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JP2007194766A - ヘッドホン - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッドホンユニットを所定の付勢力を有するヘッドバンドを介して頭部に装着するヘッドホンにおいて、使用者の頭部幅や形状の差異に影響されることなく、常にほぼ一定の付勢力が得られるようにする。
【解決手段】ハウジング210内に電気音響変換器が内蔵されたヘッドホンユニット200と、ヘッドホンユニット200をハンガー部材を介して支持する頭部装着手段(例えばヘッドバンド110)とを含み、ヘッドホンユニット200が頭部装着手段により付勢された状態で頭部の耳部分の位置に保持されるヘッドホン100において、上記ハンガー部材を、ヘッドホンユニット200のハウジング210の周りに配置される支持フレーム120とし、ヘッドホンユニット200を複数の定荷重ぜんまい130を介して支持フレーム120に支持する。
【選択図】 図1

Description

本発明はヘッドホンに関し、さらに詳しく言えば、使用者の頭部幅や形状の差異に拘わらず、ヘッドホンユニットをほぼ一定の付勢力で装着し得るようにしたヘッドホンに関するものである。
まず図15に、典型的な従来例としてのヘッドホン10を示す((a)は正面図,(b)は側面図)。通常、ヘッドホン10は、使用者の頭頂部に沿って配置されるほぼC字状に形成されたヘッドバンド11を備え、ヘッドバンド11の両端にハンガー部材12,12を介してヘッドホンユニット13,13が左右一対として支持されている。
各ヘッドホンユニット13は、図示しない電気音響変換器を内蔵するハウジング13aを有し、ハウジング13aの放音面側には、弾性材からなるイヤーパッド13bが設けられている。各ハンガー部材12は、例えば特許文献1に記載されているように、逆Y字の二股状に形成されたアーム12a,12aを備えている。
図16の拡大断面図に示すように、各アーム12aの端部には、連結ピン14,14が同軸的に設けられており、この連結ピン14,14をハウジング13a側の係合穴内に挿入することにより、ハンガー部材12に対してヘッドホンユニット13が連結ピン14の回転軸Lを中心として回動可能に保持される。
ヘッドバンド11には、例えば金属の弾性を有する帯板が用いられ、その両端間の幅が一般成人の平均的な頭部幅よりも小さくなるように所定の曲率をもってほぼC字状に形成される。ヘッドホン10を使用する際、使用者はヘッドバンド11を図15(a)において左右方向に押し広げ、各ヘッドホンユニット13,13を耳に当てて装着する。
このようにして、ヘッドホン10を装着する際、ヘッドバンド11は曲率半径が大きくなるように湾曲変形されるため、ヘッドバンド11には当初の曲率半径を回復する方向(曲率半径が小さくなる方向)に付勢力(復元力)が発生する。
このヘッドバンド11の付勢力は、当初の曲率半径とヘッドホン装着時の曲率半径との差、およびヘッドバンドの形状や材質などの物理的性質により決められる。そのため、平均的な頭部幅を有する使用者に良好な装着感を与えるように、ヘッドバンド11の設計がなされている。
特開平9−182183号公報
しかしながら、人間の頭部幅には、実際にかなりのばらつきが存在する。ここで、図17(a)が頭部幅が狭い人,図17(b)が平均的な頭部幅の人,図17(c)が頭部幅が大きい人であるとすると、平均的な頭部幅に対して、ほぼ±2cm程度の差があることが実測により判明している。
先に説明したように、ヘッドホン10は、図17(b)に示す平均的な頭部幅を持った人を基準として、良好な装着感が得られるように設計されている。この場合、ヘッドバンド11の付勢力を決めるための設計基準面は、平均的な頭部幅の頭部に対するヘッドホンユニット13の当接面15である。
一方、図17(a)に示すように、平均よりも狭い頭部幅の人に対するヘッドホンユニット13の当接面16は、図17(b)に示す当接面15よりも狭くなるため、ヘッドホン装着時におけるヘッドバンド11の付勢力が設計値より弱くなる。
また、図17(c)に示すように、平均よりも広い頭部幅の人に対するヘッドホンユニット13の当接面17は、図17(b)に示す当接面15よりも広くなるため、ヘッドホン装着時におけるヘッドバンド11の付勢力が設計値より大きくなる。
いずれの場合も、設計値とは異なった付勢力のため良好な装着感が得られない。そればかりでなく、付勢力が弱い場合には、耳部に対してヘッドホンユニット13が十分に圧着されないため、音漏れなどが生じヘッドホンユニット13から耳への音圧伝播が不十分となる、という問題がある。
また、付勢力が強い場合には、音漏れなどがなくヘッドホンユニット13から耳への音圧伝播は十分であるが、他方において、長時間にわたる装着時に使用者に物理的な苦痛を与えることがある。
したがって、本発明の課題は、使用者の頭部幅や形状の差異に影響されることなく、常にほぼ一定の付勢力が得られるようにしたヘッドホンを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、ハウジング内に電気音響変換器が内蔵されたヘッドホンユニットと、上記ヘッドホンユニットをハンガー部材を介して支持する頭部装着手段とを含み、上記ヘッドホンユニットが上記頭部装着手段により付勢された状態で頭部の耳部分の位置に保持されるヘッドホンにおいて、上記ハンガー部材が、上記ヘッドホンユニットのハウジングの周りに配置される支持フレームからなり、上記ヘッドホンユニットが複数の定荷重ぜんまいを介して上記支持フレームに支持されていることを特徴としている。
本発明の好ましい態様によれば、上記複数の定荷重ぜんまいは等間隔に配置される。また、上記定荷重ぜんまいの巻き基端側が、ラジアルベアリングを介して上記支持フレームに取り付けられる。また、上記各定荷重ぜんまいは、両端に上記支持フレームに取り付けられる巻き基端を備え、その中間部分が上記ハウジングの直径線に沿って配置される。
別の態様として、上記各定荷重ぜんまいは、その巻き基端部が上記支持フレーム側に取り付けられ、引き出し側の端部が上記ハウジング側に固定されてもよいし、これとは反対に、その巻き基端部が上記ハウジング側に取り付けられ、引き出し側の端部が上記支持フレーム側に固定されてもよい。また、上記各定荷重ぜんまいの特性を良好に発揮させるうえで、上記支持フレームは、上記ハウジングに対して同心的に配置される支持リングからなることが好ましい。
定荷重ぜんまいは、ストリップ状のバネ板材を渦巻き状にきつく巻回してなる薄板バネの一種で、中心軸となる円筒軸に巻き基端部を回転可能に取り付けた状態で、自由端側を引き出すと、その引き出し量がある一定の初期値を超えた時点から引き出し量に関係なく一定の引き出し荷重(定荷重)を示す特性を有している。本発明では、このような特性を有する複数個の定荷重ぜんまいでヘッドホンユニットが支持されるため、使用者の頭部幅の広狭に拘わることなく、また、耳部や頭部の角度に差異があっても、良好な装着感を与える付勢力を得ることができる。
次に、図1ないし図14より、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明によるヘッドホンの1例を示す斜視図,図2はその側面図,図3は一方のヘッドホンユニットの部分を示す拡大斜視図,図4は図3の分解斜視図である。
これによると、この実施形態で説明するヘッドホン100は、頭部装着手段として、使用者の頭頂部に沿って配置されるように所定の曲率をもってほぼC字状に形成されたヘッドバンド110を備える。ヘッドバンド110の両端には、左右一対のヘッドホンユニット200,200を支持するハンガー部材としての支持フレーム120,120が設けられている。
この例において、ヘッドバンド110と支持フレーム120は1本の金属製丸棒材により一体に形成されているが、それらを分離した構成とし、支持フレーム120を例えば自在継ぎ手を介してヘッドバンド110に回動可能に連結してもよい。また、ヘッドバンド110に金属や合成樹脂の弾性を有する帯板を用いてもよい。なお、場合によっては、ヘッドバンド110を弾性をもたないリジットな構成としてもよい。
いずれにしても、ヘッドバンド110は、平均的な頭部幅を基準として良好な付勢力が発揮されるように、その曲率半径や材質,さらには構造などを考慮して設計される。なお、ヘッドバンド110を使用者の後頭部に配置されるように設計することもできる。
ヘッドホンユニット200は、図示しない電気音響変換器を内蔵する有底円筒状のハウジング210を有し、ハウジング210の放音面側には例えばスポンジ材からなるイヤーパッド220が設けられている。
支持フレーム120は、ヘッドホンユニット200のハウジング210の周りに配置される。この例では、ハウジング210が円筒状であることから、支持フレーム120も円形のリング状に形成されるが、必ずしも全周がつながっている完全な環状体である必要はない。支持フレーム120は、例えば四角形や六角形などの多角形状のリング状であってもよいが、ハウジング210に対して同心状に配置されることが好ましい。
本発明によると、ヘッドホンユニット200は、定荷重ぜんまい130を介して支持フレーム120に支持される。この例での定荷重ぜんまい130は、図4に示すように、両端に巻き基端部131,131を備える定荷重ぜんまいで、この例では2つの定荷重ぜんまい130,130が用いられる。
2つの定荷重ぜんまい130,130の各巻き基端部131,131は、支持フレーム120に回転可能に取り付けられる。その際、定荷重ぜんまい130,130の各中間部分132,132を好ましくは十文字状に交差させ、その交差部分がハウジング210の背面211の中心位置Oに重なるようにして、接着材もしくはビスなどによりハウジング210の背面211に固定される。
このように、ハウジング210に対する定荷重ぜんまい130の固定部分を背面211だけとすることにより、ヘッドホンユニット200は自由に揺動しながら、ヘッドバンド110および/または定荷重ぜんまい130の付勢力に応じて支持フレーム120の内側を移動することができる。ただし、ヘッドホンユニット200を均等に支持するうえで、定荷重ぜんまい130は等間隔に配置されることが好ましい。
上記したように、各巻き基端部131,131は、支持フレーム120に回転可能に取り付けられるが、この例では、巻き基端部131の回転を円滑にするため、巻き基端部131と支持フレーム120との間に、ベアリング(ラジアルベアリング)140を介装している。
次に、図5ないし図7により、定荷重ぜんまいの基本的な形態と、その特性について説明する。図5(a)に示すように、定荷重ぜんまい30は、バネ板材を渦巻き状にきつく巻回し、焼き入れなどを施して形成した薄板バネの一種である。
図5(b)に示すように、定荷重ぜんまい30の中心孔に中心軸となる円筒軸40(これは上記支持フレーム120に相当する。)を挿通し、定荷重ぜんまい30を回転させながら自由端31側を図6(a)〜(e)のように引き出すと、そのときの引き出し量Xと引き出し荷重Fとの間には、図7のグラフに示すような関係が存在する。
すなわち、引き出し量Xがある一定の初期値Xを超えると、それ以降はバネが存在する限り、引き出し量Xに関係なく荷重F=Fとなる関係を有している。図7のグラフを併せて参照して、図6(b)は引き出し量がXで、その時点で荷重Fが一定値Fに到達した状態を示している。図6(c)〜(e)は引き出し量が順次大きく、X,X,Xとなった状態で、この場合においても、それぞれの荷重Fは一定荷重値Fになっている状態を示している。
定荷重ぜんまい30の定荷重値F、また、定荷重値Fが得られる引き出し量Xの値は、使用する材料,形状、すなわち図5(a)(b)に示す板厚t,幅b,内径R,外径Rおよび材料の物理的性質である縦弾性係数によって定められる。
上記実施形態で使用している定荷重ぜんまい130は、図5に示した1個の定荷重ぜんまい30を、図8(a)に示すように、2個の円筒軸40,40(支持フレーム120の直径線上にある2個所)に巻き付けた形態の定荷重ぜんまいである。
図8(b)に示すように、定荷重ぜんまい130の中間部分132にある物体(ここではヘッドホンユニット200)を押し付けたとき、その荷重Faは先の図7のグラフで説明した定荷重ぜんまい30の自由端31を引き出す場合とほぼ同じ特性を呈する。その特性を図9のグラフに示す。
すなわち、図8(c)に示す引き出し量Xaで定荷重値Faに到達し、それ以降、図8(d)〜(f)に示すように、ヘッドホンユニット200を押し込んで、引き出し量をそれぞれXa,Xa,Xaと大きくしても、図9に示すように、定荷重値Faが維持される。
図10(a)〜(d)は、上記ヘッドホン100を正面から見た模式図で、図10(a)は不使用時の状態を示している。図10(c)は平均的な頭部幅を有する使用者のヘッドホン装着例,図10(b)は平均より狭い頭部幅を有する使用者のヘッドホン装着例,図10(d)は平均より広い頭部幅を有する使用者のヘッドホン装着例である。
これによると、ヘッドバンド110の開き幅は頭部幅に拘わらずほぼ一定であるのに対し、定荷重ぜんまい130の引き出し量は頭部幅に応じて異なっていることが分かる。すなわち、定荷重ぜんまい130はバッファとして作用する。
この定荷重ぜんまい130の作用を図11ないし図13により説明する。図11(a)に示すように、上記平均的な頭部幅の人に対して最適となるようにヘッドバンド110の設定付勢力が設計され、その設定付勢力をFとする。
この設定付勢力Fは、定荷重ぜんまい130,130を介して使用者の側頭部に加えられるが、この例において、定荷重ぜんまい130,130には4点の力点(4個のベアリング140の部分,ベアリングを用いない場合は巻き基端部131の部分)が存在するため、図12に示すように、この各力点を通して定荷重ぜんまい130,130からそれぞれF/4なる付勢力が使用者の側頭部に加えられることになる。
図11(b)に示すように、平均的な頭部幅を有する使用者のときの各定荷重ぜんまい130の引き出し量をXbとする。これに対して、平均よりも狭い頭部幅を有する使用者のときは、図11(c)に示すように、ヘッドホンユニット200が図11(b)のときよりも内側に位置するため、各定荷重ぜんまい130の引き出し量はXbよりも小さいXbとなる。
また、平均よりも広い頭部幅を有する使用者のときは、図11(d)に示すように、ヘッドホンユニット200が図11(b)のときよりも外側に位置するため、各定荷重ぜんまい130の引き出し量はXbよりも大きいXbとなる。
本発明では、いずれの場合でも、ヘッドホンユニット200のハウジング背面211に設定付勢力Fが加えられるように定荷重ぜんまいを設計する。すなわち、図13のグラフに示すように、引き出し量Xb,Xb,Xbのいずれの場合でも、定荷重値F/2が生ずるように各定荷重ぜんまい130を設計する。
これによれば、図11(b)〜(c)のいずれの場合でも、ヘッドホンユニット200のハウジング背面211に設定付勢力Fが加えられ、したがってヘッドバンド110の開き幅も頭部幅に拘わらず、図11(a)に示すように、ほぼ一定の平衡状態に維持される。
ところで、ヘッドホン使用者の耳や頭部の形状はまちまちであり、所期の設定付勢力をヘッドホンユニット200に与えることができても、ヘッドホンユニット200が使用者の耳や頭部の形状に沿って当接しなければ、良好な装着感を与えることにはならない。
本発明のヘッドホン100によれば、上記したようにヘッドホンユニット200を複数の定荷重ぜんまい130を介して支持フレーム120に揺動可能に支持しているため、使用者固有の耳や頭部の形状の差異をも吸収して、所期の設定付勢力をヘッドホンユニット200に与えることができる。その一例を図14により説明する。
図14(a)〜(c)は、異なる形状の頭部にヘッドホンユニット200を当接させた状態を示す模式図である(いずれも正面図)。図14(b)は側頭部がほぼ垂直である頭部Hbに対する装着例で、この場合、定荷重ぜんまい130は上下対称に引き出されるため、ヘッドホンユニット200は側頭部に対してほぼ垂直に当接し、所期の設定付勢力を与えることができる。
図14(a)は側頭部がほぼ逆三角形である頭部Haに対する装着例で、この場合、その側頭部の傾きに対応して、定荷重ぜんまい130の上部側が下部側より多く引き出されるため、ヘッドホンユニット200は逆三角形状に傾いている側頭部に対してほぼ垂直に当接することになる。
図14(c)は側頭部がほぼ三角形(いわゆるお結び形)である頭部Hcに対する装着例で、この場合、その側頭部の傾きに対応して、定荷重ぜんまい130の下部側が上部側より多く引き出されるため、ヘッドホンユニット200は三角形状に傾いている側頭部に対してほぼ垂直に当接することになる。
なお、図14(a)(c)のように、定荷重ぜんまい130が上下非対称に引き出されたとしても、定荷重ぜんまいの特性からして、所期の設定付勢力が発揮される。本発明のヘッドホン100は、側頭部が前後方向に傾いている場合にも、上記と同様にして、その形状の差異を吸収することができる。
以上、図示の例により本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。上記の例では、両端に巻き基端部131,131を有する定荷重ぜんまい130を2個使用しているが、1つもしくは3個以上用いてもよい。
また、両端に巻き基端部131,131を有する定荷重ぜんまい130に代えて、図5に示す定荷重ぜんまい30を支持フレーム120とヘッドホンユニット200との間に配置する構成としてもよい。この場合には、上記定荷重ぜんまい30を少なくとも2つ,好ましくは3つ以上を用い、ヘッドホンユニット200のハウジング210の周りに等間隔に配置することが好ましい。
その場合、上記定荷重ぜんまい30の基端部を支持フレーム120に取り付け、その引き出し側である自由端31をヘッドホンユニット200のハウジング210側に固定してもよいし、これとは逆に、ヘッドホンユニット200のハウジング210側に円筒軸を設け、その円筒軸に定荷重ぜんまい30の巻き基端部を取り付け、その自由端31側を支持フレーム120に固定するしてもよい。
本発明は、ヘッドホンユニットとマイクロホンとをヘッドバンドを介して頭部に装着するヘッドセットにも適用することができる。また、本発明のヘッドホンには、ヘッドバンドの片側にのみヘッドホンユニットが支持されるヘッドホンも含まれる。
本発明はヘッドホン以外の例えば射撃訓練時に使用される防音マフにも利用することができ、定荷重ぜんまいを用いた防音マフも均等物として本発明に含まれる。
本発明によるヘッドホンの1例を示す斜視図。 図1の側面図。 一方のヘッドホンユニットの部分を示す拡大斜視図。 図3の分解斜視図。 (a)(b)定荷重ぜんまいの基本的な形態を示す斜視図。 (a)〜(e)定荷重ぜんまいの引き出し量を示す説明図。 定荷重ぜんまいの特性を示すグラフ。 (a)〜(f)図1のヘッドホンが備える定荷重ぜんまいの作用説明図。 図1のヘッドホンが備える定荷重ぜんまいの特性を示すグラフ。 (a)本発明のヘッドホンの非使用状態を示す正面図,(b)〜(d)本発明のヘッドホンの装着例を示す正面図。 (a)〜(d)本発明の作用説明図。 本発明のヘッドホンの力点を説明するための斜視図。 図12での定荷重ぜんまいの特性を示すグラフ。 (a)〜(c)本発明のヘッドホンの頭部角度が異なる使用者に対する装着例を示す模式図。 (a)従来のヘッドホンを模式的に示す正面図,(b)その側面図。 従来のヘッドホンのヘッドホンユニット支持部分を示す拡大断面図。 (a)〜(c)従来のヘッドホンの頭部幅が異なる使用者に対する装着例を示す模式図。
符号の説明
100 ヘッドホン
110 ヘッドバンド
120 支持フレーム
130 定荷重ぜんまい
131 巻き基端部
132 中間部分
140 ベアリング
200 ヘッドホンユニット
210 ハウジング
220 イヤーパッド

Claims (7)

  1. ハウジング内に電気音響変換器が内蔵されたヘッドホンユニットと、上記ヘッドホンユニットをハンガー部材を介して支持する頭部装着手段とを含み、上記ヘッドホンユニットが上記頭部装着手段により付勢された状態で頭部の耳部分の位置に保持されるヘッドホンにおいて、
    上記ハンガー部材が、上記ヘッドホンユニットのハウジングの周りに配置される支持フレームからなり、上記ヘッドホンユニットが複数の定荷重ぜんまいを介して上記支持フレームに支持されていることを特徴とするヘッドホン。
  2. 上記複数の定荷重ぜんまいが、等間隔に配置されている請求項1に記載のヘッドホン。
  3. 上記定荷重ぜんまいの巻き基端部側が、ラジアルベアリングを介して上記支持フレームに回転可能に取り付けられる請求項1または2に記載のヘッドホン。
  4. 上記各定荷重ぜんまいは、両端に上記支持フレームに回転可能に取り付けられる巻き基端部を備え、その中間部分が上記ハウジングの直径線に沿って配置される請求項1ないし3のいずれか1項に記載のヘッドホン。
  5. 上記各定荷重ぜんまいは、その巻き基端部が上記支持フレーム側に取り付けられ、引き出し側の端部が上記ハウジング側に固定される請求項1ないし3のいずれか1項に記載のヘッドホン。
  6. 上記各定荷重ぜんまいは、その巻き基端部が上記ハウジング側に取り付けられ、引き出し側の端部が上記支持フレーム側に固定される請求項1ないし3のいずれか1項に記載のヘッドホン。
  7. 上記支持フレームが、上記ハウジングに対して同心的に配置される支持リングからなる請求項1ないし6のいずれか1項に記載のヘッドホン。
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