JP2007151849A - X線ct撮影方法およびx線ct装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】MPRで繰り返し生じる、クレードル停止位置の奥行き方向端部で断層画像情報に生じる画質劣化を、充分な投影情報を持って確実に防止するX線CT撮影方法およびX線CT装置を実現する。
【解決手段】第1の投影情報取得手段81により、アキシャルスキャンを用いてクレードルの停止位置で第1の投影情報を取得すると同時に、クレードルの停止位置間の移動の最中に、第2の投影情報取得手段82により、ヘリカルスキャンを用いて第2の投影情報を取得し、この第2の投影情報を用いて画像再構成された第2の断層画像情報を用いて、第1の投影情報が画像再構成された第1の断層画像情報を重み付け加算により補正することとしているので、ミッシングコーンが位置する部分の第1の断層画像情報の画質劣化を、同じ位置の第2の断層画像情報により補正し、画質の改善を実現させる。
【選択図】図3
【解決手段】第1の投影情報取得手段81により、アキシャルスキャンを用いてクレードルの停止位置で第1の投影情報を取得すると同時に、クレードルの停止位置間の移動の最中に、第2の投影情報取得手段82により、ヘリカルスキャンを用いて第2の投影情報を取得し、この第2の投影情報を用いて画像再構成された第2の断層画像情報を用いて、第1の投影情報が画像再構成された第1の断層画像情報を重み付け加算により補正することとしているので、ミッシングコーンが位置する部分の第1の断層画像情報の画質劣化を、同じ位置の第2の断層画像情報により補正し、画質の改善を実現させる。
【選択図】図3
Description
この発明は、クレードル(cradle)に載置された被検体に対して前記クレードルの移動方向に厚みを有するコーン(cone)状のX線ビーム(beam)を照射し、概ね前記厚みの大きさを有する前記移動方向への前記クレードルの移動および停止を繰り返し、前記停止する位置で、前記被検体の概ね前記厚みを有する撮影領域の第1の投影情報を取得するX線CT撮影方法およびX線CT装置に関する。
近年、X線固体検出器の進歩に伴い、被検体にコーン状のX線ビームを照射し、このX線ビームを2次元配列されたX線固体検出器を用いて検出するVolumeCT(Volume Computed Tomography;ボリューム コンピューティッド トモグラフィ)装置が普及しつつある(例えば、非特許文献1参照)。
そして、このVolumeCT装置では、得られた3次元情報を用いたMPR(Multi Planar Reconstruction;マルチ プレーナ リコンストラクション)により、被検体が載置されるクレードルの移動方向である奥行き方向に、被検体のアキシャル(axial)断面の画像情報を連続して取得することが頻繁に行われる。ここで、MPRの投影情報を取得する際には、被検体が載置されるクレードルの移動および停止を繰り返し行う。この移動では、概ねX線ビームの厚みに相当する大きさだけ奥行き方向へ移動される。また、停止する位置では、X線固体検出器の奥行き方向の列数に相当する厚みの複数の投影情報が繰り返し取得され、奥行き方向に連続する一連のMPR投影情報とされる。
そして、各停止位置で取得された厚みを有する投影情報から断層画像情報が形成され、撮影領域の位置に従って配列されるMPRの断層画像情報とされる。この配列では、奥行き方向に撮影領域が連続するアキシャル断面の断層画像情報を含む。
岡部哲夫他著、「放射線診断機器工学」医歯薬出版、1997年10月1日、p171―175
岡部哲夫他著、「放射線診断機器工学」医歯薬出版、1997年10月1日、p171―175
しかしながら、上記背景技術によれば、各停止位置で形成される複数の断層画像情報の中で、奥行き方向端部に位置する断層画像情報に劣化が生じる。すなわち、停止位置で被検体に照射されるX線ビームは、コーン状に末広がりの形状を有しており、奥行き方向端部に位置する断層画像情報を形成する投影情報は、奥行き方向中心部に位置する断層画像情報を形成する投影情報と比較して、ミッシングコーン(missing cone)のために情報量が少なく、画質の劣化が生じる。
特に、この画質劣化は、奥行き方向に連続する複数の断層画像情報からなるMPRでは、奥行き方向に繰り返し発生し、オペレータ(operator)に認知されやすく好ましいものではない。また、画像処理的手法により、この画質劣化を軽減することも行われるが、少ない投影情報量から奥行き方向中心部に位置する画像と同等の画質を実現することは、原理的に困難であり充分なものとは言えない。
これらのことから、MPRで繰り返し生じる、クレードル停止位置の奥行き方向端部で断層画像情報に生じる画質劣化を、充分な投影情報を持って確実に防止するX線CT撮影方法およびX線CT装置をいかに実現するかが重要となる。
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、MPRで繰り返し生じる、クレードル停止位置の奥行き方向端部で断層画像情報に生じる画質劣化を、充分な投影情報を持って確実に防止するX線CT撮影方法およびX線CT装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、第1の観点の発明にかかるX線CT撮影方法は、被検体が載置されるクレードルの移動方向に厚みを有するコーン状のX線ビームを照射し、前記移動方向に隣接する前記厚みを有する複数の撮影領域で、前記厚みの大きさを有する前記移動方向への前記クレードルの移動および停止を繰り返し、前記停止する位置で、前記撮影領域の第1の投影情報を取得し、前記移動を行っている最中に、前記移動方向に隣接する2つの前記撮影領域にまたがる複合領域の第2の投影情報を取得し、前記第2の投影情報を用いて、前記第1の投影情報を画像再構成して生成される複数の第1の断層画像情報の前記隣接する境界近傍に位置する境界断層画像情報の補正を行う。
この第1の観点による発明では、クレードルの移動を行っている最中に、隣接する2つの撮影領域にまたがる複合領域の第2の投影情報を取得し、この第2の投影情報を用いて、第1の断層画像情報の隣接する境界近傍に位置する境界断層画像情報の補正を行う。
また、第2の観点の発明にかかるX線CT撮影方法は、第1の観点に記載の発明において、前記第1の投影情報が、アキシャルスキャンを用いて取得されることを特徴とする。
また、第3の観点の発明にかかるX線CT撮影方法は、第1または2の観点に記載の発明において、前記第2の投影情報が、ヘリカルスキャンを用いて取得されることを特徴とする。
また、第3の観点の発明にかかるX線CT撮影方法は、第1または2の観点に記載の発明において、前記第2の投影情報が、ヘリカルスキャンを用いて取得されることを特徴とする。
また、第4の観点の発明にかかるX線CT撮影方法は、第3の観点に記載の発明において、前記第2の投影情報が、前記移動の加減速を行う場合に、バリアブルピッチヘリカルスキャンを用いて取得されることを特徴とする。
また、第5の観点の発明にかかるX線CT撮影方法は、第1ないし4のいずれか1つの観点に記載の発明において、前記補正が、前記第2の投影情報を画像再構成して取得される第2の断層画像情報と、前記第1の断層画像情報との重み付け加算を行うことを特徴とする。
この、第5の観点の発明では、第1の断層画像情報と第2の断層画像情報との重み付け平均により、画質を向上させる。
また、第6の観点の発明にかかるX線CT撮影方法は、第1ないし4のいずれか1つの観点に記載の発明において、前記補正が、前記第1の投影情報および前記第2の投影情報を用いて、前記境界断層画像情報を画像再構成する際に用いられる境界投影情報を形成し、前記境界投影情報を画像再構成したものを境界断層画像情報とすることを特徴とする。
また、第6の観点の発明にかかるX線CT撮影方法は、第1ないし4のいずれか1つの観点に記載の発明において、前記補正が、前記第1の投影情報および前記第2の投影情報を用いて、前記境界断層画像情報を画像再構成する際に用いられる境界投影情報を形成し、前記境界投影情報を画像再構成したものを境界断層画像情報とすることを特徴とする。
この、第6の観点の発明では、第2の投影情報を用いて、第1の投影情報の補充を行った境界投影情報を形成し、画質を向上させる。
また、第7の観点の発明にかかるX線CT装置は、被検体が載置されるクレードルの移動方向に厚みを有するコーン状のX線ビームを照射するX線管と、前記移動方向に隣接する前記厚みを有する複数の撮影領域で、前記厚みの大きさを有する前記移動方向への前記クレードルの移動および停止を繰り返し、前記停止する位置で、前記撮影領域の第1の投影情報を取得する第1の投影情報取得手段とを備えるX線CT装置であって、前記移動を行っている最中に、前記移動方向に隣接する2つの前記撮影領域にまたがる複合領域の第2の投影情報を取得する第2の投影情報取得手段を有し、前記第2の投影情報に基づいて、前記第1の投影情報を画像再構成して生成される複数の第1の断層画像情報の前記隣接する境界近傍に位置する境界断層画像情報の補正を行う境界断層画像補正手段を有することを特徴とする。
また、第7の観点の発明にかかるX線CT装置は、被検体が載置されるクレードルの移動方向に厚みを有するコーン状のX線ビームを照射するX線管と、前記移動方向に隣接する前記厚みを有する複数の撮影領域で、前記厚みの大きさを有する前記移動方向への前記クレードルの移動および停止を繰り返し、前記停止する位置で、前記撮影領域の第1の投影情報を取得する第1の投影情報取得手段とを備えるX線CT装置であって、前記移動を行っている最中に、前記移動方向に隣接する2つの前記撮影領域にまたがる複合領域の第2の投影情報を取得する第2の投影情報取得手段を有し、前記第2の投影情報に基づいて、前記第1の投影情報を画像再構成して生成される複数の第1の断層画像情報の前記隣接する境界近傍に位置する境界断層画像情報の補正を行う境界断層画像補正手段を有することを特徴とする。
この第7の観点の発明では、第2の投影情報取得手段により、クレードルの移動を行っている最中に、移動方向に隣接する2つの撮影領域にまたがる複合領域の第2の投影情報を取得し、この第2の投影情報に基づいて、第1の投影情報を画像再構成して生成される複数の第1の断層画像情報の隣接する境界近傍に位置する境界断層画像情報の補正を行う。
また、第8の観点の発明にかかるX線CT装置は、第7の観点に記載の発明において、第1の投影情報取得手段が、アキシャルスキャンを用いることを特徴とする。
また、第9の観点の発明にかかるX線CT装置は、第7または8の観点に記載の発明において、第2の投影情報取得手段が、ヘリカルスキャンを用いることを特徴とする。
また、第9の観点の発明にかかるX線CT装置は、第7または8の観点に記載の発明において、第2の投影情報取得手段が、ヘリカルスキャンを用いることを特徴とする。
また、第10の観点の発明にかかるX線CT装置は、第7ないし9のいずれか1つの観点に記載の発明において、前記境界断層画像補正手段が、前記第2の投影情報を画像再構成して取得される第2の断層画像情報と、前記第1の断層画像情報との重み付け加算を行う重み付け加算手段を備えることを特徴とする。
また、第11の観点の発明にかかるX線CT装置は、第7ないし9のいずれか1つの観点に記載の発明において、前記境界断層画像補正手段が、前記第1の投影情報および前記第2の投影情報を用いて、前記境界断層画像情報を画像再構成する際に用いられる境界投影情報を生成する境界投影情報生成手段および前記境界投影情報を画像再構成したものを境界断層画像情報とする画像再構成手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ミッシングコーンに起因する画質劣化を軽減し、MPRで奥行き方向に繰り返し生じる画質の劣化を無くし画質を一様なものとする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるX線CT撮影方法およびX線CT装置を実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1にかかるX線CT装置の全体構成について説明する。図1は、X線CT装置の外観を示す外観図である。図1に示すように、本装置は、走査ガントリ(gantry)10、撮影テーブル(table)4および操作コンソール(console)6を含む。撮影テーブル4は、被検体を横臥状態で載置するクレードル12を有し、クレードル12は、この被検体を走査ガントリ10のボア(bore)29中心部が存在する奥行き方向に移動する。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1にかかるX線CT装置の全体構成について説明する。図1は、X線CT装置の外観を示す外観図である。図1に示すように、本装置は、走査ガントリ(gantry)10、撮影テーブル(table)4および操作コンソール(console)6を含む。撮影テーブル4は、被検体を横臥状態で載置するクレードル12を有し、クレードル12は、この被検体を走査ガントリ10のボア(bore)29中心部が存在する奥行き方向に移動する。
走査ガントリ10は、中心部に移動された被検体のスキャン(scan)を行い、被検体の投影情報を取得する。操作コンソール6は、走査ガントリ10および撮影テーブル4と図示しない配線により電気的に接続され、クレードル12の移動の指示、走査ガントリ10によるスキャンの設定および取得した投影情報を画像再構成した断層画像情報の表示等を行う。なお、図1中に表示されたxyz座標軸は、後続する図面に表示されるxyz座標軸と同一のものであり、図面相互の位置関係を示している。
図2は、X線CT装置の電気的な全体構成を示すブロック(block)図である。走査ガントリ10は、X線管20を有する。X線管20はX線ビームを発生し、コリメータ(collimator)22により、例えば、z方向に厚みを持って扇状に拡がるコーン状のX線ビームとなるように整形され、X線検出器24の方向に照射される。
X線検出器24は、X線ビームの拡がり方向にマトリックス(matrix)状に配列された複数のシンチレータ(scintillator)を有する。従って、X線検出器24は、奥行き方向である列方向および回転部34の走査方向であるチャネル(channel)方向に、複数のシンチレータが配列された多チャネルの検出器となっている。
X線検出器24は、全体として、凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。X線検出器24は、例えば無機結晶からなるシンチレータと光電変換器であるフォトダイオード(photo diode)等を組み合わせたものである。
X線検出器24には、データ(data)収集部26が接続されている。データ収集部26は、X線検出器24の個々のシンチレータの検出情報を収集する。X線管20からのX線の照射は、X線コントローラ(controller)28によって制御される。なお、X線管20とX線コントローラ28との接続関係およびコリメータ22とコリメータコントローラ30との接続関係については図示を省略する。コリメータ22は、コリメータコントローラ30によって制御される。
以上の、X線管20からコリメータコントローラ30までのものが、走査ガントリ10の回転部34にある回転基盤に搭載されている。ここで、被検体は、回転部34の中心に位置するボア29内の撮影テーブル(table)4上に載置される。回転部34は、回転コントローラ36により制御されつつ回転し、X線管20からX線を曝射し、X線検出器24において被検体の透過X線を、回転角度に応じた各ビュー(view)ごとの投影情報として検出する。なお、回転部34と回転コントローラ36との接続関係については図示を省略する。
操作コンソール6は、データ処理装置60を有する。データ処理装置60は、例えばコンピュータ(computer)等によって構成される。データ処理装置60には、制御インタフェース(interface)62が接続されている。制御インタフェース62は、走査ガントリ10に接続されている。データ処理装置60は、制御インタフェース62を通じて走査ガントリ10を制御する。
走査ガントリ10内のデータ収集部26、X線コントローラ28、コリメータコントローラ30および回転コントローラ36は、制御インタフェース62を通じて制御される。なお、これら各部と制御インタフェース62との個別の接続については図示を省略する。
また、データ処理装置60は、データ収集バッファ(buffer)64に接続される。そして、データ収集バッファ64は、走査ガントリ10のデータ収集部26に接続される。データ収集部26で収集されたデータは、データ収集バッファ64を通じてデータ処理装置60に入力される。
データ処理装置60は、データ収集バッファ64を通じて収集した透過X線信号すなわち投影情報を用いて画像再構成を行う。また、データ処理装置60には、記憶装置66が接続されている。記憶装置66は、データ収集バッファ64に収集された投影情報や再構成された断層画像情報および本装置の機能を実現するためのプログラム(program)等を記憶する。
また、データ処理装置60には、表示装置68と操作装置70がそれぞれ接続されている。表示装置68は、データ処理装置60から出力される断層画像情報やその他の情報を表示する。操作装置70は、オペレータによって操作され、各種の指示や情報等をデータ処理装置60に入力する。オペレータは、表示装置68および操作装置70を使用してインタラクティブ(interactive)に本装置を操作する。なお、走査ガントリ10、撮影テーブル4および操作コンソール6は、被検体を撮影して断層画像情報を取得する。
図3は、データ処理装置60の機能的な構成を示す機能ブロック図である。データ処理装置60は、第1の投影情報取得手段81、第2の投影情報取得手段81および境界断層画像補正手段85をなす画像再構成手段83と重み付け加算手段84とを含む。
第1の投影情報取得手段81は、アキシャルスキャン(axial scan)を行い、クレードル12の移動方向に撮影領域が連続する第1の投影情報を取得する。ここで、アキシャルスキャンを行う場合のクレードル12の移動を、図4(A)に示す。図4(A)は、横軸に時間軸、縦軸にクレードル12のz軸方向位置が示されている。クレードル12は、z軸方向に一定の間隔Wで繰り返し移動する。図4(A)では、当初aの位置にあったクレードル12が、t1〜t2の時間に間隔Wだけ移動して位置bになり、その後、t2〜t6の時間に位置c、位置dと順次移動して行く。なお、間隔Wは、後述するように、停止位置における撮影領域のz方向の幅と一致しており、z方向に連続する一連の第1の投影情報が取得される。ここで、位置a〜dの間におけるクレードル12の移動は、概ね一定の速度で行われるが、動き始めおよび終わりでは加減速を行う。
図4(B)は、横軸を時間、縦軸をクレードル12の速度としてこの様子を示したものである。時間t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6では、速度vでクレードル12の移動を行う。また、時間t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6での速度vの立ち上がりおよび立ち下がりでは、速度vの加減速を行う加速度運動となる。
第2の投影情報取得手段82は、ヘリカルスキャン(helical scan)を行い、クレードル12がz方向に移動を行っている時間t1〜t2、t3〜t4、t5〜t6の最中に、回転部34を回転させつつ第2の投影情報を取得する。図4(C)は、クレードル12の停止時にアキシャルスキャンを行い、クレードル12の移動時にヘリカルスキャンを行う際に、X線管20に供給される管電流の変化を示す図である。X線管20の管電流は、アキシャルスキャンを行う場合の値A0と比較して、ヘリカルスキャンを行う場合の値A1は低くされる。これにより、後述する第2の投影情報から形成される断層画像情報の厚み方向のぼけを軽減する。
画像再構成手段83は、第1の投影情報および第2の投影情報を用いて、例えば、z軸方向と直交する断面の投影情報の形成を行い、その後、この投影情報を用いたFBP(Filtered Back Projection)法によりz軸方向と直交する断面の断層画像情報を形成する。また、第1の投影情報を用いて形成される第1の断層画像情報は、MPR等の3次元画像再構成を用いて形成し、また、第2の投影情報を用いて形成される第2の断層画像情報は、補間等を用いたヘリカル方式の画像再構成を用いて形成することもできる。なお、第2の投影情報は、例えば位置aおよびbで取得され、隣接する幅Wの第1の投影情報の撮影領域の境界を含む幅2Wの複合領域の投影情報を含む。
重み付け加算手段84は、第2の断層画像情報を用いて、z方向に隣接する第1の断層画像情報の境界領域に位置する断層画像情報に補正を行う。この補正では、ミッシングコーンの効果により画質が劣化する境界領域の第1の断層画像情報に対して、対応するz方向位置の第2の断層画像情報の重み付け加算を行い、画質の改善が行われる。
つぎに、本実施の形態にかかるデータ処理装置60の動作について図5〜7を用いて説明する。図5は、図4に示す様なクレードル12の移動をよび停止を繰り返す際に第1の投影情報取得手段81および第2の投影情報取得手段82により取得される、第1の投影情報および第2の投影情報の撮影領域を模式的に示したものである。
図5(A)は、図4(A)で示したクレードル12の停止位置a〜dで取得される、アキシャルスキャンを用いた第1の投影情報の撮影領域を、z軸方向に沿って示す説明図である。まず、回転部34は、停止位置a〜dの各々でz軸と直交するxy面内を回転する。この回転の際、同時にz軸と概ね直交する面内に照射されるコーン状X線ビームおよびX線検出器24も回転させられる。図5(A)には、xy面内を回転するコーン状X線ビームおよびX線検出器24から決定される、撮影領域のzy断面が図示されている。
ここで、コーン状X線ビームは、z軸と概ね直交する方向に末広がりの形状を有するので、これをz軸周りに回転させた断面形状は、ボア中心位置近傍で窪んだ円筒状の撮影領域を形成する。なお、ボア中心位置でのz軸方向X線ビームの厚さは、クレードル12の移動幅Wと一致しており、これにより、z軸方向の位置が連続する複数の断層画像情報を効率的に取得する。
また、図5(A)に斜線で示す撮影領域であるz軸方向端部には、いわゆるミッシングコーン(missing cone)が存在する。この領域の投影情報は、他の領域の投影情報と比較して原理的に少なくなる。従って、このミッシングコーンの領域において、z軸と直交する断層画像情報は劣化を生じる。そして、この劣化の度合いは、端部に近づくほど大きくなる。
図5(B)は、クレードル12を停止位置aからbへ移動している最中に、ヘリカルスキャンを用いて取得される第2の投影情報のz軸方向の撮影領域を示す説明図である。まず、回転部34は、停止位置aからbへ移動する最中に回転を行い、同時にz軸と概ね直交する面内にコーン状のX線ビームを発生し、らせん軌道を描きながら第2の投影情報を取得する。図5(B)には、z軸方向にらせん軌道を描きつつ取得される撮影領域のzy断面が図示されている。
ここで、第2の投影情報の撮影領域は、図5(A)に示す第1の投影情報の撮影領域が複合した、概ね2倍の幅2Wの複合領域を形成する。そして、この撮影領域のz軸方向中心部分は、第1の投影情報の撮影領域でミッシングコーンが存在する領域に位置している。なお、停止位置bからcへ移動する最中および停止位置cからdへ移動する最中にも同様のz軸方向にW/2だけ移動した撮影領域を、第2の投影情報として取得する。
ところで、図5(B)に示した様に第2の投影情報は、z方向の撮影領域が第1の投影情報の概ね2倍の厚さを有する複合領域を形成する。しかしながら、補正の対象となるのは、第1の断層画像情報の境界近傍に位置する断層画像であるので、この境界近傍に位置する第2の断層画像情報のみを用いて充分な補正を行うことができる。
図6は、アキシャルスキャンを用いて取得される第1の断層画像情報が、一つの撮影領域に、例えばz軸と直交する64スライス(slice)の断層画像を有する場合に、第1の断層画像情報の境界近傍に位置する64スライスの第2の断層画像情報のみを用いて第1の断層画像情報を補正する場合を示す説明図である。
図6(A)は、アキシャルスキャンを用いた第1の断層画像情報の各スライスに当たる断層画像AIi,jを、撮影順序を示す指標i,jを用いて示した図である。指標iは、一つの撮影領域ごとに0から順に撮影領域の数だけ割り振られる番号である。ここで、撮影は、z軸方向に並ぶ撮影位置で順に行われるので、指標iは、上述した位置の座標zと同様に撮影位置を現す指標でもある。従って、i=0,1,2,…は、上述したz=a,b,c…に対応したものとなる。また、指標jは、一つの撮影領域内の断層画像の位置であるスライス位置を示す指標で、番号0を含むため、−32〜31のスライス番号を有する。なお、図6(A)に示されるz方向の座標は、図6(B)および(C)と同一のもので共通の座標軸を示している。
図6(B)は、ヘリカルスキャンを用いた第2の断層画像情報から抽出される、第1の断層画像情報の境界近傍に位置する64スライスの断層画像HIk、jを、撮影順序を示す指標k,jを用いて示した図である。指標kは、一つの撮影領域ごとに0から順に撮影領域の数だけ割り振られる番号である。ここで、撮影は、z軸方向に並ぶ撮影位置で順に行われるので、指標kは、上述した位置の座標zと同様に撮影位置を現す指標でもある。また、指標jは、一つの撮影領域内の断層画像の位置であるスライス位置を示す指標で、番号0を含むため、−32〜31のスライス番号を有する。
なお、指標kが示すz方向の撮影位置と、指標iが示すz方向の撮影位置とは異なり、z方向に32スライス分の位置ずれが存在する。従って、k=iの場合に、z方向の同一位置に存在するスライス番号は、第1の断層画像情報の断層画像AIi,jに対して、第2の断層画像情報の断層画像HIi、j-(n/2)となる.ただし、nはスライス数で、ここでの例では、n=64となる。
図6(C)は、補正後の第1の断層画像情報CIi,jを示す図である。ここで、補正後の第1の断層画像情報CIi,jは、スライスごとの重み付け関数をw(j)として、
CIi,j=w(j)×HIi,j-(n/2)+(1−w(j))×AIi,j
で表される。例えば、第1の断層画像情報の撮影領域i=0番の,64番目のスライスj=31の場合には、図6中に破線で示した様に、
CI0、32=w(31)×HI0、-1+(1−w(31))×AI0,31
となる。ここで、第2の断層画像情報HIi,jは、相対位置が32スライス分z軸方向に移動しているので、第1の断層画像情報31の位置に対応するスライス番号は、−1となる。
CIi,j=w(j)×HIi,j-(n/2)+(1−w(j))×AIi,j
で表される。例えば、第1の断層画像情報の撮影領域i=0番の,64番目のスライスj=31の場合には、図6中に破線で示した様に、
CI0、32=w(31)×HI0、-1+(1−w(31))×AI0,31
となる。ここで、第2の断層画像情報HIi,jは、相対位置が32スライス分z軸方向に移動しているので、第1の断層画像情報31の位置に対応するスライス番号は、−1となる。
ここで、指標jを用いた場合の重み付け関数を図7に示す。図7は、重み付け関数W(j)の関数形を示す図である。重み付け関数w(j)は、jの値が大きくなる境界近傍では、ヘリカルスキャンを用いて取得された第2の断層画像情報HIk,jの重み付けが大きくされる。なお、この重み付け関数W(j)の最大値である重み係数Wmaxは、撮影時のX線照射量に依存し、例えば、第2の断層画像情報HIk,jを取得する際にX線管20に流される管電流値mAk,jを撮影領域kおよびスライス位置jごとに最適化し、変化させる場合には、
Wmax=f(mAk,j)
となり、管電流値mAk,jの関数となる。
Wmax=f(mAk,j)
となり、管電流値mAk,jの関数となる。
上述してきたように、本実施の形態1では、第1の投影情報取得手段81により、アキシャルスキャンを用いてクレードル12の停止位置で第1の投影情報を取得すると同時に、クレードル12の停止位置間の移動の最中に、第2の投影情報取得手段82により、ヘリカルスキャンを用いて第2の投影情報を取得し、この第2の投影情報を用いて画像再構成された第2の断層画像情報を用いて、第1の投影情報が画像再構成された第1の断層画像情報を重み付け加算により補正することとしているので、ミッシングコーンが位置する部分の第1の断層画像情報の画質劣化を、同じ位置の第2の断層画像情報により補正し、画質を改善することができる。
また、本実施の形態1では、図4(B)に示す様に、クレードル12が移動を開始および終了する時に、加速度運動を行う。この加速度運動の最中には、クレードル12の速さは一定しない。そこで、この最中に投影情報を取得する場合には、バリアブルピッチヘリカルスキャン(variable pitch helical scan)を用いることにより、z方向に等間隔の投影情報を取得することができる。
なお、このバリアブルピッチヘリカルスキャンでは、クレードル12の加速度運動中も含め、クレードル位置情報の時間変化とヘリカルスキャンのデータ収集を行い、各位置でのコーンビーム再構成において、各データの位置情報に基づいたヘリカルデータの補間処理を行い、画像再構成を行うもので、助走区間も含めて全ての位置でのイメージングが可能となる。
(実施の形態2)
ところで、上記実施の形態1では、第1の投影情報を画像再構成した第1の断層画像情報および第2の投影情報を画像再構成した第2の断層画像情報を用いて、ミッシングコーンが位置する部分の第1の断層画像情報の補正を行うこととしたが、画像再構成を行う前の第1の投影情報および第2の投影情報を直接用いて、ミッシングコーンが存在する部分の第1の断層画像情報を補正することもできる。そこで、本実施の形態2では、第1の投影情報および第2の投影情報を直接用いて、ミッシングコーンが存在する部分の第1の断層画像情報を補正する場合を示すことにする。
(実施の形態2)
ところで、上記実施の形態1では、第1の投影情報を画像再構成した第1の断層画像情報および第2の投影情報を画像再構成した第2の断層画像情報を用いて、ミッシングコーンが位置する部分の第1の断層画像情報の補正を行うこととしたが、画像再構成を行う前の第1の投影情報および第2の投影情報を直接用いて、ミッシングコーンが存在する部分の第1の断層画像情報を補正することもできる。そこで、本実施の形態2では、第1の投影情報および第2の投影情報を直接用いて、ミッシングコーンが存在する部分の第1の断層画像情報を補正する場合を示すことにする。
図8は、本実施の形態2にかかるデータ処理装置90の機能的な構成を示す機能ブロック図である。なお、データ処理装置90は、図2に示したデータ処理装置60に対応するものであり、その他の構成は図1および2に示したものと全く同様であるので説明を省略する。
データ処理装置90は、第1の投影情報取得手段81、第2の投影情報取得手段82および境界断層画像補正手段95をなす境界投影情報生成手段91と画像再構成手段92とを含む。ここで、第1の投影情報取得手段81および第2の投影情報取得手段82は、図3のデータ処理装置60に示したものと全く同様であるので詳しい説明を省略する。
境界投影情報生成手段91は、第2の投影情報取得手段82のヘリカルスキャンにより取得される第2の投影情報を用いて、第1の投影情報取得手段81のアキシャルスキャンにより取得される第1の投影情報の補充を行う。この補充では、例えば、第1の投影情報のミッシングコーンに当たる部分の投影情報を、第2の投影情報を用いて形成し、第1の投影情報の中央部分と同等の投影情報を有するものとする。
図9は、この補充を模式的に示した説明図である。図9(A)および(B)は、図5(A)および(B)に示したものと全く同様の第1の投影情報の撮影領域および第2の投影情報の撮影領域を示したものである。ここで、X線ビームが通過する軌跡である投影ライン(line)が図9(A)のミッシングコーンの領域と重なる場合に投影情報の欠落が生じる。
一方、ヘリカルスキャンを用いて取得される第2の投影情報は、このミッシングコーンを被うz方向の領域で投影情報の収集を行う。ここで、第1の投影情報のミッシングコーンが存在する領域の投影ラインの投影情報を、投影ラインが一致する第2の投影情報を用いて形成する。なお、投影ラインが完全に一致しない場合でも、近似する第2の投影情報を用いるか、あるいは補間等の手段により投影ラインが一致する投影情報を形成することもできる。
一例として、図9(A)に点線で示した投影ラインは、z軸上の(a+b)/2の位置に、z軸と直交する方向に存在する。この投影ラインの投影情報は、第1の投影情報には存在せず、この境界上の断層画像情報を形成する際に画質劣化の原因となる。そこで、第2の投影情報に含まれる同一の投影ラインの投影情報を、新たな投影情報として第1の投影情報に付加する。なお、この際、管電流の違い等によるX線強度の違いは補正される。
画像再構成手段92は、補充された第1の投影情報を用いて画像再構成を行い、断層画像情報を形成する。画像再構成の方法は、画像再構成手段83と同様である。
上述してきたように、本実施の形態2では、第1の投影情報のミッシングコーンが存在する領域の投影情報を、投影ラインが一致する第2の投影情報で補充することとしているので、第1の投影情報を画像再構成して取得される第1の断層画像情報のミッシングコーンが存在する領域の画質劣化を軽減することができる。
上述してきたように、本実施の形態2では、第1の投影情報のミッシングコーンが存在する領域の投影情報を、投影ラインが一致する第2の投影情報で補充することとしているので、第1の投影情報を画像再構成して取得される第1の断層画像情報のミッシングコーンが存在する領域の画質劣化を軽減することができる。
4 撮影テーブル
6 操作コンソール
10 走査ガントリ
12 クレードル
20 X線管
22 コリメータ
24 X線検出器
26 データ収集部
28 X線コントローラ
29 ボア
30 コリメータコントローラ
34 回転部
36 回転コントローラ
60、90 データ処理装置
62 制御インタフェース
64 データ収集バッファ
66 記憶装置
68 表示装置
70 操作装置
81 第1の投影情報取得手段
82 第2の投影情報取得手段
83、92 画像再構成手段
84 重み付け加算手段
85、95 境界断層画像補正手段
91 境界投影情報生成手段
6 操作コンソール
10 走査ガントリ
12 クレードル
20 X線管
22 コリメータ
24 X線検出器
26 データ収集部
28 X線コントローラ
29 ボア
30 コリメータコントローラ
34 回転部
36 回転コントローラ
60、90 データ処理装置
62 制御インタフェース
64 データ収集バッファ
66 記憶装置
68 表示装置
70 操作装置
81 第1の投影情報取得手段
82 第2の投影情報取得手段
83、92 画像再構成手段
84 重み付け加算手段
85、95 境界断層画像補正手段
91 境界投影情報生成手段
Claims (11)
- 被検体が載置されるクレードルの移動方向に厚みを有するコーン状のX線ビームを照射し、
前記移動方向に隣接する前記厚みを有する複数の撮影領域で、前記厚みの大きさを有する前記移動方向への前記クレードルの移動および停止を繰り返し、
前記停止する位置で、前記撮影領域の第1の投影情報を取得し、
前記移動を行っている最中に、隣接する2つの前記撮影領域にまたがる複合領域の第2の投影情報を取得し、
前記第2の投影情報を用いて、前記第1の投影情報を画像再構成して生成される複数の第1の断層画像情報の前記隣接する境界近傍に位置する境界断層画像情報の補正を行うX線CT撮影方法。 - 前記第1の投影情報は、アキシャルスキャンを用いて取得されることを特徴とする請求項1に記載のX線CT撮影方法。
- 前記第2の投影情報は、ヘリカルスキャンを用いて取得されることを特徴とする請求項1または2に記載のX線CT撮影方法。
- 前記第2の投影情報は、前記移動の加減速を行う場合に、バリアブルピッチヘリカルスキャンを用いて取得されることを特徴とする請求項3に記載のX線CT撮影方法。
- 前記補正は、前記第2の投影情報を画像再構成して取得される第2の断層画像情報と、前記第1の断層画像情報との重み付け加算を行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のX線CT撮影方法。
- 前記補正は、前記第1の投影情報および前記第2の投影情報を用いて、前記境界断層画像情報を画像再構成する際に用いられる境界投影情報を形成し、前記境界投影情報を画像再構成したものを境界断層画像情報とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のX線CT撮影方法。
- 被検体が載置されるクレードルの移動方向に厚みを有するコーン状のX線ビームを照射するX線管と、前記移動方向に隣接する前記厚みを有する複数の撮影領域で、前記厚みの大きさを有する前記移動方向への前記クレードルの移動および停止を繰り返し、前記停止する位置で、前記撮影領域の第1の投影情報を取得する第1の投影情報取得手段とを備えるX線CT装置であって、
前記移動を行っている最中に、前記移動方向に隣接する2つの前記撮影領域にまたがる複合領域の第2の投影情報を取得する第2の投影情報取得手段を有し、
前記第2の投影情報に基づいて、前記第1の投影情報を画像再構成して生成される複数の第1の断層画像情報の前記隣接する境界近傍に位置する境界断層画像情報の補正を行う境界断層画像補正手段を有することを特徴とするX線CT装置。 - 前記第1の投影情報取得手段は、アキシャルスキャンを用いることを特徴とする請求項7に記載のX線CT装置。
- 前記第2の投影情報取得手段は、ヘリカルスキャンを用いることを特徴とする請求項7または8に記載のX線CT装置。
- 前記境界断層画像補正手段は、前記第2の投影情報を画像再構成して取得される第2の断層画像情報と、前記第1の断層画像情報との重み付け加算を行う重み付け加算手段を備えることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1つに記載のX線CT装置。
- 前記境界断層画像補正手段は、前記第1の投影情報および前記第2の投影情報を用いて、前記境界断層画像情報を画像再構成する際に用いられる境界投影情報を生成する境界投影情報生成手段および前記境界投影情報を画像再構成したものを境界断層画像情報とする画像再構成手段を備えることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1つに記載のX線CT装置。
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- 2005-12-06 JP JP2005351612A patent/JP2007151849A/ja active Pending
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