JP2007114270A - 光学フィルムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】支持基板のない液晶物質層からなる薄型の光学フィルムを製造する際の生産効率と歩留りを劇的に改善することができる製造方法を提供する。
【解決手段】再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムの順に積層された積層フィルムにハーフカットを施し、次いで再剥離性フィルムを剥離することを特徴とする光学フィルムの製造方法。
【選択図】なし
【解決手段】再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムの順に積層された積層フィルムにハーフカットを施し、次いで再剥離性フィルムを剥離することを特徴とする光学フィルムの製造方法。
【選択図】なし
Description
本発明は、各種光学素子に有用な光学フィルムの製造方法に関する。
近年、液晶表示装置に用いられる光学フィルムに対しては、優れた光学的性能に加えて、より高耐久性が要求されている。とりわけ、携帯電話などの携帯機器用や車載用の液晶表示装置に対しては、各種の使用条件を想定した厳しい環境試験に合格することが求められている。
液晶化合物の配向層からなる薄膜(フィルム)、とりわけネマチック構造、ねじれネマチック構造、あるいはネマチックハイブリッド構造を固定化した液晶物質からなるフィルムは、液晶表示素子用の色補償や視野角補償用の素子として、また旋光性光学素子等として優れた性能を有し、各種表示素子の高性能化、軽量化に寄与している。これらのフィルムの製造法としては、配向性基板上に形成された液晶物質からなる層を支持基板を兼ねる透光性基板上に転写する方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
さらに、液晶表示用素子に求められる過酷な耐久性試験に耐えるための対策として、またより一層の薄型化、軽量化のために、支持基板フィルムを用いない液晶物質からなる光学フィルムの製造方法も提案されている(例えば、特許文献4参照。)。かかる製造法によれば、配向性基板上に配向形成された液晶物質よりなる層を、接着剤を介して一旦再剥離性基板に転写させた後に、該再剥離性基板を剥離することにより、支持基板フィルムのない液晶物質層からなる光学フィルムを製造することができる。
特開平4−57017号公報
特開平4−177216号公報
特開平6−242434号公報
特開平8−278491号公報
液晶化合物の配向層からなる薄膜(フィルム)、とりわけネマチック構造、ねじれネマチック構造、あるいはネマチックハイブリッド構造を固定化した液晶物質からなるフィルムは、液晶表示素子用の色補償や視野角補償用の素子として、また旋光性光学素子等として優れた性能を有し、各種表示素子の高性能化、軽量化に寄与している。これらのフィルムの製造法としては、配向性基板上に形成された液晶物質からなる層を支持基板を兼ねる透光性基板上に転写する方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
さらに、液晶表示用素子に求められる過酷な耐久性試験に耐えるための対策として、またより一層の薄型化、軽量化のために、支持基板フィルムを用いない液晶物質からなる光学フィルムの製造方法も提案されている(例えば、特許文献4参照。)。かかる製造法によれば、配向性基板上に配向形成された液晶物質よりなる層を、接着剤を介して一旦再剥離性基板に転写させた後に、該再剥離性基板を剥離することにより、支持基板フィルムのない液晶物質層からなる光学フィルムを製造することができる。
一般に、液晶表示用素子として使用する場合には、液晶物質層からなる光学フィルムに、さらに位相差フィルムや偏光板が積層される。その際、光学性能を十分に発揮させるために、長尺フィルムのMD(流れ方向)同士を連続的に貼り付ける「ロールtoロール貼合」ではなく、定尺にカットしたシート同士を所望の角度を付けて貼り付ける「シートtoシート貼合」が通常行なわれている。また、できるだけ生産効率を上げる為、液晶物質層からなる光学フィルムの片面に最終製品で液晶表示装置に貼合するための粘着剤層を予め連続的に付与した後に定尺にカットされ、その後に位相差フィルムや偏光板との「シートtoシート貼合」工程が実施されている。
すなわち、再剥離性基板上に形成された液晶物質層/粘着剤層/セパレーターフィルムからなる光学フィルムを定尺にカットした後、再剥離性基板を剥離する必要がある。この時、粘着剤層/セパレーターフィルム間の剥離力は小さく剥れやすいため、再剥離性基板を剥そうとしても粘着剤層/セパレーターフィルム間で先に剥れてしまうことが多く、作業効率や歩留りが悪く生産性に大きな問題を抱えていた。
すなわち、再剥離性基板上に形成された液晶物質層/粘着剤層/セパレーターフィルムからなる光学フィルムを定尺にカットした後、再剥離性基板を剥離する必要がある。この時、粘着剤層/セパレーターフィルム間の剥離力は小さく剥れやすいため、再剥離性基板を剥そうとしても粘着剤層/セパレーターフィルム間で先に剥れてしまうことが多く、作業効率や歩留りが悪く生産性に大きな問題を抱えていた。
本発明者らは、上記のような現状に鑑み、鋭意検討した結果、再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムの順に積層された積層フィルムにおいて、ハーフカットを施した後に再剥離性フィルムを剥離することによって、生産性を劇的に向上させることに成功し本発明を完成した。
すなわち、本発明の第1は、再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムの順に積層された積層フィルムにハーフカットを施し、次いで再剥離性フィルムを剥離することを特徴とする光学フィルムの製造方法に関する。
本発明の第2は、少なくとも再剥離性フィルムが完全にカットされるようにハーフカットを施すことを特徴とする本発明の第1に記載の光学フィルムの製造方法に関する。
本発明の第3は、少なくともセパレーターフィルムが完全にカットされるようにハーフカットを施すことを特徴とする本発明の第1に記載の光学フィルムの製造方法に関する。
本発明の第4は、配向を固定化した液晶物質層が、液晶転移点以上の温度で液晶配向し、液晶転移点以下の温度でガラス状態となる高分子液晶物質からなることを特徴とする本発明の第1〜3に記載の光学フィルムの製造方法に関する。
さらに本発明の第5は、配向を固定化した液晶物質層が、液晶配向した反応性基を有する液晶物質を架橋した層からなることを特徴とする本発明の第1〜3に記載の光学フィルムの製造方法に関する。
なお、上記記載において、「/」は各層の界面を表すものであり、以下同様に表記するものとする。
本発明の第2は、少なくとも再剥離性フィルムが完全にカットされるようにハーフカットを施すことを特徴とする本発明の第1に記載の光学フィルムの製造方法に関する。
本発明の第3は、少なくともセパレーターフィルムが完全にカットされるようにハーフカットを施すことを特徴とする本発明の第1に記載の光学フィルムの製造方法に関する。
本発明の第4は、配向を固定化した液晶物質層が、液晶転移点以上の温度で液晶配向し、液晶転移点以下の温度でガラス状態となる高分子液晶物質からなることを特徴とする本発明の第1〜3に記載の光学フィルムの製造方法に関する。
さらに本発明の第5は、配向を固定化した液晶物質層が、液晶配向した反応性基を有する液晶物質を架橋した層からなることを特徴とする本発明の第1〜3に記載の光学フィルムの製造方法に関する。
なお、上記記載において、「/」は各層の界面を表すものであり、以下同様に表記するものとする。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で用いられる液晶の配向が固定化された液晶物質層は、配向状態にある液晶物質を固定化する手段を用いることにより固定化された層であり、固定化する手段としては、高分子液晶物質の場合は配向状態から急冷してガラス化状態にして固定する方法、反応性基を有する低分子または高分子液晶物質を配向させた後、前記反応性基を反応せしめて固定化する方法などが挙げられる。
前記反応性基としては、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、ビニルオキシ基、エポキシ基、オキセタニル基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、イソシアナート基、酸無水物基等が挙げられ、それぞれの基に適した方法で反応が行われる。
本発明で用いられる液晶の配向が固定化された液晶物質層は、配向状態にある液晶物質を固定化する手段を用いることにより固定化された層であり、固定化する手段としては、高分子液晶物質の場合は配向状態から急冷してガラス化状態にして固定する方法、反応性基を有する低分子または高分子液晶物質を配向させた後、前記反応性基を反応せしめて固定化する方法などが挙げられる。
前記反応性基としては、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、ビニルオキシ基、エポキシ基、オキセタニル基、カルボキシル基、水酸基、アミノ基、イソシアナート基、酸無水物基等が挙げられ、それぞれの基に適した方法で反応が行われる。
液晶物質層に使用することのできる液晶物質は、液晶フィルムが目的とする用途や製造方法により、低分子液晶物質、高分子液晶物質を問わず広い範囲から選定することができるが、高分子液晶物質が好ましい。さらに液晶物質の分子形状は、棒状であるか円盤状であるかを問わない。例えばディスコティックネマチック液晶性を示すディスコティック液晶化合物も使用することができる。
固定化前の液晶物質層の液晶相としては、ネマチック相、ねじれネマチック相、コレステリック相、ハイブリッドネマチック相、ハイブリッドねじれネマチック相、ディスコティックネマチック相、スメクチック相等が挙げられる。
固定化前の液晶物質層の液晶相としては、ネマチック相、ねじれネマチック相、コレステリック相、ハイブリッドネマチック相、ハイブリッドねじれネマチック相、ディスコティックネマチック相、スメクチック相等が挙げられる。
前記高分子液晶物質としては、各種の主鎖型高分子液晶物質、側鎖型高分子液晶物質、またはこれらの混合物を用いることができる。主鎖型高分子液晶物質としては、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリカーボネート系、ポリイミド系、ポリウレタン系、ポリベンズイミダゾール系、ポリベンズオキサゾール系、ポリベンズチアゾール系、ポリアゾメチン系、ポリエステルアミド系、ポリエステルカーボネート系、ポリエステルイミド系等の高分子液晶物質、またはこれらの混合物等が挙げられる。また、側鎖型高分子液晶物質としては、ポリアクリレート系、ポリメタクリレート系、ポリビニル系、ポリシロキサン系、ポリエーテル系、ポリマロネート系、ポリエステル系等の直鎖状または環状構造の骨格鎖を有する物質に側鎖としてメソゲン基が結合した高分子液晶物質、またはこれらの混合物が挙げられる。これらのなかでも合成や配向の容易さなどから、主鎖型高分子液晶物質であるポリエステル系が好ましい。
低分子液晶物質としては、飽和ベンゼンカルボン酸類、不飽和ベンゼンカルボン酸類、ビフェニルカルボン酸類、芳香族オキシカルボン酸類、シッフ塩基型類、ビスアゾメチン化合物類、アゾ化合物類、アゾキシ化合物類、シクロヘキサンエステル化合物類、ステロール化合物類などの末端に前記反応性基を導入した液晶性を示す化合物や前記化合物類のなかで液晶性を示す化合物に架橋性化合物を添加した組成物などが挙げられる。また、ディスコティック液晶化合物としては、トリフェニレン系、トルクセン系等が挙げられる。
さらに、液晶物質中に熱または光等の外部刺激による架橋反応等によって反応しうる官能基または部位を有している各種化合物を液晶性の発現を妨げない範囲で配合しても良い。架橋反応しうる官能基としては、前述の各種の反応性基などが挙げられる。
さらに、液晶物質中に熱または光等の外部刺激による架橋反応等によって反応しうる官能基または部位を有している各種化合物を液晶性の発現を妨げない範囲で配合しても良い。架橋反応しうる官能基としては、前述の各種の反応性基などが挙げられる。
液晶の配向が固定化された液晶物質層の形成は、前記液晶物質や必要に応じて添加される各種の化合物を含む組成物等を溶融状態で配向基板上に塗布する方法や、該組成物等の溶液を配向基板上に塗布する方法等により形成し、配向基板上に塗布された塗膜は乾燥、熱処理(液晶の配向)を経て、必要により光照射および/または加熱処理等の前述の配向を固定化する手段を用いて配向を固定化することにより形成される。
前記溶液を塗布する方法に用いられる溶液の調製に使用される溶媒に関しては、本発明に使用される液晶物質や組成物を溶解でき、適当な条件で留去できる溶媒であれば特に制限は無く、一般的にアセトン、メチルエチルケトン、イソホロンなどのケトン類、ブトキシエチルアルコール、ヘキシルオキシエチルアルコール、メトキシ−2−プロパノールなどのエーテルアルコール類、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどのグリコールエーテル類、酢酸エチル、酢酸メトキシプロピル、乳酸エチルなどのエステル系、フェノール、クロロフェノールなどのフェノール類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどのアミド系、クロロホルム、テトラクロロエタン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類などやこれらの混合系が好ましく用いられる。また、配向基板上に均一な塗膜を形成するために、界面活性剤、消泡剤、レベリング剤等を溶液に添加しても良い。さらに、着色を目的として液晶性の発現を妨げない範囲内で二色性染料や通常の染料や顔料等を添加することもできる。
塗布方法については、塗膜の均一性が確保される方法であれば、特に限定されることはなく公知の方法を採用することができる。例えば、ロールコート法、ダイコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スピンコート法などを挙げることができる。塗布の後に、ヒーターや温風吹きつけなどの方法による溶媒除去(乾燥)工程を入れても良い。
塗布された膜の乾燥状態における膜厚は、通常0.1μm〜50μm、好ましくは0.2μm〜20μm、さらに好ましくは0.3μm〜10μmである。この範囲外では、得られる液晶物質層の光学性能が不足したり、液晶物質の配向が不十分になるなどして好ましくない。
塗布された膜の乾燥状態における膜厚は、通常0.1μm〜50μm、好ましくは0.2μm〜20μm、さらに好ましくは0.3μm〜10μmである。この範囲外では、得られる液晶物質層の光学性能が不足したり、液晶物質の配向が不十分になるなどして好ましくない。
続いて、必要なら熱処理などにより液晶の配向を形成した後、配向の固定化を行う。熱処理は液晶相発現温度範囲に加熱することにより、液晶物質が本来有する自己配向能により液晶を配向させるものである。熱処理の条件としては、用いる液晶物質の液晶相挙動温度(転移温度)により最適条件や限界値が異なるため一概には言えないが、通常10〜300℃、好ましくは30〜250℃の範囲である。あまり低温では、液晶の配向が十分に進行しないおそれがあり、また高温では、液晶物質が分解したり配向基板に悪影響を与えるおそれがある。また、熱処理時間については、通常3秒〜60分、好ましくは10秒〜30分の範囲である。3秒よりも短い熱処理時間では、液晶の配向が十分に完成しないおそれがあり、また60分を超える熱処理時間では、生産性が極端に悪くなるため、どちらの場合も好ましくない。液晶物質が熱処理などにより液晶の配向が完成したのち、そのままの状態で配向基板上の液晶物質層を、使用した液晶物質に適した手段を用いて固定化する。
前記配向基板としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、トリアセチルセルロース、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等のフィルムが例示できる。
これらのフィルムは製造方法によっては改めて配向能を発現させるための処理を行わなくとも本発明に使用される液晶物質に対して十分な配向能を示すものもあるが、配向能が不十分、または配向能を示さない等の場合には、これらのフィルムを適度な加熱下に延伸する、フィルム面をレーヨン布等で一方向に擦るいわゆるラビング処理を行う、フィルム上にポリイミド、ポリビニルアルコール、シランカップリング剤等の公知の配向剤からなる配向膜を設けてラビング処理を行う、酸化珪素等の斜方蒸着処理、あるいはこれらを適宜組み合わせるなどして配向能を発現させたフィルムを用いても良い。
また配向基板として、表面に規則的な微細溝を多数設けたアルミニウム、鉄、銅などの金属板や各種ガラス板等も使用することができる。
また配向基板として、表面に規則的な微細溝を多数設けたアルミニウム、鉄、銅などの金属板や各種ガラス板等も使用することができる。
ここで、配向基板フィルムの配向処理方向としては特に限定されず、上記の各処理を任意の方向に行うことにより適宜選択できる。とりわけ、長尺の配向基板上に形成された液晶フィルムを扱う場合には、その長尺な連続フィルムのMD方向に対して所定の角度を選択し、必要に応じて斜め方向に配向処理されることが望ましい。所定の角度方向に配向処理することにより、液晶フィルムを最適な光学特性が発揮できるような軸配置で積層する際に、長尺フィルムのMDを揃えた状態での貼合(いわゆるロールtoロール貼合)が可能になる、あるいは製品の取り効率が高まるなどの点から極めてメリットがある。
次に、配向基板フィルム上に形成された液晶物質層を再剥離性フィルム上に移行させる方法について述べる。
本発明に使用される再剥離性フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1等のオレフィン系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリケトンサルファイド、ポリスルホン、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリアセタール、一軸延伸ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリメチルメタクリレート、ポリアリレート、アモルファスポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、トリアセチルセルロース、あるいはエポキシ樹脂等のプラスチックフィルムを例示することができる。
本発明に使用される再剥離性フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1等のオレフィン系樹脂、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリケトンサルファイド、ポリスルホン、ポリスチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリアセタール、一軸延伸ポリエステル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリメチルメタクリレート、ポリアリレート、アモルファスポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、トリアセチルセルロース、あるいはエポキシ樹脂等のプラスチックフィルムを例示することができる。
これらのプラスチックフィルムの中でもとりわけ、光学的欠陥の検査性に優れる透明性で光学的に等方性のフィルムとしては、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリアリレート、アモルファスポリオレフィン、ノルボルネン系樹脂、トリアセチルセルロース、あるいはエポキシ樹脂などの各フィルムが例示できる。
これらのプラスチックフィルムには、適度な再剥離性を持たせるために、予めその表面にシリコーン等の表面処理剤をコートしておくことができ、あるいは有機薄膜又は無機薄膜を形成しておくことができる。また、同様な目的で、プラスチックフィルムの表面にけん化処理などの化学処理を施すか、あるいはコロナ処理のような物理的処理を施しておくこともできる。
これらのプラスチックフィルムには、適度な再剥離性を持たせるために、予めその表面にシリコーン等の表面処理剤をコートしておくことができ、あるいは有機薄膜又は無機薄膜を形成しておくことができる。また、同様な目的で、プラスチックフィルムの表面にけん化処理などの化学処理を施すか、あるいはコロナ処理のような物理的処理を施しておくこともできる。
また、再剥離性フィルムの剥離性を調整するために、上記のプラスチックフィルムに滑剤や表面改質剤を含有させることもできる。前記滑剤としては、液晶物質層の光学的欠陥の検査性や剥離性に悪影響を及ぼさない範囲であれば、種類、添加量に特に制限は無い。滑剤の具体例としては、微細シリカ、微細アルミナ等が挙げられ、添加量の指標としては、再剥離性基板のヘイズ値が通常50%以下、好ましくは30%以下となるようにすればよい。添加量が少なすぎると添加効果が認められず、一方、多すぎる場合には、光学的欠陥の検査性が悪化し好ましくない。
また、必要に応じてその他の公知の各種添加剤、例えば、ブロッキング防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、熱安定剤、耐衝撃性改良剤などを含有させてもよい。
また、必要に応じてその他の公知の各種添加剤、例えば、ブロッキング防止剤、酸化防止剤、帯電防止剤、熱安定剤、耐衝撃性改良剤などを含有させてもよい。
再剥離性フィルムの剥離力に関しては、同一材料から製造される再剥離性フィルムであっても製造方法、表面状態や使用される接着剤との濡れ性などにより変化するため一概には決定できないが、接着剤との界面での剥離力(180゜剥離、剥離速度30cm/分、室温下測定)は、通常0.38〜12N/m、好ましくは0.38〜8.0N/mであることが望ましい。剥離力がこの値より低い場合には、配向基板上の液晶物質層を再剥離性フィルムと接着後、配向基板を剥離する際、剥離力が低すぎ再剥離性フィルムに浮きが見られたりして所望する界面での良好な剥離状態が得られず、再剥離性基板への液晶物質層の転写が不十分になる、また剥離力が高すぎる場合には、再剥離性フィルムを剥離する際、液晶物質層の破壊、あるいは、所望する層との界面で剥離ができないなどして好ましくない。
また、再剥離性フィルムの厚みも剥離性に影響する場合があり、望ましくは16〜100μm、特に望ましくは25〜80μmがよい。厚みが厚すぎると剥離ポイントが安定せず剥離性が悪化する恐れがあり、一方薄すぎるとフィルムの機械強度が保てなくなるため、製造中に引き裂かれるなどのトラブルが生じる恐れがある。
配向基板上に形成された液晶物質層を上述のような再剥離性フィルム上に移行させるには、好ましくは光学的等方性である硬化型アクリル樹脂系接着剤を液晶物質層表面に付与後、これを例えば光照射することにより反応させ硬化(架橋)させて接着後、配向基板を剥離すれば容易に転写が可能である。
使用される硬化型アクリル樹脂系接着剤は、例えば光硬化型アクリル系接着剤として公知のものが使用でき、具体的にはポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、シリコーンアクリレートなどの各種アクリル系オリゴマーまたは(メタ)アクリル系モノマーなどの単独、これらの混合物またはこれらと各種反応性希釈剤との混合物が例示される。
使用される硬化型アクリル樹脂系接着剤は、例えば光硬化型アクリル系接着剤として公知のものが使用でき、具体的にはポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、シリコーンアクリレートなどの各種アクリル系オリゴマーまたは(メタ)アクリル系モノマーなどの単独、これらの混合物またはこれらと各種反応性希釈剤との混合物が例示される。
また、これらの接着剤はその特性を損なわない範囲で、各種微粒子等や表面改質剤を添加することもできる。
前記微粒子としては、接着剤を構成する化合物とは屈折率の異なる微粒子、透明性を損なわず帯電防止性能向上のための導電性微粒子、耐摩耗性向上のための微粒子等が例示でき、より具体的には、微細シリカ、微細アルミナ、ITO(Indium Tin Oxide)微粒子、銀微粒子、各種合成樹脂微粒子などが挙げられる。
また、前記表面改質剤としては、接着剤との相溶性が良く、接着剤の硬化性や硬化後の光学性能に影響を及ぼさない限り特に限定されず、イオン性、非イオン性の水溶性界面活性剤、油溶性界面活性剤、高分子界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコーン等の有機金属系界面活性剤、反応性界面活性剤等が使用できる。
前記微粒子としては、接着剤を構成する化合物とは屈折率の異なる微粒子、透明性を損なわず帯電防止性能向上のための導電性微粒子、耐摩耗性向上のための微粒子等が例示でき、より具体的には、微細シリカ、微細アルミナ、ITO(Indium Tin Oxide)微粒子、銀微粒子、各種合成樹脂微粒子などが挙げられる。
また、前記表面改質剤としては、接着剤との相溶性が良く、接着剤の硬化性や硬化後の光学性能に影響を及ぼさない限り特に限定されず、イオン性、非イオン性の水溶性界面活性剤、油溶性界面活性剤、高分子界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコーン等の有機金属系界面活性剤、反応性界面活性剤等が使用できる。
これらの硬化型アクリル樹脂系接着剤の硬化方法は特に限定されないが、例えば加熱硬化、レドックス系常温硬化、嫌気硬化、紫外線、電子線などの活性線硬化などが例示される。好ましい硬化方法は、紫外線、電子線などの活性線による光硬化法である。光硬化法では、熱の発生が無いか又は少ないので配向が固定化された液晶物質層への影響が少なく好ましい。各種の公知の光反応開始剤を添加し、メタルハライドランプ、高圧水銀灯、低圧水銀灯、キセノンランプ、アークランプ、レーザー、シンクロトロン放射光源などの光源からの光を照射し、反応を行わせればよい。単位面積(1平方センチメートル)当たりの照射量としては、積算照射量として通常1〜2000mJ、好ましくは10〜1000mJの範囲である。ただし、光反応開始剤の吸収領域と光源のスペクトルが著しく異なる場合や、あるいは反応性の化合物自身に光源波長の吸収能がある場合などはこの限りではない。これらの場合には、適当な光増感剤や、あるいは吸収波長の異なる2種以上の光反応開始剤を混合して用いるなどの方法を採ることも出来る。電子線硬化型の場合の加速電圧は、通常10kV〜200kV、好ましくは50kV〜100kVである。
熱反応開始剤としては、例えば、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオサイド等のジアシルオキサイド類、ケトンパーオキサイド類、パーオキシケタール類、ジアルキルパーオキサイド類、パーオキシエステル類およびアゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレロニトリル等のアゾビス類などが利用でき、使用量は樹脂の0.1〜10重量%でよい。
また、活性線により硬化させる場合の、光反応開始剤としては、例えば、ベンゾインエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルメチルケタール、ヒドロキシフェニルケトン、1,1−ジクロロアセトフェノン、チオキサントン類、あるいはアミン併用のベンゾフェノン類などが例示される。これらもその使用量は樹脂の0.1〜10重量%でよい。
また、活性線により硬化させる場合の、光反応開始剤としては、例えば、ベンゾインエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルメチルケタール、ヒドロキシフェニルケトン、1,1−ジクロロアセトフェノン、チオキサントン類、あるいはアミン併用のベンゾフェノン類などが例示される。これらもその使用量は樹脂の0.1〜10重量%でよい。
本発明においては、液晶物質層上に表面を保護するために硬化アクリル樹脂層からなる保護層を形成する。該保護層は、前述の光学的等方性を有する光硬化性アクリレート等からなる硬化型アクリル樹脂層自体とすることもできるし、また硬化型アクリル樹脂を接着剤として透光性フィルムを接着することによっても構成することができる。いずれも硬化アクリル樹脂層は硬化性のアクリル系のオリゴマーまたはモノマーを表面に塗布し、これを硬化させることにより形成される。
使用される硬化性のアクリレートは、アクリル系接着剤、硬化性プラスチックコーティング剤、またはプラスチックハードコート剤として公知のものが使用でき、例えば、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、シリコーンアクリレートなどの各種アクリル系のオリゴマーまたはモノマーなどの単独、これらの混合物またはこれらと各種反応性希釈剤との混合物が例示される。
使用される硬化性のアクリレートは、アクリル系接着剤、硬化性プラスチックコーティング剤、またはプラスチックハードコート剤として公知のものが使用でき、例えば、ポリエステルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、ポリエーテルアクリレート、シリコーンアクリレートなどの各種アクリル系のオリゴマーまたはモノマーなどの単独、これらの混合物またはこれらと各種反応性希釈剤との混合物が例示される。
また、これらの接着剤はその特性を損なわない範囲で、各種微粒子等や表面改質剤を添加することもできる。
前記微粒子としては、接着剤を構成する化合物とは屈折率の異なる微粒子、透明性を損なわず帯電防止性能向上のための導電性微粒子、耐摩耗性向上のための微粒子等が例示でき、より具体的には、微細シリカ、微細アルミナ、ITO(Indium Tin Oxide)微粒子、銀微粒子、各種合成樹脂微粒子などが挙げられる。
また、前記表面改質剤としては、接着剤との相溶性がよく接着剤の硬化性や硬化後の光学性能に影響を及ぼさない限り特に限定されず、イオン性、非イオン性の水溶性界面活性剤、油溶性界面活性剤、高分子界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコーン等の有機金属系界面活性剤、反応性界面活性剤等が使用できる。
前記微粒子としては、接着剤を構成する化合物とは屈折率の異なる微粒子、透明性を損なわず帯電防止性能向上のための導電性微粒子、耐摩耗性向上のための微粒子等が例示でき、より具体的には、微細シリカ、微細アルミナ、ITO(Indium Tin Oxide)微粒子、銀微粒子、各種合成樹脂微粒子などが挙げられる。
また、前記表面改質剤としては、接着剤との相溶性がよく接着剤の硬化性や硬化後の光学性能に影響を及ぼさない限り特に限定されず、イオン性、非イオン性の水溶性界面活性剤、油溶性界面活性剤、高分子界面活性剤、フッ素系界面活性剤、シリコーン等の有機金属系界面活性剤、反応性界面活性剤等が使用できる。
これらの硬化性アクリレートの硬化方法は特に限定されないが、前述の液晶物質層を再剥離性基板に移行させるときに用いられた硬化型アクリル樹脂系接着剤の硬化と同様に行えばよい。
以上の方法により、再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層がこの順で積層されてなる積層フィルムが得られる。ここで、該硬化アクリル樹脂層の厚みは、いずれもそれぞれ0.1〜50μm、望ましくは0.5〜20μm、さらに望ましくは1〜10μmである。厚みがこれ以上薄すぎると、環境試験における液晶物質層の保護効果が不足し、また厚すぎると硬化アクリル樹脂層の硬化に時間がかかったり、製品厚みが厚くなるため好ましくない。
また本発明では、再剥離性フィルム表面に予め該フィルム表面から剥離可能な離型層を形成した再剥離性フィルムを使用することにより、液晶物質層と他の層との間に離型層を形成することも可能である。離型層を形成することにより、製造時や環境試験時における薄膜の液晶物質層の外観変化(例えば、波うちなど)を抑えるための応力遮断効果が得られる。なお、ここで離型層としては、特に限定されないが光学的に等方性の透明層が好ましく、例えばアクリル系、メタクリル系、ニトロセルロース系、エポキシ系化合物等の重合体およびこれらの混合物を挙げることができる。離型層の膜厚としては0.3μm以上40μm以下、好ましくは0.5μm以上10μm以下であり、ガラス転移点(Tg)が20℃以上、好ましくは50℃以上の光学的に等方性の透明層であって、液晶物質層の光学的特性を著しく損なわなければ、材質に特に限定はない。膜厚及びガラス転移点がこの範囲外ではその効果が不足したり、製品が厚くなりすぎるなどの観点から好ましくない。
また前記離型層は、架橋成分の添加による部分架橋、可塑剤の添加、滑剤の添加等により、物性の制御を行っても良い。
また前記離型層は、架橋成分の添加による部分架橋、可塑剤の添加、滑剤の添加等により、物性の制御を行っても良い。
さらに離型層の形成方法についても特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の再剥離性フィルム上に予め上記膜厚を有する離型層となる材料を、塗布、押し出し等の方法により形成しておき、この層を粘・接着剤層や透明保護層を介して密着し、その後再剥離性フィルムを剥離する転写法などが挙げられる。
次の工程では、以上のようにして得られた再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層がこの順で積層されてなる積層フィルムに、最終製品で液晶表示素子等に貼り付けるための粘着剤を付与する。生産効率が良いことから、通常は長尺の積層フィルムに連続的に粘着剤を付与する。連続的に粘着剤を付与させる方法としては、特に限定されず、積層フィルムの硬化アクリル樹脂層面に直接、粘着剤を塗布した後にセパレーターフィルムを貼り合せる方法や、予め長尺のセパレーターフィルム上に形成された粘着剤層を積層フィルムの硬化アクリル樹脂層と連続的に貼り合せる方法などが挙げられる。一般に、セパレーターフィルムとしては、粘着剤との剥離性を確保するために、シリコーン処理が施されたポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックフィルムが使用される。
こうして、再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムがこの順で積層されてなる積層フィルムが得られる。
こうして、再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムがこの順で積層されてなる積層フィルムが得られる。
次に、以上のようにして得られた再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムがこの順で積層されてなる積層フィルムをハーフカットする。
ハーフカットの方法としては、以下の2通りの方法が挙げられる。
<方法A> 少なくとも再剥離性フィルムが、完全にカットされるようにハーフカットする方法。
<方法B> 少なくともセパレーターフィルムが、完全にカットされるようにハーフカットする方法。
ハーフカットの方法としては、以下の2通りの方法が挙げられる。
<方法A> 少なくとも再剥離性フィルムが、完全にカットされるようにハーフカットする方法。
<方法B> 少なくともセパレーターフィルムが、完全にカットされるようにハーフカットする方法。
ここで方法Aの場合、少なくとも再剥離性フィルムが完全にカットされ、かつセパレーターフィルムが少なくとも完全にはカットされずに残っていれば、他の硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層部分については、カットされていてもいなくても構わない。望ましくは、再剥離性フィルムのみがハーフカットされ、他の部分がカットされない状態である。
また、方法Bの場合には、少なくともセパレーターフィルムが完全にカットされ、かつ再剥離性フィルムが少なくとも完全にはカットされずに残っていれば、他の硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層部分については、カットされていてもいなくても構わない。なおここで、硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層部分が必ずしもカットされていなくても再剥離性フィルムだけを剥がすことができるためには、これらの層が再剥離性フィルムの剥離作業時に引きちぎられる必要がある。望ましくは、再剥離性フィルムのみがカットされずに、他の部分が完全にカットされている状態である。
再剥離性フィルムを剥離する方法は特に限定されないが、方法Aの場合には、再剥離性フィルムのハーフカットした部分にセロハンテープなどを付けて剥すと、容易に再剥離性フィルムだけを剥すことができる。また、方法Bの場合には、ハーフカットされたセパレーターフィルム部分を掴んでそのまま剥せば、容易に再剥離性フィルムだけを剥すことができる。
さらに、再剥離性フィルムの剥離性をより容易にし、作業効率を高める方法について説明する。
再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムがこの順で積層されてなる長尺の積層フィルムにおいて、再剥離性フィルムを連続的に剥離した後、より剥離性の良好な長尺の保護フィルムに一旦貼り替える。こうして、保護フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムがこの順で積層されてなる長尺の積層フィルムとする。ここで、保護フィルムはその後のハンドリング時に硬化アクリル樹脂表面に傷が付いたり、ゴミなどが付着したりするのを防ぐ役目を果たす。
再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムがこの順で積層されてなる長尺の積層フィルムにおいて、再剥離性フィルムを連続的に剥離した後、より剥離性の良好な長尺の保護フィルムに一旦貼り替える。こうして、保護フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムがこの順で積層されてなる長尺の積層フィルムとする。ここで、保護フィルムはその後のハンドリング時に硬化アクリル樹脂表面に傷が付いたり、ゴミなどが付着したりするのを防ぐ役目を果たす。
次に、この貼り替えた長尺の積層フィルムを定尺にカットしたシートで、上述のようなハーフカットを実施する。すなわち、ハーフカットの方法としては、以下の2通りの方法が挙げられる。
<方法C> 少なくとも保護フィルムが、完全にカットされるようにハーフカットする方法。
<方法D> 少なくともセパレーターフィルムが、完全にカットされるようにハーフカットする方法。
<方法C> 少なくとも保護フィルムが、完全にカットされるようにハーフカットする方法。
<方法D> 少なくともセパレーターフィルムが、完全にカットされるようにハーフカットする方法。
ここで方法Cの場合、少なくとも保護フィルムが完全にカットされ、かつセパレーターフィルムが少なくとも完全にはカットされずに残っていれば、他の硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層部分については、カットされていてもされていなくても構わない。望ましくは、保護フィルムのみがハーフカットされ、他の部分がカットされない状態である。
また、方法Dの場合には、少なくともセパレーターフィルムが完全にカットされ、かつ保護フィルムが少なくとも完全にはカットされずに残っていれば、他の硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層部分については、カットされていてもいなくても構わない。なおここで、硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層部分が必ずしもカットされていなくても保護フィルムだけを剥がすことができるためには、これらの層が保護フィルムの剥離作業時に引きちぎられる必要がある。望ましくは、保護フィルムのみがカットされずに、他の部分が完全にカットされている状態である。
保護フィルムを剥離する方法は特に限定されないが、方法Cの場合には、保護フィルムのハーフカットした部分にセロハンテープなどを付けて剥すと、容易に保護フィルムだけを剥すことができる。また、方法Dの場合には、ハーフカットされたセパレーターフィルム部分を掴んでそのまま剥せば、容易に保護フィルムだけを剥すことができる。
ここで、使用する保護フィルムとしては、特に限定されないが、位相差フィルムや偏光板用の保護フィルムとして一般に使用されているものが例示される。例えば、ポリエチレンとエチレン−ビニルアセテート共重合体との共押出しフィルム、ポリエチレン基材、ポリエチレンテレフタレート基材、あるいはポリオレフィン基材にアクリル系、あるいは合成ゴム系粘着剤を付与したフィルムなどが挙げられる。一般に、前者の共押出しフィルムの方が剥離力が小さいため、より好ましい。保護フィルムの剥離力(180゜剥離、剥離速度30cm/分、室温下測定)としては、通常0.2〜12N/m、好ましくは0.38〜8.0N/mであることが望ましい。剥離力がこの値より低い場合には、ハンドリング途中で保護フィルムが剥れてしまう恐れがあり、また高すぎると保護フィルムを剥す前に粘着剤/セパレーターフィルム間で剥れてしまう可能性が高くなり好ましくない。
以上のようにして、再剥離性フィルム、あるいは保護フィルムを剥離することにより、硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムがこの順で積層されてなるシート状の光学フィルムを得ることができる。このシート状の光学フィルムは、液晶表示素子用の色補償板や視野角補償用などとして使用される時には通常、偏光板と積層され、さらに必要に応じて位相差板として配向を固定化した液晶物質層からなる光学フィルムや高分子延伸フィルムなども積層される。ここで、偏光板、配向を固定化した液晶物質層からなる光学フィルム、高分子延伸フィルムなどの積層においても、公知の透光性の粘接着剤を介して積層することができる。こうして得られる光学積層体としては、たとえば
(1)偏光板/粘接着剤層/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルム
(2)偏光板/粘接着剤層/高分子延伸フィルム/粘接着剤層/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルム
(3)偏光板/粘接着剤層/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルム
などが例示される。
(1)偏光板/粘接着剤層/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルム
(2)偏光板/粘接着剤層/高分子延伸フィルム/粘接着剤層/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルム
(3)偏光板/粘接着剤層/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルム
などが例示される。
偏光板は、偏光フィルム単独で使用しても良いし、強度向上、耐湿性向上、耐熱性の向上等の目的で偏光フィルムの片面または両面に透明な保護層等を設けたものであっても良い。透明な保護層としては、ポリエステルやトリアセチルセルロース等の透明プラスチックフィルムを直接または接着剤層を介して積層したもの、樹脂の塗布層、アクリル系やエポキシ系等の光硬化型樹脂層などが挙げられる。これら透明な保護層を偏光フィルムの両面に被覆する場合、両面に同じ透明な保護層を設けても良いし、また異なる透明な保護層を設けても良い。
前記の高分子延伸フィルムとしては、セルロース系、ポリカーボネート系、ポリアリレート系、ポリスルフォン系、ポリビニルアルコール(PVA)系、ポリアクリル系、ポリエーテルスルフォン系、環状ポリオレフィン系等からなる1軸または2軸延伸位相差フィルムを例示することができる。中でもポリカーボネート系、ノルボルネン系などの環状ポリオレフィン系の1軸延伸フィルムが製造の容易さや、フィルムの均一性あるいは光学特性面から好ましい。
こうして得られた配向を固定化した液晶物質層を有する光学フィルムを偏光板と貼合した光学積層体は、液晶物質層の光学パラメーターに応じて、各種液晶表示装置の補償部材、楕円偏光板、円偏光板として機能することができる。
すなわち光学積層体を構成する液晶物質層が、例えばネマチック配向、ねじれネマチック配向を固定化した液晶物質層は位相差板として機能することから、当該液晶物質層を構成部材とする光学積層体は、STN型、TN型、OCB型、HAN型等の透過または反射型液晶表示装置の補償板として使用することができる。
すなわち光学積層体を構成する液晶物質層が、例えばネマチック配向、ねじれネマチック配向を固定化した液晶物質層は位相差板として機能することから、当該液晶物質層を構成部材とする光学積層体は、STN型、TN型、OCB型、HAN型等の透過または反射型液晶表示装置の補償板として使用することができる。
また、ネマチックハイブリッド配向を固定化した液晶物質層は、正面から見たときのリターデーションを利用して、位相差フィルムや波長板として利用することができ、またリターデーション値の向き(フィルム厚さ方向の分子軸の傾き)による非対称性を生かしてTN型液晶表示装置の視野角改善部材などにも利用することができる。
また、1/4波長板機能を有する液晶物質層は、偏光板と組み合わせることにより、円偏光板や反射型の液晶表示装置やEL表示装置の反射防止フィルター等として用いることができる。
さらに、当該積層体を構成する液晶物質層がコレステリック配向やスメクチック配向を固定化したものであれば、輝度向上用の偏光反射フィルム、反射型のカラーフィルター、選択反射能に基因する視角による反射光の色変化を生かした各種偽造防止素子や装飾フィルムなどに利用することができる。
また、1/4波長板機能を有する液晶物質層は、偏光板と組み合わせることにより、円偏光板や反射型の液晶表示装置やEL表示装置の反射防止フィルター等として用いることができる。
さらに、当該積層体を構成する液晶物質層がコレステリック配向やスメクチック配向を固定化したものであれば、輝度向上用の偏光反射フィルム、反射型のカラーフィルター、選択反射能に基因する視角による反射光の色変化を生かした各種偽造防止素子や装飾フィルムなどに利用することができる。
再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムの順に積層された積層フィルムにハーフカットを施し、次いで再剥離性フィルムを剥離することによって、支持基板のない薄膜の光学フィルムを生産効率良く製造することができる。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、本実施例で用いた液晶性高分子化合物は、次式で表される液晶性高分子化合物(式中の括弧の右下の数値は、ポリマーの各構成単位のモル%を示す。)であり、これは液晶状態ではネマチック配向し、液晶転移温度以下ではガラス状態となるものである。従って、液晶時の配向を固定化することができ、この配向固定化フィルムは液晶表示装置用の位相差フィルムとして好適なものである。
なお、本実施例で用いた液晶性高分子化合物は、次式で表される液晶性高分子化合物(式中の括弧の右下の数値は、ポリマーの各構成単位のモル%を示す。)であり、これは液晶状態ではネマチック配向し、液晶転移温度以下ではガラス状態となるものである。従って、液晶時の配向を固定化することができ、この配向固定化フィルムは液晶表示装置用の位相差フィルムとして好適なものである。
<実施例1>
配向基板フィルムであるポリイミドの長尺フィルムのラビング処理した面上に液晶性高分子化合物の塗布溶液をロールコーターを用いて塗布した後乾燥し、210℃×20分間加熱して、液晶高分子化合物の配向が固定化された長尺の液晶性高分子フィルムを得た。このポリイミド上に形成された長尺の液晶性高分子フィルムに、別のロールコーターを用いて市販の紫外線硬化型アクリル系接着剤(UV−3400,東亞合成(株)製)を塗布し、接着剤層を形成した。さらに、接着剤層の上に長尺の再剥離性フィルムである一軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り合わせ、接着剤を硬化させることにより配向基板フィルム/液晶高分子層/硬化アクリル樹脂層1/再剥離性フィルムからなる長尺の積層フィルムを得た。得られた長尺の積層フィルムを、ロールを用いて配向基板フィルムと液晶性高分子層の界面で剥離し、液晶性高分子層/硬化アクリル樹脂層1/再剥離性フィルムからなる長尺の積層フィルムを得た。次に、この積層フィルムの液晶性高分子層の上に、ロールコーターを用いて紫外線硬化型アクリル系接着剤(UV−3400)を塗布した。さらに、塗布された接着剤層の上に長尺のシリコーン処理されたPETフィルムを貼り合わせ、接着剤を硬化させることによりシリコーン処理PETフィルム/硬化アクリル樹脂層2/液晶性高分子層/硬化アクリル樹脂層1/再剥離性フィルムからなる長尺の積層フィルムを得た。
この得られた積層フィルムのシリコーン処理PETフィルムをロールを用いて連続的に剥がした後、予め長尺のセパレーターフィルム上に付与された粘着剤を貼り合わせ、セパレーターフィルム/粘着剤層/硬化アクリル樹脂層2/液晶性高分子層/硬化アクリル樹脂層1/再剥離性フィルムからなる長尺の積層フィルム(A)を得た。
次に、この長尺の積層フィルム(A)をA4サイズのシートに10枚カットした。さらに、市販のハーフカッター(キングジム社製TEPRA用ハーフカッターRH24)を用いて、再剥離性フィルムがカットされるようにそれぞれ1つのコーナー部をハーフカットした。このハーフカットした再剥離性フィルム面にセロハンテープを付けて剥がしたところ、10枚とも再剥離性フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で容易に剥がすことができた。
配向基板フィルムであるポリイミドの長尺フィルムのラビング処理した面上に液晶性高分子化合物の塗布溶液をロールコーターを用いて塗布した後乾燥し、210℃×20分間加熱して、液晶高分子化合物の配向が固定化された長尺の液晶性高分子フィルムを得た。このポリイミド上に形成された長尺の液晶性高分子フィルムに、別のロールコーターを用いて市販の紫外線硬化型アクリル系接着剤(UV−3400,東亞合成(株)製)を塗布し、接着剤層を形成した。さらに、接着剤層の上に長尺の再剥離性フィルムである一軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを貼り合わせ、接着剤を硬化させることにより配向基板フィルム/液晶高分子層/硬化アクリル樹脂層1/再剥離性フィルムからなる長尺の積層フィルムを得た。得られた長尺の積層フィルムを、ロールを用いて配向基板フィルムと液晶性高分子層の界面で剥離し、液晶性高分子層/硬化アクリル樹脂層1/再剥離性フィルムからなる長尺の積層フィルムを得た。次に、この積層フィルムの液晶性高分子層の上に、ロールコーターを用いて紫外線硬化型アクリル系接着剤(UV−3400)を塗布した。さらに、塗布された接着剤層の上に長尺のシリコーン処理されたPETフィルムを貼り合わせ、接着剤を硬化させることによりシリコーン処理PETフィルム/硬化アクリル樹脂層2/液晶性高分子層/硬化アクリル樹脂層1/再剥離性フィルムからなる長尺の積層フィルムを得た。
この得られた積層フィルムのシリコーン処理PETフィルムをロールを用いて連続的に剥がした後、予め長尺のセパレーターフィルム上に付与された粘着剤を貼り合わせ、セパレーターフィルム/粘着剤層/硬化アクリル樹脂層2/液晶性高分子層/硬化アクリル樹脂層1/再剥離性フィルムからなる長尺の積層フィルム(A)を得た。
次に、この長尺の積層フィルム(A)をA4サイズのシートに10枚カットした。さらに、市販のハーフカッター(キングジム社製TEPRA用ハーフカッターRH24)を用いて、再剥離性フィルムがカットされるようにそれぞれ1つのコーナー部をハーフカットした。このハーフカットした再剥離性フィルム面にセロハンテープを付けて剥がしたところ、10枚とも再剥離性フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で容易に剥がすことができた。
<実施例2>
実施例1で得られた長尺の積層フィルム(A)をA4サイズのシートに10枚カットした。さらに、実施例1と同じ市販のハーフカッターを用いて、セパレーターフィルムがカットされるようにそれぞれ1つのコーナー部をハーフカットした。このハーフカットしたコーナー部を掴んでそのまま剥がしたところ、10枚とも再剥離性フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で容易に剥がすことができた。
実施例1で得られた長尺の積層フィルム(A)をA4サイズのシートに10枚カットした。さらに、実施例1と同じ市販のハーフカッターを用いて、セパレーターフィルムがカットされるようにそれぞれ1つのコーナー部をハーフカットした。このハーフカットしたコーナー部を掴んでそのまま剥がしたところ、10枚とも再剥離性フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で容易に剥がすことができた。
<実施例3>
実施例1で得られた長尺の積層フィルム(A)を、ロールを用いて再剥離性フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で連続的に剥離を行なった後、これに長尺の保護フィルム(PAC−2−70G、サンエー化研社製)を貼り合わせ、セパレーターフィルム/粘着剤層/硬化アクリル樹脂層2/液晶性高分子層/硬化アクリル樹脂層1/保護フィルムからなる長尺の積層フィルム(B)を得た。
この長尺の積層フィルム(B)をA4サイズのシートに10枚カットし、実施例1と同じ市販のハーフカッターを用いて、保護フィルムがカットされるようにそれぞれ1つのコーナー部をハーフカットした。このハーフカットした保護フィルム面にセロハンテープを付けて剥がしたところ、10枚とも保護フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で容易に剥がすことができた。
実施例1で得られた長尺の積層フィルム(A)を、ロールを用いて再剥離性フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で連続的に剥離を行なった後、これに長尺の保護フィルム(PAC−2−70G、サンエー化研社製)を貼り合わせ、セパレーターフィルム/粘着剤層/硬化アクリル樹脂層2/液晶性高分子層/硬化アクリル樹脂層1/保護フィルムからなる長尺の積層フィルム(B)を得た。
この長尺の積層フィルム(B)をA4サイズのシートに10枚カットし、実施例1と同じ市販のハーフカッターを用いて、保護フィルムがカットされるようにそれぞれ1つのコーナー部をハーフカットした。このハーフカットした保護フィルム面にセロハンテープを付けて剥がしたところ、10枚とも保護フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で容易に剥がすことができた。
<実施例4>
実施例3で得られた長尺の積層フィルム(B)をA4サイズのシートに10枚カットした。さらに、実施例1と同じ市販のハーフカッターを用いて、セパレーターフィルムがカットされるようにコーナー部をハーフカットした。このハーフカットしたコーナー部を掴んでそのまま剥がしたところ、10枚とも保護フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で容易に剥がすことができた。
実施例3で得られた長尺の積層フィルム(B)をA4サイズのシートに10枚カットした。さらに、実施例1と同じ市販のハーフカッターを用いて、セパレーターフィルムがカットされるようにコーナー部をハーフカットした。このハーフカットしたコーナー部を掴んでそのまま剥がしたところ、10枚とも保護フィルムと硬化アクリル樹脂層1との界面で容易に剥がすことができた。
<比較例1>
実施例1で得た長尺の積層フィルム(A)をA4サイズのシートに10枚カットした。このコーナー部の再剥離性フィルム面にセロハンテープを付けて再剥離性フィルムだけを剥がそうと試みたが、10枚とも粘着剤層とセパレーターフィルムの界面でしか剥がせなかった。
実施例1で得た長尺の積層フィルム(A)をA4サイズのシートに10枚カットした。このコーナー部の再剥離性フィルム面にセロハンテープを付けて再剥離性フィルムだけを剥がそうと試みたが、10枚とも粘着剤層とセパレーターフィルムの界面でしか剥がせなかった。
<比較例2>
実施例3で得た長尺の積層フィルム(B)をA4サイズのシートに10枚カットした。このコーナー部の保護フィルム面にセロハンテープを付けて保護フィルムだけを剥がそうとしたところ、5枚が保護フィルムだけを剥がすことができたが、残りの5枚は粘着剤層とセパレーターフィルムの界面で剥がれた。
実施例3で得た長尺の積層フィルム(B)をA4サイズのシートに10枚カットした。このコーナー部の保護フィルム面にセロハンテープを付けて保護フィルムだけを剥がそうとしたところ、5枚が保護フィルムだけを剥がすことができたが、残りの5枚は粘着剤層とセパレーターフィルムの界面で剥がれた。
Claims (5)
- 再剥離性フィルム/硬化アクリル樹脂層/配向を固定化した液晶物質層/硬化アクリル樹脂層/粘着剤層/セパレーターフィルムの順に積層された積層フィルムにハーフカットを施し、次いで再剥離性フィルムを剥離することを特徴とする光学フィルムの製造方法。
- 少なくとも再剥離性フィルムが完全にカットされるようにハーフカットを施すことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルムの製造方法。
- 少なくともセパレーターフィルムが完全にカットされるようにハーフカットを施すことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルムの製造方法。
- 配向を固定化した液晶物質層が、液晶転移点以上の温度で液晶配向し、液晶転移点以下の温度でガラス状態となる高分子液晶物質からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の光学フィルムの製造方法。
- 配向を固定化した液晶物質層が、液晶配向した反応性基を有する液晶物質を架橋した層からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の光学フィルムの製造方法。
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