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JP2007172020A - 非接触通信体 - Google Patents

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JP2007172020A
JP2007172020A JP2005364499A JP2005364499A JP2007172020A JP 2007172020 A JP2007172020 A JP 2007172020A JP 2005364499 A JP2005364499 A JP 2005364499A JP 2005364499 A JP2005364499 A JP 2005364499A JP 2007172020 A JP2007172020 A JP 2007172020A
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JP2005364499A
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Hiroyasu Omori
寛康 大森
Takeji Sakai
雄児 酒井
Atsushi Sasaki
淳 佐々木
Makoto Nakamura
真 中村
Kazuo Abe
和雄 阿部
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】ベース基材上にICチップとアンテナとが実装された非接触通信体に着脱可能な誘電体部材を設けることにより、意図しない通信を行わないようにしたり、限られた人、もしくは、限られた時間内のみに通信ができるようにした非接触通信体を提供することを目的とする。
【解決手段】非接触通信体100aは、少なくともベース基材11上にICチップ21とアンテナ31aとが実装された非共振状態の非接触通信体に、着脱可能な誘電体部材51aをアンテナ31実装面側に装着したもので、非接触通信体100bは、着脱可能な誘電体部材51bをアンテナ実装面と反対面側に装着したもので、非接触通信体100cは、非共振状態の非接触通信体の両面に着脱可能な誘電体部材51c、着脱可能な誘電体部材51dを装着したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触型ICカード等のRF−IDに用いられる非接触通信体に関し、特に、特定の周波数帯域の共振周波数を容易に変更できるICチップが搭載されたRF−IDに用いられる非接触通信体に関する。
従来の小型アンテナを持つものといえば,RFIDタグや非接触型ICカード等がある。これらは,特定の周波数帯域を使用して,リーダーライター側と非接触通信を行っている。
これらが非接触通信を行えるのは、ある決められた周波数帯域でのみ通信出来るようにアンテナの設計を行っているからである。また,受信側の小型アンテナは、常にリーダーライターからの信号を受信できる状態にある。
図7は、従来の非接触型ICタグの一例を示す模式平面図である。
非接触型ICタグ600は、樹脂や紙等からなるベース基材611上に、導電性のアンテナ631がコイル状に形成されており、このアンテナ631に接続されるように、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ621が搭載されて構成されている。
なお、ICチップ621においては、13.56MHzの周波数帯にて情報の書き込み及び読み出しが可能なものであり、そのため、アンテナ621は、13.56MHzの周波数に共振するような長さ及び巻き数に設計されている。
また、近年においては、小型化及び通信可能距離を確保するために、2.45GHzの周波数帯を利用して通信を行う微細なICチップを用いたRF−IDが利用されはじめている。このような微細なICチップを用いたRF−IDにおいては、導電性のアンテナを接続することによりICチップの通信可能距離を延ばすことができる。
図6は、2.45GHzの周波数帯を利用して通信を行うICチップが搭載された非接触型ICタグの一例を示す模式平面図である。
非接触型ICタグ500は、樹脂や紙等からなるベース基材511上に、互いに直列に並ぶように所定の間隔を有して形成された2つの帯状の導体531a、531bからなるアンテナ部530が形成されており、この2つの導体531a及び531bに接続されるように、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップ521が搭載されて構成されている。
なお、ICチップ521においては、2.45GHzの周波数帯にて情報の書き込み及び読み出しが可能なものであり、そのため、アンテナ部530の導体531a及び531bの長さは、2.45GHzの周波数に共振するように設計されている。
上記のような非接触型ICタグ500及び600は、2.45GHz及び13.56MHzの周波数帯にて情報の書き込み及び読み出しができるようになっている。
また、図5に示すような、複数の周波数を用いて情報の書き込み及び読み出しが可能なICチップに接続される非接触型ICタグが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
非接触型ICタグ400は、13.56MHzの周波数に共振するアンテナ431と、
2.45GHzの周波数に共振するアンテナ432と、950MHzの周波数に共振するアンテナ433とが、ランド441を介してICチップ421に接続されている。
非接触型ICタグ400を、13.56MHzの周波数を用いて情報の書き込みあるいは読み出しを行う情報書込/読出装置(特に、図示せず)に近接させると、情報書込/読出装置のアンテナと非接触型ICタグ400のアンテナ431とが共振し、それにより、アンテナ431に電流が流れ、この電流がランド441を介してICチップ421に供給される。
また、非接触型ICタグ400を、2.45GHzの周波数を用いて情報の書き込みあるいは読み出しを行う情報書込/読出装置(特に、図示せず)に近接させると、情報書込/読出装置のアンテナと非接触型ICタグ400のアンテナ432とが共振し、それにより、アンテナ432に電流が流れ、この電流がランド441を介してICチップ421に供給される。
また、非接触型ICタグ400を、950MHzの周波数を用いて情報の書き込みあるいは読み出しを行う情報書込/読出装置(特に、図示せず)に近接させると、情報書込/読出装置のアンテナと非接触型ICタグ400のアンテナ433とが共振し、それにより、アンテナ4332に電流が流れ、この電流がランド441を介してICチップ421に供給される。
このように、非接触型ICタグ400は、複数の周波数で共振するアンテナ431、432、433を内蔵しているため、1個の非接触型ICタグで、複数の周波数のうちいずれかの周波数を用いて情報の書き込みあるいは読み出しを行うことができるようになっている。
しかしながら、上記したようなRFIDタグや非接触型ICタグは非接触で通信が確立するため、自分の意図しないときに通信が成立してしまう場合があり、問題となっている。
特開平2005−252853号公報
本発明は、上記問題点に鑑み考案されたもので、ベース基材上にICチップとアンテナとが実装された非接触通信体に着脱可能な誘電体部材を設けることにより、意図しない通信を行わないようにしたり、限られた人、もしくは、限られた時間内のみに通信ができるようにした非接触通信体を提供することを目的とする。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1においては、少なくともベース基材上にICチップとアンテナとが実装された非共振状態の非接触通信体に、着脱可能な誘電体部材をアンテナ実装面側、および/または、アンテナ実装面と反対面側に装着することにより、共振周波数が受信すべき周波数に一致するようにしたことを特徴とする非接触通信体としたものである。
また、請求項2においては、少なくともベース基材上にICチップとアンテナと着脱可能な誘電体部材とが実装された非共振状態の非接触通信体の前記誘電体部材を抜脱することにより、共振周波数が受信すべき周波数に一致するようにしたことを特徴とする非接触通信体としたものである。
本発明の非接触通信体を輸送、搬送する場合、着脱可能な誘電体部材装着、抜脱して、接触通信体を非共振状態にすることにより、輸送、搬送途中に、ICチップ内の情報が誤って書き換えられたり、読み込まれたりするような誤ったデータの書き換え、データの読み込みを防止することができる。
また、着脱可能な誘電体部材装着、抜脱することにより、非接触通信体の共振状態、非共振状態を容易に得ることができ、必要な時にICチップ内のデータの読み込み、データの書き換えができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1(a)〜(c)は、請求項1に係る本発明の非接触通信体の一実施例を示す模式構成概略図である。
本発明の非接触通信体100a、100b、100cは、図3(a)〜(c)に示す非共振状態の非接触通信体100a’、100b’、100c’に着脱可能な誘電体部材51a、51b、51c、51dをアンテナ実装面側、および/または、アンテナ実装面と反対面側に装着し、共振状態の非接触通信体100a、100b、100cが得られるようにしたものである。
ここで、非共振状態とは、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致していない状態を言う。
また、共振状態とは、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致している状態を言う。
以下、非接触通信体100a、100b、100cの各事例について説明する。
本発明の非接触通信体100aは、図3(a)に示すように、アンテナ31aとランド41が形成されたベース基材11上にICチップ21を搭載し、ICチップ21とアンテナ31aとはランド41にて電気的に接続された非共振状態の非接触通信体100a’のアンテナ31a側に着脱可能な誘電体部材51aを装着し、共振状態の非接触通信体を形成したものである。
さらに、非接触通信体100aを非共振状態にするには、例えば誘電体部材51aを抜脱すればよい。
このように本発明の非接触通信体100aは、非共振状態の非接触通信体のアンテナ31a側に誘電体部材51aを装着、抜脱することにより、容易に共振状態、非共振状態の非接触通信体を得ることができる。
また、本発明の非接触通信体100aの共振周波数の周波数帯域としては、950Mhz、もしくは2.54Ghzが好適である。
非共振状態の非接触通信体100a’は、着脱可能な誘電体部材51aをアンテナ31a側に装着した時に、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致するようにアンテナ31aが設計されている。
ここで、ベース基材11としては有機基材(例えば、ガラスエポキシ、紙等)が、アンテナ31aとしては所定厚の導体金属(例えば、銅)をパターン加工したものが、着脱可能な誘電体部材51aとしては、粘着加工を施した有機基材(例えば、ガラスエポキシ、ポリイミド樹脂等)からなる誘電体シートを所定サイズに加工したものが用いられ、誘電体部材の誘電率は、ベース基材11の比誘電率の1.5倍以上、もしくは、0.7倍以下であることが好ましい。
本発明の非接触通信体100bは、図3(b)に示すように、アンテナ31bとランド41が形成されたベース基材11上にICチップ21を搭載し、ICチップ21とアンテナ31bとはランド41にて電気的に接続された非共振状態の非接触通信体100b’のアンテナ31bの反対面のベース基材11側に着脱可能な誘電体部材51bを装着し、共振状態の非接触通信体を形成したものである。
さらに、非接触通信体100bを非共振状態にするには、例えば誘電体部材51bを抜脱すればよい。
このように本発明の非接触通信体100bは、非共振状態の非接触通信体のアンテナ31bの反対面のベース基材11側に誘電体部材51bを装着、抜脱することにより、容易に共振状態、非共振状態の非接触通信体を得ることができる。
また、本発明の非接触通信体100bの共振周波数の周波数帯域としては、950Mhz、もしくは2.54Ghzが好適である。
非共振状態の非接触通信体100b’は、着脱可能な誘電体部材51bをアンテナ31bの反対面のベース基材11側に装着した時に、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致するようにアンテナ31bが設計されている。
ここで、ベース基材11としては、有機基材(例えば、ガラスエポキシ、紙等)が、アンテナ31bとしては、所定厚の導体金属(例えば、銅)をパターン加工したものが、着脱可能な誘電体部材51bとしては、粘着加工を施した有機基材(例えば、ガラスエポキシ、ポリイミド樹脂等)からなる誘電体シートを所定サイズの形状に加工したものが用いられ、誘電体部材の誘電率は、ベース基材11の比誘電率の1.5倍以上、もしくは、0.7倍以下であることが好ましい。
本発明の非接触通信体100cは、図3(c)に示すように、アンテナ31cとランド41が形成されたベース基材11上にICチップ21を搭載し、ICチップ21とアンテナ31cとはランド41にて電気的に接続された非共振状態の非接触通信体100c’のアンテナ31c側と、アンテナ31cの反対面のベース基材11側の両側に着脱可能な誘電体部材51c及び誘電体部材51dを装着し、共振状態の非接触通信体を形成したものである。
さらに、非接触通信体100cを非共振状態にするには、例えば誘電体部材51cを抜脱するか、誘電体部材51cを抜脱するか、誘電体部材51c及び誘電体部材51dの両方を抜脱すればよい。
このように本発明の非接触通信体100cは、非共振状態の非接触通信体のアンテナ31c側、もしくはアンテナ31cの反対面のベース基材11側、もしくはアンテナ31c側及びアンテナ31cの反対面のベース基材11側に誘電体部材51c、誘電体部材51dを装着、抜脱することにより、容易に共振状態、非共振状態の非接触通信体を得ることができる。
また、本発明の非接触通信体100cの共振周波数の周波数帯域としては、950Mhz、もしくは2.54Ghzが好適である。
非共振状態の非接触通信体100c’は、着脱可能な誘電体部材51cをアンテナ31c側に、アンテナ31cの反対面のベース基材11側に誘電体部材51dを装着した時に、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致して共振状態になるようにアンテナ31bが設計されている。
ここで、ベース基材11としては、有機基材(例えば、ガラスエポキシ、紙等)が、アンテナ31cとしては、所定厚の導体金属(例えば、銅)をパターン加工したものが、着
脱可能な誘電体部材51c及び誘電体部材51dとしては、粘着加工を施した有機基材(例えば、ガラスエポキシ、ポリイミド樹脂等)からなる誘電体シートを所定サイズの形状に加工したものが用いられ、誘電体部材の誘電率は、ベース基材11の比誘電率の1.5倍以上、もしくは、0.7倍以下であることが好ましい。
図2(a)〜(c)は、請求項2に係る本発明の非接触通信体の一実施例を示す模式構成概略図である。
本発明の非接触通信体200a、200b、200cは、図4(a)〜(c)に示すアンテナ実装面側に着脱可能な誘電体部材52aを及びアンテナ実装面と反対面側に誘電体部材52bを装着した非共振状態の非接触通信体200a’、200b’、200c’の誘電体部材52a及び/または誘電体部材52bを抜脱することにより、共振状態の非接触通信体200a、200b、200cが得られるようにしたものである。
以下、非接触通信体200a、200b、200cの各事例について説明する。
本発明の非接触通信体200aは、図4(a)に示すように、アンテナ32aとランド41が形成されたベース基材11上にICチップ21を搭載し、ICチップ21とアンテナ32aとはランド41にて電気的に接続された非接触通信体のアンテナ32a側に着脱可能な誘電体部材52aを、アンテナ32aの反対面のベース基材11側に着脱可能な誘電体部材52bを装着し、非共振状態の非接触通信体200a’を形成し、誘電体部材52bを抜脱することにより、共振状態の非接触通信体200aが得られるようにしたものである。
さらに、非接触通信体200aを非共振状態にするには、例えば誘電体部材52bを装着すればよい。
このように本発明の非接触通信体200aは、非共振状態の非接触通信体200a’のアンテナ32aの反対面のベース基材11側に誘電体部材52bを抜脱、装着することにより、容易に共振状態、非共振状態の非接触通信体を得ることができる。
また、本発明の非接触通信体200aの共振周波数の周波数帯域としては、950Mhz、もしくは2.54Ghzが好適である。
非共振状態の非接触通信体200a’は、着脱可能な誘電体部材52aをアンテナ32a側に、着脱可能な誘電体部材52bをアンテナ32aの反対面のベース基材11側に装着した時に、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致しないで非共振状態になり、着脱可能な誘電体部材52bをアンテナ32aの反対面のベース基材11側から抜脱したときに、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致して共振状態になるようにアンテナ32aが設計されている。
ここで、ベース基材11としては、有機基材(例えば、ガラスエポキシ、紙等)が、アンテナ32aとしては、所定厚の導体金属(例えば、銅)をパターン加工したものが、着脱可能な誘電体部材52a及び誘電体部材52bとしては、粘着加工を施した有機基材(例えば、ガラスエポキシ、ポリイミド樹脂等)からなる誘電体シートを所定サイズの形状に加工したものが用いられ、誘電体部材の誘電率は、ベース基材11の比誘電率の1.5倍以上、もしくは、0.7倍以下であることが好ましい。
本発明の非接触通信体200bは、図4(b)に示すように、アンテナ32bとランド41が形成されたベース基材11上にICチップ21を搭載し、ICチップ21とアンテナ32bとはランド41にて電気的に接続された非接触通信体のアンテナ32b側に着脱可能な誘電体部材52cを、アンテナ32aの反対面のベース基材11側に着脱可能な誘電体部材52dを装着し、非共振状態の非接触通信体200b’を形成し、誘電体部材52cを抜脱することにより、共振状態の非接触通信体200bが得られるようにしたもの
である。
さらに、非接触通信体200bを非共振状態にするには、例えば誘電体部材52cを装着すればよい。
このように本発明の非接触通信体200bは、非共振状態の非接触通信体200b’のアンテナ32b側の誘電体部材52cを抜脱、装着することにより、容易に共振状態、非共振状態の非接触通信体を得ることができる。
また、本発明の非接触通信体200bの共振周波数の周波数帯域としては、950Mhz、もしくは2.54Ghzが好適である。
非共振状態の非接触通信体200b’は、着脱可能な誘電体部材52cをアンテナ32b側に、着脱可能な誘電体部材52dをアンテナ32bの反対面のベース基材11側に装着した時に、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致しないで非共振状態になり、着脱可能な誘電体部材52cをアンテナ32b側から抜脱したときに、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致して共振状態になるようにアンテナ32bが設計されている。
ここで、ベース基材11としては、有機基材(例えば、ガラスエポキシ、紙等)が、アンテナ32bとしては、所定厚の導体金属(例えば、銅)をパターン加工したものが、着脱可能な誘電体部材52c及び誘電体部材52dとしては、粘着加工を施した有機基材(例えば、ガラスエポキシ、ポリイミド樹脂等)からなる誘電体シートを所定サイズの形状に加工したものが用いられ、誘電体部材の誘電率は、ベース基材11の比誘電率の1.5倍以上、もしくは、0.7倍以下であることが好ましい。
本発明の非接触通信体200cは、図4(c)に示すように、アンテナ32bとランド41が形成されたベース基材11上にICチップ21を搭載し、ICチップ21とアンテナ32cとはランド41にて電気的に接続された非接触通信体のアンテナ32c側に着脱可能な誘電体部材52eを、アンテナ32cの反対面のベース基材11側に着脱可能な誘電体部材52fを装着して非共振状態の非接触通信体200b’を形成し、誘電体部材52e及び誘電体部材52fを抜脱することにより、共振状態の非接触通信体200cが得られるようにしたものである。
さらに、非接触通信体200cを非共振状態にするには、例えば誘電体部材52e及び誘電体部材52fを装着すればよい。
このように、本発明の非接触通信体200cは、非共振状態の非接触通信体200c’のアンテナ32b側の誘電体部材52e及びアンテナ32cの反対面のベース基材11側の誘電体部材52fを抜脱、装着することにより、容易に共振状態、非共振状態の非接触通信体を得ることができる。
また、本発明の非接触通信体200cの共振周波数の周波数帯域としては、950Mhz、もしくは2.54Ghzが好適である。
非共振状態の非接触通信体200c’は、着脱可能な誘電体部材52eをアンテナ32c側に、着脱可能な誘電体部材52fをアンテナ32cの反対面のベース基材11側に装着した時に、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致しないで非共振状態になり、着脱可能な誘電体部材52e及び着脱可能な誘電体部材52fを抜脱したときに、非接触通信体の共振周波数が受信すべき周波数に一致して共振状態になるようにるようにアンテナ32cが設計されている。
ここで、ベース基材11としては、有機基材(例えば、ガラスエポキシ、紙等)が、アンテナ32cとしては、所定厚の導体金属(例えば、銅)をパターン加工したものが、着
脱可能な誘電体部材52e及び誘電体部材52fとしては、粘着加工を施した有機基材(例えば、ガラスエポキシ、ポリイミド樹脂等)からなる誘電体シートを所定サイズの形状に加工したものが用いられ、誘電体部材の誘電率は、ベース基材11の比誘電率の1.5倍以上、もしくは、0.7倍以下であることが好ましい。
上記したように、本発明の非接触通信体は、着脱可能な誘電体部材装着、抜脱して、非接触通信体を非共振状態にすることにより、輸送、搬送途中に、ICチップ内の情報が誤って書き換えられたり、読み込まれたりするような誤ったデータの書き換え、データの読み込みを防止することができる。
また、着脱可能な誘電体部材を装着、抜脱することにより、非接触通信体の共振状態、非共振状態を容易に得ることができ、必要な時にICチップ内のデータの読み込み、データの書き換えができる。
(a)〜(c)は、請求項1に係る本発明の非接触通信体の一実施例を示す模式構成概略図である。 (a)〜(c)は、請求項2に係る本発明の非接触通信体の一実施例を示す模式構成概略図である。 (a)〜(c)は、請求項1に係る本発明の非接触通信体を得るための非共振状態の非接触通信体の一例を示す模式構成概略図である。 (a)〜(c)は、請求項2に係る本発明の非接触通信体を得るための非共振状態の非接触通信体の一例を示す模式構成概略図である。 非接触型ICタグの一例を示す模式平面概略図である。 非接触型ICタグの他の例を示す模式平面概略図である。 非接触型ICタグの他の例を示す模式平面概略図である。
符号の説明
11、411、511、611……ベース基材
21、421、521、621……ICチップ
31a、31b、31c、32a、32b、32c、431、432、433、531a、531b、631……アンテナ
41、441……ランド
51a、51b、51c、51d、52a、52b、52c、52d、52e、52f……着脱可能な誘電体部材
100a、100b、100c、200a、200b、200c……非接触通信体
100a’、100b’、100c’、200a’、200b’、200c’……非共振状態の非接触通信体
400、500、600……非接触型ICタグ
530……アンテナ部

Claims (2)

  1. 少なくともベース基材上にICチップとアンテナとが実装された非共振状態の非接触通信体に、着脱可能な誘電体部材をアンテナ実装面側、および/または、アンテナ実装面と反対面側に装着することにより、共振周波数が受信すべき周波数に一致するようにしたことを特徴とする非接触通信体。
  2. 少なくともベース基材上にICチップとアンテナと着脱可能な誘電体部材とが実装された非共振状態の非接触通信体の、前記誘電体部材を抜脱することにより、共振周波数が受信すべき周波数に一致するようにしたことを特徴とする非接触通信体。
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