JP2007182031A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】擬似高解像度技術を用いて画像形成を行う場合の画像再現性を更に高めること。
【解決手段】入力ディザパターン特定部102は、入力ディザ画像を複数のブロックに区分し、各ブロックの入力ディザパターンを特定する。出力ディザ画像生成部103は、各ブロックに対して特定された入力ディザパターンを出力ディザパターンに変換する。基準点灯時間特定部104は、感光体ドラムの暗電位分布、及び中間感度分布、レーザービームの主走査方向に対する光量分布、並びに出力ディザパターンから各ブロックの基準点灯時間を特定する。区間点灯時間算出部105は、各ブロックに対して特定された基準点灯時間を基に、各区間の区間点灯時間を定める。実点灯時間算出部106は、主走査方向に隣接する区間同士の実点灯時間の差が制限値以下となるように各区間の区間点灯時間を補正して、各区間の実点灯時間を算出する。
【選択図】図2
【解決手段】入力ディザパターン特定部102は、入力ディザ画像を複数のブロックに区分し、各ブロックの入力ディザパターンを特定する。出力ディザ画像生成部103は、各ブロックに対して特定された入力ディザパターンを出力ディザパターンに変換する。基準点灯時間特定部104は、感光体ドラムの暗電位分布、及び中間感度分布、レーザービームの主走査方向に対する光量分布、並びに出力ディザパターンから各ブロックの基準点灯時間を特定する。区間点灯時間算出部105は、各ブロックに対して特定された基準点灯時間を基に、各区間の区間点灯時間を定める。実点灯時間算出部106は、主走査方向に隣接する区間同士の実点灯時間の差が制限値以下となるように各区間の区間点灯時間を補正して、各区間の実点灯時間を算出する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ネットワークプリンタ、デジタル複合機、複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものである。
特許文献1には、例えば解像度が1200dpiの原画像を600dpiの再現能力しかないプリンタを用いて印刷する場合であっても、各画素のレーザービームの点灯時間を調節することで、擬似的に1200dpiの画像を再現する疑似高解像度技術が開示されている。
図12は、特許文献1に示す技術を説明する図である。この図に従って特許文献1の技術を説明すると、まず、パソコン等の機器から送信された原画像は、公知のディザ法を用いて、入力ディザ画像に変換される。この入力ディザ画像は複数のブロックに細分化され、各ブロックのディザパターンが予め定められた入力ディザパターン(入力テンプレート)A,B,・・・のいずれに該当するか特定される。そして、特定された入力ディザパターンが、各入力ディザパターンA,B,・・・に対して予め定められた出力ディザパターン(出力テンプレート)A,B,・・・に変換され、入力ディザ画像が出力ディザパターンからなる出力ディザ画像に変換される。ここで、出力ディザパターンには、像担持体上で、ある画素と隣接する画素との間に画素を補間するようなレーザービームの点灯時間が対応付けられている。したがって、プリンタは、各出力ディザパターンと対応付けられたレーザービームの点灯時間に従って出力ディザ画像を露光すれば、600dpiの画像再現能力しかないにも拘わらず、1200dpiの解像度の画像を再現することが可能となる。
図13は、出力ディザパターンA,Bと、出力ディザパターンA,Bに従ってレーザービームを点灯させた結果、画素が補間される様子を説明する図であり、(a)は出力ディザパターンA,Bを示し、(b)は補間された画素を示し、(c)はレーザービームの副走査方向に対する光量分布を示すグラフである。(c)に示すグラフは縦軸が強度を示し、横軸が副走査方向を示している。
(a),(b)において、600dpiラインと標記されたラインは、プリンタが実際にレーザービームを走査する走査線を示し、1200dpiラインと標記されたラインは補間される走査線を示している。図13に示す出力ディザパターンA,Bは4×4の画素から構成され、右方向はレーザービームが走査される主走査であり、下方向は副走査方向となっている。出力ディザパターンAは、左上の第1行第1列、第2行第1列、第1行第2列、第2行第2列の4つの画素がレーザービームにより点灯される。出力ディザパターンBは、第2行第2列、第3行第2列、第1行第4列、第2行第4列の4つ画素がレーザービームにより点灯される。
また、(a),(b)に示す主走査方向のハッチングが施された矩形領域の主走査方向の幅は、レーザービームの点灯時間を示している。(b)に示す矩形領域の主走査方向の幅が(a)に示す矩形領域の主走査方向の幅より大きいため、出力ディザパターンBの方が、出力ディザパターンAよりもパルス点灯時間が長いことが分かる。
(b)に示す出力ディザパターンBに含まれる第1行第4列、第2行第4列の画素を出力ディザパターンBと対応付けられた点灯時間及び出力パワーのレーザービームで露光すると、例えば(c)に示すように、第1行第4列の画素に対するレーザービームの強度の副走査方向に対する光量分布B1と、第2行第4列の画素に対するレーザービームの強度の副走査方向に対する光量分布B2とが重畳され、光量分布B3が得られる。この結果、(b)に示す第1行目の600dpiラインと第2行目の600dpiラインとの中間に位置する1200dpiライン上に画素が補間される結果、1200dpiの解像度を擬似的に再現することが可能となる。
US patent−5134495号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、感光体ドラム等の像担持体の暗電位分布、中間感度分布、及びレーザービームの主走査方向の各位置における光量分布が全く考慮されていないため、適切な合成潜像画素を形成することができず、画像再現性が向上させるうえで更なる改良が望まれている。
本発明の目的は、擬似高解像度技術を用いて画像形成を行う場合の画像再現性を更に高めることである。
本発明による画像形成装置は、再現可能な解像度よりも解像度の高い原画像を、擬似高解像度技術を用いて記録紙に印刷する画像形成装置であって、原画像をディザ画像に変換して入力ディザ画像を生成する入力ディザ画像生成手段と、前記入力ディザ画像を複数ブロックに区分して、各ブロックのディザパターンが、予め定められた入力ディザパターンのうち、いずれの入力ディザパターンに該当するかを特定する入力ディザパターン特定手段と、前記原画像を当該原画像の解像度で擬似的に記録紙に印刷させるために入力ディザパターン毎に予め定められた出力ディザパターンを用いて、ブロック毎に特定された入力ディザパターンを変換し、出力ディザ画像を生成する出力ディザ画像生成手段と、像担持体の暗電位の分布及び中間感度の分布、レーザービームの主走査方向に対する光量の分布、及び出力ディザパターンから、前記暗電位、前記中間感度、及び前記光量のバラツキを修正し、かつ、前記出力ディザ画像を前記原画像の解像度で擬似的に印刷するような各ブロックを構成する各画素のレーザービームの点灯時間を示す基準点灯時間を特定する基準点灯時間特定手段と、主走査方向に隣接するブロック同士の基準点灯時間の差が規定値以下となるように基準点灯時間を補正して、各ブロックの実際の点灯時間を示す実点灯時間を算出する実点灯時間算出手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、入力ディザパターン特定手段は、原画像をディザ画像に変換することで得られる入力ディザ画像を複数のブロックに区分し、各ブロックのディザパターンがどの入力ディザパターンに該当するかを特定する。ここで、入力ディザパターンは予め定められた複数種類の入力ディザパターンが存在する。
出力ディザ画像生成手段は、各ブロックに対して特定された入力ディザパターンを各入力ディザパターンに対して予め定められた出力ディザパターンに変換する。ここで、出力ディザパターンは、画像形成装置が再現し得る解像度よりも高い解像度の原画像を、擬似的に原画像の解像度で記録紙に印刷させるために予め定められたディザパターンである。
基準点灯時間特定手段は、感光体ドラムの暗電位分布、中間感度分布、レーザービームの主走査方向に対する光量分布、及び出力ディザパターンから各ブロックの基準点灯時間を特定する。ここで、基準点灯時間は、各ブロックを構成する1画素あたりのレーザービームの点灯時間を定めるものである。
実点灯時間算出手段は、主走査方向に隣接するブロック同士の実準点灯時間の差が規定値以下となるように基準点灯時間を補正して、各ブロックの実点灯時間を算出する。
すなわち、基準点灯時間特定手段により、各ブロックの基準点灯時間が、感光体ドラムの暗電位、中間感度、及びレーザービームの主走査方向の光量のばらつきを修正し、かつ、前記出力ディザ画像を前記原画像の解像度で擬似的に印刷するような時間に特定される。そのため、擬似高解像度技術による原画像の再現性をより高めることができる。
更に、実点灯時間算出手段により、隣接するブロック同士の実点灯時間の差が規定値以下となるように各ブロックの実点灯時間が算出されるため、隣接するブロック同士の濃度差が低くされ、擬似高解像度技術による原画像の再現性をより高めることができる。
また、上記構成において、前記出力ディザ画像を主走査方向に複数の区間に分け、各区間に属するブロックに対して特定された基準点灯時間を基に、各区間の区間点灯時間を算出する区間点灯時間算出手段を更に備え、前記実点灯時間算出手段は、主走査方向に隣接する区間同士の区間点灯時間の差が規定値以下となるように各区間の区間点灯時間を補正して、各区間の実点灯時間を算出することが好ましい。
この構成によれば、区間点灯時間算出手段は、各区間に属するブロックに対して特定された基準点灯時間を基に、各区間の区間点灯時間を定める。実点灯時間算出手段は、主走査方向に隣接する区間同士の実準点灯時間の差が規定値以下となるように区間点灯時間を補正して、各区間の実点灯時間を算出する。そのため、実点灯時間が区間毎に設定される結果、制御の簡素化を図ることができる。
また、上記構成において、前記実点灯時間算出手段は、実点灯時間の算出対象となる注目区間の実点灯時間が、隣接する区間の実点灯時間に対して1/10以下となるように、各区間の実点灯時間を算出することが好ましい。
この構成によれば、隣接する区間同士の実点灯時間の差を1/10以下することができ、隣接する区間の濃度差をより低くすることができる。
また、上記構成によれば、前記実点灯時間算出手段は、実点灯時間の算出対象となる注目区間の基準点灯時間が、隣接する区間の実点灯時間に対して、所定の範囲内に存在しない場合、当該範囲内に収まるように前記注目区間の実点灯時間を算出することが好ましい。
この構成によれば、隣接する区間同士の実点灯時間の差をより確実に縮めることが可能となり、隣接する区間の濃度差をより低くすることができる。
また、上記構成において、前記実点灯時間算出手段は、主走査方向に配列されたブロックから構成されるブロックライン毎に、基準点灯時間が最大の区間を特定し、特定した区間から前記ブロックラインの端に位置する区間に向けて順番に実点灯時間を算出し、前記注目区間の基準点灯時間が隣接する区間の実点灯時間に対して所定の範囲内に存在しない場合、当該範囲の下限値を前記注目区間の実点灯時間として算出することが好ましい。
この構成によれば、基準点灯時間が最大の区間からブロックラインの端に位置する区間に向けて順番に実点灯時間が算出され、注目区間の基準点灯時間が隣接する区間の実点灯時間に対して所定範囲に収まらない場合は、注目区間の基準点灯時間が当該範囲の下限値とされるため、基準点灯時間から大きく離れることなく、かつ、隣接する区間の濃度差が縮まるような実点灯時間を算出することができる。
本発明によれば、擬似高解像度技術による原画像の再現性をより高めることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態による画像形成装置の機械的構成を主に示す側面概略図である。本画像形成装置は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読取部500と、原稿読取部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
操作部400は、表示パネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。表示パネル401は、タッチパネルから構成され、種々の操作画像を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。この操作ボタンには、ユーザがフォントサイズを拡大する操作指令を入力するための拡大サイズ設定ボタンと、ユーザがフォントサイズを縮小する操作指令を入力するための縮小サイズ設定ボタンとが含まれている。スタートキー402は、ユーザが印刷実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、印刷部数等を入力するために用いられる。
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604、及びコンタクトガラス605等を備え、原稿読取部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。
スキャナ501は搬送される原稿を順次読取り、読取られた原稿は原稿排出部602に排出される。また、スキャナ501は、コンタクトガラス605に載置された原稿を読取る場合は、A方向にスライドして原稿を読取る。
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206、定着ローラ208、排出口209、排出トレイ210、及び記録紙搬送部211等を備える。
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置205は、原稿読取部500において読取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム204に各色別に静電潜像を形成する。現像装置206は、各色の現像剤を感光体ドラム204に供給して各色別のトナー像を形成する。
一方、給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引き出し、記録紙搬送部211は、引き出された記録紙を転写ローラ203へと搬送する。転写ローラ203は、搬送された記録紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させる。トナー像が転写された記録紙は、記録紙搬送部211により定着ローラ208へと搬送され、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させる。その後、記録紙は、記録紙搬送部211により排出口209へと搬送され用紙後処理部300に搬入される。また、記録紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
用紙後処理部300は、搬入口301、記録紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ記録紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
図2は、図1に示す画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。本画像形成装は、原稿読取部10、通信インターフェイス(I/F)20、制御部30、画像メモリ40、操作表示部50、印刷部60、及び画像処理部100を備えている。
原稿読取部10は、図1に示す原稿読取部500から構成され、コピー対象となる原稿の画像データを取得する。通信I/F20は、LANボート等から構成され、LANを介して接続されたコンピュータから送信される印刷対象となる画像データを受信する。
制御部30は、CPU,ROM,RAM等から構成され、画像形成装置全体を制御する。画像メモリ40は、ハードディスク等の外部記憶装置から構成され、原稿読取部10により取得された画像データ、又は通信I/F20により受信された画像データを記憶する。
操作表示部50は、制御部30の制御の下、種々の操作画像を表示パネル401に表示する。印刷部60は、図1に示す転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置205、現像装置206等から構成され、画像処理部100により画像処理が施された画像データを記録紙に印刷する。
画像処理部100は、ASIC等から構成され、原稿読取部10により取得された原稿の画像データ及び通信I/F20により受信された画像データに対して所定の画像処理を施し、印刷部60に出力する。
特に本実施の形態では、画像処理部100は、入力ディザ画像生成部101、入力ディザパターン特定部102、出力ディザ画像生成部103、基準点灯時間特定部104、区間点灯時間算出部105、実点灯時間算出部106、入力ディザパターン記憶部107、出力ディザパターン記憶部108、基準点灯時間決定テーブル記憶部109、暗電位分布記憶部110、中間感度分布記憶部111、及び光量分布記憶部112を備えている。
入力ディザ画像生成部101は、制御部30によって指定された印刷対象となる1枚の原画像の画像データを画像メモリ40から読み出し、読み出した画像データに対して、組織的ディザ法等の公知のディザ法を用いて原画像の画像データをディザ画像に変換する。ここで、原画像の画像データは、モノクロの多値画像であるものとする。また、入力ディザ画像生成部101により生成されるディザ画像を入力ディザ画像と呼ぶことにする。また、入力ディザ画像は2値画像であるものとする。
入力ディザパターン特定部102は、入力ディザ画像を所定行×所定列(例えば8×8)の合計64個の画素から構成される複数のブロックに区分し、各ブロックに現れるディザパターンが、入力ディザパターン記憶部107に記憶された複数種類の入力ディザパターンのうち、いずれの入力ディザパターンに該当するかを、公知のテンプレートマッチングにより特定する。なお、この処理の詳細は特許文献1に開示されている。
出力ディザ画像生成部103は、出力ディザパターン記憶部108を参照することにより、各ブロックに対して特定された入力ディザパターンを、各入力ディザパターン対して予め定められた出力ディザパターンに変換し、出力ディザパターンから構成される出力ディザ画像を生成する。ここで、出力ディザパターンは、入力ディザパターンに対して解像度が例えば1/2であるが、この出力ディザパターンを感光体ドラム204に露光した場合、擬似的に入力ディザパターンの解像度を再現し得るようなディザパターンを有している。なお、この処理の詳細は、上記特許文献1に開示されている。
基準点灯時間特定部104は、暗電位分布記憶部110、中間感度分布記憶部111、及び光量分布記憶部112を参照して、感光体ドラム204上での各ブロックの露光位置を特定し、特定した露光位置に対する感光体ドラム204の暗電位及び中間感度、並びにレーザービームの光量を特定する。そして、特定した暗電位、中間感度、レーザービームの光量、及びブロックの出力ディザパターンから、各ブロックの1画素に対するレーザービームの点灯時間を定める基準点灯時間を、基準点灯時間決定テーブル記憶部109を参照することにより特定する。
区間点灯時間算出部105は、出力ディザ画像の主走査方向の各ラインを所定画素毎に複数の区間に区分し、各区間に属する出力ディザパターンに対して特定された基準点灯時間の代表値(平均値、中央値等)を算出し、算出した代表値を各区間における1画素の点灯時間である区間点灯時間として算出する。ここで、区間の大きさは、各ブロックの主走査方向の画素数の例えば整数倍であるものとする。従って、区間には複数の出力ディザパターンが含まれることになる。
実点灯時間算出部106は、レーザービームの1画素の実際の点灯時間を示す実点灯時間を区間毎に算出する。具体的には、注目するある区間(注目区間)に対する実点灯時間と隣接する区間の実点灯時間との差が、当該隣接する区間の実点灯時間の1/10以下となるように、各区間の実点灯時間を算出する。
入力ディザパターン記憶部107は、予め定められた複数種類の入力ディザパターンを記憶している。出力ディザパターン記憶部108は、各入力ディザパターンに対して予め定められたディザパターンである出力ディザパターンを記憶する。ここで、出力ディザパターンは、記録紙に印刷する画像の解像度を擬似的に原画像の解像度で印刷するために各入力ディザパターンに対して予め定められたディザパターンを有している。なお、出力ディザパターンの詳細については特許文献1に開示されている。
基準点灯時間決定テーブル記憶部109は、基準点灯時間特定部104が基準点灯時間を特定する際に用いられる基準点灯時間決定テーブルを記憶している。基準点灯時間決定テーブルは、暗電位、中間感度、レーザービームの光量、及び出力ディザパターンに対する基準点灯基準時間を記憶する4次元のテーブルである。ここで、基準点灯時間決定テーブルは、暗電位、中間感度、及びレーザービームの光量のバラツキを修正し、かつ、出力ディザ画像を原画像の解像度で擬似的に印刷することができるように予め定められた基準点灯時間を記憶している。
暗電位分布記憶部110は、感光体ドラム204の暗電位分布を記憶している。図4(a)は暗電位分布記憶部110が記憶する暗電位分布の一例を示したグラフである。図4(a)に示すグラフは、感光体ドラム204の主走査方向のある1ラインにおける暗電位分布を示し、縦軸が暗電位を示し、横軸が感光体ドラム204の主走査方向の位置を示している。また、図4(a)に示すグラフの左側の端点は、感光体ドラム204の画像形成領域の主走査方向の左端の暗電位を示し、右側の端点は、感光体ドラム204の右端の暗電位を示している。図4(a)に示すように、暗電位は位置が左端から右端に向かうにつれて増大していることが分かる。なお、暗電位分布記憶部110は、このような暗電位分布を複数ライン分記憶している。また、この暗電位分布は、実験等により予め得られたものである。
中間感度分布記憶部111は、感光体ドラム204の中間感度分布を記憶している。図4(b)は中間感度分布記憶部111が記憶する中間感度分布の一例を示したグラフである。図4(b)に示すグラフは、図4(a)に示す暗電位分布と同一ライン上の中間感度分布を示し、縦軸が中間感度を示し、横軸が上記ライン上の位置を示している。また、図4(b)に示すグラフの左側の端点は感光体ドラム204の画像形成領域の主走査方向の左端の中間感度を示し、右側の端点は感光体ドラム204の画像形成領域の主走査方向の右端の中間感度を示している。なお、中間感度分布記憶部111は、複数ライン分の中間感度分布を記憶している。また、この中間感度分布は実験等により予め得られたものである。
光量分布記憶部112は、レーザービームの主走査方向における光量分布を記憶している。図4(c)は光量分布記憶部112が記憶するレーザービームの主走査方向の光量分布を示したグラフであり、縦軸は光量を示し、横軸は主走査方向の位置(像高)を示している。また、図4(c)に示すグラフの左側の端点は感光体ドラム204の画像形成領域の主走査方向の左端の位置に照射されるレーザービームの光量を示し、右側の端点は感光体ドラム204の画像形成領域の主走査方向の右端のレーザービームの光量を示している。図4(c)のグラフに示すように、光量は主走査方向に左端から中央部に向かうにつれて増大し、中央部から右端に向かうにつれて減少していることが分かる。なお、この光量分布は実験的に予め得られたものである。ここで、この光量のばらつきは、レーザービームを感光体ドラムへと導く、fθレンズ等の光学系の特性に応じて生じるものである。
一定の光量を感光体ドラム204に与えた場合、暗電位が低い位置と暗電位が高い位置との露光後の電位を比べると、暗電位が低い位置の方が、暗電位が高い位置よりも電位が低くなる。従って、一定濃度の画像を得るためには、暗電位が低い位置の点灯時間を暗電位が高い位置の点灯時間よりも長くすればよい。
また、一定の光量を感光体ドラム204に与えた場合、中間感度が低い位置と中間感度が高い位置との露光後の電位を比べると、中間感度が低い位置の方が、中間感度が高い位置よりも電位が高くなる。従って、一定濃度の画像を得るためには、中間感度が低い位置の点灯時間を中間感度が高い位置の点灯時間よりも長くすればよい。
また、感光体ドラム204の暗電位及び中間感度を一定とした場合、一定濃度の画像を得るためには、レーザービームの光量が高い位置の点灯時間に対して、レーザービームの光量が低い位置の点灯時間を長くすればよい。
従って、図4に示すように主走査方向を例えば3つの区間に区切った場合、区間Aでは中間感度が高く、光量及び暗電位が低く、区間Bでは光量が高く、中間感度及び暗電位は中間程度、区間Cでは、光量及び中間感度が低く、暗電位が高い。そのため、基準点灯時間テーブルが記憶する基準点灯時間は、上述した感光体ドラム204の特性から、一定濃度の画像を得るために、区間A、区間B、区間Cの順で点灯時間を短く設定するような時間に設定されている。
図5は、図4に示す特性を有する画像形成装置により露光される出力ディザパターンを示した図であり、(a)は区間Aに対する点灯時間を示し、(b)は区間Bに対する点灯時間を示し、(c)は区間Cに対する点灯時間を示している。
区間Aは、区間B,Cに対して点灯時間が短く設定されているため、(a)に示すように、各画素の主走査方向の幅が、区間B,Cの場合に比べて短くなっていることが分かる。区間Bは、区間A,Cに対して中間の点灯時間が設定されているため、(b)に示すように、各画素の主走査方向の幅が、区間Aより長く、区間Cより短くなっていることが分かる。更に、区間Cは、区間A,Bに対して点灯時間が長く設定されているため、(c)に示すように、各画素の主走査方向の幅が、区間A,Bの場合に比べて長くなっていることが分かる。
次に、本画像形成装置による動作について図3のフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS1において、入力ディザ画像生成部101は、制御部30の制御の下、画像メモリ40から1枚の原画像の画像データを読み出し、入力ディザ画像を生成する。
ステップS2において、入力ディザパターン特定部102は、入力ディザ画像を複数のブロックに分割し、各ブロックに対応する入力ディザパターンを特定する。ステップS4において、出力ディザ画像生成部103は、各ブロックに対して特定された入力ディザパターンに対応する出力ディザパターンを特定し、出力ディザ画像を生成する。
ステップS5において、基準点灯時間特定部104は、各ブロックの感光体ドラム204上での露光位置を特定し、特定した露光位置に対する感光体ドラム204の暗電位、中間感度、及びレーザービームの光量を特定し、特定した、暗電位、中間感度、レーザービームの光量、及び出力ディザパターンから各ブロックの基準光量を、基準点灯時間決定テーブル記憶部109を参照して特定する。
図6は、出力ディザ画像を構成する各ブロックと露光位置との関係を示した図であり、(a)は出力ディザ画像に設定されたブロックを示し、(b)は感光体ドラム204を示している。本実施の形態では、図6に示すように感光体ドラム204の周面に等しい間隔で主走査方向(長手方向)に例えば8本の直線を引くことで得られるラインL1〜L8上の各々に設定されたn個のサンプル点P1〜Pnに対して予め測定された暗電位及び中間感度が暗電位分布記憶部110及び中間感度分布記憶部111に記憶されているものとする。
ここで、制御部30は、1枚の出力ディザ画像のうち、先頭の1ラインが図6(b)に示すラインL1上に露光されるように感光体ドラム204及び露光装置205を制御する。従って、基準点灯時間特定部104は、露光対象となる画素の座標から感光体ドラム204の露光位置を特定することができる。(a)に示す左上のブロックBL1の露光位置が、(b)に示す領域BL1´であるとすると、基準点灯時間特定部104は、感光体ドラム204上に存在するサンプル点の中から、領域BL1´の中心に対して最短距離に位置するラインL1上のサンプル点P1を特定する。そして、特定したラインL1上のサンプル点P1の暗電位、中間感度、及びレーザービームの光量を暗電位分布記憶部110、中間感度分布記憶部111、及び光量分布記憶部112を参照して特定する。
次に、基準点灯時間特定部104は、ブロックBL1に対して特定された出力テンプレートと、ラインL1上のサンプル点P1の暗電位、中間感度、及びレーザービームの光量からブロックBL1に対する基準点灯時間を特定する。基準点灯時間特定部104は、以上のような処理をブロックBL2等の残りのブロックに対して実行し、各ブロックに対する基準点灯時間を特定する。
図7は、基準点灯時間特定部104によって特定される基準点灯時間の一例を示した表である。この表から分かるように、基準点灯時間特定部104は、例えば、あるブロックに対して特定された暗電位、中間感度、及びレーザービームの光量が270V、100V、及び0.8μJ/cm2であり、かつ、当該ブロックの出力ディザパターンが1である場合、当該ブロックの基準点灯時間を3.0nsと特定する。
また、基準点灯時間特定部104は、例えば、あるブロックに対して特定された暗電位、中間感度、及びレーザービームの光量が270V、120V、及び0.8μJ/cm2であり、かつ、当該ブロックの出力ディザパターンが2である場合、当該ブロックの基準点灯時間を3.5nsと特定する。
図3に示すステップS6において、区間点灯時間算出部105は、主走査方向の各ラインを一定画素毎に区分し、各区間に対する基準点灯時間である区間点灯時間を算出する。図8は、区間点灯時間算出部105が、区間点灯時間を算出する処理を示す図である。
まず、区間点灯時間算出部105は、出力ディザ画像の主走査方向のラインL1を一定画素(図8では16画素)毎に区分し、ラインL1を複数の領域に区分する。次に、区間1に属するブロックBL1〜BL4の基準点灯時間が、各々T1,T2,T3,T4に特定されたとすると、T1〜T4の平均値を算出し、算出した平均値を区間1に対する区間点灯時間として算出する。
図3に示すステップS7において、実点灯時間算出部106は、区間毎に算出された区間点灯時間の中から、主走査方向の各ラインにおいて、区間点灯時間が最大となる最大区間を特定する。例えば、あるライン上において、6つの区間1〜6が存在し、各区間の区間点灯時間がT1〜T6であり、区間3の区間点灯時間であるT3が最も長いとすると、最大区間は、区間T3となる。
ステップS8において、実点灯時間算出部106は、最大区間を基準として、各区間に対する実点灯時間を算出する。ステップS9において、印刷部60は、制御部30の制御の下、ステップS8で算出された実点灯時間に従って、出力ディザ画像を露光し、記録紙に画像を形成する。
図9は、図8に示すステップS8の詳細な処理を示すフローチャートである。まず、ステップS10において、実点灯時間算出部106は、出力ディザ画像の主走査方向に配列されたブロックから構成されるブロックラインの中から、注目ブロックラインを特定する。
ここで、実点灯時間算出部106は、まず、出力ディザ画像の副走査方向の1番目のブロックラインから最終のブロックラインに向けて順番に注目ブロックラインを特定していく。
ステップS11において、実点灯時間算出部106は、注目ブロックラインに含まれる区間のうち、実点灯時間の算出対象となる区間を注目区間として特定する。ここで、実点灯時間算出部106は、まず、最大区間を注目区間として特定する。次に、最大区間から左端の区間に向けて順番に注目区間を特定していく。次に、最大区間から右端の区間に向けて順番に注目区間を特定していく。なお、これは一例にすぎず、最初に右端の区間に向けて注目区間を特定し、次に左端の区間に向けて注目区間を特定してもよい。
さらに、最大区間が左端に位置する場合は、右端の区間に向けて順番に注目区間を特定していけばよい。また、最大区間が右端に位置する場合は、左端の区間に向けて順番に注目区間を特定していけばよい。
ステップS12において、実点灯時間算出部106は、注目区間の区間点灯時間が、隣接する前の注目区間の実点灯時間に対して所定の制限値範囲内にあるか否かを判定する。そして、注目区間の区間点灯時間が前の注目区間の実点灯時間の制限値範囲内に存在する場合(S12でYES)、注目区間の実点灯時間をそのまま、実点灯時間として算出する。一方、注目区間の区間点灯時間が前の注目区間の実点灯時間の制限値範囲内に存在しない場合(S12でNO)、前の注目区間の実点灯時間に対する制限値範囲の下限値が、実点灯時間として算出される。
図10は、ステップS12〜S14の処理を説明する図である。この図において縦軸は区間点灯時間又は基準点灯時間を示し、横軸は像高を示している。
区間2が注目区間である場合、区間2の区間点灯時間は、区間1の実点灯時間に対して、制限値範囲内に存在しているため、区間2の区間点灯時間がそのまま、実点灯時間として算出される。なお、制限値範囲は、例えば区間1の場合、区間1の実点灯時間をT1とすると、制限値K1は、1/10・T1で定められ、T1から制限値K1を減じた時間とT1に制限値K1を加えた時間までが制限値範囲とされる。
一方、区間3が注目区間である場合、区間3の区間点灯時間は、区間2の実点灯時間に対して、制限値範囲内に存在していないため、区間2の実点灯時間であるT2から区間2の制限値K1を減じた時間、すなわち、区間2の制限値範囲の下限値が実点灯時間として算出される。
図9に示すステップS15において、実点灯時間算出部106は、1ラインを構成する全区間に対する実点灯時間の算出が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合は(S15でYES)、処理をステップS11に戻し、終了したと判定しなかった場合は(S15でNO)、処理をステップS16に進める。
ステップS16において、実点灯時間算出部106は、出力ディザ画像を構成する全ブロックラインに対する処理が終了した場合(ステップS16でYES)、処理が終了され、全ブロックラインに対する処理が終了していない場合(ステップS16でNO)、処理がステップS10に戻される。
図11は、最大区間から実点灯時間を順次算出する場合のメリットを説明する図であり、(a)は最大区間から実点灯時間を順次算出しなかった場合を示し、(b),(c)は最大区間から実点灯時間を順次算出した場合を示している。
また、(a)〜(c)に示す図において、縦軸は時間を示し、横軸は像高を示し、曲線は区間点灯時間を示し、四角又は丸形状の点は、実点灯時間を示している。
(a)の場合、左端に最大区間が存在するにも拘わらず、右端の区間から順番に実点灯時間が算出されているため、実点灯時間が区間点灯時間よりも短く設定される区間が生じてしまい、これらの区間は、区間点灯時間によって定められる基準の濃度が得られず、画像再現性が低下してしまう。
すなわち、(a)の場合、右から2番目の区間に対する実点灯時間は、右端の区間の実点灯時間に対して制限値範囲に属するように、実点灯時間が定められているが、右端の区間の方が2番目の区間よりも実点灯時間が短いため、2番目の区間は実点灯時間が区間点灯時間よりも短く算出されてしまう。
一方、(b),(c)に示すように最大区間から実点灯時間を算出した場合、実点灯時間が区間点灯時間よりも短く算出されないため、区間点灯時間によって定められる基準の濃度を得ることが可能となり、画像再現性が向上する。
例えば、(c)に示の場合、左端から1番目及び2番目の区間は、実点灯時間と区間点灯時間とが相違しているが、実点灯時間は区間点灯時間よりも長く算出されているため、区間点灯時間によって定められる基準の濃度を得ることが可能となる。
以上説明したように、本画像形成装置によれば、入力ディザパターン特定部102は、原画像をディザ画像に変換することで得られる入力ディザ画像を複数のブロックに区分し、各ブロックのディザパターンがどの入力ディザパターンに該当するかを特定する。
出力ディザ画像生成部103は、各ブロックに対して特定された入力ディザパターンを各入力ディザパターンに対して予め定められた出力ディザパターンに変換する。
基準点灯時間特定部104は、感光体ドラムの暗電位分布、及び中間感度分布、レーザービームの主走査方向に対する光量分布、並びに出力ディザパターンから各ブロックの基準点灯時間を特定する。
区間点灯時間算出部105は、各区間に属するブロックに対して特定された基準点灯時間を基に、各区間の区間点灯時間を定める。実点灯時間算出部106は、主走査方向に隣接する区間同士の実点灯時間の差が制限値以下となるように各区間の区間点灯時間を補正して、各区間の実点灯時間を算出する。
すなわち、基準点灯時間特定部104により、出力ディザパターンの基準点灯時間が、感光体ドラムの暗電位及び中間感度、並びにレーザービームの主走査方向の光量のばらつきを修正するような時間に特定される。そのため、擬似高解像度技術による原画像の再現性をより高めることができる。
また、実点灯時間算出部106により、隣接する区間の実点灯時間の差が制限値以下となるように各区間の実点灯時間が算出されているため、隣接する区間同士の濃度差を低くし、擬似高解像度技術による原画像の再現性をより高めることができる。
なお、本実施の形態では、像担持体として感光体ドラム204を例に挙げて説明したが、タンデム型の画像形成装置を採用する場合は、像担持体は転写ベルトとなる。また、上記実施の形態では、原画像の解像度は画像形成装置の再現可能な解像度に対して2倍であるものとして説明したが、これに限定されず、原画像の解像度が画像形成装置の再現可能な画像度より高ければ、本発明は適用可能である。
10 原稿読取部
20 通信I/F
30 制御部
40 画像メモリ
50 操作表示部
60 印刷部
100 画像処理部
101 入力ディザ画像生成部
102 入力ディザパターン特定部
103 出力ディザ画像生成部
104 基準点灯時間特定部
105 区間点灯時間算出部
106 実点灯時間算出部
107 入力ディザパターン記憶部
108 出力ディザパターン記憶部
109 基準点灯時間決定テーブル記憶部
110 暗電位分布記憶部
111 中間感度分布記憶部
112 光量分布記憶部
20 通信I/F
30 制御部
40 画像メモリ
50 操作表示部
60 印刷部
100 画像処理部
101 入力ディザ画像生成部
102 入力ディザパターン特定部
103 出力ディザ画像生成部
104 基準点灯時間特定部
105 区間点灯時間算出部
106 実点灯時間算出部
107 入力ディザパターン記憶部
108 出力ディザパターン記憶部
109 基準点灯時間決定テーブル記憶部
110 暗電位分布記憶部
111 中間感度分布記憶部
112 光量分布記憶部
Claims (5)
- 再現可能な解像度よりも解像度の高い原画像を、擬似高解像度技術を用いて記録紙に印刷する画像形成装置であって、
原画像をディザ画像に変換して入力ディザ画像を生成する入力ディザ画像生成手段と、
前記入力ディザ画像を複数ブロックに区分して、各ブロックのディザパターンが、予め定められた入力ディザパターンのうち、いずれの入力ディザパターンに該当するかを特定する入力ディザパターン特定手段と、
前記原画像を当該原画像の解像度で擬似的に記録紙に印刷させるために入力ディザパターン毎に予め定められた出力ディザパターンを用いて、ブロック毎に特定された入力ディザパターンを変換し、出力ディザ画像を生成する出力ディザ画像生成手段と、
像担持体の暗電位の分布及び中間感度の分布、レーザービームの主走査方向に対する光量の分布、及び出力ディザパターンから、前記暗電位、前記中間感度、及び前記光量のバラツキを修正し、かつ、前記出力ディザ画像を前記原画像の解像度で擬似的に印刷するような各ブロックを構成する各画素のレーザービームの点灯時間を示す基準点灯時間を特定する基準点灯時間特定手段と、
主走査方向に隣接するブロック同士の基準点灯時間の差が規定値以下となるように基準点灯時間を補正して、各ブロックの実際の点灯時間を示す実点灯時間を算出する実点灯時間算出手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記出力ディザ画像を主走査方向に複数の区間に分け、各区間に属するブロックに対して特定された基準点灯時間を基に、各区間の区間点灯時間を算出する区間点灯時間算出手段を更に備え、
前記実点灯時間算出手段は、主走査方向に隣接する区間同士の区間点灯時間の差が規定値以下となるように各区間の区間点灯時間を補正して、各区間の実点灯時間を算出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記実点灯時間算出手段は、実点灯時間の算出対象となる注目区間の実点灯時間が、隣接する区間の実点灯時間に対して1/10以下となるように、各区間の実点灯時間を算出することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記実点灯時間算出手段は、実点灯時間の算出対象となる注目区間の基準点灯時間が、隣接する区間の実点灯時間に対して、所定の範囲内に存在しない場合、当該範囲内に収まるように前記注目区間の実点灯時間を算出することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
- 前記実点灯時間算出手段は、主走査方向に配列されたブロックから構成されるブロックライン毎に、基準点灯時間が最大の区間を特定し、特定した区間から前記ブロックラインの端に位置する区間に向けて順番に実点灯時間を算出し、前記注目区間の基準点灯時間が隣接する区間の実点灯時間に対して所定の範囲内に存在しない場合、当該範囲の下限値を前記注目区間の実点灯時間として算出することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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