JP2007162961A - 冷凍機用蒸発器 - Google Patents
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Abstract
【課題】プレートフィンの空気流れ上流側端部に長短をつけた冷凍用蒸発器において、確実に除霜できるようにする。
【解決手段】空気流れ方向Aと直交する方向に積層される多数枚のプレートフィン27と、多数枚のプレートフィン27を積層方向に貫通し、内部に低圧側冷媒が流れるチューブ28とを備え、多数枚のプレートフィン27は、第1プレートフィン30と、第1プレートフィン30の空気流れ上流側における端面30aよりも空気流れ上流側に突出する突出部31aを有する第2プレートフィン31とを包含しており、突出部31aには、高圧側冷媒が流れる除霜チューブ24が配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】空気流れ方向Aと直交する方向に積層される多数枚のプレートフィン27と、多数枚のプレートフィン27を積層方向に貫通し、内部に低圧側冷媒が流れるチューブ28とを備え、多数枚のプレートフィン27は、第1プレートフィン30と、第1プレートフィン30の空気流れ上流側における端面30aよりも空気流れ上流側に突出する突出部31aを有する第2プレートフィン31とを包含しており、突出部31aには、高圧側冷媒が流れる除霜チューブ24が配置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、冷凍機用蒸発器に関するものであり、車両用冷凍装置の冷却用熱交換器に用いて好適である。
従来、多数枚のプレートフィンを空気流れ方向と直交する方向に積層するプレートフィン型の冷凍機用蒸発器では、プレートフィンの空気流れ上流側端部に1枚ごとに交互に長短をつけて空気流れ上流側端部を不揃いにして、空気流れ上流側端部に凝縮水が残留することを防止している(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、第1プレートフィンと、第1プレートフィンよりも空気流れ方向寸法の長い第2プレートフィンとを1枚ずつ交互に積層配置し、第2プレートフィンの空気流れ上流側端部を第1プレートフィンの空気流れ上流側端部よりも突出するように配置している。
即ち、空気流れ上流側端部におけるプレートフィン間のフィンピッチを大きくすることにより、プレートフィンの空気流れ上流側端部に付着した凝縮水が表面張力によって残留することなく、速やかに落下するようになっている。
この従来技術では、内部に冷媒が流れるチューブを、第1プレートフィン及び第2プレートフィンに積層方向に貫通させている。このチューブは、第1プレートフィンと第2プレートフィンとが対向する部位に貫通するようになっている。したがって、第2プレートフィンのうち第1プレートフィンよりも突出する突出部にはチューブが配置されないようになっている。
一方、図10に示すように、特許文献1の冷凍機用蒸発器を車両用冷凍装置の冷却用熱交換器10に適用したものが製品化されている。この従来技術では、圧縮機11から吐出される高温高圧冷媒(ホットガス)を放熱器15を迂回させて冷却用熱交換器10に導くバイパス流路21を配置している。
そして、冷却用熱交換器10の除霜を行う除霜運転時には、圧縮機11から吐出されるホットガスをバイパス流路21を通じて直接冷却用熱交換器10に流すようになっているので、ホットガスの有する熱によって冷却用熱交換器10の除霜を行うことができる。
特開平4−236081号公報
しかしながら、図10の従来技術では、第2プレートフィン31の突出部にチューブ28が配置されていないので、チューブ28から第2プレートフィン31の空気流れA上流側における端部までの距離は、チューブ28から第1プレートフィン30の空気流れA上流側における端部までの距離に比べて長くなっている。
このため、第2プレートフィン31の空気流れA上流側における端部にはホットガスの熱が伝達されにくいので、第2プレートフィン31の空気流れA上流側における端部を十分に除霜することができない。
この結果、第2プレートフィン31の空気流れA上流側における端部に氷が蓄積してしまうので、冷却用熱交換器10を流れる空気の流量が減少してしまい、冷却用熱交換器10の熱交換性能が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、プレートフィンの空気流れ上流側端部に長短をつけた冷凍機用蒸発器において、確実に除霜できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、空気流れ方向(A)と直交する方向に積層される多数枚のプレートフィン(27)と、
多数枚のプレートフィン(27)を積層方向に貫通し、内部に低圧側冷媒が流れるチューブ(28)とを備え、
多数枚のプレートフィン(27)は、第1プレートフィン(30)と、第1プレートフィン(30)の空気流れ上流側における端面(30a)よりも空気流れ上流側に突出する突出部(31a)を有する第2プレートフィン(31)とを包含しており、
突出部(31a)には、高圧側冷媒が流れる除霜チューブ(24)が配置されていることを特徴とする。
多数枚のプレートフィン(27)を積層方向に貫通し、内部に低圧側冷媒が流れるチューブ(28)とを備え、
多数枚のプレートフィン(27)は、第1プレートフィン(30)と、第1プレートフィン(30)の空気流れ上流側における端面(30a)よりも空気流れ上流側に突出する突出部(31a)を有する第2プレートフィン(31)とを包含しており、
突出部(31a)には、高圧側冷媒が流れる除霜チューブ(24)が配置されていることを特徴とする。
これによると、空気流れ上流側に突出する第2プレートフィン(31)の突出部(31a)に、高温の高圧側冷媒が流れる除霜チューブ(24)が配置されているので、高圧側冷媒が有する熱を第2プレートフィン(31)の突出部(31a)に十分に伝達させることができる。
このため、空気流れ上流側に突出する第2プレートフィン(31)の突出部(31a)を確実に除霜することができる。
本発明は、具体的には、高圧側冷媒が除霜チューブ(24)を通過したのちチューブ(28)を流れるように、除霜チューブ(24)とチューブ(28)とが接続されている。
これによると、高温の高圧側冷媒が除霜チューブ(24)を通過したのち、チューブ(28)を流れるので、第2プレートフィン(31)の突出部(31a)のみならず、多数枚のプレートフィン(27)全体及びチューブ(28)を除霜することができる。
また、高圧側冷媒はチューブ(28)よりも先に除霜チューブ(24)を流れるので、除霜チューブ(24)に高圧側冷媒を最も高温状態にて流すことができる。
このため、第2プレートフィン(31)の突出部(31a)を確実に除霜することと、多数枚のプレートフィン(27)全体及びチューブ(28)を除霜することとを両立することができる。
また、本発明は、より具体的には、除霜チューブ(24)は、突出部(31a)を積層方向に貫通しているようにすればよい。
また、本発明は、より具体的には、除霜チューブ(24)の外周面は、突出部(31a)の突出方向側における端面(31b)に当接しているようにしてもよい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態による冷却用熱交換器10を車両用冷凍装置に適用した例である。本実施形態の車両用冷凍装置において、冷媒を吸入圧縮する圧縮機11は、プーリー12、ベルト等を介して図示しない車両走行用エンジンにより回転駆動される。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1は第1実施形態による冷却用熱交換器10を車両用冷凍装置に適用した例である。本実施形態の車両用冷凍装置において、冷媒を吸入圧縮する圧縮機11は、プーリー12、ベルト等を介して図示しない車両走行用エンジンにより回転駆動される。
この圧縮機11としては、吐出容量の変化により冷媒吐出能力を調整できる可変容量型圧縮機、あるいは電磁クラッチの断続により圧縮機作動の稼働率を変化させて冷媒吐出能力を調整する固定容量型圧縮機のいずれを使用してもよい。また、圧縮機11として電動圧縮機を使用すれば、電動モータの回転数調整により冷媒吐出能力を調整できる。
この圧縮機11の冷媒吐出側には、冷媒中の潤滑オイルを分離するオイルセパレータ13が配置される。オイルセパレータ13は、冷媒中のオイルを分離して、減圧機構14を介して圧縮機12の冷媒吸入側にオイルを戻すために配置されているものである。また、本実施形態では減圧機構14としてキャピラリチューブを採用している。
オイルセパレータ13の冷媒流出側には放熱器15が配置されている。放熱器15は、冷凍サイクルの高圧側冷媒、即ち、圧縮機12から吐出された高温高圧冷媒(ホットガス)と、冷却ファン16により送風される外気(車室外空気)との間で熱交換を行ってホットガスを冷却する。
放熱器15よりも冷媒流れ下流側にはレシーバ17が配置されている。このレシーバ17は放熱器15から流出した冷媒を液相冷媒と気相冷媒とに分離して液相冷媒を流出するとともに、余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるものである。
レシーバ17から流出した液相冷媒は、減圧器18により減圧されたのち、冷却用熱交換器10に流入する。即ち、冷却用熱交換器10には、冷凍サイクルの低圧側冷媒が流入する。冷却用熱交換器10には、送風ファン19により矢印Aのように空気が送風されるようになっている。
冷却用熱交換器10を流れる冷媒が送風空気から吸熱して蒸発することにより、送風空気が冷却される。冷却用熱交換器10によって冷却された空気(冷風)は、図示しない冷凍庫内に吹き出されるようになっている。
冷却用熱交換器10から流出した冷媒は、アキュムレータ20によって気相冷媒と液相冷媒とに分離される。分離された気相冷媒は圧縮機11の吸入側に供給され、液相冷媒はアキュムレータ20内に蓄えられる。
放熱器15の冷媒流れ上流側において、冷媒流れが分岐するバイパス流路21が配置されている。このバイパス流路21は、圧縮機11から吐出されるホットガスを放熱器15を迂回させて冷却用熱交換器10に導く流路である。
バイパス流路21には除霜バルブ22が配置されている。この除霜バルブ22は、バイパス流路21にホットガスを流す場合と流さない場合とを切り換える電磁弁であり、空調用電子制御装置(ECU)23によって開閉制御される。空調用電子制御装置23は、周知のごとくCPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータと、その周辺回路にて構成されるものである。
バイパス流路21を流れるホットガスは、冷却用熱交換器10の除霜チューブ24(詳細後述)に流入するようになっている。
冷却用熱交換器10の冷媒流れ下流側には、冷媒温度検出用の除霜解除センサ25が配置されている。この除霜解除センサ25からの検出信号は空調用電子制御装置23に入力されるようになっている。
また、空調用電子制御装置23には、図示しない空調操作パネルに配置され、乗員によって操作される除霜スイッチ26からの操作信号も入力されるようになっている。
次に、冷却用熱交換器10の構造について図2に基づいて述べる。図2は冷却用熱交換器10の要部斜視図であり、図2の上下、左右の各矢印は車両の上下、左右の各方向を示す。
冷却用熱交換器10はアルミニウム等の金属により形成される矩形状のプレートフィン27及び内部に冷媒が流れるチューブ28等により構成されるプレートフィン型の熱交換構造になっている。
具体的には、プレートフィン27は所定間隔を空けて多数枚積層されており、フィン積層方向の両端部に、補強部材をなすサイドプレート29(図1)が配置されている。
プレートフィン27の平板部27aの板面にチューブ28が貫通するチューブ挿入穴27bを設け、サイドプレート29の平板部の板面にもチューブ28が貫通する図示しないチューブ挿入穴が設けられる。
そして、チューブ28が多数枚のプレートフィン27のチューブ挿入穴27b、及び、サイドプレート29のチューブ挿入穴に串刺状に挿入され固定されている。
チューブ28のうちプレートフィン27の積層方向における両端部にはU状曲げ部28a(図1)が形成されている。チューブ28の冷媒入口部28b(図1)は冷却用熱交換器10の空気吸込み側に配置されており、チューブ28の冷媒出口部28c(図1)は冷却用熱交換器10の空気吹き出し側に配置されている。
なお、本例における冷却用熱交換器10は、プレートフィン27の積層方向が車両左右方向を向き、空気吸込み側が車両下方側を向くように配置されている。したがって、冷却用熱交換器10に送風される空気の流れ方向Aは車両下方から車両上方を向くようになっている。
多数枚のプレートフィン27は、第1プレートフィン30と第2プレートフィン31ととが1枚ごとに交互に積層されて構成されている。ここで、第2プレートフィン31は第1プレートフィン30よりも空気流れ方向Aにおける寸法が所定寸法Lだけ長く形成されている。
第1、第2プレートフィン30、31は、空気流れ下流側(本例では車両上方側)において、端面の位置を揃えて配置されている。このため、空気流れ上流側(本例では車両下方側)においては、第1、第2プレートフィン30、31の端面は不揃いとなる。
即ち、第2プレートフィン31の空気流れ上流側における端部には、第1プレートフィン30の空気流れ上流側における端面30aよりも所定寸法Lだけ突出する突出部31aが形成される。
これにより、第2プレートフィン31の空気流れ上流側における端面31bにおいては、隣接するフィンが第1プレートフィン30ではなく、第2プレートフィン31になる。このため、第2プレートフィン31の端面31bにおけるフィンピッチP1を、第1、第2プレートフィン30、31間のフィンピッチP2よりも大きくすることができる。
これにより、第2プレートフィン31の端面31bに付着した凝縮水が表面張力によって残留することなく、速やかに落下するようになっている。
第2プレートフィン31の突出部31aには、除霜チューブ24が串刺状に挿入し固定される。したがって、第2プレートフィン31の突出部31aの突出方向長さLは、除霜配管の外径Dよりも大きくなっている。
図1に示すように、除霜チューブ24の一端部(図1の右側端部)はバイパス流路21に接続され、除霜チューブ24の他端部(図1の左側端部)はチューブ28の冷媒入口部28bに接続されるようになっている。
したがって、バイパス流路21を流れるホットガスは、除霜チューブ24を一端部から他端部へと通過したのち、チューブ28を冷媒入口部28bから冷媒出口部28cへと向かって流れるようになっている。
次に、上記構成において作動を説明する。通常の運転状態である冷凍運転時には、除霜バルブ22が閉じられているので、圧縮機11から吐出されるホットガス(高温高圧冷媒)の全量が放熱器15によって冷却されたのち、レシーバ17によって液相冷媒と気相冷媒とに分離される。
分離された液相冷媒は、減圧器18により減圧されたのち、冷却用熱交換器10のチューブ28に導かれる。そして、チューブ28を流れる液相冷媒が送風ファン19により送風される空気から吸熱して蒸発する。これにより、送風空気が冷却されて図示しない冷凍庫内に吹き出されるので、冷凍庫内を冷却することができる。
そして、冷却用熱交換器10から流出した冷媒はアキュムレータ20によって気相冷媒と液相冷媒とに分離され、分離された気相冷媒が圧縮機11に吸入される。
ここで、冷却用熱交換器10は冷媒蒸発温度が0℃より低い条件にて運転されるので、冷却用熱交換器10に霜が付着して冷却性能が低下してしまう。
そこで、本実施形態においては、除霜運転によって冷却用熱交換器10に付着した霜を除去するようになっている。この除霜運転は、冷凍運転を開始してから一定時間後(例えば1時間後等)に開始するようになっている。また、本例では、乗員によって除霜スイッチ26がオンされたときも除霜運転を開始するようになっている。
除霜運転を開始すると、空調用電子制御装置23によって除霜バルブ22が開かれる。これにより、圧縮機11から吐出されるホットガスがバイパス流路21を流れて、冷却用熱交換器10の除霜チューブ24に流入する。
除霜チューブ24は第2プレートフィン31の突出部31aに挿入固定されているので、ホットガスの有する熱によって、第2プレートフィン31の突出部31aに付着した霜を確実に溶かすことができる。
さらに、本実施形態では、除霜チューブ24から第2プレートフィン31の空気流れ上流側における端面31bまでの距離が短くなっているので、第2プレートフィン31の端面31bに付着した霜を確実に溶かすことができる。
そして、除霜チューブ24を通過したホットガスは、チューブ28内を冷媒入口部28bから冷媒出口部28cへと向かって流れる。これにより、ホットガスの有する熱によって、第2プレートフィン31の突出部31aのみならず、多数枚のプレートフィン27全体及びチューブ28に付着した霜を溶かすことができる。
ここで、ホットガスはチューブ28よりも先に除霜チューブ24を流れるので、除霜チューブ24にホットガスを最も高温状態にて流すことができる。
このため、第2プレートフィン31の突出部31a及び端面31bを確実に除霜することと、多数枚のプレートフィン27全体及びチューブ28を除霜することとを両立することができる。
この除霜運転は、冷却用熱交換器10の出口冷媒温度が所定温度に達したとき終了するようになっている。本例では、除霜解除センサ25が検出する冷媒温度が+3℃以上になったとき、除霜バルブ22を閉じてバイパス流路21へのホットガスの流れを遮断するようになっている。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、第2プレートフィン31の突出部31aに、除霜チューブ24を串刺状に挿入し固定しているが、本実施形態では、図3に示すように、除霜チューブ24の外周面を第2プレートフィン31の空気流れ上流側における端面31bに当接させた状態で固定している。
上記第1実施形態では、第2プレートフィン31の突出部31aに、除霜チューブ24を串刺状に挿入し固定しているが、本実施形態では、図3に示すように、除霜チューブ24の外周面を第2プレートフィン31の空気流れ上流側における端面31bに当接させた状態で固定している。
具体的には、上記第1実施形態に対してサイドプレート29を空気流れ上流側に延長し、この延長した部位に除霜チューブ24が貫通する図示しないチューブ挿入穴を形成することにより、除霜チューブ24の外周面を第2プレートフィン31の空気流れ上流側における端面31bに当接させた状態で固定している。
本実施形態では、除霜チューブ24の外周面が第2プレートフィン31の端面31bに当接しているので、除霜運転時にホットガスの有する熱によって第2プレートフィン31の突出部31a及び端面31bに付着した霜を確実に溶かすことができる。
また、本実施形態では、除霜チューブ24が第2プレートフィン31の突出部31aに挿入されないので、必ずしも第2プレートフィン31の突出部31aの突出方向長さLを除霜配管の外径Dよりも大きくする必要がない。このため、第2プレートフィン31の突出部31aの突出方向長さLの設計自由度を向上させることができる。
(他の実施形態)
なお、上記各実施形態では、冷却用熱交換器10を、空気吸込み側が車両下方側を向くように配置しているが、これに限定されるものではなく、空気吸込み側が車両上方側、あるいは、水平方向側を向くように配置してもよい。
なお、上記各実施形態では、冷却用熱交換器10を、空気吸込み側が車両下方側を向くように配置しているが、これに限定されるものではなく、空気吸込み側が車両上方側、あるいは、水平方向側を向くように配置してもよい。
この場合においては、第2プレートフィン31の突出部31aを冷却用熱交換器10の空気吸込み側のみならず、車両下方側端部にも形成して、車両下方側端部におけるフィンピッチを大きくするのがよい。
これにより、凝縮水が重力によって冷却用熱交換器10の車両下方側端部に集まっても、車両下方側端部の突出部31aによって凝縮水の水滴が残留することを防止できる。
また、上記各実施形態では、第1プレートフィン30と第2プレートフィン31を1枚ずつ交互に積層しているが、これに限定されるものではなく、例えば、第2プレートフィン31同士の間に第1プレートフィン30を2枚配置するようにしてもよい。
24…除霜チューブ、27…多数枚のプレートフィン、28…チューブ、
30…第1プレートフィン、30a…端面、31…第2プレートフィン、
31a…突出部、31b…端面、A…空気流れ方向。
30…第1プレートフィン、30a…端面、31…第2プレートフィン、
31a…突出部、31b…端面、A…空気流れ方向。
Claims (4)
- 空気流れ方向(A)と直交する方向に積層される多数枚のプレートフィン(27)と、
前記多数枚のプレートフィン(27)を前記積層方向に貫通し、内部に低圧側冷媒が流れるチューブ(28)とを備え、
前記多数枚のプレートフィン(27)は、第1プレートフィン(30)と、前記第1プレートフィン(30)の前記空気流れ上流側における端面(30a)よりも前記空気流れ上流側に突出する突出部(31a)を有する第2プレートフィン(31)とを包含しており、
前記突出部(31a)には、高圧側冷媒が流れる除霜チューブ(24)が配置されていることを特徴とする冷凍機用蒸発器。 - 前記高圧側冷媒が前記除霜チューブ(24)を通過したのち前記チューブ(28)を流れるように、前記除霜チューブ(24)と前記チューブ(28)とが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の冷凍機用蒸発器。
- 前記除霜チューブ(24)は、前記突出部(31a)を前記積層方向に貫通していることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍機用蒸発器。
- 前記除霜チューブ(24)の外周面は、前記突出部(31a)の前記突出方向側における端面(31b)に当接していることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍機用蒸発器。
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