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JP2007182943A - 端部にフランジ部を有する樹脂製パイプ - Google Patents

端部にフランジ部を有する樹脂製パイプ Download PDF

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JP2007182943A
JP2007182943A JP2006002131A JP2006002131A JP2007182943A JP 2007182943 A JP2007182943 A JP 2007182943A JP 2006002131 A JP2006002131 A JP 2006002131A JP 2006002131 A JP2006002131 A JP 2006002131A JP 2007182943 A JP2007182943 A JP 2007182943A
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JP
Japan
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pipe
flange portion
welding
rib
flange
Prior art date
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JP2006002131A
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English (en)
Inventor
Masanori Sudo
正範 須藤
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Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Mahle Filter Systems Japan Corp
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Publication date
Application filed by Mahle Filter Systems Japan Corp filed Critical Mahle Filter Systems Japan Corp
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Abstract

【課題】パイプ本体部分がフランジ部の上方の一部を横切るように構成された樹脂製パイプであっても、他の部材との間で溶着に必要な力をフランジ部全面に均一に与えることができるようにする。
【解決手段】 樹脂製パイプ10は、水平パイプ部11aと屈曲パイプ部11bとでなるJ字状のパイプ本体11の下端すなわち屈曲パイプ11bの下端外縁にフランジ部12が一体に形成され、フランジ部12の下面には溶着リブ12aが環状に形成される。パイプ本体11の水平パイプ部11a上半部外面の上方および下半部外面下方には、フランジ部12上面に対して垂直方向で、上端が平坦面13aとなる押圧リブ13が一体に形成される。フランジ部12の上面および押圧リブ13の平坦面13aを押圧しながら、水平方向の微振動が与えられて、フランジ部12下面の溶着リブ12aが溶融され、相手部材と溶融接合される。
【選択図】図1

Description

本願は、自動車等におけるロッカーカバーやエアクリーナ等の部品に取付けられる樹脂製パイプに関し、特に、下面が他の部材との間で溶着面となるフランジ部を備え、パイプの本体部分が、フランジ部の上方の一部を横切るように構成された樹脂製パイプにおいて、溶着時に荷重がフランジ部の溶着面全面に均一にかかるように構成した樹脂製パイプに関するものである。
樹脂製のロッカーカバーやエアクリーナ等に付属する樹脂製のパイプ類は、一般に端部に設けられた溶着・一体化のためのフランジ部を介して、振動あるいは超音波溶着等で取り付けられるが、図10に示すようなパイプ本体1がその下端に一体形成されたフランジ部2に対して垂直方向に設けられているものでは、フランジ部2の外周部(パイプ部1下端の外方)を上方から押圧して、振動,超音波等により水平方向に微動させて熱を発生させ、フランジ部下面に設けられた溶着リブ2aを溶融させてロッカーカバーやエアクリーナの表面に溶融接合するようにしている。
実開平5−92453号公報 特開2003−72399号公報
しかしながら、上記特開2003−72399号公報に開示の例のように、パイプ本体が垂直方向から水平方向に屈曲していて、他部材との間で溶着されるフランジ部上方の一部を横切るように構成された樹脂製パイプの場合、溶着工程でフランジ部上面全体を押圧するには、押圧型を割り型にし、両側からスライドさせる構造にしてフランジ部上面全体を押圧するようにして振動溶着することも可能であるが、装置が複雑な構造となり故障の原因ともなり、しかもコストの高いものとなる。また、フランジ部が屈曲しているパイプの下側に位置する部分を除き他の部分だけを覆う押圧型で押圧するようにした場合には、全体を押圧していないので、この押圧していない部分の下面に形成されている溶着のための溶着リブの部分の溶融が不十分となり、均一な溶け代を確保できず、接合不良による取付け寸法の不良や溶着の強度不足空気の漏れやパイプの破損等をもたらすことになる。このようなことはパイプの径が大きくなるほど顕著なものとなる。
本願は、上記問題を解決するもので、請求項1の発明は、パイプ本体の端部に、下面が他の部材との間で溶着面となるフランジ部を備え、パイプ本体がフランジ部の上方の一部を横切るように構成された樹脂製パイプにおいて、パイプ本体の下半部外面と、フランジ部上面で該フランジ部下面の溶着部に対応する部分との間に、フランジ部上面に垂直な押圧リブを一体に形成するようにしたものであり、請求項2の発明は、パイプ本体の外周面と、フランジ部上面で該フランジ部下面の溶着部に対応する部分との間に、上端がフランジ部の上面に平行な平坦面を有するとともにフランジ部上面に垂直なつば状の押圧リブを形成したものである。
これにより、パイプ本体部分がフランジ部の上方の一部を横切るように構成された樹脂製パイプであっても、他の部材との間で溶着に必要な力をフランジ部全面に均一に与えることができるので、均一な溶け代を確保でき、他の部材との溶着が強固にでき、シール性,強度および取付け寸法上問題のないものとなる。また、請求項2の発明のように、押圧リブの上端をフランジ部の上面に平行な上端面を形成する構造にしたことにより、溶着面に垂直な力を加えやすく、パイプ本体に加わる力を軽減でき、治具で容易かつ確実に押圧を加えることができるので、他の部材との溶着がさらに強固にでき、シール性,強度および取付け寸法上さらに優れたものとすることができる。
図1〜3は、本願発明の第1の実施の形態を示すもので、樹脂製パイプ10は、ポリアミド,ポリプロピレン,ポリエステル,ABS樹脂等(必要に応じてグラスファイバー等を混入)の合成樹脂材からなり、断面円形で、水平パイプ部11aと屈曲パイプ部11bとでなるJ字状のパイプ本体11の下端すなわち屈曲パイプ11bの下端外縁には、矩形(正方形)のフランジ部12が一体に形成されている。フランジ部12の下面に、フランジ部12の外縁から若干内方の位置に、フランジ部12下面側を底辺とする二等辺三角形の断面形状に形成された環状の溶着リブ12aすなわち溶着部が形成される。さらに、パイプ本体11の水平パイプ部11aと屈曲パイプ部11bとの境界部分外面の上方および下方には、フランジ部12上面に対して垂直方向の押圧リブ13がつば状に一体に形成されている。押圧リブ13の下端は、フランジ部12上面で、フランジ部12下面に形成された溶着リブ12aすなわち溶着部と対称の位置に形成される。押圧リブ13は、幅が水平パイプ11aの外径幅で、上端が、水平パイプ11bの稜線(最上面)にまで達しており、その位置でフランジ部12の上面と平行な平坦面13aを形成している。
以上のように構成された樹脂製パイプ10は、フランジ部12の下面が、取付けられる相手部材の上面に当接され、押圧リブ13が形成された部分を除くフランジ部12の上面および押圧リブ13の上端の平坦面13aを押圧する治具で押圧しながら、水平方向の微振動が与えられて、フランジ部12下面の溶着リブ12aが溶融され、取付けられる相手部材(図示せず)例えば、ロッカーカバーやエアクリーナの上面に孔位置がパイプ本体11の孔に一致するように溶融接合がなされる。
図4〜6は、本願発明の第2の実施の形態を示し、第1の実施の形態のものに対して、パイプ本体の下端に設けられたフランジ部が円形で押圧リブがパイプ本体外面の下半部に形成されたものである。樹脂製パイプ20は、断面円形で、水平パイプ部21aと屈曲パイプ部21bとでなるJ字状のパイプ本体21の下端すなわち屈曲パイプ21bの下端外縁に、円形のフランジ部22が一体に形成されている。フランジ部22の下面には、フランジ部22の外縁から若干内方の位置にフランジ部22下面側を底辺とする二等辺三角形の断面形状に形成された溶着リブ22aすなわち溶着部が形成されている。さらに、パイプ本体21の水平パイプ部21aと屈曲パイプ21bとの境界部分の下半部外面とフランジ部22上面との間には、フランジ部22上面に対して垂直方向の押圧リブ23が一体に形成されている。押圧リブ23の断面形状は、外面(フランジ部22の外方)が溶着リブ23外周側と同じ径の円弧状でしかも水平パイプ21aの外径の幅で、内面(フランジ部22の内方)が溶着リブ22aの内側の円弧を結ぶ弦とで作る形状になっている(図6参照)。
以上のように構成された樹脂製パイプ20は、押圧リブ23が形成された部分を除くフランジ部22の上面およびパイプ本体21の上半部の押圧リブ23上方を押圧する治具で押圧しながら、水平方向の微振動が与えられて、フランジ部22下面の溶着リブ22aすなわち溶着部が溶融され、取付けられる相手部材例えばロッカーカバーやエアクリーナの上面に溶融接合がなされる。
図7〜9は、本願発明の第3の実施の形態を示すもので、樹脂製パイプ30は、内燃機関のロッカーカバー上部に取り付けられるオイルのフィラーパイプの例で、パイプ本体31と、パイプ本体31の下端に一体形成されたフランジ部32と、パイプ本体31の上端に一体形成された入口部34とで構成され、グラスファイバーを33%含有のポリアミド樹脂からなる。パイプ本体31は、水平面に対して約25度の傾斜角度をもち、下端の切り口は、水平面に対して約30度の角度になっている。フランジ部32は、パイプ本体31下端の外縁に形成され上方から見ると矩形形状(図9参照)のものであり、中央部分はパイプ本体31の下端切り口と同じ30度の傾斜角度をもち、上下(左右)部分において向きが水平方向に屈曲している。フランジ部32には、周縁に下向き垂直方向の環状の立上がり部32bが形成されており、さらに、立上がり部32bの周縁には、下向き環状の溶着凹部32aすなわち溶着部が形成された外周フランジ32cが形成されている。下向きの環状の溶着凹部32aは、相手部材35すなわちロッカーカバーに設けられた環状の溶着リブ35aとの間で溶着・接合され、環状の溶着凹部32aが、溶融樹脂の溜まり場となる。
外周フランジ32cの下方の辺(図7において左側の辺)の直上すなわち下方の辺の溶着凹部32aの直上には、パイプ本体31の外周面を取り巻くように、垂直方向の押圧リブ33が一体形成されている。押圧リブ33の外形形状は矩形状(図8参照)、幅がパイプ本体31の外径幅で、外周フランジ32cの下方の辺(図7の左方)の直上でかつパイプ本体31の上面の位置において平坦面33aが形成されている。すなわち、押圧リブ33の上端は外周フランジ32cの下方の辺に平行な平坦な面となっている。パイプ本体31の上端に一体成形された入口部34は、その中心軸が水平面に対して約45度の傾斜となっており、パイプ本体31の中心軸に対して若干上方に向いている。入口部34はパイプ本体31より大径に形成され、その内面には雌ねじ34aが形成され、パッキング(図示せず)を介してフィラーキャップ(図示せず)が螺着される。
樹脂製パイプ30が取付けられる相手部材35すなわちロッカーカバーには、その上面にオイル注入孔35bが形成され、さらにその周縁の若干内方に樹脂製パイプ30のフランジ部32の外周フランジ32c下面に形成された環状の溶着凹部32aに嵌合する溶着リブ35aが環状に形成されている。そして、環状の溶着リブ35aが、上記樹脂製パイプ30の環状凹部32a内に位置するように樹脂製パイプ30が配置され、さらに、押圧リブ33の形成された部分を除くフランジ部32の上面および押圧リブ33の平坦面33aを押圧する治具で押圧しながら、水平方向の微振動が与えられて、取付けられる相手部材35すなわちロッカーカバー上面の溶着リブ35aが溶融され、樹脂製パイプ30の溶着凹部32a内面とが溶融接合がなされる。溶融樹脂は、フランジ部32の環状凹部32a内に溜まる。
なお、上記各実施の態様では、押圧リブの幅は、パイプ外径と同じにしたが、それより広くしたり、フランジの幅と同じにしたり、狭くすることができる。また、溶融リブは、第1,第2の実施の態様のように樹脂製パイプ側に設けても、第3の実施の態様のように溶着される相手側に形成してもどちらでもよいし、その形は、二等辺三角形,角形に限定されない。さらに、事前に熱板で溶着部を溶融させて両者を溶着するようにしてもよいが、この場合には溶融リブを設けなくてもよい。
上記各実施の形態のものは、いずれのものも、均一な溶け代を確保でき、他の部材との溶着が強固にでき、シール性,強度および取付け寸法上問題のないものである。第3の実施の形態のものは、パイプ本体の下面がフランジ部の下方の面と一致しており、しかも反対側のフランジ部が上方に位置しているので、加圧点が近いので、押圧フランジ部の平坦面が他のフランジ部上面との距離が近く、加圧が均等になるので、より優れた溶着がなされる。
本願発明は、自動車の樹脂製の部品に利用できる。
本願発明に係る樹脂製パイプの第1の実施の形態の断面図。 同第1の実施の形態の側面図。 同第1の実施の形態の上面図。 本願発明に係る樹脂製パイプの第2の実施の形態の断面図。 同第2の実施の形態の側面図。 図4の矢視A−A断面図。 本願発明に係る樹脂製パイプの第3の実施の形態の断面図。 図3の矢視B−B断面図。 同第3の実施の形態の上面図。 従来の樹脂製パイプの断面図。
符号の説明
10,20,30 樹脂製パイプ
11,21,31 パイプ本体
12,22,32 フランジ部
12a,22a,32a 溶着部(溶着リブ,溶着凹部)
13a,23a,33a, 平坦面
13,23,33 押圧リブ

Claims (2)

  1. パイプ本体の端部に、下面が他の部材との間で溶着面となるフランジ部を備え、パイプ本体がフランジ部の上方の一部を横切るように構成された樹脂製パイプにおいて、パイプ本体の下半部外面と、フランジ部上面で該フランジ部下面の溶着部に対応する部分との間に、フランジ部上面に垂直な押圧リブを一体に形成したことを特徴とする樹脂製パイプ。
  2. パイプ本体の端部に、下面が他の部材との間で溶着面となるフランジ部を備え、パイプ本体がフランジ部の上方の一部を横切るように構成された樹脂製パイプにおいて、パイプ本体の外周面と、フランジ部上面で該フランジ部下面の溶着部に対応する部分との間に、上端がフランジ部の上面に平行な平坦面を有するとともにフランジ部上面に垂直なつば状の押圧リブを形成したことを特徴とする樹脂製パイプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7605338B2 (ja) 2021-10-22 2024-12-24 日産自動車株式会社 複合型シリンダブロック

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