JP2007121724A - 帯電ロール - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、このような事情に鑑み、安価で、耐久性があり且つ汚染が少ない帯電ロールを提供する。
【解決手段】芯金11の外周に弾性層12を有する帯電ロール10において、弾性層12が、エピクロルヒドリン系ゴムを主体とするゴム基材100重量部に対し、液状アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)5〜20重量部、ナフテン系オイル5〜20重量部を配合したゴム組成物を加硫することによって形成され、且つゴム硬度がJIS Aで40°以下であり、弾性層12の表面には、表面処理層12a又は表面コート層13が形成されている。
【選択図】 図1
Description
(実施例1)
<ロール形状物の製造>
エピクロルヒドリンゴム(エピクロマーCG−102;ダイソー社製)100重量部、ナフテンオイル10重量部、液状アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)7.5重量部、亜鉛華5重量部、硫黄0.2重量部、炭酸カルシウム20重量部、ステアリン酸2重量部、加硫剤1.5重量部をロールミキサーで混練り後、φ6mmシャフトを予めセットしたパイプ金型でインジェクション成形し、160℃×30分加硫することで、内径φ6mm、外径φ10mmのロール形状物を形成した。
酢酸エチル100重量部、イソシアネート化合物(MDI)20重量部、アセチレンブラック(電気化学社製)5重量部、及びアクリルシリコーンポリマー(モディパーFS700;日本油脂社製)2重量部をボールミルで3時間分散混合した。
表面処理液を23℃に保ち、形成したロール形状物を60秒間浸漬した。その後、120℃に保持されたオーブンでゴムロールを1時間加熱することにより表面処理層を形成し、帯電ロールを得た。
エピクロルヒドリンゴム(エピクロマーCG−102;ダイソー社製)を80重量部にして、代わりに中ニトリル系のアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)を20重量部入れた以外は実施例1と同様にして帯電ロールを得た。
エピクロルヒドリンゴム(エピクロマーCG−102;ダイソー社製)を80重量部にして、代わりにスチレン−ブタジエンゴム(SBR)を20重量部入れた以外は実施例1と同様にして帯電ロールを得た。
プレス成形し、ロール表面を研磨してゴムロールを得た以外は実施例2と同様にして帯電ロールを得た。
プレス成形し、ロール表面を研磨してゴムロールを得た以外は実施例1と同様にして帯電ロールを得た。
ナフテンオイル及び液状NBRを配合せずに混練りし、プレス成形し、ロール表面を研磨してゴムロールを得た以外は実施例1と同様にして帯電ロールを得た。
ナフテンオイルを15重量部にして、液状NBRを配合しなかった以外は実施例1と同様にして混練りした。
ナフテンオイルを配合せず、液状NBRを25重量部にした以外は実施例1と同様にして帯電ロールを得た。
ナフテンオイルを15重量部にして、液状NBRを配合しなかった以外は実施例2と同様にして帯電ロールを得た。
ナフテンオイルを15重量部にして、液状NBRを配合しなかった以外は実施例3と同様にして帯電ロールを得た。
ナフテンオイルを配合せずに、液状NBRを25重量部にした以外は実施例3と同様にして帯電ロールを得た。
ナフテンオイル及び液状NBRを配合せず、代わりにジ(2−エチルヘキシル)フタレート(DOP)を配合した以外は実施例1と同様にして帯電ロールを得た。
ナフテンオイルを配合せず、代わりにジ(2−エチルヘキシル)フタレート(DOP)を配合した以外は実施例1と同様にして帯電ロールを得た。
上記各実施例及び各比較例と同配合のゴム組成物を加硫することで各テストピースを形成し、ゴム硬度(JIS A)を測定した。結果を表1に示す。
上記各実施例及び各比較例の帯電ロールについて、ロール表面粗さ(Rz)、70℃×25%RHの環境下に22時間放置後の圧縮永久ひずみ(%)、常温常湿環境(N/N:20℃×50%RH)環境下に保持したときの電気抵抗値(Ω)を測定した。測定結果及び各帯電ロールの概略を表1に示す。
市販のレーザープリンター(EPSON社製LP−8900)の帯電部分に、上記各実施例及び各比較例の帯電ロールを取り付けた。このプリンターを起動し、常温常湿環境(N/N:20℃×50%RH)下で画像を出力し、画像の評価を行った。結果を表1に示す。
市販のレーザープリンター(EPSON社製LP−8900)のトナーカートリッジに上記実施例及び各比較例の帯電ロールを組付けて感光体に当接させ、カートリッジを50℃×90%RHの環境下に14日間保持した後、カートリッジ及び帯電ロールをプリンターに組付けて画像を出力して、このときの画像の比較を顕微鏡で観察した。結果を表1に示す。
市販のレーザープリンター(EPSON社製LP−8900)の帯電部分に、上記各実施例及び各比較例の帯電ロールを取り付け、高温高湿環境下(H/H:30℃×85%RH)にて10000枚連続印刷後、帯電ロールの表面粗さ(Ra)を測定した。結果を表1に示す。
各実施例及び各比較例は、ゴム硬度が30°になるように可塑剤の量を調整したものである。実施例1〜4のように、エピクロルヒドリン系ゴムを主体とするゴム基材100重量部に対し、液状アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)10重量部、ナフテン系オイル7.5重量部を配合して得られた帯電ロールは、いずれも混練りに問題なく、ほぼブリードも発生しなかった。これに対し、比較例3及び5のように、液状NBRを配合しなかったゴム組成物は、ゴム組成物が分断してしまうため混練りをすることができず、ゴムロールを形成することができなかった。また、ナフテンオイルを使用しなかった比較例6においても、混練りにおいてべたつきが大きく、ブリードも発生した。比較例6はゴムロールを形成することはできたが、加硫後もややブリードが発生していた。
11 芯金
12 弾性層
12a 表面処理層
13 表面コート層
40 電極部材
Claims (6)
- 芯金の外周に弾性層を有する帯電ロールにおいて、前記弾性層が、エピクロルヒドリン系ゴムを主体とするゴム基材100重量部に対し、液状アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)5〜20重量部、ナフテン系オイル5〜20重量部を配合したゴム組成物を加硫することによって形成され、且つゴム硬度がJIS Aで40°以下であり、前記弾性層の表面には、表面処理層又は表面コート層が設けられていることを特徴とする帯電ロール。
- 請求項1に記載の帯電ロールにおいて、前記ゴム基材がエピクロルヒドリン系ゴム基材に、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)及びスチレン−ブタジエンゴム(SBR)の少なくとも一方を、ゴム基材全体に対して40重量%以下となるようにブレンドしたものであることを特徴とする帯電ロール。
- 請求項1又は2に記載の帯電ロールにおいて、前記表面処理層がイソシアネートを含有する表面処理液を含浸させることによって形成されたものであることを特徴とする帯電ロール。
- 請求項3に記載の帯電ロールにおいて、前記表面処理液が含フッ素又はシリコーンポリマーを含有することを特徴とする帯電ロール。
- 請求項1又は2に記載の帯電ロールにおいて、前記表面コート層が含フッ素又はシリコーンポリマーを含有するコート液を硬化させることにより形成されたものであることを特徴とする帯電ロール。
- 請求項1〜5の何れかに記載の帯電ロールにおいて、前記弾性層が金型によりインジェクション成形されたものであることを特徴とする帯電ロール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005314398A JP2007121724A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 帯電ロール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005314398A JP2007121724A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 帯電ロール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007121724A true JP2007121724A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38145628
Family Applications (1)
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JP2005314398A Pending JP2007121724A (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 帯電ロール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007121724A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9095870B2 (en) | 2011-08-30 | 2015-08-04 | Sumitomo Riko Company Limited | Conductive roll |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09160355A (ja) * | 1995-12-07 | 1997-06-20 | Nippon Zeon Co Ltd | 帯電ロール |
JP2001099137A (ja) * | 1999-09-30 | 2001-04-10 | Canon Inc | 導電性部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
JP2004037786A (ja) * | 2002-07-03 | 2004-02-05 | Canon Inc | 帯電部材、これを用いた電子写真装置及びプロセスカートリッジ |
JP2004191960A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-07-08 | Hokushin Ind Inc | 導電性ロール |
-
2005
- 2005-10-28 JP JP2005314398A patent/JP2007121724A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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