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JP2007103620A - 半導体装置およびその製造方法ならびにその配線装置 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法ならびにその配線装置 Download PDF

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JP2007103620A
JP2007103620A JP2005290709A JP2005290709A JP2007103620A JP 2007103620 A JP2007103620 A JP 2007103620A JP 2005290709 A JP2005290709 A JP 2005290709A JP 2005290709 A JP2005290709 A JP 2005290709A JP 2007103620 A JP2007103620 A JP 2007103620A
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resistance value
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Keisuke Kishishita
景介 岸下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】配線を多層化した場合の配線混雑化がもたらす不都合を解消すること。
【解決手段】同一配線層においてシート抵抗値が異なる配線を備えることにより、配線混雑の発生を抑制している。また、同一配線層においてシート抵抗値が異なる素材からなる配線を有する半導体装置の製造方法を提供している。また、半導体装置の配線経路の一部を同じ配線経路のまま、異なるシート抵抗の配線に置き換える配線装置を提供している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の配線層を有する半導体装置およびその製造方法ならびにその配線装置に関するものである。
微細化された半導体装置においては、ばらつきによるトランジスタの駆動能力への影響が顕著になってきている。ばらつきには、電源電圧のゆらぎによるばらつきやトランジスタの製造ばらつきなどがあり、ばらつきによってトランジスタの駆動能力が大きく変化してしまう。結果として設計段階ではタイミング制約を満たしていて正常動作すると考えられていたものが、製造してみるとタイミング制約を満たせないために所望の動作ができなくなってしまうということが起こる。
このようなことを防ぐためには、ばらつきを考慮して十分な設計マージンを確保して半導体装置設計を行うことが重要である。
設計マージンの一つとして、フリップフロップのホールド時間というものがある。これはフリップフロップにクロック信号が入力された後もデータ信号を保持しておかなければならない最小時間のことである。
この最小時間のデータ信号の保持が行なわれないと、フリップフロップが間違ったデータを保持することになり誤動作の原因となる。
よって、ばらつきによってトランジスタの駆動能力が変化してクロックやデータの到着時刻が変化してもフリップフロップで正しいデータの保持ができる回路構成が必要である。
図15は従来の半導体装置1000を示している。半導体装置1000は、フリップフロップ1010、スキャンテストを行なうためのスキャンチェーン1020を備えて構成されている。フリップフロップ1010のスキャンデータを取り込むSI端子におけるホールド時間を満たすために、スキャンチェーン1020はクロック信号の配線が形成された配線層より単位長さ当たりの抵抗値が高い配線層を使用して配線されている。
このような構成により、近接配置されたフリップフロップ同士を接続するスキャンチェーン1020において、ばらつきによってスキャンチェーン1020の信号伝播時間が変化しても、高抵抗な配線を使用することにより十分な遅延値が得られることでフリップフロップ1010のSI端子におけるホールド時間を満たすことができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら前記従来の技術では、以下のような問題点を有している。スキャンチェーン1020のホールド時間を満たすために、単位長さ当たりの抵抗値が高い配線層を多層配線層中に挿入すると、速度がクリティカルな信号線がその高抵抗の配線層を使用するのは速度の面から不適であり、速度がクリティカルな信号線はその高抵抗の配線層を避けて配線する必要がある。
このため高抵抗の配線層の上下の配線層への接続が増えるので配線混雑が発生する。配線混雑は配線の迂回や隣接配線同士でのクロストークを発生させてしまうので、速度がクリティカルな信号線がタイミング制約を満たせなくなることが起こってしまう。これにより、半導体装置を所望の動作周波数で動かすことが困難になってしまう。
特開2004−301661号公報(第1頁、第1図)
本発明は、配線を多層化した場合の配線混雑化がもたらす速度がクリティカルな信号線でのタイミング制約を満たし、これにより、半導体装置を所望の動作周波数で動かすことを容易化することである。
(1)本発明に係る半導体装置は、多層化された配線層を有し、第1の配線層が、第1の配線と第2の配線とを備え、前記第1の配線と前記第2の配線とは互いにシート抵抗値が異なることを特徴とする。
本発明では、抵抗値が低い配線と抵抗値が高い配線とを同一配線層に備えることができるので、従来の半導体装置に比べて配線混雑が起こりにくくなる。
本発明の好適な一態様は、第1と第2の配線が電気的に接続可能な素材で構成されていることである。
本発明の好適な一態様は、データ記憶装置と論理回路素子とを備え、第1の配線は第2の配線よりもシート抵抗値が高く、データ記憶装置同士を接続する信号線には論理回路素子が3個以下挿入されていて、信号線は第1の配線により構成されていることである。
データ記憶装置は、フリップフロップに限定されず、データを記憶することができる装置、回路であればよく、例えばラッチ等がある。論理回路素子は、バッファ素子に限定されず、論理回路を構成することができる素子であればよく、例えばインバータ等がある。
これにより、配線抵抗が大きい配線を使用するだけでホールド時間を満たすことができる。この場合、配線抵抗が小さい素材の配線だけで構成される半導体装置では、ホールド時間を満たしていない箇所にバッファ素子等を挿入して遅延を稼がなくてはいけないが、本発明では抵抗値が高い素材の配線を使用するだけで遅延が稼げるので、バッファ素子挿入が削減できるので、半導体装置の消費電力増加を抑制できる。また、配線抵抗が小さい素材の配線だけで構成される半導体装置では、ホールド時間を満たしていない箇所の配線を長い距離引き回して遅延を稼がなくてはいけないが、本発明では配線経路を変えずに抵抗値が高い素材の配線を使用するだけで遅延が稼げる。そのため配線の引き回しによる他の配線との配線間容量の変化が起こらないので、他の配線のタイミング変化を起こさずにホールド時間を満たす修正を行なうことができる。
本発明の好適な一態様は、第1の配線は第2の配線よりもシート抵抗値が高く、データ記憶装置のスキャンチェーン配線に第1の配線を使用することである。
本発明の好適な一態様は、第1の配線は第2の配線よりもシート抵抗値が高く、通常動作時には異なるクロック周波数で動作しスキャンモード時には同一周波数で動作する2つのデータ記憶装置同士を接続する信号線に、第1の配線を使用することである。
これらにより、データ記憶装置が近接配置されていてホールド時間を満たしていない箇所において、バッファ素子挿入したり、配線を引き回したりする領域の確保が難しい場合でも、高抵抗の配線に変えるだけでホールド時間を満たすことができる。
本発明の好適な一態様は、第1の集積回路ブロックと第2の集積回路ブロックとを備え、第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、第1、第2の集積回路ブロック間を接続する信号線に第2の配線を使用することである。
これにより、集積回路ブロック間でタイミングが厳しい配線を抵抗値の低い素材で形成することによって、集積回路ブロック間での遅延時間を削減することができる。
本発明の好適な一態様は、メモリセル内のアクセストランジスタと、このアクセストランジスタをオン・オフさせるワード線とを有し、第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、ワード線に第2の配線を使用することである。
これによって、ワード線の配線抵抗が小さくなりアクセストランジスタのゲートを開けるタイミングが速くなるので、データ記憶装置からのデータ読み出しの高速化を達成できる。
本発明の好適な一態様は、データを保持するメモリセルと、メモリセルが接続されているビット線とを有し、第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、ビット線に第2の配線を使用することである。
これによって、ビット線の配線抵抗が小さくなりメモリセルからのデータ読み出しやビット線のプリチャージ・ディスチャージ動作が速くなるので、データ記憶装置の高速化を達成できる。
本発明の好適な一態様は、第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、クロック配線に第2の配線を使用することである。
これによって、クロック配線の抵抗値が下がるので、クロック配線のレイテンシ削減によるクロック信号の伝播ばらつき抑制につながる。
また、クロック信号の急峻な立ち上がり・立下りを達成できるので、半導体装置のリーク電流削減や動作周波数の向上ができる。
本発明の好適な一態様は、第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、電源配線に第2の配線を使用することである。
これによって、電源配線におけるIRドロップが抑制されるので、半導体装置に備えられるトランジスタへの電源供給が安定し、半導体装置の安定動作を達成できる。
本発明の好適な一態様は、第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、アナログ回路の電源配線に第2の配線を使用することである。
これにより、アナログ回路の電源配線をIOパッドから低抵抗の素材の配線で引くことができるので、アナログ回路の安定動作を達成できる。
本発明の好適な一態様は、第1の配線若しくは第2の配線のうち、その一部若しくは全部が電気的に拡散層に接続されていないことである。
これによって、ある配線層において、単位面積当たりの配線の面積率を規定値内に収めるために拡散層に接続しない配線を配置する場合、抵抗値が高くて信号線の配線として使えないが単価が安い素材を、拡散層に接続しない配線として使用することで半導体装置の製造コストを下げることができる。
(2)本発明にかかる半導体装置は、多層化された配線層を有し、第1の配線層と第2の配線層とを接続するコンタクトが、第1の素材でできた第1のコンタクトと第2の素材でできた第2のコンタクトとを備え、前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトとは互いにシート抵抗値が異なることを特徴とする。
本発明の好適な一態様は、本発明の好適な一態様は、第1と第2のコンタクトが電気的に接続可能な素材で構成されていることである。
本発明の好適な一態様は、データ記憶装置および論理回路素子を備え、第1のコンタクトは第2のコンタクトよりもシート抵抗値が高く、データ記憶装置同士を接続する信号線には論理回路素子が3個以下挿入されていて、信号線は第1のコンタクトを使用することである。
本発明の好適な一態様は、スキャン機能付きデータ記憶装置を備え、第1のコンタクトは第2のコンタクトよりもシート抵抗値が高く、データ記憶装置のスキャンチェーン配線に第1のコンタクトを使用することである。
本発明の好適な一態様は、データ記憶装置を備え、第1のコンタクトは第2のコンタクトよりもシート抵抗値が高く、通常動作時には異なるクロック周波数で動作しスキャンモード時には同一周波数で動作する2つのデータ記憶装置同士を接続する信号線に第1のコンタクトを使用することである。
本発明の好適な一態様は、第1の集積回路ブロックと第2の集積回路ブロックを備え、第2のコンタクトは第1のコンタクトよりもシート抵抗値が低く、第1の集積回路ブロックと第2の集積回路ブロックとの間を接続する信号線に第2のコンタクトを使用することである。
本発明の好適な一態様は、第2のコンタクトは第1のコンタクトよりもシート抵抗値が低く、クロック配線に第2のコンタクトを使用することである。
本発明の好適な一態様は、第2のコンタクトは第1のコンタクトよりもシート抵抗値が低く、電源配線に第2のコンタクトを使用することである。
本発明の好適な一態様は、第2のコンタクトは第1のコンタクトよりもシート抵抗値が低く、アナログ回路の電源配線に第2のコンタクトを使用することである。
本発明の好適な一態様は、第1のコンタクト若しくは第2のコンタクトのうち、その一部若しくは全部が電気的に拡散層に接続されていないことである。
(3)本発明に係る製造方法は、層間絶縁膜をエッチングして第1の溝を形成し、導電性を持つ第1の素材を第1の溝に埋める工程と、前記層間絶縁膜の第1の溝以外の場所をエッチングして第2の溝を形成し、第1の素材とはシート抵抗値が異なりかつ導電性を持つ第2の素材を第2の溝に埋める工程を有することを特徴とする。
(4)本発明に係る製造方法は、導電性を持つ第1の素材を平面上に噴霧し第1のレイアウトパターンを形成する工程と、第1の素材とはシート抵抗値が異なりかつ導電性を持つ第2の素材を前記平面と同一平面上に噴霧し第2のレイアウトパターンを形成する工程と、前記第1のレイアウトパターンと第2のレイアウトパターンを絶縁するための絶縁体を前記平面に噴霧し絶縁膜を形成する工程とを有することを特徴とする。
これらによって、一つの配線層に異なるシート抵抗値の配線を形成することができる。
(5)本発明に係る配線装置は、半導体装置からホールド時間違反を起こす箇所の抽出を行なう工程と、ホールド時間違反箇所が違反で無くなるために配線の抵抗値をどれだけ上げればよいかの計算を行なう工程と、どれだけ抵抗値を上げるかの計算結果と等しくなるように配線をシート抵抗値の低い素材から高い素材に変更を行なう工程を有することを特徴とする。
これによって、ホールドエラーの改善を、配線を形成する素材の変更のみで行なうことができるように情報を出力することができる。
(6)本発明に係る配線装置は、半導体装置からセットアップ時間違反を起こす箇所の抽出を行なう工程と、セットアップ時間違反箇所が違反で無くなるために配線の抵抗値をどれだけ下げればよいかの計算を行なう工程と、どれだけ抵抗値を下げるかの計算結果と等しくなるように配線をシート抵抗値の高い素材から低い素材に変更を行なう工程とを有することを特徴とする。
これによって、セットアップエラーの改善を、配線を形成する素材の変更のみで行なうことができるように情報を出力することができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例を説明する。
(実施例1)
図1は実施例1における半導体装置100を示す平面図である。
半導体装置100は、多層化された配線層を有し、同図に示すように、スキャン機能付きのフリップフロップ(データ記憶装置)110,111と、スキャンチェーンを構成するフリップフロップ11,111を接続する配線(スキャンチェーン配線)120と、信号配線121とを備えて構成されている。フリップフロップ110,111はクロック端子CK、スキャンデータ入力端子SI、スキャンデータ出力端子SOを備えている。フリップフロップ110,111は半導体装置の機能テスト容易化手法としてのスキャンパステスト方式において、シフトレジスタ型のスキャンレジスタとして動作するように縦続接続されてスキャンチェーンを構成する。
図2は、図1のスキャンチェーン配線120を立体的に表した図である。スキャンチェーン配線120は配線130、140,150およびコンタクト160、170、180、190から構成されている。配線140(第1の配線)と信号配線121(第2の配線)は同じ第1の配線層である。配線130と配線150は同じ第2の配線層である。第1の配線層は第2の配線層よりも上の配線層である。フリップフロップ111のSI端子のホールド時間を満たすために、配線140は、信号配線121に比べてシート抵抗値が高い金属を使用している。
図3はフリップフロップ111のタイミングチャートを示している。
スキャンチェーンは一般的に近接配置されたフリップフロップのSO端子とSI端子とを接続しているので、配線による遅延時間が非常に短いためにSI端子におけるホールド時間を満たさない場合が多い。
(a)は配線140(第1の配線)の素材にシート抵抗値の低い金属を使った場合で、(b)は配線140(第1の配線)の素材にシート抵抗値の高い金属を使った場合である。(a)ではフリップフロップ111のCK端子に到達するクロック信号に対してSI端子に到達する信号が早すぎてホールド時間を満たしていない。これを(b)に示すように、配線140(第1の配線)の素材にシート抵抗値の高い金属を使用することによってスキャンチェーン120における伝播遅延が大きくなり、フリップフロップ111のCK端子に到達するクロック信号に対してフリップフロップ111のSI端子に到達する信号が遅くなりホールド時間を満たすことができる。配線140(第1の配線)に使用するシート抵抗値の高い金属としてはタングステンを使い、配線140(第1の配線)と同じ配線層の信号配線121(第2の配線)にはシート抵抗値の低い銅を使っている。シート抵抗値の高い素材とシート抵抗値の低い素材との組み合わせはタングステンと銅以外のものでも構わない。
遅延を稼ぐためには、フリップフロップ(データ記憶装置)110,111同士を接続する信号線120にバッファ素子(論理回路素子)122を3個以下で挿入する方法がある(図13)。あるいは配線を引き回す(図14)方法がある。図13のようにバッファ素子122の挿入の場合、消費電力増加などの弊害がある。図14のように配線を引き回す場合には、配線経路の変化によって配線間容量が変わり他の信号線のタイミングを変化させてしまう弊害がある。しかし本実施例1を適用すると、遅延を稼ぎたい箇所の配線の一部である配線(第1の配線)140をシート抵抗値の高い素材で配線することによって他の配線に影響を与えずに容易に遅延値を稼ぐことができる。
また、バッファ素子(論理回路素子)挿入や配線引き回しと本実施例1を併用しても構わない。なお、本実施例ではスキャンチェーンについて述べたが、近接されたフリップフロップ(データ記憶装置)同士の接続にバッファ素子(論理回路素子)が3個程度しか挿入されておらずホールド時間を満たせないような箇所にも、本実施例1と同様にフリップフロップ(データ記憶装置)とバッファ素子(論理回路素子)や、バッファ素子(論理回路素子)同士を接続している配線にシート抵抗値の高い素材の配線(第1の配線)を用いても同様の効果が得られる。
なお、本実施例1では1つの配線層のみ異なるシート抵抗を持つ金属で配線しているが、複数の配線層で同様に異なるシート抵抗を持つ金属を使っても構わない。
(実施例2)
(実施例2−1)
図4は実施例2における半導体装置200を示す平面図である。
半導体装置200は、多層化された配線層を有し、同図に示すように、第1の集積回路ブロック210と、第2の集積回路ブロック211と、第1、第2の集積回路ブロック210,211同士を接続する第1の配線220と第2の配線221とを備えて構成されている。第1、第2の配線220,221は区間a−a’において同じ配線層で配線されている。
一般的に、集積回路ブロック同士を接続する配線は長配線でかつ他の配線と平行配線となることが多いので、配線抵抗や配線間容量により、配線での伝播遅延が大きくなってしまいセットアップ時間を満足しないことが多い。
図5にフリップフロップのデータ入力端子におけるセットアップ時間についてのタイミングチャートを示す。セットアップ時間とは、フリップフロップにクロック信号が入力される前にデータ信号が確定しておかなければならない最小時間のことである。この最小時間までにデータ信号の確定が行なわれないと、フリップフロップが間違ったデータを保持することになり誤動作の原因となる。そのため本実施例2では、配線221は特にセットアップタイミングが厳しい素子同士を接続する配線で、配線の伝播遅延を小さくするために第2の配線221は区間a−a’において第1の配線220に比べてシート抵抗値の小さい金属で構成されている。本実施例では、第1の配線220にはアルミニウムを使い、第2の配線221には銅を使っている。なお、シート抵抗値の高い素材とシート抵抗値の低い素材の組み合わせはアルミニウムと銅以外のものでも構わない。
上記のような構成により、シート抵抗値の小さい金属からなる第2の配線221を集積回路ブロック210,211間に使うことによって、伝播遅延を小さくすることができるので、セットアップ時間を満たすことができる。本実施例2では、タイミングが厳しい集積回路ブロック210,211間の配線について述べたが、遅延値を小さくしたい他の箇所についても同様の構成がとれる。
(実施例2−2)
例えば、図6に示すように、半導体装置300に搭載したメモリマクロ310を示す。このメモリマクロ310はデータを保持する複数のメモリセル320を備える。メモリセル320はそれぞれ複数のアクセストランジスタ330を備える。これらアクセストランジスタ330をオン・オフするワード線340と、メモリセル320からのデータ読み出しを行なうビット線350とを第2の配線として同じ配線層の他の配線(第1の配線)よりもシート抵抗値の低い金属を使用する。
ワード線340は一般的に長く、アクセストランジスタ330のオン・オフを高速に行なうには第2の配線として低抵抗なワード線が求められる。
また、ビット線350は一般的に長くて多くのメモリセルが接続されているので、第2の配線として低抵抗な配線になるとメモリセルの読み出し速度が速くなる。つまり、ワード線340やビット線350の低抵抗化はメモリマクロ310の高速化に寄与できる。
(実施例2−3)
また、図7に示すように、半導体装置400のフリップフロップ410にクロック信号を供給するクロック配線420を第2の配線としてに同じ配線層の他の配線(第1の配線)よりもシート抵抗値の低い金属を使用することによって、クロック信号の信号波形の急峻な立ち上がり・立下りを実現できるので、半導体装置のリーク電流削減が達成できる。
(実施例3)
(実施例3−1)
図8は実施例3における半導体装置500を示す平面図である。
半導体装置500は、多層化された配線層を有し、同図に示すように、電源配線510と集積回路ブロック520とを備えて構成されている。
集積回路ブロック520には半導体装置500の外部からIOパッド(図8では省略)を通して電源配線510によって電源が供給されている。電源配線510が使用する配線層には信号配線530も通っている。電源配線510は第2の配線として他の信号配線530(第1の配線)よりもシート抵抗値が低い金属を使用している。実施例3では、電源配線510には第2の配線として銅を、信号配線530には第1の配線としてアルミニウムを使っている。
なお、シート抵抗値の低い素材とシート抵抗値の高い素材との組み合わせは銅とアルミニウム以外のものでも構わない。
上記のような構成により、電源配線510の抵抗値を小さくできるので集積回路ブロック520の一部で瞬時に大きな電流を消費するような事態が起きても、電源配線510における電圧変動は小さくて済むので、半導体装置510の安定動作を達成できる。
(実施例3−2)
なお、本実施例3では、集積回路ブロック520へ電源供給する電源配線510について述べたが、集積回路ブロック520を半導体装置に搭載するアナログ回路520としこのアナログ回路520へ電源を供給する電源配線510についても同様のことが言える。
ディジタル回路と共に半導体装置に搭載されるアナログ回路の電源は、通常ディジタル回路とは分離された電源でIOパッドから配線されている。これは、一般的にアナログ回路の電源には、デジタル回路からのノイズを避けて、できるだけIOパッドから電圧降下がない状態で電源が供給されることが望まれるからである。
(実施例3−3)
実施例1から3においては、配線について述べたが、コンタクトについても同様のことが言える。例えば、図2において第1のコンタクト170を第2のコンタクト180よりもシート抵抗値の高い金属で構成して遅延を稼ぐようなことを行なってもよい。
(実施例4)
図9は実施例4における複数の配線層を有する半導体装置600を示す平面図である。半導体装置600は、多層化された配線層を有する。図9はある1つの配線層610のみを上から平面的に見た図である。図9で示すように、配線層610は、第2の配線である信号配線620と、電気的に拡散層に接続されていない第1の配線630とを備えて構成されている。第1の配線630は、配線層610を上から見たときに、配線層610の全ての場所において面積に占める配線の面積率を規定値以内に収めるために挿入されている。これは配線の面積率を規定値以内に収めることで、エッチング時における溝の掘り具合を均一化して製造ばらつきを抑制するために行なっている。
通常、半導体装置は回路の配置され方によって配線の粗密に大きな偏りが出るため、第1の配線630の挿入は必須である。本発明において第1の配線630は第2の配線である信号配線620よりも安価な金属である。上記のように構成された半導体装置600では、配線層610を単価の安い金属を多用することによってコスト削減を図ることができる。
(実施例5)
図10は実施例5における複数の配線層を有する半導体装置700の製造方法を示している。半導体装置700のある配線層の配線を、まず(a)に示すように周囲を層間絶縁膜701で囲まれているコンタクト710と接続する配線の場所をエッチングして第1の溝720を形成する。次に(b)に示すように第1の溝720を第1の素材である銅で埋めて第1の配線730を形成する。次に(c)に示すようにコンタクト740と接続する配線の場所をエッチングして第2の溝750を形成する。次に(d)に示すように第2の溝750を銅よりもシート抵抗値の高い第2の素材であるアルミニウムで埋めて第2の配線760を形成する。最後に(e)に示すように平坦化の処理等を経て配線層の上に絶縁膜770を形成する。
上記のような半導体装置の製造方法によって、同じ配線層に異なるシート抵抗値の第1、第2の配線730,760を形成することができる。そのため、配線の遅延を稼ぎたい、配線の遅延を小さくしたい等の目的に応じて配線を形成する金属を変えて配線を形成すれば、所望の遅延値が得られる。なお、本実施例5では銅とアルミニウムとを使用したが、その他の素材の組み合わせでも構わない。なお、本実施例5では半導体装置の配線の製造方法について述べたが、コンタクトの製造方法についても同様のことが言える。
(実施例6)
図11は実施例6における複数の配線層を有する半導体装置800の製造方法を示している。半導体装置800のある配線層の配線のうち、まず(a)に示すように第2の素材である銅を配線層を形成する絶縁膜801の平面に噴霧して第2の配線810を形成する。
次に(b)に示すように、銅よりも抵抗値が高い第1の素材であるタングステンを配線層を形成する平面に噴霧して第1の配線820を形成する。最後に(c)に示すように第1の配線810と第2の配線820とを絶縁するために絶縁体を噴霧して絶縁膜830を形成する。
上記のような半導体装置の製造方法によって、同じ配線層に異なるシート抵抗値の第1、第2の配線810,820を形成することができる。そのため、配線の遅延を稼ぎたい、配線の遅延を小さくしたい等の目的に応じて配線を形成する金属を変えて配線を形成すれば、所望の遅延値が得られる。なお、本実施例5では銅とタングステンとを使用したが、その他の素材の組み合わせでも構わない。なお、本実施例5では半導体装置の配線の製造方法について述べたが、コンタクトの製造方法についても同様のことが言える。
(実施例7)
図12は実施例7における複数の配線層を有する半導体装置において、ホールド時間を満たしていない箇所の配線の素材を変更することができる配線装置のフローチャートについて示している。図12に示すように、まず半導体装置からホールド時間違反を起こす箇所の抽出を行なう工程900を実施する。次に、ホールド違反箇所が違反でなくなるために配線の抵抗値をどれだけ上げればよいかの計算を行なう工程910を実施する。最後に、どれだけ抵抗値を上げるかの結果に基づいて、その計算結果と等しくなるように配線をシート抵抗値の低い素材から高い素材に変更を行なう工程920を実施する。
この配線装置を使って配線の素材の変更が行なわれた半導体装置は、ある配線層に異なるシート抵抗値の配線が存在する。
上記の配線装置よって、他の配線のタイミングに影響を与えずに配線抵抗を稼ぎたい箇所の配線の変更が容易に行なえる。
なお、本実施例では、配線遅延を稼ぎたい箇所の配線の変更について述べたが、逆に配線遅延を小さくしたい箇所の配線を、シート抵抗値の高い配線からシート抵抗値の低い配線に変更する配線装置についても同じことが言える。
本発明は、配線混雑を起こさないで配線遅延を大きくしたり小さくしたりする効果を有していて、高集積化を目指す半導体装置に有用である。
また本発明は、1つの配線層に2つの異なるシート抵抗の配線を形成できるという効果を有していて、タイミングが厳しい半導体装置に有用である。
また本発明は、ある配線の遅延値を他の配線のタイミングに影響を与えずに変更できる効果を有していて、微細化されたプロセスで設計する半導体装置の設計に有用である。
図1は本発明の実施例1における半導体装置の平面図である。 図2は本発明の実施例1における半導体装置の立体図である。 図3は本発明の実施例1におけるタイミングチャートである。 図4は本発明の実施例2における半導体装置の立体図である。 図5は本発明の実施例2におけるタイミングチャートである。 図6は本発明の実施例2における半導体装置の平面図である。 図7は本発明の実施例2における半導体装置の平面図である。 図8は本発明の実施例3における半導体装置の平面図である。 図9は本発明の実施例4における半導体装置の立体図である。 図10は本発明の実施例5における半導体装置の製造方法の工程図である。 図11は本発明の実施例6における製造方法の工程図である。 図12は本発明の実施例7における製造方法の工程図である。 図13は本発明の実施例1においてバッファ素子を設ける例を示す平面図である。 図14は本発明の実施例1において配線を引き回した例を示す平面図である。 図15は従来の技術における半導体装置の平面図である。
符号の説明
100半導体装置
110、111フリップフロップ
120スキャンチェーン配線
121信号配線
130、140、150配線
160、170、180、190コンタクト

Claims (26)

  1. 多層化された配線層を有し、
    第1の配線層が、第1の配線と第2の配線とを備え、
    第1の配線と第2の配線は、互いにシート抵抗値が異なることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1の配線と第2の配線は、電気的に接続可能な素材により構成されている、ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. データ記憶装置と論理回路素子とを備え、
    第1の配線は第2の配線よりもシート抵抗値が高く、
    データ記憶装置同士を接続する信号線には論理回路素子が3個以下挿入されており、
    その信号線は第1の配線で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. スキャン機能付きのデータ記憶装置を備え、
    第1の配線は第2の配線よりもシート抵抗値が高く、
    データ記憶装置のスキャンチェーン配線が第1の配線で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  5. 通常動作時には異なるクロック周波数で動作しスキャンモード時には同一周波数で動作する2つのデータ記憶装置を備え、
    第1の配線は第2の配線よりもシート抵抗値が高く、
    前記両データ記憶装置同士を接続する信号線が第1の配線で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  6. 第1、第2の集積回路ブロックを備え、
    第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、
    前記両集積回路ブロックを接続する信号線が、第2の配線で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  7. メモリセル内のアクセストランジスタと、
    このアクセストランジスタをオン・オフさせるワード線とを有し、
    第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、
    ワード線は、第2の配線で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  8. データを保持するメモリセルと、
    メモリセルが接続されているビット線とを有し、
    第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、
    ビット線が、第2の配線で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  9. 第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、
    クロック配線を備え、
    このクロック配線が、第2の配線で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  10. 第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、
    電源配線を備え、
    この電源配線が、第2の配線で構成されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  11. 第2の配線は第1の配線よりもシート抵抗値が低く、
    電源配線が、アナログ回路の電源配線である、ことを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 第1の配線若しくは第2の配線のうち、その一部若しくは全部が電気的に拡散層に接続されていないことを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  13. 多層化された配線層を有し、
    第1の配線層と第2の配線層を接続するコンタクトが、第1のコンタクトと第2のコンタクトとを備え、
    第1のコンタクトと第2のコンタクトは互いにシート抵抗値が異なることを特徴とする半導体装置。
  14. 第1のコンタクトと第2のコンタクトは電気的に接続可能な素材により構成されている、ことを特徴とする請求項13記載の半導体装置。
  15. データ記憶装置と論理回路素子とを備え、
    第1のコンタクトは第2のコンタクトよりもシート抵抗値が高く、
    データ記憶装置同士を接続する信号線には前記論理回路素子が3個以下挿入されており、
    前記信号線は第1のコンタクトで構成されている、ことを特徴とする請求項13または14記載の半導体装置。
  16. スキャン機能付きデータ記憶装置を備え、
    第1のコンタクトは第2のコンタクトよりもシート抵抗値が高く、
    データ記憶装置のスキャンチェーン配線が、第1のコンタクトで構成されている、ことを特徴とする請求項13または14記載の半導体装置。
  17. 通常動作時には異なるクロック周波数で動作しスキャンモード時には同一周波数で動作する2つの前記データ記憶装置を備え、
    第1のコンタクトは第2のコンタクトよりもシート抵抗値が高く、
    前記両データ記憶装置同士を接続する信号線が、第1のコンタクトで構成されている、ことを特徴とする請求項13または14記載の半導体装置。
  18. 第1の集積回路ブロックと第2の集積回路ブロックとを備え、
    第2のコンタクトは第1のコンタクトよりもシート抵抗値が低く、
    第1の集積回路ブロックと第2の集積回路ブロックとの間を接続する信号線が、第2のコンタクトで構成されている、ことを特徴とする請求項13または14記載の半導体装置。
  19. 第2のコンタクトは第1のコンタクトよりもシート抵抗値が低く、
    クロック配線を備え、
    このクロック配線が、第2のコンタクトで構成されている、ことを特徴とする請求項13または14記載の半導体装置。
  20. 第2のコンタクトは第1のコンタクトよりもシート抵抗値が低く、
    電源配線を備え、
    この電源配線が、第2のコンタクトで構成されている、ことを特徴とする請求項13または14記載の半導体装置。
  21. 第2のコンタクトは第1のコンタクトよりもシート抵抗値が低く、
    電源配線が、アナログ回路の電源配線である、ことを特徴とする請求項20記載の半導体装置。
  22. 第1のコンタクト若しくは第2のコンタクトのうち、その一部若しくは全部が電気的に拡散層に接続されていないことを特徴とする請求項13または14記載の半導体装置。
  23. 層間絶縁膜をエッチングして第1の溝を形成し、導電性を持つ第1の素材を第1の溝に埋める工程と、
    前記層間絶縁膜の第1の溝以外の場所をエッチングして第2の溝を形成し、第1の素材とはシート抵抗値が異なりかつ導電性を持つ第2の素材を前記第2の溝に埋める工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  24. 導電性を持つ第1の素材を平面上に噴霧し第1のレイアウトパターンを形成する工程と、
    第1の素材とはシート抵抗値が異なりかつ導電性を持つ第2の素材を前記平面と同一平面上に噴霧し第2のレイアウトパターンを形成する工程と、
    前記第1のレイアウトパターンと第2のレイアウトパターンを絶縁するための絶縁体を前記平面に噴霧し絶縁膜を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  25. 半導体装置の設計を行なう配線装置において、
    前記半導体装置からホールド時間違反を起こす箇所の抽出を行なう工程と、
    ホールド時間違反箇所が違反で無くなるために配線の抵抗値をどれだけ上げればよいかの計算を行なう工程と、
    どれだけ抵抗値を上げるかの計算結果と等しくなるように配線をシート抵抗値の低い素材から高い素材に変更を行なう工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の配線装置。
  26. 半導体装置の設計を行なう配線装置において、
    前記半導体装置からセットアップ時間違反を起こす箇所の抽出を行なう工程と、
    セットアップ時間違反箇所が違反で無くなるために配線の抵抗値をどれだけ下げればよいかの計算を行なう工程と、
    どれだけ抵抗値を下げるかの計算結果と等しくなるように配線をシート抵抗値の高い素材から低い素材に変更を行なう工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の配線装置。
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