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JP2007128305A - 調理支援装置 - Google Patents

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JP2007128305A
JP2007128305A JP2005320757A JP2005320757A JP2007128305A JP 2007128305 A JP2007128305 A JP 2007128305A JP 2005320757 A JP2005320757 A JP 2005320757A JP 2005320757 A JP2005320757 A JP 2005320757A JP 2007128305 A JP2007128305 A JP 2007128305A
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cooking
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Naohisa Osaka
尚久 大坂
Kazuhiro Furuta
和浩 古田
Yuuka Tamura
優佳 田村
Ryohei Orihara
良平 折原
Toshihiko Manabe
俊彦 真鍋
Koji Urata
耕二 浦田
Tomoharu Kokubu
智晴 國分
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
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Toshiba Corp
Toshiba Consumer Marketing Corp
Toshiba Home Appliances Corp
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Abstract

【課題】調理人のスキルに応じてレシピに関する情報等を表示する調理支援装置を提供する。
【解決手段】調理人のスキル情報、調理器具の種類と個数を入力し、記憶したレシピ情報と併せて、その調理人のスキルに応じた作業スケジュール、作業手順、作業手順の画像または動画、調理の終了予定時刻を表示部に表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、調理人に対しレシピを示し、その調理作業を支援する調理支援装置に関するものである。
近年、インターネットが発達し、調理人が希望する料理のレシピを容易に検索することができる。このようなレシピには、料理に使用する材料や、作業手順等が提示されている。
また、料理する側の趣向と料理を食べる側の趣向を合致させた料理が簡単に選択できる調理支援システムも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−276171公報
しかしながら、上記のようなレシピの提示や、調理支援システムにおいては、単に作業手順が提示されるだけであるため、調理人が、どれ位の時間でその調理を終えるか否かは全く分からなかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、調理人のスキルに応じてレシピに関する情報等を表示する調理支援装置を提供する。
本発明は、料理を調理するときに調理人の調理作業を支援する調理支援装置において、前記調理人の調理に関する熟練度を示すスキル情報、前記調理人が所有している調理器具の種類と個数を入力するための入力手段と、前記料理の作業工程の順番と、前記各作業工程における作業手順を示したレシピ情報を記憶しているレシピ情報記憶手段と、前記スキル情報、前記調理器具の種類と個数、前記レシピ情報とに基づいて、前記調理人のスキルに応じた調理時間に従って調理作業を行える作業スケジュール、前記作業スケジュールの各作業工程における作業手順、前記作業手順の画像または動画、前記調理の終了予定時刻とを演算する演算手段と、前記作業スケジュール、前記作業手順、前記作業手順の画像または動画、前記終了予定時刻を表示する表示手段と、を有することを特徴とする調理支援装置である。
本発明の調理支援装置であると、調理人のスキルに応じた作業スケジュール、作業手順、作業手順の画像または動画、終了予定時刻を表示するため、調理人にとって容易にその調理作業を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態の調理支援装置10について、図1〜図6に基づいて説明する。
(1)調理支援装置10の構成
調理支援装置10の構成について図1及び図2に基づいて説明する。
図1は、調理支援装置10の斜視図であり、図2はブロック図である。
調理支援装置10は、長方形のケース12の前面に液晶表示装置よりなる表示部14を有する。この表示部14の側方には、スイッチよりなる入力部16と、スピーカ18と、マイク20が設けられている。また、表示部14の表面には透明なタッチパネルが設けられ、スイッチの役割も果たす。このタッチパネルは、前記スイッチと併せて入力部16という。
図2のブロック図に示すように、調理支援システム10の制御部22は、マイクロコンピュータよりなり、入力部16、表示部14、スピーカ18、マイク20が接続されている。また、記憶装置としてハードディスク等のデータベース(以下、DBという)24が内蔵されている。さらに、この制御部22には、他の家電機器と情報を送受信するためのゲートウエイ26が設けられている。このゲートウエイ26としては、例えば、ブルートゥースや無線LAN等がある。
このゲートウエイ26には、それぞれ無線を介してIHクッキングヒータ28、オーブンレンジ30、炊飯器32、冷蔵庫34、その他の調理器具(例えば、ミキサー、コーヒーメーカー等)が接続され、データを送受信することができる。
(2)調理支援方法の内容
次に、調理支援装置10を用いて、調理支援を行う場合について説明する。
まず、入力部16に、調理人のスキル、その調理人が所有している調理器具の種類と個数及び料理名を入力する。ここで、調理人のスキルとは、調理に関する熟練度を示し、例えば、第1段階から第3段階に分かれ、熟練度が増すと高い数字を入力する。また、調理器具には、IHクッキングヒータ28や、オーブンレンジ30等の家電機器も含まれている。
DB24には、各料理のレシピが記憶されている。このレシピには、その料理を行うための材料、必要な調理器具の種類と個数、作業工程の順番、各作業工程における作業手順(例えば、材料を切る、煮る等)の情報がレシピ情報として記憶されている。なお、レシピ情報には、その料理の完成品の状態を写した静止画、また、その作業中の動画や静止画も記憶されている。
制御部22は、入力された料理名からDB24に記憶されているレシピ情報を引き出し、調理人のスキル情報、所有している調理器具の種類と個数に基づいて、図4に示すようなガントチャートを作成する。このガントチャートは、縦軸の第一段目が調理者の行う行為、2段目以下は各調理器具によって行われる調理内容である。例えば、まな板において海老と記載されている場合は、まな板で海老を切っている場合である。そして、横軸は調理時間である。なお、制御部22が、このガントチャートを作成するスケジューリングについては、後から詳しく説明する。
制御部22は、図4に示すようなガントチャートを作成するスケジューリングを行った後、図3に示すような画面を表示部14に表示する。
この画面の右上には、その料理の予想完成時刻と現在時刻が表示され、左上には、現在同時進行している各調理器具の調理状態を示している。例えば、ボールであく抜きを行い残り時間が23分であり、鍋で煮込みを行い残り時間が10分であり、オーブンレンジで魚を焼き残りが10分等である。
その下の段には、作業スケジュールが記載されている。0分〜30分まで表示され、あさりの処理、海老の皮むき、じゃがいもの皮むき等の作業工程が順番に示されている。そして、現在進行中の作業工程では、その作業スケジュールの各工程の下部のバーに色分けを行い調理者が直ぐに判別できるようにする。なお、作業工程が順番に進んで行くと、制御部22はその作業の進み具合によって20分〜50分までの作業工程を順番にずらして表示する。また、制御部22は、各作業工程の予定終了時刻になると、その終了をスピーカ18から音声で出力する。これによって、調理人は順番に作業スケジュールを行っているかを判別することができる。さらに、画面左上に表示されているあく抜きや煮込み等の同時に進行中の調理状態の終了時刻になった場合には、スピーカ18から音声で伝える。例えば、煮込みが終了した場合にはその旨を伝える。これによって調理人は直ぐその煮込みを終えることができる。
その次の下の段には、現在の作業工程における作業手順が記載されている。例えば、「じゃがいもは皮をむき、一口大に切って水に5〜6分さらす。玉ねぎは薄切り、きぬさやは塩茹でし、水に取って半分に切る」と表示している。これに基づいて調理者は作業を行う。そして、作業スケジュールは、調理者のスキル度に応じ、この作業手順を行える時間を予め計算し、作業スケジュールを組み立てている。
その作業手順の右側には、調理された料理の画像を表示している。また、じゃがいもは皮をむきの所をクリックすると、図5に示すように、その作業内容が表示される。図6も同様に玉ねぎの薄切りの動画を示している。なお、調理人は作業を行いながら画面を見るのは困難であるため、制御部22は作業手順の内容をスピーカ18から音声合成して読み上げる。これによって、調理人は画面を見る必要がない。
調理人は、各作業工程が完了すると、完了ボタンを押し、次の工程に進む。
前の工程や次の工程を見たい場合には、完了ボタンの右側にあるボタンを操作すれば見ることができる。
完了ボタンは、調理人が作業が完了したときに操作すると、次の作業工程の画面を表示し、また、制御部22は、この完了ボタンが押された時点で作業スケジュールの表示を変化させる。そして、予め決められた終了時刻を過ぎても終了しなかったり、若しくは逆に速く終了した場合には、制御部22は改めてスケジューリングを実施し、画面を更新する。例えば、予定完成時刻を遅らせたり早く進めたりする。
(3)スケジューリングの方法
次に、図4を作成するスケジューリングの方法について、図8から図14に基づいて説明する。
成功する料理手順の実施には、中間成果物の待ち合わせで定義される「スケジュ−リング的順序条件」のほかに、(一般にはレシピに書かれていない)「料理の常識的順序条件」を遵守しなければならない。例えば、ソ−スに絡めたスパゲティを作る際には、「絡める」作業はスパゲティが茹った直後に実施しなければいけないという料理の知識があるが、中間成果物の待ち合わせのみを考慮してスケジュ−リングを行うと、スパゲティを茹でた後にソ−スの作成に入るというスケジュ−ルを生成するかも知れず、料理の常識的順序条件違反を犯す恐れがある。そこで、下記のように行うことが必要である。
1)上記のように、ある手順が終了した後に、中間成果物の待ち合わせにかかわらずすぐに着手しなければならない手順がある場合には、線形レシピ間の制約として、前の線形レシピ中に、次に着手する線形レシピ(のID)を記述する。
2)上記の制約を守るようスケジュ−リングする。
3)上記の制約を用いると、料理完成に向けて「中断することなく直列的に作業しなければいけない線形レシピの集合」を各料理ごとに求めることができる。逆に言うと、この集合に含まれない部分は事前に実施しておくことができる。事前に実施しておくことができる部分とは、下ごしらえにあたる部分であり、これを明示することにより、パーティ料理の下ごしらえを前日から始めたり、1週間分のお弁当の下ごしらえを休日にするなど、より柔軟な調理計画を立案することができる。
なお、「線形レシピ」とは、スケジュ−リングの観点から中間成果物の待ち合わせのない手順の並びである部分レシピである。
そこで、調理支援装置10では、ジョブショップスケジューリングの考え方に基づくスケジューラが、料理の常識に基づく順序条件を考慮したスケジューリングを行い、また、下ごしらえ部分を自動認識することにより、より柔軟な調理計画を立案することができるようにする。
(3−1)スケジューリングにおける調理支援装置10の構成
図8は、調理支援装置10を制御関係の説明から書き直したブロック図である。調理支援装置10は、調理すべき料理を指定するメニュー入力部101、メニューに対応する調理手順を生成するスケジュール生成部102、生成された調理手順を出力するスケジュール出力部104、調理に必要となる資源、調理者や調理道具について記述されている資源DB105、所定の形式で記述されたレシピを蓄積するレシピDB109、レシピを分析して下ごしらえに相当する部分を認識する下ごしらえ認識部106からなる。
前記した図2における制御部22にスケジュール生成部102と下ごしらえ認識部106が含まれ、表示部14とスピーカ18がスケジュール出力部104に対応し、入力部16とマイク20がメニュー入力部101に対応し、DB24に資源DB105とレシピDB109が含まれる。
(3−2)制御処理内容
図9に、調理支援装置10を利用したフローチャートを示す。このフローチャートにしたがって、各要素の働きを説明する。
ユ−ザはまずメニュー入力部101を通して調理すべき料理の入力を行う(ステップ201)。
図10は線形レシピの集合としてレシピを記述した例であるが、その例として、301の記述を説明する。
lr(7,[xprawn, xclam],
[[’ワイン蒸し準備’,[cook, pan, heat],[2]],
[’ワイン蒸し’,[pan, heat],[5]]],[wine-steamed],[])。
・lrは線形レシピを表す識別子である。
・7はこの特定の線形レシピを表す識別番号である。
・[xprawn,xclam]の中には、本線形レシピを実行するために既に完成していなければならない中間成果物を記述する。これを開始条件成果物と呼ぶ。
・’ワイン蒸し準備’は調理方法を表す。
・[cook,pan,heat]では利用する資源を記入する。
・[2]には調理に必要とする時間を記入する。この場合、この手順(ワイン蒸し準備)には2分かかることを表す。
・’ワイン蒸し’は調理方法を表す。
・[pan,heat]では利用する資源を記述する。
・[5]には調理に必要とする時間を記述する。この場合、この手順(ワイン蒸し)には5分かかることを表す。
・[wine-steamed]には本線形レシピを実行することにより完成する中間成果物を記述する。これを出力成果物と呼ぶ。
ステップ201でのメニュー入力が終わると次にステップ202の資源選択処理に進む。ステップ202ではレシピ中に記述されている資源を206の資源DB105中から選択する。資源DB105には、利用できる調理者、調理器具などの情報が記述されている。
図11に資源DB105に蓄積される資源の例を示す。
図11に記述されている資源は調理者1人、まな板1個、包丁1本、シンク1つ、ボール2個、フライパン2個、パスタ鍋1個、コンロ2個、ざる1個となる。上記301の記述に対しては、調理者、シンク、フライパンの記述を資源DB105から選択する。なお、cook([cook1])は、調理人のスキルが1であることを示す。
ステップ202での資源選択処理が終わるとステップ203のスケジュール生成処理を行う。ステップ203のスケジュール生成処理はステップ202で選択した資源の重複が起こらないようレシピ手順に沿って中間成果物生成のためのスケジュール作成を行う。中間成果物の待ち合わせが発生しないよう、資源、手順の全ての組み合わせを行い最短のレシピスケジュールを生成する。組み合わせを行う回数、レシピスケジュール時間、レシピスケジュール生成時間などの制限を設けることもできる。スケジュールの生成が終わると、スケジュールの出力を行ってユーザに調理手順を提示する。
(3−3)レシピスケジュール生成処理
図12にステップ203のレシピスケジュール生成処理についてのフローチャートの例を示す。
入力されたメニューに対し、それに対応する線形レシピをレシピDB109からとりだし、各線形レシピの開始条件成果物と、手順を実行するために必要な資源の空きを確認しながら、具体的なスケジュールの生成を行う。
ステップ501では選んだメニューに対応する線形レシピ群を作業領域にロードする。
ステップ502では、ある時点までに完成している(中間)成果物の集合を保持する変数を空集合で初期化する。
ステップ503では、具体的な調理手順を示すスケジュールの標準的な表現方法であるガントチャートを空に初期化する。ガントチャートとは、縦軸に資源、横軸に時間を取り、どの時間にどの資源がどの作業によって占有されているかを表した表であり、その例を図13などに示す。
以上が初期化のステップに当たる。
ステップ504では、現在までに完成している中間成果物に基づき、着手可能な線形レシピを非決定的に一つ選択する。着手可能な線形レシピとは、開始条件成果物が、ある時点までに完成している(中間)成果物の集合に含まれるものである。初期的には、完成している(中間)成果物の集合は空であるから、開始条件成果物が空である線形レシピが選ばれることになる。
ステップ505では、ステップ504で選択された線形レシピに含まれる作業に関して、それらが必要とする資源と、所要時間に基づき、ガントチャート上でそれらを確保できる最も左に配置する。このとき、この線形レシピの開始条件成果物ができる以前に配置してはならない。
ステップ506では、ステップ504で選択された線形レシピの出力成果物を完成している(中間)成果物の集合に加える。
ステップ507では、ステップ504で選択された線形レシピを作業領域から除去する。
ステップ506と507が、線形レシピの実施完了に伴う処理である。
ステップ508では、作業領域に線形レシピが残っているかをチェックする。もしなければ、所望のメニューが完成しているはずであり、現時点でのガントチャートが実行可能なスケジュールとなっている。
もしあれば、まだメニューは完成しておらず、ステップ504に戻る。
ステップ508で実行可能スケジュールができたときには、ステップ509で、このスケジュールを、これまでの「最良な」スケジュールと比較する。スケジュールの良さは、目的に合わせてさまざまに定義可能であり、典型的には総調理時間の短さであるが、他にも鍋を使う数の少なさやいくつかの指標の組み合わせなどであってもよい。もし、ステップ508で完成したスケジュールがこれまでの「最良な」スケジュールより良いならば、ステップ510でこのスケジュールを新たな最良スケジュール(候補スケジュール)として記憶する。初期的には、最初に作られた実行可能スケジュールが候補スケジュールとなる。
ステップ511では、さらに良いスケジュールの探索を進めるかどうかの判定を行う。あるメニューに対する実行可能スケジュールは一般には複数存在し、本実施形態においてはそれらはステップ504における選択の非決定性により探索される。この非決定性は、例えばプログラミング言語Prologなどで採用されているバックトラッキングと呼ばれる技術により決定的に模擬することができる。ステップ511における判定は、バックトラッキングにより全ての可能性を尽くしたことをもって終了としても良いし、このステップに到達した回数をカウントしてそれが所定の閾値を越えた場合に終了としても良い。
ステップ512では、その時点の候補スケジュールをユーザに提示する。
(3−4)具体例
以上の流れを、図10のレシピを例にとって詳しく示す。入力されたメニューに対応する線形レシピ群が図10である。
初期化手続きステップ501〜503を行った後、ステップ504で開始条件成果物が空である線形レシピとして例えば識別番号3の線形レシピを選ぶ。ステップ505において、作業「あさり砂吐準備」を、ガントチャート上で資源[cook,bowl]を2分間占有できるもっとも左位置、すなわち0分の所に、次に作業「あさり砂吐」をガントチャート上で資源[cook]を23分占有できるもっとも左位置、すなわち2分の所に配置する。出力成果物であるxclamを完成した中間成果物に加え、識別番号3の線形レシピの線形レシピを作業領域から除去する。作業領域にはまだ線形レシピがある(ステップ508)ので、ステップ504に戻り、例えば識別番号1の線形レシピを選ぶ。ステップ505において、作業「えびは尾を残し、殻と背ワタを取る」を、ガントチャート上で資源[cook,knife,sink,board]を5分間占有できるもっとも左位置、すなわち2分の所に配置する。出力成果物であるxprawnを完成した中間成果物に加え、識別番号1の線形レシピの線形レシピを作業領域から除去する。作業領域にはまだ線形レシピがある(ステップ508)ので、ステップ504に戻り、同様に識別番号2、4、5、6の線形レシピを選んでスケジュールを進めていく。ここで、完成した中間成果物は現在xprawn,xclam,xocto,xparsley,xchili,xgarlicとなっている。作業領域にはまだ線形レシピがある(ステップ508)ので、ステップ504に戻り、開始条件成果物が完成した中間成果物に含まれる線形レシピとして例えば301の線形レシピを選ぶ。ステップ505において、作業「ワイン蒸し準備」を、ガントチャート上で資源[cook,pan,heat]を2分間占有でき、[xprawn,xclam]完成後のもっとも左位置、すなわち30分の所に配置する。以降同様にスケジューリングを進めていく。
図13に図10の途中までのスケジュール生成後の例を示す。図13では開始条件成果物が空である線形部分レシピについてスケジュールを行った結果となっている。
図14に図10の途中のスケジュール生成結果の例を示す。スケジュールを生成した結果、ワイン蒸し準備では調理者、鍋、コンロを利用して2分間で準備を行い、ワイン蒸しは鍋とコンロで5分間作業を行う。
図4はメニュー完成時のガントチャートの例である。
図15にこれまでに利用されている記述方法によるレシピの例を示す。この記述方法では、レシピ手順の生成を行う場合、1つの手順が完成すると次の手順に移行し作業を行う。さらに次の手順に移行し作業を行う。経験が浅い調理者には順番に作業を行うという認識があり、901の手順を行った後、902の手順を行う。しかし、902で行う手順を先に行うことによりアサリの砂抜きを行っている間に901を行うことで時間の短縮が図られることが図1でわかる。このようなレシピDB109を用意することにより、資源の重複を解消し、中間成果物を生成しながらレシピのスケジューリングを行うため、ユーザにとって最適なスケジュールを提供することが出来る。
しかしながら、上の例で示した中間成果物の待ち合わせのみを考慮したスケジューリングでは、識別番号9、10の線形レシピを選んだのち識別番号1〜8を選び、識別番号11に進むというスケジューリングを行う可能性がある。すなわち、スパゲティが茹で上がってからソースの製作に着手し、最後に和えるというものである。これは、スケジューリングの点からは実行可能なスケジュールであるが、ソースに絡めたスパゲティを作る際には、「絡める」作業はスパゲティが茹った直後に実施しなければいけないという料理の知識に鑑みて、料理の常識的順序条件違反を犯している。これを防ぐため、図10の最後に示すように、ある線形レシピの終了後にすぐに着手しなければいけない線形レシピを明示する。具体的には、最後の[11]は、実行後に識別番号11の線形レシピを直ちに選択しなければいけないという条件を表すものである。これにより、上記の料理の常識的順序条件違反を犯しているスケジュールの生成を防ぐことができる。
上記の制約を用いると、料理完成に向けて「中断することなく直列的に作業しなければいけない線形レシピの集合」を各料理ごとに求めることができる。逆に言うと、この集合に含まれない部分は事前に実施しておくことができる。事前に実施しておくことができる部分とは、下ごしらえにあたる部分であり、これを明示して、別レシピとしてレシピDB109に格納しておくことにより、パーティ料理の下ごしらえを前日から始めたり、1週間分のお弁当の下ごしらえを休日にするなど、より柔軟な調理計画を立案することができる。
(4)変更例
(4−1)変更例1
上記実施形態では、一つの料理を調理する場合について説明したが、これに代えて二つの料理を同時に調理する場合でも、二つの料理名を入力すれば、制御部22は、その二つの料理を同時に調理するようにスケジューリングを行う。ジョブショップスケジューリングの考え方を導入し、調理を行う上での資源(調理者の手間、鍋、コンロなど)制約を考慮しながら、総調理時間等の評価関数を最適にするように、レシピを構成する手順を実施する順序を組み上げる。そして、作業工程において、各料理毎にその背景の色分けをすることで、調理人が現在どの料理の調理を行っているかを判別することができる。
(4−2)変更例2
上記実施形態では、一人の調理人が料理をを行う場合について説明したが、これに代えて複数の調理人が料理を行う場合も同時に画面に表示することができる。例えば図7に示すように、各調理人毎に作業スケジュールを表示させる。
(4−3)変更例3
上記実施形態では、作業工程が終了した場合に完了ボタンを押す以外に、調理人が音声でその終了をマイク20を通じて通知してもよい。また、これに限らずIHクッキングヒータ28やオーブンレンジ30からの終了信号に基づいてその完了を制御部22は確認してもよい。
本発明の一実施形態を示す調理支援装置の斜視図である。 調理支援装置のブロック図である。 表示部の画面の図である。 ガントチャートの図である。 調理状態を示す図面である。 他の調理状態を示す図面である。 復数人の調理人が居る場合の画面の図である。 スケジューリングにおける調理支援装置のブロック図である。 スケジューリングのフローチャートである。 レシピ記述の例である。 資源DBの記述の例である。 スケジューリングの処理の流れである。 作成途上のガントチャートの例である。 作成途上のガントチャートをさらに進めたものの例である。 従来の記述方法によるレシピの例の図である。
符号の説明
10 調理支援装置
12 ケース
14 表示部
16 入力部
18 スピーカ
20 マイク
22 制御部
24 DB
26 ゲートウエイ
28 IHクッキングヒータ
30 オーブンレンジ
32 炊飯器
34 冷蔵庫
36 調理器具

Claims (14)

  1. 料理を調理するときに調理人の調理作業を支援する調理支援装置において、
    前記調理人の調理に関する熟練度を示すスキル情報、前記調理人が所有している調理器具の種類と個数を入力するための入力手段と、
    前記料理の作業工程の順番と、前記各作業工程における作業手順を示したレシピ情報を記憶しているレシピ情報記憶手段と、
    前記スキル情報、前記調理器具の種類と個数、前記レシピ情報とに基づいて、前記調理人のスキルに応じた調理時間に従って調理作業を行える作業スケジュール、前記作業スケジュールの各作業工程における作業手順、前記作業手順の画像または動画、前記調理の終了予定時刻とを演算する演算手段と、
    前記作業スケジュール、前記作業手順、前記作業手順の画像または動画、前記終了予定時刻を表示する表示手段と、
    を有する
    ことを特徴とする調理支援装置。
  2. 前記表示手段は、前記調理人が行っている作業に関する情報とは、別の情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  3. 前記表示手段は、前記作業スケジュールで終了した作業工程と、調理中の作業工程を識別して表示する
    ことを特徴とする請求項2記載の調理支援装置。
  4. 前記演算手段は、次の作業工程へ進む合図を音声認識、または、ユーザの画面操作で認識する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  5. 前記演算手段は、次の作業工程へ進む合図を前記調理器具の一つである家電機器の状態から認識する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  6. 前記演算手段は、現在の作業工程の進行状況に応じて前記作業スケジュールを再演算し、前記終了予定時刻を更新する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  7. 前記作業手順を音声で読み上げる音声出力手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  8. 前記表示手段は、前記作業スケジュールに次の作業工程も同時に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  9. 前記演算手段は、現在の作業工程の終了予定時刻になると音声で知らせる
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  10. 前記演算手段は、前記調理人が行っている作業工程と同時に進行している作業工程が終了状態になるとその旨を報知する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  11. 複数の料理を同時に調理する場合に、前記演算手段は、前記複数の料理が調理ができるように最適な作業スケジュールを実施し、
    前記表示手段は、前記調理人が実施している作業工程がどの料理のものかを判別可能に表示した
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  12. 前記演算手段は、前の作業工程及び後の作業工程の作業手順が確認できる
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  13. 前記調理人が複数いる場合に、前記演算手段は、前記各調理人に最適なスケジュールをそれぞれ演算し、
    前記表示手段は、前記各調理人のそれそれの作業スケジュールを表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
  14. 前記演算手段は、前記表示手段に表示している特定の文字列に対して、静止画または動画を関連付けて、音声または画面操作による指示で当該情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の調理支援装置。
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