JP2007163754A - 反射防止用コーティング剤及び反射防止膜 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平均粒子径が50〜200nmであり、かつ、少なくとも表面がポリオルガノシロキサン化合物又はフッ素化合物からなる微粒子と、バインダー成分とを含有する反射防止用コーティング剤。
【選択図】なし
Description
これらディスプレイの実用上の問題点として、表示面の反射による視認性の悪化が挙げられる。すなわち、室内外を問わずに外光が入射するような環境下で使用した場合に、外光等の入射光が透明基板の表面で反射することにより、内部の視覚情報が見えにくくなる。
以下に本発明を詳述する。
上記滑り性付与微粒子は、本発明の反射防止コーティング剤を用いてなる反射防止膜に優れた耐擦傷性を付与する微粒子であり、平均粒子径の下限は50nmであり、上限は200nmである。
上記滑り性付与粒子は、一般的な反射防止膜の厚さである100nm程度と比較して、同程度かやや大きい平均粒子径を持つため、本発明の反射防止用コーティング剤を用いて反射防止膜を形成した際に、該反射防止膜の表面に低表面張力であるポリオルガノシロキサン化合物又はフッ素化合物からなる上記滑り性付与粒子が部分的に露出することとなる。その結果、本発明の反射防止コーティング剤を用いてなる反射防止膜は、表面の滑り性が高く、優れた耐擦傷効果を有するものとなる。
まず、屈折率を求めようとする微粒子と屈折率既知の重合性化合物とを用いて薄膜を作製する。この際、光波長550nmに最低反射率を有する薄膜を作製することが好ましい。
得られた薄膜について、光波長380〜770nmの光の入射角5°での片面反射スペクトルを測定する。
得られた反射スペクトルについて、光学特性解析ソフト(例えば、ジェー・エー・ウーラム・ジャパン社製「WVASE32」) を用いて薄膜の屈折率を見積もる。
得られた薄膜の光波長550nmにおける屈折率の値と、屈折率既知の重合性化合物の屈折率の値とを用い、上記微粒子と屈折率既知の重合性化合物の体積比から、微粒子の屈折率を算出する。
なお、上記オルガノシロキサン化合物や含フッ素系モノマー、非重合性有機溶剤等の配合量を適宜調整することで、得られる滑り性付与微粒子を中実構造や中空構造とすることができる。
また、上記有機系微粒子が中空構造である場合、外殻層は、上記樹脂成分の中でも後述する親油性反応成分と親水性反応成分とが反応してなる樹脂であることが好ましい。外殻層が親油性反応成分と親水性反応成分とを反応させてなる樹脂からなることにより、内部に空隙を有する有機系粒子(以下、中空基材粒子ともいう)を好適に作製することができる。なお、上記外殻層は、単層であってもよく、複数の層が積層された構造であってもよい。
また、EXA4701(商品名、いずれも大日本インキ化学社製)、ESN355、ESN375(商品名、いずれも新日鐵化学社製)等のナフタレン型エポキシ樹脂も好適に用いることができる。
これらのエポキシプレポリマーは、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
なお、上記ポリイソシアネート、ポリオール、ポリカルボン酸とは、1分子内に該官能基を複数有する化合物を意味する。
具体的には、例えば、上記親油性反応成分としてポリイソシアネートを用いる場合には、上記親水性反応成分としては、水、アミン、ポリオール、及び、ポリカルボン酸からなる群より選択される少なくとも1種が好適に用いられる。
この場合、ポリイソシアネートと水及び/又はアミンとが反応することによりポリウレアが生成され、ポリイソシアネートとポリオールとが反応することによりポリウレタンが生成され、ポリイソシアネートとポリカルボン酸とが反応することによりポリアミドが生成される。
上記エポキシ化合物と、アミン、ポリカルボン酸、ポリチオール等が反応することにより、エポキシ重合体が形成される。
この場合、酸ハロゲン化物とアミン、ポリオールとが反応することによりナイロン、ポリエステルが生成される。
上記分散液を調製する方法としては特に限定はされず、従来公知の方法を用いることができ、例えば、高せん断力の乳化装置を用いることでナノメートルオーダーの分散液を調製することができる。上記高せん弾力の乳化装置としては、例えば、オムニミキサー、超音波ホモジナイザー、マイクロフルイダイザー等が挙げられる。
更に、温度条件を微粒子内部の未反応の油成分の沸点以上とすることで、内包する未反応の油成分を樹脂微粒子から除くこともできる。
このような中空基材粒子は、外殻層が最外層と内側層との2層から構成されていることが好ましく、上記最外層と内側層とは密着した状態であることが好ましい。これは、電子顕微鏡(日本電子社製、「JEM−1200EXII」)等で確認することができる。
これらの他の親油性反応成分は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記ラジカル重合開始剤としては特に限定されず、例えば、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−sec−ブチルパーオキシカーボネート、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシベンゾネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ヘキシルパーオキシベンゾネート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,5,5−トリメチルヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−2−メチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、及び、ベンゾイルパーオキサイド等の各種ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシカーボネート、パーオキシエステル等の有機系過酸化物;2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、VPS−0501(商品名、和光純薬工業社製)、VPS−1001(商品名、和光純薬工業社製)等のアゾ系開始剤;レドックス開始剤等が挙げられる。
上記含フッ素系モノマーとしては特に限定されず、例えば、上述したものと同様のものが挙げられる。
上記バインダー成分を含有することにより、例えば、本発明の反射防止用コーティング剤を用いて反射防止膜を作製する場合、本発明の反射防止用コーティング剤を所望の形状に成型し、簡便に反射防止膜を作製することができる。
上記有機系材料としては特に限定されず、例えば、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、プロピオニルセルロース、ブタノイルセルロース、アセチルプロピオニルセルロースアセテート、ニトロセルロース等のセルロース誘導体;ポリアミド、ポリカーボネート;ポリエチレンテレフタレート、ポリ−1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、ポリエチレン1,2−ジフェノキシエタン−4,4−ジカルボキシレート、ポリブチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレート等のポリエステル;ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリアリレート、ポリエーテルイミド、ポリメチルメタクリレート、又は、これらの各種含フッ素体等の比較的低屈折率の透明樹脂等が挙げられる。
なお、上記バインダーとして透明樹脂を用いる場合には、ガラス転移温度が上記滑り性付与微粒子のガラス転移温度よりも低いものを用いることが好ましい。これにより、充分な膜強度を得ることができる。
これらのモノマーは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記多官能モノマーとしては特に限定されず、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート等のジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート;ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート等のテトラ(メタ)アクリレート;ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等のヘキサ(メタ)アクリレート;ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジアリルフタレート、ジアリルマレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシネート、トリアリルイソシアヌレート等のジ又はトリアリル化合物;ジビニルベンゼン、ブタジエン等のジビニル化合物等が挙げられる。
これらの多官能モノマーは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記重合開始剤としては特に限定はされず、熱硬化型のものでもよく、光硬化型のものであってもよい。このような重合開始剤としては、熱硬化型のものとしては、例えば、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−sec−ブチルパーオキシカーボネート、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパーオキシベンゾネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ヘキシルパーオキシベンゾネート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,5,5−トリメチルヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルペルオキシ)−2−メチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、及び、ベンゾイルパーオキサイド等の各種ケトンパーオキサイド、パーオキシケタール、ハイドロパーオキサイド、ジアルキルパーオキサイド、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシカーボネート、パーオキシエステル等の有機系過酸化物;2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、VPS−0501(商品名、和光純薬工業社製)、VPS−1001(商品名、和光純薬工業社製)等のアゾ系開始剤;レドックス開始剤等が挙を用いることができる。
上記混合する方法としては特に限定されず、例えば、ディスパー、ホモジナイザー、スターラー、ボールミル、超音波等の適宜の混合方法を用いることができる。
このような低屈折微粒子を用いることで、滑り性付与粒子の屈折率が充分に低くない場合においても、本発明のコーティング剤を用いてなる反射防止膜の屈折率を低く保つことができる。
上記添加剤を含有する場合の配合量としては特に限定されないが、反射防止性能を阻害しない観点から、上記バインダー成分100重量部に対して好ましい上限は100重量部である。
上記揮発性溶媒としては特に限定されないが、組成物の安定性、濡れ性、揮発性等から、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、2−メトキシエタノール等のアルコール類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル等のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類;ジイソプロピルエーテル等のエーテル類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール等のグリコールエーテル類;ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類;ハロゲン化炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド等が好適に用いられる。これらの揮発性溶媒は単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
なお、本明細書において成膜体の屈折率とは、基材上に成膜した膜体について分光光度計(島津製作所社製、「UV−3101PC」)を用いて、光の入射角5°での光波長380〜780nmの片面の反射率スペクトルを測定し、得られた反射スペクトルについて、光学特性解析ソフト(例えば、ジェー・エー・ウーラム・ジャパン社製「WVASE32」)を用いて見積もることにより得られる値を意味する。
上記成膜体の成膜方法としては特に限定されないが、例えば、後述する反射防止膜の製造方法と同様の方法で成膜することができる。
本発明の反射防止膜の構造としては特に限定されず、例えば、本発明の反射防止用コーティング剤からなる層のみからなる単層構造であってもよく、基材層上に本発明の反射防止用コーティング剤からなる層が形成された積層構造であってもよい。なかでも、上記基材層上に本発明の反射防止用コーティング剤からなる層が形成された積層構造であることが好ましい。基材層を有することにより、本発明の反射防止膜の機械的強度が向上し、取扱い性に優れたものとなるからである。
なお、上記離型フィルム上や基材層上に塗工する本発明のコーティング剤の厚さとしては、本発明のコーティング剤に含有される滑り性付与微粒子の平均粒子径と同じか小さいことが好ましい。このような厚さとすることで、製造する本発明の反射防止膜の表面に後述するような滑り性付与微粒子からなる凹凸が形成され、本発明の反射防止膜の耐擦傷性が優れたものとなるからである。
上記加熱する方法又は光照射する方法としては特に限定はされず、従来公知の方法を用いることができる。
なお、上記反射防止膜の厚さ(d)は、反射防止膜の反射率の測定により得られる光波長380〜780nmの片面の反射率スペクトルを、光学特性計算ソフト(ジェー・エー・ウーラム・ジャパン株式会社製「WVASE32」)を用いて解析することにより測定することができる。
なお、ここでいう本発明の反射防止膜表面とは、上記滑り性付与微粒子由来のポリオルガノシロキサン化合物又はフッ素化合物の凹凸間における本発明の反射防止層の表面を意味する。
(1)滑り性付与微粒子の調製
反応性シリコーン成分としてサイラプレーンFM−7721(チッソ社製)40重量部と、非重合性有機溶剤としてトルエン50重量部及びヘキサデカン10重量部とを混合・攪拌した混合溶液の全量を、水溶性乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部、セチルアルコール6重量部、開始剤として過硫酸アンモニウム2重量部を含有するイオン交換水390重量部に添加し、超音波ホモジナイザーにて60分強制乳化して、平均粒子径108nmの重合性液滴が分散した分散液を調製した。
得られたシリコーン樹脂微粒子を、真空乾燥して平均粒子径112nmの滑り性付与微粒子を得た。
重合性化合物100体積部としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート用い、これに得られた滑り性付与微粒子100体積部と、希釈溶媒としてメチルエチルケトン800体積部と、開始剤としてイルガキュア814(商品名:チバスペシャリティーケミカルズ社製)とを添加し反射防止フィルム用コーティング剤を調製した。
得られた反射防止用コーティング剤をトリアセチルセルロースフィルム上に重合硬化物の反射率が550nmで最低値を取るようにバーコーターを用いて塗布した後、120Wの高圧水銀ランプを20cmの距離から紫外線を180秒照射し、反射防止膜を得た。反射防止膜の厚さは98nmであり、反射防止膜表面には滑り性付与微粒子に由来する表面凹凸が存在していた。
エポキシプレポリマー成分としてエピコート828(ジャパンエポキシレジン社製)40重量部と非重合性有機溶剤としてトルエン60重量部とを混合・攪拌した混合溶液の全量を、アミン成分としてエチレンジアミン10重量部、水溶性乳化剤としてラウリルトリメチルアンモニウムクロライド2重量部を含有するイオン交換水390重量部に添加し、超音波ホモジナイザーにて60分強制乳化して、平均粒子径92nmの重合性液滴が分散した分散液を調製した。
攪拌機、ジャケット、還流冷却器及び温度計を備えた20L容の重合器を用い、重合器内を減圧して容器内の脱酸素を行った後、窒素置換して内部を窒素雰囲気とし、得られた分散液を投入し、重合器を80℃まで昇温して重合を開始した。4時間重合し、その後1時間の熟成期間をおいた後、重合器を室温まで冷却した。得られたスラリーを分画分子量1万のセルロース膜を用いて透析し、過剰な界面活性剤や無機塩類を除去し、更に濾過して凝集粒子及び不溶分を除去して基材粒子を得た。
得られた基材粒子の分散液95重量部に表面処理剤として片末端エポキシ変性シリコーンオイル(信越化学工業社製「X−22−173DX」)5重量部を加え攪拌を行いながら60℃で4時間反応を行った。得られた粒子を遠心分離により洗浄し、未反応のシリコーンオイルを取り除いた後に、真空乾燥を行い平均粒子径が98nmの基材粒子表面がシリコーン被覆された滑り性付与微粒子を得た。
(1)滑り性付与微粒子の調製
反応性シリコーン成分としてサイラプレーンFM−7721(チッソ社製)90重量部と非重合性有機溶剤としてヘキサデカン10重量部とを混合・攪拌した混合溶液の全量を、水溶性乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2重量部、セチルアルコール6重量部、開始剤として過硫酸アンモニウム2重量部を含有するイオン交換水390重量部に添加し、超音波ホモジナイザーにて60分強制乳化して、平均粒子径120nmの重合性液滴が分散した分散液を調製した。
攪拌機、ジャケット、還流冷却器及び温度計を備えた20L容の重合器を用い、重合器内を減圧して容器内の脱酸素を行った後、窒素置換して内部を窒素雰囲気とし、得られた分散液を投入し、重合器を80℃まで昇温して重合を開始した。4時間重合し、その後1時間の熟成期間をおいた後、重合器を室温まで冷却した。得られたスラリーを分画分子量1万のセルロース膜を用いて透析し、過剰な界面活性剤や無機塩類を除去し、更に濾過して凝集粒子及び不溶分を除去してシリコーン樹脂微粒子を得た。
得られたシリコーン樹脂微粒子を、真空乾燥して平均粒子径132nmの滑り性付与微微粒子を得た。
重合性化合物100体積部としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート用い、これに得られた滑り性付与微粒子20体積部と低屈折粒子として平均粒子径60nm、屈折率1.30中空シリカ微粒子80体積部、希釈溶媒としてメチルエチルケトン800体積部、及び、開始剤としてイルガキュア814(商品名:チバスペシャリティーケミカルズ社製)を添加し反射防止用コーティング剤を調製した。
得られた反射防止用コーティング剤をトリアセチルセルロースフィルム上に重合硬化物の反射率が550nmで最低値を取るようにバーコーターを用いて塗布した後、120Wの高圧水銀ランプを20cmの距離から紫外線を180秒照射し、反射防止膜を得た。反射防止膜の厚さは98nmであり、反射防止膜表面には滑り性付与微粒子に由来する表面凹凸が存在していた。
滑り性付与粒子を添加せず、重合性化合物100重量部に対して、低屈折粒子として平均粒子径60nm、屈折率1.30中空シリカ微粒子を100重量部用いた以外は、実施例1と同様の方法により反射防止用コーティング剤を調製し、反射防止膜を得た。フィルムの厚さは103nmであり、反射防止膜表面には中空シリカ微粒子に由来する表面凹凸が形成されていなかった。
実施例1〜3で得られた滑り性付与微粒子、比較例1で用いた中空シリカ、並びに、実施例1〜3、比較例1で得られた反射防止性コーティング剤、及び、反射防止膜について以下の方法により評価を行った。結果を表1に示す。
実施例1〜3及び比較例1において作製した反射防止膜の表面を♯400のサンドペーパーで荒らした後、艶消しの黒色塗料を塗布し、その後分光光度計(島津製作所社製、「UV−3101PC」)を用いて、光の入射角5°での光波長380〜780nmの片面の反射率スペクトルを測定した。得られた反射率スペクトルの光波長550nmにおける反射率の値を反射防止膜の反射率として用いた。
反射防止膜の反射率の測定により得られた光波長380〜780nmの片面の反射率スペクトルを、光学特性計算ソフト(ジェー・エー・ウーラム・ジャパン社製「WVASE32」)を用いて解析し、反射防止膜の屈折率を算出した。
反射防止膜をヘイズメーター(東京電色社製、「TC−H3PDK」)を用いて全光線透過率及びヘイズを測定した。
反射防止膜表面をスチールウール「日本スチールウール社製、(ボンスター♯0000:)」により250g/cm2で20回擦り、傷の有無を目視にて観察し、下記の基準で判定した。
○:傷なし
△:僅かに傷あり
×:傷あり
自動摩擦・摩耗解析装置(DFPM−SS型:協和界面科学社製)を用いて、JIS K 7125に準拠してサファイアを用いた点接触、加重200g、速度1.7mm/s、ストローク50.0mm条件における各反射防止膜の静摩擦係数及び動摩擦係数を測定した。
接触角計(CA―X型:協和界面科学社製)を用いて20℃、65%RHにおける1.8μLの液滴を作り、これを試料表面に接触させた際の接触角を測定した。測定液体としては超純水「日本ミリポア社製、Milli−Q Gradient」を使用した。
転落角計(CA−X型:協和界面科学社製)を用いて20℃、65%RHにおける63μLの液滴を針先に作り、これを水平な試料表面状に接触させて液滴を作った。次いで、この試料を徐々に傾斜し、液滴か滑り始めた角度を測定した。測定液体としては超純水「日本ミリポア社製、Milli−Q Gradient」を使用した。
動的光散乱式粒度分布計(Particle Sizing Systems社製、「Nicomp model 380ZLS−S」)を用いて、各実施例及び比較例で得られた微粒子の体積平均粒子径及び粒子径のCV値を測定した。
反射防止膜の屈折率の値の測定方法と同様にして、微粒子を使用しない重合性化合物のみの屈折率を測定し、反射防止膜に添加した重合性化合物と微粒子の体積添加率比とから各微粒子の屈折率を算出した。
また、算出された微粒子の屈折率の値と、中空部分を除いた組成から計算される微粒子の屈折率の値とを用いて微粒子の中空度を算出した。こうして算出した中空度は電子顕微鏡(日本電子社製、「JEM−1200EXII」)で観察された微粒子の粒子径及びフィルムの厚さから計算される粒子中空度とも良い一致を示した。
Claims (8)
- 平均粒子径が50〜200nmであり、かつ、少なくとも表面がポリオルガノシロキサン化合物又はフッ素化合物からなる微粒子と、バインダー成分とを含有することを特徴とする反射防止用コーティング剤。
- 微粒子の屈折率が1.40以下であることを特徴とする請求項1記載の反射防止用コーティング剤。
- 微粒子が中空構造を有することを特徴とする請求項1又は2記載の反射防止用コーティング剤。
- 更に、平均粒子径が100nm以下であり、かつ、屈折率が1.35以下の微粒子を含有することを特徴とする請求項1、2又は3記載の反射防止用コーティング剤。
- 請求項1、2、3又は4記載の反射防止用コーティング剤を用いてなることを特徴とする反射防止膜。
- 表面に微粒子由来のポリオルガノシロキサン化合物又はフッ素化合物からなる凹凸を有することを特徴とする請求項5記載の反射防止膜。
- 動摩擦係数と静摩擦係数とが0.3以下であることを特徴とする請求項5又は6記載の反射防止膜。
- 水の接触角が100°以上であることを特徴とする請求項5、6又は7記載の反射防止膜。
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