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JP2007135500A - 釣り糸およびその製造方法 - Google Patents

釣り糸およびその製造方法 Download PDF

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JP2007135500A
JP2007135500A JP2005335432A JP2005335432A JP2007135500A JP 2007135500 A JP2007135500 A JP 2007135500A JP 2005335432 A JP2005335432 A JP 2005335432A JP 2005335432 A JP2005335432 A JP 2005335432A JP 2007135500 A JP2007135500 A JP 2007135500A
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Abstract

【課題】釣り糸としての十分な強度を持ち、適度な伸びと伸縮回復性をバランス良く兼ね備え、且つ従来のモノフィラメント製釣り糸と同等の扱い易さを有する釣り糸の提供。
【解決手段】熱可塑性樹脂モノフィラメントからなる芯糸の周囲に一本以上の鞘糸を製紐または撚り合わせてなる釣り糸であって、この釣り糸の直径が0.05〜0.6mm、且つ釣り糸の破断強度が1500N/mm以上、破断伸度が10〜40%の範囲にあるとともに、瞬間回復率が70〜100%の範囲にあることを特徴とする釣り糸。
【選択図】なし

Description

本発明は、釣り糸としての十分な強度を持ち、適度な伸びと伸縮回復性をバランス良く兼ね備えた高性能な釣り糸およびその製造方法に関するものである。
近年、釣具の進化はめざましく、中でも釣り糸の分野では、それぞれの釣り用途に最も適した特性を持つ釣り糸の開発が盛んに行われており、特にポリアミド繊維、ポリフッ化ビニリデン繊維、ポリエステル繊維、高密度ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維、アラミド繊維、金属細線などを使用した釣り糸が、対象魚やその釣り方に合わせて色々と提案されている。
中でも高密度ポリエチレン繊維、ポリアリレート繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、金属細線などの高強度新素材繊維からなる釣り糸や、これらの繊維を混合して製紐または撚り合わせてなる釣り糸(以下、新素材釣り糸と言う)は、高強度であることから、ほかの素材からなる釣り糸に比べ細い釣り糸に形成できること、細い釣り糸に形成し得るため潮の流れによる流水抵抗や仕掛けを投入する時の空気抵抗を受けにくく、魚の居る水深(いわゆる棚)に仕掛けをいち早く合わせることが可能であること、破断伸度が低いため魚が掛かった時の当たりが伝わりやすいことなどの様々な利点を持つことから、特に船釣り用、投げ釣り用の道糸として使用されている。
また、複数の繊維から形成して成る新素材釣り糸としては、芯糸に合成樹脂マルチフィラメント糸条を配し、その周りに鞘糸として合成繊維マルチフィラメントの撚り糸を巻き付けたカバーリング糸であって、芯糸と鞘糸のなす角度と撚り糸の撚り角度との差を25°以下にすることにより、優れた破断強度と結節強度を持ち、且つ低伸度で耐摩耗性に優れた釣り糸(例えば、特許文献1参照)、ガラス繊維からなる芯糸と、複数本のガラス繊維以外の繊維からなる鞘糸で製紐され、且つ芯糸と鞘糸および鞘糸同士がバインダー樹脂により一体化された伸度5%以下の糸条(例えば、特許文献2参照)が既に知られている。
しかし、これら従来の新素材釣り糸は、十分な強度を持つものの、伸度が低いために、魚が掛かった際に魚が逃げようとして暴れると、釣り糸がその振動を十分に吸収できず、魚が針から外れて逃げてしまうというトラブルを頻繁に生じていた。
特にこのトラブルは、ルアーフィッシングや磯釣りなど船釣りや投げ釣りに比べて釣り人と魚の距離が短い釣りで頻繁に起きており、この点で従来の新素材釣り糸は、船釣り、投げ釣り以外の用途には未だ実用性に欠けたものであった。
また、多くの釣り人が軽い仕掛けを遠くに飛ばすために有効なスピニングリールを使用するが、従来の新素材釣り糸を道糸に使用した場合は、釣り糸の伸びが小さいために、魚が掛かっていない状態で道糸をスプールに巻き取ると道糸が緩くスプールに巻かれてしまい、再び仕掛けを投入するとスプール上で道糸が引っ掛かり、スプールから順次道糸が出ていかずに一度にスプールから出てしまうバックラッシュと呼ばれる現象を頻繁に起こすことになるため、従来のモノフィラメント製の道糸に比べて扱いにくいものであった。
このように、従来の新素材釣り糸は、船釣り用途や投げ釣り用途に対しては十分に実用性のあるものではあったが、その他の釣り用途に対してはその実用性が低いため、あらゆる釣り用途に利用できる新素材釣り糸の実現が強く望まれていた。
特開平11−103737号公報 特開2004−308047号公報
本発明は、上述した従来技術における問題点の解決を課題として検討した結果達成された物である。
すなわち、本発明の目的は、釣り糸としての十分な強度を持ち、従来の新素材釣り糸に比べて適度な伸びと伸縮回復性をバランス良く兼ね備え、且つ従来のモノフィラメント製釣り糸と同等の扱い易さを有する釣り糸およびその効率的な製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明によれば、熱可塑性樹脂モノフィラメントからなる芯糸の周囲に一本以上の鞘糸を製紐または撚り合わせてなる釣り糸であって、この釣り糸の直径が0.05〜0.6mmの範囲にあり、且つ釣り糸の破断強度が1500N/mm以上、破断伸度が10〜40%の範囲にあるとともに、長さHの釣り糸に引張速度300mm/分で荷重を掛けてゆき、破断強度の5%の荷重が掛かった時点の釣り糸の長さをH、さらに破断強度の5%の荷重を1分間掛けた状態で放置した後、300mm/分の速度で荷重を取り除いた後の釣り糸の長さをHとした際に次式100×(H−H)/(H−H)で求められる瞬間回復率が70〜100%の範囲にあることを特徴とする釣り糸が提供される。
なお、本発明の釣り糸においては、
鞘糸の破断強度が13cN/dtex以上であり、且つ弾性率が350cN/dtex以上であること、
前記鞘糸を構成する繊維が、高密度ポリオレフィン繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、金属細線から選ばれた少なくとも1種であること、
前記芯糸の10%伸張時の強度が100〜500N/mmの範囲にあること、および
前記釣り糸の表面に芯糸と同じ熱可塑性樹脂からなるコーティングが施されていること
が好ましい条件として挙げられ、これらの条件を満たすことでさらに優れた効果を取得することができる。
また、本発明の上記釣り糸の製造方法は、芯糸となる熱可塑性樹脂モノフィラメントに、そのモノフィラメントの破断強度の10〜20%に相当する張力を掛けた状態で、この芯糸の周囲に、鞘糸を製紐または撚り合わせることを特徴とする。
本発明の釣り糸は、釣り糸としての十分な強度を持ち、従来の新素材釣り糸に比べて適度な伸びと伸縮回復性をバランス良く兼ね備え、且つ従来のモノフィラメント製釣り糸と同等の扱い易さを有するため、船釣り用途、投げ釣り用途をはじめ、ルアーフィッシングや磯釣りなど、従来の新素材釣り糸では使用が難しかった様々な釣り用途にも使用することができるため、その実用性が極めて高い。
以下、本発明の釣り糸およびその製造方法について、具体的に説明する。
釣り糸としての十分な強度を持ち、従来の新素材釣り糸に比べて適度な伸びと伸縮回復性をバランス良く兼ね備え、且つ従来のモノフィラメント製釣り糸と同等の扱い易さを有する本発明の釣り糸は、熱可塑性樹脂モノフィラメントからなる芯糸の周囲に一本以上の鞘糸を製紐または撚り合わせてなる釣り糸であって、この釣り糸の直径が0.05〜0.6mmの範囲にあり、且つ釣り糸の破断強度が1500N/mm以上、破断伸度が10〜40%の範囲にあるとともに、長さHの釣り糸に引張速度300mm/分で荷重を掛けてゆき、破断強度の5%の荷重が掛かった時点の釣り糸の長さをH、さらに破断強度の5%の荷重を1分間掛けた状態で放置した後、300mm/分の速度で荷重を取り除いた後の釣り糸の長さをHとした際に次式100×(H−H)/(H−H)で求められる瞬間回復率が70〜100%の範囲にあることを特徴とする。
まず、芯糸となる熱可塑性樹脂モノフィラメントの構成素材としては、例えば6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、612ナイロン、6/12共重合ナイロン、6/66共重合ナイロンなどのポリアミド樹脂またはこれらの共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂またはこれらの共重合体、ポリフッ化ビニリデン、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・フッ化ビニリデン共重合体、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・フッ化ビニリデン共重合体などのフッ素樹脂、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、1,2ポリブタジエン系、トランスイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系エラストマー、コハク酸、アジピン酸、および1,4ブタシジオールなどからなるランダムコポリマーまたはこれらランダムコポリマーとポリブチレンサクシネートまたは/およびポリエチレンサクシネートのブレンドポリマーである脂肪族ポリエステルが挙げられ、さらにこれらを2種類以上ブレンドしたものも使用することができる。
特に、本発明の釣り糸においては、優れた伸縮性(瞬間回復)を有するとともに、加工性に優れていることから、ポリアミド系樹脂や脂肪族ポリエステルの使用がより好ましい。
また、芯糸となる熱可塑性樹脂モノフィラメントの直径は、特に限定はされないが、十分な伸縮性と高強度を両立させるために、0.01〜0.4mmの範囲が好ましく、さらには0.02〜0.3mmの範囲がより好ましい。
一方、本発明の釣り糸を構成する鞘糸は、その素材や特性については特に限定はされないが、破断強度が13cN/dtex以上であり、且つ弾性率が350cN/dtex以上であることが好ましく、さらに生産性の観点から、破断強度18cN/dtex以上、弾性率400cN/dtex以上であることがより好ましい。また、鞘糸の破断強度および弾性率の上限には特に制限はないが、破断強度の上限は35cN/dtex程度、弾性率の上限は500cN/dtex程度であることが望ましい。
この理由は、鞘糸が破断強度および弾性率が上記範囲を下まわる場合は、低強度や伸縮性に欠けた釣り糸となりやすいからである。
したがって、鞘糸が上記条件を満たせば、鞘糸の素材については特に限定はされないが、本発明の釣り糸においては、鞘糸が高密度ポリオレフィン繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、金属細線であることがより好ましい。
なお、鞘糸の単糸繊度は、特に限定はされないが、釣り糸を出来るだけ細く仕上げることができるとの理由から、単糸繊度が0.5〜15dtexの範囲が好ましく、さらには1.0〜10dtexの範囲がより好ましい。
本発明の釣り糸は、その直径が0.05mm〜0.6mmの範囲にあることが必要であり、さらには0.1mm〜0.5mmの範囲にあることがより好ましい。
もし、直径が上記範囲を下回る場合は、魚が釣り針に掛かった際の引きに耐えることができず、釣り糸が切れやすくなり、逆に、直径が上記範囲を上回る場合は、釣り糸の剛性が高くなるため、釣り糸として扱いにくくなるばかりか、流水抵抗や空気抵抗を受けやすくなるために棚を合わせにくくなり、釣果に影響を及ぼす傾向にあるため好ましくない。
さらに、本発明の釣り糸は、その破断強度が1500N/mm以上、破断伸度が10〜40%の範囲にあることが必要であり、特に破断強度1700N/mm以上、2700N/mm以下、破断伸度15〜35%の範囲にあることがより好ましい。
この理由は、釣り糸の破断強度が上記範囲を下回る場合は、釣り糸としての十分な強度が発揮されないからである。また、破断伸度が上記範囲を下まわる場合は、魚が掛かった際に魚が逃げようとして暴れると、釣り糸がその振動を十分に吸収できず、魚が針から外れて逃げてしまいやすくなり、逆に、破断伸度が上記範囲を上回る場合は、魚が掛かった時の当たりが伝わりにくく、合わせのタイミングを逃してしまい、釣果に影響を及ぼす場合があるからである。
さらにまた、本発明の釣り糸は、長さHの釣り糸に引張速度300mm/分で荷重を掛けてゆき、破断強度の5%の荷重が掛かった時点の釣り糸の長さをH、さらに破断強度の5%の荷重を1分間掛けた状態で放置した後、300mm/分の速度で荷重を取り除いた後の釣り糸の長さをHとした際に次式100×(H−H)/(H−H)で求められる瞬間回復率が70〜100%の範囲にあることが必要であり、さらには75〜100%の範囲にあることが好ましい。
もし、瞬間回復率が上記範囲を下まわる場合は、伸縮性に欠けた釣り糸が得られやすく、この釣り糸をスピニングリールに巻き、実際にルアーフィッシングなどの釣りを行うと、バックラッシュが発生しやすくなるからである。
なお、本発明の釣り糸には、芯糸を構成する熱可塑性樹脂モノフィラメントおよび/または鞘糸を構成する繊維に、本発明の目的を阻害しない範囲で、酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、燐酸バリウム、燐酸リチウム、燐酸カルシウム、燐酸マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化ジルコニア、フッ化リチウム、カオリン、タルク等の無機粒子、耐熱剤、耐候剤、耐光剤、耐加水分解剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、平滑剤、ワックス類、シリコーンオイル、界面活性剤、染料、顔料などの公知の添加剤成分を必要に応じて任意に添加することもできる。
上記各条件を満たした本発明の釣り糸は、釣り糸としての十分な強度を持ち、従来の新素材釣り糸に比べて適度な伸びと伸縮回復性をバランス良く兼ね備え、且つ従来のモノフィラメント製釣り糸と同等の扱い易さを有するため、船釣り用途や投げ釣り用途をはじめ、ルアーフィッシングや磯釣りなど、従来の新素材釣り糸では使用が難しかった釣り用途にも使用することができるが、さらに次の条件を満たすことにより、実際の釣りにおいてより際立った効果を取得することができる。
すなわち、本発明の釣り糸においては、釣り糸を構成する芯糸の10%伸張時の強度が100〜500N/mmの範囲にあることが好ましく、さらには200〜400N/mmの範囲にあることがより好ましい。
これは、芯糸の10%伸張時の強度が上記範囲を満たす場合は、釣り糸に加工したときの伸びと瞬間回復率のバランスに優れた釣り糸が得られるからである。
また、本発明の釣り糸においては、その表面に芯糸と同じ熱可塑性樹脂からなるコーティングが施されている場合には、竿ガイドとの接触による鞘糸の摩耗を低減することができるとともに、コーティングに芯糸と同じ熱可塑性樹脂を使用するため、芯糸と鞘糸との密着性が向上し、芯糸と鞘糸との層間剥離を抑制することができる。
さらに、本発明の釣り糸には、本発明の目的を阻害しない範囲で、その表面に撥水処理、親水処理、表面硬化処理、柔軟化処理など各種表面処理を適宜施すことも可能である。
本発明の釣り糸は、例えば次の方法により製造することができる。
まず、釣り糸を構成する芯糸は、何ら特殊な方法で製造する必要はなく、例えば公知の溶融紡糸法などにより製造することができる。
そして得られた芯糸に、この芯糸を構成する熱可塑性樹脂モノフィラメントの破断強度の10〜20%に相当する張力を掛けた状態で、芯糸の周囲に鞘糸をS方向およびZ方向に交互に巻き付けながら製紐したり、撚り合わせたりすることにより、芯糸と鞘糸を組み合わせていく。
この場合に、芯糸に上記の範囲の張力を掛けないと、得られた釣り糸の伸びや伸縮性が小さくなることから、魚が掛かった際に魚が逃げようとして暴れると、釣り糸がその振動を十分に吸収できず、魚が針から外れて逃げてしまいやすくなるばかりか、スピニングリールに巻き、実際にルアーフィッシングなどの釣りを行うと、バックラッシュが発生しやすくなるため好ましくない。
芯糸および鞘糸の割合については、特に限定はされないが、高強度や適度な伸縮性が得られることから、芯糸の割合が釣り糸全体の20〜50%、特に30〜40%の範囲にあることが好ましい。
そして、さらに必要に応じて、釣り糸の表面に芯糸と同じ熱可塑性樹脂からなるコーディングを施すことにより、本発明の釣り糸が得られるのである。
以下に、本発明の釣り糸を実施例に基づいてさらに詳しく説明する。なお、実施例における釣り糸の評価は以下の方法で行った。
[直径測定]
MITUTOYO社製「デジタルマイクロメータ」を使用し、釣り糸の直径をその長さ方向に沿って5箇所無作為に測定し、その平均値を求めた。
[破断強度]
JIS L1013に準じて、(株)オリエンテック社製「テンシロンUTM−4−100型」引張試験機を使用して引張破断強さ(N)を測定し、さらに繊維の単位断面積当たりの破断強度に換算(N/mm)した。
[破断伸度]
JIS L1013に準じて、(株)オリエンテック社製「テンシロンUTM−4−100型」引張試験機を使用して引張破断時の伸び率(%)を測定した。
[瞬間回復率]
釣り糸を20℃、65%RHの温湿度調整室で24時間放置後、(株)オリエンテック社製「テンシロンUTM−4−100型」引張試験機を使用し、長さH=25cmの釣り糸に引張速度300mm/分で荷重を掛けてゆき、破断強度の5%の荷重が掛かった時点の釣り糸の長さをH、さらに破断強度の5%の荷重を1分間掛けた状態で放置した後、300mm/分の速度で荷重を取り除いた後の釣り糸の長さをHとし、次式100×(H−H)/(H−H)から瞬間回復率(%)を求めた。瞬間回復率の値が大きいほど伸縮性に優れた釣り糸であることを示す。
[実釣評価−1]
複数の釣り人に、実施例または比較例で得られた釣り糸をスピニングリールに巻き取り、重さ1/8oz(約3.5g)のラバージグを使用して実際にバス釣りをしてもらい、魚が掛かった時の感触について次の二段階で評価依頼した。
○:大きな魚が掛かってもラインブレイクもなく、振動をラインが適度に吸収し、魚を釣り逃がすことなく取り込むことができた、
×:魚が掛かっても釣り逃がしてしまうなどのトラブルが頻繁に発生したため、途中で使用を中止した。
[実釣評価−2]
複数の釣り人に、実施例または比較例で得られた釣り糸をスピニングリールに巻き取り、重さ1/16oz(約1.8g)のジグヘットにワームをセットして実際にバス釣りをしてもらい、ラインの扱い易さ(操作性)について次の二段階で評価依頼した。
○:キャスティングを繰り返し行ってもバックラッシュなどライントラブルは無く、さらに掛かった魚も釣り逃がすことなく釣り上げることが出来た。
×:キャスティングを繰り返し行ったところバックラッシュが発生し、さらにバックラッシュで糸癖が付いたラインを取り除き、再度仕掛をセットしてキャスティングを行ったが、再度バックラッシュが発生したために使用を中止した。
[実施例1]
脂肪族ポリエステル樹脂(190℃、荷重2.16kgにおけるMFRが1.2g/10min、比重:1.26)をエクストルーダー型紡糸機に供給し、260℃で溶融混練した後、孔径1.0mmのノズルから紡出し、紡出した樹脂を短い気体ゾーンに通過させた後、直ちに温度20℃の冷却浴中で冷却固化させ、未延伸モノフィラメントを得た。
次に、冷却固化した未延伸モノフィラメントを、80℃の温水浴中で3.4倍に一段延伸し、さらに100℃に加熱した不活性な気体浴中で2.12倍(全延伸倍率7.2倍)に延伸した後、引き続き90℃に加熱した不活性な気体浴中で0.88倍に熱セットを施すことにより直径0.100mmの脂肪族ポリエステルモノフィラメントを製糸し、これを芯糸とした。
得られた芯糸に15%の張力を掛けた状態で、この芯糸の周囲に鞘糸として50dのポリアリレートマルチフィラメント(クラレ社製、ベクトラン、破断強度17.7cN/dtex、弾性率442cN/dtex)をS方向に3本、Z方向に3本の合計6本を交互に巻き付けて製紐加工し、引き続きその表面に脂肪族ポリエステル樹脂でメルトコーティングを施し、さらに釣り糸の表面に仕上げ油剤を塗布することにより、直径0.235mmの釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[実施例2]
直径11μのタングステン細線を40本ずつにマルチフィラメント状に引きそろえたもの(破断強度22.1cN/dtex、弾性率486cN/dtex)を鞘糸として使用した。そして4本の鞘糸を芯糸の周囲に製紐したこと以外は、実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[実施例3]
鞘糸を高密度ポリエチレンマルチフィラメント(東洋紡製、ダイニーマ、破断強度20.3cN/dtex、弾性率477cN/dtex)に変更した以外は、実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[実施例4]
芯糸を直径0.100mmのナイロンモノフィラメントに変更した以外は、実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[実施例5]
芯糸を直径0.100mmのポリフッ化ビニリデンモノフィラメントに変更した以外は、実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[実施例6]
釣り糸表面にメルトコーティングしなかったこと以外は、実施例1実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[比較例1]
単糸繊度1.2dtexの高密度ポリエチレンマルチフィラメント(東洋紡製、ダイニーマ、破断強度20.3cN/dtex、弾性率477cN/dtex)を製紐し、これに脂肪族ポリエステル樹脂でメルトコーティングを施し、さらに釣り糸の表面に仕上げ油剤を塗布することにより、直径0.235mmの釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[比較例2]
ナイロン6/66共重合樹脂(260℃、荷重2.16kgにおけるMFRが6.3g/10min、比重:1.14)をエクストルーダー型紡糸機に供給し、280℃の温度で溶融混練した後、孔径1.5mmのノズルから紡出し、紡出した樹脂を短い気体ゾーンに通過させた後、直ちに20℃の水中で冷却固化させ、未延伸モノフィラメントを得た。
次に、冷却固化した未延伸モノフィラメントを、100℃の水蒸気延伸浴で4.0倍に延伸し、さらに200℃の不活性な気体浴中で1.5倍に延伸(全延伸倍率6.0倍)し、引き続き180℃の不活性な気体浴中で0.9倍に熱セット処理を行うことにより、直径0.235mmのナイロンモノフィラメントを得た。得られたナイロンモノフィラメントを釣り糸として使用した場合の評価結果を表1に示す。
[比較例3]
鞘糸を50dtexのナイロンマルチフィラメント(東レ製、破断強度8.83cN/dtex、弾性率17.7cN/dtex)に変更した以外は、実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[比較例4]
芯糸を直径0.100mmのポリアリレートマルチフィラメント繊維(クラレ社製、ベクトラン)に変更し、さらに鞘糸を50dtexdのナイロンマルチフィラメント(東レ製、破断強度8.83cN/dtex、弾性率17.7cN/dtex)に変更した以外は、実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[比較例5]
芯糸を直径0.100mmのナイロンマルチフィラメント(東レ製)に変更した以外は、実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
[比較例6]
芯糸を直径0.100mmのポリアリレートマルチフィラメント繊維(クラレ社製、ベクトラン)に変更した以外は、実施例1と同じ条件で釣り糸を作製した。得られた釣り糸の評価結果を表1に示す。
Figure 2007135500
表1の結果から明らかなように、本発明の釣り糸(実施例1〜6)は、いずれも破断強度が1500N/mm以上、且つ破断伸度が10〜40%の範囲にあるため、釣り糸としての十分な強度と魚が掛かった際の吸収性を兼ね備え、さらに瞬間回復率が70〜100%の範囲にあるため、スピニングリールを使い軽いルアーを投げた場合でも、バックラッシュが発生しないなど、従来の新素材釣り糸では得られなかった様々な効果を発揮し、極めて実用性の高い釣り糸であることが分かる。
一方、熱可塑性樹脂モノフィラメントを芯糸として使用していない釣り糸(比較例1)は、釣り糸の破断伸度が低く、瞬間回復性が全くないため、実際に釣りに使用した場合、掛かった魚が針から外れて釣り逃がしてしまいやすいばかりか、スピニングリールを使い軽いルアーを投げた際にはバックラッシュが頻繁に発生し、極めて扱いにくいものであった。
また、芯糸のみからなる釣り糸、つまり従来の熱可塑性樹脂モノフィラメントからなる釣り糸(比較例2)は、芯糸および鞘糸からなる釣り糸に比べて破断強度が低いため、実際に釣りに使用した場合、魚か掛かった時に、釣り糸が切れて魚を釣り逃がしてしまいやすいなどの点で実用性に欠けたものであった。
さらに、破断強度および破断伸度が本発明の条件を満たさない鞘糸を使用した釣り糸(比較例3、4)は、釣り糸の破断強度が低いため、実際に釣りに使用した場合、魚か掛かった時に、釣り糸が切れて魚を釣り逃がしてしまいやすいなどの点で実用性に欠けたものであった。
さらにまた、芯糸にマルチフィラメントを使用した釣り糸(比較例5および6)は、破断強度が低く、破断伸度および瞬間回復率も低いため、実際に釣りに使用した場合、掛かった魚が針から外れて釣り逃がしてしまいやすいばかりか、釣り糸が切れて魚を釣り逃がしてしまう場合も発生し、さらにはバックラッシュが頻繁に発生するなどの点で極めて扱いにくいものであった。
以上説明したように、本発明の釣り糸は、釣り糸としての十分な強度を持ち、従来の新素材釣り糸に比べて適度な伸びと伸縮回復性をバランス良く兼ね備え、且つ従来のモノフィラメント製釣り糸と同等の扱い易さを有するため、船釣り用途、投げ釣り用途をはじめ、ルアーフィッシングや磯釣りなど、従来の新素材釣り糸では使用が難しかった釣り用途にも使用することができ、その実用性が極めて高い。

Claims (6)

  1. 熱可塑性樹脂モノフィラメントからなる芯糸の周囲に一本以上の鞘糸を製紐または撚り合わせてなる釣り糸であって、この釣り糸の直径が0.05〜0.6mmの範囲にあり、且つ釣り糸の破断強度が1500N/mm以上、破断伸度が10〜40%の範囲にあるとともに、長さHの釣り糸に引張速度300mm/分で荷重を掛けてゆき、破断強度の5%の荷重が掛かった時点の釣り糸の長さをH、さらに破断強度の5%の荷重を1分間掛けた状態で放置した後、300mm/分の速度で荷重を取り除いた後の釣り糸の長さをHとした際に次式100×(H−H)/(H−H)で求められる瞬間回復率が70〜100%の範囲にあることを特徴とする釣り糸。
  2. 前記鞘糸の破断強度が13cN/dtex以上であり、且つ弾性率が350cN/dtex以上であることを特徴とする請求項1に記載の釣り糸。
  3. 前記鞘糸を構成する繊維が、高密度ポリオレフィン繊維、アラミド繊維、ポリアリレート繊維、金属細線から選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または2に記載の釣り糸。
  4. 前記芯糸の10%伸張時の強度が100〜500N/mmの範囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の釣り糸。
  5. 前記釣り糸の表面に芯糸と同じ熱可塑性樹脂からなるコーティングが施されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の釣り糸。
  6. 芯糸となる熱可塑性樹脂モノフィラメントに、そのモノフィラメントの破断強度の10〜20%に相当する張力を掛けた状態で、この芯糸の周囲に、鞘糸を製紐または撚り合わせることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の釣り糸の製造方法。
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