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JP2007108625A - 照明装置及びプロジェクタ - Google Patents

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JP2007108625A
JP2007108625A JP2005351553A JP2005351553A JP2007108625A JP 2007108625 A JP2007108625 A JP 2007108625A JP 2005351553 A JP2005351553 A JP 2005351553A JP 2005351553 A JP2005351553 A JP 2005351553A JP 2007108625 A JP2007108625 A JP 2007108625A
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JP2005351553A
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Koichi Akiyama
光一 秋山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】高輝度のプロジェクタに好適に用いることのできる2灯式の照明装置であって、複数の光源装置のうちいずれかの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりしても、被照明領域における面内光強度分布が不均一になることが抑制されるとともに投写画像の品質が劣化することも抑制される照明装置を提供する。
【解決手段】偏光ビームスプリッタ190と、第1の偏光光源装置170と、第2の偏光光源装置180とを備えた照明装置。第1の偏光光源装置170及び第2の偏光光源装置180は、光源装置110a,110bと、偏光分離プリズム171,181と、λ/2板176,186とを有し、偏光ビームスプリッタ190は、第1の偏光光源装置170から射出されたP偏光成分に係る照明光束と第2の偏光光源装置180から射出されたS偏光成分に係る照明光束とを合成して射出するように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置及びプロジェクタに関する。
従来より高輝度のプロジェクタが求められており、その要求に応えるものとして2つの光源装置を有するプロジェクタ(いわゆる2灯式のプロジェクタ)が提案されている。図10は、従来の2灯式のプロジェクタ900を説明するために示す図である。
従来の2灯式のプロジェクタ900は、図10に示すように、被照明領域側に略平行光を射出する2灯式の照明装置902と、照明装置902からの照明光束を画像情報に応じて変調する液晶装置970と、液晶装置970によって変調された光を投写する投写光学系980とを備えている。照明装置902は、2つの光源装置910a,910bと、これら2つの光源装置910a,910bからの光を合成する三角プリズム903と、三角プリズム903で合成された光を略平行化する平行化レンズと、平行化レンズ918からの光を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイ920と、第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイ930と、入射光を1種類の直線偏光に揃えて射出する偏光変換光学系940と、偏光変換光学系940からの各部分光束を被照明領域上で重畳する重畳レンズ950とを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
このような従来の2灯式のプロジェクタ900によれば、照明装置として、2つの光源装置910a,910bを有する照明装置902を用いているため、従来より高輝度のプロジェクタを構成することができる。
特開2002−72083号公報(図4)
しかしながら、このような従来の2灯式のプロジェクタ900においては、2つの光源装置910a,910bのうちいずれかの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりすると、被照明領域における面内光強度分布が不均一になり、その結果、投写画像の品質が劣化するという問題があった。この問題は、2灯式のプロジェクタのみに見られる問題ではなく、3組以上の光源装置を有するプロジェクタにおいても共通して見られる問題である。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、高輝度のプロジェクタに好適に用いることのできる照明装置であって、複数の光源装置のうちいずれの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりしても、被照明領域における面内光強度分布が不均一になることが抑制されるとともに投写画像の品質が劣化することが抑制される照明装置を提供することを目的とする。また、本発明は、このような照明装置を備えたプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するため、従来の2灯式のプロジェクタにおいて、2つの光源装置のうち一方の光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりすると、被照明領域における面内光強度分布が不均一になる原因を徹底的に調査した。その結果、その原因は、2つの光源装置からの照明光束が所定の角度をもって三角プリズムで合成されるために被照明領域では完全に重畳されていないことに起因することが判明した。本発明者は、この知見に基づき、2つの光源装置からの照明光束が完全に重畳されるようにすると、上記問題が解決することに想到し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の照明装置は、第1の光入射面と第2の光入射面とを有する偏光ビームスプリッタと、前記第1の光入射面に配置された第1の偏光光源装置と、前記第2の光入射面に配置された第2の偏光光源装置とを備えた照明装置であって、前記第1の偏光光源装置は、略平行な照明光束を射出する第1の光源装置と、前記第1の光源装置からの照明光束のうち第1の偏光成分に係る照明光束を透過し第2の偏光成分に係る照明光束を反射する第1の偏光分離面及び前記第1の偏光分離面からの第2の偏光成分に係る照明光束を前記第1の偏光成分に係る照明光束に平行な方向に向けて反射する第1の反射面を有する第1の偏光分離プリズムと、前記第2の偏光成分に係る照明光束の光路に設けられ第2の偏光成分に係る照明光束を第1の偏光成分に係る照明光束に変換して射出する第1の偏光変換素子とを有し、前記第1の光源装置からの照明光束を前記第1の偏光成分に係る照明光束として前記偏光ビームスプリッタの前記第1の光入射面に向けて射出する偏光光源装置であり、前記第2の偏光光源装置は、略平行な照明光束を射出する第2の光源装置と、前記第2の光源装置からの照明光束のうち第1の偏光成分に係る照明光束を透過し第2の偏光成分に係る照明光束を反射する第2の偏光分離面及び前記第2の偏光分離面からの第2の偏光成分に係る照明光束を前記第1の偏光成分に係る照明光束に平行な方向に向けて反射する第2の反射面を有する第2の偏光分離プリズムと、前記第1の偏光成分に係る照明光束の光路に設けられ第1の偏光成分に係る照明光束を第2の偏光成分に係る照明光束に変換して射出する第2の偏光変換素子とを有し、前記第2の光源装置からの照明光束を前記第2の偏光成分に係る照明光束として前記偏光ビームスプリッタの前記第2の光入射面に向けて射出する偏光光源装置であり、前記第1の偏光光源装置から射出される第1の偏光成分に係る照明光束と、前記第2の偏光光源装置から射出される第2の偏光成分に係る照明光束とは、互いに異なる偏光軸を有する直線偏光であり、前記偏光ビームスプリッタは、前記第1の偏光光源装置から射出された第1の偏光成分に係る照明光束と前記第2の偏光光源装置から射出された第2の偏光成分に係る照明光束とを合成して射出することを特徴とする。
このため、本発明の照明装置によれば、第1の偏光光源装置及び第2の偏光光源装置から互いに異なる偏光軸を有する直線偏光を射出させ、これらの直線偏光を偏光ビームスプリッタにおける第1の光入射面及び第2の光入射面にそれぞれ入射させることにより、偏光ビームスプリッタからは、2つの光源装置(第1の光源装置及び第2の光源装置)からの照明光束が完全に重畳された形で射出されるようになる。このため、2つの光源装置のうちいずれの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりしても、被照明領域における面内光強度分布が不均一になることが抑制されるとともに投写画像の品質が劣化することが抑制される照明装置を提供することが可能になる。
なお、本発明の偏光光源装置を2組以上用いることによって、2つの光源装置を有する2灯式のプロジェクタのみならず、複数の光源装置を有するプロジェクタを構成できるようになる。
本発明の照明装置においては、前記第1の光源装置は、第1の楕円面リフレクタと、前記第1の楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する第1の発光管と、前記第1の楕円面リフレクタからの集束光を前記第1の偏光分離プリズムにおける光入射面に向けて射出する第1の凹レンズとを有し、前記第2の光源装置は、第2の楕円面リフレクタと、前記第2の楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する第2の発光管と、前記第2の楕円面リフレクタからの集束光を前記第2の偏光分離プリズムにおける光入射面に向けて射出する第2の凹レンズとを有することが好ましい。
このように構成することにより、第1の光源装置及び第2の光源装置からは楕円面リフレクタの大きさよりも小さな略平行光束が射出されるようになるため、プロジェクタの小型化を図ることができる。
本発明の照明装置においては、前記第1の発光管には、前記第1の発光管から被照明領域側に射出される光を前記第1の楕円面リフレクタに向けて反射する第1の反射手段が設けられ、前記第2の発光管には、前記第2の発光管から被照明領域側に射出される光を前記第2の楕円面リフレクタに向けて反射する第2の反射手段が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、発光管から被照明領域側に放射される光が楕円面リフレクタに向けて反射されるため、発光管の被照明領域側端部を覆うような大きさに各楕円面リフレクタの大きさを設定することを必要とせず、各楕円面リフレクタの小型化を図ることができ、結果としてプロジェクタの小型化を図ることができる。
また、各楕円面リフレクタの小型化を図ることができることにより、楕円面リフレクタから楕円面リフレクタの第2焦点に向けて集束するビームの集束角やビームスポットを小さくすることができるため、各凹レンズの大きさ、各偏光分離プリズムの大きさ、偏光ビームスプリッタの大きさをさらに小さくすることができ、照明装置のさらなる小型化を図ることができる。
本発明の照明装置においては、前記偏光ビームスプリッタの前記第1の光入射面と、前記第1の偏光光源装置における光射出面とは接着され、前記偏光ビームスプリッタの前記第2の光入射面と、前記第2の偏光光源装置における光射出面とは接着されていることが好ましい。
本発明の照明装置においては、前記第1の偏光分離プリズムの光入射面と、前記第1の光源装置における前記第1の凹レンズの光射出面とは接着され、前記第2の偏光分離プリズムの光入射面と、前記第2の光源装置における前記第2の凹レンズの光射出面とは接着されていることが好ましい。
このように構成することにより、第1の偏光分離プリズムと第1の光源装置における第1の凹レンズとの間、及び第2の偏光分離プリズムと第2の光源装置における第2の凹レンズとの間における不要な反射が低減するため、光利用効率が向上するとともに迷光レベルが低減する。
本発明の照明装置においては、前記偏光ビームスプリッタと前記第1の偏光分離プリズム、前記第1の偏光分離プリズムと前記第1の凹レンズ、前記偏光ビームスプリッタと前記第2の偏光分離プリズム、及び前記第2の偏光分離プリズムと前記第2の凹レンズとは、それぞれ離隔して配置されていることも好ましい。
このように構成した場合には、各光学要素間の位置調整を容易に行うことができるようになる。また、各光学要素に及ぼす熱的影響を軽減することができる。
この場合、偏光ビームスプリッタの第1の光入射面及び第2の光入射面、第1の偏光分離プリズムの光入射面及び光射出面、第2の偏光分離プリズムの光入射面及び光射出面、第1の凹レンズの光射出面並びに第2の凹レンズの光射出面には、減反射膜がコーティングされていることが好ましい。
これにより、上記の各光学要素に入射する照明光束及び上記の各光学要素から射出される照明光束における不要な反射の発生を抑制することができる。
本発明の照明装置においては、前記偏光ビームスプリッタからの射出光を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイと、前記第1レンズアレイの前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイと、前記第2レンズアレイからの部分光束を1種類の直線偏光に揃えて射出する偏光変換光学系と、前記偏光変換光学系からの光を被照明領域で重畳させる重畳レンズとをさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、第1レンズアレイ、第2レンズアレイ及び重畳レンズからなるインテグレータ光学系の働きによって、被照明領域には面内光強度分布の均一化された光が照射されるようになる。また、偏光変換光学系の働きによって、偏光ビームスプリッタから射出される非偏光光を1種類の直線偏光に変換することができ、液晶装置のように偏光光を変調するタイプの電気光学変調装置に特に適合するものとなる。
本発明の照明装置においては、前記第1の発光管及び前記第2の発光管に供給する電力を制御する電力制御部をさらに備え、前記第1の発光管及び前記第2の発光管がともに点灯している場合における、前記電力制御部が前記第1の発光管及び前記第2の発光管にそれぞれ供給する電力をW0とし、前記第1の発光管又は前記第2の発光管のいずれか一方の発光管が不点灯となった場合における、前記電力制御部が点灯している他方の発光管に供給する電力をW1としたとき、前記電力制御部は、「W1>W0」の関係式を満たすように、前記第1の発光管及び前記第2の発光管に供給する電力を制御する機能を有することが好ましい。
従来の2灯式のプロジェクタにおいては、2つの光源装置のうちいずれかの光源装置において発光管が切れた(不点灯となった)場合には、被照明領域における照度が低下してしまい、その結果、投写画像の明るさが低下してしまっていた。
しかしながら、本発明の照明装置によれば、電力制御部が、「W1>W0」の関係式を満たすように、第1の発光管及び第2の発光管に供給する電力を制御する機能を有しているため、第1の発光管又は第2の発光管のいずれか一方の発光管が不点灯となった場合(以下、1灯点灯状態である場合ということもある。)に点灯している他方の発光管に供給する電力を、第1の発光管及び第2の発光管がともに点灯している場合(以下、2灯点灯状態である場合ということもある。)に第1の発光管及び第2の発光管にそれぞれ供給する電力に比べて大きくすることができる。これにより、1灯点灯状態である場合における点灯している発光管の光量を、2灯点灯状態である場合における第1の発光管又は第2の発光管の各光量に比べて大きくすることができるため、2灯点灯状態から1灯点灯状態となった場合であっても、被照明領域における照度の低下を極力抑制することが可能となり、その結果、投写画像の明るさの低下を極力抑制することが可能となる。
このため、本発明の照明装置は、2つの光源装置のうちいずれの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりしても、被照明領域における面内光強度分布が不均一になることを抑制することが可能となるとともに、被照明領域における照度の低下を極力抑制することが可能となり、その結果、投写画像の品質の劣化及び明るさの低下を極力抑制することが可能な優れた照明装置となる。
本発明の照明装置においては、前記電力制御部は、「W1=2W0」の関係式を満たすように、前記第1の発光管及び前記第2の発光管に供給する電力を制御する機能をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、2灯点灯状態である場合における第1の発光管の光量と第2の発光管の光量との和と、1灯点灯状態である場合における点灯している発光管の光量とを同じにすることが可能となるため、2灯点灯状態である場合における被照明領域における照度と、1灯点灯状態である場合における被照明領域における照度とをほぼ同じにすることが可能となる。このため、2灯点灯状態から1灯点灯状態となった場合であっても、被照明領域における照度が低下することがなくなり、その結果、投写画像の明るさが低下することがなくなる。
本発明の照明装置においては、2灯点灯状態から1灯点灯状態となった場合における、電力制御部が第1の発光管又は第2の発光管に供給する電力を変更するのに要する期間は、1フレーム期間以下とすることが好ましい。
このように構成することにより、発光管が切れて2灯点灯状態から1灯点灯状態となった場合であっても、視者にそのことを知覚させないようにすることが可能となる。その結果、発光管が切れたことに起因して視者がコンテンツ内容に集中できなくなるという事態の発生を抑制することが可能になるため、本発明の照明装置は、映画館(デジタルシネマに対応した映画館を含む。)で用いる業務用のプロジェクタに用いる照明装置として特に優れた照明装置となる。
本発明の照明装置においては、前記第1の発光管及び前記第2の発光管の点灯又は不点灯を検出する点灯状態検出手段をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、第1の発光管及び第2の発光管の点灯又は不点灯(点灯状態)を容易に検出することが可能となる。
この場合、前記点灯状態検出手段としては、例えば、第1の発光管及び第2の発光管の光量を測定することにより、第1の発光管及び第2の発光管の点灯状態を検出する点灯状態検出手段であってもよいし、第1の発光管及び第2の発光管の温度又は第1の光源装置の一部分及び第2の光源装置の一部分の温度を測定することにより、第1の発光管及び第2の発光管の点灯状態を検出する点灯状態検出手段であってもよいし、第1の発光管及び第2の発光管の消費電力又は消費電流を測定することにより、第1の発光管及び第2の発光管の点灯状態を検出する点灯状態検出手段であってもよい。
本発明の照明装置においては、前記第1の光源装置を冷却するための第1の冷却ファンと、前記第2の光源装置を冷却するための第2の冷却ファンと、前記第1の冷却ファン及び前記第2の冷却ファンの回転数を制御する冷却ファン制御部とをさらに備え、前記冷却ファン制御部は、前記電力制御部によって前記第1の発光管及び前記第2の発光管にそれぞれ供給される電力に基づいて、前記第1の冷却ファン及び前記第2の冷却ファンの回転数を制御する機能を有することが好ましい。
このように構成することにより、第1の発光管及び第2の発光管における過度な温度上昇を抑制することが可能となるため、第1の発光管及び第2の発光管の寿命の延命化を図ることができる。
本発明のプロジェクタは、本発明の照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、前記電気光学変調装置により変調された光を投写する投写光学系とを備えたことを特徴とする。
このため、本発明のプロジェクタによれば、上記したような優れた本発明の照明装置を備えているため、高輝度のプロジェクタであって、複数の光源装置のうちいずれの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりしても、投写画像の品質が劣化することが抑制されたプロジェクタとなる。
以下、本発明の照明装置及びプロジェクタについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係る照明装置100及びプロジェクタ1000を説明するために示す図である。図1(a)はプロジェクタ1000の光学系を示す平面図であり、図1(b)はプロジェクタ1000の光学系を示す側面図であり、図1(c)は第1の凹レンズ118aを第1の発光管112a側から見た図であり、図1(d)は第2の凹レンズ118bを第2の発光管112b側から見た図である。図2は、実施形態1に係る照明装置100の要部を示す平面図である。図3は、第1レンズアレイ120の正面図である。図3においては、照明光束の輪郭Lをも併せて示している。図4は、実施形態1に係るプロジェクタ1000のインテグレータ光学系における光線を示す図である。図5は、第1の光源装置110aの第1の発光管112aの発光が切れたときの照明状態を説明するために示す図である。図6は、第2の光源装置110bの第2の発光管112bの発光が切れたときの照明状態を説明するために示す図である。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれz軸方向(図1(a)における照明光軸100ax方向)、x軸方向(図1(a)における紙面に平行かつz軸に直交する方向)及びy軸方向(図1(a)における紙面に垂直かつz軸に直交する方向)とする。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、図1に示すように、いわゆる2灯式の照明装置100(実施形態1に係る照明装置100)と、照明装置100からの照明光束を3つの色光に分離して被照明領域に導光する色分離導光光学系200と、色分離導光光学系200で分離された3つの色光のそれぞれを画像情報に応じて変調する3つの液晶装置400R,400G,400Bと、液晶装置400R,400G,400Bによって変調された色光を合成するクロスダイクロイックプリズム500と、クロスダイクロイックプリズム500によって合成された光をスクリーンSCR等の投写面に投写する投写光学系600とを備えたプロジェクタである。
実施形態1に係る照明装置100は、図1及び図4に示すように、第1の偏光光源装置170及び第2の偏光光源装置180と、第1の偏光光源装置170及び第2の偏光光源装置180から射出された照明光束を合成して射出する偏光ビームスプリッタ190と、偏光ビームスプリッタ190からの射出光を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズ122を有する第1レンズアレイ120と、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する第2レンズアレイ130と、第2レンズアレイ130からの部分光束を1種類の直線偏光に揃えて射出する偏光変換光学系140と、偏光変換光学系140からの光を被照明領域で重畳させる重畳レンズ150とを有している。
なお、第1の偏光光源装置170、第2の偏光光源装置180及び偏光ビームスプリッタ190についての詳細は後述する。
第1レンズアレイ120は、図3に示すように、z軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する第1小レンズ122がz軸に垂直な面内に配列された構成を有する。第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122は、偏光ビームスプリッタ190から射出される照明光束を複数の部分光束に分割する。第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の輪郭形状は、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域の形状とほぼ相似形をなすように設定されている。例えば、液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比率)が4:3であるならば、各第1小レンズ122のアスペクト比も4:3に設定する。
第2レンズアレイ130は、第1レンズアレイ120と略同様な構成を有し、第2小レンズ132がz軸に垂直な面内に配列された構成を有する。この第2レンズアレイ130は、重畳レンズ150とともに、第1レンズアレイ120の各第1小レンズ122の像を液晶装置400R,400G,400Bの画像形成領域近傍に結像させる機能を有する。
色分離導光光学系200は、第1のダイクロイックミラー210及び第2のダイクロイックミラー220と、反射ミラー230,240,250と、リレーレンズ260,270とを有している。色分離導光光学系200は、重畳レンズ150から射出された照明光束を、赤色光、緑色光及び青色光の3つの色光に分離して、それぞれの色光を照明対象となる液晶装置400R,400G,400Bに導く機能を有している。
第1のダイクロイックミラー210及び第2のダイクロイックミラー220は、基板上に所定の波長領域の光束を反射し、他の波長領域の光束を透過する波長選択膜が形成された光学素子である。第1のダイクロイックミラー210は、青色光を反射するとともに、緑色光及び赤色光を透過するミラーである。第2のダイクロイックミラー220は、緑色光を反射し、赤色光を透過するミラーである。
第1のダイクロイックミラー210で反射された青色光は、反射ミラー230でさらに反射され、集光レンズ280Bを通過して青色光用の液晶装置400Bの画像形成領域を照明する。
集光レンズ280Bは、重畳レンズ150からの複数の部分光束がそれぞれ青色光用の液晶装置400Bの画像形成領域を照明するように集光する。通常、各部分光束が、それぞれ略平行な光束となるように設定されている。他の液晶装置400G,400Rの前に配設された集光レンズ280G,280Rも、集光レンズ280Bと同様に構成されている。
第1のダイクロイックミラー210を通過した緑色光は、第2のダイクロイックミラー220によって反射され、集光レンズ280Gを通過して緑色光用の液晶装置400Gの画像形成領域を照明する。一方、第1のダイクロイックミラー210を通過した赤色光は、第2のダイクロイックミラー220を透過し、リレーレンズ260、入射側の反射ミラー240、リレーレンズ270、射出側の反射ミラー250及び集光レンズ280Rを通過して赤色光用の液晶装置400Rの画像形成領域を照明する。リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250は、第2のダイクロイックミラー220を透過した赤色光を液晶装置400Rまで導く機能を有している。
なお、赤色光の光路にこのようなリレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、リレーレンズ260に入射した部分光束をそのまま、集光レンズ280Rに伝えるためである。実施形態1に係るプロジェクタ1000においては、赤色光の光路の長さが長いのでこのような構成とされているが、青色光の光路の長さを長くして、リレーレンズ260,270及び反射ミラー240,250を青色光の光路に用いる構成も考えられる。
液晶装置400R,400G,400Bは、入射した照明光束を画像情報に応じて変調するものであり、照明装置100の照明対象となる。なお、図示を省略したが、各集光レンズ280R,280G,280Bと各液晶装置400R,400G,400Bとの間には、入射側偏光板がそれぞれ介在配置され、各液晶装置400R,400G,400Bとクロスダイクロイックプリズム500との間には、射出側偏光板がそれぞれ介在配置されている。そして、入射側偏光板、液晶装置400R,400G,400B、及び射出側偏光板によって、入射する各色光の光変調が行われる。
液晶装置400R,400G,400Bは、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶を密閉封入したものであり、例えば、ポリシリコンTFTをスイッチング素子として、与えられた画像情報に応じて、入射側偏光板から射出された1種類の直線偏光の偏光方向を変調する。
クロスダイクロイックプリズム500は、射出側偏光板から射出された各色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム500は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、誘電体多層膜が形成されている。略X字状の一方の界面に形成された誘電体多層膜は、赤色光を反射するものであり、他方の界面に形成された誘電体多層膜は、青色光を反射するものであり、これらの誘電体多層膜によって赤色光及び青色光は反射され、緑色光の進行方向と揃えられることにより、3つの色光が合成される。
クロスダイクロイックプリズム500から射出されたカラー画像は、投写光学系600によって拡大投写され、スクリーンSCR上で大画面画像を形成する。
実施形態1に係る照明装置100は、第1の偏光光源装置170及び第2の偏光光源装置180と、第1の偏光光源装置170及び第2の偏光光源装置180から射出された照明光束を合成して射出する偏光ビームスプリッタ190とを有することを特徴としている。以下、第1の偏光光源装置170、第2の偏光光源装置180及び偏光ビームスプリッタ190の構成について詳細に説明する。
第1の偏光光源装置170は、図1及び図2に示すように、略平行な照明光束を射出する第1の光源装置110aと、第1の光源装置110aからの照明光束をP偏光成分に係る照明光束とS偏光成分に係る照明光束とに分離する第1の偏光分離プリズム171と、第1の偏光分離プリズム171の光射出面に設けられ、S偏光成分に係る照明光束をP偏光成分に係る照明光束に変換する第1の偏光変換素子としての第1のλ/2板176とを有している。
第1の光源装置110aは、図1に示すように、第1の楕円面リフレクタ114aと、第1の楕円面リフレクタ114aの第1焦点近傍に発光中心を有する第1の発光管112aと、第1の楕円面リフレクタ114aで反射された集束光を平行光に変換し第1の偏光分離プリズム171における光入射面に向けて射出する第1の凹レンズ118aとを有している。第1の発光管112aには、第1の発光管112aから被照明領域側に射出される光を第1の楕円面リフレクタ114aに向けて反射する第1の反射手段としての第1の補助ミラー116aが設けられている。つまり、第1の補助ミラー116aによって反射された光は、第1の発光管112aへ向かい、第1の発光管112aから直接第1の楕円面リフレクタ114aへ射出される光と同様に、第1の発光管112aを通過して第1の楕円面リフレクタ114aへと射出される。
第1の偏光分離プリズム171は、図2に示すように、第1の光源装置110aからの照明光束のうちP偏光成分に係る照明光束を透過しS偏光成分に係る照明光束を反射する第1の偏光分離面172と、第1の偏光分離面172からのS偏光成分に係る照明光束をP偏光成分に係る照明光束に平行な方向に向けて反射する第1の反射面174とを有している。
第1のλ/2板176は、第1の偏光分離プリズム171の光射出面のうちS偏光成分に係る照明光束の光路に設けられている。
第2の偏光光源装置180は、図1及び図2に示すように、略平行な照明光束を射出する第2の光源装置110bと、第2の光源装置110bからの照明光束をP偏光成分に係る照明光束とS偏光成分に係る照明光束とに分離する第2の偏光分離プリズム181と、第2の偏光分離プリズム181の光射出面に設けられ、P偏光成分に係る照明光束をS偏光成分に係る照明光束に変換する第2の偏光変換素子としての第2のλ/2板186とを有している。
第2の光源装置110bは、図1に示すように、第2の楕円面リフレクタ114bと、第2の楕円面リフレクタ114bの第1焦点近傍に発光中心を有する第2の発光管112bと、第2の楕円面リフレクタ114bで反射された集束光を平行光に変換し第2の偏光分離プリズム181における光入射面に向けて射出する第2の凹レンズ118bとを有している。第2の発光管112bには、第2の発光管112bから被照明領域側に射出される光を第2の楕円面リフレクタ114bに向けて反射する第2の反射手段としての第2の補助ミラー116bが設けられている。つまり、第2の補助ミラー116bによって反射された光は、第2の発光管112bへ向かい、第2の発光管112bから直接第2の楕円面リフレクタ114bへ射出される光と同様に、第2の発光管112bを通過して第2の楕円面リフレクタ114bへと射出される。
第2の偏光分離プリズム181は、図2に示すように、第2の光源装置110bからの照明光束のうちP偏光成分に係る照明光束を透過しS偏光成分に係る照明光束を反射する第2の偏光分離面182と、第2の偏光分離面182からのS偏光成分に係る照明光束をP偏光成分に係る照明光束に平行な方向に向けて反射する第2の反射面184とを有している。
第2のλ/2板186は、第2の偏光分離プリズム181の光射出面のうちP偏光成分に係る照明光束の光路に設けられている。
偏光ビームスプリッタ190は、第1の光入射面190aを有する三角柱プリズムと第2の光入射面190bを有する三角柱プリズムとを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、三角柱プリズム同士を貼り合わせた略X字状の界面には、P偏光成分に係る照明光束を透過しS偏光成分に係る照明光束を反射する偏光分離膜192が形成されている。第1の偏光光源装置170から射出され第1の光入射面190aに入射したP偏光成分に係る照明光束は、偏光分離膜192を透過する。第2の偏光光源装置180から射出され第2の光入射面190bに入射したS偏光成分に係る照明光束は、偏光分離膜192で反射される。これにより、第1の偏光光源装置170から射出されたP偏光成分に係る照明光束と第2の偏光光源装置180から射出されたS偏光成分に係る照明光束とが合成されて、偏光ビームスプリッタ190から射出されることとなる。
上記のように構成された、実施形態1に係る照明装置100によれば、第1の偏光光源装置170及び第2の偏光光源装置180から互いに異なる偏光軸を有する直線偏光を射出させ、これらの直線偏光を偏光ビームスプリッタ190における第1の光入射面190a及び第2の光入射面190bにそれぞれ入射させることにより、偏光ビームスプリッタ190からは、2つの光源装置(第1の光源装置110a及び第2の光源装置110b)からの照明光束が完全に重畳された形で射出されるようになる。このため、図5及び図6に示すように、第1の光源装置110a及び第2の光源装置110bのうちいずれの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりしても、被照明領域における面内光強度分布が不均一になることが抑制されるとともに投写画像の品質が劣化することが抑制される。その結果、この照明装置100を備えたプロジェクタ1000によれば、投写画像の品質が劣化することを抑制することが可能になる。
なお、実施形態1に係る照明装置100を2組以上用いることによって、2つの光源装置を有する2灯式のプロジェクタのみならず、4組以上の光源装置を有するプロジェクタを構成できるようになる。
実施形態1に係る照明装置100においては、第1の光源装置110aは、第1の楕円面リフレクタ114aと、第1の楕円面リフレクタ114aの第1焦点近傍に発光中心を有する第1の発光管112aと、第1の楕円面リフレクタ114aからの集束光を第1の偏光分離プリズム171における光入射面に向けて射出する第1の凹レンズ118aとを有し、第2の光源装置110bは、第2の楕円面リフレクタ114bと、第2の楕円面リフレクタ114bの第1焦点近傍に発光中心を有する第2の発光管112bと、第2の楕円面リフレクタ114bからの集束光を第2の偏光分離プリズム181における光入射面に向けて射出する第2の凹レンズ118bとを有している。
このため、第1の光源装置110a及び第2の光源装置110bからは各楕円面リフレクタ114a,114bの大きさよりも小さな平行光束が射出されるようになるため、プロジェクタの小型化を図ることができる。
また、実施形態1に係る照明装置100においては、第1の発光管112aには、第1の発光管112aから被照明領域側に射出される光を第1の楕円面リフレクタ114aに向けて反射する補助ミラー116aが設けられ、第2の発光管112bには、第2の発光管112bから被照明領域側に射出される光を第2の楕円面リフレクタ114bに向けて反射する補助ミラー116bが設けられている。また、第1の凹レンズ118a及び第2の凹レンズ118bによって第1の偏光分離面172及び第2の偏光分離面182への入射角度のばらつきが小さい照明光束を入射させることができるから、照明光束を第1の偏光分離面172及び第2の偏光分離面182で精度良く反射および透過することが可能である。従って、照明装置100は小型でありながら被照明領域における面内光強度分布が均一な照明光束を射出できる。
このため、各発光管112a,112bから被照明領域側に放射される光が各楕円面リフレクタ114a,114bに向けて反射されるため、各発光管112a,112bの被照明領域側端部を覆うような大きさに各楕円面リフレクタ114a,114bの大きさを設定することを必要とせず、各楕円面リフレクタ114a,114bの小型化を図ることができ、結果としてプロジェクタの小型化を図ることができる。
また、各楕円面リフレクタ114a,114bの小型化を図ることができることにより、各楕円面リフレクタ114a,114bから各楕円面リフレクタ114a,114bの第2焦点に向けて集束するビームの集束角やビームスポットを小さくすることができるため、各凹レンズ118a,118bの大きさ、各偏光分離プリズム171,181の大きさ、偏光ビームスプリッタ190の大きさをさらに小さくすることができ、照明装置のさらなる小型化を図ることができる。
実施形態1に係る照明装置においては、偏光ビームスプリッタ190と第1の偏光分離プリズム171、第1の偏光分離プリズム171と第1の凹レンズ118a、偏光ビームスプリッタ190と第2の偏光分離プリズム181、及び第2の偏光分離プリズム181と第2の凹レンズ118bとは、それぞれ離隔して配置されているため、各光学要素間の位置調整を容易に行うことができるようになる。また、各光学要素に及ぼす熱的影響を軽減することができる。
なお、ここでは図示を省略したが、偏光ビームスプリッタ190の第1の光入射面190a及び第2の光入射面190b、第1の偏光分離プリズム171の光入射面及び光射出面、第2の偏光分離プリズム181の光入射面及び光射出面、第1の凹レンズ118aの光射出面並びに第2の凹レンズ118bの光射出面には、減反射膜がコーティングされている。
また、実施形態1に係る照明装置100においては、上記したように、偏光ビームスプリッタ190からの射出光を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズ122を有する第1レンズアレイ120と、第1レンズアレイ120の複数の第1小レンズ122に対応する複数の第2小レンズ132を有する第2レンズアレイ130と、第2レンズアレイ130からの部分光束を1種類の直線偏光に揃えて射出する偏光変換光学系140と、偏光変換光学系140からの光を被照明領域で重畳させる重畳レンズ150とをさらに有している。
このため、第1レンズアレイ120、第2レンズアレイ130及び重畳レンズ150からなるインテグレータ光学系の働きによって、図4に示すように、被照明領域には面内光強度分布の均一化された光が照射されるようになる。また、偏光変換光学系140の働きによって、偏光ビームスプリッタ190から射出される非偏光光を1種類の直線偏光に変換することができ、液晶装置のように偏光光を変調するタイプの電気光学変調装置に特に適合するものとなる。
以上、実施形態1に係る照明装置100における第1の偏光光源装置170、第2の偏光光源装置180及び偏光ビームスプリッタ190について詳細に説明したが、実施形態1に係る照明装置100においては以下のような特徴もさらに有している。
図7は、実施形態1に係る照明装置100を説明するために示す機能ブロック図である。なお、図7においては、偏光ビームスプリッタ190よりも光路後段に配置された光学要素の図示を省略している。
表1は、実施形態1に係る照明装置100の効果を説明するために示す表である。具体的に言うと、表1は、電力制御部700が、2灯点灯状態である場合における、第1の発光管112a及び第2の発光管112bのそれぞれに供給する電力W0と、1灯点灯状態である場合における、電力制御部700が点灯している第1の発光管112a又は第2の発光管112bに供給する電力W1との関係を示すものである。
なお、実施形態1に係る照明装置100において、2灯点灯状態とは、第1の発光管112a及び第2の発光管112bがともに点灯している状態のことであり、1灯点灯状態とは、第1の発光管112aが点灯し、第2の発光管112bが不点灯となっている状態のことである。
実施形態1に係る照明装置100は、電力制御部700と、点灯状態検出手段710a,710bと、第1の冷却ファン722a及び第2の冷却ファン722bと、冷却ファン制御部720とをさらに備えることを特徴としている。
電力制御部700は、第1の発光管112a及び第2の発光管112bに供給する電力を制御する機能を有している。
ここで、電力制御部700が第1の発光管112a及び第2の発光管112bにそれぞれ供給する電力をW0とし、第1の発光管112a又は第2の発光管112bのいずれか一方の発光管が不点灯となった場合における、電力制御部700が点灯している他方の発光管に供給する電力をW1としたとき、実施形態1に係る照明装置100においては、W0,W1の値を表1に示すような値に設定している。
すなわち、実施形態1に係る照明装置100においては、表1に示すように、2灯点灯状態である場合における、電力制御部700が第1の発光管112a及び第2の発光管112bのそれぞれに供給する電力W0を、100Wに設定しており、1灯点灯状態である場合における、電力制御部700が点灯している発光管(第1の発光管112a)に供給する電力W1を、150Wに設定している。
点灯状態検出手段710aは、第1の光源装置110a近傍に配置された温度検出部712aを有しており、温度検出部712aによる検出結果に基づいて、第1の発光管112aの点灯又は不点灯を検出する機能を有している。なお、温度検出部712aは、第1の光源装置110a近傍に配置することによって第1の光源装置110aの一部分の温度を測定するものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1の発光管112aに直接配設することによって第1の発光管112aの温度を測定するものであってもよい。
点灯状態検出手段710bは、点灯状態検出手段710aと同様の構成を有し、第2の光源装置110b近傍に配置された温度検出部712bを有しており、温度検出部712bによる検出結果に基づいて、第2の発光管112bの点灯又は不点灯を検出する機能を有している。
冷却ファン制御部720は、電力制御部700によって第1の発光管112a及び第2の発光管112bにそれぞれ供給される電力に基づいて、第1の冷却ファン722a及び第2の冷却ファン722bの回転数を制御する機能を有している。
第1の冷却ファン722aは、冷却ファン制御部720において制御された回転数で、第1の光源装置110aの周囲に冷却風を送り、第1の光源装置110aを冷却するものである。第2の冷却ファン722bは、第1の冷却ファン722aと同様に、冷却ファン制御部720において制御された回転数で、第2の光源装置110bの周囲に冷却風を送り、第2の光源装置110bを冷却するものである。第1の光源装置110a及び第2の光源装置110bの冷却を行った冷却風は、筐体に設けられている排気口から排気ファン(いずれも図示せず。)により排気される。
以上のように、実施形態1に係る照明装置100によれば、電力制御部700が、「W1>W0」の関係式を満たすように、第1の発光管112a及び第2の発光管112bに供給する電力を制御する機能を有しているため、1灯点灯状態である場合に点灯している第1の発光管112aに供給する電力を、2灯点灯状態である場合に第1の発光管112a及び第2の発光管112bにそれぞれ供給する電力に比べて大きくすることができる。これにより、1灯点灯状態である場合における点灯している第1の発光管112aの光量を、2灯点灯状態である場合における第1の発光管112a又は第2の発光管112bの各光量に比べて大きくすることができるため、2灯点灯状態から1灯点灯状態となった場合であっても、被照明領域における照度の低下を極力抑制することが可能となり、その結果、投写画像の明るさの低下を極力抑制することが可能となる。
このため、実施形態1に係る照明装置100は、2つの光源装置のうちいずれの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりしても、被照明領域における面内光強度分布が不均一になることを抑制することが可能となるとともに、被照明領域における照度の低下を極力抑制することが可能となり、その結果、投写画像の品質の劣化及び明るさの低下を極力抑制することが可能な優れた照明装置となる。
実施形態1に係る照明装置100においては、上記のように、各凹レンズ118a,118bと各偏光分離プリズム171,181と偏光ビームスプリッタ190とは、それぞれ離隔されているため、各凹レンズ118a,118b、各偏光分離プリズム171,181及び偏光ビームスプリッタ190に及ぼす熱的影響を軽減することができる。
実施形態1に係る照明装置100においては、第1の発光管112a及び第2の発光管112bの点灯又は不点灯を検出する点灯状態検出手段710a,710bをさらに備えているため、第1の発光管112a及び第2の発光管112bの点灯又は不点灯(点灯状態)を容易に検出することが可能となる。
実施形態1に係る照明装置100においては、冷却ファン制御部720は、電力制御部700によって第1の発光管112a及び第2の発光管112bにそれぞれ供給される電力に基づいて、第1の冷却ファン722a及び第2の冷却ファン722bの回転数を制御する機能を有しているため、第1の発光管112a及び第2の発光管112bにおける過度な温度上昇を抑制することが可能となる。このため、第1の発光管112a及び第2の発光管112bの寿命の延命化を図ることができる。
実施形態1に係るプロジェクタ1000は、上述したように優れた実施形態1に係る照明装置100と、照明装置100からの光を画像情報に応じて変調する液晶装置400R,400G,400Bと、液晶装置400R,400G,400Bにより変調された光を投写する投写光学系600とを備えることを特徴としている。
このため、実施形態1に係るプロジェクタ1000は、高輝度のプロジェクタであって、第1の光源装置110a及び第2の光源装置110bのうちいずれの光源装置において発光管の発光が弱まったり切れたりしても、投写画像の品質が劣化することが抑制されたプロジェクタとなる。
なお、実施形態1に係る照明装置100においては、W0,W1の値を表1に示すような値に設定しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、次のような変形も可能である。
〔変形例1〕
表2は、実施形態1の変形例1に係る照明装置100aを説明するために示す表である。
実施形態1の変形例1に係る照明装置100aにおいては、表2に示すように、1灯点灯状態である場合における、電力制御部700が点灯している発光管(第1の発光管112a)に供給する電力W1を、200Wに設定している。
つまり、実施形態1の変形例1に係る照明装置100aにおいては、電力制御部700は、「W1=2W0」の関係式を満たすように、第1の発光管112a及び第2の発光管112bに供給する電力を制御する機能を有している。
このため、実施形態1の変形例1に係る照明装置100aによれば、2灯点灯状態である場合における第1の発光管112aの光量と第2の発光管112bの光量との和と、1灯点灯状態である場合における点灯している第1の発光管112aの光量とを同じにすることが可能となるため、2灯点灯状態である場合における被照明領域における照度と、1灯点灯状態である場合における被照明領域における照度とをほぼ同じにすることが可能となる。このため、2灯点灯状態から1灯点灯状態となった場合であっても、被照明領域における照度が低下することがなくなり、その結果、投写画像の明るさが低下することがなくなる。
また、実施形態1の変形例1に係る照明装置100aにおいては、2灯点灯状態から1灯点灯状態となった場合における、電力制御部700が第1の発光管112aに供給する電力を変更するのに要する期間は、1フレーム期間以下であるため、発光管が切れて2灯点灯状態から1灯点灯状態となった場合であっても、視者にそのことを知覚させないようにすることが可能となる。その結果、発光管が切れたことに起因して視者がコンテンツ内容に集中できなくなるという事態の発生を抑制することが可能になるため、実施形態1の変形例1に係る照明装置100aは、映画館(デジタルシネマに対応した映画館を含む。)で用いる業務用のプロジェクタに用いる照明装置として特に優れた照明装置となる。
〔実施形態2〕
図8は、実施形態2に係る照明装置102の要部を示す平面図である。
実施形態2に係る照明装置102は、図8に示すように、偏光ビームスプリッタ190における第1の光入射面190aと、第1の偏光光源装置170(図示せず。)における偏光分離プリズム171の光射出面及びλ/2板176とは光学接着剤178を介して接着され、偏光ビームスプリッタ190における第2の光入射面190bと、第2の偏光光源装置180(図示せず。)における偏光分離プリズム181の光射出面及びλ/2板186とは光学接着剤188を介して接着されている。
このため、実施形態2に係る照明装置102によれば、第1の偏光光源装置170及び第2の偏光光源装置180と偏光ビームスプリッタ190との間における不要な反射が低減するため、光利用効率が向上するとともに迷光レベルが低減する。
〔実施形態3〕
図9は、実施形態3に係る照明装置104の要部を示す平面図である。
実施形態3に係る照明装置104は、図9に示すように、第1の偏光光源装置170(図示せず。)における第1の偏光分離プリズム171の光入射面と、第1の光源装置110aにおける第1の凹レンズ118aの光射出面とは光学接着剤119aを介して接着され、第2の偏光光源装置180(図示せず。)における第2の偏光分離プリズム181の光入射面と、第2の光源装置110bにおける第2の凹レンズ118bの光射出面とは光学接着剤119bを介して接着されている。
このため、実施形態3に係る照明装置104によれば、第1の偏光分離プリズム171と第1の光源装置110aにおける第1の凹レンズ118aとの間、及び第2の偏光分離プリズム181と第2の光源装置110bにおける第2の凹レンズ118bとの間における不要な反射が低減するため、光利用効率が向上するとともに迷光レベルが低減する。
以上、本発明の照明装置及びプロジェクタを上記の各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)実施形態1に係るプロジェクタ1000は透過型のプロジェクタであるが、本発明はこれに限定されるものではない。反射型のプロジェクタにも適用することが可能である。ここで、「透過型」とは、透過型の液晶装置等のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を透過するタイプであることを意味しており、「反射型」とは、反射型液晶装置のように光変調手段としての電気光学変調装置が光を反射するタイプであることを意味している。反射型のプロジェクタにこの発明を適用した場合にも、透過型のプロジェクタと同様の効果を得ることができる。
(2)実施形態1に係るプロジェクタ1000は、電気光学変調装置として液晶装置を用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。電気光学変調装置としては、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを利用してもよい。マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)(TI社の商標)を用いることができる。
(3)実施形態1に係るプロジェクタ1000は、第1の光源装置110a及び第2の光源装置110bとして、それぞれ、各楕円面リフレクタ114a,114bと、各楕円面リフレクタ114a,114bの第1焦点近傍に発光中心を有する各発光管112a,112bと、各楕円面リフレクタ114a,114bで反射された集束光を各偏光分離プリズムにおける光入射面に向けて射出する各凹レンズ118a,118bとを有する光源装置を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。放物面リフレクタと、放物面リフレクタの焦点近傍に発光中心を有する発光管とを有する光源装置をも好ましく用いることができる。
(4)実施形態1に係る照明装置100においては、点灯状態検出手段として、第1の光源装置110aの一部分及び第2の光源装置110bの一部分の温度を測定することにより、第1の発光管112a及び第2の発光管112bの点灯状態を検出する点灯状態検出手段710a,710bを用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1の発光管112a及び第2の発光管112bの光量を測定することにより、第1の発光管112a及び第2の発光管112bの点灯状態を検出する点灯状態検出手段を用いてもよいし、第1の発光管112a及び第2の発光管112bの消費電力又は消費電流を測定することにより、第1の発光管112a及び第2の発光管112bの点灯状態を検出する点灯状態検出手段を用いてもよい。
(5)この他、本発明は、投写画像を観察する側から投写するフロント投写型プロジェクタにも、投写画像を観察する側とは反対の側から投写するリア投写型プロジェクタにも適用できることはいうまでもない。
実施形態1に係る照明装置100及びプロジェクタ1000を説明するために示す図。 実施形態1に係る照明装置100の要部を示す平面図。 第1レンズアレイ120の正面図。 実施形態1に係るプロジェクタ1000のインテグレータ光学系における光線を示す図。 第1の光源装置110aの第1の発光管112aの発光が切れたときの照明状態を説明するために示す図。 第2の光源装置110bの第2の発光管112bの発光が切れたときの照明状態を説明するために示す図。 実施形態1に係る照明装置100を説明するために示す機能ブロック図。 実施形態2に係る照明装置102の要部を示す平面図。 実施形態3に係る照明装置104の要部を示す平面図。 従来の2灯式のプロジェクタ900を説明するために示す図。
符号の説明
100,102,104,902…照明装置、110a,110b,910a,910b…光源装置、112a,112b,912a,912b…発光管、114a,114b,914a,914b…楕円面リフレクタ、116a,116b…補助ミラー、118a,118b,918…凹レンズ、120,920…第1レンズアレイ、130,930…第2レンズアレイ、140,940…偏光変換光学系、150,950…重畳レンズ、170,180…偏光光源装置、171,181…偏光分離プリズム、172,182…偏光分離面、174,184,903A,903B…反射面、176,186…λ/2板、190…偏光ビームスプリッタ、190a,190b…光入射面、192…偏光分離膜、119a,119b,178,180…光学接着剤、200…色分離導光光学系、210,220…ダイクロイックミラー、230,240,250…反射ミラー、260,270…リレーレンズ、280R,280G,280B,960…集光レンズ、400R,400G,400B,970…液晶装置、500…クロスダイクロイックプリズム、600,980…投写光学系、700…電力制御部、710a,710b…点灯状態検出手段、712a,712b…温度検出部、720…冷却ファン制御部、722a,722b…冷却ファン、900,1000…プロジェクタ、903…三角プリズム、L…照明光束の輪郭、SCR…スクリーン。

Claims (12)

  1. 第1の光入射面と第2の光入射面とを有する偏光ビームスプリッタと、
    前記第1の光入射面に配置された第1の偏光光源装置と、
    前記第2の光入射面に配置された第2の偏光光源装置とを備えた照明装置であって、
    前記第1の偏光光源装置は、
    略平行な照明光束を射出する第1の光源装置と、前記第1の光源装置からの照明光束のうち第1の偏光成分に係る照明光束を透過し第2の偏光成分に係る照明光束を反射する第1の偏光分離面及び前記第1の偏光分離面からの第2の偏光成分に係る照明光束を前記第1の偏光成分に係る照明光束に平行な方向に向けて反射する第1の反射面を有する第1の偏光分離プリズムと、前記第2の偏光成分に係る照明光束の光路に設けられ第2の偏光成分に係る照明光束を第1の偏光成分に係る照明光束に変換して射出する第1の偏光変換素子とを有し、前記第1の光源装置からの照明光束を前記第1の偏光成分に係る照明光束として前記偏光ビームスプリッタの前記第1の光入射面に向けて射出する偏光光源装置であり、
    前記第2の偏光光源装置は、
    略平行な照明光束を射出する第2の光源装置と、前記第2の光源装置からの照明光束のうち第1の偏光成分に係る照明光束を透過し第2の偏光成分に係る照明光束を反射する第2の偏光分離面及び前記第2の偏光分離面からの第2の偏光成分に係る照明光束を前記第1の偏光成分に係る照明光束に平行な方向に向けて反射する第2の反射面を有する第2の偏光分離プリズムと、前記第1の偏光成分に係る照明光束の光路に設けられ第1の偏光成分に係る照明光束を第2の偏光成分に係る照明光束に変換して射出する第2の偏光変換素子とを有し、前記第2の光源装置からの照明光束を前記第2の偏光成分に係る照明光束として前記偏光ビームスプリッタの前記第2の光入射面に向けて射出する偏光光源装置であり、
    前記第1の偏光光源装置から射出される第1の偏光成分に係る照明光束と、前記第2の偏光光源装置から射出される第2の偏光成分に係る照明光束とは、互いに異なる偏光軸を有する直線偏光であり、
    前記偏光ビームスプリッタは、前記第1の偏光光源装置から射出された第1の偏光成分に係る照明光束と前記第2の偏光光源装置から射出された第2の偏光成分に係る照明光束とを合成して射出することを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記第1の光源装置は、第1の楕円面リフレクタと、前記第1の楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する第1の発光管と、前記第1の楕円面リフレクタからの集束光を前記第1の偏光分離プリズムにおける光入射面に向けて射出する第1の凹レンズとを有し、
    前記第2の光源装置は、第2の楕円面リフレクタと、前記第2の楕円面リフレクタの第1焦点近傍に発光中心を有する第2の発光管と、前記第2の楕円面リフレクタからの集束光を前記第2の偏光分離プリズムにおける光入射面に向けて射出する第2の凹レンズとを有することを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2に記載の照明装置において、
    前記第1の発光管には、前記第1の発光管から被照明領域側に射出される光を前記第1の楕円面リフレクタに向けて反射する第1の反射手段が設けられ、
    前記第2の発光管には、前記第2の発光管から被照明領域側に射出される光を前記第2の楕円面リフレクタに向けて反射する第2の反射手段が設けられていることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置において、
    前記偏光ビームスプリッタの前記第1の光入射面と、前記第1の偏光光源装置における光射出面とは接着され、
    前記偏光ビームスプリッタの前記第2の光入射面と、前記第2の偏光光源装置における光射出面とは接着されていることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の照明装置において、
    前記第1の偏光分離プリズムの光入射面と、前記第1の光源装置における前記第1の凹レンズの光射出面とは接着され、
    前記第2の偏光分離プリズムの光入射面と、前記第2の光源装置における前記第2の凹レンズの光射出面とは接着されていることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の照明装置において、
    前記偏光ビームスプリッタと前記第1の偏光分離プリズム、前記第1の偏光分離プリズムと前記第1の凹レンズ、前記偏光ビームスプリッタと前記第2の偏光分離プリズム、及び前記第2の偏光分離プリズムと前記第2の凹レンズとは、それぞれ離隔して配置されていることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の照明装置において、
    前記偏光ビームスプリッタからの射出光を複数の部分光束に分割する複数の第1小レンズを有する第1レンズアレイと、
    前記第1レンズアレイの前記複数の第1小レンズに対応する複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイと、
    前記第2レンズアレイからの部分光束を1種類の直線偏光に揃えて射出する偏光変換光学系と、
    前記偏光変換光学系からの光を被照明領域で重畳させる重畳レンズとをさらに有することを特徴とする照明装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の照明装置において、
    前記第1の発光管及び前記第2の発光管に供給する電力を制御する電力制御部をさらに備え、
    前記第1の発光管及び前記第2の発光管がともに点灯している場合における、前記電力制御部が前記第1の発光管及び前記第2の発光管にそれぞれ供給する電力をW0とし、
    前記第1の発光管又は前記第2の発光管のいずれか一方の発光管が不点灯となった場合における、前記電力制御部が点灯している他方の発光管に供給する電力をW1としたとき、
    前記電力制御部は、「W1>W0」の関係式を満たすように、前記第1の発光管及び前記第2の発光管に供給する電力を制御する機能を有することを特徴とする照明装置。
  9. 請求項8に記載の照明装置において、
    前記電力制御部は、「W1=2W0」の関係式を満たすように、前記第1の発光管及び前記第2の発光管に供給する電力を制御する機能をさらに有することを特徴とする照明装置。
  10. 請求項8又は9に記載の照明装置において、
    前記第1の発光管及び前記第2の発光管の点灯又は不点灯を検出する点灯状態検出手段をさらに備えることを特徴とする照明装置。
  11. 請求項8〜10のいずれかに記載の照明装置において、
    前記第1の光源装置を冷却するための第1の冷却ファンと、
    前記第2の光源装置を冷却するための第2の冷却ファンと、
    前記第1の冷却ファン及び前記第2の冷却ファンの回転数を制御する冷却ファン制御部とをさらに備え、
    前記冷却ファン制御部は、前記電力制御部によって前記第1の発光管及び前記第2の発光管にそれぞれ供給される電力に基づいて、前記第1の冷却ファン及び前記第2の冷却ファンの回転数を制御する機能を有することを特徴とする照明装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調する電気光学変調装置と、
    前記電気光学変調装置により変調された光を投写する投写光学系とを備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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