JP2007104425A - 受信機入力回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】並列同調回路の同調周波数の変化時にアンテナインピーダンスとの整合調整が不要で良好な周波数選択度と改善した雑音指数の受信機入力回路を提供する。
【解決手段】R−∞形ローパスフィルタ2と小容量結合キャパシタ素子3と並列同調回路4とからなり、ローパスフィルタ2は、直列接続インダクタ素子8及び第1キャパシタ素子9と分路接続第2キャパシタ素子10とを有しており、第1及び第2キャパシタ素子8、9は、通常の分路接続キャパシタ素子を2分割したもので、その総合容量値を通常の分路接続キャパシタ素子の容量値に等しく選び、並列同調回路4は同調用第1可変容量キャパシタ素子12を用い、結合キャパシタ素子3に第2可変容量キャパシタ素子を用い、並列同調回路4の同調周波数を第1可変容量キャパシタ素子12の容量を調整して変化させる際、その容量の調整に連動して結合キャパシタ素子3の容量値を変更させる。
【選択図】図1
【解決手段】R−∞形ローパスフィルタ2と小容量結合キャパシタ素子3と並列同調回路4とからなり、ローパスフィルタ2は、直列接続インダクタ素子8及び第1キャパシタ素子9と分路接続第2キャパシタ素子10とを有しており、第1及び第2キャパシタ素子8、9は、通常の分路接続キャパシタ素子を2分割したもので、その総合容量値を通常の分路接続キャパシタ素子の容量値に等しく選び、並列同調回路4は同調用第1可変容量キャパシタ素子12を用い、結合キャパシタ素子3に第2可変容量キャパシタ素子を用い、並列同調回路4の同調周波数を第1可変容量キャパシタ素子12の容量を調整して変化させる際、その容量の調整に連動して結合キャパシタ素子3の容量値を変更させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、受信アンテナと高周波増幅器との間に接続配置される受信機入力回路であって、アンテナインピーダンス整合回路とその出力側に接続されたLC並列同調回路とを備え、手間の掛る調整を行うことなく、アンテナインピーダンスとの整合を達成し、かつ、一様な周波数選択特性と良好な雑音指数を得ることが可能な受信機入力回路に関する。
一般に、数100MHzの帯の高周波信号電波を受信する受信機においては、その受信機入力回路として種々の回路形式のものが使用されているが、それらの受信機入力回路の中で、比較的よく使用されるものとして、次のような受信機入力回路がある。
その第1の受信機入力回路は、LC並列同調回路を構成するインダクタ素子として中間タップ付きインダクタ素子を使用し、この中間タップ付きインダクタ素子の中間タップとアンテナ入力端との間に第1可変容量キャパシタ素子を接続しているもので、LC並列同調回路の同調周波数の調整を、LC並列同調回路の第2可変容量キャパシタ素子の容量を変えて調整する際に、第2可変容量キャパシタ素子の容量の調整と第1可変容量キャパシタ素子の容量を調整とを合わせて行い、それにより同調周波数の設定とアンテナインピーダンスとの整合とが達成されるようにしているものである。
また、その第2の受信機入力回路は、LC並列同調回路を構成するインダクタ素子に中間タップ付きインダクタ素子を用いる代わりに、そのインダクタ素子よりも少ない巻数の付加インダクタ素子を当該インダクタ素子に誘導結合させ、この付加インダクタ素子の一端とアンテナ入力端との間に第1可変容量キャパシタ素子を接続しているもので、LC並列同調回路の同調周波数の調整を、LC並列同調回路の第2可変容量キャパシタ素子の容量を変えて調整する際に、第2可変容量キャパシタ素子の容量の調整と第1可変容量キャパシタ素子の容量を調整とを合わせて行い、それにより同調周波数の設定とアンテナインピーダンスとの整合とが達成されるようにしているものである。
さらに、その第3の受信機入力回路は、LC並列同調回路を構成するインダクタ素子に中間タップ付きインダクタ素子を用いる代わりに、LC並列同調回路を構成するキャパシタ素子として小容量値の第1可変容量キャパシタ素子と大容量値の第2可変容量キャパシタとの直列接続回路を用い、これら第1及び第2可変容量キャパシタ素子の接続点とアンテナ入力端とを接続しているもので、LC並列同調回路の同調周波数の調整は、主として小容量の第1可変容量キャパシタ素子の容量値の調整によって行い、アンテナインピーダンスとの整合は、主として大容量の第2可変容量キャパシタ素子の容量値の調整によって行っているもので、それらの調整を合わせて行うことにより、同調周波数の設定とアンテナインピーダンスとの整合とが達成されるようにしているものである。
この場合、かかる既知の第1乃至第3の受信機入力回路は、いずれも、受信選局する信号電波が変更される度に、LC並列同調回路における同調周波数の調整と、アンテナインピーダンスとの整合の調整とを合わせて行う必要があるが、同調周波数の調整とアンテナインピーダンスとの整合の調整とは、それぞれ互いに独立した状態の基において調整することができないので、これらの2つの調整における最良の状態を得るためには、これらの2つの調整を何回か繰り返して行ってそれらの最良点を得る必要がある。このため、このような2つの調整を繰り返し行ったとすれば、最終的に受信機入力回路の状態が最良になるように調整できるものであるが、多くの受信局からの信号電波を次々に受信選局するような場合は、各受信局からの信号電波を受信選局する度に、かかる2つの調整を極めて短い時間内に行う必要があり、それらの調整を行う調整者の手間が掛りすぎ、大きな負担になっている。
近年になり、通信需要の増大と使用周波数電波の広域化が進むに伴って、使用目的に応じてそれぞれの特定周波数帯を使用するという周波数割当が行われるようになり、それにより狭い周波数帯域内に周波数を異にする多くの信号電波が存在するという状況になってきている。このため、受信機において、特定局からの信号電波を選局する場合、これらの多くの特定局を受信選局する度に、前述した同調周波数の調整とアンテナインピーダンスとの整合の調整を行うことは、極めて非現実的な手段であるといえる。このため、最近になると、受信機入力回路においては、特に、アンテナインピーダンスとの整合の調整を行わずに、単に同調周波数の調整のみを行っているもの、あるいは、受信機入力回路に、広帯域のバンドパスフィルタを用いるだけで、LC並列同調回路を用いておらず、LC並列同調回路で行われる選局動作と周波数選択特性を、周波数変換段以降にある中間周波段等の周波数選択機能に依存させるようにしているものが多く出回っている。
しかしながら、アンテナインピーダンスとの整合の調整を行わずに、同調周波数の調整のみを行う受信機入力回路は、アンテナインピーダンスとの整合をその整合近似点に固定しているもので、周波数選択度についてはほぼ満足すべき特性を得ることができるものの、雑音指数はかなり劣化したものになっている。また、広帯域のバンドパスフィルタを用いるだけで、LC並列同調回路を用いない受信機入力回路は、多くの周波数信号が同時に周波数変換段に加えられることから、イメージ選択度や混変調特性が悪化するようになり、しかも、雑音指数の改善を期待することができない。
ところで、雑音指数に対する良否の判定は、以下に述べるような根拠に基づいて行っている。すなわち、受信機入力回路における雑音指数は、一般的に、「電子情報通信ハンドブック」第2398頁、電子情報通信学会編、オーム社発行、1988によれば、
F=1+(RS /R0 )+(RN /RS ){(1+(RS /R0 )}・・(1)
で表される。
F=1+(RS /R0 )+(RN /RS ){(1+(RS /R0 )}・・(1)
で表される。
この場合、R0 は入力回路の終端抵抗で、LC並列同調回路を用いた場合、その共振インピーダンスと高周波増幅器の入力インピーダンスとの並列値、RS は高周波増幅器の入力点より入力側を見たインピーダンスであって、終端抵抗R0 以外のインピーダンス、RN は初段高周波増幅器を含み、後段高周波増幅器の全雑音を初段高周波増幅器の入力端子に換算した等価雑音抵抗である。
通常、アンテナインピーダンスと入力回路とがインピーダンス整合状態にある場合、RS =R0 であって、このときの雑音指数F(match)は、下記式
F(match)=2+(4RN /R0 )・・・・・・(2)
のように示されるもので、雑音指数F(match)は、等価雑音抵抗RN と終端抵抗R0 との間で、RN ≪R0 になればなるほど小さくすることができ、最終的な漸近値である2に近づく。
F(match)=2+(4RN /R0 )・・・・・・(2)
のように示されるもので、雑音指数F(match)は、等価雑音抵抗RN と終端抵抗R0 との間で、RN ≪R0 になればなるほど小さくすることができ、最終的な漸近値である2に近づく。
一方、アンテナインピーダンスと入力回路とがインピーダンス非整合状態にある場合、例えば、インピーダンスRS と終端抵抗R0 との間で、RS =R0 (1±10%)の誤差があったとすれば、
F≒(2±5%)+(4±10%)(RN /R0 )・・・・・(3)
となる。
F≒(2±5%)+(4±10%)(RN /R0 )・・・・・(3)
となる。
また、LC並列同調回路を用いずに、バンドパスフィルタだけを用いた場合は、終端抵抗R0 とアンテナインピーダンスRA との間で、R0 =RA であり、RA =50としたとき、等価雑音抵抗RN は、RN >50になると見てよいので、雑音指数Fは大体6以上になると考えられる。
以上のことから、高周波入力回路に、LC並列同調回路を用いると同時にアンテナインピーダンスとの整合の調整を行った場合、雑音指数F(match)は、前式(2)によって表される。また、LC並列同調回路は用いているが、アンテナインピーダンスとの整合を近似的に行っている場合は、雑音指数Fは、大体前式(3)によって表される。何れの場合であっても、等価雑音抵抗Rnに比べて、入力回路の終端インピーダンスRoを大きくすればするほど、雑音指数Fを低下させることができ、漸近値2に近づけることができる。
これに対して、高周波入力回路に、LC並列同調回路を用いずにバンドパスフィルタだけを用いた場合は、前述のように、雑音指数Fは、大体6以上になってしまう。
使用する特許文献なし
本発明は、このような技術的背景に鑑みてなされてもので、その目的は、LC並列同調回路の同調周波数を変化したときにアンテナインピーダンスとの整合調整が不要で、良好な周波数選択度と改善された雑音指数とを有する受信機入力回路を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明による受信機入力回路は、受信アンテナと高周波増幅器との間に接続されるものであって、入力終端抵抗が特定抵抗値Rを示し、出力終端抵抗が無限大抵抗値を示す4端子型R−∞形ローパスフィルタと、前記R−∞形ローパスフィルタの一方の出力端に小容量の結合キャパシタ素子を介して接続されたLC並列同調回路とからなり、前記R−∞形ローパスフィルタは、その一方の入出力端間に直列接続されたインダクタ素子及び第1キャパシタ素子と、その一方及び他方の出力端間に分路接続された第2キャパシタ素子とを有し、前記第1キャパシタ素子と前記第2キャパシタ素子との直列接続部分は、前記R−∞形ローパスフィルタの一方及び他方の出力端間に分路接続されるキャパシタ素子を2つに分割したもので、それらの総合容量値を前記分路接続されるキャパシタ素子の容量値に等しく選んでおり、前記LC並列同調回路は同調用キャパシタ素子を第1可変容量キャパシタ素子で構成するとともに、前記小容量の結合キャパシタ素子を第2可変容量キャパシタ素子で構成し、前記LC並列同調回路の同調周波数を、前記第1可変容量キャパシタ素子の容量を調整して変更する際に、その容量の調整に連動して前記第2可変容量キャパシタ素子の容量値を変更している手段を具備する。
また、前記手段において、前記小容量の結合キャパシタ素子である第2可変容量キャパシタ素子は、前記第1キャパシタ素子の容量値、前記第2キャパシタ素子の容量値及び前記第1可変容量キャパシタ素子の容量可変範囲のそれぞれよりも小容量の容量可変範囲になるように選ばれているものである。
この場合、前記手段においては、4端子型R−∞形ローパスフィルタを用いているもので、この4端子型R−∞形ローパスフィルタは、入力終端抵抗が特定抵抗値Rを示し、出力終端抵抗が無限大抵抗値を示すものである。そして、この4端子型R−∞形ローパスフィルタは、入力終端抵抗の値が任意の抵抗値Rであり、出力終端抵抗の値が無限大抵抗値R∞、すなわち出力オープン状態で使用できるものであるが、出力終端抵抗が無限大抵抗値R∞であっても、実際の場合には、例えば、入力終端抵抗Rを50Ωに選んだとき、無限大抵抗値R∞として、50Ω≪R∞を満たすものであればよいもので、例えば、無限大抵抗値R∞が数kΩ程度の抵抗値かそれ以上の抵抗値のものであれば、4端子型R−∞形ローパスフィルタを動作させる上で殆どその抵抗値は問題にならない。このことは、無限大抵抗値R∞の出力終端抵抗が50Ω≪R∞であれば、多少その抵抗値R∞の範囲が変化しても、4端子型R−∞形ローパスフィルタの伝送特性に殆ど影響を及ぼすことがない。
このような点から、4端子型R−∞形ローパスフィルタの出力側に接続されるLC並列同調回路の共振インピーダンスが同調周波数の変化に対応して適宜変化したとしても、使用同調周波数の可変範囲内において、この共振インピーダンスが50Ωに比べて遙かに高いものであれば、4端子型R−∞形ローパスフィルタの出力によって並列同調回路を駆動することができるもので、本発明による受信機入力回路においては、この4端子型R−∞形ローパスフィルタをアンテナインピーダンスとの整合の調整が不要なインピーダンス整合回路として使用している。
また、本発明による受信機入力回路においては、4端子型R−∞形ローパスフィルタの出力を小容量の結合キャパシタ素子である第2可変容量キャパシタ素子を通してLC並列同調回路を駆動している。この場合、受信機入力回路の雑音指数を良好にする場合は、4端子型R−∞形ローパスフィルタの出力からLC並列同調回路側を見た共振インピーダンスを高くすることが好ましく、その際には4端子型R−∞形ローパスフィルタの出力を小容量の結合キャパシタ素子または高抵抗の結合抵抗素子を通してLC並列同調回路を駆動すれば、共振インピーダンスを高くすることが可能になる。しかしながら、高抵抗の結合抵抗素子を用いた場合は、雑音指数に加えて周波数選択特性を良好にすることができるものの、高抵抗の結合抵抗素子による信号損失がかなり大きくなり、必ずしも得策ではないので、本発明においては、小容量の結合キャパシタを用いているものである。
以上のように、本発明による受信機入力回路によれば、簡単な回路構成によって形成される4端子型R−∞形ローパスフィルタと、LC並列同調回路と、4端子型R−∞形ローパスフィルタとLC並列同調回路とを結合する第2可変容量キャパシタ素子からなる小容量の結合キャパシタ素子とを用い、LC並列同調回路の同調周波数を、第1可変容量キャパシタ素子の容量を変化させて調整する際に、その第1可変容量キャパシタ素子の容量の変化に対応して第2可変容量キャパシタ素子の容量値を追従変化させ、同調周波数を調整する際に、その調整と同時にアンテナインピーダンスとの整合の調整を行わずに済むようにしたので、アンテナインピーダンスとの整合の調整に多くの手間を掛けずに、しかも、周波数選択度を高め、雑音指数の改善を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による受信機入力回路の実施の形態を示すもので、その回路構成を示す回路図である。
図1に示されるように、この実施の形態による受信機入力回路は、一対の入力端子1a、1bと、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2と、小容量の結合キャパシタ素子3と、LC並列同調回路4と、一対の出力端子5a、5bとからなっている。この場合、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2は、一対の入力端6a、6bと、一対の出力端7a、7bと、入力端6aと出力端7aとの間に直列接続されたインダクタ素子8及び第1キャパシタ素子9と、出力端7aと出力端7bとの間に分路接続された第2キャパシタ素子10とからなっている。小容量の結合キャパシタ素子3は、第2可変容量キャパシタ素子3であって、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の出力端7aと出力端7aとLC並列同調回路4の一端との間に接続され、LC並列同調回路4の同調周波数の変化に対応してその小キャパシタンス値を適宜追従変化させるものである。
また、LC並列同調回路4は、一対の出力端子5a、5b間に接続され、並列接続された同調用インダクタ素子11と同調用第1可変容量キャパシタ素子12とからなっている。この他に、一対の入力端子1a、1bは、受信アンテナ(図1に図示なし)と4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の一対の入力端6a、6bにそれぞれ接続され、一対の出力端子5a、5bは、受信機の高周波増幅器(図1に図示なし)の入力端に接続される。なお、小容量の結合キャパシタ素子3における小容量の意味は、その周辺に配置されている各キャパシタ素子、具体的に第1キャパシタ素子9のキャパシタンス値、第2キャパシタ素子10のキャパシタンス値及び第1可変容量キャパシタ素子12のキャパシタンス可変範囲のそれぞれよりも小さい可変範囲のキャパシタンス値になるように選ばれている、
また、図1に図示されているインダクタ素子8及び同調用インダクタ素子11と、小容量の結合キャパシタ素子3、第1キャパシタ素子9、第2キャパシタ素子10及び同調用第1可変容量キャパシタ素子12は、説明の便宜上、以下に述べるようなインダクタンス値及びキャパシタンス値を有するものとする。まず、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2においては、インダクタ素子8はそのインダクタンス値がLl であり、第1キャパシタ素子9はそのキャパシタンス値がC1 であり、第2キャパシタ素子10はそのキャパシタンス値がC2 である。また、小容量の結合キャパシタ素子3においては、その第1可変容量キャパシタ素子3のキャパシタンス値が可変値C0 であり、さらに、LC並列同調回路4においては、同調用インダクタ素子11はそのインダクタンス値がL2 であり、同調用第2可変容量キャパシタ素子12はそのキャパシタンス値が可変値C3 である。
また、図1に図示されているインダクタ素子8及び同調用インダクタ素子11と、小容量の結合キャパシタ素子3、第1キャパシタ素子9、第2キャパシタ素子10及び同調用第1可変容量キャパシタ素子12は、説明の便宜上、以下に述べるようなインダクタンス値及びキャパシタンス値を有するものとする。まず、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2においては、インダクタ素子8はそのインダクタンス値がLl であり、第1キャパシタ素子9はそのキャパシタンス値がC1 であり、第2キャパシタ素子10はそのキャパシタンス値がC2 である。また、小容量の結合キャパシタ素子3においては、その第1可変容量キャパシタ素子3のキャパシタンス値が可変値C0 であり、さらに、LC並列同調回路4においては、同調用インダクタ素子11はそのインダクタンス値がL2 であり、同調用第2可変容量キャパシタ素子12はそのキャパシタンス値が可変値C3 である。
ここで、LC並列同調回路4の同調周波数を変化させる場合、その同調用第2可変容量キャパシタ素子12のキャパシタンス値C3 を変化させて行っているが、このキャパシタンス値C3 の変化に対応して第2可変容量キャパシタ素子12の小容量C0 を追従変化させる理由を説明すると、次の通りである。すなわち、LC並列同調回路4の共振インピーダンスは、よく知られているように、ω0 L2 Q(ここで、ω0 は共振角周波数、Qは同調用インダクタ素子11の良さを示す指数)で表される。また、同調用インダクタ素子11において、その内部抵抗の抵抗値をrとすると、(ω0 L2 /r)と表され、同調用第2可変容量キャパシタ素子12のキャパシタンス値C3 を用いれば、ω0 L2 =(1/ω0 C3 )が成り立つから、ω0 L2 Q=(L2 /C3 r)になり、抵抗値rが使用周波数範囲内で大きな変化がないとすれば、共振インピーダンスω0 L2 Qは、同調用第2可変容量キャパシタ素子12のキャパシタンス値C3 に反比例することになる。
一方、小容量の結合キャパシタ素子3は、そのキャパシタンス値C0 のインピーダンスの絶対値を求めると、(1/ω0 C0 )になるが、(1/ω0 )=(√L2 C3 )であるから、(1/ω0 C0 )={(√L2 C3 )/C0 }になる。したがって、小容量の結合キャパシタ素子3のキャパシタンス値C0 は、同調用第2可変容量キャパシタ素子12のキャパシタンス値C3 の平方根に比例する。このような関係にある場合に、変化する使用周波数範囲の全域にわたって、(1/ω0 C0 )≪ω0 L2 Qが成り立てば、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2からの出力信号が小容量の結合キャパシタ素子3で信号損失を殆ど受けない状態でLC並列同調回路4に供給されることになる。しかるに、通常、使用周波数範囲(ωmax/ωmin)は、数倍程度になる場合が多いので、小容量の結合キャパシタ素子3のインピーダンスの絶対値(1/ω0 C0 )とLC並列同調回路4の共振インピーダンスω0 L2 Qとの間で、(1/ω0 C0 )≪ω0 L2 Qの条件を成り立たせることは可成り困難になる。
そこで、本発明による受信機入力回路においては、(1/ω0 C0 )≪ω0 L2 Q条件の成立を容易にする手段として以下のような手段を採用している。すなわち、{(√L2 C3 )/C0 }がC3 の値に反比例するようにするには、{(√L2 C3 )}/{C0 C3 (√C3 )}=(√L2 C3 ){C0 (√C3 3 )}であるから、同調周波数の変更時に同調用第2可変容量キャパシタ素子12のキャパシタンス値C3 が2倍になるように変更したとき、小容量の結合キャパシタ素子3のキャパシタンス値C0 を(√23 )≒3倍になるように選べばよいことになる。
また、通常構成の4端子型R−∞形ローパスフィルタを用い、その出力を小容量の結合キャパシタ3を通してLC並列同調回路4に供給する場合には、LC並列同調回路4の同調周波数をその使用周波数範囲内で順次低くして行ったとき、LC並列同調回路4の共振インピーダンスが低くなると同時に、小容量の結合キャパシタ3のインピーダンスもかなり低くなるので、小容量の結合キャパシタ3を通常構成の4端子型R−∞形ローパスフィルタの出力に接続すると、通常構成の4端子型R−∞形ローパスフィルタの終端抵抗は、もはやオープン状態といえない場合も生じることになる。そこで、本発明による受信機入力回路においては、LC並列同調回路4の同調周波数を変化させたときに、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の負荷抵抗が常時数kΩ以上(R=50Ωとしたとき、50Ω≪数kΩ)を維持するように、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の信号利得を若干犠牲にし、その出力側でインピーダンス変換操作を行うことによって、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の負荷の軽減を図るようにしている。
このインピーダンス変換操作は、以下に述べるような手法を利用している。すなわち、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の出力側に接続される分路接続キャパシタ素子を、そのキャパシタンス値を変えずに、直列接続された第1キャパシタ素子9と第2キャパシタ素子10に変更したものである。例えば、通常構成の4端子型R−∞形ローパスフィルタで用いている分路接続キャパシタ素子のキャパシタンス値をCS としたとき、それぞれその2倍のキャパシタンス値2CS を持った第1キャパシタ素子9と第2キャパシタ素子10とを直列接続し、その中の第2キャパシタ素子10の両端間に発生した信号電圧を取り出すようにしている。このとき、第2キャパシタ素子10の両端間の信号電圧は、2分割されて元の信号電圧の2分の1になっているが、第2キャパシタ素子10の両端間には通常構成の4端子型R−∞形ローパスフィルタに接続可能な負荷抵抗の4分の1程度の低い抵抗値を持った負荷抵抗を接続することができる。
なお、分路接続キャパシタ素子を直列接続された第1キャパシタ素子9と第2キャパシタ素子10に分割する際のそれらのキャパシタンス値の比は、前述のような1対1の分割比のものに限らず、他の分割比のものであってもよい。例えば、分路接続キャパシタ素子のキャパシタンス値の10/7.5倍、すなわち1.333倍のキャパシタンス値を持つ第1キャパシタ素子9と、分路接続キャパシタ素子のキャパシタンス値の30/7.5倍、すなわち4倍のキャパシタンス値を持つ第2キャパシタ素子10を直列接続し、第2キャパシタ素子10の両端に生じる信号電圧を取り出すようにすると、その信号電圧は元の信号電圧の4分の1になるものの、通常構成の4端子型R−∞形ローパスフィルタに接続可能な負荷抵抗の16分の1程度の低い抵抗値を持った負荷抵抗を接続できることになり、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の利用範囲を大幅に拡大させることが可能になる。
ここで、この実施の形態に係わる受信機入力回路を構成する各素子のリアクタンス値の一例を挙げると、次のとおりになる。すなわち、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の入力側終端抵抗Rsを、Rs=50Ωとし、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2のカットオフ角周波数ωcを、ωc=2π・600(MHz)≒3.77×109 (rad)としたとき、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2のインダクタ素子8のインダクタンス値L1 は1/(√2)×(50/3.77×109 )≒9.38(nH)に、分路接続キャパシタ素子のキャパシタンス値は{(√2)/(50×3.77×109 )}≒7.5(pF)となるが、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の出力インピーダンスを低下させるため、この分路接続キャパシタ素子を直列接続された第1キャパシタ素子9と第2キャパシタ素子10に2分割して、第1キャパシタ素子9のキャパシタンス値C1 を、C1 =10(pF)に、第2キャパシタ素子10のキャパシタンス値C2 を、C2 =30(pF)とする。また、小容量の結合キャパシタ素子3である第2可変容量キャパシタ素子3は、そのキャパシタンス値C0 を、C0 =0.5〜4.5(pF)の間を可変できるものであり、LC並列同調回路4の同調用インダクタ素子8のインダクタンス値L1 を、L1 =20(nH)に、その抵抗値rを、r=0.5(Ω)にし、同調用キャパシタ素子12である第1可変容量キャパシタ素子3は、そのキャパシタンス値C3 を、C3 =5〜20(pF)の間で可変できるもので、しかも、キャパシタンス値C0 とキャパシタンス値C3 とは連動して可変されるものである。
次に、この実施の形態に係わる受信機入力回路における雑音指数Fは、次の通りでである。
前述のように、LC並列同調回路4の共振インピーダンスは、(L2 /C3 r)と表すことができ、その際に小容量の結合キャパシタ3のキャパシタンス値C0 は小さいのでそのキャパシタンス値C0 の影響を無視すると、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の入力抵抗R0 は、R0 =8kΩ〜2kΩとなる。この場合、等価雑音抵抗RN は、受信機の構成によって大きく異なるが、一例としてRN =100Ωであるとすれば、入力抵抗R0 が最小値の2kΩのときは、F=2+4(100/2000)=2.2となり、また、入力抵抗R0 が最大値の8kΩのときは、F=2.05になる。
これに対して、受信機入力回路をバンドパスフィルタだけで構成し、アンテナで受信した入力信号をこのバンドパスフィルタを通して高周波増幅器に供給した場合、入力抵抗R0 として、R0 =50Ωにすればよいから、F=2+{4(100/50)}=10となり、雑音指数Fとしてはかなり大きな値になる。このように、この実施の形態に係わる受信機入力回路を使用すれば、雑音指数Fを大幅に改善することができる。
次に、図2は、図1に図示された受信機入力回路を用いたときの周波数対利得特性の一例を示す特性図である。
図2において、横軸はMHzで表した周波数であり、縦軸はdBで表した信号利得であり、図示の特性曲線AはLC並列同調回路4の同調周波数を230MHzに設定したときの特性曲線であり、図示の特性曲線BはLC並列同調回路4の同調周波数を330MHzに設定したときの特性曲線であり、図示の特性曲線CはLC並列同調回路4の同調周波数を480MHzに設定したときの特性曲線である。
図2に図示された各特性曲線A乃至Cにおいて、特性曲線Aは、LC並列同調回路4の同調用インダクタ素子11のインダクタンス値L2 を10(nH)に、同調用第1可変容量キャパシタ12のキャパシタンス値C3 を20(pF)になるように選び、小容量の結合キャパシタ3のキャパシタンス値C0 を4.5(pF)になるように選んだときに得られたものであり、特性曲線Bは、LC並列同調回路4の同調用インダクタ素子11のインダクタンス値L2 を10(nH)に、同調用第1可変容量キャパシタ12のキャパシタンス値C3 を10(pF)になるように選び、小容量の結合キャパシタ3のキャパシタンス値C0 を1.5(pF)になるように選んだときに得られたものであり、また、特性曲線Cは、LC並列同調回路4の同調用インダクタ素子11のインダクタンス値L2 を10(nH)に、同調用第1可変容量キャパシタ12のキャパシタンス値C3 を5(pF)になるように選び、小容量の結合キャパシタ3のキャパシタンス値C0 を0.5(pF)になるように選んだときに得られたものである。この場合、特性曲線A乃至Cのそれぞれは、信号利得の最大値が同じ6dBであって、それらの周波数選択特性もほぼ一様になっている。
また、各特性曲線A乃至Cが得られたとき、LC並列同調回路4のQは31.5〜63.0の範囲にあり、4端子型R−∞形ローパスフィルタ2の入力抵抗R0 は2KΩ〜500Ωの範囲内になる。そして、等価雑音抵抗RN は、上述の例と同様に、RN =100Ωであるとすれば、入力抵抗R0 =500のときの雑音指数Fは F=2+4(100/500)=2.8となる。
このように、この実施の形態に係わる受信機入力回路を使用すれば、LC並列同調回路4の同調周波数を使用周波数範囲内で変化させたとしても、周波数選択度特性及び信号利得の最大値が均一になり、併せて雑音指数を改善することができる。
1a、1b 一対の入力端子
2 4端子型R−∞形ローパスフィルタ
3 小容量の結合キャパシタ素子(第2可変容量キャパシタ素子)
4 LC並列同調回路
5a、5b 一対の出力端子
6a、6b 4端子型R−∞形ローパスフィルタの一対の入力端
7a、7b 4端子型R−∞形ローパスフィルタの一対の出力端
8 インダクタ素子
9 第1キャパシタ素子
10 第2キャパシタ素子
11 同調用インダクタ素子
12 同調用第2可変容量キャパシタ素子
2 4端子型R−∞形ローパスフィルタ
3 小容量の結合キャパシタ素子(第2可変容量キャパシタ素子)
4 LC並列同調回路
5a、5b 一対の出力端子
6a、6b 4端子型R−∞形ローパスフィルタの一対の入力端
7a、7b 4端子型R−∞形ローパスフィルタの一対の出力端
8 インダクタ素子
9 第1キャパシタ素子
10 第2キャパシタ素子
11 同調用インダクタ素子
12 同調用第2可変容量キャパシタ素子
Claims (2)
- 受信アンテナと高周波増幅器との間に接続される受信機入力回路であって、入力終端抵抗が特定抵抗値Rを示し、出力終端抵抗が無限大抵抗値を示す4端子型R−∞形ローパスフィルタと、前記R−∞形ローパスフィルタの一方の出力端に小容量の結合キャパシタ素子を介して接続されたLC並列同調回路とからなり、前記R−∞形ローパスフィルタは、その一方の入出力端間に直列接続されたインダクタ素子及び第1キャパシタ素子と、その一方及び他方の出力端間に分路接続された第2キャパシタ素子とを有し、前記第1キャパシタ素子と前記第2キャパシタ素子との直列接続部分は、前記R−∞形ローパスフィルタの一方及び他方の出力端間に分路接続されるキャパシタ素子を2つに分割したもので、それらの総合容量値を前記分路接続されるキャパシタ素子の容量値に等しく選んでおり、前記LC並列同調回路は同調用キャパシタ素子を第1可変容量キャパシタ素子で構成するとともに、前記小容量の結合キャパシタ素子を第2可変容量キャパシタ素子で構成し、前記LC並列同調回路の同調周波数を、前記第1可変容量キャパシタ素子の容量を調整して変更する際に、その容量の調整に連動して前記第2可変容量キャパシタ素子の容量値を変更していることを特徴とする受信機入力回路。
- 前記小容量の結合キャパシタ素子である第2可変容量キャパシタ素子は、前記第1キャパシタ素子の容量値、前記第2キャパシタ素子の容量値及び前記第1可変容量キャパシタ素子の容量可変範囲のそれぞれよりも小容量の容量可変範囲になるように選ばれていることを特徴とする請求項1に記載の受信機入力回路。
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