JP2007174313A - エコーキャンセル回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】周波数によらず効果的にエコーを防止する。
【解決手段】エコーキャンセル回路は、入力される第1アナログ信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を第2アナログ信号に変換して出力するイヤホンマイクと、第1入力端子に、第1及び第2アナログ信号が入力され、第2入力端子に、第1アナログ信号に応じて生成され、第1アナログ信号が第2アナログ信号とともに出力されることを防止するための第3アナログ信号とが入力され、第1及び第2アナログ信号に含まれる第1アナログ信号を第3アナログ信号によってキャンセルして出力するキャンセル回路と、イヤホンマイクと第1入力端子との間に設けられた第1負荷回路と、第2入力端子側に設けられ、第1負荷回路に相当する第2負荷回路及びイヤホンマイクに相当する第3負荷回路と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】エコーキャンセル回路は、入力される第1アナログ信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を第2アナログ信号に変換して出力するイヤホンマイクと、第1入力端子に、第1及び第2アナログ信号が入力され、第2入力端子に、第1アナログ信号に応じて生成され、第1アナログ信号が第2アナログ信号とともに出力されることを防止するための第3アナログ信号とが入力され、第1及び第2アナログ信号に含まれる第1アナログ信号を第3アナログ信号によってキャンセルして出力するキャンセル回路と、イヤホンマイクと第1入力端子との間に設けられた第1負荷回路と、第2入力端子側に設けられ、第1負荷回路に相当する第2負荷回路及びイヤホンマイクに相当する第3負荷回路と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、エコーキャンセル回路に関する。
近年、携帯電話等の音声を送受信する通信機器において、相手側から送信されてきたアナログ信号を音声に変換して出力するイヤホン機能と、発話した音声をアナログ信号に変換して出力するマイク機能とを兼ね備えるイヤホンマイクが使われはじめている(例えば、特許文献1)。
このようなイヤホンマイクを用いる場合、相手側から送信されてきたアナログ信号がイヤホンマイクに入力されるとともに、発話した音声を変換したアナログ信号がイヤホンマイクから出力される。この2つのアナログ信号の入出力は、同一の経路を介して行われるため、発話した音声を変換したアナログ信号と一緒に、相手側から送信されてきたアナログ信号も相手側に送信されてしまう可能性がある。このように、相手側から送信されてきたアナログ信号が相手側に送信されると、相手側でエコーが発生してしまう。
そこで、イヤホンマイクを用いる場合、このようなエコーの発生を防止するために、例えば、相手側から送信されてきたアナログ信号と位相を合わせた同一振幅の信号を用いて相手側から送信されてきたアナログ信号を打ち消すことにより、相手側から送信されてきたアナログ信号が相手側に送信されないように制御することが行われている(例えば、特許文献2)。
特許第3463063号公報
特許第3314372号公報
特許文献2に開示された方法では、差動増幅回路の一方の入力端子にイヤホンマイクが接続され、他方の入力端子に相手側から送信されてきたアナログ信号と位相を合わせた同一振幅のアナログ信号が入力されている。そして、この他方の入力端子側には、イヤホンマイクのインピーダンスに相当する抵抗やインダクタ等が接続されている。
ところが、イヤホンマイクのインピーダンスは、入力されるアナログ信号の周波数によって変化するため、単純に抵抗やインダクタ等を接続しただけでは、イヤホンマイクのインピーダンスと等価な回路を実現することはできない。そのため、特許文献2に開示されたような構成では、相手側から送信されてきたアナログ信号を、特定の周波数において打ち消すことは可能であるが、携帯電話等の音声送受信に必要な全周波数帯域において効果的に打ち消すことができず、特定の周波数以外の帯域ではエコーが発生してしまうこととなる。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、周波数によらず効果的にエコーを防止することが可能なエコーキャンセル回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のエコーキャンセル回路は、入力される第1アナログ信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を第2アナログ信号に変換して出力するイヤホンマイクを用いる際に発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル回路であって、第1入力端子に、前記第1及び第2アナログ信号が入力され、第2入力端子に、前記第1アナログ信号に応じて生成され、前記第1アナログ信号が前記第2アナログ信号とともに出力されることを防止するための第3アナログ信号とが入力され、前記第1及び第2アナログ信号に含まれる前記第1アナログ信号を前記第3アナログ信号によってキャンセルして出力するキャンセル回路と、前記イヤホンマイクと前記第1入力端子との間に設けられた第1負荷回路と、前記第2入力端子側に設けられ、前記第1負荷回路に相当する第2負荷回路及び前記イヤホンマイクのインピーダンスに相当する第3負荷回路と、を備えることとする。
また、前記第1負荷回路は第1抵抗であり、前記第2負荷回路は前記第1抵抗と抵抗値が等しい第2抵抗であることとすることができる。
また、前記第3負荷回路は、第3及び第4抵抗と、キャパシタとにより構成され、前記第3抵抗及び前記キャパシタは直列に接続されるとともに、前記第2負荷回路と並列に接続され、前記第4抵抗は前記第2負荷回路と直列に接続されてなることとすることができる。
さらに、前記第1及び第2アナログ信号は、前記第1負荷回路を介さずに前記イヤホンマイクに入力されるとともに、前記第1負荷回路を介して前記第1入力端子に入力され、前記第3アナログ信号は、前記第3負荷回路と前記第4抵抗との間に入力され、前記第3負荷回路を介して前記第2入力端子に入力されてなることとしてもよい。
また、前記エコーキャンセル回路は、前記第1負荷回路と前記イヤホンマイクとの間に設けられた高周波フィルタ回路を更に備えることとすることができる。
また、前記エコーキャンセル回路は、前記第1負荷回路と前記第1入力端子との間に設けられ、前記第1及び第2アナログ信号を増幅して前記第1入力端子に出力する第1増幅回路と、前記第2負荷回路と前記第2入力端子との間に設けられ、前記第3アナログ信号を増幅して前記第2入力端子に出力する第2増幅回路と、を更に備えることとすることができる。
さらに、前記第1増幅回路は、前記第1及び第2アナログ信号を増幅する前に前記第1及び第2アナログ信号の高周波成分を減衰させる第1フィルタ回路を含んで構成され、前記第2増幅回路は、前記第3アナログ信号を増幅する前に前記第3アナログ信号の高周波成分を減衰させる第2フィルタ回路を含んで構成されることとしてもよい。
また、前記第1増幅回路は、増幅した前記第1及び第2アナログ信号の高周波成分を減衰させて出力する第3フィルタ回路を含んで構成され、前記第2増幅回路は、増幅した前記第3アナログ信号の高周波成分を減衰させて出力する第4フィルタ回路を含んで構成されることとしてもよい。
周波数によらず効果的にエコーを防止することが可能なエコーキャンセル回路を提供することができる。
==回路構成==
図1は、本発明のエコーキャンセル回路の一実施例を含んで構成される音声信号処理回路の構成例を示す図である。音声信号処理回路1は、イヤホンマイク10、差動増幅回路20、インダクタ21,22、抵抗23〜26、キャパシタ27、増幅回路31,32、DSP40、ADコンバータ41,42、DAコンバータ43〜45、及び増幅回路46〜48を含んで構成されている。なお、差動増幅回路20、インダクタ21,22、抵抗23〜26、キャパシタ27、及び増幅回路31,32が本発明のエコーキャンセル回路に相当する。
図1は、本発明のエコーキャンセル回路の一実施例を含んで構成される音声信号処理回路の構成例を示す図である。音声信号処理回路1は、イヤホンマイク10、差動増幅回路20、インダクタ21,22、抵抗23〜26、キャパシタ27、増幅回路31,32、DSP40、ADコンバータ41,42、DAコンバータ43〜45、及び増幅回路46〜48を含んで構成されている。なお、差動増幅回路20、インダクタ21,22、抵抗23〜26、キャパシタ27、及び増幅回路31,32が本発明のエコーキャンセル回路に相当する。
音声信号処理回路1は、携帯電話等の音声送受信を行う通信機器とともに用いられる。例えば、携帯電話とともに用いられる場合、携帯電話で受信した相手側の音声を示す信号をアナログ変換した信号がADコンバータ41から入力され、このアナログ信号を音声に変換したものがイヤホンマイク10から出力されることとなる。また、携帯電話の使用者の発した音声がイヤホンマイク10によってアナログ信号に変換され、このアナログ信号がDAコンバータ45から出力され、相手側に送信されることとなる。
イヤホンマイク10は、耳孔等に装着可能な音声入出力機器であり、インダクタ21側から入力されるアナログ信号をもとに振動板(不図示)を振動させて音声を内耳に伝えるとともに、発話により生じる内耳の空気振動を振動板(不図示)で検出し、アナログ信号に変換してインダクタ21側に出力する。なお、イヤホンマイク10は、接続端子49a,49bを介して接続されており、着脱することができる。
インダクタ21,22は、イヤホンマイク10と接続されており、イヤホンマイク10の入出力に対する高周波フィルタとなっている。イヤホンマイク10を携帯電話等の通信機器に用いる場合、数十センチメートル程度のケーブルが必要となるが、このケーブルによってイヤホンマイク10に入出力される信号に高周波ノイズが重畳してしまう。そのため、インダクタ21,22のような高周波フィルタを設けることにより、このような高周波ノイズを除去することができる。
抵抗23は、イヤホンマイク10と差動増幅回路20の一方の入力端子(第1入力端子:本例では+入力端子)との間に設けられた負荷回路であり、本発明の第1負荷回路(第1抵抗)に相当する。図に示すように、抵抗23は、インダクタ21と増幅回路31との間に設けられている。そして、抵抗23と増幅回路31との間に、増幅回路46から出力されるアナログ信号が入力されている。したがって、増幅回路46から出力されるアナログ信号は、抵抗23を介してイヤホンマイク10に入力されるとともに、イヤホンマイク10から出力されるアナログ信号は、抵抗10及び増幅回路31を介して、差動増幅回路20の+入力端子に入力されることとなる。このように、イヤホンマイク10と増幅回路31との間に抵抗23を設けると、イヤホンマイク10から増幅回路31に出力されるアナログ信号は減衰してしまう。しかし、差動増幅回路20側から見た場合、イヤホンマイク10に入力されるアナログ信号の周波数変化に伴うイヤホンマイク10のインピーダンスの変化の影響が抑制されることとなる。
抵抗24は、抵抗23に対応して設けられた回路であり、差動増幅回路20の他方の入力端子(第2入力端子:本例では−入力端子)側に設けられる。なお、抵抗24が本発明の第2負荷回路(第2抵抗)に相当する。
抵抗25,26及びキャパシタ27は、イヤホンマイク10のインピーダンスに相当する負荷回路であり、差動増幅回路20の−入力端子側に設けられる。なお、抵抗25,26及びキャパシタ27により構成される負荷回路が、本発明の第3負荷回路に相当する。また、抵抗25が本発明の第3抵抗に相当し、抵抗26が本発明の第4抵抗に相当する。
本実施形態においては、抵抗25、キャパシタ27、及び抵抗26は、この順序で直列に接続され、抵抗24は、抵抗25及びキャパシタ27と並列に接続されるとともに抵抗26と直列に接続されている。そして、抵抗24,25が増幅回路32と接続されており、この接続点に、増幅回路47から出力されるアナログ信号が入力されている。なお、抵抗25及びキャパシタ27の配設位置を入れ替えても良い。
増幅回路31は、抵抗23によって減衰されたアナログ信号を増幅して出力する回路であり、本発明の第1増幅回路に相当する。なお、増幅回路31は、アナログ信号を増幅する前後において高周波成分を除去することができる。この増幅回路31の構成については、後述する。
増幅回路32は、増幅回路47から出力されるアナログ信号を増幅回路31と同一のゲインで増幅して出力する回路であり、本発明の第2増幅回路に相当する。このように増幅回路32を設けることにより、差動増幅回路20の+入力端子及び−入力端子に入力されるアナログ信号の振幅を合わせることができる。なお、増幅回路32の構成は増幅回路31と同様であり、増幅回路31の説明と合わせて後述する。
差動増幅回路20は、+入力端子に入力されるアナログ信号と、−入力端子に入力されるアナログ信号との差分を増幅して出力する回路である。ここで、差動増幅回路20の+入力端子に入力されているアナログ信号には、増幅回路46から出力されるアナログ信号と、イヤホンマイク10から出力されるアナログ信号とが含まれる。また、差動増幅回路20の−入力端子に入力されるアナログ信号は、増幅回路47から出力されるアナログ信号である。なお、増幅回路47から出力されるアナログ信号は、増幅回路46から出力されるアナログ信号を打ち消すための信号である。つまり、差動増幅回路20は、増幅回路46から出力されるアナログ信号を打ち消してイヤホンマイク10から出力されるアナログ信号を出力する回路であり、本発明のキャンセル回路に相当する。
DSP(Digital Signal Processor)40は、各種のデジタル信号処理を行う回路であり、FIR(Finite Impulse Response)フィルタ51,52、入力端子53,54、及び出力端子55〜57を含んで構成されている。FIRフィルタ51,52は、夫々フィルタ係数を保持しており、入力されるデジタル信号にフィルタ係数に基づいた畳み込み演算処理を施して出力する。
ADコンバータ41,42は、入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する回路である。また、DAコンバータ43〜45は、入力されるデジタル信号をアナログ信号に変換して出力する回路である。
ADコンバータ41には、相手側から送信されてきた音声を示すアナログ信号が入力される。そして、ADコンバータ41から出力されるデジタル信号は、入力端子53を介して、DSP40内のFIRフィルタ51,52に入力される。FIRフィルタ51から出力されるデジタル信号は、出力端子55を介して、DAコンバータ43に入力される。また、FIRフィルタ52から出力されるデジタル信号は、出力端子56を介して、DAコンバータ44に入力される。
増幅回路46〜48は、入力されるアナログ信号を増幅して出力する回路である。増幅回路46は、DAコンバータ43から出力されるアナログ信号を増幅して出力する。また、増幅回路47は、DAコンバータ44から出力されるアナログ信号を増幅して出力する。また、増幅回路48は、差動増幅回路20から出力されるアナログ信号を増幅して出力する。
ADコンバータ42には、増幅回路48から出力されるアナログ信号が入力される。そして、ADコンバータ42から出力されるデジタル信号は、入力端子54を介してDSP40に入力される。音声の送受信が行われている場合、入力端子54から入力されたデジタル信号は、出力端子57を介して出力され、DAコンバータ45に入力される。このときDAコンバータ45から出力されるアナログ信号は、イヤホンマイク10で検出された音声を示すものとなる。
また、DSP40では、入力端子54から入力されるデジタル信号に基づいて、FIRフィルタ51,52のフィルタ係数の設定処理を行う。フィルタ係数の設定処理を行う場合、DSP40は、まず、出力端子55からインパルスを出力し、出力端子55から入力端子54までのインパルス応答(IR1(Z))を測定する。同様に、DSP40は、出力端子56からインパルスを出力し、出力端子56から入力端子54までのインパルス応答(IR2(Z))を測定する。そして、DSP40は、FIRフィルタ51のフィルタ係数に、IR2(Z)を位相反転させた−IR2(Z)を設定し、FIRフィルタ52のフィルタ係数に、IR1(Z)を設定する。
ここで、FIRフィルタ51の入力から入力端子54までのインパルス応答をIR1_ALL(Z)、FIRフィルタ52の入力から入力端子54までのインパルス応答をIR2_ALL(Z)、出力端子55から差動増幅回路20の+入力端子までのインパルス応答をIR1’(Z)、出力端子56から差動増幅回路20の−入力端子までのインパルス応答をIR2’(Z)、差動増幅回路20の±入力端子から入力端子54までのインパルス応答をW(Z)とすると、次の関係が成り立つ。
IR1_ALL(Z)
=(−IR2(Z))・IR1(Z)
=(−(−IR2’(Z)・W(Z)))・(IR1’(Z)・W(Z))
=IR2’(Z)・(−W(Z))・IR1’(Z)・W(Z)
IR2_ALL(Z)
=(−IR1(Z))・IR2(Z)
=(−(IR1’(Z)・W(Z)))・(−IR2’(Z)・W(Z))
=(−IR1’(Z))・(−W(Z))・(−IR2’(Z))・W(Z)
=−IR1_ALL
IR1_ALL(Z)
=(−IR2(Z))・IR1(Z)
=(−(−IR2’(Z)・W(Z)))・(IR1’(Z)・W(Z))
=IR2’(Z)・(−W(Z))・IR1’(Z)・W(Z)
IR2_ALL(Z)
=(−IR1(Z))・IR2(Z)
=(−(IR1’(Z)・W(Z)))・(−IR2’(Z)・W(Z))
=(−IR1’(Z))・(−W(Z))・(−IR2’(Z))・W(Z)
=−IR1_ALL
つまり、FIRフィルタ51の入力から入力端子54までのインパルス応答IR1_ALL(Z)と、FIRフィルタ52の入力から入力端子54までのインパルス応答IR2_ALL(Z)とは互いに打ち消し合う特性となっている。したがって、このようにFIRフィルタ51,52のフィルタ係数を設定することにより、増幅回路46から出力されるアナログ信号を、増幅回路47から出力されるアナログ信号で打ち消すことが可能となる。なお、フィルタ係数の設定処理は、電源投入時や工場出荷時、あるいはユーザからの指示を受けた時等、適宜なタイミングで行われる。
また、本実施形態では、FIRフィルタ51,52を用いて、相手側から送信されてきたアナログ信号を打ち消すためのアナログ信号を生成し、差動増幅回路20に入力することとしているが、このような構成に限られるわけではない。例えば、特許文献2に示されるように、FIRフィルタ等のデジタルフィルタを用いない構成であってもよい。ただし、本実施形態で示すようにデジタルフィルタを用いる構成とすれば、位相の調整を高精度で行うことが可能となり、効果的にアナログ信号を打ち消すことができる。
図2は、増幅回路31の構成例を示すブロック図である。なお、増幅回路32についても同様の構成となっている。増幅回路31は、フィルタ61,62、及びアンプ63により構成されている。フィルタ61,62は、入力されるアナログ信号の高周波成分を減衰させて出力する回路である。アンプ63は、入力されるアナログ信号を増幅して出力する回路である。増幅回路31では、まず、フィルタ61にて高周波成分が減衰される。これは、不要な高周波成分が後段のアンプ63で増幅されてしまうことを防ぐためである。そして、フィルタ61で高周波成分の減衰が行われた後、アンプ63でアナログ信号の増幅が行われる。その後、フィルタ62にて、再度、高周波成分の減衰が行われる。これは、不要な高周波成分をカットするとともに、聴き取りにくい低音領域の信号レベルを相対的に高めるためである。
図3は、増幅回路31の構成例を示す回路図である。フィルタ61は、抵抗71,72及びキャパシタ73,74により構成されている。また、フィルタ62は、抵抗75及びキャパシタ76〜78により構成されている。また、アンプ63は、N型FET81、PNPトランジスタ82,83、NPNトランジスタ84、抵抗85〜89、及びキャパシタ90,91により構成されている。そして、アンプ63におけるキャパシタ90は、例えば3kHzより高域を減衰させるフィルタとなっている。また、アンプ63におけるキャパシタ91は、例えば50Hzより低域を減衰させるフィルタとなっている。つまり、アンプ63では、キャパシタ90,91の特性によって帯域制限が行われている。なお、図3に示した構成は一例であり、増幅回路31の構成はこれに限られるものではない。
このような音声信号処理回路1の動作について説明する。相手側から送信されてきた音声を示すアナログ信号は、ADコンバータ41、FIRフィルタ51、DAコンバータ43、及び増幅回路46を介して出力される。そして、増幅回路46から出力されるアナログ信号(第1アナログ信号)は、抵抗23、インダクタ21を介してイヤホンマイク10に入力され、イヤホンマイク10から相手側の音声が出力される。また、増幅回路46から出力されるアナログ信号(第1アナログ信号)は、増幅回路31を介して差動増幅回路20の+入力端子に入力される。また、イヤホンマイク10は、発話により生じる内耳の空気振動をアナログ信号(第2アナログ信号)に変換して出力する。そして、イヤホンマイク10から出力されるアナログ信号(第2アナログ信号)は、インダクタ21、抵抗23、及び増幅回路31を介して差動増幅回路20の+入力端子に入力される。
また、相手側から送信されてきた音声を示すアナログ信号は、ADコンバータ41、FIRフィルタ52、DAコンバータ44、及び増幅回路47を介して出力される。そして、増幅回路47から出力されるアナログ信号(第3アナログ信号)は、増幅回路32を介して差動増幅回路20の−入力端子に入力される。そして、差動増幅回路20では、増幅回路46から出力されるアナログ信号が、増幅回路47から出力されるアナログ信号によって打ち消され、イヤホンマイク10から出力されるアナログ信号が出力される。そして、差動増幅回路20から出力されるアナログ信号は、増幅回路48、ADコンバータ42、DSP40、及びDAコンバータ45を介して相手側に送信されることとなる。
このような音声信号処理回路1では、抵抗23が設けられていることにより、入力されるアナログ信号の周波数の変化に伴うイヤホンマイク10のインピーダンス変化の影響が抑制される。したがって、特定の周波数だけでなく、幅広い周波数帯域において、入力されるアナログ信号の打ち消しを精度良く行うことが可能となる。
また、音声信号処理回路1では、インダクタ21,22により構成される高周波フィルタが設けられていることにより、イヤホンマイク10のケーブル等の影響によって重畳したノイズを除去することができる。
また、音声信号処理回路1では、抵抗23が設けられたことによってイヤホンマイク10から出力されるアナログ信号が減衰することとなるが、増幅回路31によって増幅されることにより、相手側に送信されるアナログ信号のレベルが低下することを防ぐことができる。
そして、増幅回路31では、アナログ信号の増幅を行う前に、フィルタ61によって不要な高周波成分を減衰させているため、ノイズが増幅されてしまうことを防ぐことができる。
また、増幅回路31では、フィルタ62によって不要な高周波成分を減衰させているため、増幅により強調されてしまうノイズを除去するとともに、低音を強調することが可能となる。
==シミュレーション==
次に、音声信号処理回路1において抵抗23が設けられていることにより、入力されるアナログ信号の周波数の変化に伴うイヤホンマイク10のインピーダンス変化の影響が抑制されていることを示すためのシミュレーション結果について説明する。
次に、音声信号処理回路1において抵抗23が設けられていることにより、入力されるアナログ信号の周波数の変化に伴うイヤホンマイク10のインピーダンス変化の影響が抑制されていることを示すためのシミュレーション結果について説明する。
まず、イヤホンマイク10のインピーダンス特性の参考とするため、スター精密株式会社製のイヤホンのインピーダンス特性を測定した。図4は、スター精密株式会社製のイヤホンの実測したインピーダンス特性を示すグラフである。そして、このようなインピーダンス特性となるように、イヤホンマイク10の等価回路を構成した。図5は、イヤホンマイク10の等価回路の構成例を示す図である。等価回路100は、抵抗101〜104、インダクタ105〜107、及びキャパシタ108,109により構成されている。なお、本シミュレーションにおいては、抵抗101が100Ω、抵抗102が1500Ω、抵抗103が2000Ω、抵抗104が300Ω、インダクタ105,107が30mH、インダクタ106が20mH、キャパシタ108,109が0.1μFとなっている。
そして、図6は、等価回路100のインピーダンス特性を示すグラフである。図6のグラフを図4のグラフと比較すると、厳密に一致しているわけではないが、おおよその傾向は一致していることがわかる。そこで、図5に示した等価回路100を用いて、シミュレーションを行った。
図7は、等価回路100を用いて図1に示した構成をシミュレートするための構成例である。この構成では、図1に示した構成をシミュレートするために、抵抗23と等価回路100が直列に接続され、抵抗24及び抵抗26が直列に接続されている。また、直列に接続された抵抗25及びキャパシタ27が、抵抗24と並列に接続されている。そして、抵抗23,24に、例えば1000mVのアナログ信号が入力される構成となっている。
このような構成において、抵抗23,24側から入力されるアナログ信号の周波数を変化させた場合の、a点の電圧V(a)とb点の電圧V(b)との差を測定した。ここで、V(a)−V(b)が周波数によらずに小さければ、入力されるアナログ信号の周波数変化による等価回路100(イヤホンマイク10)のインピーダンス変化の影響が抑制されているということができる。
図8は、周波数に応じたV(a)−V(b)の変化を示すグラフである。図からわかるように、100Hz〜約3kHzの範囲では、V(a)−V(b)は60mV程度の小さい値に抑えられている。なお、携帯電話等において送受信される音声の帯域は、500Hz〜3kHz程度である。つまり、図1に示した音声信号処理回路1にあてはめると、差動増幅回路20側から見た場合、相手側から送信されてくる音声を示すアナログ信号の周波数変化によるイヤホンマイク10のインピーダンスの変化の影響が抑制されることとなる。つまり、音声信号処理回路1では、相手側から送信されてくる音声を示すアナログ信号の周波数によらず、差動増幅回路20における打ち消しの精度が高まることとなる。したがって、音声信号処理回路1では、周波数によらず効果的にエコーが防止されることとなる。
==その他の形態==
次に、図1に示した音声信号処理回路1の、その他の形態について説明する。図1に示した音声信号処理回路1では、イヤホンマイク10のインピーダンス変化の影響を抑制するための負荷回路として、抵抗23を用いているが、負荷回路はこれに限られるものではない。図9は、イヤホンマイク10のインピーダンス変化の影響を抑制するための負荷回路の他の構成例を示す図である。図9(a)に示すように、イヤホンマイク10のインピーダンスの変化の影響を抑制するための負荷回路として抵抗121を設けることもできる。また、図9(b)に示すように、同様の負荷回路として抵抗122及びキャパシタ123を設けることもできる。また、図9(c)に示すように、同様の負荷回路としてインダクタ124及び抵抗125を設けることもできる。また、図9(d)に示すように、同様の負荷回路としてインダクタ126及びキャパシタ127を設けることもできる。
次に、図1に示した音声信号処理回路1の、その他の形態について説明する。図1に示した音声信号処理回路1では、イヤホンマイク10のインピーダンス変化の影響を抑制するための負荷回路として、抵抗23を用いているが、負荷回路はこれに限られるものではない。図9は、イヤホンマイク10のインピーダンス変化の影響を抑制するための負荷回路の他の構成例を示す図である。図9(a)に示すように、イヤホンマイク10のインピーダンスの変化の影響を抑制するための負荷回路として抵抗121を設けることもできる。また、図9(b)に示すように、同様の負荷回路として抵抗122及びキャパシタ123を設けることもできる。また、図9(c)に示すように、同様の負荷回路としてインダクタ124及び抵抗125を設けることもできる。また、図9(d)に示すように、同様の負荷回路としてインダクタ126及びキャパシタ127を設けることもできる。
また、図10は、音声信号処理回路1の他の構成例を示す図である。図1に示した構成では、増幅回路46から出力されるアナログ信号は抵抗23と増幅回路31との間に入力されることとしたが、図10に示すように、インダクタ21と抵抗23との間、つまり、イヤホンマイク10と抵抗23との間に入力することも可能である。この場合、増幅回路から出力されるアナログ信号は、図10に示すように、抵抗24と抵抗26との間に入力されることとなる。このように、増幅回路46から出力されるアナログ信号をイヤホンマイク10と抵抗23との間に入力することにより、相手側から送信されてきた音声を示すアナログ信号は抵抗23によって減衰されることなくイヤホンマイク10に入力される。したがって、イヤホンマイク10から出力される相手側の音声の出力レベルが向上することとなる。
以上、本実施形態の音声信号処理回路1について説明した。前述したように、音声信号処理回路1では、イヤホンマイク10と差動増幅回路20との間に負荷回路である抵抗23が設けられていることにより、入力されるアナログ信号の周波数変化に応じたイヤホンマイク10のインピーダンス変化の影響を抑制することができる。したがって、入力されるアナログ信号の周波数によらず、入力されるアナログ信号を差動増幅回路20で精度良く打ち消すことができ、効果的にエコーを防止することができる。
また、イヤホンマイク10に相当する負荷回路を抵抗25,26及びキャパシタ27によって構成することにより、イヤホンマイク10のインピーダンス特性に近いものとすることができる。したがって、抵抗23を設けるとともに、イヤホンマイク10に相当する負荷回路を抵抗25,26及びキャパシタ27により構成されるものとすることにより、差動増幅回路20での打ち消し精度を高め、効果的にエコーを防止することができる。
また、図10に示したように、増幅回路46から出力されるアナログ信号を、抵抗23を介さずにイヤホンマイク10に入力することにより、イヤホンマイク10から出力される音声の出力レベルを向上させることができる。
また、インダクタ21,22により構成される高周波フィルタを設けることにより、イヤホンマイク10のケーブル等の影響によって重畳したノイズを除去することができる。
また、イヤホンマイク10から出力されるアナログ信号は、抵抗23によって減衰されるが、増幅回路31によって増幅されることにより、相手側に送信されるアナログ信号のレベルが低下することを防ぐことができる。
そして、増幅回路31では、アナログ信号の増幅を行う前に、フィルタ61によって不要な高周波成分を減衰させているため、ノイズが増幅されてしまうことを防ぐことができる。
また、増幅回路31では、フィルタ62によって不要な高周波成分を減衰させているため、増幅により強調されてしまうノイズを除去するとともに、低音を強調することが可能となる。
なお、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
1 音声信号処理回路 10 イヤホンマイク
20 差動増幅回路 21,22 インダクタ
23〜26 抵抗 27 キャパシタ
31,32 増幅回路 40 DSP
41,42 ADコンバータ 43〜45 DAコンバータ
46〜48 増幅回路 49a,49b 接続端子
51,52 FIRフィルタ 53,54 入力端子
55〜57 出力端子 61,62 フィルタ
63 アンプ 71,72 抵抗
73,74 キャパシタ 75 抵抗
76〜78 キャパシタ 81 N型FET
82,83 PNP型トランジスタ 84 NPN型トランジスタ
85〜89 抵抗 90,91 キャパシタ
100 等価回路 101〜104 抵抗
105〜107 インダクタ 108 キャパシタ
121,122,125 抵抗 123,127 キャパシタ
124,126 インダクタ
20 差動増幅回路 21,22 インダクタ
23〜26 抵抗 27 キャパシタ
31,32 増幅回路 40 DSP
41,42 ADコンバータ 43〜45 DAコンバータ
46〜48 増幅回路 49a,49b 接続端子
51,52 FIRフィルタ 53,54 入力端子
55〜57 出力端子 61,62 フィルタ
63 アンプ 71,72 抵抗
73,74 キャパシタ 75 抵抗
76〜78 キャパシタ 81 N型FET
82,83 PNP型トランジスタ 84 NPN型トランジスタ
85〜89 抵抗 90,91 キャパシタ
100 等価回路 101〜104 抵抗
105〜107 インダクタ 108 キャパシタ
121,122,125 抵抗 123,127 キャパシタ
124,126 インダクタ
Claims (8)
- 入力される第1アナログ信号を音声に変換して出力するとともに、入力される音声を第2アナログ信号に変換して出力するイヤホンマイクを用いる際に発生するエコーをキャンセルするエコーキャンセル回路であって、
第1入力端子に、前記第1及び第2アナログ信号が入力され、第2入力端子に、前記第1アナログ信号に応じて生成され、前記第1アナログ信号が前記第2アナログ信号とともに出力されることを防止するための第3アナログ信号とが入力され、前記第1及び第2アナログ信号に含まれる前記第1アナログ信号を前記第3アナログ信号によってキャンセルして出力するキャンセル回路と、
前記イヤホンマイクと前記第1入力端子との間に設けられた第1負荷回路と、
前記第2入力端子側に設けられ、前記第1負荷回路に相当する第2負荷回路及び前記イヤホンマイクのインピーダンスに相当する第3負荷回路と、
を備えることを特徴とするエコーキャンセル回路。 - 請求項1に記載のエコーキャンセル回路であって、
前記第1負荷回路は第1抵抗であり、
前記第2負荷回路は前記第1抵抗と抵抗値が等しい第2抵抗であること、
を特徴とするエコーキャンセル回路。 - 請求項1又は2に記載のエコーキャンセル回路であって、
前記第3負荷回路は、第3及び第4抵抗と、キャパシタとにより構成され、
前記第3抵抗及び前記キャパシタは直列に接続されるとともに、前記第2負荷回路と並列に接続され、
前記第4抵抗は前記第2負荷回路と直列に接続されてなること、
を特徴とするエコーキャンセル回路。 - 請求項3に記載のエコーキャンセル回路であって、
前記第1及び第2アナログ信号は、前記第1負荷回路を介さずに前記イヤホンマイクに入力されるとともに、前記第1負荷回路を介して前記第1入力端子に入力され、
前記第3アナログ信号は、前記第3負荷回路と前記第4抵抗との間に入力され、前記第3負荷回路を介して前記第2入力端子に入力されてなること、
を特徴とするエコーキャンセル回路。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載のエコーキャンセル回路であって、
前記第1負荷回路と前記イヤホンマイクとの間に設けられた高周波フィルタ回路を更に備えることを特徴とするエコーキャンセル回路。 - 請求項1〜5の何れか一項に記載のエコーキャンセル回路であって、
前記第1負荷回路と前記第1入力端子との間に設けられ、前記第1及び第2アナログ信号を増幅して前記第1入力端子に出力する第1増幅回路と、
前記第2負荷回路と前記第2入力端子との間に設けられ、前記第3アナログ信号を増幅して前記第2入力端子に出力する第2増幅回路と、
を更に備えることを特徴とするエコーキャンセル回路。 - 請求項6に記載のエコーキャンセル回路であって、
前記第1増幅回路は、前記第1及び第2アナログ信号を増幅する前に前記第1及び第2アナログ信号の高周波成分を減衰させる第1フィルタ回路を含んで構成され、
前記第2増幅回路は、前記第3アナログ信号を増幅する前に前記第3アナログ信号の高周波成分を減衰させる第2フィルタ回路を含んで構成されること、
を特徴とするエコーキャンセル回路。 - 請求項6又は7に記載のエコーキャンセル回路であって、
前記第1増幅回路は、増幅した前記第1及び第2アナログ信号の高周波成分を減衰させて出力する第3フィルタ回路を含んで構成され、
前記第2増幅回路は、増幅した前記第3アナログ信号の高周波成分を減衰させて出力する第4フィルタ回路を含んで構成されること、
を特徴とするエコーキャンセル回路。
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- 2006-12-21 US US11/614,812 patent/US20070154022A1/en not_active Abandoned
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CN102195674A (zh) * | 2010-03-15 | 2011-09-21 | 株式会社东芝 | 回波消除电路 |
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