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JP2007116807A - 立型モータ/ジェネレータ - Google Patents

立型モータ/ジェネレータ Download PDF

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JP2007116807A
JP2007116807A JP2005304754A JP2005304754A JP2007116807A JP 2007116807 A JP2007116807 A JP 2007116807A JP 2005304754 A JP2005304754 A JP 2005304754A JP 2005304754 A JP2005304754 A JP 2005304754A JP 2007116807 A JP2007116807 A JP 2007116807A
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Kiyoharu Nakao
清春 中尾
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
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Abstract

【課題】永久磁石をロータの外周部に配設した立型モータにおいて、効率よく永久磁石の冷却が行える立型モータを提供する。
【解決手段】モータケース2内部に配設固定したステータ3の内側に、ロータ軸7を介してロータ4を配設する。ロータ4は積層した複数の磁性鋼板10から構成され、ロータ4の外周部には、周方向に沿って等間隔に永久磁石5を配設する。永久磁石5の内側面に接触して貯油部11を形成し、給油部16のノズル17bから貯油部11内に注入した冷却用油により、永久磁石5の内側面を直接冷却する。ロータ4の回転による遠心力で貯油部11内の冷却用油は、積層された磁性鋼板10間の隙間部より外側に飛散させ、飛散した油をモータ下部に油溜部13に溜める。油溜部13と給油部16とは連通流路21を介して接続し、冷却用油28の循環を行える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、永久磁石をロータの外周部に配設した立型モータにおいて、永久磁石の冷却を行う立型モータ/ジェネレータに関するものである。
近年のハイブリッドカーの発展は著しい。ハイブリットカーの多くは、エンジン回転を利用してモータとジェネレータとの機能に使い分けて、エンジンの動力と電力源のアシストを行っている。一般に永久磁石を組み込んだモータ構造が使われており、このモータ構造では、永久磁石がロータの回転中に渦電流等によって発熱して、温度が上昇する。永久磁石の温度が上昇すると永久磁石が減磁しやすくなる。永久磁石が減磁すると、モータに加わる負荷を大きくしたときモータ出力に余裕がなくなる。このため永久磁石が高温とならないように配慮することが求められている。永久磁石をロータに組み込んだモータにおいて、永久磁石に対する冷却を行えるモータが各種提案されている。
永久磁石の冷却を行えるモータとして、例えば特開2005−12891号公報(特許文献1)には、空冷又は冷却用の液体を用いて冷却を行うアキシャル型永久磁石モータが提案され、また例えば特開2003−18775号公報(特許文献2)には、空冷による冷却を行う永久磁石形モータ等が開示されている。
特許文献1に記載されたアキシャル型永久磁石モータを従来例1として、図8〜図10に示す。図8に示すように、中空軸のロータ軸50にはロータ51が固定され、ロータ51には、ロータ軸50と平行な磁力線を発生する永久磁石55(図9参照)が周方向に複数個配置されている。ロータ51を間にして、ロータ51の両側には一対のステータ52が対向して配置されている。一対のステータ52はそれぞれステータコア53、コイル54を備えている。コイル54が励磁されると、ロータ51の周方向に沿って回転磁界が発生し、回転磁界に応じてロータ51を回転させる。
図9に示すように、ロータ51の磁極を構成する永久磁石55の間には、空気が流れる空気流路56が形成されている。空気流路56は、ロータ軸50の中空路と連通し、ロータ51の半径方向に沿って形成されている。ロータ51の回転による遠心力によって、ロータ軸50の中空路から空気流路56に供給された空気がロータ51の外側に排出される。この空気の流れによって、ロータ51の内部、特に発熱体である永久磁石55の近くでの冷却が行われ、発生した熱を速やかに外部に排出することができる。
また、図10では、2極分の構成を示している。1極を構成する永久磁石59が複数個に分割されており、複数の永久磁石59の間には流路61が形成されている。永久磁石59は、1極ごとに非磁性材料からなる一つのケース60に納められ、外部に液体が流出しないように構成されている。
ロータ軸50は、二重管から構成され、内側の内管62からケース60内に冷却用の流体を供給することができる。ケース60内に供給された流体は、永久磁石55の冷却を行った後、出口65から矢印に示すように戻り流路64を通って外管63に戻される。ロータ軸50の内管62と外管63とは、液体を循環させるためのポンプ、及び熱せられた液体を冷却して供給するための放熱器が接続されている。
特許文献2に記載された永久磁石形モータを本発明における従来例2として、図11に永久磁石形モータの縦断面図を示している。図11に示すように、下部が通気可能に形成されたモータケース71の内面には、ステータ72が固定されている。ステータ72は、鉄心73に巻線74を巻装して構成されている。鉄心73は多数の磁性鋼板73aを積層して構成されており、また、鉄心73には通風用の孔73bが形成されている。
モータケース71の上部には、通気可能に構成された軸受け板76が設けられている。ステータ72の内方には、ロータ軸78に嵌着されたロータ77が回転自在に配設されている。ロータ軸78の下端部及び上部は、それぞれ軸受79により支承されている。また、ロータ軸78の上端部は、軸受79から上方へ突出して形成され、突出部分にはファン80が取着されている。モータケース71には、ファン80を囲繞するようにファンケース81が取り付けられている。
ロータ77は、鉄心82とロータマグネット85とを有する構成となっている。鉄心82は、多数の磁性鋼板83を回転方向へ僅かづつずらしながら積層した構成となっている。各磁性鋼板83には、周方向に4つの円弧状をなす図示せぬマグネット用孔、複数の矩形形状の冷却用孔84が形成されている。マグネット用孔には、永久磁石からなるロータマグネット85が配設されている。
磁気センサ75によりロータ位置検出用マグネット86における磁極の回転位置を検出して、ロータマグネット85の回転位置を検出できる。磁気センサ75による検出に基づいて、ステータ72の巻線74に対する転流タイミングを決定することができる。転流タイミングで巻線74に交流電流を流すことによって、ロータ77を回転させることができる。
ロータ77の回転により、ファン80が回転し、空気が矢印で示すように、ステータ72に形成した通風用の孔73b及びロータ77に形成した冷却用孔84を通ることができる。ファン80から供給された空気によって、モータが冷却される。また、ロータ77の回転によって、冷却用孔84はその上部で空気を掻き込むように作用する。これによって、空気は冷却用孔84を通ってファン80側から他方向へ流れやすくなり、ファン80による送風を助長することができる。
特開2005−12891号公報 特開2003−18775号公報
特許文献1に記載されているようなアキシャル型永久磁石モータでは、中空のロータ軸50を用いて、冷却用の空気又は流体を供給しなければならない。特に、冷却用の流体を供給するためには、永久磁石59をケース60内に収納しておかなければならない。また、冷却用の流体を供給するためには、ロータ軸50を二重管で構成しておかなければならなかった。
このため、中空形状のロータ軸50の強度が低下し、ロータ51を高速回転させることが難しかった。ロータ51を高速回転させるためには、中空のロータ軸50の肉厚を厚くして強度を高めたり、高度の高い特殊な材料でロータ軸を構成しなければならず、ロータ軸50の重量増大、ロータ軸のコストアップ等を招いていた。
また、扁平型のロータ51内に空気流路56、或いは内部に流体流路を設けたケース60及び戻り流路64等を形成しなければならない。このため、回転慣性モーメントに耐え得るようにロータ51を構成しておかなければならず、ロータ51の重量の増大や高強度の材料を使用することに伴うコストアップ、加工の困難性等を招いてしまう問題があった。
更に、ロータ軸50からロータ51内に供給した空気を外部に排出するため、図8に示すようにロータ51が外部に露呈した構成となっていた。このため、モータ内にゴミ等が侵入しやすく、モータの故障の原因ともなっていた。
特許文献2に記載された永久磁石形モータにおいても、モータケース71の下部が通気可能に形成されており、また、ファン80への空気取り入れ口がファンケース81に形成されているので、モータ内にゴミ等が侵入しやすく、モータの故障の原因ともなっていた。更に、ステータ72及びロータ77を冷却するために、ロータ軸78の上端部を延設してファン80を配設しておかなければならず、モータの大型化を招いていた。
ロータ77に対する主な冷却は、ロータ77に形成した冷却用孔84に空気を通すことによって行っている。このため、発熱体である永久磁石としてのロータマグネット85全体を直接冷却させることができず、永久磁石に対する冷却効率が悪かった。また、冷却効率を高めるために、冷却用孔84を多数形成することができるが、冷却用孔84を多数形成することによってロータ77の強度が低下し、また、ロータ77の回転バランスが崩れ偏心回転を行ってしまう問題があった。
本発明は、前述のごとき従来の問題点を解消すべくなされたものであり、永久磁石をロータの外周部に配設した立型モータにおいて、簡単な構成をもって永久磁石の冷却を効率よく行うことを可能にした立型モータを提供することにある。
上記課題は本発明により効率的に達成することができる。
即ち、複数の磁性鋼板を積層して構成したロータの外周部に複数の永久磁石を、前記ロータの周方向に沿って配設した立型モータ/ジェネレータにおいて、本発明の基本構成である、前記積層した磁性鋼板に、前記永久磁石の冷却用油を貯める貯油部を形成している。
また、本発明では、請求項2及び3に記載しているとおり、前記貯油部の形成部位と形成態様を特定することが望ましく、更に、本発明では請求項4に記載したように、前記貯油部に冷却用油を供給する給油部を特定位置に設けることができる。更にまた、本発明では請求項5に記載しているように、前記冷却用油を前記給油部と貯油部との間でモータ/ジェネレータのケーシングの内外を積極的に循環させるようにするとよい。
本発明では、永久磁石を冷却用油によって冷却することができるので、永久磁石の発熱を十分に抑えることができ、立型モータからの出力に余裕を持たせることができる。また、永久磁石を小さく構成して、高いトルクを立型モータから出力させることができる。
更に、永久磁石を直接冷却用油で冷却することにより、永久磁石に対する冷却効率を高めることができる。このため、低温で用いた方が高いエネルギー密度で使用できるネオジ磁石のような強力な磁石を用いることができる。ネオジ磁石は、ネオジム(Nd)・鉄(Fe)・ボロン(B)を主成分とした粉末冶金による焼結製品によって形成することができる。
また、ロータの回転に伴う遠心力で貯油部内の前記冷却用油を、前記永久磁石の周囲を通り積層した磁性鋼板間の隙間部より外側に飛散させることにより、永久磁石の冷却とロータの冷却とを効率よく行わせることができる。更に、磁性鋼板間の隙間部より外側に飛散した油をモータ下部の油溜部に貯め、油溜部に貯めた油を循環させて貯油部上方の給油部から供給することによって、冷却用油の有効利用を図ることができる。油溜部に連通した排出口と前記給油部との間に熱交換器等を配することにより、冷却用油による冷却効率を更に向上させることができる。
本発明に係る立型モータ/ジェネレータ(以下、単に立型モータという。)の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて以下において具体的に説明する。本発明の立型モータの構成としては、以下で説明する形状、配置構成以外にも本発明の課題を解決することができる形状、配置構成であれば、それらの形状、配置構成を採用することができるものである。このため、本発明は、以下に説明する実施例に限定されるものではなく、多様な変更が可能である。
図1には、本発明の実施形態に係わる立型モータの縦断面図を示し、図2には、図1のII−II断面図を示している。水冷ジャケット構造のモータケース2は、上蓋部2a、及び底板部2cをそれぞれ固定した側壁部2bによって構成され、側壁部2b内の周方向には図2に示すように円弧状の冷却流路20が複数形成されている。各冷却流路20は連通して配設され、外部に配設した冷却装置、タンク、冷却流体供給用ポンプ等に接続している。
側壁部2bの内周面には、ステータ3が固定されている。図2に示すようにステータ3の内周面側には、周方向に等間隔でステータコア3aが突設形成されている、各ステータコア3aの周面には、3本のコイル3bが常法に従って順次巻装される。3本のコイル3bによって、3相の立型モータ1が構成されている。上述した水冷ジャケット構造のモータケース2によって、ステータコア3aの発熱とコイル3bの発熱とを吸収することができる。また、コイル3bとしては3本のコイルを用いた構成とする代わりに、5本のコイルを用いて5相の立型モータ1を構成する等、適宜数のコイル本数を設定することができる。
図2で示した構成は8極12スロットの立型モータ1を例に挙げて図示している。しかし、本発明は、図2に示したような8極12スロットの集中巻きに限定されるものではなく、どのような極数やスロット数の立型モータ1であっても、本発明を有効に適用することができる。
ステータ3の内方には、ロータ4が回転自在設けられている。ロータ4を固定したロータ軸7の両端部は、一対の軸受25によって支承されている。一対の軸受25はそれぞれ支持板18、19に支持されている。一方の軸受25を支持した支持板18は上蓋部2aに固定され、支持板18の外周面と側壁部2bの内周面との間にはOリング27が配設している。また、他方の軸受25を支持した支持板19は底板部2cに固定され、支持板19の外周面と側壁部2bの内周面との間にはOリング27が配設している。
また、ロータ軸7の下端部は軸受25より延設され、外部にロータ4の回転を取り出すことができる。ロータ軸7の下端部側における軸受25と近接した部位と底板部2cに形成した開口孔との間は、オイルシール26が配設されている。オイルシール27、一対のOリング27とのよって、上蓋部2aと側壁部2bとの間及び底板部2cと側壁部2bとの間で液密状態を構成することができる。
図4に示すようにロータ4は、複数枚の磁性鋼板10を積層した構成となっている。各磁性鋼板10には、略T字状の孔23が周方向に等間隔で形成されている。各磁性鋼板10を積層したとき、各孔23は永久磁石5を配設する配設孔23a、及び後述する冷却用油28を貯める貯油部11を構成する孔23bから構成されている。図1、図2に示すように、配設孔23aには永久磁石5を配設することができる。
これにより永久磁石5は、ロータ4の外周部の周方向に沿って等間隔で配設される。ステータ3のコイル3bが励磁されることにより、ロータ4に配設した永久磁石5が励磁されたコイル3bに順次吸引され、ロータ4を回転させることができる。
尚、ロータ4に配設した永久磁石5は、固形形状の永久磁石を配設孔23aに挿入した構成とすることも、磁性粉末を混入させたプラスチックを溶融状態で配設孔23a内に充填し、固化させた構成とすることもできる。
また図4に示すように、各磁性鋼板10にはロータ軸7を嵌合する嵌合孔24が形成され、積層した各磁性鋼板10の嵌合孔24にロータ軸7を嵌合することができる。これにより、図1に示すように、ステータ3内にロータ4を配設することができる。図1に示すように、ロータ4の底部にはエンドプレート6が取り付けられ、孔23bから構成された空洞部の底部を塞いで貯油部11を構成している。
モータケース2内のステータ3及びロータ4の上部には、ステータ3におけるコイル3bの冷却及び貯油部11への冷却用油の注入を行う給油部16が設けられている。給油部16に形成した複数のノズル17aによって、ステータ3の各コイル3bに冷却用油28を散布することができる。また、給油部16に形成した複数のノズル17bによって、ロータ4に形成した貯油部11に冷却用油を注入することができる。これにより、貯油部11に注入した冷却用油によって、永久磁石5の内側面を直接冷却することができる。
図1のIII―III断面図である図3に示すように、給油部16は側壁部3bの内周面に沿って環状に配設されており、各ノズル17aはステータ3の各コイル3bと対応した位置に形成されている。また、各ノズル17bは各貯油部11と対応した周上の位置に形成されている。
尚、図1では、給油部16が側壁部3bに配設された例を示しているが、給油部16を上蓋部2aに取り付けた支持板18に配設した構成とすることもできる。
モータケース2内の下部には、給油部16から供給した冷却用油28を溜める油溜部13が形成されている。油溜部13は排出口14と連通し、排出口14は連通流路21を介して給油部16と連通している。連通流路21内には、油溜部13内の油を給油部16に供給するための油圧ポンプ22が配設されている。図1では、例示していないが、連通流路21内に放熱器等の冷却装置を配設しておくこともできる。
油溜部13内に貯留される冷却用油の量としては、油溜部13内に貯留される冷却用油がロータ4の端面に接触してロータ4の回転の妨げにならない程度の量となるように、設定しておくことが望ましい。
次に、各貯油部11に注入した冷却用油による、永久磁石5の冷却について図5〜図7を用いて説明する。図5は、紙面に対して反時計回りにロータ4が回転しているときにおける、ロータ4の要部平面図である。図6は、冷却用油の流れを説明するロータ4の要部平面図であり、図7は、同じく冷却用油の流れを説明するロータ4の要部縦断面図である。
図5に示すように、貯油部11内に注入された冷却用油28には、ロータ4の回転によってロータ4の回転方向とは反対側に変位するように遠心力が作用している。ロータ4の回転に伴う遠心力が作用している冷却用油28は、図6、図7の矢印で示すように、永久磁石5の周面を通り、積層した磁性鋼板間の隙間を通ってロータ4の外部に飛散する。
ロータ4から飛散した冷却用油は、ロータ4及び永久磁石5の熱を奪うことによって温度が上昇する。ところで、ステータコア3a,コイル3bは給油部16から供給された冷却用油28及び側壁部2内を流れる冷却液によって冷却されている。このため、ロータ4から外部に飛散した温度の上昇した油が、ステータコア3a,コイル3bに付着しても、ステータコア3a,コイル3bが熱的な影響を受けるほど大きく加熱されることはない。また、ロータ4から飛散してステータコア3a,コイル3bに付着した油は、給油部16からコイル3bに供給された冷却用油と共に油溜部13内に落下して溜められる。
油溜部13内に溜められた冷却用油28は、油圧ポンプ22の作動によって排出口14から連通流路21内に導入される。連通流路21内に導入された冷却用油は、必要に応じて配設された冷却装置を通って冷却される。あるいは、連通流路21内を流れている間に連通流路21によって冷却される。冷却した冷却用油は、連通流路21を通って給油部16に供給される。尚、冷却用油28の循環を円滑に行うため、即ち、モータケース2内の圧力が高圧とならないようにするため、モータケース2における給油部16よりも上方部位に図示せぬ呼吸孔を形成しておくこともできる。
ロータ4の低速回転時に、給油部16のノズル17bから貯油部11に冷却用油28を注入することができる。通常、立型モータ1は、正転と逆転とを繰り返して使用されるので、必ず低速回転状態、あるいは停止状態となるタイミングが存在する。常時、給油部16のノズル17bから冷却用油18が注がれているので、ロータ4の低速回転時あるいは停止時には必ず貯油部11に冷却用油28を貯めることができる。
次に、ロータ4が所望の回転数以上で回転すると、図5〜図7を用いて説明したように、貯油部11に貯めた冷却用油28は遠心力を受けてステータ3側に移動しようとする。ロータ4は磁性鋼板10からなる積層構造であるので、永久磁石5と接触していた冷却用油28は隣接する磁性鋼板10間の隙間を通って、ロータ4の外部に飛び出していく。このとき、冷却用油28は永久磁石5の脇を通っていくので、永久磁石5で発生している熱も一緒に流し出してくれる。
このように、本発明では正転と逆転とを繰り返えして運転される立型モータにおいて、永久磁石5に対する非常に大きな冷却効果を達成することができる。
本発明は、本発明の技術思想を適用することができる装置等に対しては、本発明の技術思想を適用することができる。
立型モータの縦断面図である。(実施例1) 図1のII−II断面図である。(実施例1) 図1のIII−III断面図である。(実施例1) ロータの斜視図である。(実施例1) ロータの要部平面図である。(実施例1) 冷却用油の流れを説明するロータの要部平面図である。(実施例1) 冷却用油の流れを説明するロータの要部縦断面図である。(実施例1) アキシャル型永久磁石モータの基本構成を示す断面図である。(従来例1) ロータの回転軸に直交する断面図である。(従来例1) ロータの回転軸に直交する断面で切った要部断面図である。(従来例1) 永久磁石形モータの縦断面図である。(従来例2)
符号の説明
1 立型モータ
2 モータケース
2a 上蓋部
2b 側壁部
2c 底板部
3 ステータ
3a ステータコア
3b コイル
4 ロータ
5 永久磁石
6 エンドプレート
7 ロータ軸
10 磁性鋼板
11 貯油部
13 油溜部
14 排出口
16 給油部
17a,17b ノズル
18,19 支持板
20 冷却流路(モータケース内)
21 連通流路(排出口と給油部との)
22 油圧ポンプ
23 略T字状の孔
23a 配設孔(永久磁石収納用の)
23b 孔(貯油部形成用孔)
24 嵌合孔(ロータ軸嵌合用の)
25 軸受
26 オイルシール
27 Oリング
28 冷却用油
50 ロータ軸
51 ロータ
52 ステータ
53 ステータコア
54 コイル
55 永久磁石
56 空気流路
59 永久磁石
60 ケース
61 流路
62 内管
63 外管
64 戻り流路
65 出口
71 モータケース
72 ステータ
73 鉄心
73a 磁性鋼板
73b 孔
74 巻線
75 磁気センサ
76 軸受板
77 ロータ
78 ロータ軸
79 軸受
80 ファン
81 ファンケース
82 鉄心
83 磁性鋼板
84 冷却用孔
85 ロータマグネット
86 ロータ位置検出用マグネット

Claims (5)

  1. ロータ軸が垂直に配され、複数の磁性鋼板を積層して構成したロータの外周部に複数の永久磁石を、前記ロータの周方向に沿って配設した立型モータであって、
    前記積層した磁性鋼板に、前記永久磁石の冷却用油を一時的に貯める貯油部が形成されてなること特徴とする立型モータ/ジェネレータ。
  2. 前記貯油部が前記永久磁石に対応して複数形成され、同永久磁石の一部表面に接触して形成されてなることを特徴とする請求項1記載の立型モータ/ジェネレータ。
  3. 前記貯油部が各永久磁石の一部表面に接触してロータの周方向に連続して形成されてなることを特徴とする請求項1記載の立型モータ/ジェネレータ。
  4. 前記貯油部の上方に位置するモータケースには、前記冷却用油を供給する給油部が配設されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の立型モータ/ジェネレータ。
  5. モータケースの底部に、ロータの回転に伴う遠心力で前記貯油部内から積層された前記磁性鋼板間の隙間部から外側に飛散する油と前記給油部から供給されて流下する油とを溜める排油口を有する油溜部が形成され、前記油溜部の前記排油口と前記給油部とが接続されてなることを特徴とする請求項4記載の立型モータ/ジェネレータ。
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