JP2007145849A - Solanum属の植物由来の水溶性抽出物およびそれらの調製方法、ならびに水溶性抽出物を含む薬学的組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Solanum属の植物由来の水溶性抽出物は、実質的に少なくとも60%〜90%のソラマージン(solamargine)およびソラソニン(solasonine)からなる。Solanum属の植物由来の水溶性抽出物を調製する方法は、酸を用いる加水分解、塩基を用いる沈殿、ならびにクロロホルム、アルコールおよび水を抽出溶媒として使用する分離処理の工程を包含する。本水溶性抽出物は、腫瘍/ガン細胞、特に、肝臓ガン細胞、肺ガン細胞および乳ガン細胞の増殖を阻害するための薬学的組成物における有効成分として使用され得る。
【選択図】なし
Description
本発明は、Solanum属の植物由来の水溶性抽出物、それらの調製方法、および前記を含む薬学的組成物に関する。
癌は、世界的にヒトの主な死亡原因の1つであり、肺癌、肝癌、および乳癌は最も代表的である。癌の発生機構は、いまだ完全には理解されていないが、被験者での癌の開始(onset)は、前記被験者において生じる、異常なおよび制御できない細胞分裂によって引き起こされると考えられている(非特許文献1、非特許文献2および非特許文献3)。
流(reflux)したことを、非特許文献42において開示した。真空中で溶媒を除去して褐色の残留物を得、これを石油エーテルで脱脂して抽出物を得た。得られた抽出物を水に懸濁し、マクロレジン(macroresin)カラム上でクロマトグラフィーにかけた。60%エタノール溶離液中に、活性化合物が存在した。その後、60%エタノール溶離液をH2Oで分配し、そしてn-BuOHで抽出し、それからこの様にして得られた該n-BuOH抽出物を、β2-ソラマージン、ソラマージンおよびデガラクトチゴニン(degalactotigonin)を生じるために、溶離液としてCHCl3-MeOH-H2Oを使用するシリカゲル上、および溶離液としてMeOH-H2O(60:40)を使用するSephadex LH-20上でカラムクロマトグラフィーにかけた。しかし、この論文は、どのようにして水溶性生物活性抽出物をSolanum nigrumから得る事ができるのかを教えていない。
し、したがって、その濃度は、5%未満に調製されなければならない。そのような事実は、Solanum属の植物から抽出されたステロイドアルカロイドを溶解するためのDMSO有機溶
媒の使用には、限界があるということを明確に示している。
して商業使用のための大規模なSolanum属の植物から水溶性ステロイドアルカロイドを抽
出するための効率的なプロセスがない。それ自体、薬剤および薬物の製造にステロイドアルカロイドを利用することが制限されている。
従って、第1の局面において、Solanum属の植物由来の水溶性ステロイドアルカロイドをラージスケールで生産するために、本発明は、Solanum属の植物由来の水溶性抽出物を提供する(ここで、この抽出物は、実質的に、少なくとも60〜90%のソラマージン(solamargine)およびソラソニン(solasonine)からなり、そしていかなる他の溶媒および/または溶媒アジュバントの添加を伴わずに、純水または中性のpH値を有する水に直接溶解され得、その結果2から20mg/ml、あるいはそれ以上の範囲の水溶性を有する帯黄色の澄んだ透明の水溶液が形成される)。
(a)Solanum属の植物の植物原料(plant material)を3〜5のpH値を有する酸性水溶液を用いる抽出処理にかけ、水溶液を得る工程;
(b)工程(a)において得られた水溶液のpH値を塩基でpH8〜10に調整し、沈殿物を形成させる工程;
(c)工程(b)において形成された沈殿物を水で洗浄し、その後乾燥し、乾燥生成物を得る工程;
(d)工程(c)において得られた乾燥生成物をクロロホルムと混合し、その後適量の100%アルコールを添加し、クロロホルム−アルコール混合物を形成させる工程;
(e)工程(d)において形成されるクロロホルム−アルコール混合物を、予め決められた水:アルコール比を有する水/アルコール溶液と混合し、クロロホルム−ベース(chloroform-based)層および非−クロロホルム−ベース(non-chloroform-based)層を含む混合物を得る工程;
(f)工程(e)において得られた混合物からクロロホルム−ベース層を取り除き、その後適量の水を添加する工程;および
(g)工程(f)の結果生じる混合物から上清を得、その後その上清を乾燥する工程(ここで、結果生じた乾燥生成物は水に直接的に溶解され得、帯黄色の澄んだ透明の水溶液を形成する)
を包含する、Solanum属の植物から水溶性抽出物を調製するための方法を提供する。
発明の詳細な説明
本発明は、水に直接溶解して、澄んだ透明水溶液を形成することができ、そしてそれゆえ医薬品および薬物の製造に適する、ステロイドアルカロイドを含むSolanum属の植物から得られた水溶性抽出物を提供する。
(a)Solanum属の植物の植物原料(plant material)を3〜5のpH値を有する酸性水溶液を用いる抽出処理にかけ、水溶液を得る工程;
(b)工程(a)において得られる水溶液のpH値を塩基でpH8〜10に調整し、沈殿物を形成させる工程;
(c)工程(b)において形成される沈殿物を水で洗浄し、その後乾燥し、乾燥生成物を得る工程;
(d)工程(c)において得られる乾燥生成物をクロロホルムと混合し、その後適量の100%アルコールを添加し、クロロホルム−アルコール混合物を形成させる工程;
(e)工程(d)において形成されるクロロホルム−アルコール混合物を、予め決められた水:アルコール比を有する水/アルコール溶液と混合し、クロロホルム−ベース(chloroform-based)層および非−クロロホルム−ベース(non-chloroform-based)層を含む混合物を得る工程;
(f)工程(e)において得られる混合物からクロロホルム−ベース層を取り除き、次いで適量の水を添加する工程;および
(g)工程(f)の結果生じる混合物から上清を得、その後その上清を乾燥する工程(ここで、結果生じた乾燥生成物は水に直接的に溶解され得、帯黄色の澄んだ透明の水溶液を形成する)
を包含する、水溶性抽出物を調製するための方法を提供する。
ソラヌム インサヌム L(Solanum incanum L)、ソラヌム インディクム(Solanum indicum)、ソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)、ソラヌム カプシカストルム(Solanum capsicastrum)、ソラヌム キサントカルプム(Solanum xanthocarpum)、ソラヌム メロンゲナ(Solanum melongena)、ソラヌム コアグランス(Solanum coagulans)、ソラヌム トゥニグルム(Solanum tunigrum)、ソラヌム ソドメウム(Solanum sodomeum)、ソラヌム トゥーベロースム(Solanum turburosum)、ソラヌム アクレアストルム(Solanum aculeastrum)、ソラヌム リコカルプム(Solanum lycocarpum)、ソラヌム カーシアヌム(Solanum khasianum)、ソラヌム スアヴェオレンズ(Solanum suaveolens)、ソラヌム ウポロ(Solanum uporo)、ソラヌム アブチロイデス(Solanum abutiloides)、ソラヌム コッシネウム(Solanum coccineum)、ソラヌム ウングイキュラツム(Solanum unguiculatum)、ソラヌム ロブスツム(Solanum robustum)、ソラヌム アングイヴィ(Solanum anguivi)、ソラヌム プラタニオフォリウム(Solanum platanifolium)、及びソラヌム マッモスム(Solanum mammosum)
からなる群より選択されるソラヌム(Solanum)属の植物から得られる。
ラマージンのより高い含有率を有し、一方熟した果実(暗紫色)および植物の他の部分は、より低い含有率を有する。Solanum nigrumからの抽出物におけるソラソニンおよびソ
ラマージンの含有率は、Solanum incanum L.から得られる抽出物におけるものと異なる。それゆえ、当業者は、適切な操作条件と共に、Solanum属の植物の適切な種(species)を選択すること、および植物の適切な部分(単数または複数)を用いることによって、所望の水溶性抽出物を調製することができる。
実施例1.水溶性抽出物の調製
Solanum incanum L. の熟した果実500gを、1000mlの純水の添加に引き続いて粉砕した。得られた水性混合物へ、99.5%の酢酸を滴下して、pH値を4.0へ調整し、続いて室温で12時間振盪した。水性混合物を遠心分離することによって上清みを得、そして33%NH4OH塩基性溶液をそこへ滴下して、上清みのpH値を9.0へ調整し、そして沈殿物が形成された。4,500rpmでの遠心分離(Beckman Coulter, Avanti J-25, JA-14 Rotor)を行うことによって沈殿物を得、そしてその中に存在する残余の塩基性溶液を、沈殿物を水で洗浄し続いて4,500rpmでの遠心分離によって除去した。このようにして得た沈殿物を蒸留水中に懸濁させ、そして凍結乾燥(Virtis, Freezemobile 12ES)へ供して、5gの乾燥粉末を得た。乾燥粉末は、大部分が水性溶液中に懸濁され、そして水中に直接溶解し得ず、またはそのうちの非常に少量のみが直接溶解し得る。
実施例2.水溶性抽出物の成分の同定 高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を使用して、本発明の方法から得られる水溶性抽出物の主成分を決定した。
方法:
この実施例において、使用した高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、LiChroCART 250−4 Lichropher 100 RP−18eのカラム(5μm)、および250mm x 4mmの寸法を有する、Agilent Technologyies(Waldbronn,Germany)製の1100モデルであり;60%アセトニトリル/40%再蒸留水(pH=2.8)を移動相として使用し;そして流速は1ml/分であった。この実験において使用したソラソニンおよびソラマージンの標準試料は、Kaohsiung Medical大学薬学部のChun-Nan Lin教授から提供され、そしてこの2つの標準試料は、Gan, K.H., Lin, C.N. and Won, S.J. (1993), Journal of Natural Products 56, 15-21において開示される精製方法に従って得られた。
1.Solanum incanum L.の水溶性抽出物(25μg)、ソラソニン(5μg)と混合したSolanum incanum L.の水溶性抽出物(25μg)、およびソラマージン (5μg)と
混合したSolanum incanum L.の水溶性抽出物(25μg):
2.Solanum nigrumの水溶性抽出物(25μg)、ソラソニン (10μg)と混合し
たSolanum nigrumの水溶性抽出物(25μg)、およびソラマージン(10μg)と混合したSolanum nigrumの水溶性抽出物(25μg):ならびに
3.それぞれ、50μg、40μg、30μg、20μg、10μgおよび5μgの量のSolanum incanum L.の水溶性抽出物。
結果:
図1Aは、Solanum incanum L.の果実由来の水溶性抽出物のHPLCスペクトルを示す。図1Bおよび1Cに示される保持時間と比較すると、図1Aにおける第1ピークはソラソニンに対応しそして第2のそれはソラマージンに対応し、そしてソラマージンの含有量はソラソニンのそれよりも多いことが判る。
との差異は、Solanum nigrumにおいてソラソニンの含有量はソラマージンのそれよりも多いという点にある。
)として使用され得る。
実施例3.水溶性抽出物の溶出に対するpHの効果
方法:
水溶性抽出物の溶出に対するpHの影響を測定するために、実施例1の方法を使用して調製したSolanum incanum L.の水溶性抽出物(40μg)を、以下のHPLC条件下で、実施例2において使用したのと同一の装置を使用してのHPLC分析に供した:
1.カラム:LiChroCART 250-4 Lichropher 100 RP-18e(5μm)、250mm×4mm;および
2.移動相:60%アセトニトリル/40%再蒸留水[2.3、2.5、2.8、3.0および3.2へpH調整した]。
結果:
図5A−5Eは、種々のpH値でのSolanum incanum L.由来の水溶性抽出物のHPLCスペクトルを示す。示されるように、水溶性抽出物の主成分の保持時間は、移動相のpH値の上昇によって、遅延した。溶出プロフィールは僅かに変化したが、2成分ピークプロフィールは依然として維持された。
実施例4.水溶性抽出物の粒度の比較 この実施例を、本発明の方法を使用して調製されたSolanum incanum L.由来の水溶性抽出物と、EP 0 020 029 A1の実施例2に開示される方法を使用して得られるものとの間の、粒度における差異を比較するために行った。
方法:
本発明に従ってSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物50mg、およびEP 0020 029 A1の実施例2に開示される方法に従ってSolanum incanum L.から調製された抽出物50mgを、それぞれ、50mlの蒸留水に溶解させ、そして粒度分析器(Beckman Coulter LS 230, Coulter Corporation, Miami, USA)を使用して粒度分析に供した。
結果:
図6を参照して、EP 0 020 029 A1の実施例2に開示される方法に従ってSolanum incanum L.から調製された抽出物の平均粒度は238.2μmであり、そして粒度分布(particle size distribution)は1.8μm〜1500μmの範囲内であり、そして多量の不溶性沈殿物が水溶液中に存在した(図6Aを参照のこと)。これに対して、本発明に従ってSolanum incanum L.から調製した水溶性抽出物の平均粒度は、0.418μmであり、そして粒度分布は0.28μm〜0.65μmの範囲内であった(図6Bを参照のこと)。本発明に従う抽出物は、水に完全に溶解され得る。
実施例5.水溶性抽出物の溶解性の比較
この例示的実験は、本発明の方法を使用して調製したSolanum incanum L.由来の水溶性抽出物とEP 0 020 029 A1の実施例2に開示される方法を使用して得たものとの間の水溶性(water-solubility)における差異を比較するために行った。
方法:
本発明に従ってSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物5mg、およびEP 0 020 029 A1の実施例2に開示される方法に従ってSolanum incanum L.から調製された抽出物5mgを、それぞれ、2mlの蒸留水に溶解させ、そして12,000rpmで遠心分離して、上清みを得た。20μlの上清みを取り出し、そして本発明の実施例2に開示される手順に従ってHPLC分析に供した。
結果:
図7Aおよび7Bは、それぞれ、EP 0 020 029 A1の実施例2に開示される方法に従ってSolanum incanum L.から調製した抽出物(図7A)および本発明に従ってSolanum incanum L.から調製した水溶性抽出物(図7B)の水溶性を示すグラフである。示されるように、本発明に従ってSolanum incanum L.から調製した水溶性抽出物は、より良好な水溶性を有する。
薬理学的実験1.
インビトロでの水溶性抽出物の抗癌活性
本発明に従ってSolanum属の植物から得られた水溶性抽出物が抗癌活性を有するかどうかを測定するために、Hep3B、H441、およびMCF−7の主要な癌細胞を分析標的(analytic targets)として使用した。ここで、Hep3BおよびH441は、American Type Culture Collection(ATCC、P.O. Box 1549, Manassas, VA 20108 USA)から購入し、そしてMCF−7は、Food Industry Research and Development Institute(331 Shih-Pin Road, Hsinchu, 300 Taiwan R.O.C.)から購入した。
方法:
Hep3Bをダルベッコの改変イーグル培地(DMEM)においてインキュベートし、一方、H441およびMCF−7をRPMI−1640においてインキュベートした(培地は両方とも、10%ウシ胎仔血清および40mg/Lゲンタマイシンを含有した)。
結果:
図8A〜8Cは、Hep3B、H441、およびMCF−7の増殖を阻害することに対する、本発明に従ってSolanum incanum L.から調製した水溶性抽出物の効果を示すグラフである。本発明に従ってSolanum incanum L.から調製した水溶性抽出物は、これらの癌細胞の増殖を有効に阻害することが観察された。
薬理学的実験2
遺伝子チップを使用することによる、本発明に従うSolanum incanum L.から調製した水溶性抽出物の肺癌細胞中の遺伝子調節機構に対する効果の測定
癌処置に関する開発および研究における進路をはっきりと示すように、そして発癌性因子に関する研究および効果的な抗癌医薬の開発において補助するように、本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物の癌細胞における遺伝子調節に対する効果を理解するために本実験を行い、遺伝子チップ技術によって本発明の水溶性抽出物の調節効果を決定した。
L.から調節された水溶性抽出物のH441癌細胞における遺伝子調節に対する効果を測定した。
処理していない癌細胞(コントロールグループ)から単離した。標識したcDNAを[32P]−dCTPを使用して逆転写を行うことによって作製し、これを遺伝子チップアレイ(SuperArray Inc.,Bethesda,MD,USA)上でのDNAフラグメントでのハイブリダイゼーションのためのプローブとして使用し得た。反応した遺伝子チップアレイを、オートラジオグラフィーを使用してx線フィルムに暴露した。
結果:
図9を参照すると、H441を本発明に従うSolanum incanum L.から調製した水溶性抽出物で2時間処理した後、癌細胞の死と正に関連する腫瘍壊死因子レセプターI(TNFR−I)およびTNFレセプター関連因子−1(TRAF−1)の遺伝子発現はアップレギュレートされるが、一方アポトーシスタンパク質2(IAP−2)のインヒビターおよびアポトーシスインビヒター4(API−4)(これは細胞死を阻害する)の遺伝子発現は、抽出物の影響に起因してダウンレギュレートされた。従って、本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物は、TNFR−IおよびTRAF−1の遺伝子発現を開始し得ることが理解され得る。
薬理学的実験3
本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物の癌細胞の細胞周期に対する効果
フローサイトメトリー(「FACScan」;Becton Dickinson Corp.)を使用して、細胞を本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物で処理する前および後に、癌細胞の細胞周期の変化を測定した。
方法:
最初に、35mmプレート中で1×106癌細胞を16時間インキュベートした後、本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物(30μg/ml)を各プレートに添加して、0、1、3、5、および8時間反応させた。各反応時間が終了したときに、細胞を1×トリプシンでトリプシン処理し、そして上清および培地を回収した。細胞含有上清を15ml遠心分離チューブに移し、1000rpmで5分間遠心分離してペレットを得た。300μlの1×PBSを添加しそして十分に混合した後、300μl細胞懸濁液をマイクロチューブに移し、そして700μl無水アルコール中で固定した。固定された細胞を少なくとも30分間、4℃の冷蔵庫で静置し、1200rpmで5分間、4℃で遠心分離した。遠心分離後、上清を得て十分に混合した。445μlの1×PBS溶液を上清に添加しそして十分に混合し、その後5μlのRNase(10mg/ml)を添加してRNAを消化した。細胞を50μlの10%Triton−
X100で浸透し、そして37℃で1時間、インキュベーター中でインキュベートし、その後遠心分離した。上清を取り出し、そして495μlのPBS溶液と十分に混合した。細胞を4℃で15〜30分間、暗所中で5μlのヨウ化プロピジウム(5mg/ml)で染色し、その後濾過および分析した。
細胞周期の測定
フィルターに接着した細胞を1×PBS溶液中に十分に懸濁し、そして100細胞/秒でフローサイトメトリー(Beckman−Coulter FACScan)に導入した。10,000細胞を一度に分析した。細胞を半径75μmを有する孔を通過させ、細胞容量に比例して電流パルスシグナルを生成した。細胞を488mmでアルゴンイオンのレーザービームによって励起させて蛍光を発生させた。得られたデータを使用して、細胞周期を測定するためにWinmdiソフトウェアと組み合わせてDNA含量を分析した。
結果:
表1は、本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物で処理したHep3B、H441およびMCF−7の細胞周期の変化を示し、ここで、sub−G1ピークの上昇によって、癌細胞が水溶性抽出物によって誘導されたアポトーシスを起こすことが示された。
本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物の癌細胞形態に対する効果
本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物によって誘導される癌細胞の形態学的変化を詳細に調べるために、ヘマトキシリンで染色した癌細胞の形態を、光学顕微鏡を使用して検査した。
方法:
最初に、本発明に従うSolanum incanum L.の水溶性抽出物(30μg/ml)で1、3、5、および8時間処理した適切な量の肝癌細胞、肺癌細胞、および乳癌細胞を、800rpmで10分間、サイトスピン中で遠心分離して細胞スライド(cytoslide)を得た。細胞を、4%のパラホルムアルデヒド中で30分間固定し、そしてヘマトキシリンで染色し、その後70%、80%、90%、95%、および100%無水アルコールによって過剰の染料を除去した。細胞スライドを脱水処理のためにキシレン中に配置し、そしてカバースライドおよびマウンティング媒体によってカバーした。細胞形態の変化を、光学顕微鏡(Olympus CX−40)を使用して400Xで観察しそして記録した。
結果:
図10は、本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物(30μg/ml)で、細胞を1、3、5、および8時間処理する前および後のヒト癌細胞の形態学的変化を示し、ここで、ラインAはHep3Bを示し、ラインBはH441を示し、そしてラインCはMCF−7を示す。抽出物で処理されていない細胞をコントロールグループとして使用し、そして矢印は、細胞の典型的な形態学的変化を示した。
薬理学的実験5
本発明に従うSolanum incanum L.から調製された水溶性抽出物のインビボでの抗癌効果
本発明に従うSolanum incanum L.由来の水溶性抽出物のインビボでの抗癌効果を確認するために、ヌードマウスをインビボ動物モデルとして使用した。
方法:
最初に、2×107H441細胞を、ヌードマウスBABL/c−nu−nu(8週齢、約20〜25g)の後部側腹に皮下注射によって移植した。腫瘍が形成してこれが増殖し始めた後(約10日)、腫瘍を有するヌードマウスを6〜7匹のマウスのグループに無作為に配置した。
結果:
図11A、11B、および11Cはそれぞれ、ヌードマウスにおける腫瘍サイズの変化を示し、ここで、図11Aは、本発明に従うSolanum incanum L.から得られた水溶性抽出物を投与されていないコントロールグループのマウス(6匹のヌードマウス)における腫瘍サイズにおけるサイズの変化を示した;図11Bは、経口投与グループ(7匹のヌードマウス)における腫瘍サイズにおける変化を示した;そして図11Cは、注射グループ(7匹のヌードマウス)における腫瘍サイズにおける変化を示した。
薬理学的実験6
本発明に従うSolanum incanum L.の水溶性抽出物からさらに精製されたソラソニン(solasonine)およびソラマージン(solamargine)のインビボでの抗癌効果
本実験を使用して、HPLCを使用して本発明に従うSolanum incanum
L.の水溶性抽出物から精製されたソラソニンおよびソラマージンの生物活性を、研究した。
方法:
実施例2において記載されたHPLC手順に従って、2つの化合物(ソラソニンおよびソラマージン(これらは同様に水中に直接溶解され得る))を、本発明に従うSolanum incanum L.の水溶性抽出物からさらに分離および精製した。
結果:
図12は、ヒト肺癌細胞の増殖が、本発明に従うSolanum incanum L.の水溶性抽出物から精製したソラソニンおよびソラマージンによって効果的に阻害され得ることを示す。示されるように、本発明に従うSolanum incanum L.の水溶性抽出物から精製されたソラソニンおよびソラマージンは、顕著な抗癌活性を有する。
項1.実質的に少なくとも60%〜90%のソラマージン(solamargine)およびソラソニン(solasonine)からなるソラヌム(Solanum)属の植物由来の水溶性抽出物。
項2.ソラヌム インサヌム L(Solanum incanum L)、ソラヌム インディクム(Solanum indicum)、ソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)、ソラヌム カプシカストルム(Solanum capsicastrum)、ソラヌム キサントカルプム(Solanum xanthocarpum)、ソラヌム メロンゲナ(Solanum melongena)、ソラヌム コアグランス(Solanum coagulans)、ソラヌム トゥニグルム(Solanum tunigrum)、ソラヌム ソドメウム(Solanum sodomeum)、ソラヌム トゥーベロースム(Solanum turburosum)、ソラヌム アクレアストルム(Solanum aculeastrum)、ソラヌム リコカルプム(Solanum lycocarpum)、ソラヌム カーシアヌム(Solanum khasianum)、ソラヌム スアヴェオレンズ(Solanum suaveolens)、ソラヌム ウポロ(Solanum uporo)、ソラヌム アブチロイデス(Solanum abutiloides)、ソラヌム コッシネウム(Solanum coccineum)、ソラヌム ウングイキュラツム(Solanum unguiculatum)、ソラヌム ロブスツム(Solanum robustum)、ソラヌム アングイヴィ(Solanum anguivi)、ソラヌム プラタニオフォリウム(Solanum platanifolium)、ソラヌム マッモスム(Solanum mammosum)
およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるソラヌム(Solanum)属の植物から抽出される、項1に記載の水溶性抽出物。
項3.ソラヌム インサナム L(Solanum incanum L)から抽出される、項2に記載の水溶性抽出物。
項4.ソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)から抽出される、項2に記載の水溶性抽出物。
項5.(a)ソラヌム(Solanum)属の植物の植物原料(plant material)を3〜5のpH値を有する酸性水溶液を用いる抽出処理にかけ、水溶液を得る工程;
(b)工程(a)において得られた水溶液のpH値を塩基でpH8〜10に調整し、沈殿物を形成させる工程;
(c)工程(b)において形成された沈殿物を水で洗浄し、その後乾燥し、乾燥生成物を得る工程;
(d)工程(c)において得られた乾燥生成物をクロロホルムと混合し、その後適量の100%アルコールを添加し、クロロホルム−アルコール混合物を形成させる工程;
(e)工程(d)において形成されたクロロホルム−アルコール混合物を、予め決められた水:アルコール比を有する水/アルコール溶液と混合し、クロロホルム−ベース(chloroform-based)層および非−クロロホルム−ベース(non-chloroform-based)層を含む混合物を得る工程;
(f)工程(e)において得られた混合物からクロロホルム−ベース層を取り除き、適量の水を添加する工程;および
(g)工程(f)の結果生じる混合物から上清を得、その後その上清を乾燥する工程(ここで、結果生じた乾燥生成物は水に直接的に溶解され得、帯黄色の澄んだ透明の水溶液を形成する)
を包含する方法から調製される、項1に記載の水溶性抽出物。
項6.前記方法の工程(a)において、使用される植物原料が、前記ソラヌム(Solanum)属の植物の果実、根、茎および葉の少なくとも1種である、項5に記載の水溶性抽出物。
項7.前記方法の工程(a)において、使用される植物原料が前記ソラヌム(Solanum)属の植物の果実である、項6に記載の水溶性抽出物。
項8.前記方法の工程(a)において、植物原料が前記ソラヌム(Solanum)属の植物の植物全体である、項6に記載の水溶性抽出物。
項9.前記方法の工程(a)において、前記ソラヌム(Solanum)属の植物の植物原料が予備処理において切り刻まれている(chopped)、項5に記載の水溶性抽出物。
項10.前記方法の工程(a)において、水溶液が、抽出処理に続いて遠心を行うことによって得られる、項5に記載の水溶性抽出物。
項11.前記方法の工程(a)において、抽出処理における酸性水溶液が、蟻酸、酢酸、または塩酸を含む水溶液である、項5に記載の水溶性抽出物。
項12.前記方法の工程(b)において、塩基が、アルカリ水酸化物(alkalihydroxides)および水酸化アンモニウムからなる群より選択される化合物を含むアルカリ性水溶液である、項5に記載の水溶性抽出物。
項13.前記方法の工程(b)において、塩基が、水酸化アンモニウムを含むアルカリ性水溶液である、項12に記載の水溶性抽出物。
項14.前記方法の工程(b)において、塩基が、水酸化ナトリウムを含むアルカリ性水溶液である、項12に記載の水溶性抽出物。
項15.前記方法の工程(b)において、沈殿物が、pH値の調整に続いて遠心を行うことによって得られる、項5に記載の水溶性抽出物。
項16.前記方法の工程(c)において、乾燥処理が、凍結乾燥(lyophilization)、噴霧乾燥(spray-drying)、エバポレーション(evaporation)、加熱乾燥(heat-drying)、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項5に記載の水溶性抽出物。
項17.前記方法の工程(c)において、乾燥生成物が、工程(b)において形成される沈殿を水で洗浄し、該洗浄された沈殿物を水に懸濁し、次いで凍結乾燥を行うことによって得られる、項5に記載の水溶性抽出物。
項18.前記方法の工程(d)および(e)において、アルコールが、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項5に記載の水溶性抽出物。
項19.前記方法の工程(f)において、クロロホルム−ベース層の除去が遠心によって行われる、項5に記載の水溶性抽出物。
項20.前記方法の工程(g)において、乾燥処理が、凍結乾燥(lyophilization)、噴霧乾燥(spray-drying)、エバポレーション(evaporation)、加熱乾燥(heat-drying)、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項5に記載の水溶性抽出物。
項21.ナノ粒子サイズ(nanoparticle size)を有する水溶性粒子の形態である、項1に記載の水溶性抽出物。
項22.1μmより小さい粒子サイズを有する水溶性粒子の形態である、項20に記載の水溶性抽出物。
項23.75%を超えるソラソニン(solasonine)およびソラマージン(solamargine)から構成される、項1に記載の水溶性抽出物。
項24.0.3:1.0から1.0:0.6までの範囲のソラソニン対ソラマージン比を有する、項1に記載の水溶性抽出物。
項25.0.4:1.0から0.9:1.0までの範囲のソラソニン対ソラマージン比を有する、項1に記載の水溶性抽出物。
項26.約0.7:1.0のソラソニン対ソラマージン比を有する、項1に記載の水溶性抽出物。
項27.2から20mg/ml、またはそれ以上の範囲の水溶性(water solubility)を有する、項1に記載の水溶性抽出物。
項28.腫瘍/ガン細胞の増殖を阻害することにおいて有効な医薬品の製造において使用され得る、項1〜27のいずれか1項に記載の水溶性抽出物。
項29.項1〜27のいずれか1項に記載の水溶性抽出物、および必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
項30.項1〜27のいずれか1項に記載の水溶性抽出物、および必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、腫瘍/ガン細胞の増殖を阻害するための薬学的組成物。
項31.(a)ソラヌム(Solanum)属の植物の植物原料(plant material)を3〜5のpH値を有する酸性水溶液を用いる抽出処理にかけ、水溶液を得る工程;
(b)工程(a)において得られた水溶液のpH値を塩基でpH8〜10に調整し、沈殿物を形成させる工程;
(c)工程(b)において形成された沈殿物を水で洗浄し、その後乾燥し、乾燥生成物を得る工程;
(d)工程(c)において得られる乾燥生成物をクロロホルムと混合し、その後適量の100%アルコールを添加し、クロロホルム−アルコール混合物を形成させる工程;
(e)工程(d)において形成されるクロロホルム−アルコール混合物を、予め決められた水:アルコール比を有する水/アルコール溶液と混合し、クロロホルム−ベース(chloroform-based)層および非−クロロホルム−ベース(non-chloroform-based)層を含む混合物を得る工程;
(f)工程(e)において得られる混合物からクロロホルム−ベース層を取り除き、次いで適量の水を添加する工程;および
(g)工程(f)の結果生じる混合物から上清を得、その後その上清を乾燥する工程;(ここで、結果生じた乾燥生成物は水に直接的に溶解され得、帯黄色の澄んだ透明の水溶液を形成する)
を包含する、ソラヌム(Solanum)属の植物から水溶性抽出物を調製するための方法。
項32.工程(a)において、前記ソラヌム(Solanum)属の植物の植物原料が予備処理において切り刻まれている(chopped)、項31に記載の方法。
項33.工程(a)において、植物原料が、前記ソラヌム(Solanum)属の植物の果実、根、茎、および葉の少なくとも1種である、項31に記載の方法。
項34.工程(a)において、植物原料が前記ソラヌム(Solanum)属の植物の果実である、項31に記載の方法。
項35.工程(a)において、植物原料が前記ソラヌム(Solanum)属の植物の植物全体である、項31に記載の方法。
項36.工程(a)において、植物原料が、
ソラヌム インサヌム L(Solanum incanum L)、ソラヌム インディクム(Solanum indicum)、ソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)、ソラヌム カプシカストルム(Solanum capsicastrum)、ソラヌム キサントカルプム(Solanum xanthocarpum)、ソラヌム メロンゲナ(Solanum melongena)、ソラヌム コアグランス(Solanum coagulans)、ソラヌム トゥニグルム(Solanum tunigrum)、ソラヌム ソドメウム(Solanum sodomeum)、ソラヌム トゥーベロースム(Solanum turburosum)、ソラヌム アクレアストルム(Solanum aculeastrum)、ソラヌム リコカルプム(Solanum lycocarpum)、ソラヌム カーシアヌム(Solanum khasianum)、ソラヌム スアヴェオレンズ(Solanum suaveolens)、ソラヌム ウポロ(Solanum uporo)、ソラヌム アブチロイデス(Solanum abutiloides)、ソラヌム コッシネウム(Solanum coccineum)、ソラヌム ウングイキュラツム(Solanum unguiculatum)、ソラヌム ロブスツム(Solanum robustum)、ソラヌム アングイヴィ(Solanum anguivi)、ソラヌム プラタニオフォリウム(Solanum platanifolium)、ソラヌム マッモスム(Solanum mammosum)
およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるソラヌム(Solanum)属の植物に由来する、項31に記載の方法。
項37.工程(a)において、植物原料がソラヌム インサヌム L(Solanum incanum L.)由来である、項36に記載の方法。
項38.工程(a)において、植物原料がソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)由来である、項36に記載の方法。
項39.工程(a)において、水溶液が、抽出処理に続いて遠心を行うことによって得られる、項31に記載の方法。
項40.工程(a)において、抽出処理における酸性水溶液が、蟻酸、酢酸、または塩酸を含む水
溶液である、項31に記載の方法。
項41.工程(b)において、塩基が、アルカリ水酸化物(alkali hydroxides)および水酸化アンモニウムからなる群より選択される化合物を含むアルカリ性水溶液である、項31に記載の方法。
項42.工程(b)において、塩基が、水酸化アンモニウムを含むアルカリ性水溶液である、項41に記載の方法。
項43.工程(b)において、塩基が、水酸化ナトリウムを含むアルカリ性水溶液である、項41に記載の方法。
項44.工程(b)において、沈殿物が、pH値調整に続いて遠心を行うことによって得られる、項31に記載の方法。
項45.工程(c)において、乾燥処理が、凍結乾燥(lyophilization)、噴霧乾燥(spray-drying)、エバポレーション(evaporation)、加熱乾燥(heat-drying)、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項31に記載の方法。
項46.工程(c)において、乾燥生成物が、工程(b)において形成される沈殿を水で洗浄し、該洗浄された沈殿物を水に懸濁し、次いで凍結乾燥を行うことによって得られる、項31に記載の方法。
項47.工程(d)および(e)において、アルコールが、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項31に記載の方法。
項48.工程(f)において、クロロホルム−ベース層の除去が遠心によって行われる、項31に記載の方法。
項49.工程(g)において、乾燥処理が、凍結乾燥(lyophilization)、噴霧乾燥(spray-drying)、エバポレーション(evaporation)、加熱乾燥(heat-drying)、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、項31に記載の方法。
項50.工程(g)から結果生じる生成物が、ナノ粒子サイズ(nanoparticle size)を有する水溶性粒子の形態である、項31に記載の方法。
項51.工程(g)から結果生じる生成物が、1μmより小さい粒子サイズを有する水溶性粒子の形態である、項50に記載の方法。
項52.工程(g)から結果生じる生成物が、実質的に少なくとも60%〜90%のソラソニン(solasonine)およびソラマージン(solamargine)からなる、項31に記載の方法。
項53.工程(g)から結果生じる生成物が、75%を超えるソラソニン(solasonine)およびソラマージン(solamargine)から構成される、項52に記載の方法。
項54.工程(g)から結果生じる生成物が、0.3:1.0から1.0:0.6までの範囲のソラソニン対ソラマージン比を有する、項31に記載の方法。
項55.工程(g)から結果生じる生成物が0.4:1.0から0.9:1.0までの範囲のソラソニン対ソラマージン比を有する、項31に記載の方法。
項56.工程(g)から結果生じる生成物が、約0.7:1.0のソラソニン対ソラマージン比を有する、項31に記載の方法。
項57.工程(g)から結果生じる生成物が、2から20mg/ml、またはそれ以上の範囲の水溶性(water solubility)を有する、項31に記載の方法。
項58.項31〜57のいずれか1項に記載の方法によって調製される水溶性抽出物、および必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
項59.項31〜57のいずれか1項に記載の方法によって調製される水溶性抽出物、および必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、腫瘍/ガン細胞の増殖を阻害するための薬学的組成物。
Claims (43)
- 実質的に少なくとも60%〜90%のソラマージン(solamargine)およびソラソニン(solasonine)からなるソラヌム(Solanum)属の植物由来の水溶性抽出物。
- ソラヌム インサヌム L(Solanum incanum L)、ソラヌム インディクム(Solanum indicum)、ソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)、ソラヌム カプシカストルム(Solanum capsicastrum)、ソラヌム キサントカルプム(Solanum xanthocarpum)、ソラヌム メロンゲナ(Solanum melongena)、ソラヌム コアグランス(Solanum coagulans)、ソラヌム トゥニグルム(Solanum tunigrum)、ソラヌム ソドメウム(Solanum sodomeum)、ソラヌム トゥーベロースム(Solanum turburosum)、ソラヌム アクレアストルム(Solanum aculeastrum)、ソラヌム リコカルプム(Solanum lycocarpum)、ソラヌム カーシアヌム(Solanum khasianum)、ソラヌム スアヴェオレンズ(Solanum suaveolens)、ソラヌム ウポロ(Solanum uporo)、ソラヌム アブチロイデス(Solanum abutiloides)、ソラヌム コッシネウム(Solanum coccineum)、ソラヌム ウングイキュラツム(Solanum unguiculatum)、ソラヌム ロブスツム(Solanum robustum)、ソラヌム アングイヴィ(Solanum anguivi)、ソラヌム プラタニオフォリウム(Solanum platanifolium)、ソラヌム マッモスム(Solanum mammosum)
およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるソラヌム(Solanum)属の植物から抽出される、請求項1に記載の水溶性抽出物。 - ソラヌム インサナム L(Solanum incanum L)から抽出される、請求項2に記載の水溶性抽出物。
- ソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)から抽出される、請求項2に記載の水溶性抽出物。
- ナノ粒子サイズ(nanoparticle size)を有する水溶性粒子の形態である、請求項1に記載の水溶性抽出物。
- 1μmより小さい粒子サイズを有する水溶性粒子の形態である、請求項5に記載の水溶性抽出物。
- 75%を超えるソラソニン(solasonine)およびソラマージン(solamargine)から構成される、請求項1に記載の水溶性抽出物。
- 0.3:1.0から1.0:0.6までの範囲のソラソニン対ソラマージン比を有する、請求項1に記載の水溶性抽出物。
- 0.4:1.0から0.9:1.0までの範囲のソラソニン対ソラマージン比を有する、請求項1に記載の水溶性抽出物。
- 約0.7:1.0のソラソニン対ソラマージン比を有する、請求項1に記載の水溶性抽出物。
- 2から20mg/ml、またはそれ以上の範囲の水溶性(water solubility)を有する、請求項1に記載の水溶性抽出物。
- 腫瘍/ガン細胞の増殖を阻害することにおいて有効な医薬品の製造において使用され得る、請求項1〜11のいずれか1項に記載の水溶性抽出物。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の水溶性抽出物、および必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の水溶性抽出物、および必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、腫瘍/ガン細胞の増殖を阻害するための薬学的組成物。
- (a)ソラヌム(Solanum)属の植物の植物原料(plant material)を3〜5のpH値を有する酸性水溶液を用いる抽出処理にかけ、水溶液を得る工程;
(b)工程(a)において得られた水溶液のpH値を塩基でpH8〜10に調整し、沈殿物を形成させる工程;
(c)工程(b)において形成された沈殿物を水で洗浄し、その後乾燥し、乾燥生成物を得る工程;
(d)工程(c)において得られる乾燥生成物をクロロホルムと混合し、その後適量の100%アルコールを添加し、クロロホルム−アルコール混合物を形成させる工程;
(e)工程(d)において形成されるクロロホルム−アルコール混合物を、予め決められた水:アルコール比を有する水/アルコール溶液と混合し、クロロホルム−ベース(chloroform-based)層および非−クロロホルム−ベース(non-chloroform-based)層を含む混合物を得る工程;
(f)工程(e)において得られる混合物からクロロホルム−ベース層を取り除き、次いで適量の水を添加する工程;および
(g)工程(f)の結果生じる混合物から上清を得、その後その上清を乾燥する工程;(ここで、結果生じた乾燥生成物は水に直接的に溶解され得、帯黄色の澄んだ透明の水溶液を形成する)
を包含する、ソラヌム(Solanum)属の植物から水溶性抽出物を調製するための方法。 - 工程(a)において、前記ソラヌム(Solanum)属の植物の植物原料が予備処理において切り刻まれている(chopped)、請求項15に記載の方法。
- 工程(a)において、植物原料が、前記ソラヌム(Solanum)属の植物の果実、根、茎、および葉の少なくとも1種である、請求項15に記載の方法。
- 工程(a)において、植物原料が前記ソラヌム(Solanum)属の植物の果実である、請求項15に記載の方法。
- 工程(a)において、植物原料が前記ソラヌム(Solanum)属の植物の植物全体である、請求項15に記載の方法。
- 工程(a)において、植物原料が、
ソラヌム インサヌム L(Solanum incanum L)、ソラヌム インディクム(Solanum indicum)、ソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)、ソラヌム カプシカストルム(Solanum capsicastrum)、ソラヌム キサントカルプム(Solanum xanthocarpum)、ソラヌム メロンゲナ(Solanum melongena)、ソラヌム コアグランス(Solanum coagulans)、ソラヌム トゥニグルム(Solanum tunigrum)、ソラヌム ソドメウム(Solanum sodomeum)、ソラヌム トゥーベロースム(Solanum turburosum)、ソラヌム アクレアストルム(Solanum aculeastrum)、ソラヌム リコカルプム(Solanum lycocarpum)、ソラヌム カーシアヌム(Solanum khasianum)、ソラヌム スアヴェオレンズ(Solanum suaveolens)、ソラヌム ウポロ(Solanum uporo)、ソラヌム アブチロイデス(Solanum abutiloides)、ソラヌム コッシネウム(Solanum coccineum)、ソラヌム ウングイキュラツム(Solanum unguiculatum)、ソラヌム ロブスツム(Solanum robustum)、ソラヌム アングイヴィ(Solanum anguivi)、ソラヌム プラタニオフォリウム(Solanum platanifolium)、ソラヌム マッモスム(Solanum mammosum)
およびそれらの組み合わせからなる群より選択されるソラヌム(Solanum)属の植物に由来する、請求項15に記載の方法。 - 工程(a)において、植物原料がソラヌム インサヌム L(Solanum incanum L.)由来である、請求項20に記載の方法。
- 工程(a)において、植物原料がソラヌム ニグルム(Solanum nigrum)由来である、請求項20に記載の方法。
- 工程(a)において、水溶液が、抽出処理に続いて遠心を行うことによって得られる、請求項15に記載の方法。
- 工程(a)において、抽出処理における酸性水溶液が、蟻酸、酢酸、または塩酸を含む水
溶液である、請求項15に記載の方法。 - 工程(b)において、塩基が、アルカリ水酸化物(alkali hydroxides)および水酸化アンモニウムからなる群より選択される化合物を含むアルカリ性水溶液である、請求項15に記載の方法。
- 工程(b)において、塩基が、水酸化アンモニウムを含むアルカリ性水溶液である、請求項25に記載の方法。
- 工程(b)において、塩基が、水酸化ナトリウムを含むアルカリ性水溶液である、請求項25に記載の方法。
- 工程(b)において、沈殿物が、pH値調整に続いて遠心を行うことによって得られる、請求項15に記載の方法。
- 工程(c)において、乾燥処理が、凍結乾燥(lyophilization)、噴霧乾燥(spray-drying)、エバポレーション(evaporation)、加熱乾燥(heat-drying)、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
- 工程(c)において、乾燥生成物が、工程(b)において形成される沈殿を水で洗浄し、該洗浄された沈殿物を水に懸濁し、次いで凍結乾燥を行うことによって得られる、請求項15に記載の方法。
- 工程(d)および(e)において、アルコールが、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
- 工程(f)において、クロロホルム−ベース層の除去が遠心によって行われる、請求項15に記載の方法。
- 工程(g)において、乾燥処理が、凍結乾燥(lyophilization)、噴霧乾燥(spray-drying)、エバポレーション(evaporation)、加熱乾燥(heat-drying)、およびそれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項15に記載の方法。
- 工程(g)から結果生じる生成物が、ナノ粒子サイズ(nanoparticle size)を有する水溶性粒子の形態である、請求項15に記載の方法。
- 工程(g)から結果生じる生成物が、1μmより小さい粒子サイズを有する水溶性粒子の形態である、請求項34に記載の方法。
- 工程(g)から結果生じる生成物が、実質的に少なくとも60%〜90%のソラソニン(solasonine)およびソラマージン(solamargine)からなる、請求項15に記載の方法。
- 工程(g)から結果生じる生成物が、75%を超えるソラソニン(solasonine)およびソラマージン(solamargine)から構成される、請求項36に記載の方法。
- 工程(g)から結果生じる生成物が、0.3:1.0から1.0:0.6までの範囲のソラソニン対ソラマージン比を有する、請求項15に記載の方法。
- 工程(g)から結果生じる生成物が0.4:1.0から0.9:1.0までの範囲のソラソニン対ソラマージン比を有する、請求項15に記載の方法。
- 工程(g)から結果生じる生成物が、約0.7:1.0のソラソニン対ソラマージン比を有する、請求項15に記載の方法。
- 工程(g)から結果生じる生成物が、2から20mg/ml、またはそれ以上の範囲の水溶性(water solubility)を有する、請求項15に記載の方法。
- 請求項15〜41のいずれか1項に記載の方法によって調製される水溶性抽出物、および必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。
- 請求項15〜41のいずれか1項に記載の方法によって調製される水溶性抽出物、および必要に応じて薬学的に許容される担体を含む、腫瘍/ガン細胞の増殖を阻害するための
薬学的組成物。
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