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JP2007135058A - コンテンツ提示制御装置及びそのプログラム、並びに、放送用コンテンツ配信装置 - Google Patents

コンテンツ提示制御装置及びそのプログラム、並びに、放送用コンテンツ配信装置 Download PDF

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JP2007135058A JP2005327399A JP2005327399A JP2007135058A JP 2007135058 A JP2007135058 A JP 2007135058A JP 2005327399 A JP2005327399 A JP 2005327399A JP 2005327399 A JP2005327399 A JP 2005327399A JP 2007135058 A JP2007135058 A JP 2007135058A
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智 藤津
Tomonari Nishimoto
友成 西本
Kazuto Ogawa
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Abstract

【課題】一旦蓄積されたコンテンツであっても、そのコンテンツに記述されている映像、NVRAM等の参照先に対する参照の可否を制御することが可能なコンテンツ提示制御装置を提供する。
【解決手段】コンテンツ提示制御装置4は、放送コンテンツや通信コンテンツを蓄積コンテンツとして記憶し、他のコンテンツ、NVRAM等の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストを、放送用コンテンツ配信装置1やコンテンツリスト配信サーバ2から取得し解析することで、蓄積コンテンツを復号することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ型放送、通信ネットワークを利用したコンテンツ配信等において、コンテンツ視聴端末に蓄積(記憶)されたコンテンツの提示方法を制御するコンテンツ提示制御装置及びそのプログラム、並びに、放送用コンテンツ配信装置に関する。
現在、放送と通信との融合化が進み、地上デジタル放送では、データ放送として放送されたコンテンツ(放送コンテンツ)から、Webサーバ上のコンテンツ(通信コンテンツ)に遷移し、通信コンテンツ提示中に、リアルタイム放送の映像を提示したり、コンテンツ視聴端末内の不揮発性メモリ(NVRAM:Non Volatile Random Access Memory)の放送事業者毎の領域に対して書き込みや読み出しを行ったりすることで、コンテンツの提示方法を制御する機能が付加されている(例えば、非特許文献1参照)。なお、このコンテンツ(放送コンテンツ、通信コンテンツ)は、社団法人電波産業会(Association of Radio Industries and Businesses;以下、ARIBという)により策定された、コンテンツを記述するためのマークアップ言語であるBML(Broadcast Markup Language)により記述されている。
また、地上デジタル放送の受信端末(コンテンツ視聴端末)では、放送に関連する通信サイトをブックマークとして記憶しておく機能も付加されている。なお、このブックマークの一覧は、放送事業者が、データ放送に多重化して、一定周期で同一内容を放送するカルーセル方式によりコンテンツ視聴端末に配信される。
さらに、今後、放送コンテンツや通信コンテンツを蓄積した後に提示するサーバ型放送においても、蓄積コンテンツから、放送コンテンツや蓄積コンテンツの映像を提示したり、NVRAMの放送事業者毎の領域に対して書き込み等を行ったりする機能や、ブックマークの機能が追加される予定である。
社団法人電波産業会編,「地上デジタルテレビジョン データ放送運用規定」,ARIB TR−B14,第三編,2.5版,平成17年9月29日改定
従来、コンテンツが放送のみで配信される場合は、コンテンツに、ARIBで規格化されている番組特定情報/番組配列情報(PSI/SI:Program Specific Information/ Service Information)が多重化されているため、コンテンツの配信者(放送事業者)を特定することができる。
しかし、サーバ型放送、通信ネットワークを利用したコンテンツ配信等が統合化され、配信されたコンテンツがコンテンツ視聴端末に蓄積された場合、配信先の情報(例えば、事業者ID等)が記憶されないため、その蓄積されたコンテンツが、どの配信者から配信されたものであるのかを判別することができない。また、コンテンツの管理者と配信者とが異なる場合においても、その判別をすることができない。
このため、例えば、コンテンツ内に、リアルタイム映像を参照する記述があった場合、当該コンテンツが、放送事業者が配信したコンテンツではない場合でも、放送波でリアルタイムに放送されている映像をコンテンツ内に取り込んで視聴者に提示することができてしまう。すなわち、あるコンテンツ配信者が、異なるコンテンツ配信者の映像を勝手に取り込んだコンテンツを生成する等の不正が行われるおそれがある。
また、同様に、蓄積コンテンツの配信者を判別することができないため、蓄積コンテンツにNVRAMへの書き込みや読み出しの記述があった場合、自由にNVRAMの読み書きができてしまう。
このため、例えば、ある不正な蓄積コンテンツによって、NVRAMに記憶されている個人情報等が読み出されてしまう等の不正が行われるおそれがある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、コンテンツ視聴端末に一旦蓄積されたコンテンツであっても、コンテンツを提供する側が当該コンテンツの提示方法を制御することが可能とし、コンテンツに記述されている映像、NVRAM等の参照先に対する参照の可否等を制御することが可能なコンテンツ提示制御装置及びそのプログラム、並びに、放送用コンテンツ配信装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載のコンテンツ提示制御装置は、コンテンツの提示を制御するための制御情報を記述したコンテンツリストに基づいて、マークアップ言語により記述されたコンテンツを復号して提示するコンテンツ提示制御装置であって、コンテンツ取得手段と、コンテンツ記憶手段と、コンテンツリスト取得手段と、コンテンツリスト記憶手段と、コンテンツ復号手段とを備える構成とした。
かかる構成において、コンテンツ提示制御装置は、コンテンツ取得手段によって、コンテンツを取得し、コンテンツ記憶手段に記憶する。このコンテンツは、BML、HTML等のマークアップ言語により記述されている。なお、このコンテンツは、放送波を介して取得することとしてもよい、通信回線を介して取得することとしてもよい。
また、コンテンツ提示制御装置は、コンテンツリスト取得手段によって、コンテンツ毎の制御情報を記述したコンテンツリストを取得し、コンテンツリスト記憶手段に記憶する。このコンテンツリストには、コンテンツの提示を制御するための制御情報、例えば、コンテンツの識別子、コンテンツの有効期限、コンテンツの参照先の参照可否等が記述されている。なお、このコンテンツリストは、放送波を介して取得することとしてもよい、通信回線を介して取得することとしてもよい。
そして、コンテンツ提示制御装置は、コンテンツ復号手段によって、提示対象のコンテンツをコンテンツ記憶手段から読み出して復号して提示する。なお、ここで復号とは、コンテンツを記述しているマークアップ言語を解析して画面データとすることをいい、コンテンツに映像や音声の符号化データが含まれている場合は、映像や音声を符号化前の映像信号や音声信号に復号することをいう。このとき、コンテンツ復号手段はコンテンツリストの制御情報を参照することで、コンテンツの提示方法を制御することができる。例えば、コンテンツの有効期限が過ぎている場合は、コンテンツを提示しない等の制御を行う。
また、請求項2に記載のコンテンツ提示制御装置は、請求項1に記載のコンテンツ提示制御装置において、前記制御情報は、前記コンテンツ毎の参照先とこの参照先に対する参照の可否とを記述した情報であって、前記コンテンツ復号手段が、提示対象のコンテンツに対応して前記コンテンツリスト記憶手段に記憶されているコンテンツリストに基づいて、当該コンテンツの参照先に対する参照の可否を判定する参照可否判定手段を備える構成とした。
かかる構成において、コンテンツ提示制御装置は、参照可否判定手段によって、コンテンツリストに記述されているコンテンツの参照先に対する参照の可否を判定し、可である場合のみ、参照先を参照して提示する。なお、ここで、参照先とは、他のコンテンツ、そのコンテンツに含まれている映像、コンテンツ提示制御装置の内部の情報(例えば、NVRAMの情報)等である。これによって、コンテンツ提示制御装置は、コンテンツの提示方法を、コンテンツリストによって制御することが可能になる。
また、請求項3に記載のコンテンツ提示制御装置は、請求項2に記載のコンテンツ提示制御装置において、前記制御情報が、前記コンテンツ毎に、当該コンテンツを特定のグループに区分した所属を示す所属情報と、前記参照先の所属である参照先所属を示す参照先所属情報と、前記参照先所属に対する参照の可否を示す可否情報とを含んでいることを特徴とする。
かかる構成において、コンテンツ提示制御装置は、参照可否判定手段が、所属情報と参照先所属情報と可否情報とを参照して、提示対象のコンテンツと参照先のコンテンツとが同一のグループ(所属)であるか否か、及び、提示対象のコンテンツから参照が可能であるか否かを判定する。
さらに、請求項4に記載のコンテンツ提示制御装置は、請求項3に記載のコンテンツ提示制御装置において、前記可否情報が、前記参照先所属に対応するコンテンツに含まれる映像の参照可否を示す映像参照可否情報を含んでいることを特徴とする。
かかる構成において、コンテンツ提示制御装置は、参照可否判定手段が映像参照可否情報を参照して、参照先のコンテンツに含まれている映像の参照可否を判定する。
また、請求項5に記載のコンテンツ提示制御装置は、請求項3又は請求項4に記載のコンテンツ提示制御装置において、前記所属毎に複数の記憶領域を有した所属領域別記憶手段を備え、前記可否情報は、前記参照先所属に対応するコンテンツに対して、前記所属領域別記憶手段に対する書き込み及び読み出しの少なくともいずれか一方の可否を示す記憶領域参照可否情報を含んでいることを特徴とする。
かかる構成において、コンテンツ提示制御装置は、参照可否判定手段が記憶領域参照可否情報を参照して、所属に応じて、所属領域別記憶手段に対する書き込みや読み出しの可否を判定する。
さらに、請求項6に記載のコンテンツ提示制御装置は、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のコンテンツ提示制御装置において、前記コンテンツ復号手段が、リスト検索手段を備え、前記コンテンツリスト取得手段が、前記リスト検索手段の検索結果として、提示対象のコンテンツに対応するコンテンツリストがコンテンツリスト記憶手段に記憶されていない場合に、前記コンテンツリストを記憶するコンテンツリスト配信サーバから、通信回線を介して、当該コンテンツリストを取得することを特徴とする。
かかる構成において、コンテンツ提示制御装置は、リスト検索手段によって、提示対象のコンテンツに対応するコンテンツリストを、コンテンツリスト記憶手段において検索する。そして、コンテンツリスト記憶手段に該当するコンテンツリストが記憶されていいない場合に、コンテンツ提示制御装置は、コンテンツリスト管理サーバから、通信回線を介して、当該コンテンツリストを取得する。
また、請求項7に記載のコンテンツ提示制御プログラムは、マークアップ言語によりコンテンツ内に記述された参照先を参照して、前記コンテンツを復号して提示するために、コンピュータを、コンテンツ取得手段、コンテンツリスト取得手段、参照可否判定手段、画面制御手段として機能させる構成とした。
かかる構成において、コンテンツ提示制御プログラムは、コンテンツ取得手段によって、コンテンツを取得し、コンテンツ記憶装置に記憶させる。なお、このコンテンツは、BML、HTML等のマークアップ言語により記述されており、参照先が記述されていることから、コンテンツを提示する際に、参照先のコンテンツを合わせて提示可能なコンテンツである。
また、コンテンツ提示制御プログラムは、コンテンツリスト取得手段によって、コンテンツ毎の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストを取得し、コンテンツリスト記憶装置に記憶させる。このコンテンツリストによって、コンテンツの参照先を、当該コンテンツを提示する際に合わせて提示可能であるのかを判定することが可能になる。
そして、コンテンツ提示制御プログラムは、参照可否判定手段によって、提示対象のコンテンツに対応するコンテンツリストをコンテンツリスト記憶装置から読み出して、当該コンテンツの参照先に対する参照の可否を判定する。さらに、コンテンツ提示制御プログラムは、画面制御手段によって、参照可否判定手段の判定結果に基づいて、コンテンツを復号する。すなわち、画面制御手段は、判定結果が参照可である場合にのみ、参照先の映像等を参照し、コンテンツを復号する。
さらに、請求項8に記載の放送用コンテンツ配信装置は、デジタル放送により放送用コンテンツを配信する放送用コンテンツ配信装置において、番組特定情報及び番組配列情報の少なくとも一方に、コンテンツ毎の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストを記述子として埋め込むPSI/SI生成手段を備える構成とした。
かかる構成において、放送用コンテンツ配信装置は、PSI/SI生成手段によって、コンテンツ毎の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストを記述子として埋め込んだ番組特定情報(PSI)や番組配列情報(SI)を生成する。これによって、コンテンツリストが放送波により配信されることになる。
また、請求項9に記載の放送用コンテンツ配信装置は、デジタル放送により放送用コンテンツを配信する放送用コンテンツ配信装置において、コンテンツと、コンテンツ毎の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストとを、カルーセル伝送により送出するデータ放送送出手段を備える構成とした。
かかる構成において、放送用コンテンツ配信装置は、データ放送送出手段によって、コンテンツ毎の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストを、カルーセル伝送により繰り返し送出する。これによって、コンテンツリストは、一定周期で放送波として配信されることになる。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1に記載の発明によれば、BMLやHTMLで記述されたコンテンツを提示する際に、コンテンツとは分離したコンテンツリストに記述されている制御情報に基づいて、コンテンツの提示の可否を制御することができる。これによって、例えば、サーバ型放送のように、一旦コンテンツが端末内に蓄積される場合であっても、コンテンツを提供する事業者がコンテンツリストを提供することで、事業者が、コンテンツの提示の可否を制御することができる。
請求項2又は請求項7に記載の発明によれば、BMLやHTMLで記述されたコンテンツを提示する際に、コンテンツリストに記述された参照先の参照の可否に基づいて、他のコンテンツ等の参照の可否を制御することができる。これによって、例えば、サーバ型放送のように、一旦コンテンツが端末内に蓄積される場合であっても、コンテンツを提供する事業者がコンテンツリストを提供することで、事業者が、コンテンツの参照先を制御することができる。
請求項3に記載の発明によれば、コンテンツリストに、コンテンツの所属と、当該コンテンツから参照する他のコンテンツの所属(参照先所属)と、参照先所属に対する参照の可否とを記述することで、コンテンツが異なる所属であっても、参照が可能なコンテンツを定義することができる。これによって、例えば、ある制作会社が作成したコンテンツから、その制作会社の関連会社が作成したコンテンツに対して参照を許可することができ、柔軟にコンテンツの参照の可否を制御することができる。
請求項4に記載の発明によれば、コンテンツリストによって、他のコンテンツに含まれている映像の参照の可否を制御することができる。すなわち、提示対象のコンテンツに、参照が許可されたコンテンツの映像を埋め込んで提示することや、逆にその埋め込みを禁止することも、コンテンツリストによって制御が可能になる。これによって、他社のコンテンツの映像を勝手に自社コンテンツに組み込んで提示する等の不正を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、コンテンツリストによって、所属毎に書き込み領域の異なる所属領域別記憶手段に対する書き込みや読み出しを制御することができる。これによって、所属が異なるコンテンツから、所属領域別記憶手段(例えば、NVRAM)に対する不正なアクセスを防止することができる。
請求項6に記載の発明によれば、コンテンツを提示する際に、当該コンテンツに対応するコンテンツリストが、コンテンツ提示制御装置内に記憶されていない場合に、コンテンツリスト管理サーバから通信回線を介して、該当するコンテンツリストを取得することができる。これによって、コンテンツとコンテンツリストとを常に対にして記憶しておく必要がなく、コンテンツ提示制御装置内の記憶容量を抑えることができる。
請求項8に記載の発明によれば、コンテンツリストを記述子としてPSI/SIに埋め込むため、コンテンツと同期してコンテンツリストを配信することができる。
請求項9に記載の発明によれば、コンテンツリストを繰り返し配信することができるため、放送用コンテンツを視聴するコンテンツ視聴端末が確実にコンテンツリストを取得することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[デジタル放送システムの構成]
最初に、図1を参照して、本発明に係るデジタル放送システムについて説明を行う。図1は、デジタル放送システムの概略の構成を示すシステム構成図である。
デジタル放送システムSは、コンテンツ視聴端末4に対してコンテンツを配信するとともに、コンテンツ視聴端末4においてコンテンツを提示する際に、そのコンテンツが参照する参照先に対する参照許可を制御するシステムである。図1に示すように、デジタル放送システムSは、放送用コンテンツ配信装置1と、コンテンツリスト配信サーバ2と、通信用コンテンツ配信サーバ3と、コンテンツ視聴端末4とで構成される。なお、放送用コンテンツ配信装置1、コンテンツリスト配信サーバ2及び通信用コンテンツ配信サーバ3は、放送事業者側に配置されるものであって、放送事業者毎に複数存在するものである。ここでは、説明を簡略化するため、一放送事業者に限定して説明を行うこととする。
放送用コンテンツ配信装置1は、衛星/地上波放送等のデジタル放送における放送波Wを介して、コンテンツとコンテンツリストとをコンテンツ視聴端末4に配信するものである。なお、この放送用コンテンツ配信装置1が配信するコンテンツは、ARIBにより策定されたマークアップ言語であるBMLにより記述されたデータ放送用のコンテンツである。以降、データ放送として放送されるコンテンツを便宜上、放送コンテンツと呼ぶこととする。また、コンテンツリストは、コンテンツの提示を制御するための制御情報を記述した情報であって、例えば、参照先に対する参照の可否を記述したリストである。このコンテンツリストの詳細については、後記することとする。
コンテンツリスト配信サーバ2は、ネットワーク(通信回線)Nを介して、コンテンツ視聴端末4から送信されるコンテンツリスト要求を受信して、その要求に対応するコンテンツリストをコンテンツ視聴端末4に送信するものである。なお、ここでは、コンテンツリスト配信サーバ2を、放送用コンテンツ配信装置1と別構成としているが、同一の構成としてもよい。また、コンテンツリストは、同一の放送事業者において、コンテンツリストを共有管理することが望ましい。
なお、放送用コンテンツ配信装置1から、放送コンテンツに対応するコンテンツリストがすべて配信される場合は、このコンテンツリスト配信サーバ2を、構成から省略することとしてもよい。
通信用コンテンツ配信サーバ3は、ネットワーク(通信回線)Nを介して、コンテンツ視聴端末4から送信されるコンテンツ要求を受信して、その要求に対応するコンテンツをコンテンツ視聴端末4に送信するものであって、一般的なWebサーバである。なお、この通信用コンテンツ配信サーバ3が配信するコンテンツは、放送用コンテンツと同様、BMLにより記述されたコンテンツである。以降、通信用コンテンツ配信サーバ3が配信するコンテンツを便宜上、通信コンテンツと呼ぶこととする。
コンテンツ視聴端末(コンテンツ提示制御装置)4は、放送用コンテンツ配信装置1から配信される放送コンテンツとコンテンツリストとを受信し、そのコンテンツリストに記述されている制御情報に基づいて、コンテンツを再生し、提示するものである。なお、コンテンツ視聴端末4は、放送コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段44を備え、ユーザが視聴したい時間にコンテンツを再生するサーバ型の端末である。以降、コンテンツ視聴端末に記憶されたコンテンツを、リアルタイムで配信されている放送コンテンツと区別するため、蓄積コンテンツと呼ぶこととする。
また、コンテンツ視聴端末4は、コンテンツリストを不揮発性記憶手段(NVRAM)43に記憶しておき、提示する蓄積コンテンツに対応するコンテンツリストが存在しない場合に、コンテンツリスト配信サーバ2に対して、コンテンツリストを要求する。
例えば、コンテンツ視聴端末4は、蓄積コンテンツに、通信用コンテンツ配信サーバ3のコンテンツ(通信コンテンツ)を参照する記述があっても、その蓄積コンテンツに対応するコンテンツリストの制御情報に、その通信コンテンツを参照する許可がない場合は、通信コンテンツを取得しない。
以下、本発明において参照先の参照可否を定義するコンテンツリストについて、その内容を説明したのち、デジタル放送システムSの各構成について詳細に説明を行う。なお、通信用コンテンツ配信サーバ3は、一般的なWebサーバであるため、詳細な説明を省略する。
(コンテンツリストの内容)
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、コンテンツリストの内容について説明する。図2は、コンテンツリストのデータ構造の一例を示すデータ構造図である。
コンテンツリストはコンテンツの提示を制御するための情報であって、ここでは、一例として、BMLで記述されたコンテンツを再生する際に、当該コンテンツが参照する参照先に対して許可が与えられているか、すなわち、参照してよいか否かを示す可否情報を記述したリストとして構成している。すなわち、図2に示すように、コンテンツリストは、「コンテンツID」(コンテンツ識別情報)と、「所属」(所属情報)と、「リンク識別」(リンク情報)と、「参照先所属」(参照先所属情報)とを含んで構成されている。
「コンテンツID」は、コンテンツを識別するための識別情報である。図2では、コンテンツリストは、コンテンツIDが「0x0001」、「0x0002」及び「0x0003」の3つのコンテンツについて記述していることを示している。
「所属」は、当該コンテンツが、どの事業者のコンテンツであるのかを示す、特定のグループを示す事業者固有の識別情報である。図2では、一例として「NHK」という文字列で事業者の所属を示している。なお、「コンテンツID」と「所属」とにより、コンテンツが、他の放送事業者等から配信されたコンテンツを含めて一意に特定されることになる。
「リンク識別」は、以下に説明するリンク識別の属性を特定する値である。また、リンク識別の属性は、当該コンテンツが参照する参照先に対する参照の可否を示す情報である。ここでは、リンク識別の属性として、「映像参照可否」(可否情報)、「NVRAM書き込み可否」及び「NVRAM読み出し可否」(記憶領域参照可否情報)を例として示している。
「映像参照可否」は、他(後記する参照先所属)のコンテンツに含まれている映像を参照することができるか否かを示すフラグである。「NVRAM書き込み可否」及び「NVRAM読み出し可否」は、コンテンツ視聴端末4内のNVRAM(不揮発性記憶手段43)を参照(書き込み、読み出し)することができるか否かを示すフラグである。
例えば、図2では、「リンク識別」が「0x0002」の場合、「映像参照可否」は「可」、「NVRAM書き込み可否」は「不可」、「NVRAM読み出し」は「可」を示している。
これによって、蓄積コンテンツ(例えば、コンテンツID=「0x0001」等)を再生する場合、この蓄積コンテンツが、参照先所属のコンテンツの映像を参照することができるか否か、蓄積コンテンツを記憶しているコンテンツ視聴端末4のNVRAM(不揮発性記憶手段43)を参照することができるか否かを定義することができる。
「参照先所属」は、当該コンテンツから参照可否の対象となる参照先のコンテンツの「所属」を示している。そして、この「参照先所属」は、それぞれ所属に対して割り当てられている識別情報を属性として有している。ここでは、参照先所属の属性として、コンテンツを配信する事業者を識別する識別情報を示す「事業者ID」、一又は複数のトランスポートストリームの集合に割り当てられた識別情報を示す「ネットワークID」、放送チャンネルを識別する識別情報を示す「サービスID」、イベント(番組)を識別する識別情報を示す「イベントID」を例として示している。
この「事業者ID」、「ネットワークID」、「サービスID」及び「イベントID」は、番組特定情報/番組配列情報(PSI/SI)に記述される情報と同一のものである。そこで、この情報は、コンテンツが放送コンテンツである場合は、すべて定義することが可能である。なお、コンテンツが通信コンテンツである場合は、「事業者ID」や「コンテンツID」を定義することとする。
これによって、蓄積コンテンツ(例えば、コンテンツID=「0x0001」等)を再生する場合、この蓄積コンテンツが、参照先所属のコンテンツの映像等を参照する際に、その参照先のコンテンツの「事業者ID」等が、コンテンツリストに記述されている「事業者ID」等と同一であるか否かを判定することで、他の事業者の映像を参照することを禁止することができる。
なお、ここでは、コンテンツリストとして、参照先に対する参照の可否を記述した例を示したが、例えば、コンテンツの有効期限、消去禁止フラグ等、コンテンツそのものを制御する情報を付加することとしてもよい。
(放送用コンテンツ配信装置)
次に、図3を参照して、放送用コンテンツ配信装置1の構成について説明する。図3は、放送用コンテンツ配信装置の構成を示すブロック図である。ここでは、放送用コンテンツ配信装置1は、映像・音声符号化手段10と、PSI/SI生成手段11と、データ放送送出手段12と、多重化手段13と、変調手段14とを備えている。
映像・音声符号化手段10は、MPEG−2の規格に基づいて、映像信号/音声信号を符号化し、トランスポートストリーム(ビット列)とするものである。この映像・音声符号化手段10で符号化された映像信号/音声信号(トランスポートストリーム)は、多重化手段13に出力される。
PSI/SI生成手段11は、番組特定情報(PSI)や番組配列情報(SI)のパラメータを入力されることで、ARIBで規格化されているデータ形式に基づいて、番組特定情報(PSI)や番組配列情報(SI)を生成するものである。このPSI/SI生成手段11で生成された番組特定情報(PSI)や番組配列情報(SI)は、多重化手段13に出力される。
データ放送送出手段12は、BMLで記述されたコンテンツであるデータコンテンツを、ARIBの伝送規格に準拠したMPEG−2のトランスポートストリームに変換するものである。このデータ放送送出手段12でトランスポートストリームに変換されたデータコンテンツは、多重化手段13に出力される。
多重化手段13は、映像・音声符号化手段10及びデータ放送送出手段12から出力される各トランスポートストリームと、PSI/SI生成手段11で生成されたPSI/SIとを多重化して、1つのストリームデータとするものでる。この多重化手段13で生成されたストリームデータは、変調手段14に出力される。
変調手段14は、多重化手段13から出力されるトランスポートストリームを、放送の規格に準拠した変調方式により変調するものである。例えば、変調手段14は、トレリス符号化8相位相変調(TC8PSK:Trellis Coded 8-level Phase Shift Keying)方式等の変調方式により、トランスポートストリームを変調する。この変調手段14により変調されたトランスポートストリーム(放送コンテンツ)が、コンテンツ視聴端末4に配信される。
このように構成された放送用コンテンツ配信装置1は、放送コンテンツ以外に、コンテンツリストの配信も行う。なお、コンテンツリストは、PSI/SIに記述する識別子として配信することとしてもよいし、カルーセル方式により配信することとしてもよい。
〔コンテンツリスト配信方法;その1〕
ここで、図4を参照(適宜図3参照)して、放送用コンテンツ配信装置1が、コンテンツリストを、PSI/SIに記述する識別子として配信する方法について説明する。図4は、コンテンツリストの配信単位と、コンテンツリストを識別子として記述するPSI/SIのテーブルとの対応を示す対応図である。
図4に示すように、放送用コンテンツ配信装置1は、コンテンツリストをネットワーク(ネットワークID)単位で配信する場合、ネットワーク情報テーブル(NIT)に、コンテンツリストの内容を記述した識別子を付加することで、NITの配信とともにコンテンツリストの配信を行う。
また、放送用コンテンツ配信装置1は、コンテンツを放送事業者(事業者ID)単位で配信する場合、ブロードキャスタ情報テーブル(BIT)に、コンテンツリストの内容を記述した識別子を付加することで、BITの配信とともにコンテンツリストの配信を行う。また、放送用コンテンツ配信装置1は、コンテンツをサービス(サービスID)単位で配信する場合、サービス記述テーブル(SDT)に、コンテンツリストの内容を記述した識別子を付加することで、SDTの配信とともにコンテンツリストの配信を行う。
さらに、放送用コンテンツ配信装置1は、コンテンツをイベント(イベントID)単位で配信する場合、イベント情報テーブル(EIT)に、コンテンツリストの内容を記述した識別子を付加することで、EITの配信とともにコンテンツリストの配信を行う。
なお、図4に示したようなコンテンツリスト配信方法は、放送用コンテンツ配信装置1において、PSI/SI生成手段11が、PSI/SIパラメータ以外に、コンテンツリスト(図3中(A))を入力されることで、そのコンテンツリストを識別子としてPSI/SIのテーブルに記述することで実現することができる。
〔コンテンツリスト配信方法;その2〕
次に、図5を参照(適宜図3参照)して、放送用コンテンツ配信装置1が、コンテンツリストを、カルーセル方式により配信する方法について説明する。図5は、コンテンツリストを、カルーセル方式により配信する仕組みを示した模式図である。
図5(a)に示すように、放送用コンテンツ配信装置1は、番組の編成単位であるイベント(番組)を配信中に、データ放送の編成単位であるデータイベントを繰り返しカルーセル方式により配信している。そこで、ここでは、あるデータイベントの代わりに専用のデータイベントとしてコンテンツリストを配信する。
あるいは、図5(b)に示すように、放送用コンテンツ配信装置1は、データイベントを構成するモジュール単位で、専用のモジュールとして、コンテンツリストを配信することとしてもよい。
なお、図5に示したようなコンテンツリスト配信方法は、放送用コンテンツ配信装置1において、データ放送送出手段12が、データコンテンツ以外に、コンテンツリスト(図3中(B))を入力されることで、そのコンテンツリストをデータイベント又はモジュールとしてカルーセル方式により配信する。
以上説明したように、放送用コンテンツ配信装置1は、コンテンツリストをコンテンツ毎に対応付けて配信することも可能であるし、事業者ID、ネットワークID等に対応付けて配信することも可能である。
(コンテンツリスト配信サーバ)
次に、図6を参照(適宜図1参照)して、コンテンツリスト配信サーバ2の構成について説明する。図6は、コンテンツリスト配信サーバの構成を示すブロック図である。ここでは、コンテンツリスト配信サーバ2は、通信送受信手段20と、コンテンツリスト設定手段21と、コンテンツリスト記憶手段22と、コンテンツリスト探索手段23とを備えている。
通信送受信手段20は、ネットワークNを介して、コンテンツ視聴端末4と、データの送受信を行うものである。ここでは、通信送受信手段20は、コンテンツリスト要求受信手段20aと、コンテンツリスト送信手段20bとを備えている。
コンテンツリスト要求受信手段20aは、コンテンツリストの要求を示すコンテンツリスト要求を、コンテンツ視聴端末4から受信するものである。このコンテンツリストの要求は、コンテンツIDを指定して行うこととしてもよし、事業者ID、ネットワークID、サービスID又はイベントIDを指定することで行うこととしてもよい。
そして、コンテンツリスト要求受信手段20aは、受信したコンテンツリスト要求に含まれているコンテンツID等の検索条件を、コンテンツリスト探索手段23に出力する。
なお、コンテンツリスト要求受信手段20aは、コンテンツリスト要求を送信したコンテンツ視聴端末4を認証することが望ましい。例えば、コンテンツリスト要求受信手段20aは、図示を省略した認証手段を備え、パスワードによる認証、電子署名により認証等、一般的な認証方式によりコンテンツ視聴端末4の認証を行い、認証結果をコンテンツ視聴端末4に送信する。
コンテンツリスト送信手段20bは、コンテンツリスト探索手段23で探索されたコンテンツリストを要求のあったコンテンツ視聴端末4に送信するものである。なお、コンテンツリスト送信手段20bは、要求されたコンテンツリストが探索されなかった場合には、その旨をコンテンツ視聴端末4に送信することとする。
コンテンツリスト設定手段21は、図示を省略した入力装置(例えば、キーボード等)を介して、外部から入力される指示(設定指示)に基づいて、コンテンツリストの登録、変更、削除等の設定を行うものである。このコンテンツリスト設定手段21は、新規にコンテンツリストの登録を行う場合、コンテンツリスト記憶手段22に新規にコンテンツリストの書き込みを行う。また、コンテンツリスト設定手段21は、コンテンツリストの変更、削除を行う場合、コンテンツリスト記憶手段22に記憶されているコンテンツリストに対して、変更、削除の処理を行う。
コンテンツリスト記憶手段22は、コンテンツリスト設定手段21によって登録されたコンテンツリストを記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。
コンテンツリスト探索手段23は、通信送受信手段20のコンテンツリスト要求受信手段20aから出力される検索条件に該当するコンテンツリストを、コンテンツリスト記憶手段22において探索するものである。このコンテンツリスト探索手段23で探索されたコンテンツリストは、通信送受信手段20のコンテンツリスト送信手段20bに出力される。なお、コンテンツリスト探索手段23は、検索条件に該当するコンテンツリストがコンテンツリスト記憶手段22に記憶されていない場合は、その旨をコンテンツリスト送信手段20bに出力する。
以上説明したように、コンテンツリスト配信サーバ2は、コンテンツ視聴端末4から要求のあったコンテンツリストを、ネットワークNを介して配信することができる。これによって、コンテンツ視聴端末4は、ユーザが視聴しようとするコンテンツに対応するコンテンツリストが、放送用コンテンツ配信装置1から取得されていない場合であっても、ネットワークNを介して、迅速に取得することができる。
(コンテンツ視聴端末)
次に、図7を参照(適宜図1参照)して、コンテンツ視聴端末4の構成について説明する。図7は、コンテンツ視聴端末の構成を示すブロック図である。ここでは、コンテンツ視聴端末4は、入力操作解析手段40と、放送受信手段41と、通信送受信手段42と、不揮発性記憶手段43と、コンテンツ記憶手段44と、コンテンツ復号手段45とを備えている。
入力操作解析手段40は、図示を省略した入力装置(例えば、リモコン装置等)から入力される操作信号を解析するものである。この入力操作解析手段40は、操作信号に基づいて、ユーザが選局したチャンネル、図示を省略した表示装置の画面に表示されているボタンの押下等を解析する。例えば、チャンネルが選局された場合、入力操作解析手段40は、放送受信手段41に対して、そのチャンネルの放送を受信する旨の指示を出力する。また、例えば、ボタンが押下された場合、入力操作解析手段40は、その押下されたボタンの種類を、コンテンツ復号手段45に出力する。これによって、チャンネルの選局、画面の遷移等が実行されることになる。
放送受信手段41は、放送波Wを介して、デジタル放送で放送される放送データを受信するものである。ここでは、放送受信手段41は、コンテンツリスト受信手段41aと、放送コンテンツ受信手段41bとを備えている。
コンテンツリスト受信手段(コンテンツリスト取得手段)41aは、デジタル放送で放送される放送データを受信して、コンテンツリストを抽出するものである。このコンテンツリスト受信手段41aで抽出されたコンテンツリストは、不揮発性記憶手段43のコンテンツリスト記憶領域43bに記憶される。
なお、図4で説明したようにPSI/SIに記述する識別子としてコンテンツリストが配信される場合、コンテンツリスト受信手段41aは、番組特定情報(PSI)や番組配列情報(SI)を解析することで、記述子として含まれているコンテンツリストを抽出する。また、図5で説明したようにコンテンツリストがカルーセル方式で配信される場合、コンテンツリスト受信手段41aは、データイベント又はデータイベント内のモジュールとして配信されるコンテンツリストのみを放送波Wから抽出する。
放送コンテンツ受信手段(コンテンツ取得手段)41bは、デジタル放送で放送される放送データを受信して、放送コンテンツを抽出するものである。この放送コンテンツ受信手段41bで受信された放送コンテンツは、コンテンツ記憶手段44に蓄積コンテンツとして記憶される。なお、リアルタイムで放送コンテンツが再生されている場合、放送コンテンツ受信手段41bは、コンテンツ記憶手段44に放送コンテンツを記憶することなく、コンテンツ復号手段45に放送コンテンツを出力する。
通信送受信手段42は、ネットワークNを介して、通信データを送受信するものである。ここでは、通信送受信手段42は、コンテンツリスト要求送信手段42aと、コンテンツリスト受信手段42bと、コンテンツ要求送信手段42cと、通信コンテンツ受信手段42dとを備えている。
コンテンツリスト要求送信手段42aは、予め定められたコンテンツリスト配信サーバ2に対して、コンテンツリストを要求する旨を示すコンテンツリスト要求を送信するものである。このコンテンツリスト要求は、不揮発性記憶手段43のコンテンツリスト記憶領域43bに、蓄積コンテンツに対応するコンテンツリストが記憶されていない場合に、コンテンツ復号手段45から要求される。
コンテンツリスト受信手段(コンテンツリスト取得手段)42bは、コンテンツリスト要求送信手段42aから送信されたコンテンツリスト要求に対する応答となるコンテンツリストを、コンテンツリスト配信サーバ2から受信するものである。このコンテンツリスト受信手段42bで受信されたコンテンツリストは、不揮発性記憶手段43のコンテンツリスト記憶領域43bに記憶される。
コンテンツ要求送信手段42cは、コンテンツ復号手段45から出力される通信コンテンツの記憶先(アドレス)に基づいて、その通信コンテンツを記憶している通信用コンテンツ配信サーバ3に対して、通信コンテンツを要求するものである。
通信コンテンツ受信手段(コンテンツ取得手段)42dは、コンテンツ要求送信手段42cから送信されたコンテンツの要求に対する応答となるコンテンツを、通信用コンテンツ配信サーバ3から受信するものである。この通信コンテンツ受信手段42dで受信された通信コンテンツは、コンテンツ記憶手段44に蓄積コンテンツとして記憶される。
不揮発性記憶手段43は、コンテンツ視聴端末4を制御するための種々のデータを記憶するものであって、一般的なフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(NVRAM)である。ここでは、不揮発性記憶手段43に、所属領域別記憶領域43aと、コンテンツリスト記憶領域43bとを設けている。
所属領域別記憶領域(所属領域別記憶手段)43aは、BMLで記述されたコンテンツ(放送コンテンツ、通信コンテンツ)の所属に対応付けて、BMLからのデータの書き込みや読み出しが可能な記憶領域を区分したものである。これによって、ある所属のコンテンツを再生する際に、予め定められた所属領域別記憶領域43aの記憶領域に対してのみ書き込みや読み出しを行うことが可能になる。
コンテンツリスト記憶領域(コンテンツリスト記憶手段)43bは、コンテンツリストを記憶する領域である。このコンテンツリスト記憶領域43bに記憶されるコンテンツリストは、コンテンツリスト受信手段41a,42bによって書き込まれる。
なお、不揮発性記憶手段43には、所属領域別記憶領域43aやコンテンツリスト記憶領域43b以外にも、ユーザの個人情報や、選局中のチャンネル番号、イベント(番組)ID、現在時刻等を記憶することとしてもよい。
コンテンツ記憶手段44は、BMLで記述されているコンテンツ(放送コンテンツ、通信コンテンツ)を、蓄積コンテンツとして記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。このコンテンツ記憶手段44に記憶される蓄積コンテンツは、放送コンテンツ受信手段41bで受信された放送コンテンツや、通信コンテンツ受信手段42dで受信された通信コンテンツが、蓄積されたものである。
このコンテンツ記憶手段44に記憶されている蓄積コンテンツ(放送コンテンツ、通信コンテンツ)を、コンテンツ復号手段45が読み出し復号することで、サーバ型の視聴端末が実現されることになる。
コンテンツ復号手段45は、リアルタイムで受信したコンテンツ(放送コンテンツ、通信コンテンツ)や、コンテンツ記憶手段44に記憶されている蓄積コンテンツを、ユーザに対して視聴可能なデータに復号して出力(提示)するものである。ここでは、コンテンツ復号手段45は、マークアップ言語復号手段45aと、映像復号手段45bと、音声復号手段45cとを備えている。
マークアップ言語復号手段45aは、BMLで記述されたコンテンツ(放送コンテンツ、通信コンテンツ、蓄積コンテンツ)を解析し、復号することでデータ放送の画面(再生コンテンツ)として再生するものである。ここでは、マークアップ言語復号手段45aは、リスト検索手段450と、画面制御手段451と、参照可否判定手段452とを備えている。
リスト検索手段450は、不揮発性記憶手段43に記憶されているコンテンツリストから、復号対象のコンテンツに対応するコンテンツリストを検索するものである。なお、不揮発性記憶手段43に復号対象のコンテンツに対応するコンテンツリストが存在しない場合、リスト検索手段450は、コンテンツリスト要求送信手段42aに対して、対応するコンテンツリストの取得を要求する。
画面制御手段451は、BMLで記述された復号対象のコンテンツを解析し、画面上に表示する文字、ボタン、静止画等を作画したり、他のコンテンツの映像を参照し、画面に埋め込んだり等の画面制御を行うものである。また、画面制御手段451は、入力操作解析手段40から入力されるボタンの種類等の操作信号に基づいて、画面の遷移を制御するものでもある。
また、画面制御手段451は、ボタンによる画面遷移以外、ARIBの規格に準拠したブックマークに記録されている遷移先への遷移を行う制御も行う。このブックマークは、放送コンテンツに関連する通信コンテンツのアドレス等を記述したデータであって、放送波を介して配信されるものである。このブックマークのデータは、例えば、放送受信手段41によって、不揮発性記憶手段43に記憶される。
さらに、画面制御手段451は、コンテンツ記憶手段44に記憶されている蓄積コンテンツのリスト(コンテンツ一覧リスト)を生成し、そのリスト内のコンテンツを選択されることで、画面の遷移を行う制御も行う。
なお、画面制御手段451は、他のコンテンツの映像を参照する場合や、不揮発性記憶手段43の所属領域別記憶領域43aを参照する場合、参照可否判定手段452において、当該映像や、NVRAMが参照可であるか否かを判定し、参照可である場合のみ、参照を行い画面の遷移等を行う。また、参照不可の場合、画面制御手段451は、参照不可の情報を画面上に表示しないこととする。
参照可否判定手段452は、リスト検索手段450で探索されたコンテンツリストを解析し、復号対象のコンテンツが参照しようとする映像、NVRAM等に対する参照の可否を判定するものである。この参照可否の結果は、画面制御手段451に通知され、画面の遷移制御に用いられる。
映像復号手段45bは、コンテンツ(放送コンテンツ、通信コンテンツ、蓄積コンテンツ)に含まれている符号化された映像を復号するものである。例えば、映像がMPEG−2符号化方式により符号化されている場合、映像復号手段45bは、MPEG−2のエンコーダとして機能する。なお、マークアップ言語復号手段45aにおいて、復号対象外のコンテンツの映像を参照する場合、映像復号手段45bは、参照するコンテンツをマークアップ言語復号手段45aから通知されることで、そのコンテンツの映像を復号する。
音声復号手段45cは、コンテンツ(放送コンテンツ、通信コンテンツ、蓄積コンテンツ)に含まれている符号化された音声を復号するものである。この音声復号手段45cは、例えば、映像復号手段45bと同様、MPEG−2のエンコーダとして機能する。
以上説明したように、コンテンツ視聴端末4は、コンテンツリストに記述された参照先の可否を判断することで、コンテンツを再生し提示する際に、所属の異なるコンテンツの映像の参照や、NVRAMの参照の可否を制御することができる。
また、コンテンツ視聴端末4は、一般的なコンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラム(コンテンツ提示制御プログラム)で実現することができる。
以上、本発明をデジタル放送システムSにおいて実現した形態で説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1の構成以外に、通信事業者がコンテンツリスト配信サーバ2や通信用コンテンツ配信サーバ3を、ネットワークN上に複数配備する構成としてもよい。また、放送を使用せずに、通信事業者がコンテンツリスト配信サーバ2と、通信用コンテンツ配信サーバ3をネットワークN上に配備し、コンテンツ視聴端末4において、通信コンテンツのみを視聴の対象としたシステムを構成することも可能である。この場合、図1の構成から、放送用コンテンツ配信装置1が省略されることになる。
[デジタル放送システムの動作]
次に、図8及び図9を参照して、本発明に係るデジタル放送システムの動作について説明を行う。図8は、本発明に係るデジタル放送システムにおいて、コンテンツ視聴端末が、放送コンテンツ及びコンテンツリストを取得する動作を示すフローチャートである。図9は、本発明に係るデジタル放送システムにおいて、コンテンツ視聴端末が、コンテンツを提示する動作を示すフローチャートである。
(放送コンテンツ及びコンテンツリスト取得動作)
最初に、図8を参照(適宜図1、図3及び図7参照)して、コンテンツ視聴端末4が、放送コンテンツ及びコンテンツリストを取得する動作について説明する。
まず、放送用コンテンツ配信装置1が、多重化手段13によって、映像・音声符号化手段10で符号化された映像信号/音声信号(トランスポートストリーム)と、PSI/SI生成手段11で生成されたPSI/SIと、データ放送送出手段12から送出されるデータコンテンツ(トランスポートストリーム)とを多重化して、放送コンテンツを生成する。なお、このとき、放送用コンテンツ配信装置1は、PSI/SI生成手段11によって、PSI/SIの記述子としてコンテンツリストを埋め込む、又は、データ放送送出手段12によって、カルーセル方式におけるデータイベントあるいはモジュールとして、コンテンツリストを埋め込んでおく。
そして、放送用コンテンツ配信装置1は、変調手段14によって、多重化手段13から出力される多重化信号を変調し、放送波Wとして出力する。これによって、放送コンテンツ及びコンテンツリストが放送波Wを介して、コンテンツ視聴端末4に配信される(ステップS1)。
一方、コンテンツ視聴端末4は、放送受信手段41によって、放送コンテンツとコンテンツリストとを受信する(ステップS2)。
そして、コンテンツ視聴端末4は、コンテンツリスト受信手段41aによって、放送波Wに多重化されているコンテンツリストを分離抽出し、不揮発性記憶手段43のコンテンツリスト記憶領域(NVRAM)43bに記憶する(ステップS3)。このとき、コンテンツリストがPSI/SIの記述子として埋め込まれている場合、コンテンツリスト受信手段41aは、番組特定情報(PSI)や番組配列情報(SI)を解析することで、コンテンツリストを抽出する。また、コンテンツリストがカルーセル方式で配信される場合、コンテンツリスト受信手段41aは、トランスポートストリーム内のデータイベント又はモジュールを解析することで、コンテンツリストを抽出する。
さらに、コンテンツ視聴端末4は、放送コンテンツ受信手段41bによって、放送波Wに多重化されている放送コンテンツを分離抽出し、コンテンツ記憶手段44に蓄積コンテンツとして記憶する(ステップS4)。
このように、コンテンツ視聴端末4は、放送用コンテンツ配信装置1から配信される放送コンテンツを受信し蓄積コンテンツとして記憶することで、サーバ型の端末として機能する。さらに、コンテンツ視聴端末4は、コンテンツリストを受信し記憶しておくことで、コンテンツ記憶手段44に記憶されている蓄積コンテンツを再生する際に、当該蓄積コンテンツの所属、参照先の参照可否等を判定することができる。これによって、コンテンツの配信側(放送事業者等)で、コンテンツ(放送コンテンツ等)を再生する際の制御を行うことが可能になる。
なお、放送用コンテンツ配信装置1は、必ずしも放送コンテンツとコンテンツリストとを対応付けて配信する必要はない。例えば、放送用コンテンツ配信装置1は、放送コンテンツのみを配信し、コンテンツリスト配信サーバ2のみがコンテンツリストを配信することとしてもよい。あるいは、放送用コンテンツ配信装置1とコンテンツリスト配信サーバ2とが、それぞれ異なるコンテンツリストを配信することとしてもよい。
(コンテンツ提示動作)
次に、図9を参照(適宜図1、図6及び図7参照)して、コンテンツ視聴端末4が、コンテンツ(放送コンテンツ等)を提示する動作について説明する。なお、ここでは、コンテンツリストは、図8で説明した動作により不揮発性記憶手段43に記憶されているものとし、不揮発性記憶手段43に記憶されていないコンテンツリストについては、コンテンツリスト配信サーバ2が配信するものとする。
まず、コンテンツ視聴端末4は、入力操作解析手段40によって、図示を省略したリモコン装置等の入力装置から操作信号を入力し、画面制御手段451によって、その操作信号が蓄積コンテンツを提示する要求であるか否かを判定する(ステップS10)。
ここで、操作信号が蓄積コンテンツを提示する要求ではない場合(ステップS10でNo)、その要求が入力されるまで繰り返し判定を行う。なお、例えば、操作信号が選局指示、電源のOFF等である場合は、該当する動作を実行するが、この動作については、一般的な動作であるため、図示及び説明を省略する。
そして、操作信号が蓄積コンテンツを提示する要求である場合(ステップS10でYes)、コンテンツ視聴端末4は、リスト検索手段450によって、当該蓄積コンテンツに対応するコンテンツリストが不揮発性記憶手段43に記憶されているか否かを判定する(ステップS11)。そして、コンテンツリストがコンテンツ記憶手段44に記憶されている場合(ステップS11でYes)、コンテンツ視聴端末4は、画面制御手段451によって、コンテンツリストに基づいて参照先の参照の可否等を判定し、蓄積コンテンツを再生し、図示を省略した表示装置等に、再生コンテンツとして提示する(ステップS12)。
これによって、コンテンツ視聴端末4は、参照が許可されていない映像を表示しない、あるいは、参照が許可されていないNVRAM(不揮発性記憶手段43)を参照しない等の制御を行いながら、蓄積コンテンツを再生する。
一方、コンテンツリストがコンテンツ記憶手段44に記憶されていない場合(ステップS11でNo)、コンテンツ視聴端末4は、通信送受信手段42のコンテンツリスト要求送信手段42aによって、コンテンツリスト配信サーバ2に対してコンテンツリスト要求を送信する(ステップS13)。
そして、コンテンツリスト配信サーバ2は、コンテンツリスト要求受信手段20aによって、コンテンツリスト要求を受信する(ステップS14)。なお、コンテンツ視聴端末4からコンテンツリスト要求を受信する際には、例えば、電子署名等による一般的な認証手続きを行うこととする。
続けて、コンテンツリスト配信サーバ2は、コンテンツリスト探索手段23によって、コンテンツリスト記憶手段22から、要求のあったコンテンツリストを探索する(ステップS15)。なお、コンテンツリスト配信サーバ2は、コンテンツリスト設定手段21によって、逐次、コンテンツリスト記憶手段22におけるコンテンツリストの登録、変更、削除等の設定を行う。
そして、コンテンツリスト配信サーバ2は、コンテンツリスト送信手段20bによって、ステップS15における探索結果をコンテンツ視聴端末4に送信する(ステップS16)。なお、この探索結果は、要求のあったコンテンツリストがコンテンツリスト記憶手段22に記憶されている場合は、そのコンテンツリストそのもの(「リスト」)であるが、記憶されていない場合は、コンテンツリストが存在しない旨(「リスト無し」)を示すものとする。
そして、コンテンツ視聴端末4は、コンテンツリスト受信手段42bによって、コンテンツリスト配信サーバ2から、コンテンツリストの探索結果を受信する(ステップS17)。ここで、コンテンツリスト受信手段42bは、探索結果でコンテンツリストが正常に取得できたか否かを判定し(ステップS18)、正常に取得できた場合(ステップS18でYes)、そのコンテンツリストを不揮発性記憶手段43のコンテンツリスト記憶領域43bに記憶する(ステップS19)。
その後、コンテンツ視聴端末4は、前記したステップS12の動作を実行する。
一方、コンテンツリストが正常に取得できなかった場合(ステップS18でNo)、コンテンツ視聴端末4は、画面制御手段451によって、蓄積コンテンツが参照する参照先をすべて参照不可として、蓄積コンテンツを再生(提示)する(ステップS20)。
以上の動作によって、コンテンツ視聴端末4は、コンテンツリストに記述されている参照の可否に基づいて、コンテンツ(蓄積コンテンツ等)を再生し、提示することができる。
(コンテンツ提示例)
ここで、図10及び図11を参照して、コンテンツリストに基づくコンテンツの提示例について説明する。
〔コンテンツ一覧リストによる画面遷移例〕
まず、図10を参照(適宜図7参照)して、コンテンツ一覧リストによる蓄積コンテンツ間における画面の遷移について説明する。図10は、コンテンツ一覧リストによる画面の遷移を示す模式図である。なお、ここでは、不揮発性記憶手段(NVRAM)43のコンテンツリスト記憶領域43bにおいて、蓄積コンテンツAに対応するコンテンツリストに、映像参照可否には「可」、NVRAM読み出し可否には「可」、蓄積コンテンツBに対応するコンテンツリストに、映像参照可否には「不可」、NVRAM読み出し可否には「不可」がそれぞれ記述されているものとする。また、不揮発性記憶手段(NVRAM)43の図示を省略した領域に個人情報として、住所情報に「東京都世田谷区」が記述されているものとする。
そして、図10(a)に示すように、コンテンツ一覧リストとして蓄積コンテンツA,B,C及びDが、画面上に表示されている。
このとき、コンテンツ視聴端末4は、「蓄積コンテンツA」が選択されると、図10(b)に示すように、「蓄積コンテンツA」を提示する。この「蓄積コンテンツA」を提示する際には、コンテンツリストによって、映像の参照や、NVRAMの読み出しが許可されているため、コンテンツ視聴端末4は、「蓄積コンテンツA」の画面上に映像を表示したり、住所情報に関連する情報(ここでは天気予報)を表示したりすることが可能となる。
一方、コンテンツ視聴端末4は、「蓄積コンテンツB」が選択されると、図10(c)に示すように、「蓄積コンテンツB」を提示する。この「蓄積コンテンツB」を提示する際には、コンテンツリストによって、映像の参照や、NVRAMの読み出しが許可されていないため、コンテンツ視聴端末4は、「蓄積コンテンツB」の画面上には、映像や、住所情報に関連する情報を表示しない。
〔通信コンテンツへの画面遷移例〕
次に、図11を参照(適宜図7参照)して、蓄積コンテンツから通信コンテンツへ画面が遷移する例について説明する。図11は、蓄積コンテンツから通信コンテンツへの画面の遷移を示す模式図である。なお、ここでは、不揮発性記憶手段(NVRAM)43のコンテンツリスト記憶領域43bにおいて、通信コンテンツXに対応するコンテンツリストに、映像参照可否には「可」、NVRAM読み出し可否には「可」、通信コンテンツY対応するコンテンツリストに、映像参照可否には「不可」、NVRAM読み出し可否には「不可」がそれぞれ記述されているものとする。また、不揮発性記憶手段(NVRAM)43の図示を省略した領域に個人情報として、住所情報に「東京都世田谷区」が記述されているものとする。
そして、図11(a)に示すように、蓄積コンテンツAが画面上に提示され、「ボタンx」には「通信コンテンツX」のアドレスが、「ボタンy」には「通信コンテンツY」のアドレスが、それぞれ、BMLにより記述されているものとする。
このとき、コンテンツ視聴端末4は、「ボタンx」が選択されると、図11(b)に示すように、「通信コンテンツX」を提示する。この「通信コンテンツX」を提示する際には、コンテンツリストによって、映像の参照や、NVRAMの読み出しが許可されているため、コンテンツ視聴端末4は、「通信コンテンツX」の画面上に映像を表示したり、住所情報に関連する情報(ここでは天気予報)を表示したりすることが可能となる。
一方、コンテンツ視聴端末4は、「通信コンテンツY」が選択されると、図11(c)に示すように、「通信コンテンツY」を提示する。この「通信コンテンツY」を提示する際には、コンテンツ視聴端末4は、コンテンツリストによって、映像の参照や、NVRAMの読み出しが許可されていないため、「通信コンテンツY」の画面上には、映像や、住所情報に関連する情報を表示しない。
以上説明したように、コンテンツ視聴端末4は、提示対象のコンテンツに対応するコンテンツリストに基づいて、参照先の可否を制御することができる。このため、放送波Wを介して配信される放送コンテンツと、ネットワークNを介して配信される通信コンテンツとを同様に処理することができ、放送と通信とを効率よく融合することができる。
本発明に係るデジタル放送システムの概略の構成を示すシステム構成図である。 コンテンツリストのデータ構造の一例を示すデータ構造図である。 放送用コンテンツ配信装置の構成を示すブロック図である。 コンテンツリストの配信単位と、コンテンツリストを識別子として記述するPSI/SIのテーブルとの対応を示す対応図である。 コンテンツリストを、カルーセル方式により配信する仕組みを示した模式図である。 コンテンツリスト配信サーバの構成を示すブロック図である。 コンテンツ視聴端末の構成を示すブロック図である。 本発明に係るデジタル放送システムにおいて、コンテンツ視聴端末が、放送コンテンツ及びコンテンツリストを取得する動作を示すフローチャートである。 本発明に係るデジタル放送システムにおいて、コンテンツ視聴端末が、コンテンツを提示する動作を示すフローチャートである。 コンテンツ一覧リストによる画面の遷移を示す模式図である。 蓄積コンテンツから通信コンテンツへの画面の遷移を示す模式図である。
符号の説明
S デジタル放送システム
1 放送用コンテンツ配信装置
10 映像・音声符号化手段
11 PSI/SI生成手段
12 データ放送送出手段
13 多重化手段
14 変調手段
2 コンテンツリスト配信サーバ
20 通信送受信手段
21 コンテンツリスト設定手段
22 コンテンツリスト記憶手段
23 コンテンツリスト探索手段
3 通信用コンテンツ配信サーバ
4 コンテンツ視聴端末(コンテンツ提示制御装置)
40 入力操作解析手段
41 放送受信手段
41a コンテンツリスト受信手段(コンテンツリスト取得手段)
41b 放送コンテンツ受信手段(コンテンツ取得手段)
42 通信送受信手段
42a コンテンツリスト要求送信手段
42b コンテンツリスト受信手段(コンテンツリスト取得手段)
42c コンテンツ要求送信手段
42d 通信コンテンツ受信手段(コンテンツ取得手段)
43 不揮発性記憶手段
43a 所属領域別記憶領域(所属領域別記憶手段)
43b コンテンツリスト記憶領域
(コンテンツリスト記憶手段、コンテンツリスト記憶装置)
44 コンテンツ記憶手段(コンテンツ記憶装置)
45 コンテンツ復号手段
45a マークアップ言語復号手段
450 リスト検索手段
451 画面制御手段
452 参照可否判定手段
45b 映像復号手段
45c 音声復号手段

Claims (9)

  1. コンテンツの提示を制御するための制御情報を記述したコンテンツリストに基づいて、マークアップ言語により記述されたコンテンツを復号して提示するコンテンツ提示制御装置であって、
    前記コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    このコンテンツ取得手段で取得したコンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツリストを取得するコンテンツリスト取得手段と、
    このコンテンツリスト取得手段により取得したコンテンツリストを記憶するコンテンツリスト記憶手段と、
    提示対象のコンテンツに対応して前記コンテンツリスト記憶手段に記憶されているコンテンツリストを読み出して、当該コンテンツリストに記述されている前記制御情報に基づいて、前記コンテンツを復号して提示するコンテンツ復号手段と、
    を備えていることを特徴とするコンテンツ提示制御装置。
  2. 前記制御情報は、前記コンテンツ毎の参照先とこの参照先に対する参照の可否とを記述した情報であって、
    前記コンテンツ復号手段が、前記提示対象のコンテンツに対応して前記コンテンツリスト記憶手段に記憶されているコンテンツリストに基づいて、当該コンテンツの参照先に対する参照の可否を判定する参照可否判定手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提示制御装置。
  3. 前記制御情報は、前記コンテンツ毎に、当該コンテンツを特定のグループに区分した所属を示す所属情報と、前記参照先の所属である参照先所属を示す参照先所属情報と、前記参照先所属に対する参照の可否を示す可否情報とを含んでいることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ提示制御装置。
  4. 前記可否情報は、前記参照先所属に対応するコンテンツに含まれる映像の参照可否を示す映像参照可否情報を含んでいることを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ提示制御装置。
  5. 前記所属毎に複数の記憶領域を有した所属領域別記憶手段を備え、
    前記可否情報は、前記参照先所属に対応するコンテンツに対して、前記所属領域別記憶手段に対する書き込み及び読み出しの少なくともいずれか一方の可否を示す記憶領域参照可否情報を含んでいることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のコンテンツ提示制御装置。
  6. 前記コンテンツ復号手段が、前記提示対象のコンテンツに対応するコンテンツリストを、前記コンテンツリスト記憶手段において検索するリスト検索手段を備え、
    前記コンテンツリスト取得手段が、前記リスト検索手段の検索結果として、前記提示対象のコンテンツに対応するコンテンツリストが前記コンテンツリスト記憶手段に記憶されていない場合に、前記コンテンツリストを記憶するコンテンツリスト配信サーバから、通信回線を介して、当該コンテンツリストを取得することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のコンテンツ提示制御装置。
  7. マークアップ言語によりコンテンツ内に記述された参照先を参照して、前記コンテンツを復号して提示するために、コンピュータを、
    前記コンテンツを取得して、コンテンツ記憶装置に記憶するコンテンツ取得手段、
    前記コンテンツ毎の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストを取得して、コンテンツリスト記憶装置に記憶するコンテンツリスト取得手段、
    提示対象のコンテンツに対応するコンテンツリストを前記コンテンツリスト記憶装置から読み出して、当該コンテンツの参照先に対する参照の可否を判定する参照可否判定手段、
    この参照可否判定手段の判定結果に基づいて、前記コンテンツを復号する画面制御手段、
    として機能させることを特徴とするコンテンツ提示制御プログラム。
  8. デジタル放送により放送用コンテンツを配信する放送用コンテンツ配信装置において、
    番組特定情報及び番組配列情報の少なくとも一方に、コンテンツ毎の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストを記述子として埋め込むPSI/SI生成手段を備えていることを特徴とする放送用コンテンツ配信装置。
  9. デジタル放送により放送用コンテンツを配信する放送用コンテンツ配信装置において、
    コンテンツと、コンテンツ毎の参照先に対する参照の可否を記述したコンテンツリストとを、カルーセル伝送により送出するデータ放送送出手段を備えていることを特徴とする放送用コンテンツ配信装置。
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