JP2007125316A - スキン及び又はヘアーのトリートメントスパ装置、及び同方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】皮膚全般(とりわけ顔面)および毛髪の保水性を高めるトリートメント装置およびトリートメント方法の提供。
【解決手段】トリートメント装置は、1)水槽1内に薬液槽3があり、水槽1の底部に超音波発生機7を設ける、2)該超音波発生機から出射した超音波(矢印a)は薬液面4に到達し、薬液の超微細ミスト(ナノミスト8)が発生する、3)送風機9から送られる風に乗せられてナノミスト8がミスト噴出口13から噴出してミスト噴流14を形成するものである。トリートメント方法は、薬液としてγ−PGA(ガンマ−ポリグルタミン酸)を含むものであり、該装置を用いることによって、皮膚や毛髪への浸透力が大きくなり、保水性が著しく向上する。
【選択図】図1
【解決手段】トリートメント装置は、1)水槽1内に薬液槽3があり、水槽1の底部に超音波発生機7を設ける、2)該超音波発生機から出射した超音波(矢印a)は薬液面4に到達し、薬液の超微細ミスト(ナノミスト8)が発生する、3)送風機9から送られる風に乗せられてナノミスト8がミスト噴出口13から噴出してミスト噴流14を形成するものである。トリートメント方法は、薬液としてγ−PGA(ガンマ−ポリグルタミン酸)を含むものであり、該装置を用いることによって、皮膚や毛髪への浸透力が大きくなり、保水性が著しく向上する。
【選択図】図1
Description
本発明は美容術におけるスキントリートメント(皮膚の手入れ。主として美顔)およびヘアートリートメント(毛髪の手入れ)に係り、特殊な薬液のナノミスト(ナノメートルオーダーの超微細粒子)を用いて皮膚を潤わせて滑らかにしたり、髪を艶やかで柔らかく櫛通りの良い状態に整えたりする技術に関するものである。
肌を美麗にする技術として、例えば特開2005−444号公報に記載されているように、放電管からの放電エネルギーを収束させて肌面接触用電極に供給するものや、特開2004−321095号公報に記載されているように、ヒアルロン酸に卵殻膜を配合した飲食品組成物が公知である。
また、台湾の発酵食品メーカーである味丹は、美肌に卓効を奏するガンマ−ポリグルタミン酸(γ−PGA)を開発して2003年度バイオテクノロジー金賞を受賞している。
化粧品ないし肌の栄養剤としてのγーPGAが優れていることは公知であり、この薬剤を含むクリーム剤を塗布することは広く行われている。
また、台湾の発酵食品メーカーである味丹は、美肌に卓効を奏するガンマ−ポリグルタミン酸(γ−PGA)を開発して2003年度バイオテクノロジー金賞を受賞している。
化粧品ないし肌の栄養剤としてのγーPGAが優れていることは公知であり、この薬剤を含むクリーム剤を塗布することは広く行われている。
上記のγ−PGAを物理的療法と組み合わせることにより皮膚の内部まで速やかに浸透させて実効を挙げる技術として、『γ−PGAを含む薬液中に手を入れておき、この薬液中に微細な気泡を吹き込んで、該気泡が破裂する際の超音波によって薬液の有効成分を皮膚の深部まで浸透させる方法、及び同装置』が開発されている。
上記の技術は、本発明者が創作し本出願人によって別途出願中の発明(以下、未公知の先願に係る発明という)。
特開2005−47920号公報
特開2003−268237号公報
特開2003−12487号公報
上記の技術は、本発明者が創作し本出願人によって別途出願中の発明(以下、未公知の先願に係る発明という)。
前記各種の先行技術中で、ガンマ−ポリグルタミン酸(以下、γ−PGAと略記する)
を用いる方法は最も効果的である。
しかし、美肌施療の対象である皮膚を薬液中に浸さねばならないので、これを顔面その他に適用することは容易でない。
不可能ではないにしても、設備が大掛かりになって取り扱いにくい。さらに顔面を薬液中に浸している間、呼吸をどうするかという難問が伴う。
を用いる方法は最も効果的である。
しかし、美肌施療の対象である皮膚を薬液中に浸さねばならないので、これを顔面その他に適用することは容易でない。
不可能ではないにしても、設備が大掛かりになって取り扱いにくい。さらに顔面を薬液中に浸している間、呼吸をどうするかという難問が伴う。
本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、
顔面、毛髪その他、身体の各部に適用することが容易かつ安全であり、装置が小形軽量で、しかもγ−PGAの薬効を十分に発揮し得る方法、および、上記の方法を実施するに好適な装置を提供するにある。
顔面、毛髪その他、身体の各部に適用することが容易かつ安全であり、装置が小形軽量で、しかもγ−PGAの薬効を十分に発揮し得る方法、および、上記の方法を実施するに好適な装置を提供するにある。
上記の目的を達成するために創作した本発明の基本的な原理について、その1実施形態に対応する図1を参照して略述すると次の通りである。
水槽1の中には水が入れられており、その中に薬液槽3が設置され、γ−PGAを含む薬液が入っている。前記水槽1の底部に設けられている超音波発生機7から矢印aのように超音波を放射すると、薬液面4が激しく微小に波立って、超微細な(ナノメートルオーダー、例えば粒径500nm)ミスト8(以下、ナノミストという)が発生する。
このとき、通常の超音波よりも周波数の高い超音波を放射することによって、ナノミストの発生が可能となる。
送風機9で風を送り(矢印a、b)この風にナノミスト8を乗せて矢印dのようにアーム管12を経てミスト噴出口13からミスト噴流14として噴出させる。このミスト噴流を顔に当てれば美顔効果が得られ、髪に当てれば髪が艶やかで柔らかく櫛通りの良い状態に整えられる。
水槽1の中には水が入れられており、その中に薬液槽3が設置され、γ−PGAを含む薬液が入っている。前記水槽1の底部に設けられている超音波発生機7から矢印aのように超音波を放射すると、薬液面4が激しく微小に波立って、超微細な(ナノメートルオーダー、例えば粒径500nm)ミスト8(以下、ナノミストという)が発生する。
このとき、通常の超音波よりも周波数の高い超音波を放射することによって、ナノミストの発生が可能となる。
送風機9で風を送り(矢印a、b)この風にナノミスト8を乗せて矢印dのようにアーム管12を経てミスト噴出口13からミスト噴流14として噴出させる。このミスト噴流を顔に当てれば美顔効果が得られ、髪に当てれば髪が艶やかで柔らかく櫛通りの良い状態に整えられる。
上述の原理に基づく具体的な構成として請求項1の発明に係るスキン,ヘアー・トリートメントスパ装置は、
(図1参照)水槽(1)の底部に超音波発生機(7)が設けられるとともに、該水槽の底面から離間させて薬液槽(3)が設置されていて、
上記超音波発生機(7)から放射された超音波が水槽内の水、薬液槽の底部、および薬液槽内の薬液を通って薬液面(4)に到達し得るようになっており、
超音波を受けた薬液面から発生する超微細ミストを導く管(12)と、該管の先端に設けられたミスト噴出口(13)とを具備していることを特徴とする。
(図1参照)水槽(1)の底部に超音波発生機(7)が設けられるとともに、該水槽の底面から離間させて薬液槽(3)が設置されていて、
上記超音波発生機(7)から放射された超音波が水槽内の水、薬液槽の底部、および薬液槽内の薬液を通って薬液面(4)に到達し得るようになっており、
超音波を受けた薬液面から発生する超微細ミストを導く管(12)と、該管の先端に設けられたミスト噴出口(13)とを具備していることを特徴とする。
請求項2の発明に係るスキン,ヘアー・トリートメントスパ装置の構成は、前記請求項1の発明装置の構成要件に加えて、
(図2参照)前記薬液槽(3)の底壁に開口(16)が設けられており、かつ、該開口が薄いシート(17)で覆われていることを特徴とする。
(図2参照)前記薬液槽(3)の底壁に開口(16)が設けられており、かつ、該開口が薄いシート(17)で覆われていることを特徴とする。
請求項3の発明に係るスキン,ヘアー・トリートメントスパ装置の構成は、前記請求項1または請求項2の発明装置の構成要件に加えて、
(図1参照)前記の超音波発生機(7)および水槽(1)を収納するケース(図3参照、符号18)が設けられ、
かつ、前記の超微細ミストを導く管(12)が上記のケース(18)に対してアーム状に、傾動可能に装着されていることを特徴とする。
(図1参照)前記の超音波発生機(7)および水槽(1)を収納するケース(図3参照、符号18)が設けられ、
かつ、前記の超微細ミストを導く管(12)が上記のケース(18)に対してアーム状に、傾動可能に装着されていることを特徴とする。
請求項4の発明に係るスキン,ヘアー・トリートメントスパ装置の構成は、前記請求項1ないし請求項3の発明装置の構成要件に加えて、
(図1参照)前記ミスト噴出口(13)の付近にカラー光源(15)が設けられていて、該カラー光源から放射される光束がミスト噴流(14)で散乱され、該ミスト噴出流が外観的に着色されるようになっていることを特徴とする。
(図1参照)前記ミスト噴出口(13)の付近にカラー光源(15)が設けられていて、該カラー光源から放射される光束がミスト噴流(14)で散乱され、該ミスト噴出流が外観的に着色されるようになっていることを特徴とする。
請求項5の発明に係るスキン・トリートメント方法の構成は、
ガンマ−ポリグルタミン酸を含有する薬液の液面に、薬液内部から超音波を照射して、粒径寸法1ミリメートル未満の超微粒ミストを発生させ、
上記の超微粒ミストを気流に乗せて導き、ミスト噴流14として顔面の皮膚に当てることにより、皮膚の保水性を向上せしめて滑らかにすることを特徴とする。
ガンマ−ポリグルタミン酸を含有する薬液の液面に、薬液内部から超音波を照射して、粒径寸法1ミリメートル未満の超微粒ミストを発生させ、
上記の超微粒ミストを気流に乗せて導き、ミスト噴流14として顔面の皮膚に当てることにより、皮膚の保水性を向上せしめて滑らかにすることを特徴とする。
請求項6の発明に係るヘアー,トリートメント方法の構成は、
ガンマ−ポリグルタミン酸を含有する薬液の液面に、薬液内部から超音波を照射して、粒径寸法1ミリメートル未満の超微粒ミストを発生させ、
上記の超微粒ミストを気流に乗せて導き、ミスト噴流として毛髪に当てることにより、該毛髪の保水性を向上せしめて、毛髪に潤いとともに光沢とを与え、かつ滑らかならしめることを特徴とする。
ガンマ−ポリグルタミン酸を含有する薬液の液面に、薬液内部から超音波を照射して、粒径寸法1ミリメートル未満の超微粒ミストを発生させ、
上記の超微粒ミストを気流に乗せて導き、ミスト噴流として毛髪に当てることにより、該毛髪の保水性を向上せしめて、毛髪に潤いとともに光沢とを与え、かつ滑らかならしめることを特徴とする。
請求項7の発明に係るスキンまたはヘアーのトリートメント方法の構成は、前記請求項5または請求項6の発明方法の構成要件に加えて、
(図1、図2参照)ミスト噴流(14)の噴出口(13)付近にカラー光源(15)を設けて有色光を投射し、ミスト噴流の外観に色彩を与えることにより、心理的にスキン,ヘアー・トリートメント効果を印象づけることを特徴とする。
(図1、図2参照)ミスト噴流(14)の噴出口(13)付近にカラー光源(15)を設けて有色光を投射し、ミスト噴流の外観に色彩を与えることにより、心理的にスキン,ヘアー・トリートメント効果を印象づけることを特徴とする。
請求項1の発明装置を適用すると、薬剤(例えばγ−PGA)を含む薬液が超音波によってナノミストとなり、所望の箇所へ吹き付けられるので、薬剤の有効成分が皮膚の深部、または毛髪のキューティクル内部まで浸透して保水性を高め、薬剤効果を十分に発揮させることができる。
請求項2の発明装置を、前記請求項1の発明装置に併せて適用すると、薬液槽を取り扱い易いように適宜の肉厚に構成しても、超音波は開口を通って薬液内に進行し得る。
上記の開口は薄シートで覆われているので薬液と水とが明確に区画され、両者が混合したり薬液が漏れたりする虞れが無い。
しかも超音波は薄シートを通るので、ほとんど減衰しない。
上記の開口は薄シートで覆われているので薬液と水とが明確に区画され、両者が混合したり薬液が漏れたりする虞れが無い。
しかも超音波は薄シートを通るので、ほとんど減衰しない。
請求項3の発明装置前記請求項1または請求項2の発明装置に併せて適用すると、超音波発生機および水槽がケース内に収納されているので、取り扱いが容易であり、水や薬液が零れ出る心配が無い。また上記のケースは内部の構成機器を覆って、障害物の衝突を防止している。
そして、外観が簡素になり、意匠的な工夫を凝らして商品価値を高めることが可能になる。
さらに、超微細ミストを導く管が前記のケースに対してアーム状に、傾動可能に装着されているので、ケースを動かさずに超微細ミストの噴出口を所望の位置、方向にすることができて好都合である。
そして、外観が簡素になり、意匠的な工夫を凝らして商品価値を高めることが可能になる。
さらに、超微細ミストを導く管が前記のケースに対してアーム状に、傾動可能に装着されているので、ケースを動かさずに超微細ミストの噴出口を所望の位置、方向にすることができて好都合である。
請求項4の発明装置を前記請求項1ないし請求項3の発明装置に併せて適用すると、
ミスト噴出口の付近にカラー光源が設けられてるので、該カラー光源から放射される光束がミスト噴流で散乱され、該ミスト噴出流が外観的に着色される
これにより、薬液ミストで施療を受けるクライアントは精神的緊張を解されてリラックスすることができる。その上、薬液ミストの施療に対する信頼感が生まれて施療効果が高められる。
ミスト噴出口の付近にカラー光源が設けられてるので、該カラー光源から放射される光束がミスト噴流で散乱され、該ミスト噴出流が外観的に着色される
これにより、薬液ミストで施療を受けるクライアントは精神的緊張を解されてリラックスすることができる。その上、薬液ミストの施療に対する信頼感が生まれて施療効果が高められる。
請求項5の発明方法を適用すると、超音波の作用で、γ−PGAを含有する薬液の液面から超微粒ミストが発生し、この超微粒ミストを気流に乗せて顔面の皮膚に当てることにより、皮膚の保水性が向上して滑らかになる。
特に、前記のミストが粒径サブミクロンの超微粒であるから、皮膚に対する浸透性が高く、薬液が皮膚の深部まで浸透して、γ−PGAの薬効が充分に発揮される。
特に、前記のミストが粒径サブミクロンの超微粒であるから、皮膚に対する浸透性が高く、薬液が皮膚の深部まで浸透して、γ−PGAの薬効が充分に発揮される。
請求項6の発明方法を適用すると、超音波の作用で、γ−PGAを含有する薬液の液面から超微粒ミストが発生し、この超微粒ミストを気流に乗せて毛髪に当てることにより、キューティクル内部の保水性が向上して髪が滑らかになり、毛髪に潤いと光沢とを与え、かつ滑らかならしめる。
特に、前記のミストが粒径サブミクロンの超微粒であるから、毛髪に対する浸透性が高く、薬液が深部まで浸透して、γ−PGAの薬効が充分に発揮される。
毛髪の保水性を向上せしめて、毛髪に潤いともに光沢とを与え、かつ滑らかならしめる。
特に、前記のミストが粒径サブミクロンの超微粒であるから、毛髪に対する浸透性が高く、薬液が深部まで浸透して、γ−PGAの薬効が充分に発揮される。
毛髪の保水性を向上せしめて、毛髪に潤いともに光沢とを与え、かつ滑らかならしめる。
請求項7の発明方法を、前記請求項5または請求項6の発明方法と併せて適用すると、
ミスト噴出口の付近に設けられたカラー光源からカラー光束が投射され、ミスト噴流で散乱されてナノミスト噴出流が着色されるので、施療を受けるクライアントが精神的緊張を解されてリラックスする。その上、薬液ミストの施療に対する信頼感が生まれて施療効果が高められる。
ミスト噴出口の付近に設けられたカラー光源からカラー光束が投射され、ミスト噴流で散乱されてナノミスト噴出流が着色されるので、施療を受けるクライアントが精神的緊張を解されてリラックスする。その上、薬液ミストの施療に対する信頼感が生まれて施療効果が高められる。
図1は、本発明装置の1実施形態における機能的構成部分を抽出して描いた模式的な断面図である。
水槽1の中には水が入れられている。符号2はその水面である。この水面に底部を浸して薬液槽3が着脱可能に設置されている。符号5は薬液槽蓋であり、符号6は水槽の蓋である。
前記水槽1の底壁に、163万ないし240万サイクルの極超音波を発生する超音波発生機7が設置されている。本例における超音波発生機の設置個数は2個であるが、本発明を実施する場合、超音波発生機の設置個数は任意に設定することができる。
水槽1の中には水が入れられている。符号2はその水面である。この水面に底部を浸して薬液槽3が着脱可能に設置されている。符号5は薬液槽蓋であり、符号6は水槽の蓋である。
前記水槽1の底壁に、163万ないし240万サイクルの極超音波を発生する超音波発生機7が設置されている。本例における超音波発生機の設置個数は2個であるが、本発明を実施する場合、超音波発生機の設置個数は任意に設定することができる。
前記薬液槽3の中に、γ−PGAを主剤とする薬液が入れられている。符号4は薬液面である。
前記の超音波発生機7を作動させると、発生した超音波が矢印aのように水中を伝播し、薬液槽3の底壁を通って、薬液内を伝播して薬液面4に到達する。
縦波(粗密波)である超音波がほぼ上向きに到達するので、液面付近の薬液は上下に激しく振動して波立ち、微粒子化してナノミスト8が発生する。
前記の超音波発生機7を作動させると、発生した超音波が矢印aのように水中を伝播し、薬液槽3の底壁を通って、薬液内を伝播して薬液面4に到達する。
縦波(粗密波)である超音波がほぼ上向きに到達するので、液面付近の薬液は上下に激しく振動して波立ち、微粒子化してナノミスト8が発生する。
前記水槽1の下方に送風機9が設置されていて、大気を吸入して矢印bのように吐出する。吐出された空気流は、送風管10に導かれて矢印cのように薬液槽3内へ吹き込まれる。
前記薬液槽3に対して、管12がアーム状に回動可能に接続連通されていて、その先端にミスト噴出口13が形成されている。薬液面4から発生したナノミストは空気流に乗って、矢印d方向へ流れ、ミスト噴出口13から噴出(矢印e)してミスト噴流14を形成する。
前記薬液槽3に対して、管12がアーム状に回動可能に接続連通されていて、その先端にミスト噴出口13が形成されている。薬液面4から発生したナノミストは空気流に乗って、矢印d方向へ流れ、ミスト噴出口13から噴出(矢印e)してミスト噴流14を形成する。
前記薬液槽3の詳細な構成については図2を参照して後に詳しく説明するが、水槽1に対して着脱可能に装着されている。
薬液槽3内の薬液はミストになって出て行くので、その量が次第に減少する。上述のように薬液槽3が着脱可能であれば、持ち運んで薬液を調合するに好都合である。
本実施形態のスキン及び又はヘアーのトリートメントスパ装置においては、薬液槽3の容量に適合する分量の薬剤がパックされ、若しくは瓶詰めして供給するように準備されている。
薬液槽3内の薬液はミストになって出て行くので、その量が次第に減少する。上述のように薬液槽3が着脱可能であれば、持ち運んで薬液を調合するに好都合である。
本実施形態のスキン及び又はヘアーのトリートメントスパ装置においては、薬液槽3の容量に適合する分量の薬剤がパックされ、若しくは瓶詰めして供給するように準備されている。
本図1においては、水槽1内の水面2と薬液槽3内の薬液面4とがほぼ等しい状態が描かれている。
このスキン及び又はヘアーのトリートメントスパ装置を使用するに伴い、薬液面4は次第に低下してゆくが、水面2はあまり変わらない。しかし水槽内の水は、超音波を伝播させる媒体として重要な役割を受け持っているので、水面が常に薬液槽3の底面よりも上方に位置しているように配慮しなければならない。
このスキン及び又はヘアーのトリートメントスパ装置を使用するに伴い、薬液面4は次第に低下してゆくが、水面2はあまり変わらない。しかし水槽内の水は、超音波を伝播させる媒体として重要な役割を受け持っているので、水面が常に薬液槽3の底面よりも上方に位置しているように配慮しなければならない。
前記ミスト噴出口13の付近にカラー光源15が設けられている。本例においては、赤色発光ダイオード(LED)と緑色発光ダイオードとを設け、任意に選択して点滅できるようになっている。
有色の光を照射されたナノミストは光束を散乱させ、あたかもナノミストが発光しているような外観を呈する。本例では、ミスト噴流14を赤色または緑色の任意の色彩に輝かせることができる。
有色の光を照射されたナノミストは光束を散乱させ、あたかもナノミストが発光しているような外観を呈する。本例では、ミスト噴流14を赤色または緑色の任意の色彩に輝かせることができる。
本発明を実施する場合、カラー光源の色調数は赤,緑の2色に限られるものではなく、例えば赤,緑,青の3原色のカラー光源を設けて3色を使い分け、又は、更にこれらの原色を混合させて各種の色調に輝かせることも可能である。
光源の色調を変えるだけでなく、光源を点滅させることもできる。このような応用例によって、本発明装置の使用形態が多様になる。
光源の色調を変えるだけでなく、光源を点滅させることもできる。このような応用例によって、本発明装置の使用形態が多様になる。
用法の一例として、本実施形態では次のように使い分けている。
a)γ−PGAの外に、細胞を活性化する薬剤や血行を良くして代謝を高める薬剤を調合してトリートメンントするときは赤色に輝かせ、
b)γ−PGAの外に、肌の水分・油分のバランスを整える薬剤や沈静化させる薬剤を調合してトリートメンントするときは緑色に輝かせる。
このような心くばりはクライアントをリラックスさせるとともに、ナノミスト施療に対する信頼感を深からしめる。
a)γ−PGAの外に、細胞を活性化する薬剤や血行を良くして代謝を高める薬剤を調合してトリートメンントするときは赤色に輝かせ、
b)γ−PGAの外に、肌の水分・油分のバランスを整える薬剤や沈静化させる薬剤を調合してトリートメンントするときは緑色に輝かせる。
このような心くばりはクライアントをリラックスさせるとともに、ナノミスト施療に対する信頼感を深からしめる。
図2は、前記薬液槽3の拡大詳細図である。その本体部分は合成樹脂で成形され、取り扱い易いように適宜の肉厚を有している。その底壁に2個の開口16が設けられるとともに、薄シート17が一体に成形されて該開口を覆っている。
このような構成であるから、薬液槽3に薬液を入れて持ち運ぶことも容易である。
(図1と図2とを併せて参照)超音波は薄シート17を経て伝播するので、ほとんど減衰することなく薬液内へ進行することができる。
このような構成であるから、薬液槽3に薬液を入れて持ち運ぶことも容易である。
(図1と図2とを併せて参照)超音波は薄シート17を経て伝播するので、ほとんど減衰することなく薬液内へ進行することができる。
図3は、前掲の図1に示した実施形態に係るスキン及び又はヘアーのトリートメントスパ装置を使用している状態を描いた全体的な斜視図である。
ケース18の中に、図1の構成部分が収納されている。ただし、図1に描かれている構成部材中、アーム管12及びこれに付属する部材は、ケース外に出ている。
本例においては、キャスター付きのスタンド19にケース18が載せられている。
スタンド19を動かしたりアーム管12を傾動させたりして、ミスト噴出口13を適宜の箇所に位置せしめ、ミスト噴流14を毛髪に当て、若しくは顔面に当てる。図示を省略するが、本発明に係るスキントリートメントは顔面に限られるものではなく、全身美容に適用することができる。
ケース18の中に、図1の構成部分が収納されている。ただし、図1に描かれている構成部材中、アーム管12及びこれに付属する部材は、ケース外に出ている。
本例においては、キャスター付きのスタンド19にケース18が載せられている。
スタンド19を動かしたりアーム管12を傾動させたりして、ミスト噴出口13を適宜の箇所に位置せしめ、ミスト噴流14を毛髪に当て、若しくは顔面に当てる。図示を省略するが、本発明に係るスキントリートメントは顔面に限られるものではなく、全身美容に適用することができる。
本発明装置の実用的効果の一つは、美容サロンにおける人手不足の解消である。
すなわち、従来例のトリートメント手段に比しての特徴は、図3に示されているようなトリートメンントを継続しつつ、施術者(美容師,美顔師)がクライアントから離れることができる。具体的には次のごとくである。
熟練した施術者(美容師,美顔師)がクライアントの肌や髪の状態を詳細に調べ、かつクライアントと充分にカウンセリングした上で、薬剤を調合し、ミスト吹き付け時間を定めてトリートメンントを開始し(図3の状態)、設定時間が来るまでの間、見習い美容師,見習い美顔師にケアーを任せることができる。
昨今、単なる人手不足ではなく、高度技術者の不足に悩まされているのが当業界の実情であるから、上述のようにして高度技術者(当然、高給である)が受け持つクライアント数を増やし、これを見習技術者によって支障無く補い得るということは、人手不足の解消にきわめて有効である。また、本発明によるトリートメントスパ装置を顔面用とした場合、この装置は、フェイシャルスパ装置と呼ぶこともできる。
すなわち、従来例のトリートメント手段に比しての特徴は、図3に示されているようなトリートメンントを継続しつつ、施術者(美容師,美顔師)がクライアントから離れることができる。具体的には次のごとくである。
熟練した施術者(美容師,美顔師)がクライアントの肌や髪の状態を詳細に調べ、かつクライアントと充分にカウンセリングした上で、薬剤を調合し、ミスト吹き付け時間を定めてトリートメンントを開始し(図3の状態)、設定時間が来るまでの間、見習い美容師,見習い美顔師にケアーを任せることができる。
昨今、単なる人手不足ではなく、高度技術者の不足に悩まされているのが当業界の実情であるから、上述のようにして高度技術者(当然、高給である)が受け持つクライアント数を増やし、これを見習技術者によって支障無く補い得るということは、人手不足の解消にきわめて有効である。また、本発明によるトリートメントスパ装置を顔面用とした場合、この装置は、フェイシャルスパ装置と呼ぶこともできる。
1…水槽1
2…水面
3…薬液槽
4…薬液面
5…薬液槽蓋
6…水槽蓋
7…超音波発生機
8…ナノミスト
9…送風機
10…送風管
11…ミスト送出口
12…アーム管
13…ミスト噴出口
14…ミスト噴流
15…カラー光源
16…開口
17…薄シート
18…ケース
19…スタンド
2…水面
3…薬液槽
4…薬液面
5…薬液槽蓋
6…水槽蓋
7…超音波発生機
8…ナノミスト
9…送風機
10…送風管
11…ミスト送出口
12…アーム管
13…ミスト噴出口
14…ミスト噴流
15…カラー光源
16…開口
17…薄シート
18…ケース
19…スタンド
Claims (7)
- 水槽の底部に超音波発生機が設けられるとともに、該水槽の底面から離間させて薬液槽が設置されていて、
上記の超音波発生機から放射された超音波が水槽内の水、および薬液槽の底部、並びに薬液槽内の薬液を通って薬液面に到達し得るようになっており、
超音波を受けた薬液面から発生する超微細ミストを導く管と、該管の先端に設けられたミスト噴出口とを具備していることを特徴とする、スキン,ヘアー・トリートメントスパ装置。 - 前記薬液槽の底壁に開口が設けられており、かつ、該開口が薄いシートで覆われていることを特徴とする、請求項1に記載したスキン,ヘアー・トリートメントスパ装置。
- 前記の超音波発生機よび水槽を収納するケースが設けられ、
かつ、前記の超微細ミストを導く管が上記のケースに対してアーム状に、傾動可能に装着されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載したスキン,ヘアー・トリートメントスパ装置。 - 前記ミスト噴出口の付近にカラー光源が設けられていて、該カラー光源から放射される光束がミストで散乱され、ミストの噴出流が外観的に着色されるようになっていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載したスキン,ヘアー・トリートメントスパ装置。
- ガンマ−ポリグルタミン酸を含有する薬液の液面に、薬液内部から超音波を投射して、粒径寸法1ミリメートル未満の超微粒ミストを発生させ、
上記の超微粒ミストを気流に乗せて導き、ミスト噴流14として顔面の皮膚に当てることにより、皮膚の保水性を向上せしめて滑らかにすることを特徴とする、スキン・トリートメント方法。 - ガンマ−ポリグルタミン酸を含有する薬液の液面に、薬液内部から超音波を照射して、粒径寸法1ミリメートル未満の超微粒ミストを発生させ、
上記の超微粒ミストを気流に乗せて導き、ミスト噴流として毛髪に当てることにより、該毛髪の保水性を向上せしめて、毛髪に潤いともに光沢とを与え、かつ滑らかならしめることを特徴とする、ヘアー・トリートメント方法。 - 前記ミスト噴流の噴出口付近にカラー光源を設けて有色光を投射し、ミスト噴流の外観に色彩を与えることにより、心理的にスキン,ヘアー・トリートメント効果を印象づけることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載したスキンまたはヘアーのトリートメント方法。
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JP2005322694A JP2007125316A (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | スキン及び又はヘアーのトリートメントスパ装置、及び同方法 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009016761A1 (ja) * | 2007-08-02 | 2009-02-05 | Umo Inc Co., Ltd. | スキン及び又はヘアーのトリートメントスパ装置、及び同方法 |
KR100892919B1 (ko) * | 2007-08-21 | 2009-04-09 | 이정동 | 나노 이온 분무장치 |
KR101063469B1 (ko) | 2008-09-29 | 2011-09-15 | 이정동 | 용액 분사체와 이를 이용한 나노 이온 분무장치 |
CN112007771A (zh) * | 2019-05-30 | 2020-12-01 | 珍巴多工业股份有限公司 | 蒸汽喷嘴 |
WO2024016024A1 (en) * | 2022-07-11 | 2024-01-18 | Mabelane Tlhologelo | A hair care apparatus |
TWI837502B (zh) * | 2021-08-18 | 2024-04-01 | 德立生物醫學有限公司 | 用於頭皮與頭髮的美容處理方法及其產品 |
-
2005
- 2005-11-07 JP JP2005322694A patent/JP2007125316A/ja not_active Withdrawn
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