JP2007102864A - 光ディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法 - Google Patents
光ディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007102864A JP2007102864A JP2005288803A JP2005288803A JP2007102864A JP 2007102864 A JP2007102864 A JP 2007102864A JP 2005288803 A JP2005288803 A JP 2005288803A JP 2005288803 A JP2005288803 A JP 2005288803A JP 2007102864 A JP2007102864 A JP 2007102864A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical disc
- optical
- signal
- focus
- laser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B23/00—Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
- G11B23/38—Visual features other than those contained in record tracks or represented by sprocket holes the visual signals being auxiliary signals
- G11B23/40—Identifying or analogous means applied to or incorporated in the record carrier and not intended for visual display simultaneously with the playing-back of the record carrier, e.g. label, leader, photograph
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/002—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier
- G11B7/0037—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the shape or form of the carrier with discs
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0901—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
- G11B7/0903—Multi-beam tracking systems
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0908—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
【課題】レーベル面に情報を書込み際に、フォーカスサーボに使用される検出信号ノイズを低減させ、フォーカスサーボを安定にさせることができるディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法を提供する。
【解決手段】光ピックアップ65からのレーザによる光ディスク61上の光学スポットのうち、書込み用のメインスポット及びサブビームによって形成されるサブスポットの両方を用いて、フォーカスエラーを検出する。
【選択図】 図8
【解決手段】光ピックアップ65からのレーザによる光ディスク61上の光学スポットのうち、書込み用のメインスポット及びサブビームによって形成されるサブスポットの両方を用いて、フォーカスエラーを検出する。
【選択図】 図8
Description
本発明は、光ディスクのレーベル面にレーザを使って文字などを記録する場合に、レーザのフォーカス方向に光学ヘッドを適切に制御できる光ディスク装置および光ディスク装置のフォーカス検出方法に係る。
光ディスク装置のレーザ光を利用して、光ディスクのレーベル面に画像形成を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
当該技術では、光ディスクのレーベル面(一般的にデータを記録する記録面とは逆の面)に絵文字等を記録する場合、レーベル面の記録では、記録層の表面粗さが大きいことによりフォーカスエラー信号のノイズが大きくなり、またレーベル面とは逆の通常の情報記録層に対する記録とピックアップを共用するため、最適フォーカス点が大きくずれることとなる。このため、フォーカスサーボが安定して実行できない。
また、レーザによる光スポットを適切に光ディスク面に制御させるために、フォーカスサーボが用いられる。このフォーカスサーボの方式には2種類があり、一つは、クローズドループ方式で、リアルタイムに制御される。一般的にフォーカスサーボと呼ばれている方式である。もう一つは、オープンループ方式で、ある時間間隔で、見直しを測るためリアルタイムでは制御されない。フィードフォワード方式と呼ばれている。
特開2003−203348号公報。
上述した従来の技術において、光ディスクとレーザ光の相対移動を行う場合には、光ディスクを回転させる技術が採用されている。
当該技術の場合、光ディスクの基板を透過してスポットを形成するように構成された光学系を使って光ディスクの表面に集光しようとしても、収差によりスポット径が大きくなってしまうと同時にフォーカスエラー信号の対称性が崩れる問題が生じる。また、光ディスクのレーベル面は、シルク印刷などにより表面精度が悪化するため、フォーカスエラー信号に表面粗さに対応した信号が大きく現れる。これらの要因により、安定したフォーカスサーボが達成困難な問題が生じることになる。
また、光ディスクの表面のフォーカス深度は、10〜30um前後であり、光ディスクの面振れは、一般的なCD光ディスクで、0.5mm位を想定する必要があり、フォーカスサーボオフでは実用に耐えられない。さらにフォーカスエラー信号は、S字の端であるため、またS字信号が荒れているためにリアルタイムのフォーカスサーボが安定しない。フィードフォワード方法においても、反射光信号が荒れているため、最大値が安定して検出できないという問題がある。
本発明の目的は、フォーカスサーボに使用される検出信号ノイズを低減させ、フォーカスサーボを安定にさせることができるディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本願発明の一態様によれば、光ディスクのレーベル面に光ピックアップのレーザを用いて所定の情報を書き込む光ディスク装置であって、前記レーザによって前記光ディスクのレーベル面に、書込み用の光スポットを形成する手段と、フォーカス検出用の光スポットを形成する手段を有し、前記フォーカス検出用の光スポットの面積を、前記書込み用の光スポットの面積より大きくすることを特徴とする光ディスク装置が提供される。
このため、フォーカスサーボに使用される検出信号ノイズを低減させ、フォーカスサーボを安定にさせることができる。
本発明を用いることにより、レーベル面に情報を書込み際に、フォーカスサーボに使用される検出信号ノイズを低減させ、フォーカスサーボを安定にさせるディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法を提供することができる。
(第1実施形態)
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、ノート型のパーソナルコンピュータを示した模式図である。パーソナルコンピュータ10は、本発明の光ディスク装置である、例えばDVDドライブ等の内蔵型のスリム型光ディスク装置11(図においては光ディスク装置のトレイが出ている状態を示している)を搭載している。このコンピュータ10には、光ディスク装置11に対し、光ディスクに記録するための情報や光ディスクから再生した情報を記憶する半導体メモリやハードディスク装置と、光ディスクへの情報の記録や再生を指示すると共に、これらの情報を処理するためのCPU等を備えている。
光ディスク装置11は、図2に示すように、イジェクトボタン11aを備えており、このイジェクトボタン11aを押下する等により、ドロワー部11bが図3に示すように射出される。
図4は、本発明に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
光ディスク装置11にセットされた光ディスク61は、ユーザデータを記録可能な光ディスクあるいは読出し専用の光ディスクであるが、この実施形態では記録可能な多層構造の光ディスクとして説明する。なお、情報記録面を多層構造で有する光ディスクとしては、DVD−R等が挙げられるが、これに限らず多層記録可能な光ディスクであればよい。
光ディスク61の情報記録面には、スパイラル状にランドトラックおよびグルーブトラックが形成されている。この光ディスク61はスピンドルモータ63によって回転駆動される。
光ディスク61に対する情報の記録、再生は、光ピックアップ65(図中左側の破線で囲んだ部分)によって行われる。光ピックアップ65は、スレッドモータ66とギアを介して連結されており、このスレッドモータ66はスレッドモータ制御回路68により制御される。
図中のスレッドモータ66の下部に位置する速度検出回路69は、光ピックアップの移動速度を検出するものであり、上述のスレッドモータ制御回路68に接続されている。速度検出回路69により検出される光ピックアップ65の速度信号がスレッドモータ制御回路68に送られる。また、スレッドモータ66の固定部に、図示しない永久磁石を設けており、駆動コイル67がスレッドモータ制御回路68によって励磁されることにより、光ピックアップ65が光ディスク61の半径方向に駆動する。
光ピックアップ65には、図示しない例えばワイヤあるいは板バネによって支持された対物レンズ70が設けられる。対物レンズ70は、駆動コイル71、72の駆動によりトラッキング方向(レンズの光軸と直交する方向)およびフォーカシング方向(レンズの光軸方向)への移動が可能である。
変調回路73は、光ディスク61への情報記録する場合、ホスト装置94からインターフェース回路93およびバス89を介して記録する情報信号を受け、これを光ディスク61の規格に定められた変調方式(例えば8−16変調)にて変調する。レーザ駆動回路75は、光ディスク61への情報記録時(マーク形成時)に、変調回路73から供給される変調データに基づいて書込み用信号を半導体レーザダイオード79に供給する。またレーザ駆動回路75は、情報再生時には書込み用信号より小さい読取り用信号を半導体レーザダイオード79に供給する。
半導体レーザダイオード79は、レーザ駆動回路75から供給される信号に応じてレーザ光を発生する。半導体レーザダイオード79から発せられるレーザ光は、コリメータレンズ80、ハーフプリズム81、対物レンズ70を介して光ディスク61上に照射される。光ディスク61からの反射光は、対物レンズ70、ハーフプリズム81、集光レンズ82、シリンドリカルレンズ83を介して光検出器84に導かれる。
光検出器84は、例えば4分割の光検出セル84a〜84dから構成されている。光検出器84の各光検出セル84a〜84dの出力信号は、それぞれ電流/電圧変換用のアンプ85a〜85dを介して、光検出セル84aと光検出セル84cの出力を加算する加算器86a、光検出セル84bと光検出セル84dの出力を加算する加算器86b、光検出セル84aと光検出セル84dの出力を加算する加算器86c、光検出セル84bと光検出セル84cの出力を加算する加算器86dに供給される。加算器86a、86bの出力は差動アンプOP2に供給され、加算器86c、86dの出力はOP1に供給される。
差動アンプOP2は、加算器86a、86bの両出力信号の差に応じた、フォーカスエラー信号FEを生成する。このフォーカスエラー信号FEは、フォーカシング制御回路87に供給される。フォーカシング制御回路87の出力信号は、フォーカシング駆動コイル72に供給される。供給されたフォーカシング制御回路87の出力信号に基づいて、レーザ光が光ディスク61の記録面上に常時ジャストフォーカスとなる制御がなされる。
差動アンプOP1は、加算器86c、86dの両出力信号の差に応じたトラッキングエラー信号TEを生成する。このトラッキングエラー信号TEはトラッキング制御回路88に供給され、トラッキング制御回路88では、このトラッキングエラー信号TEに応じてトラッキング駆動信号を生成する。トラッキング制御回路88から出力されるトラッキング駆動信号は、対物レンズ70を光軸と直交する方向へ駆動する駆動コイル71に供給される。供給されたトラッキング駆動信号に基づいて、レーザ光が光ディスク61の記録面上の所定箇所に照射される制御がなされる。また、トラッキング制御回路88で用いられるトラッキングエラー信号TEが、スレッドモータ制御回路68にも供給される。
以上のようにフォーカシング制御およびトラッキング制御がなされることで、光検出器84の光検出セル84a〜84dの出力信号の和信号、つまり加算器86c、86dの両出力信号を加算する加算器86eの出力和信号RFによって、記録情報に忠実な信号を得ることができる。この出力和信号RFは、データ再生回路78に供給される。
次に、図4の最下部に位置するデータ再生回路78は、PLL回路76からの再生用クロック信号に基づき、読み出された記録データを再生する。さらにデータ再生回路78は、信号RFの振幅を測定する測定機能を有し、その測定値は、バス89を介してCPU90に出力される。
スレッドモータ制御回路68は、スレッドモータ66を制御し、対物レンズ70が光ピックアップ65内の中心位置近傍に位置するように光ピックアップ65の本体を移動させる。
また、モータ制御回路64、スレッドモータ制御回路68、変調回路73、レーザ駆動回路75、PLL回路76、データ再生回路78、フォーカシング制御回路87、トラッキング制御回路88等は、1つのLSIチップ内に構成することができ、これら回路は、バス89を介してCPU90によって制御される。CPU90は、インターフェース回路93を介してホスト装置94から供給される動作コマンドに従って、この光ディスク記録再生装置を総合的に制御する。またCPU90は、RAM91を作業エリアとして使用し、ROM92に記録されたこの発明の実施に係る処理を含むプログラムに従って、所定の制御を行う。
次に、本発明の光ディスク装置を適用した光ディスク装置のフォーカス制御方法について、図5〜図9を用いて説明する。
図5は、本発明の第1実施形態に係る光ディスク装置の光学系の構成を示した模式図である。本実施形態では、3ビームを使用したDPP(作動プッシュプル)方式を示している。
光ディスク装置の光学系は、レーザダイオード100、グレーティング102、プリズム104、フロントモニタ106、コリメータレンズ108、シリンドリカルレンズ110、フォトディテクタ112、対物レンズ114から構成されている。
<光ディスクへの情報記録時>
以下、図4、図5、図9を参照して説明する。
以下、図4、図5、図9を参照して説明する。
レーザダイオード100から出射した光は、3ビーム(図9参照:トラック160上に配置される1つのメインビーム162と2つのサブビーム164、166)に分割するためのグレーティング102を通過し、半透明であるプリズム104で2つの分割される。分割された内の1つの光は、透過しフロントモニタ106に至り、分割されたもう一方の光は、反射してコリメータレンズ108に入射する。
フロントモニタ106の出力は、APC回路で、再生/記録/消去などのタイミングでサンプルホールドされ、それぞれの基準と比較され、その誤差信号に応じて所望のパルスタイミングにて、レーザ駆動回路75によりレーザダイオード100を駆動する。
一方、コリメータレンズ108で、平行光に変換された光は、対物レンズ114により集光され光ディスク61の情報面に照射される。
光ディスク61で反射された光は、対物レンズ114、コリメータレンズ108、プリズム104を通過し、非点収差法のためのシリンドリカルレンズ110を通過し、フォトディテクタ112に照射される。
フォトディテクタ112の出力は、情報の再生または、記録された情報の消去の反射信号を得るために所定のタイミングでサンプルホールドされた後、演算処理され、フォーカスエラー、トラッキングエラー、全反射信号、フォーブリング信号などの各種信号をRFアンプで得る。
フォーカスエラー信号FEは、上述したフォーカシング制御回路87で、特性補償され、アクチュエータの駆動コイル72によりフォーカス駆動し、対物レンズ114を光ディスク61方向に駆動する。トラッキングエラー信号TEは、上述したトラッキング制御回路88で、特性補償され、対物レンズ114を光ディスク61の半径方向に駆動する。なお、フォーブリング信号は、図示しないRFアンプで、ATIP(Absolute Time In Pre-groove)信号を分離し情報信号処理をされ、アドレス信号などのATIP情報を得て、コントローラで読み取り、光ディスク61情報を得る。
また、スピンドルモータ63の回転は、CAV(Constant Angular Velocity)制御では、FG信号(回転信号)が所望の周波数になるように基準周波数と比較され、その誤差信号で、スピンドルモータ63が駆動される。CLV制御では、フォーブル周波数と基準周波数とを比較(周波数と位相を比較)し、その誤差信号でスピンドルモータ63を駆動する。
光ディスク61への記録データは、図4に示すように、ホスト装置94よりインターフェース回路93およびバス89を介して受け取り、所定の付加情報を加えて所望のフォーマットにエンコードする。そして、フォーブリング信号に応じたタイミングで、レーザ駆動回路75によりレーザダイオード100を駆動する。なお、シーク動作やフォカスサートなどの動作説明は、省略する。
<光ディスクのレーベル面への書込み時>
以下、図4、図5を参照して説明する。なお、光ディスクのレーベル面とは、通常の情報記録面とは逆の面のことをいう。
以下、図4、図5を参照して説明する。なお、光ディスクのレーベル面とは、通常の情報記録面とは逆の面のことをいう。
スピンドルモータ63は、FG信号と基準周波数を比較して、その誤差信号で駆動される。基準周波数は、光ピックアップ65の光ディスク61の半径方向の位置に応じてコントローラが変更し、CAV動作をさせる。
光ディスク61の半径方向の位置(目的記録の光ディスク位置)は、ホスト装置94よりインターフェース回路93およびバス89を介してコントローラに伝達される。
フォーカシング制御回路87によるフォーカス制御は、光ディスク61のFG信号により光ディスク61の1回転の角度情報を得るとともに、光ディスク61からのLVL(反射光)が最大になる駆動信号を生成する。ここでは、光ディスク61の1回転を数分割したフォーカス駆動信号をコントローラのメモリにFG信号に基ずいて記憶し、記憶した信号をFG信号に基ずいて順次呼び出して駆動コイル72を駆動する。
図6は、光ディスク61の表面が記録面(ミラー面)である場合のフォーカスエラー信号と反射光信号の測定結果を示した模式図である。
図7は、図6と同一条件下で光ディスク61の表面がレーベル面である場合のフォーカスエラー信号と反射光信号の測定結果を示した模式図である。図7からわるようにS/Nが悪いと精度が低下し、ノイズの原因は光ディスク表面の粗さであることがわかる。
光ディスク61の1回転のフォーカス駆動信号の学習は、光ディスク61の半径位置が異なるほど誤差が生じる。このため、記録する光ディスク位置がある程度異なった場合には、一旦記録を停止し、上述した学習を行い、以後新しいフォーカス駆動信号生成をして記録を継続する。なお、トラック方向の制御は、光ピックアップ65に装着した図示しないピックアップ位置検出器による位置情報を用いて行う。
光ディスク61のトラックは、同心円状の記録であり、レーベル面に記録する記録画像(絵文字等)は、半径によって密度を変更する必要がある。この変換は、パーソナルコンピュータ等に搭載されているアプリケーションが行う。したがって、コントローラは、各トラックの1回転分ずつのデータをホスト装置94から受け取る。
各トラックの位置は、図示しないピックアップ位置検出器の出力と基準信号を比較することによって制御される。比較結果は、TE信号に替えて一制御に対応した特性に変換し、トラッキング制御回路88に与えられ、駆動コイル72を駆動する。しかし、駆動コイル72の変位は、ピックアップ位置検出には、反映されない。つまりフィードバックループを構成していない。
また、送りモータを駆動して光ピックアップ65を移動させる。このため光ピックアップ65の位置は、フィードバックループを構成しているため、位置検出器の出力と基準信号とが一致するように動作する。
この際摩擦などの影響により定常誤差が生じる。この誤差信号は、駆動コイル72に伝達され、スポット位置が補正され、定常誤差を補償する。
光ディスク61上の回転位置は、所定の基準位置を設定し1回転に1回の信号をFG信号から生成する。または、光ディスクにマークを付けておき、ピックアップで読み取りそのタイミングをFG信号に基づいてメモリに記憶しておき、FG信号で読み出して使用してもかまわない。コントローラは、光ディスク61のレーベル面の所定のトラックから、上記基準位置に基づいて書込みを行い、1トラックの書込みが終了したら、次のトラックへ移動して書込み動作を行う。この繰り返しでレーベル面に文字や画像を書き込む。
また、フォーカスの検出は、書込み動作時には行わない。光ディスク61のレーベル面に書込みを行う場合、レーザを照射した部分をコントラストを得るために黒色(反射光が無い状態)にする必要があり、光ディスク61からの反射光が得られないためである。
このため、レーベル面の全面に書込みを行う場合を想定すると、記録する前に光ディスク61のフォーカス方向の振れを測定し、測定値を記憶しておき、光ディスク61への記録時に、記憶した測定値に基づいて駆動コイル72を駆動させるオープンサーボを使用する(フィードフォワード法とも言う)。
フォーカス駆動信号を学習する方法としては2つの方法が考えられる。
1つ目の方法としては、フォーカスサーボを掛けておき、この時のフォーカス駆動信号をFG信号タイミングで記憶し、記録時の記憶信号でフォーカスアクチュエータを駆動する場合について説明する。
図6に示すように、フォーカスエラー信号の中心とLVLの最大値が一致しない問題と、図7に示すように、光ディスクのレーベル面の表面の粗さが信号に現れてしまう問題がある。
2つ目の方法としては、光ディスク1周を数分割のタイミングで光ディスクの面振れをサンプリングし、その情報により駆動信号を生成する。
この方法の場合、サンプリングするためには、LVLの最大値とフォーカス駆動信号の一致をさせるために、フォーカスサーチをする必要がある。すなわち、LVLが最大かどうかは、その前後に位置をずらし判別する。このサーチ速度は、図7に示すように、LVLの荒さを平均するために、遅くする必要がある。
図8は、LVLとフォーカスエラー信号FEの演算処理を示したブロック図である。
レーザダイオード100より出射した光は、3ビーム(メインビーム1、サブビーム2)となり光ディスク61で反射される。このうち、メインビームは、フォトディテクタ112であるA,B,C,D(112a)に照射される。また2つのサブビームは、それぞれフォトディテクタ112であるF1、F2、F3,F4(112b)及びE1,E2,E3,E4(112c)に照射される。
光ディスク61からの反射光である光スポットを捉えるように構成している。
図8に示したFE信号150は、以下の演算により得られる。
(A+C)−(B+D)+
(F1+F3)−(F2+F4)+
(E1+E3)−(E2+E4)
また、LVL信号152は、以下の演算により得られる。
(F1+F3)−(F2+F4)+
(E1+E3)−(E2+E4)
また、LVL信号152は、以下の演算により得られる。
(A+B+C+D)+
(F1+F2+F3+F4)+
(E1+E2+E3+E4)
なお、フォーカシング制御のための光スポット面積の拡大に関しては、メインビームだけでなく、トラッキング制御用のサブビームも使って行うため、包括的に大きな光スポットをもってフォーカシング制御を行っていることと同義になる。これによりレーベル面の粗さの影響を低減させ、良好なフォーカシング制御が可能になる。
(F1+F2+F3+F4)+
(E1+E2+E3+E4)
なお、フォーカシング制御のための光スポット面積の拡大に関しては、メインビームだけでなく、トラッキング制御用のサブビームも使って行うため、包括的に大きな光スポットをもってフォーカシング制御を行っていることと同義になる。これによりレーベル面の粗さの影響を低減させ、良好なフォーカシング制御が可能になる。
また、記録に供するメインビームに比べ、記録しないサブビームは、光強度が1/10となり異なる。この強度の違いは、ピックアップそれぞれで異なるため、図8に示したK1およびK2で信号レベルを最適化する。
この最適化手法は、FEまたは、LVLのリップルを監視して、最小になるようにコントローラ140で調整する。
また加算比率は、コントローラ140により、K1、K2の比率を変えるように構成している。加算比率は、FEおよびLVLのノイズが最も少なくなるように決定されるが、K1およびK2は、あらかじめ決定しておくこともできる。また、光ディスク61が変わった場合ごとに学習しても良い。この場合、FEおよびLVLをHPFを通過させた後のノイズレベルを考慮してK1およびK2を最適な値に制御する。
以上より、通常の情報記録面においてフォーカシング制御に使用するメインビームの光スポット面積に対して、レーベル面に書込みを行う場合にはメインビームとトラッキング制御用の2つのサブビームの各光スポットを合わせて使用するため、フォーカス状態を監視するビームの面積を大きくすることができ、検出信号のノイズを低下させることができる。また、情報記録用の光学系をレーベル書込み時に共用することができる。
(第2実施形態)
図10は、本発明の第2実施形態に係る光学系の構成を示した模式図である。なお、第1実施形態と同様の構成は同符号を付し、詳細な説明を前述に譲る。第2実施形態の第1実施形態との相違点は、第1実施形態に比べて、プリズム122、アパーチャ118、レーザダイオード120が追加されている点である。すなわち、記録系と再生系の光学系を独立した構成としている
以上のような構成において、フォーカス学習時には、レーザダイオード100をOFFし、レーザダイオード120をONする。レーザダイオード120の光は、アパーチャ118にて絞られ、NA(開口率)を小さくし、光ディスク61上の読み取りスポットサイズを大きくする。そして、光ディスク61からの反射光をフォトディテクタ112に集光させ、FE信号とLVL信号を得る。なお、スポットサイズは、λ/NAとなるため、NAを小さくする構成または手段を用いればよい(λ:波長)(NA:開口率)。
図10は、本発明の第2実施形態に係る光学系の構成を示した模式図である。なお、第1実施形態と同様の構成は同符号を付し、詳細な説明を前述に譲る。第2実施形態の第1実施形態との相違点は、第1実施形態に比べて、プリズム122、アパーチャ118、レーザダイオード120が追加されている点である。すなわち、記録系と再生系の光学系を独立した構成としている
以上のような構成において、フォーカス学習時には、レーザダイオード100をOFFし、レーザダイオード120をONする。レーザダイオード120の光は、アパーチャ118にて絞られ、NA(開口率)を小さくし、光ディスク61上の読み取りスポットサイズを大きくする。そして、光ディスク61からの反射光をフォトディテクタ112に集光させ、FE信号とLVL信号を得る。なお、スポットサイズは、λ/NAとなるため、NAを小さくする構成または手段を用いればよい(λ:波長)(NA:開口率)。
以上より、記録系と再生系の光学系を独立した構成としているため、光ディスク61表面で、FE信号のセンターとLVLの最大をほぼ等しくできる。また、読み取りスポットサイズを大きくすることができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…コンピュータ、11…光ディスク装置、11a…イジェクトボタン、11b…ドロワー部、61…光ディスク、63…スピンドルモータ、64…モータ制御回路、65…光ピックアップ、66…スレッドモータ、67…駆動コイル、68…スレッドモータ制御回路、69…速度検出回路、70…対物レンズ、71.72…駆動コイル、71…駆動コイル、72…駆動コイル、73…変調回路、75…レーザ駆動回路、76…PLL回路、78…データ再生回路、79…半導体レーザダイオード、80…コリメータレンズ、81…ハーフプリズム、82…集光レンズ、83…シリンドリカルレンズ、84…光検出器、84a〜84d…光検出セル、84a…光検出セル、84c…光検出セル、84b…光検出セル、84d…光検出セル、85a〜85d…アンプ、86a…加算器、86b…加算器、86c…加算器、86d…加算器、86a.86b…加算器、86c.86d…加算器、86e…加算器、87…フォーカシング制御回路、88…トラッキング制御回路、89…バス、90…CPU、91…RAM、92…ROM、93…インターフェース回路、94…ホスト装置、100…レーザダイオード、102…グレーティング、104…プリズム、106…フロントモニタ、108…コリメータレンズ、110…シリンドリカルレンズ、112…フォトディテクタ、114…対物レンズ、118…アパーチャ、120…レーザダイオード、122…プリズム、140…コントローラ。
Claims (4)
- 光ディスクのレーベル面に光ピックアップのレーザを用いて所定の情報を書き込む光ディスク装置であって、
前記レーザによって前記光ディスクのレーベル面に、書込み用の光スポットを形成する手段と、フォーカス検出用の光スポットを形成する手段を有し、前記フォーカス検出用の光スポットの面積を、前記書込み用の光スポットの面積より大きくすることを特徴とする光ディスク装置。 - 前記書込み用の光スポットは1つであり、前記フォーカス検出用の光スポットは前記書込み用の光スポットに加えて2つの補助光学スポットからなり、前記フォーカス検出用の光スポットの面積は前記3つの光学スポットを包括した大きさであることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
- 前記2つの補助光学スポットは、前記光ピックアップのレーザによって生成されるトラッキング制御用のサブビームによって形成させることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
- 光ディスクのレーベル面に光ピックアップのレーザを用いて所定の情報を書き込む光ディスク装置のフォーカス制御方法であって、
前記レーザによって前記光ディスクのレーベル面に照射されるフォーカス検出用の光スポットの面積を、前記レーザによって前記光ディスクのレーベル面に照射される書込み用の光スポットの面積より大きくすることを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005288803A JP2007102864A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 光ディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法 |
US11/526,117 US20070076087A1 (en) | 2005-09-30 | 2006-09-25 | Optical disc apparatus |
CNA2006101413399A CN1941103A (zh) | 2005-09-30 | 2006-09-29 | 光盘装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005288803A JP2007102864A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 光ディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007102864A true JP2007102864A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=37901494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005288803A Pending JP2007102864A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 光ディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20070076087A1 (ja) |
JP (1) | JP2007102864A (ja) |
CN (1) | CN1941103A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2010100821A1 (ja) * | 2009-03-03 | 2012-09-06 | パナソニック株式会社 | 情報記録再生装置及び描画方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2716610B2 (ja) * | 1991-10-16 | 1998-02-18 | 三菱電機株式会社 | フォーカス制御装置 |
JP2826252B2 (ja) * | 1993-04-23 | 1998-11-18 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション | 光ディスク・ドライブ及びその信号校正方法 |
JP3991483B2 (ja) * | 1999-01-08 | 2007-10-17 | ソニー株式会社 | ディスクドライブ装置 |
JP2002163830A (ja) * | 2000-11-24 | 2002-06-07 | Toshiba Corp | 光学的収差を利用した光情報処理システムおよび厚みムラのある透明層で保護された記録層を持つ情報媒体 |
JP3858772B2 (ja) * | 2002-06-27 | 2006-12-20 | ヤマハ株式会社 | 光ディスク記録装置 |
JP2004206845A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-07-22 | Yamaha Corp | 光ディスク面認識装置および光ディスク装置 |
JP2006120243A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Tdk Corp | 光ヘッドの焦点ズレ誤差信号検出方法及びそれを用いた光記録再生装置 |
TWI310550B (en) * | 2005-03-16 | 2009-06-01 | Lite On It Corp | Disc focusing control method of optical disc drive |
-
2005
- 2005-09-30 JP JP2005288803A patent/JP2007102864A/ja active Pending
-
2006
- 2006-09-25 US US11/526,117 patent/US20070076087A1/en not_active Abandoned
- 2006-09-29 CN CNA2006101413399A patent/CN1941103A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1941103A (zh) | 2007-04-04 |
US20070076087A1 (en) | 2007-04-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3566701B2 (ja) | 光ディスク記録再生装置 | |
JP4203510B2 (ja) | 光ディスク装置、および光ディスク判別方法 | |
US20060193219A1 (en) | Diffraction grating, optical pickup device, and optical disk apparatus | |
CN100412959C (zh) | 信息记录装置及方法、信息再现装置及方法 | |
US20090010130A1 (en) | Optical disk drive and method of controlling the same | |
JP2007102864A (ja) | 光ディスク装置および光ディスク装置のフォーカス制御方法 | |
JP2005339652A (ja) | 光ディスク、光ディスク装置及びフォーカス最適化方法 | |
JP2009015894A (ja) | 光ディスク装置、光ディスク装置のコントローラ、および光ディスク装置の制御方法 | |
JP2003196860A (ja) | 光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
JP2005346746A (ja) | 光ディスク、光ディスク装置、及び画像記録方法 | |
JP4142972B2 (ja) | 位置制御方法、プログラム及び記録媒体、位置制御装置、並びに光ディスク装置 | |
JP2005116042A (ja) | 回転速度設定方法、プログラム及び記録媒体、並びに光ディスク装置 | |
JP3609791B2 (ja) | フォーカス制御装置と光ディスク装置及びこれらの方法 | |
JP2005092992A (ja) | 光ディスク装置 | |
CN101271694B (zh) | 光学储存媒体的读写方法与光驱 | |
KR100624266B1 (ko) | 홀로그래픽 롬 디스크의 트랙 서보 제어 방법 | |
JP2003248962A (ja) | 光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
JP2008300004A (ja) | 光ディスク装置及びその制御方法 | |
JP4193030B2 (ja) | 光ヘッドおよび記録再生装置 | |
JP2005353195A (ja) | ウォブル信号検出回路及び光ディスク装置 | |
JP2008084492A (ja) | 光ディスク装置、および光ディスクの情報記録層判別方法。 | |
JP2008299961A (ja) | 光ディスク装置、およびフォーカス位置制御方法 | |
JP2003203378A (ja) | 光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
JP2001084627A (ja) | 光ディスク装置と半導体レーザ発振器の制御方法 | |
JP2005129185A (ja) | 光ディスク装置および光ディスクのチルト補正方法 |