢印のように回っているので、張り付いた用紙は左方へ送給されるということになる。
この減圧により吸引チャンバ1の各吸引用開口2も外気とともに用紙束10の最上位紙を吸い上げる。
吸引チャンバ1の下面にはベルト5があるため、用紙はベルト5に張り付いて吸引用開口2をふさぐような状態となる。ベルト5は図4の(a)の矢印のように回っているので、張り付いた用紙は左方へ送給されるということになる。
ところで、今、用紙束10の幅が図5のように吸引チャンバ1の長さよりも小さい場合には、Aの部分には用紙がないため、この部分の吸引用開口からは外気がどんどん流入し、吸引チャンバ1内の減圧効果を弱くしてしまうため、用紙のベルト5への付着力も低下してジャムや空送りが生じてしまうので、このようなことがないようにしようというのが本発明である。
図1は第1の実施例の構成を示す図である。
図5と同様に後方から見て、更に吸引チャンバ1およびベルト5を断面で見た図である。即ち、図4の(c)を真中で縦割にしてその断面を横にして見ている図である。
本発明の特徴は、吸引チャンバ1内に、左右に移動可能で空気の流れを殆ど遮断する障壁3を設けたことである。移動は障壁移動桿4をその長手方向に押し込んだり引き出したりして行う。設定は、用紙束10の幅位置に合わせる。
図5と同様に後方から見て、更に吸引チャンバ1およびベルト5を断面で見た図である。即ち、図4の(c)を真中で縦割にしてその断面を横にして見ている図である。
本発明の特徴は、吸引チャンバ1内に、左右に移動可能で空気の流れを殆ど遮断する障壁3を設けたことである。移動は障壁移動桿4をその長手方向に押し込んだり引き出したりして行う。設定は、用紙束10の幅位置に合わせる。
こうすることにより、吸引チャンバ1内の空間でエア吸引源30によって減圧されるのは用紙がある部分だけとなり、Aの範囲における吸引用開口2からは空気が流入しないので、用紙幅範囲内の減圧効果が弱められことなく、用紙はしっかり吸着されて給送されることになる。
更に、用紙ガイド6と障壁3とが用紙幅方向で同じ位置を保って連動するように運動桿7で連結しておくと、給紙台8上で、片寄せガイド9に片寄せされた用紙束10の反対側側面位置に用紙ガイド6を移動させるようにするだけで、障壁3の位置も用紙幅の位置に設定されるので用紙束10の幅が変わった場合にも設定が容易であるという利点がある。
図2は、本発明の第2の実施例の構成を示す図である。第2の実施例では障壁3の移動手段としてプーリとワイヤを用いている。
図2は、図4の(a)の図の右側に立って上から見下ろしたときの吸引チャンバ1の内部図とプーリ、ワイヤ関係を示す図である。
吸引チャンバ1の左側に第1プーリ11を設け、右側吸引源側の方に第2プーリ12を設け、この2つのプーリにワイヤ13をループ状に懸け渡している。
このワイヤ13は吸引チャンバ1内を通っているものであり、図で下側のワイヤ13は障壁3に連結具14で連結固定されており、上側のワイヤは障壁3に設けた貫通孔を通っており相互の移動を妨げないようになっている。
図2は、図4の(a)の図の右側に立って上から見下ろしたときの吸引チャンバ1の内部図とプーリ、ワイヤ関係を示す図である。
吸引チャンバ1の左側に第1プーリ11を設け、右側吸引源側の方に第2プーリ12を設け、この2つのプーリにワイヤ13をループ状に懸け渡している。
このワイヤ13は吸引チャンバ1内を通っているものであり、図で下側のワイヤ13は障壁3に連結具14で連結固定されており、上側のワイヤは障壁3に設けた貫通孔を通っており相互の移動を妨げないようになっている。
第1プーリ11の軸には、図示されていないつまみ等の回動操作手段が取り付けられている。吸引チャンバ1の左端側壁は有っても無くともよいが有る場合にはワイヤ13の貫通用の孔が設けられる。
つまみを右回しにすると障壁3は左へ移動し、左回しにすると右へ移動する。
エア吸引源30による減圧効果が及ぶのは障壁3より右側の内部空間のみで、左側空間には及ばないこと図1の場合と同様である。従って、図示されていないが用紙束10は右方にある片寄せガイドに当接させた状態で、幅位置に障壁3が来るようにつまみを回すことになる。その結果、用紙に対する吸着力が低下しないことは図1の場合と同じである。
つまみを右回しにすると障壁3は左へ移動し、左回しにすると右へ移動する。
エア吸引源30による減圧効果が及ぶのは障壁3より右側の内部空間のみで、左側空間には及ばないこと図1の場合と同様である。従って、図示されていないが用紙束10は右方にある片寄せガイドに当接させた状態で、幅位置に障壁3が来るようにつまみを回すことになる。その結果、用紙に対する吸着力が低下しないことは図1の場合と同じである。
ただ図1の場合は、用紙幅が大きくなると障壁移動桿4が左方へ長く突出するのに比べて、図2の場合はそのようなことがないという利点がある。
更に、用紙ガイド6と連動させることにより、用紙幅の変更がある場合の操作が容易になることも図1の場合と同様である。
更に、用紙ガイド6と連動させることにより、用紙幅の変更がある場合の操作が容易になることも図1の場合と同様である。
図2では、用紙ガイド6の左右ほぼ第1プーリ11と第2プーリ12と対応する位置に、第3プーリ16と第4プーリ18を設けて、この2つのプーリ間に歯付きベルト20をループ状に懸け渡し、図で下側の歯付きベルト20を連結具21で用紙ガイド6に連結固定し、更に、第1プーリ11と同軸同回転する第5プーリ15と第3プーリ16と同軸同回転する第6プーリ17を設け、この第5プーリ15と第6プーリ17の間に歯付きベルト19を懸け渡している。
以上の構成により障壁3と用紙ガイド6は同じ向きに連動移動するから、最初の設定時に障壁3の位置と用紙ガイド6の位置を合わせて置くと、用紙束の幅が変わった場合でも用紙ガイド6を用紙幅に合わせるだけで障壁3の位置設定の調整は行う必要がない。
なお、用紙ガイド6との連動用に歯付きベルトを用いる理由は、ワイヤにすると用紙ガイド6が用紙束の側面に当接しても、つまみに力を入れるとワイヤが滑ってつまみが回り、その分だけ障壁3が移動してしまい用紙ガイドの位置と一致しなくなってしまうからである。
なお、用紙ガイド6との連動用に歯付きベルトを用いる理由は、ワイヤにすると用紙ガイド6が用紙束の側面に当接しても、つまみに力を入れるとワイヤが滑ってつまみが回り、その分だけ障壁3が移動してしまい用紙ガイドの位置と一致しなくなってしまうからである。
図3は、第3の実施例の構成を示す図である。
第1、第2の実施例が、給紙台上に用紙を載置する際に用紙幅にかかわらず、幅方向の決まった側へ片寄せして給紙を行うものであったのに対し、第3の実施例は用紙の幅中央を給紙台の基準位置に合わせて載置するという中央基準の場合に適した実施例である。
第1、第2の実施例が、給紙台上に用紙を載置する際に用紙幅にかかわらず、幅方向の決まった側へ片寄せして給紙を行うものであったのに対し、第3の実施例は用紙の幅中央を給紙台の基準位置に合わせて載置するという中央基準の場合に適した実施例である。
中央基準であるから、給紙台上における用紙幅の変化は基準位置(多くは中央)を中心にして左右対称に拡がったり縮まったりする。従って、吸引チャンバ1の吸引の及ぶチャンバ内空間の範囲も基準を中心にして左右対称に拡がったり、狭まったりしなければならない。そのためエア吸引源への連結口は基準位置付近に設け、障壁は基準位置を中心にして左右対称の位置になければならない。
図3の例では、図中央の点線で示された位置にエア吸引源への連結口を設け、この左右両側に第1障壁22と第2障壁23を設け、この両障壁の間の空間を吸引の及ぶ空間としている。即ち、この幅を用紙の幅に合わせることにより用紙の吸引を確実に行えることになる。
なお、ベルト5や前方プーリ28、後方プーリ29は図示を省略している。
なお、ベルト5や前方プーリ28、後方プーリ29は図示を省略している。
そして、この2つの障壁の移動手段として図2の場合と同様に第1プーリ11と第2プーリ12を設けて、ワイヤ13を懸け渡し、図で上側になるワイヤ13は連結具26で第1の障壁22と連結固定し、下側になるワイヤ13は連結具14で第2障壁23に連結固定されている。従って、第1プーリ11のつまみを右へ回すと両障壁は近付き、左へ回すと両障壁は遠ざかるように移動する。こうして両障壁の間隔を用紙の幅に合わせることにより吸引用開口2による吸引力をこの範囲内に集中して、用紙の吸い上げおよびベルト5への張り付きを確実なものとしている。
また、障壁移動手段がプーリとワイヤで構成されているため、図1の障壁移動桿4のように吸引チャンバ1から突出することがない点は図2の場合と同様である。
図3では更に、給紙台上の用紙束を左右から位置決めガイドする第1ガイド24および第2ガイド25を第1障壁22および第2障壁23とほぼ同じ位置を保ちつつ連動するようにしている。
図3では更に、給紙台上の用紙束を左右から位置決めガイドする第1ガイド24および第2ガイド25を第1障壁22および第2障壁23とほぼ同じ位置を保ちつつ連動するようにしている。
図3では、第1プーリ11と第2プーリ12とほぼ対応する位置に第3プーリ16と第4プーリ18を設け、この2つのプーリ間に歯付きベルト20をループ状に懸け渡し、図で下側の歯付きベルト20は連結具21で第2ガイド25に連結固定し、図で上側の歯付きベルト20は連結具27で第1ガイド24と連結固定し、更に、第1プーリ11と同軸同回転する第5プーリ15と、第3プーリ16と同軸同回転する第6プーリ17を設け、この第5プーリ15と第6プーリ17の間に歯付きベルト19を懸け渡している。
以上の構成により、第1プーリ11の回転つまみを回すと、第1障壁22および第2障壁23と、第1ガイド24および第2ガイド25は、用紙幅方向での同じ位置関係を保ちながら、近付いたり遠ざかったりする。
従って、用紙束の幅が変わった場合でも、第1ガイド24と第2ガイド25が用紙束の側面をガイドする位置になるようにつまみを回すと、第1障壁22および第2障壁23も当然に用紙の幅に合った位置に来ることとなり別途の調整は不要となる。
第5プーリ15と第6プーリ17との間、および第3プーリ16と第4プーリ18との間に歯付きベルトを用いている理由は第2の実施例の場合と同じである。
従って、用紙束の幅が変わった場合でも、第1ガイド24と第2ガイド25が用紙束の側面をガイドする位置になるようにつまみを回すと、第1障壁22および第2障壁23も当然に用紙の幅に合った位置に来ることとなり別途の調整は不要となる。
第5プーリ15と第6プーリ17との間、および第3プーリ16と第4プーリ18との間に歯付きベルトを用いている理由は第2の実施例の場合と同じである。
以上の実施例においては、吸引用開口は用紙幅の方向に複数の孔が配列されたものであるが、これを隣り合う吸引用開口間の境を取り払って前記配列方向(幅方向)に長い孔に換え、また複数列のベルトを幅広の1枚ベルトに換えそのベルトに面分布的に多数の吸引孔を設けたものにしてもよい。
1 吸引チャンバ
2 吸引用開口
3 障壁
4 障壁移動桿
5 ベルト
6 用紙ガイド
7 連動桿
8 給紙台
9 片寄せガイド
10 用紙束
11 第1プーリ
12 第2プーリ
13 ワイヤ
14 連結具
15 第5プーリ
16 第3プーリ
17 第6プーリ
18 第4プーリ
19 歯付きベルト
20 歯付きベルト
21 連結具
22 第1障壁
23 第2障壁
24 第1ガイド
25 第2ガイド
26 連結具
27 連結具
28 前方プーリ
29 後方プーリ
30 エア吸引源
31 用紙位置基準板
2 吸引用開口
3 障壁
4 障壁移動桿
5 ベルト
6 用紙ガイド
7 連動桿
8 給紙台
9 片寄せガイド
10 用紙束
11 第1プーリ
12 第2プーリ
13 ワイヤ
14 連結具
15 第5プーリ
16 第3プーリ
17 第6プーリ
18 第4プーリ
19 歯付きベルト
20 歯付きベルト
21 連結具
22 第1障壁
23 第2障壁
24 第1ガイド
25 第2ガイド
26 連結具
27 連結具
28 前方プーリ
29 後方プーリ
30 エア吸引源
31 用紙位置基準板
Claims (7)
- 下面に複数の吸引用開口が列状に配列され該配列方向の一方側がエア吸引源側である吸引チャンバと、該吸引チャンバの下面を含む外周を吸引用開口の配列方向と直交する方向に周回する複数列のベルトにより、吸引チャンバ下面の下方にある給紙台上に積載された用紙束の最上位用紙を吸引チャンバの下面側を走行するベルトに吸着させてベルト走行方向へ送給する給紙装置であって、エア吸引源の吸引が及ぶ吸引チャンバ内空間を前記吸引用開口の配列方向に増減するよう移動可能の障壁と、この障壁に取り付けられ障壁の移動方向と同じ方向に延び吸引チャンバの吸引用開口の配列方向の非吸引源側端に出ている障壁移動手段を有することを特徴とする給紙装置。
- 請求項1の構成に加えて、給紙台上の用紙束の給紙方向に対する側面側から用紙の積載・移動をガイドする用紙幅方向に可動の用紙ガイドと、この用紙ガイドの用紙幅方向の移動と障壁移動手段の移動とを連動させる連動機構とを有することを特徴とす給紙装置。
- 下面に複数の吸引用開口が列状に配列され該配列方向の一方側がエア吸引源側である吸引チャンバと、該吸引チャンバの下面を含む外周を吸引用開口の配列方向と直交する方向に周回する複数列のベルトにより、吸引チャンバ下面の下方にある給紙台上に積載された用紙束の最上位用紙を吸引チャンバの下面側を走行するベルトに吸着させてベルト走行方向へ送給する給紙装置であって、エア吸引源の吸引が及ぶ吸引チャンバ内空間を前記吸引用開口の配列方向に増減するよう移動可能の障壁と、吸引チャンバの非吸引源側外側に配置した第1プーリと、吸引源側に配置した第2プーリと、これらプリー間にループ状に懸け渡された往復の片側が障壁に連結されたワイヤ又はベルトと、第1プーリを回す回動操作手段とを有することを特徴とする給紙装置。
- 請求項3の構成に加えて、給紙台上の用紙束の給紙方向に対する側面側から用紙の積載・移動をガイドする用紙幅方向に可動の用紙ガイドと、用紙ガイドの後退側に配置した第3プーリと、用紙ガイドの前進側に配置した第4プーリと、これらプーリ間にループ状に懸け渡された往復の片側が用紙ガイドに連結されたワイヤ又はベルトと、第1プーリと同軸同回転する第5プーリと、第3プーリと同軸同回転する第6プーリと、第5プーリと第6プーリ間に懸け渡された連動用ワイヤ又は連動用ベルトを有することを特徴とする給紙装置。
- 下面に複数の吸引用開口が列状に配列され、その配列方向の途中位置にエア吸引源への連結口がある吸引チャンバと、該吸引チャンバの下面を含む外周を吸引用開口の配列方向と直交する方向に周回する複数列のベルトにより、吸引チャンバ下面の下方にある給紙台上に積載された用紙束の最上位用紙を吸引チャンバの下面側を走行するベルトに吸着させてベルト走行方向へ送給する給紙装置であって、エア吸引源への連結口を含みエア吸引源の吸引が及ぶ吸引チャンバ内の空間を左右対称に増減するように移動可能な第1障壁および第2障壁と、吸引チャンバの吸引用開口配列方向の第1障壁側端部に配置した第1プーリと、第2障壁側端部に配置した第2プーリと、両プーリ間にループ状に懸け渡され往復の一方側が第1障壁に連結され他方側が第2障壁に連結されたワイヤ又はベルトと、第1プーリ又は第2プーリを回す回動操作手段とを有することを特徴とする給紙装置。
- 請求項5の構成に加えて、給紙台上の用紙束の給紙方向に対する両側面から用紙の積載・移動をガイドする用紙幅方向に可動の第1ガイドおよび第2ガイドと、第1ガイドの後退方向側に配置した第3プーリと、第2ガイドの後退方向側に配置した第4プーリと、これらプーリ間にループ状に懸け渡された往復の一方側が第1ガイドに連結され他方側が第2ガイドに連結されたワイヤ又はベルトと、第1プーリと同軸同回転する第5プーリと、第3プーリと同軸同回転する第6プーリと、第5プーリと第6プーリ間に懸け渡された連動用ワイヤ又は連動用ベルトを有することを特徴とする給紙装置。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項の、チャンバ下面の列状に配列された複数の吸引用開口に換えて、前記配列方向に長い長孔とし、同じく複数列のベルトに換えて吸引孔を面分布させた幅広の1枚ベルトとしたことを特徴とする給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006014746A JP2007197101A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006014746A JP2007197101A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007197101A true JP2007197101A (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=38452092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006014746A Pending JP2007197101A (ja) | 2006-01-24 | 2006-01-24 | 給紙装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007197101A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10120213A (ja) * | 1996-10-25 | 1998-05-12 | Ricoh Co Ltd | エアー分離式給紙装置 |
JP2000128372A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-09 | Matsushita Electric Works Ltd | シート材の分離・搬送装置 |
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JP2005089154A (ja) * | 2003-09-19 | 2005-04-07 | Duplo Seiko Corp | 画像形成装置用給紙装置 |
-
2006
- 2006-01-24 JP JP2006014746A patent/JP2007197101A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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