JP2007126220A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート給送手段を簡単に交換することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】着脱機構によりシート積載手段1に積載されたシートPを送り出すシート給送手段4aを駆動軸6に着脱自在に取り付ける。そして、シート給送手段4aにより送り出されるシートPを分離するシート分離手段5を装置本体51の下部に着脱自在に設け、このシート分離手段5を装置本体51に着脱自在に取り付けるための開口部S1を、シート分離手段5が取り外された際、着脱機構が露出する位置に設ける。
【選択図】図3
【解決手段】着脱機構によりシート積載手段1に積載されたシートPを送り出すシート給送手段4aを駆動軸6に着脱自在に取り付ける。そして、シート給送手段4aにより送り出されるシートPを分離するシート分離手段5を装置本体51の下部に着脱自在に設け、このシート分離手段5を装置本体51に着脱自在に取り付けるための開口部S1を、シート分離手段5が取り外された際、着脱機構が露出する位置に設ける。
【選択図】図3
Description
本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特に駆動軸に着脱自在に取り付けたシート給送手段を交換する構成に関する。
従来、プリンタ、複写機、FAX等の画像形成装置においては、複数枚のシートが積載されるシート積載手段から例えば給紙ローラ等のシート給送手段により送り出されたシートを、シート分離手段により1枚ずつ分離して給送するシート給送装置が設けられている。
ここで、このようなシート給送装置のシート分離手段としては、例えば分離パッド等の摩擦部材であるシート分離部材をシート給送手段に圧接させることによりシートの重送を防ぎ、最上位のシートのみを一枚ずつ供給する方式のものがある。
図7は、このような従来のシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザービームプリンタの概略構成を示す図である。図7において、100はレーザービームプリンタ、101はレーザービームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。
4aは駆動軸である給紙軸6に着脱自在に取り付けられたシート給送手段である給紙ローラであり、給紙ローラ4aが回転すると、給紙トレイ1に積載されたシートPが送り出される。105aは分離パッドであり、給紙ローラ4aが回転すると、分離パッドばね105cによって給紙ローラ4aに圧接している分離パッド105aによりシートPが1枚ずつ分離されながら給送される。
この給紙ローラ4a及び分離パッド105aには、シートPに対する摩擦力が必要であるため、ゴム等の材質が用いられている。しかし、シートPを通紙していくと、シートPとの摺擦により給紙ローラ4a及び分離パッド105aに磨耗が発生し、本来の給紙性能を発揮できなくなる。
そこで、給紙性能が低下した場合、給紙ローラ4a及び分離パッド105aを交換するようにしている。従来、給紙ローラ4a及び分離パッド105aを交換する場合、ユーザー又はサービスマンによる交換が容易となるよう給紙ローラ4a及び分離パッド105aをユニットごと交換するようにしたものがある(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
例えば、給紙ローラ4aは、図8の(a)に示すように給紙ローラ4aの内部に設けられ、給紙ローラ4aの所定の外径を形成する給紙ローラコア4bと共に給紙ローラユニット4を形成している。なお、給紙ローラコア4bには、給紙ローラユニット4を給紙軸6に取り付けるための第1突起4cと、給紙ローラユニット4を給紙軸6に固定するための第2突起4dが両側面に設けられている。
そして、この給紙ローラユニット4は給紙軸6に着脱自在に取り付けられており、給紙ローラ4aを交換する場合には、給紙ローラユニット4ごと交換するようにしている。なお、交換した給紙ローラユニット4を給紙軸6に取り付ける際には、まず図8の(b)に示すように給紙軸6に固着されたフランジ6Aに形成された切り欠き部6aに第1突起4cを挿入する。
この後、第1突起4cを回動支点として給紙ローラユニット4を、第2突起4dが給紙軸6に設けられた着脱機構であるスナップフィット部6bに係合するまで回動させることにより給紙ローラユニット4は給紙軸6に装着される。
なお、このように給紙ローラユニット4を装着した時、給紙ローラ4aは給紙軸6に圧接しており、これにより給紙動作時、シートPと給紙ローラ4aとの摩擦力により、給紙ローラ4aが給紙ローラコア4bに対して空転するのを防ぐことができる。
一方、分離パッド105aは、図9に示すようにガイドレール部105eが設けられ、ガイドレール部105eを介して分離アームホルダ105dにより、給紙ローラ4aの方向にスライド可能に保持されている分離パッドアーム105bに貼り付けられている。なお、この分離パッドアーム105bと、分離アームホルダ105dとの間には、図7に示すように分離パッドアーム105bを給紙ローラ4aに対して付勢する分離パッド加圧ばね105cが設けられている。
そして、分離パッド105aは、分離パッドアーム105b、分離パッド加圧ばね105c、分離アームホルダ105dと一体に分離ユニット105を形成している。この分離ユニット105は、分離アームホルダ105eをプリンタ本体101の外装の一部とした状態でプリンタ本体101の背面(後面)から着脱自在に固定されている。
次に、給紙ローラユニット4及び分離ユニット105の交換方法について図10を用いて説明する。
まず、給紙ローラユニット4を交換する場合は、画像形成された後のシートが排出される排紙トレイ15を矢印に回動し、感光ドラム10a等が設けられたトナーカートリッジ10を取り出す。次に、トナーカートリッジ10を取り出したことにより形成される上部開口部Sに、不図示の手または工具等を矢印A方向に挿入してスナップフィット部6b(図8の(b)参照)を外す。
なお、スナップフィット部6bを外すと、給紙軸6に圧接している給紙ローラ4aの張力により、給紙ローラユニット4(給紙ローラ4a)は給紙軸6に設けられた切り欠き部6a(図8の(b)参照)を回動支点として給紙軸6から回動しつつ浮き上がる。そして、この後、給紙軸6の切り欠き部6aから給紙ローラコア4bの第1突起4cを引き抜くことにより、給紙ローラ4aを給紙ローラユニット4と一体に給紙軸6から外す事ができる。
また、分離ユニット105を交換する場合は、分離アームホルダ105dをプリンタ本体101の背面に固定しているビス等の締結部材を外すことにより、分離ユニット105をプリンタ本体101から矢印方向(後方向)に取り外す。
しかし、このような従来のシート給送装置において、給紙ローラユニット4を交換する際、排紙トレイ15を開けた状態でプリンタ本体奥底まで手又は工具等を挿入して給紙軸6に設けられたスナップフィット部6bを外す必要がある。しかし、近年のプリンタ100の小型化により、スナップフィット部6bにアクセスするための上部開口部Sも狭くなり、給紙ローラユニット4の交換作業が、不便な状況になっている。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シート給送手段(給紙ローラ)を簡単に交換することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、駆動軸に着脱自在に取り付けられ、シート積載手段に積載されたシートを送り出すシート給送手段を備えたシート給送装置において、前記駆動軸に前記シート給送手段を着脱自在に取り付ける着脱機構と、装置本体に着脱自在に設けられ、前記シート給送手段により送り出されるシートを分離するシート分離手段と、前記装置本体に形成され、前記シート分離手段を着脱自在に取り付けるための開口部と、を備え、前記開口部を、前記シート分離手段が取り外された際、前記着脱機構を露出させる位置に設けたことを特徴とするものである。
本発明のように、シート分離手段を装置本体に着脱自在に取り付けるための開口部を、シート分離手段が取り外された際、シート給送手段を駆動軸に着脱自在に取り付ける着脱機構が露出する位置に設けることにより、シート給送手段を駆動軸から容易に外すことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例である電子写真方式のプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、50はプリンタ、51はプリンタ本体、52はプリンタ本体51内に設けられ、電子写真方式により画像形成を行う画像形成部、53は画像形成部52にシートPを給送するシート給送装置である。なお、図1において、プリンタ50の右側が装置の正面側であり、左側が装置の後側である。
ここで、画像形成部52はトナー像を形成する感光体ドラム10a、感光体ドラム10aに形成されたトナー像をシートPに転写する転写ローラ11などを備えている。なお、10は感光体ドラム10a、不図示の高圧電源から給電される帯電ローラ10c、現像スリーブ10d、トナー容器10b、クリーニングブレード10e、廃トナー容器10fを備えたプロセスカートリッジである。このプロセスカートリッジ10は、プリンタ本体51に着脱自在に装着されている。
そして、このような構成の画像形成部52において、画像形成動作が開始されると、まずレーザー露光装置17から画像信号に応じた光が、帯電ローラ10cにより表面が帯電処理されると共に、矢印方向に回転駆動されている感光体ドラム10aに照射される。そして、このような画像信号に応じた光が照射されることにより、感光体ドラム上に潜像が形成される。
次に、トナー容器10bに充填されたトナーが現像スリーブ10dの回転に伴い適度の帯電を受けた後、感光ドラム10a上に供給されて感光体ドラム10aの静電潜像に付着し、これにより潜像が現像され、トナー像として可視化される。
また、シート給送装置53は、開閉可能な給紙トレイ1と、給紙トレイ1に収納されたシートPを給送する給紙ローラ4aと、給紙ローラ4aにより送り出されたシートPを分離するシート分離手段である分離ユニット5とを備えている。
なお、本実施の形態において、給紙ローラ4aは、既述した図8の(a)に示すように、第1突起4cと第2突起4dが両側面に設けられた給紙ローラコア4bと共に給紙ローラユニット4を形成している。
また、既述した図8の(b)に示すように、第1突起4cを回動支点として回動し、第2突起4dが給紙軸6に設けられたスナップフィット部6bに係合する事により給紙軸6に装着されるようになっている。さらに、手または工具等によりスナップフィット部6bを外すことにより、給紙ローラ4aを給紙ローラユニット4と一体に給紙軸6から外す事ができるようになっている。
なお、図1において、2は、シートPのシート搬送方向に対して直交する方向(以下、幅方向という)の両端位置を規制するシート幅規制板である。3は給紙トレイ1のシート搬送方向下流に回動自在に設けられ、シート収納手段である給紙トレイ1に積載されたシートPをシート給送手段である給紙ローラ4aに押し付ける給紙圧板であり、この給紙圧板3はバネ3aにより給紙ローラ側に付勢されている。
そして、このようなシート給送装置53においては、上記のようなトナー画像形成動作に並行して給紙ローラ4aによって給紙トレイ1からシートPを送り出し、この後、シートを分離ユニット5に設けられた分離パッド5aにより1枚ずつ分離するようにしている。
次に、このような構成のプリンタ50における画像形成動作について説明する。
トナーが転写されるシートPを給紙トレイ1及び給紙圧板3上にセットした後、プリント開始信号が入力されると、モータ16が回転する。そして、このモータ16の回転により、給紙ローラ4a、搬送ローラ8、感光体ドラム10a、定着加圧ローラ13、排紙ローラ14等がシート搬送方向(矢印P方向)に駆動される。
これにより、まず給紙トレイ1及び給紙圧板3上にセットされたシートPが、給紙ローラ4aとの摩擦により送り出される。ここで、給紙ローラ4aは、不図示の1回転制御手段により1回転してシートPを矢印方向に給紙する。
なお、給紙ローラ4aが着脱可能に取り付けられた給紙軸6には、回動自在な給紙圧板3の位置を規制する不図示の給紙カムが取り付けられており、この給紙カムも給紙ローラ4aと共に回転する。そして、給紙カムの回転に連動して給紙圧板3は上方回動し、シートPを給紙ローラ4aに押し付けるようになっている。また、給紙ローラ4aにより送り出される際、シートPはシート幅規制板2によりガイドされる。
一方、給紙ローラ4aが回転すると同時に、分離パッドばね5cにより付勢された分離パッド5aによってシートPが1枚ずつ分離され、給送される。なお、給紙ローラ4aの1回転動作終了直前には、給紙軸6の同軸上に設けられた給紙カムが給紙圧板3を給紙待機の位置まで押し下げるため、給紙圧板3は給紙待機位置まで戻る。
次に、この給紙ローラ4aの1回転動作にて送り出されたシートPは、搬送ローラ8により搬送され、シート先端検知フラグ9を倒す。シート先端検知フラグ9には不図示のフォトセンサが取り付けられており、シート先端検知フラグ9が回動する事によりフォトセンサがシートPの先端位置を検知し、所定の時間の後、レーザー露光装置17は感光ドラム10aにレーザー光を照射する。
これにより、感光ドラム10a上には静電潜像が形成され、この静電潜像を現像スリーブ10dの回転により感光ドラム10a上に供給されるトナーによって現像して可視化する。この後、可視化された感光ドラム10a上のトナー像は転写ローラ11によりシートP上に転写される。
なお、転写されずに感光ドラム10a上に残った転写残トナーはクリーニングブレード10eより廃トナー容器10fに収納され、表面をクリーニングされた感光体ドラム10aは繰り返し次の画像形成プロセスに入る。
次に、トナー像が形成されたシートPは、定着加熱部材12と定着加圧ローラ13で構成された定着器によって加熱、加圧を受けることにより、トナー像がシートP上に永久定着される。トナー像が定着されたシートPは、その後、排紙ローラ14によりプリンタ本体外に排出され、プリンタ本体上面に設けられた排紙トレイ15上に積載される。
ところで、分離ユニット5は、図2の(a)に示すように分離パッド5aと、分離パッド5aが貼り付けられる分離パッドアーム5bと、分離パッドアーム5bを回動自在に保持する分離アームホルダ5dとを備えている。なお、分離パッドアーム5bと分離アームホルダ5dの間には、図1に示すように、分離パッド5aを給紙ローラ4aに対して付勢する分離パッド加圧ばね5cが設けられている。
図2において、5eはアームである分離パッドアーム5bに設けられた回動支点であり、分離パッドアーム5bは、この回動支点5eを支点としてホルダである分離アームホルダ5dに回動自在に保持されている。
ここで、本実施の形態において、この分離パッドアーム5bの回動支点5eは、図1に示すように、給紙ローラ4aと分離パッド5aで形成される分離ニップ部よりも搬送方向下流に位置している。なお、回動支点5eは、給紙ローラ4aが回転した時の回転トルクを低減するため、給紙ローラ4aと分離パッド5aの分離ニップ部における接線よりも若干、給紙ローラ4a側に設ける事が望ましい。
また、分離アームホルダ5dは、シート給送装置本体により一部が形成されるプリンタ本体51の後側の外装の一部を構成するものであり、図2の(b)に示すようにプリンタ本体51(シート給送装置本体)にビス7で締結されるようになっている。なお、分離アームホルダ5dを固定する位置は、給紙ローラ4aによる摩擦力が分離パッド5aに沿って付与されることから摩擦力の影響を避けるよう分離ニップの略接線上に分離アームホルダ5dの固定部を設ける事が望ましい。
そして、分離パッド5a、分離パッドアーム5b、分離パッド加圧ばね5cは、分離パッドアーム5bに設けられた不図示のスナップフィットが分離アームホルダ5dの一部に係止される事により、分離アームホルダ5dと共に分離ユニット5を構成する。
次に、給紙ローラユニット4の交換手順について説明する。
給紙ローラユニット4を交換する際には、図3に示すように、まず排紙トレイ15を回動させ、プリンタ本体51からトナーカートリッジ10を取り出す。次に、図2の(b)に示す、分離アームホルダ5dをプリンタ本体51に固定しているビス7を外すことにより、プリンタ本体背面に設けられ、外観の一部を構成する分離ユニット5を外す。
そして、このように分離ユニット5をプリンタ本体51の後の外側に外す事により、プリンタ本体背面にはプリンタ本体51に形成され、分離ユニット5を着脱自在に取り付けるための開口部である下部開口部S1が出現する。
ここで、本実施の形態において、回動支点5eを中心として分離パッド5aを給紙ローラ4aに対して付勢する構成としているため、分離パッド5aの位置精度を保ちつつ分離ユニット5の装置高さ方向の寸法を最小限に押さえることができる。つまり、回動支点5eを中心として分離パッド5aを給紙ローラ4aに付勢する構成とすることにより、分離パッド5aをスライドさせる場合に比べて分離パッド5aの位置精度を保ちつつ分離ユニット5の高さ方向の寸法を最小限に抑えることができる。
また、分離アームホルダ5dの回動支点5eを給紙ローラ4aと分離パッド5aとの当接部よりもシート搬送方向下流側で、かつスナップフィット部6bよりも上方に設けている。
そして、このように分離ユニット5の高さ寸法を最小限に抑えると共に、分離アームホルダ5dの回動支点5eをスナップフィット部6bよりも上方に設けることにより、分離ユニット5を取り外すと、スナップフィット部6bが下部開口部S1に近い位置で露出する。さらに、分離アームホルダ5dの回動支点5eをスナップフィット部6bよりも上方に設けることにより、プリンタ本体51の後側の側面からのスナップフィット部6bの操作が可能となる。
次に、このように下部開口部S1に近い位置で露出したスナップフィット部6bに対し、下部開口部S1から不図示の手または工具等を矢印B方向に挿入してスナップフィット部6bを外し、給紙ローラユニット4が給紙軸6から浮いた状態にする。
そして、最後にトナーカートリッジ10が挿入されていた空間から矢印A方向にアクセスして給紙ローラユニット4を給紙軸6から取り外し、上部開口部Sから回収する。なお、本実施の形態では、分離部は分離パッドで構成されているが、例えば分離ローラ等の他の分離手段であっても良い。
ここで、従来の装置と本実施の形態の装置との比較をする。図9に示す従来の分離ユニット105は、分離パッド105aを給紙ローラ4aに対してスライド移動させて給紙ローラ4aに圧接させるものである。よって、分離パッド105aの位置精度を保つためには、分離パッドアーム10bが分離アームホルダ10dによりガイドされる寸法を、分離パッドアーム10bがスライドする上下方向に、ある程度の長さ確保する必要がある。
これに伴い、分離ユニット105も、ある程度の高さ寸法が必要となり、このため従来は、既述した図7に示すように、分離ユニット105は給紙ローラ4aの下方で、かつその底面は、プリンタ本体101の底面と略同一となるように配置されている。
しかし、このような構成では、分離ユニット105を外して下部開口部S1を出現させても、下部開口部S1は、給紙ローラ4aを取り外す際にアクセスするスナップフィット部6bに対して下方に位置するようになる。このため、手又は工具等を下部開口部S1からスナップフィット部6bにアクセスさせることができない。
これに対して、本実施の形態では、下部開口部S1を、分離ユニット5が取り外された際、スナップフィット部6bが露出する位置に設けることができる。これにより,給紙ローラユニット4を交換する際、分離ユニット5を外せば下部開口部S1からスナップフィット部6bを露出させることができる。この結果、ユーザー及びサービスマンによるアクセスが容易となり、給紙ローラユニット4の交換が容易となり、交換性の優れたサービス性の良いプリンタ(画像形成装置)50を提供することができる。
また、分離ユニット5を外した時に出現する下部開口部S1の高さ方向の大きさを最小限に抑えることができ、下部開口部S1を塞ぐ分離アームホルダ5dに関して高さ方向の寸法を最小限に抑える事が可能になる。これにより、ユーザーに対して安価なプリンタ(画像形成装置)50を提供する事が出来る。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図4は本実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例である電子写真方式のプリンタの概略構成を示す図である。なお、図4において、既述した図1と同一符号は、同一または相当部分を示している。
図4において、4Aは給紙ローラ、4Bは第1突起4cと第2突起4dが両側面に設けられた給紙ローラコアであり、給紙ローラ4Aと給紙ローラコア4Bとにより給紙ローラユニット4を形成している。
ここで、この給紙ローラ4Aは、既述した第1の実施の形態の給紙ローラ4aに比べて小径のものである。そして、このように小径の給紙ローラ4Aを用いることにより、スナップフィット部6bの位置が、図1に示す位置に比べてXだけ低くなり、この結果、分離ユニット5を外した時、よりスナップフィット部6bを露出させることができる。
これにより、給紙ローラユニット交換時における下部開口部S1のからスナップフィット部6bに対するアクセス性が向上するため、更に給紙ローラ交換性の優れたサービス性の良いプリンタ(画像形成装置)50を提供する事ができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図6は本実施の形態に係るシート給送装置に設けられた分離ユニットの構成を示す斜視図である。なお、図6において、既述した図2と同一符号は、同一または相当部分を示している。
図6において、5Aは分離ユニットである。そして、この分離ユニット5Aは、分離パッド5aと、分離パッド5aが貼り付けられる分離パッドアーム5bと、分離パッドアーム5bを回動自在に保持する分離アームホルダ5dと、不図示の分離パッド加圧ばねとを備えている。
ここで、本実施の形態においては、分離アームホルダ5dは、幅方向にそれぞれ延在部5gを有しており、その延在部5gには、搬送されるシートPの搬送面を形成する搬送リブ5fが複数設けられている。なお、この搬送リブ5fはシートPが搬送される際に分離アームホルダ5dと装置搬送路の段差に引っかからない様な搬送リブ形状となっている。
本実施の形態においても、給紙ローラユニット4を交換する際は、まず排紙トレイ15を回動させてトナーカートリッジ10を取り出し、この後、分離ユニット5Aを外すようにしている。
次に、分離ユニット5Aを外した事によって出現する下部開口部S1からスナップフィット部6bにアクセスして給紙ローラコア4bの側面に設けられた第2突起4dをスナップフィット部6bから外す。そして、この後、給紙ローラユニット4を、トナーカートリッジ10を抜いた事により形成される本体内部の開口部から回収するようにしている。
ここで、本実施の形態のように、分離アームホルダ5dに搬送リブ5fが形成された延在部5gを設けることにより、下部開口部S1の横幅を広げることができ、スナップフィット部6bへのアクセス性をさらに向上することができる。
また、給紙ローラ4aと分離パッド5aとの間でシートPのジャムが発生し、ジャムしたシートを取り除く際、シートが破損してシートが残る場合があっても、下部開口部S1の横幅を広げることにより、破損したシートを取り除く作業も容易となる。
このように、本実施の形態の形態では、分離アームホルダ5dに搬送リブ5fが形成された延在部5gを設けた事により、給紙ローラユニット4を交換するために分離ユニット5を外した際、大きな下部開口部S1が確保することができる。これにより、更にスナップフィット部6bへのアクセス性が向上し、給紙ローラユニット4の交換性に優れたサービス性の良いプリンタ(画像形成装置)50を提供する事が出来る。
なお、本実施の形態では、プリンタ本体の背面から分離ユニットを取り外す構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、分離ユニットが配置される位置に応じてプリンタ本体の前方、側方の外装面から取り出す構成であっても良い。
1 給紙トレイ
3 給紙圧板
4 給紙ローラユニット
4a 給紙ローラ
4A 給紙ローラ
4b 給紙ローラコア
4B 給紙ローラコア
4c 第1突起
4d 第2突起
5 分離ユニット
5A 分離ユニット
5a 分離パッド
5b 分離パッドアーム
5d 分離アームホルダ
5e 回動支点
5f 搬送リブ
5g 延在部
6 給紙軸
6b スナップフィット部
50 プリンタ
51 プリンタ本体
52 画像形成部
53 シート給送装置
S1 下部開口部
P シート
3 給紙圧板
4 給紙ローラユニット
4a 給紙ローラ
4A 給紙ローラ
4b 給紙ローラコア
4B 給紙ローラコア
4c 第1突起
4d 第2突起
5 分離ユニット
5A 分離ユニット
5a 分離パッド
5b 分離パッドアーム
5d 分離アームホルダ
5e 回動支点
5f 搬送リブ
5g 延在部
6 給紙軸
6b スナップフィット部
50 プリンタ
51 プリンタ本体
52 画像形成部
53 シート給送装置
S1 下部開口部
P シート
Claims (6)
- 駆動軸に着脱自在に取り付けられ、シート積載手段に積載されたシートを送り出すシート給送手段を備えたシート給送装置において、
前記駆動軸に前記シート給送手段を着脱自在に取り付ける着脱機構と、
装置本体に着脱自在に設けられ、前記シート給送手段により送り出されるシートを分離するシート分離手段と、
前記装置本体に形成され、前記シート分離手段を着脱自在に取り付けるための開口部と、を備え、
前記開口部を、前記シート分離手段が取り外された際、前記着脱機構を露出させる位置に設けたことを特徴とするシート給送装置。 - 前記シート給送手段及び前記シート分離手段を前記装置本体の下部に設け、
前記開口部を、前記シート分離手段が取り外された際、前記装置本体の側面からの前記着脱機構の操作が可能な位置に設けたことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。 - 前記シート分離手段は、シートを分離するための分離部材と、前記分離部材が取り付けられたアーム部材と、前記装置本体の外装の一部を構成し、前記アーム部材を上下方向に回動自在に保持するホルダと、前記アーム部材を付勢して前記分離部材を前記シート給送手段に圧接させる付勢手段とを一体に備え、
前記シート分離手段が取り外された際、前記着脱機構を露出させるよう前記アーム部材の回動支点を前記シート給送手段と前記分離部材との当接部よりもシート搬送方向下流側で、かつ前記着脱機構よりも上方に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート給送装置。 - 前記ホルダに前記開口部を塞ぐための延在部を設け、該延在部にシート給送手段から給送されて前記分離部材により分離されたシートを案内する搬送面を構成するリブを設けたことを特徴とする請求項3記載のシート給送装置。
- 前記分離部材と、前記アーム部材と、前記アーム部材の回動支点と、前記ホルダを前記装置本体に固定する固定部を概略同一線上に配置したことを特徴とする請求項3又は4記載のシート給送装置。
- 画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005317772A Pending JP2007126220A (ja) | 2005-10-31 | 2005-10-31 | シート給送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007126220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10486922B2 (en) | 2016-11-09 | 2019-11-26 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet feeding device and image forming apparatus incorporating the sheet feeding device |
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2005
- 2005-10-31 JP JP2005317772A patent/JP2007126220A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10486922B2 (en) | 2016-11-09 | 2019-11-26 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet feeding device and image forming apparatus incorporating the sheet feeding device |
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