JP2007148022A - 像ぶれ補正装置及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動時の微振動を防止することのできる像ぶれ補正装置及び撮像装置を提供する。
【解決手段】像ぶれ補正装置30は、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正レンズ20Aと、光軸Oに直交する面内で移動自在に支持された補正レンズ20Aの保持枠34と、X方向、Y方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに保持枠34に係合されたXスライダー36及びYスライダー38と、スライダー36、38をそれぞれX方向、Y方向に移動させるXモータ40及びYモータ42と、を備える。Xモータ40は、コイル58とマグネット64を有し、マグネット64は、そのN極64Nがコイル58の長辺部58Aに対向し、S極64Sがコイル58の残りの長辺部58Aと一対の短辺部58B、58Bに対向して配置される。
【選択図】 図12
【解決手段】像ぶれ補正装置30は、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正レンズ20Aと、光軸Oに直交する面内で移動自在に支持された補正レンズ20Aの保持枠34と、X方向、Y方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに保持枠34に係合されたXスライダー36及びYスライダー38と、スライダー36、38をそれぞれX方向、Y方向に移動させるXモータ40及びYモータ42と、を備える。Xモータ40は、コイル58とマグネット64を有し、マグネット64は、そのN極64Nがコイル58の長辺部58Aに対向し、S極64Sがコイル58の残りの長辺部58Aと一対の短辺部58B、58Bに対向して配置される。
【選択図】 図12
Description
本発明は像ぶれ補正装置及びそれを用いた撮像装置に係り、特に薄型カメラ等の携帯機器における像ぶれ補正装置及びそれを用いた撮像装置に関する。
近年、屈曲光学系を用いることによって薄型化したデジタルカメラが開発されている。このような薄型のデジタルカメラにおいても、結合光学系の像ぶれを補正する像ぶれ補正装置を搭載したいとの要望がある。
カメラの像ぶれ補正装置は、撮影光軸に直交する面内で補正レンズを移動自在に支持し、カメラに振動が加わった際に、その振動を打ち消す方向に補正レンズをアクチュエータで移動させることによって像ぶれを補正している。例えば、特許文献1〜3に記載の像ぶれ補正装置は、補正レンズの支持枠をピッチ方向、ヨー方向に移動自在に支持し、この支持枠をコイル、磁石及びヨークから成るボイスコイルモータによってピッチ方向、ヨー方向に移動し、像ぶれを補正している。
特開平10−26779号公報
特開2000−19577号公報
特許2641172号
しかしながら、特許文献1〜3に記載の像ぶれ補正装置は、モータを駆動した際に補正レンズの支持枠が微振動するという問題があった。このため、微振動を原因とする新たな像ぶれが発生し、像ぶれ補正の精度が低下するという問題があった。
本発明の発明者がモータの駆動時に生じる微振動について調べたところ、モータのコイルとマグネットの配置関係に原因があるとの知見を得た。すなわち、コイルは導体を巻回することによって一対の長軸部と一対の短軸部とから成る略枠型に形成されるが、一対の短軸部に対向して配置されるマグネットの極性の影響によって微振動を生じるとの知見を得た。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、駆動時の微振動を防止することのできる像ぶれ補正装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は前記目的を達成するために、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で移動自在に支持される保持枠と、前記光軸に直交し、異なる第1、第2の方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに、前記保持枠に係合される第1、第2のスライダーと、コイルとマグネットの一方が前記第1、第2のスライダーにそれぞれ支持され、前記コイルに通電することによって前記第1、第2のスライダーをそれぞれ前記第1、第2の方向に駆動させる第1、第2の駆動手段と、を備え、前記コイルは前記第1、第2の駆動手段の駆動方向の直交方向に長い略枠型に形成されることにより、前記駆動方向に形成された一対の短軸部と、前記直交方向に形成された一対の長軸部とを備え、前記マグネットは、そのN極、S極の一方が前記一対の長軸部の一方と前記一対の短軸部に対向し、且つ、前記N極、S極の他方が前記一対の長軸部の他方に対向して配置されることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、マグネットのN極、S極の一方が一対の短軸部に対向して配置されるので、一対の短軸部では互いに逆方向の力が働く。したがって、一対の短軸部に働く力が相殺されるので、一対の長軸部に発生する力(すなわち、駆動力)のみが第1スライダー、第2スライダーに作用する。これにより、一対の短軸部を原因とする振動の発生を防止することができ、補正光学系の保持枠を第1、第2の方向に(すなわち駆動方向に)正確に駆動することができる。
請求項2記載の発明は前記目的を達成するために、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で移動自在に支持される保持枠と、前記光軸に直交し、異なる第1、第2の方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに、前記保持枠に係合される第1、第2のスライダーと、コイルとマグネットの一方が前記第1、第2のスライダーにそれぞれ支持され、前記コイルに通電することによって前記第1、第2のスライダーをそれぞれ前記第1、第2の方向に駆動させる第1、第2の駆動手段と、を備え、前記コイルは前記第1、第2の駆動手段の駆動方向の直交方向に長い略枠型に形成されることにより、前記駆動方向に形成された一対の短軸部と、前記直交方向に形成された一対の長軸部とを備え、前記マグネットは、そのN極、S極の一方が前記一対の長軸部の一方と前記一対の短軸部の一方に対向し、且つ、前記N極、S極の他方が前記一対の長軸部の他方と前記一対の短軸部の他方に対向して配置されることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、マグネットのN極、S極がそれぞれ一対の短軸部に対向して配置されるので、一対の短軸部では同じ方向に力が働く。この力は、第1、第2の駆動手段の駆動方向に直交する方向であり、一対の長軸部に生じる駆動方向の力に影響することがない。したがって、一対の短軸部を原因とする振動の発生を防止することができ、補正光学系の保持枠を第1、第2の方向に正確に駆動することができる。
請求項3記載の発明は前記目的を達成するために、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で移動自在に支持される保持枠と、前記光軸に直交し、異なる第1、第2の方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに、前記保持枠に係合される第1、第2のスライダーと、コイルとマグネットの一方が前記第1、第2のスライダーにそれぞれ支持され、前記コイルに通電することによって前記第1、第2のスライダーをそれぞれ前記第1、第2の方向に駆動させる第1、第2の駆動手段と、を備え、前記コイルは前記第1、第2の駆動手段の駆動方向の直交方向に長い略枠型に形成されることにより、前記駆動方向に形成された一対の短軸部と、前記直交方向に形成された一対の長軸部とを備え、前記マグネットは、前記一対の長軸部と前記一対の短軸部のうち一対の長軸部に対向して配置され、且つ、そのN極、S極がそれぞれ前記一対の長軸部に対向するように配置されることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、マグネットが一対の長軸部のみに対向して配置されるので、一対の短軸部に働く力がなく、一対の短軸部を原因とする振動の発生を防止できる。これにより、補正光学系の保持枠を第1、第2の方向に正確に駆動することができる。
請求項4に記載の発明は前記目的を達成するために、光軸を結像位置に向けて屈曲する屈曲手段を備えた結像光学系と、前記屈曲手段で屈曲した光軸上に配置された請求項1〜3のいずれか1に記載の像ぶれ補正装置と、を備えたことを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明によれば、マグネットのN極、S極の一方をコイルの一対の短軸部に対向して配置したり、N極、S極をそれぞれ一対の短軸部に対向して配置したり、マグネットを一対の長軸部のみに対向したりしたので、一対の短軸部に働く力によって振動が生じることを防止でき、補正光学系の保持枠を正確に駆動することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る像ぶれ補正装置及び撮像装置の好ましい実施の形態を説明する。図1は本発明に係る像ぶれ補正装置が適用されたデジタルカメラ10を示す斜視図である。同図に示すデジタルカメラ10は、ケース11が薄型の矩形状に形成されており、このケース11の正面には、撮影レンズの第1レンズ群16を構成する固定レンズ16A、ストロボの発光部13、及びストロボ用の調光センサ15が配設される。また、ケース11の上面にはシャッターボタン14、電源スイッチ17が配設される。以下、ケース11を正面から見て左右方向をX方向、奥行き(厚さ)方向をY方向、高さ方向をZ方向とする。
図2は、デジタルカメラ10の縦断面図である。同図に示すように、ケース11の内部にはカメラ本体12が設けられ、さらにカメラ本体12の内部には第1レンズ群16、第2レンズ群18、第3レンズ群20、及び第4レンズ群22が設けられる。第1レンズ群16、第2レンズ群18、及び第4レンズ群22は結像光学系を構成しており、第3レンズ群20は結像光学系によって得られる像のぶれを補正する補正光学系を構成している。
第1レンズ群16は、ケース11の正面に配置された固定レンズ16Aと、固定レンズ16Aの内側(奥側)に配置されたプリズム16Bと、プリズム16Bの下方に配置された固定レンズ16Cとによって構成され、固定レンズ16Aを介して得られる観察像の光路をプリズム16Bによって下方に90°屈曲している。
第2レンズ群18、第3レンズ群20、及び第4レンズ群22は、第1レンズ群16の下方、すなわちZ方向の光軸(以下、単に光軸Oという)に沿って配置されている。
第2レンズ群18及び第4レンズ群22は、光軸Oに沿ってスライド自在に配置されており、不図示の駆動手段によって光軸O方向にスライド移動する。第2レンズ群18をスライドさせることによってズーム操作が行われ、第4レンズ群22をスライドさせることによってフォーカス操作が行われる。
第4レンズ群22の下方の結像位置24には、CCD26が配設される。なお、図2の符号28は、細かな凹凸が繰り返し形成された反射防止面であり、第1レンズ群16の固定レンズ16Aから入射した光が反射することを防止している。符号27はシャッターである。
第3レンズ群20は、可動式の補正レンズ20Aと、固定式の補正レンズ20Bとを備え、可動式の補正レンズ20Aを光軸Oに直交する面内で(すなわち、XY平面内で)移動させることによって、像のぶれを補正している。以下、補正レンズ20Aを移動させる像ぶれ補正装置30の構成について説明する。
図3は像ぶれ補正装置30を示す斜視図であり、図4はその分解斜視図である。また、図5は、像ぶれ補正装置30の平面図であり、図6は図5の保持枠34を取り除いた平面図である。
図4に示すように、像ぶれ補正装置30は主として、略筒状の本体32と、この本体32に移動自在に支持され、補正レンズ20Aを保持する保持枠34と、保持枠34に係合されるXスライダー36及びYスライダー38と、Xスライダー36及びYスライダー38をそれぞれX方向、Y方向に駆動するためのXモータ40及びYモータ42(アクチュエータに相当)とによって構成される。
図4に示すように保持枠34には、三本のガイドバー44、45、46が取りつけられている。ガイドバー44は、図5に示すように、保持枠34のY方向の側面の略中央位置に、X方向に沿って取りつけられている。ガイドバー45は、保持枠34のX方向の側面の略中央位置に、Y方向に沿って取りつけられている。ガイドバー46は、ガイドバー44、45から最も離れた保持枠34のコーナー部に、対角線方向に沿って取りつけられている。
各ガイドバー44〜46はそれぞれ、本体32の長孔32A〜32Cに差し込まれている。図8に示すように、長孔32Aは、光軸O方向(Z方向)の寸法L3がガイドバー44の直径D2と略同寸法で形成されるとともに、光軸Oに直交する方向(Y方向)の寸法L4がガイドバー44の直径D2よりも大きく形成されている。したがって、ガイドバー44は、長孔32Aに対して、光軸O方向に隙間がない状態で係合され、且つ、光軸Oに直交する方向に移動自在に支持される。
同様に、図5の長孔32Bは、光軸O方向の寸法がガイドバー45の直径と略同寸法で形成され、且つ、光軸Oに直交する方向の寸法がガイドバー45の直径よりも大きく形成されている。また、長孔32Cは、光軸O方向の寸法がガイドバー46の直径と略同寸法で形成され、且つ、光軸Oに直交する方向の寸法がガイドバー46の直径よりも大きく形成されている。したがって、ガイドバー45、46は、長孔32B、32Cに対して、光軸O方向に隙間がない状態で係合され、且つ、光軸Oに直交する方向に移動自在に支持される。これにより、保持枠34は、光軸O方向にガタのない状態で、且つ、光軸Oに直交する方向に移動自在に支持される。
また、保持枠34には、ガイドバー44が取り付けられた側面と反対側の側面に、可動ガイド軸48がY方向に沿って取り付けられている。さらに、保持枠34には、ガイドバー45が取りつけられた側面と反対側の側面に、可動ガイド軸49がX方向に沿って取り付けられている。これらの可動ガイド軸48、49にはそれぞれ、Xスライダー36、Yスライダー38がスライド自在に係合されている。
図6、図7に示すように、Xスライダー36とYスライダー38は、平面対称となる形状で形成されている。すなわち、図6に示すように、Xスライダー36は略L状に形成されており、Yスライダー38は、二点鎖線で示す対称面に対してXスライダー36の平面対称形状となるように、逆L状に形成される。
Xスライダー36には、前述した可動ガイド軸48(図5参照)が挿通されるガイド孔50、50が形成されている。Xスライダー36は、このガイド孔50、50に可動ガイド軸48が挿通されることによって、保持枠34に対してY方向にスライド自在に係合されている。
図7、図9に示すように、各ガイド孔50は、X方向よりもZ方向に長い長円状に形成されている。具体的には、ガイド孔50のX方向の寸法L1は、可動ガイド軸48の外径寸法D1と略同寸法で形成されており、ガイド孔50のZ方向の寸法L2は、可動ガイド軸48の外径寸法D1よりも大きく形成されている。したがって、可動ガイド軸48をガイド孔50に挿通させると、X方向に隙間がない状態で可動ガイド軸48とガイド孔50とが係合される。よって、Xスライダー36をX方向に移動させた際、可動ガイド軸48を介して保持枠34をX方向に精度良く移動させることができる。一方で、Z方向には隙間があるので、可動ガイド軸48をガイド孔50に容易に挿通させることができ、組立性が良い。
図7に示すように、Xスライダー36には、貫通孔52がX方向に形成されている。この貫通孔52には、図6に示す固定ガイド軸54が挿通される。固定ガイド軸54は、X方向に沿って配置され、その両端部が本体32に固定される。これにより、Xスライダー36が本体32にX方向にスライド自在に支持される。なお、貫通孔52の断面形状は特に限定するものではないが、円形でもよいし、ガイド孔50のようにZ方向に長い長円状に形成してもよい。
図4に示すように、Xスライダー36には、基板60が光軸Oと平行になるように取り付けられる。基板60には、Xモータ40を構成するコイル58がプリントされている。コイル58は複数層に重ねてプリントされており、その端子は基板60の両面に設けられている。すなわち、図10(A)に示すように基板60の表面60Aには端子62、62が設けられ、図10(B)に示すように基板60の裏面60Bには端子63、63が設けられる。したがって、端子62、62と端子63、63の一方を導線に接続すれば、コイル58に電流を流すことができる。Xスライダー36に装着される基板60は、内側の端子63、63に導線が接続される。
基板60には、係合突起60C、係合孔60D、60Dが形成されている。この係合突起60C、係合孔60D、60Dをそれぞれ、図4のXスライダー36の係合溝(不図示)、係合ピン56、56に係合することによって、基板60がXスライダー36に取り付けられる。
Xモータ40は、前述したコイル58と、本体32に取りつけられた板状のマグネット64及び板状のヨーク66、68で構成される。マグネット64はヨーク68に取りつけられ、コイル58に対向した状態で本体32に取りつけられる。ヨーク66は、コイル58を挟んでマグネット64の反対側に配置され、本体32に固定される。
図11は、コイル58の正面図であり、図12はマグネット64とコイル58との関係を示す正面図である。
図11に示すように、コイル58は、線状の導体が巻回されることによってZ方向に長い長方形の枠型に形成されており、Z方向に長い一対の長軸部58A、58Aと、X方向に短い短軸部58B、58Bとを備える。長軸部58Aには、線状の導体がZ方向に沿って配置され、短軸部58Bには、線状の導体がX方向に沿って配置される。また、各長軸部58Aと各短軸部58Bは、台形状に形成されている。
図12に示すように、マグネット64のN極64Nは、長軸部58Aと略同じ台形状に形成されており、長軸部58Aに対向する位置に配置される。またマグネット64のS極64Sは、コイル58の残りの部分、すなわち、もう一方の長軸部58Aと一対の短軸部58B、58Bに対向して配置されている。
上記の如く構成されたXモータ40は、コイル58に通電することによって、コイル58を保持したXスライダー36がX方向に移動される。したがって、Xスライダー36に可動ガイド軸48を介して係合した保持枠34をX方向に駆動することができる。
一方、Yスライダー38には、前述した可動ガイド軸49が挿通されるガイド孔51、51が形成されている。Yスライダー38は、このガイド孔51、51に可動ガイド軸49が挿通されることによって、保持枠34に対してX方向にスライド自在に係合されている。
各ガイド孔51は、図8に示したガイド孔50と同様に、Z方向に長い長円状に形成されている。具体的には、ガイド孔51のY方向の寸法が可動ガイド軸49の外径と略同寸法で形成されており、ガイド孔51のZ方向の寸法が可動ガイド軸49の外径よりも大きく形成されている。したがって、可動ガイド軸49をガイド孔51に挿通させると、Y方向に隙間がない状態で、可動ガイド軸49とガイド孔51とが係合される。よって、Yスライダー38をY方向に移動させた際、可動ガイド軸49を介して保持枠34をY方向に精度良く移動させることができる。一方で、Z方向に隙間があるので、可動ガイド軸49をガイド孔51に容易に挿通させることができ、組立性が良い。
また、Yスライダー38には、貫通孔53がY方向に形成されており、この貫通孔53に固定ガイド軸55が挿通される。固定ガイド軸55は、Y方向に沿って配置され、その両端部が本体32に固定される。これにより、Yスライダー38が本体32にY方向にスライド自在に支持される。なお、貫通孔53の断面形状は特に限定するものではないが、円形でもよいし、ガイド孔51のようにZ方向に長い長円状に形成してもよい。
Yスライダー38には、基板60が光軸Oと平行になるように取りつけられている。この基板60は、前述したXスライダー36に取りつけられた基板60と同じものであり、基板60には、係合突起60C、係合孔60D、60Dが形成されている。この係合突起60C、係合孔60D、60Dを、Yスライダー38の係合溝(不図示)、係合ピン57、57に係合することによって基板60がYスライダー38に取りつけられる。その際、基板60は、Xスライダー36とYスライダー38とで、異なる姿勢で取りつけられる。すなわち、Xスライダー36には、基板60の表面60Aが外側を向く姿勢で取りつけられ(図10(A)参照)、Yスライダー38には、基板60の裏面60Bが外側を向く姿勢(図10(B)参照)で取りつけられる。Yスライダー38に取りつけられた基板60は、内側の端子62、62に導線が接続され、この導線を介して電流が供給される。
Yモータ42は、前述したコイル58と、本体32に取りつけられた板状のマグネット65及び板状のヨーク67、69で構成される。マグネット65はヨーク69に取りつけられ、コイル58に対向した状態で本体32に取りつけられる。ヨーク67は、コイル58を挟んでマグネット65の反対側に配置され、本体32に固定される。
マグネット65は、前述したマグネット64と同様に、そのN極(不図示)がコイル58の長軸部58Aと略同じ台形に形成されて長軸部58Aに対向して配置される。また、マグネット65のS極(不図示)は、コイル58のもう一方の長軸部58A及び一対の短軸部58B、58Bに対向して配置される。
上記の如く構成されたYモータ42は、コイル58に通電することによって、コイル58を保持したYスライダー38がY方向に移動される。したがって、Yスライダー38に可動ガイド軸49を介して係合した保持枠34をY方向に駆動することができる。
上述したXスライダー36、Yスライダー38、Xモータ40、及びYモータ42は、保持枠34の被写体側にまとめて配設されるとともに、図3に示すように、略筒状の本体32内に組み込まれ、ユニット化されている。したがって、像ぶれ補正装置30を小型化することができ、且つ、カメラ10に容易に組み込むことができる。
なお、像ぶれ補正装置30には、Xスライダー36、Yスライダー38の位置を検出する位置検出センサ(不図示)を設けるとよい。位置検出センサの種類は特に限定するものではないが、たとえばXスライダー36、Yスライダー38に取りつけられたホール素子と、このホール素子に対向して配置され、且つ、本体32に固定されたマグネットによって構成するとよい。これにより、Xスライダー36、Yスライダー38の位置、すなわち、保持枠34の位置を制御することができる。
また、カメラ10のカメラ本体12に、振動検出センサ(不図示)を設け、このセンサの検出値に応じてXモータ40、Yモータ42を駆動制御するとよい。
上記の如く構成された像ぶれ補正装置30では、カメラ10の振動をセンサ(不図示)で検出した際、その検出した振動の方向に応じて、Xモータ40またはYモータ42若しくは両方のモータ40、42が駆動される。Xモータ40が駆動されると、コイル58に通電され、コイル58を保持したXスライダー36がX方向に移動する。したがって、Xスライダー36に可動ガイド軸48を介して係合した保持枠34がX方向に移動し、補正レンズ20AがX方向に移動する。その際、Yスライダー38は、保持枠34に対してX方向にスライド自在に係合しているので、移動しない。したがって、Xモータ40を駆動した際に、Yスライダー38やYモータ42を移動させることなくXスライダー36のみを独立して移動させることができ、保持枠34を迅速に移動させることができる。
また、Xモータ40を駆動した際、可動ガイド軸48とXスライダー36のガイド孔50がX方向に隙間のない状態で係合しているので、保持枠34をX方向に高精度で移動させることができる。このように、本実施の形態によれば、Xモータ40を駆動した際に保持枠34をX方向に高精度で迅速に移動させることができる。
同様に、Yモータ42を駆動した際には、コイル58を保持したYスライダー38がY方向に移動する。したがって、Yスライダー38に可動ガイド軸49を介して係合した保持枠34がY方向に移動し、補正レンズ20AがY方向に移動する。その際、Xスライダー36は、保持枠34に対してY方向にスライド自在に係合しているので、移動しない。したがって、Yモータ42を駆動した際に、Xスライダー36やXモータ40を移動させることなくYスライダー38のみを独立して移動させることができ、保持枠34を迅速に移動させることができる。
また、Yモータ42を駆動した際、可動ガイド軸49とYスライダー38のガイド孔51がY方向に隙間のない状態で係合しているので、保持枠34をY方向に高精度で移動させることができる。このように本実施の形態によれば、Yモータ42を駆動した際に保持枠34をY方向に高精度で迅速に移動させることができる。
次に上記の如く構成された像ぶれ補正装置30の作用について比較例をあげて説明する。図13は、比較例のマグネットを示す正面図である。同図に示すマグネット1は、そのN極1NとS極1Sが、コイル58の中心線の位置で半々に別れている。したがって、コイル58の各短軸部58B、58Bには、N極1NとS極1Sの両方が対向して配置されている。
このように構成されたマグネット1及びコイル58からなるモータは、コイル58に通電すると、コイル58の長軸部58A、58Aに駆動方向の力が働く一方で、コイル58の各短軸部58B、58Bには、N極1Nに対向した部分とS極1Sに対向した部分で、Z方向の異なる向きに力が働く。したがって、各短軸部58B、58Bでは、Z方向の上向きと下向きの両方向に力が働いて回転方向の力を受けるので、コイル58全体が不安定な状態になり、コイル58を支持するXスライダー38に振動が発生するという問題を生じる。
これに対して本実施の形態の像ぶれ補正装置は、図12に示したように、マグネット64のN極64Nがコイル58の長軸部58Aに対向して配置され、S極64Sがコイル58のもう一方の長軸部58Aと一対の短軸部58B、58Bとに対向して配置されている。このようなマグネット64が用いられた場合、各短軸部58B、58BにはS極64Sのみが対向して配置されるので、各短軸部58B、58Bでは、Z方向の上向き或いは下向きの一方向のみの力が働く。したがって、本実施の形態は、コイル58に安定した力が作用するようになり、Xスライダー38の振動を防止することができる。
また、本実施の形態では、二つの短軸部58B、58Bにおいて、Z方向の逆方向に力が発生する。したがって、両方の短軸部58B、58Bに働く力が相殺されるので、コイル58全体では、長軸部58A、58Aに働く力、すなわち駆動方向の力のみが作用する。これにより、Xスライダー36の振動を防止することができ、Xスライダー36をX方向に精度良く移動させることができる。
同様にYモータ42を駆動した場合にも同様の効果を得ることができる。すなわち、本実施の形態は、マグネット65のN極がコイル58の長軸部58Aに対向して配置され、S極がコイル58のもう一方の長軸部58Aと一対の短軸部58B、58Bとに対向して配置されているので、コイル58には駆動方向のみの力が作用し、Yスライダー38の振動を抑制することができ、Yスライダー38をY方向に精度良く移動させることができる。
なお、上述した実施形態はマグネット64のN極64Nがコイル58の長軸部58Aに対向し、S極64Sがもう一方の長軸部58A及び一対の短軸部58B、58Bに対向するように構成したが、図14に示すように、マグネット64のS極64Sがコイル58の一方の長軸部58Aに対向し、N極64Nがもう一方の長軸部58A及び一対の短軸部58B、58Bに対向するように構成してもよい。この場合にも、コイル58には駆動方向のみの力が作用するので、Xスライダー36をX方向に精度良く移動させることができる。
図15は図12と異なる構成のマグネットを示す正面図である。なお、以下に示す実施形態では、Xモータのマグネットについてのみ説明するが、これに限定するものではなく、Yモータも同様に構成してもよい。
図15に示すマグネット100は、N極100Nがコイル58の一方の長軸部58Aと短軸部58Bに対向して配置され、S極100Sがコイル58の他方の長軸部58Aと他方の短軸部58Bに対向して配置されている。
このようなマグネット100を用いた場合、コイル58の各短軸部58B、58Bには、Z方向の上向き或いは下向きの一方向のみ力が働く。この力の方向は、駆動方向(X方向)に対して直交する方向なので、Xスライダー36の駆動方向への移動に悪影響を及ぼすおそれがない。したがって、本実施の形態によれば、Xスライダー36の振動を防止することができ、Xスライダー36をX方向に精度良く移動させることができる。
図16は、図12と異なる構成のマグネットを示す正面図である。
図16に示すマグネット102は、N極102N及びS極102Sがコイル58の長軸部58Aと略同じ台形に形成される。そして、N極102Nがコイル58の一方の長軸部58Aに対向して配置され、S極102Sがもう一方の長軸部58Aに対向して配置される。すなわち、マグネット102のN極102N、S極102Sは、コイル58の長軸部58A、58Aのみに対向して配置される。
このようなマグネット102を用いた場合、コイル58の長軸部58A、58Aのみに力が働くので、Xスライダー36の振動が生じるおそれがなく、Xスライダー36をX方向に精度良く移動させることができる。
図17は図16と異なる構成のマグネットを示す正面図である。
図17に示すマグネット104は、N極104N及びS極104Sが矩形状に形成されている。そして、N極104Nが一方の長軸部58Aの一部に対向し、S極104Sがもう一方の長軸部58Aの一部に対向するように配置される。したがって、マグネット104のN極104N、S極104Sは、コイル58の長軸部58A、58Aのみに対向して配置される。
このようなマグネット104を用いた場合、図16のマグネット102の場合と同様に、コイル58の長軸部58A、58Aのみに力が働くので、Xスライダー36の振動が生じるおそれがなく、Xスライダー36をX方向に精度良く移動させることができる。
なお、上述した実施形態は、コイル58を略矩形の枠状に形成したが、コイル58の形状はこれに限定するものではなく、駆動方向の直交方向に長い形状であればよい。たとえば図18に示すように、コイル106が長円状に形成されていてもよい。この場合、コイル106の長軸部106A、106Aは、線状の導体がZ方向の直線状に配置された部分であり、短軸部106B、106Bは、線状の導体が円周状に配置された部分となる。
このようなコイル106が用いられた場合にも、マグネット(不図示)は上述した実施の形態のように構成するとよい。すなわち、(1)マグネットのN極、S極の一方をコイル106の長軸部106Aに対向させ、マグネットのN極、S極の他方を残りの長軸部106Aと短軸部106B、106Bに対向させる、(2)マグネットのN極を一方の長軸部106Aと一方の短軸部106Bに対向させ、S極を他方の長軸部106Aと他方の短軸部106Bに対向させる、(3)マグネットのN極、S極をそれぞれ、コイル106のうちの長軸部106A、106Aに対向させる、のなかから選択するとよい。これにより、コイル106の短軸部106B、106Bに働く力によってXスライダー36が振動することを防止することができる。
なお、本発明は、モータのコイルとマグネットの構成が上述した関係を満たせばよく、像ぶれ補正装置の構成は上述した実施形態に限定されるものではない。したがって、たとえば図19に示すように像ぶれ補正装置を構成してもよい。
図19に示す像ぶれ補正装置70は主として、補正レンズ20Aを保持する保持枠71と、この保持枠71を支持する第1、第2のスライダー72、73と、この第1、第2のスライダー72、73を移動させる第1、第2のボイスコイルモータ(以下、第1モータ、第2モータという)74、75と、鏡胴76とで構成される。
保持枠71は、その外形が略矩形状に形成されている。また保持枠71は、光軸Oに直交する面内において、直交する二方向に移動自在に支持されている。以下、この二方向をP(ピッチ)方向、Y(ヨー)方向とする。保持枠71の側面には、P方向に配置されたPガイド棒77と、Y方向に配置されたYガイド棒78が取り付けられる。
一方、鏡胴76には、P方向に配置されたPガイド棒79と、Y方向に配置されたYガイド棒80とが保持されている。Pガイド棒77、Yガイド棒78はそれぞれ、光軸Oを挟んでPガイド棒79、Yガイド棒80の反対側に配置される。
第1スライダー72は、略L状に形成されており、P方向の二つのガイド孔72P(一つのみ図示)が形成される。このガイド孔72Pに前述のPガイド棒79を挿通させることによって、第1スライダー72が鏡胴76に対してP方向にスライド自在に支持される。
また、第1スライダー72には、Y方向の二つのガイド孔72Y、72Yが形成される。このガイド孔72Y、72Yに前述のYガイド棒78を挿通させることによって、第1スライダー72が保持枠71に対してY方向に移動自在に支持される。
第2スライダー73は、第1スライダー72に対して平面対称となる形状に形成されており、略逆L状に形成されている。この第2スライダー73には、Y方向の二つのガイド孔73Y(一つのみ図示)が形成される。このガイド孔73Yに前述のガイド棒80を挿通させることによって、第2スライダー73が鏡胴76に対してY方向にスライド自在に支持される。
また、第2スライダー73には、P方向の二つのガイド孔73P、73Pが形成される。このガイド孔73P、73Pに前述のPガイド棒77を挿通させることによって、第2スライダー73が保持枠71に対してP方向に移動自在に支持される。
なお、図11の符号81、81…は、ゴムやウレタン樹脂等の衝撃吸収材から成る緩衝部材であり、筒状に形成されてPガイド棒77、79やYガイド棒78、80に挿通された状態で取りつけられる。この緩衝部材81、81…によって、第1スライダー72、第2スライダー73が、保持枠71や鏡胴76に衝突して破損することを防止することができる。
また、図11の符号82は、位置検出センサを構成するマグネットであり、鏡胴76に取りつけられている。このマグネット82に対向して、不図示のホール素子が第1スライダー72、第2スライダー73に取りつけられる。この位置検出センサの測定値に基づいて、第1モータ74、第2モータ75が駆動制御される。
第1モータ74は主として、基板83、マグネット84、ヨーク85、及び、円盤型ヨーク86によって構成される。同様に、第2モータ75は、基板83、マグネット87、ヨーク88、及び、円盤型ヨーク86によって構成される。円盤型ヨーク86は、第1モータ74と第2モータ75とで兼用される。
基板83は、第1モータ74と第2モータ75とで共通のものが使用される。この基板83には、コイル90がプリントされており、このコイル90はY方向に長い長方形の枠状に形成されるとともに複数層に重ねてプリントされる。コイル90の端子は基板の両面に設けられている。すなわち、基板83の一方の面には、端子91、91が設けられ、基板83のもう一方の面には端子92、92が設けられる。また、基板83には、取付孔93、93が形成されており、この取付孔93、93に、第1スライダー72または第2スライダー73に設けた係合突起(不図示)を挿入することによって、第1スライダー72または第2スライダー73に基板83が取りつけられる。
第1モータ74の基板83は、端子91、91側の面が当接するように第1スライダー72に取りつけられ、端子92、92に不図示の導線が接続される。第2モータ75の基板83は、端子92、92側の面が当接するように第2スライダー73に取りつけられ、端子91、91に不図示の導線が接続される。
一方、円盤型ヨーク86は、金属板によってリング状に形成されており、鏡胴76に取りつけられることによって基板83、83に対向するようにして配置される。
マグネット84、87はそれぞれヨーク85、88の上に固定されており、鏡胴76に取りつけられることによって、基板83、83に対向するように配置される。また、マグネット84、87は、上述した実施の形態のように、(1)マグネット84、87のN極、S極の一方をコイル90の長軸部90Aに対向させ、マグネット84、87のN極、S極の他方を残りの長軸部90Aと短軸部90B、90Bに対向させる、(2)マグネット84、87のN極を一方の長軸部90Aと一方の短軸部90Bに対向させ、S極を他方の長軸部90Aと他方の短軸部90Bに対向させる、(3)マグネット84、87のN極、S極をそれぞれ、コイル90のうちの長軸部90A、90Aに対向させる、のいずれかを満たすように構成される。
上記の如く構成された像ぶれ補正装置70の場合にも、コイル90の短軸部90Bに働く力によって第1スライダー72や第2スライダー73が振動することを防止することができ、保持枠71を精度良く移動させることができる。
10…デジタルカメラ、12…カメラ本体、20A…補正レンズ、30…像ぶれ補正装置、32…本体、34…保持枠、36…Xスライダー、38…Yスライダー、40…Xモータ、42…Yモータ、58…コイル、58A…長軸部、58B…短軸部、60…基板、62、63…端子、64、65…マグネット、66〜69…ヨーク
Claims (4)
- 結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、
前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で移動自在に支持される保持枠と、
前記光軸に直交し、異なる第1、第2の方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに、前記保持枠に係合される第1、第2のスライダーと、
コイルとマグネットの一方が前記第1、第2のスライダーにそれぞれ支持され、前記コイルに通電することによって前記第1、第2のスライダーをそれぞれ前記第1、第2の方向に駆動させる第1、第2の駆動手段と、を備え、
前記コイルは前記第1、第2の駆動手段の駆動方向の直交方向に長い略枠型に形成されることにより、前記駆動方向に形成された一対の短軸部と、前記直交方向に形成された一対の長軸部とを備え、
前記マグネットは、そのN極、S極の一方が前記一対の長軸部の一方と前記一対の短軸部に対向し、且つ、前記N極、S極の他方が前記一対の長軸部の他方に対向して配置されることを特徴とする像ぶれ補正装置。 - 結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、
前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で移動自在に支持される保持枠と、
前記光軸に直交し、異なる第1、第2の方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに、前記保持枠に係合される第1、第2のスライダーと、
コイルとマグネットの一方が前記第1、第2のスライダーにそれぞれ支持され、前記コイルに通電することによって前記第1、第2のスライダーをそれぞれ前記第1、第2の方向に駆動させる第1、第2の駆動手段と、を備え、
前記コイルは前記第1、第2の駆動手段の駆動方向の直交方向に長い略枠型に形成されることにより、前記駆動方向に形成された一対の短軸部と、前記直交方向に形成された一対の長軸部とを備え、
前記マグネットは、そのN極、S極の一方が前記一対の長軸部の一方と前記一対の短軸部の一方に対向し、且つ、前記N極、S極の他方が前記一対の長軸部の他方と前記一対の短軸部の他方に対向して配置されることを特徴とする像ぶれ補正装置。 - 結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、
前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で移動自在に支持される保持枠と、
前記光軸に直交し、異なる第1、第2の方向にそれぞれスライド自在に支持されるとともに、前記保持枠に係合される第1、第2のスライダーと、
コイルとマグネットの一方が前記第1、第2のスライダーにそれぞれ支持され、前記コイルに通電することによって前記第1、第2のスライダーをそれぞれ前記第1、第2の方向に駆動させる第1、第2の駆動手段と、を備え、
前記コイルは前記第1、第2の駆動手段の駆動方向の直交方向に長い略枠型に形成されることにより、前記駆動方向に形成された一対の短軸部と、前記直交方向に形成された一対の長軸部とを備え、
前記マグネットは、前記一対の長軸部と前記一対の短軸部のうち一対の長軸部に対向して配置され、且つ、そのN極、S極がそれぞれ前記一対の長軸部に対向するように配置されることを特徴とする像ぶれ補正装置。 - 光軸を結像位置に向けて屈曲する屈曲手段を備えた結像光学系と、
前記屈曲手段で屈曲した光軸上に配置された請求項1〜3のいずれか1に記載の像ぶれ補正装置と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005342524A JP2007148022A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | 像ぶれ補正装置及びそれを用いた撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005342524A JP2007148022A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | 像ぶれ補正装置及びそれを用いた撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007148022A true JP2007148022A (ja) | 2007-06-14 |
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Family Applications (1)
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JP2005342524A Pending JP2007148022A (ja) | 2005-11-28 | 2005-11-28 | 像ぶれ補正装置及びそれを用いた撮像装置 |
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2005
- 2005-11-28 JP JP2005342524A patent/JP2007148022A/ja active Pending
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