JP2007140959A - プリンタシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のインクジェットプリンタが接続されたシステムにおいて、過去の印刷履歴によって立ち上がり時間が異なり、正確な印字時間を見積もれないという課題を解決する。
【解決手段】 コンピュータと複数のプリンタ装置が接続されたプリンタシステムにおいて、前記複数のプリンタ装置から、プリンタエンジンの情報を取得するエンジン情報取得手段と、前記プリンタ装置から取得した前記プリンタエンジンの情報から各プリンタ装置の立ち上がり時間を算出する立ち上がり時間算出手段と、前記立ち上がり時間算出手段で求めた各々のプリンタ立ち上げ時間を比較して最も早く印刷を開始できるプリンタを選択するプリンタ選択手段を備える構成とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 コンピュータと複数のプリンタ装置が接続されたプリンタシステムにおいて、前記複数のプリンタ装置から、プリンタエンジンの情報を取得するエンジン情報取得手段と、前記プリンタ装置から取得した前記プリンタエンジンの情報から各プリンタ装置の立ち上がり時間を算出する立ち上がり時間算出手段と、前記立ち上がり時間算出手段で求めた各々のプリンタ立ち上げ時間を比較して最も早く印刷を開始できるプリンタを選択するプリンタ選択手段を備える構成とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は複数のコンピュータ及びプリンタ装置がネットワークを介して相互に接続されたプリンタシステムに関し、特にコンピュータがプリンタ装置を選択する際に、プリンタエンジンの情報からプリンタ立ち上げ時間を算出することで、もっとも早く印刷を開始できるプリンタを選択するプリンタシステムに関する。
近年、パーソナルコンピュータや複写装置、ワードプロセッサ等のOA機器が広く普及しており、これらの機器の画像形成(記録)装置の一種としてインクジェット方式によりディジタル画像記録を行う記録装置が急速に発展、普及している。特にOA機器の高機能化とともに、それらの機器のカラー化が進んでおり、これに伴って様々なカラーインクジェット記録装置が開発されてきている。
一般にインクジェット記録装置は、記録ヘッドおよびインクタンクを搭載するキャリッジと、記録紙を搬送する搬送機構と、これらを制御する制御回路とを具備している。このような記録装置では、インク液滴を吐出させる複数の吐出口を有した記録ヘッドを記録紙の搬送方向(副走査方向)と直行する方向(主走査方向)にシリアル・スキャンさせながらインク吐出を行う一方で、記録ヘッドからのインク吐出がない間に記録紙を記録ヘッドの記録幅に等しい量で間欠的に搬送することにより記録動作を実行する。さらには、カラー記録が可能な記録装置の場合、複数色の記録ヘッドにから吐出されるインク液滴の重ねあわせによりカラー画像を形成する。
インクジェット記録装置において、インクを吐出させる方法としては、吐出口近傍に発熱素子(電気熱エネルギー変換体)を設け、この発熱素子に電気信号を印加することによりインクを局所的に加熱して圧力変化を起こさせ、インクを吐出口から吐出させる方法や、ピエゾ素子等の圧電素子を用い、インクに機械的圧力を付与してインクを吐出する方法が従来より知られている。
このインクジェット記録方法は、記録信号に応じてインクを微少な液滴として吐出口から記録媒体上に吐出することにより文字や図形などの記録を行うものであり、ノンインパクトであるため騒音が少ないこと、ランニング・コストが低いこと、装置が小型化しやすいこと、およびカラー化が比較的容易であること、などの利点を有していることから、コンピュータやワードプロセッサ等と併用され、あるいは単独で使用される複写機、プリンタ、ファクシミリ等の記録装置において、画像形成(記録)手段として広く用いられている。
インクジェット記録の分野では、ノズルの目詰まり防止のために、いろいろな吐出回復動作が実行されている。その吐出回復動作としては、記録動作時以外の時にインクを吐出口から排出せしめるいわゆる「予備吐出」といわれる吐出回復動作が知られている。この予備吐出によれば、記録動作中や待機中を含めて適切なインクの排出を行い、ノズルの目詰まりや吐出口付近のインク増粘に伴う吐出の不安定さを除去し、さらには記録画像の濃度変動を防ぐことができる。
一方、極度の目詰まり状態にある記録ヘッドの回復方法としては、「吸引回復」といわれるポンプを用いた吐出回復方法が実用化されている。この方法によれば、大方の目詰まりを除去できるほか、記録ヘッド内部の泡の存在などによるインクの不吐出が生じた際にも正常な状態に復帰させることができる。
また、記録ヘッドのインクの吐出口面を常にインク滴などが付着しないきれいな状態に保持しておくために、ブレード等による「ワイピング」といわれる吐出回復動作も実施されている。この方法によれば、インクミストが吐出口面に付着して濡れた状態となって吐出するインク滴の吐出方向がずれたりすることを防止したり、前述の吸引回復を行った後の吐出口面のインク付着を取り除くことができる。
上記のようなヘッドのクリーニング動作を行なっても、塵や増粘インクによるノズル詰まりや、バブルジェット(登録商標)方式におけるヒータの断線、さらにはインク滴がノズル口を覆うことにより不吐ノズルが発生することがある。これに対し、発光素子(LED)と受光素子(フォトダイオード)を用いて、インク滴の不吐出を検知する方法がある。この方法は、記録ヘッドを所定の検知位置に止め、発光素子から出た光ビームの中にノズルからインク滴を打ち込み、その光ビームを受ける受光素子の出力変化から不吐出ノズルすなわち、吐出不良ノズルの検知を行うものである。
又、別の従来例としては、特許文献1をあげることが出来る。
特開平10-157253号公報
最近のインクジェット装置は、電子写真装置に迫る文字品位、印刷速度を達成しつつあるため、コンシューマの分野だけでなくオフィスにおいて様々な紙サイズ、メディア対応したネットワークプリンタとして幅広く利用されている。
ネットワークに接続された複数のプリンタ装置の立ち上がり時間を含めた印刷時間を算出して比較し、最適なプリンタを選択する従来技術として、特開平10-157253が存在する。上記技術は、各プリンタ装置の性能に関する情報と現在の状態に関する情報を取得して、印刷時間が最小となるプリンタを選択する方法が述べられている。
しかしインクジェット装置は、印刷能力、(通常、低消費等の)モードが同じであったとしても、印字ヘッドの良好な吐出を維持するために定期的に予備吐出、吸引回復、ワイピングなどのヘッドクリーニングや不吐ノズルの検出などインクジェット特有の処理が必要になるため、過去の印刷履歴によって立ち上がり時間が異なり、正確な印字時間を見積もれないということがあった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、複数のコンピュータ及びプリンタ装置がネットワークを介して相互に接続されたプリンタシステムにおいて、正確な立ち上がり時間を算出しもっとも早く印刷を開始できるプリンタを選択することで印刷に要する時間の短縮を図り、さらに印刷時間の短いプリンタ装置を使用することによって消費電力の低減を可能にすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は複数のコンピュータ及びプリンタ装置がネットワークを介して相互に接続されたプリンタシステムにおいて、各々のプリンタ装置からプリンタエンジンの情報を取得して、インクジェット装置特有の処理を含めたプリンタ立ち上げ時間を算出し、もっとも早く印刷を開始できるプリンタを正確に選択することで実現する。
本発明に係る第1の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
コンピュータと複数のプリンタ装置が接続されたプリンタシステムにおいて、前記複数のプリンタ装置から、プリンタエンジンの情報を取得するエンジン情報取得手段と、前記プリンタ装置から取得した前記プリンタエンジンの情報から各プリンタ装置の立ち上がり時間を算出する立ち上がり時間算出手段と、前記立ち上がり時間算出手段で求めた各々のプリンタ立ち上げ時間を比較して最も早く印刷を開始できるプリンタを選択するプリンタ選択手段を有することを特徴とするプリンタシステム。
さらに本発明に係る第2の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
前記プリンタ装置は、複数の吐出部を有するプリントヘッドを記録媒体上の同一領域に対して複数回走査させ、入力された画像情報に基づいて記録媒体にインクを吐出して各画素にドットを形成することにより画像をプリントするインクジェット記録装置であることを特徴とするプリンタシステム。
さらに本発明に係る第3の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
前記プリントエンジンの情報は、ヘッドクリーニング、不吐ノズル検出等のインクジェット記録装置特有の情報であることを特徴とするプリンタシステム。
さらに本発明に係る第4の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
複数の吐出口からインクを記録媒体に吐出して印刷するインクジェット方式の印字ヘッドと印字ヘッドの吐出口をクリーニングするクリーニング手段とを有する複数のインクジェット記録装置がホストコンピュータに接続されたプリンタシステムにおいて、前記複数のインクジェット記録装置から、クリーニング情報を取得するクリーニング情報取得手段と、前記インクジェット記録装置から取得したクリーニング情報から各インクジェット記録装置の立ち上がり時間を算出する立ち上がり時間算出手段と、前記立ち上がり時間算出手段で求めた各々のプリンタ立ち上げ時間を比較して最も早く印刷を開始できるインクジェット記録装置を選択するプリンタ選択手段を有することを特徴とするプリンタシステム。
さらに本発明に係る第5の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
前記クリーニング情報は、クリーニングの種類、クリーニング時間等のインクジェット記録装置のクリーニングに関する情報であることを特徴とするプリンタシステム。
さらに本発明に係る第6の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
前記立ち上がり時間算出手段は、クリーニングの種類に応じたクリーニング時間をインクジェット記録装置の本来の立ち上げ時間に加算することを特徴とするプリンタシステム。
さらに本発明に係る第7の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
複数の吐出口からインクを記録媒体に吐出して印刷するインクジェット方式の印字ヘッドと印字ヘッドの不吐ノズルを検出する不吐検出手段とを有する複数のインクジェット記録装置がホストコンピュータに接続されたプリンタシステムにおいて、前記複数のインクジェット記録装置から、不吐検出情報を取得する不吐検出情報取得手段と、前記インクジェット記録装置から取得した不吐検出情報から各インクジェット記録装置の立ち上がり時間を算出する立ち上がり時間算出手段と、前記立ち上がり時間算出手段で求めた各々のプリンタ立ち上げ時間を比較して最も早く印刷を開始できるインクジェット記録装置を選択するプリンタ選択手段を有することを特徴とするプリンタシステム。
さらに本発明に係る第8の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
前記不吐検出情報は、不吐検出実行の有無、不吐検出時間等のインクジェット記録装置の不吐検出に関する情報であることを特徴とするプリンタシステム。
さらに本発明に係る第9の発明によるプリンタシステムは以下の構成からなる。
前記立ち上がり時間算出手段は、不吐検出実行の有無に応じて不吐検出時間をインクジェット記録装置の本来の立ち上げ時間に加算することを特徴とするプリンタシステム。
コントローラと複数のコンピュータ及びプリンタ装置がネットワークを介して相互に接続されたプリンタシステムにおいて、各々のプリンタ装置からプリンタエンジンの情報を取得して、インクジェット装置特有の処理を含めたプリンタ立ち上げ時間を算出することで、もっとも早く印刷を開始できるプリンタを正確に把握することができる。また事前に、どの程度の待ち時間が発生するか精度良く認識することが可能になる。更に印刷時間の短いプリンタ装置を使用することによって消費電力を下げることができるなど優れた効果を発揮する。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
(第一の実施例)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施例を詳細に説明する。
以下、図面を参照して本発明の第1の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明に係るプリンタシステムの一例を示すブロック図である。
図1に示すホストコンピュータ104において、106はプリンタドライバであり,プリンタA101、プリンタB102、プリンタC103にデータを転送するためにデータ変換、通信などを行なう。110〜114はすべてプリンタドライバに含まれおり、不図示のアプリケーションから印刷要求があると、インターフェース112を介してネットワークに接続しているプリンタA101、プリンタB102、プリンタC103から取得したプリンタの情報を一旦プリンタ情報蓄積部113に蓄積し、プリンタ情報蓄積部113に蓄積されたプリンタ情報を元にプリンタ選択部111で最も立ち上がり時間の短いプリンタを選択する。プリンタを選択した後は、インターフェース制御部112を介して印刷ジョブスプール部110で選択したプリンタに印刷ジョブの転送を行なうとともに、ディスプレイ制御部114を介してホストコンピュータ104と接続されている、ディスプレイ105に選択したプリンタを表示する。
図2は本発明に係るプリンタ装置の一例を示すブロック図である。
図2に示すプリンタA101(不図示だがプリンタB102、プリンタC103も同様の構成である)において、CPU201は入力インターフェース219を介してホストコンピュータ104に接続されており、制御プログラムを格納したROM203や更新可能な制御プログラムや処理プログラムや各種定数データなどを格納したEEPROM204、及びホストコンピュータ104から受信したコマンド信号や画像情報を格納するためのRAM202にアクセスし、これらのメモリに格納された情報に基づいて記録動作を制御する。操作パネル221のキーから入力される指示情報は操作パネルインタフェース222を介してCPU201に伝達され、またCPU201からの命令により同様に操作パネルインタフェース221を介して操作パネル222のLED点灯やLCD表示が制御される。拡張インタフェース220は無線LANやHDDなどの拡張カードを接続することにより機能拡張を行うためのインタフェースである。画像情報は画像データ処理ブロック216により各インク色のドットデータに変換される。バンドメモリ制御部212は、プリントヘッドのデータ形式に変換したのちにRAM218に格納し、ヘッドデータ生成部212はマルチパス、つなぎすじ、不吐ノズル等を考慮してヘッドに送るデータを生成する。またクリーニングタイマー217がプリントヘッド制御ブロック214に接続されており、クリーニングタイマー217の値によって印字に先立って行なわれるクリーニングの種類が決まる。224は不吐検出ユニットで吐出量によって定期的に記録ヘッド501の不吐検知を行なうものであり、不吐検検出ユニット224で検出された波形によって不吐検出回路223が記録ヘッド501のどのノズルに不吐があるかを決定し、その結果をEEPROM204に格納する。出力ポート205及びキャリッジモータ制御回路207を介してキャリッジモータ209を動作させることによりキャリッジ211を移動させ、また、出力ポート205及び紙送りモータ制御回路206を介して紙送り紙送りモータ208を動作させることにより搬送ローラなどの紙搬送機構210を動作させる。さらにCPU201は、EEPROM204に格納されている各種情報に基づきプリントヘッド制御ブロック214を制御してプリントヘッド215を駆動することにより記録媒体上に所望の画像を記録することができる。
また、図外の電源回路からは、CPUや各種制御回路を動作させるためのロジック駆動電圧Vcc(たとえば3.3V)、各種モータ駆動電圧Vm(たとえば24V)、記録ヘッドを駆動させるためのヒート電圧Vh(たとえば12V)、等が出力される。
図5は本発明によるプリンタシステムのプリンタ装置の構成を示したものである。
501は記録ヘッドであり、ブラック(Bk)・シアン(Cy)・マゼンタ(Mg)・イエロー(Ye)の4色のカラーインクがそれぞれ封入されたインクタンクと、それぞれに対応した独立した4つのヘッドからなるマルチヘッドにより構成されている。各色のノズル数は16ノズルである。502は記録ヘッド501を支持し、記録とともにこれらを移動させるキャリッジである。キャリッジはX方向へステー506を用いて移動することが可能である。キャリッジ502は非記録状態などの待機時には図のホーム・ポジション位置HPにある。503は紙送りローラであり、記録紙504を抑えながら回転し、記録紙504をY方向に随時送っていく。また505は給紙ローラであり、記録紙504の給紙を行うとともに、紙送りローラ503及び補助ローラと同様に記録紙504を抑える役割を果たす。ここで、記録ヘッド501は、Bk・Cy・Mg・Yeの4色について、それぞれ紙送り方向に配置された1024個のノズルをそれぞれ有している。記録領域外には、発光素子509と受光素子508とが対をなして設けられている不吐検出手段507、吐出回復手段を有するキャップユニット510、キャップ部材511、ゴム等の部材でできたワイパーブレード512がある。
次にプリンタシステムのプリンタ装置の基本的な記録動作について図5を用いて説明する。
記録ヘッド501は通常の場合、電源がオフの状態ではキャップユニット510との対向位置にあり、電源が投入されると、ヘッド501がキャップ部材511に接触した状態のまま、キャップユニット510により吐出回復動作がなされる。この時の吐出回復動作の内容はプリンタシステムの使用状態によって定められ、例えば、クリーニングタイマーに217よって1日間以上使用されていないことが検出された場合は、不図示の吸引ポンプにより記録ヘッド501からインクが吸引(いわゆる「吸引回復」)され、その後、ワイパーブレード8によってワイピング動作が実施される。また、記録装置の使用されていない状態が1日以内の場合には、その時間の経過に応じてイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれのインクが数十〜数千発ずつ予備吐出され、続いて、ワイピング動作が実施される。そして、このような吐出回復した状態で印刷ジョブ待ちとなり、その後、印刷ジョブを受けると、キャップ7が記録ヘッド501から解放され記録が開始される。
待機時にホーム・ポジション位置HPにあるキャリッジ502は記録開始命令によりX方向に移動しながら記録ヘッド501の複数のノズルにより記録データに従い記録紙504上にインクを吐出し記録を行う。記録紙504端部まで記録データの記録が終了するとキャリッジは元のホーム・ポジション位置に戻る。紙送りローラ503が矢印方向へ回転することによりY方向へ所定幅だけ紙送りし、再びキャリッジ502はX方向に移動しながらインクを吐出して記録を開始する。このようなスキャン動作と紙送り動作との繰り返しによりデータ記録を実現する。
次に本発明によるクリーニング動作について図6を参照しながら詳細を説明する。
各プリンタは、ホストコンピュータ104から印刷ジョブを受信(S601)したら、クリーニングタイマー217から前回のクリーニング時間からの経過時間を取得する(S602)。図3のように、経過時間によってクリーニング種類は異なり、経過時間が短いほどクリーニング時間は短く、経過時間が長いほどクリーニング時間も長くなっている。予備吐では吐出回数、クリーニングではワイピング、吸引回復、予備吐の回数がクリーニングの種類によって異なっている。経過時間よってクリーニングの種類を決定して(S603)、クリーニングを実行する(S604)。クリーニングを実行したあとは、クリーニングタイマーをリセットし、次のクリーニングまでの経過時間をカウント始める(S605)。その後印刷を実行し、所定の枚数を印刷したあと終了する(S606)。
また本発明において特徴的な、プリンタシステムのクリーニング動作を考慮した立ち上がり時間算出方法について図7を参照しながら詳細を説明する。
アプリケーションがプリンタドライバに印刷要求を発行すると(S701)、ホストコンピュータ104はプリンタからクリーニング情報を取得する(S702)。このクリーニング情報は、クリーニングの種類やクリーニング時間等を含んでいる。ホストコンピュータは取得したクリーニング情報から、クリーニングにかかる時間をプリンタが元々立ち上がるのに必要な立ち上がり時間に加算し、総立ち上がり時間を決定する(S703)。ホストコンピュータ104に接続している全プリンタに対してS702〜S703を行なう(S704)。全プリンタの総立ち上がり時間を計算したら、その中で立ち上がり時間が最も短いプリンタを選択する(S705)。そして選択したプリンタに対して印刷ジョブを転送し、印刷を行なう(S706)。
なお本実施例では、プリンタ内部にクリーニングタイマーを持って前回のクリーニングからの経過時間をカウントする方法を述べたが、プリンタに前回クリーニングした時間を記憶しておき、印刷要求のあったときにこの時間を各プリンタから取得し、ホストコンピュータ内蔵された時計を使って各々プリンタの前回のクリーニングからの経過時間を算出する方法でも同様の効果を発揮することは明らかである。
(第二の実施例)
第2の実施例では、不吐検出の有無によってプリンタの立ち上がり時間が異なるケースを解決するための例を示す。本発明の第2の実施例を以下図面と共に説明する。
第2の実施例では、不吐検出の有無によってプリンタの立ち上がり時間が異なるケースを解決するための例を示す。本発明の第2の実施例を以下図面と共に説明する。
図4は本発明に係る不吐検出の一例を示すものである。
図4(a)において、記録ヘッド501はその下面に多数のノズル401を持ち、不吐検出ユニット1231に向かってインク滴を吐出するようになっている。また発光素子509と受光素子508とが対をなして副走査方向Yに沿って配置されている。この場合、発光素子509から出射するビーム402の方向は、記録ヘッド501のノズル401の配列方向(副走査方向Y)に一致している。これにより、各ノズル401から吐出されるインク滴をビーム402中に対して受光素子508に近いノズルからある一定周期で時系列的に打ち込むことができる。
吐出不良ノズルが存在するかどうかの判断は、図4(b)に示すように、縦軸に受光素子508が感知する光量(この場合は電圧で表示される)を横軸に時間をとると、もし、電圧が変化しない位置(図4(a)の点線で示した電圧の変化が現われていない位置)が存在すれば、そこではインク滴が吐出されていないと判断する。
次に本発明による不吐検出動作について図8を参照しながら詳細を説明する。
各プリンタは、ホストコンピュータ104から印刷ジョブを受信(S801)し、各色毎に印刷で打ち込まれるドット数をカウントする(S802)。次にドットカウント数があるしきい値よりも大きいかどうか判断する(S803)。このしきい値は、各色ごとある濃度で所定の枚数を印刷したときのドット数を想定して予め決められている。ドットカウント数がしきい値を超えなければ、全色判定してなければ次の色の判定を行なう(S807)。ドットカウント数がしきい値を超えた場合は、不吐検シーケンスを行なう。不吐検出シーケンスは一般に以下のようなシーケンスで行なわれる。
1.イピング
2.備吐
3.吐検センサー位置に移動
4.吐検出
不吐検ユニットで検出された信号を不吐検出回路223でA/D変換して不吐ノズルを判定し、その不吐ノズル情報をEEPROM204に書き込む(S805)。印刷するときにはヘッドデータ生成部212が、この不吐ノズル情報を取得して不吐補正を行なう。書き込みを終わった後は、ドットカウントをリセットする(S806)。全色に対してS802〜S806を行なったのちに、印刷を実行し、所定の枚数を印刷したあと終了する(S808)。
2.備吐
3.吐検センサー位置に移動
4.吐検出
不吐検ユニットで検出された信号を不吐検出回路223でA/D変換して不吐ノズルを判定し、その不吐ノズル情報をEEPROM204に書き込む(S805)。印刷するときにはヘッドデータ生成部212が、この不吐ノズル情報を取得して不吐補正を行なう。書き込みを終わった後は、ドットカウントをリセットする(S806)。全色に対してS802〜S806を行なったのちに、印刷を実行し、所定の枚数を印刷したあと終了する(S808)。
また本発明において特徴的な、プリンタシステムの不吐検出動作を考慮した立ち上がり時間算出方法について図9を参照しながら詳細を説明する。
アプリケーションがプリンタドライバに印刷要求を発行すると(S901)、ホストコンピュータ104はプリンタから不吐検出情報を取得する(S902)。この不吐検出情報は、各色のこれまでのドットカウント数、しきい値、不吐検出にかかる時間等が含まれている。ホストコンピュータは取得した不吐検出情報と、印刷ジョブの大きさから、不吐検出が行なわれるか判断する(S903)。不吐検が行なわれると判断した場合には、元々プリンタが立ち上がる時間に不吐検出にかかる時間を加算したものを総立ち上がり時間とする(S904)。一方不吐検出が行なわれないと判断した場合には,元々プリンタが立ち上がる時間を総立ち上がり時間とする。ホストコンピュータ104に接続している全プリンタに対してS902〜S904を行なう(S906)。全プリンタの総立ち上がり時間を計算したら、その中で立ち上がり時間が最も短いプリンタを選択する(S907)。そして選択したプリンタに対して印刷ジョブを転送し、印刷を行なう(S908)。
ちなみに実施例1で述べたクリーニング動作と実施例2で述べた不吐検出動作を同時に考慮して立ち上がり時間を決定することも可能である。
本発明のプリント装置は記録ヘッドの動作原理や構成により制限されるものではない。すなわち、記録ヘッドは、吐出口近傍に発熱素子(電気/熱エネルギー変換素子)を設け、この発熱素子に電気信号を印加することによりインクを局所的に加熱して圧力変化を起こさせ、インクを吐出口から吐出させるサーマル方式であってもよいし、ピエゾ素子等の電気/圧力変換手段を用い、インクに機械的圧力を付与してインクを吐出させるピエゾ方式であってもよい。
Claims (9)
- コンピュータと複数のプリンタ装置が接続されたプリンタシステムにおいて、
前記複数のプリンタ装置から、プリンタエンジンの情報を取得するエンジン情報取得手段と、
前記取得した前記プリンタエンジンの情報から各プリンタ装置の立ち上がり時間を算出する立ち上がり時間算出手段と、
前記立ち上がり時間算出手段で求めた各々のプリンタ立ち上げ時間を比較して最も早く印刷を開始できるプリンタを選択するプリンタ選択手段を有することを特徴とするプリンタシステム。 - 前記プリンタ装置は、複数の吐出部を有するプリントヘッドを記録媒体上の同一領域に対して複数回走査させ、入力された画像情報に基づいて記録媒体にインクを吐出して各画素にドットを形成することにより画像をプリントするインクジェット記録装置であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタシステム。
- 前記プリントエンジンの情報は、インクジェット記録装置特有の情報であることを特徴とする請求項1に記載のプリンタシステム。
- 複数の吐出口からインクを記録媒体に吐出して印刷するインクジェット方式の印字ヘッドと印字ヘッドの吐出口をクリーニングするクリーニング手段とを有する複数のインクジェット記録装置がホストコンピュータに接続されたプリンタシステムにおいて、
前記複数のインクジェット記録装置から、クリーニング情報を取得するクリーニング情報取得手段と、
前記インクジェット記録装置から取得したクリーニング情報から各インクジェット記録装置の立ち上がり時間を算出する立ち上がり時間算出手段と、
前記立ち上がり時間算出手段で求めた各々のプリンタ立ち上げ時間を比較して最も早く印刷を開始できるインクジェット記録装置を選択するプリンタ選択手段を有することを特徴とするプリンタシステム。 - 前記クリーニング情報は、インクジェット記録装置のクリーニングに関する情報であることを特徴とする請求項4に記載のプリンタシステム。
- 前記立ち上がり時間算出手段は、クリーニングの種類に応じたクリーニング時間をインクジェット記録装置の本来の立ち上げ時間に加算することを特徴とする請求項4に記載のプリンタシステム。
- 複数の吐出口からインクを記録媒体に吐出して印刷するインクジェット方式の印字ヘッドと印字ヘッドの不吐ノズルを検出する不吐検出手段とを有する複数のインクジェット記録装置がホストコンピュータに接続されたプリンタシステムにおいて、
前記複数のインクジェット記録装置から、不吐検出情報を取得する不吐検出情報取得手段と、
前記インクジェット記録装置から取得した不吐検出情報から各インクジェット記録装置の立ち上がり時間を算出する立ち上がり時間算出手段と、
前記立ち上がり時間算出手段で求めた各々のプリンタ立ち上げ時間を比較して最も早く印刷を開始できるインクジェット記録装置を選択するプリンタ選択手段を有することを特徴とするプリンタシステム。 - 前記不吐検出情報は、インクジェット記録装置の不吐検出に関する情報であることを特徴とする請求項7に記載のプリンタシステム。
- 前記立ち上がり時間算出手段は、不吐検出実行の有無に応じて不吐検出時間をインクジェット記録装置の本来の立ち上げ時間に加算することを特徴とする請求項7に記載のプリンタシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005334516A JP2007140959A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | プリンタシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005334516A JP2007140959A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | プリンタシステム |
Publications (1)
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JP2007140959A true JP2007140959A (ja) | 2007-06-07 |
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ID=38203727
Family Applications (1)
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JP2005334516A Withdrawn JP2007140959A (ja) | 2005-11-18 | 2005-11-18 | プリンタシステム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010064403A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | 記録装置、及び管理装置 |
US11243729B2 (en) | 2020-03-27 | 2022-02-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image recording system |
US11400703B2 (en) | 2020-01-31 | 2022-08-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Liquid ejection apparatus and system |
-
2005
- 2005-11-18 JP JP2005334516A patent/JP2007140959A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010064403A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Ricoh Co Ltd | 記録装置、及び管理装置 |
US11400703B2 (en) | 2020-01-31 | 2022-08-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Liquid ejection apparatus and system |
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