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JP2007093715A - レンズ駆動機構、レンズユニット及び撮像装置 - Google Patents

レンズ駆動機構、レンズユニット及び撮像装置 Download PDF

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JP2007093715A JP2005279671A JP2005279671A JP2007093715A JP 2007093715 A JP2007093715 A JP 2007093715A JP 2005279671 A JP2005279671 A JP 2005279671A JP 2005279671 A JP2005279671 A JP 2005279671A JP 2007093715 A JP2007093715 A JP 2007093715A
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Abstract

【課題】 消費電力の増大を来たすことなく可動レンズの位置精度の向上等を図ると共に動作の円滑化を図る。
【解決手段】 2つの駆動モーター18、19の駆動力によって軸回り方向へ回転される2つのリードスクリュー53、53と、該2つのリードスクリューにそれぞれ螺合しリードスクリューの軸方向において離隔して位置されると共に可動部10に少なくとも一方が連結された各一対のナット部56、56、・・・と、該各一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へそれぞれ付勢する2つの付勢手段59、59とを設け、可動部にそれぞれ取付凹部34b、42bを有する2つの取付部34、42を設け、2つの付勢手段の少なくとも一方に弾接部59cを設け、該弾接部と一方のナット部を取付凹部に挿入し、弾接部を取付部の内面に弾接させると共に一方のナット部を取付部の内面に接触させて可動部を弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結した
【選択図】図2

Description

本発明はレンズ駆動機構、レンズユニット及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、リードスクリューに螺合する一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へ付勢する付勢手段を設け、可動レンズの位置精度の向上及び動作の円滑化を図る技術分野に関する。
可動レンズを保持するレンズホルダーを可動レンズの光軸方向や該光軸方向に直交する方向へ移動させるレンズ駆動機構等を備えたレンズユニットは、ビデオカメラやスチルカメラの他、携帯電話等の各種の撮像装置に組み込まれている。
このような撮像装置には、可動レンズがこれを保持するレンズホルダーとともに可動部を構成し、該可動部がレンズ駆動機構によって光軸方向に直交する二つの方向へ移動されて表示画面の像振れを補正するブレ補正が行われるように構成されたものがある。また、撮像装置の種類によっては、レンズ駆動機構によってCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を光軸方向に直交する二つの方向へ移動させてブレ補正が行われるように構成されたものもある。
このようなレンズ駆動機構には、ステッピングモーター等の駆動力によってリードスクリューを回転させ、可動レンズを保持するレンズホルダーに、リードスクリューに螺合するナット部を連結し、該ナット部がリードスクリューの回転方向に応じた方向へ送られることにより可動レンズを光軸方向へ移動させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたレンズ駆動機構にあっては、一方のガイド軸を圧縮コイルバネに挿通し、ガイド軸の一端部が取り付けられた壁部とレンズホルダーに設けられた軸受部(軸受スリーブ)との間に圧縮コイルバネを配置している。このように圧縮コイルバネを用い、該圧縮コイルバネのバネ力によってレンズホルダーをガイド軸の軸方向における一方へ付勢することにより、リードスクリューとナットの間の隙間である所謂バックラッシに起因したレンズホルダーのガタツキを防止するようにしている。
特開2004―341392号公報
ところが、上記した従来の撮像装置にあっては、ガイド軸の一端部が取り付けられた取付壁と軸受部との間に圧縮コイルバネを配置してレンズホルダーをガイド軸の軸方向における一方へ付勢しているため、レンズホルダーの光軸方向における位置によって圧縮コイルバネの可動部に対する付勢力が異なってしまう。
従って、バックラッシによるレンズホルダーのガタツキを防止するためには、圧縮コイルバネによる付勢力が最小となるレンズホルダーの位置を基準として各部の設計をする必要が生じ、圧縮コイルバネの縮み量が大きくなり付勢力が強くなった場合に、ステッピングモーターのトルクをこの強い付勢力に打ち勝つだけの大きさに設定しなければならず、消費電力が増大してしまうと言う問題がある。
また、ステッピングモーター等の駆動力によってリードスクリューを回転させて可動部を光軸方向に直交する第1の方向と第2の方向の二つの方向へ移動させてブレ補正を行うように構成した場合において、可動部を第1の方向と第2の方向に独立して円滑に移動させる必要がある。
そこで、本発明は、上記した問題点を克服し、消費電力の増大を来たすことなく可動レンズの位置精度の向上等を図ると共に動作の円滑化を図ることを課題とする。
本発明レンズ駆動機構、レンズユニット及び撮像装置は、上記した課題を解決するために、駆動源となる2つの駆動モーターと、該2つの駆動モーターの駆動力によってそれぞれ軸回り方向へ回転される2つのリードスクリューと、該2つのリードスクリューにそれぞれ螺合しリードスクリューの軸方向において離隔して位置されると共に上記可動部に少なくとも一方が連結された各一対のナット部と、該各一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へそれぞれ付勢する2つの付勢手段とを設け、可動部にそれぞれ取付凹部を有する2つの取付部を設け、2つの付勢手段の少なくとも一方に弾接部を設け、該弾接部と一方のナット部を取付凹部に挿入し、弾接部を取付部の内面に弾接させると共に一方のナット部を取付部の内面に接触させて可動部を弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結したものである。
従って、本発明レンズ駆動機構、レンズユニット及び撮像装置にあっては、可動部の位置に拘わらず、付勢手段によってナット部を介して可動部に一定の付勢力が付与される。
本発明レンズ駆動機構は、可動レンズ又は撮像素子を有する可動部を可動レンズの光軸方向に直交する第1の方向と第2の方向の二つの方向へ移動させるレンズ駆動機構であって、駆動源となる2つの駆動モーターと、該2つの駆動モーターの駆動力によってそれぞれ軸回り方向へ回転される2つのリードスクリューと、該2つのリードスクリューにそれぞれ螺合しリードスクリューの軸方向において離隔して位置されると共に上記可動部に少なくとも一方が連結された各一対のナット部と、該各一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へそれぞれ付勢する2つの付勢手段とを備え、上記可動部にそれぞれ取付凹部を有する2つの取付部を設け、上記2つの付勢手段の少なくとも一方に弾接部を設け、該弾接部と一方のナット部を取付凹部に挿入し、弾接部を取付部の内面に弾接させると共に一方のナット部を取付部の内面に接触させて可動部を弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結したことを特徴とする。
従って、付勢手段のナット部に対する付勢力が可動部の光軸方向における位置に拘わらず一定であるため、駆動モーターの駆動力を一定の付勢力に応じた大きさに設定すればよく、消費電力の増大を来たすことなく可動レンズの移動方向における位置精度の向上を図ることができる。
また、可動部が弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結されているため、可動部を第1の方向及び第2の方向へ独立して円滑に移動させることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、上記付勢手段を一対のナット部間に配置したので、付勢手段の配置スペースを最小限とすることができ、レンズ駆動機構の小型化を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、上記一対のナット部の各一端部を連結する連結部を設け、該連結部と一対のナット部を一体に形成したので、部品点数の削減を図ることができる。
本発明レンズユニットは、可動レンズ又は撮像素子を有する可動部と該可動部を可動レンズの光軸方向に直交する第1の方向と第2の方向の二つの方向へ移動させるレンズ駆動機構とを備えたレンズユニットであって、駆動源となる2つの駆動モーターと、該2つの駆動モーターの駆動力によってそれぞれ軸回り方向へ回転される2つのリードスクリューと、該2つのリードスクリューにそれぞれ螺合しリードスクリューの軸方向において離隔して位置されると共に上記可動部に少なくとも一方が連結された各一対のナット部と、該各一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へそれぞれ付勢する2つの付勢手段とを備え、上記可動部にそれぞれ取付凹部を有する2つの取付部を設け、上記2つの付勢手段の少なくとも一方に弾接部を設け、該弾接部と一方のナット部を取付凹部に挿入し、弾接部を取付部の内面に弾接させると共に一方のナット部を取付部の内面に接触させて可動部を弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結したことを特徴とする。
従って、付勢手段のナット部に対する付勢力が可動部の光軸方向における位置に拘わらず一定であるため、駆動モーターの駆動力を一定の付勢力に応じた大きさに設定すればよく、消費電力の増大を来たすことなく可動レンズの移動方向における位置精度の向上を図ることができる。
また、可動部が弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結されているため、可動部を第1の方向及び第2の方向へ独立して円滑に移動させることができる。
請求項5に記載した発明にあっては、上記一対のナット部又は可動部がそれぞれ接触可能とされナット部又は可動部が接触したときに可動部の上記光軸方向に直交する二つの方向における移動をそれぞれ規制する規制部と、該規制部に対する可動部の位置情報の検出が可能な検出手段とを設けたので、リードスクリューがナット部に食い込んでしまうことを防止することができる。
請求項6に記載した発明にあっては、上記検出手段として可動部の位置を検出する位置検出センサーを用いたので、可動部が移動範囲における移動端に移動されたか否かを容易に検出することができる。
請求項7に記載した発明にあっては、上記検出手段として可動部の移動の有無及び移動量を検出する動作検出センサーを用いたので、可動部が移動範囲における移動端に移動されたか否かを容易に検出することができる。
請求項8に記載した発明にあっては、上記検出手段としてナット部又は可動部の規制部に対する接触の有無を検出する接触検出センサーを用いたので、可動部が移動端に移動されたか否かを確実に検出することができ、動作の信頼性の向上を図ることができる。
本発明撮像装置は、可動レンズ又は撮像素子を有する可動部と該可動部を可動レンズの光軸方向に直交する第1の方向と第2の方向の二つの方向へ移動させるレンズ駆動機構とを備えた撮像装置であって、駆動源となる2つの駆動モーターと、該2つの駆動モーターの駆動力によってそれぞれ軸回り方向へ回転される2つのリードスクリューと、該2つのリードスクリューにそれぞれ螺合しリードスクリューの軸方向において離隔して位置されると共に上記可動部に少なくとも一方が連結された各一対のナット部と、該各一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へそれぞれ付勢する2つの付勢手段とを備え、上記可動部にそれぞれ取付凹部を有する2つの取付部を設け、上記2つの付勢手段の少なくとも一方に弾接部を設け、該弾接部と一方のナット部を取付凹部に挿入し、弾接部を取付部の内面に弾接させると共に一方のナット部を取付部の内面に接触させて可動部を弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結したことを特徴とする。
従って、付勢手段のナット部に対する付勢力が可動部の光軸方向における位置に拘わらず一定であるため、駆動モーターの駆動力を一定の付勢力に応じた大きさに設定すればよく、消費電力の増大を来たすことなく可動レンズの移動方向における位置精度の向上を図ることができる。
また、可動部が弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結されているため、可動部を第1の方向及び第2の方向へ独立して円滑に移動させることができる。
請求項10に記載した発明にあっては、上記一対のナット部又は可動部がそれぞれ接触可能とされナット部又は可動部が接触したときに可動部の上記光軸方向に直交する二つの方向における移動をそれぞれ規制する規制部と、該規制部に対する可動部の位置情報の検出が可能な検出手段とを設けたので、リードスクリューがナット部に食い込んでしまうことを防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に従って説明する。本発明は、携帯電話、ビデオカメラ、スチルカメラ等の動画撮影又は静止画撮影の機能を有する各種の撮像装置又はこれらの撮像装置に用いられた各種のレンズユニット、レンズ駆動機構に適用することができる。
先ず、撮像装置1の全体構成について説明する(図1参照)。
撮像装置1は、カメラブロック2、カメラDSP(Digital Signal Processor)3、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)4、媒体インターフェース5、制御ブロック6、操作部7、LCD(Liquid Crystal Display)8及び外部インターフェース9を備え、記録媒体100が着脱可能とされている。
記録媒体100としては、半導体メモリーを用いた所謂メモリーカード、記録可能なDVD(Digital Versatile Disk)や記録可能なCD(Compact Disc)等のディスク状記録媒体等の種々のものを用いることができる。
カメラブロック2は、可動部10、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子11、A/D変換回路12、第1のドライバー13、第2のドライバー14、タイミング生成回路15等を備えている。
可動部10は、例えば、手振れや像振れを補正するための補正レンズ等の可動レンズ16と該可動レンズ16を保持するレンズホルダー17を有している。可動部10は光軸方向に直交する二つの方向(図2及び図3に示すXY方向)へ移動される。
撮像素子11は、図1に示すように、第2のドライバー14からの駆動信号に応じて動作し、可動レンズ16を介して取り込まれた被写体の画像を取り込み、制御ブロック6によって制御されるタイミング生成回路15から出力されたタイミング信号に基づいて、取り込んだ被写体の画像(画像情報)を電気信号としてA/D変換回路12に送出する。
尚、撮像素子11はCCDに限られることはなく、撮像素子11として、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の他の素子を使用することもできる。
A/D変換回路12は、入力された電気信号としての画像情報に対して、CDS(Correlated Double Sampling)処理を行っての良好なS/N比の保持、AGC(Automatic Gain Control)処理を行っての利得の制御、A/D(Analog/Digital)変換を行ってのデジタル信号としての画像データーの生成等を行う。
第1のドライバー13は、制御ブロック6の後述するCPUの指令に基づいて可動部10を光軸に直交する二つの方向へそれぞれ移動させる駆動モーター18、19に対して駆動信号を送出する。
第2のドライバー14は、タイミング生成回路15から出力されたタイミング信号に基づいて撮像素子11に対して駆動信号を送出する。
タイミング生成回路15は、制御ブロック6による制御に応じて、所定のタイミングを提供するタイミング信号を生成する。
カメラブロック2には規制部20、20、・・・が設けられている。規制部20、20、・・・は可動部10の移動方向であるX方向及びY方向に2つずつが離隔して設けられ、例えば、可動部10と接触可能な位置に配置され、可動部10のX方向及びY方向における移動を規制する役割を果たす。
カメラブロック2には検出手段21、22が設けられ(図1参照)、該検出手段21、22としては、例えば、反射型の光センサーが用いられている。検出手段21、22は、後述する被検出体で反射された戻り光を検出することにより可動部10の位置を検出する。この検出結果はCPUに送出される。検出手段21、22は可動部10が配置された図示しない鏡筒の内面に固定されている。
カメラDSP3は、A/D変換回路12から入力した画像データーに対して、AF(Auto Focus)、AE(Auto Exposure)、AWB(Auto White Balance)等の信号処理を行う。AF、AE、AWB等の信号処理が行われた画像データーは、所定の方式でデーター圧縮され、制御ブロック6を介して記録媒体100に出力され、該記録媒体100にファイルとして記録される。
カメラDSP3には、SDRAMコントローラー23が設けられ、該SDRAMコントローラー23の指令によりSDRAM4に対して高速でデーターの読み書きが行われる。
制御ブロック6は、CPU(Central Processing Unit)24、RAM(Random Access Memory)25、フラッシュROM(Read Only Memory)26、時計回路27等の各部がシステムバス28を介して接続されて構成されたマイクロコンピュータであり、撮像装置1の各部を制御する機能を有する。
CPU24は第1のドライバー13やタイミング生成回路15を介して第2のドライバー14等に指令信号を送出し、これらの各部を動作させる。
RAM25は処理の途中結果を一時記憶する等、主に作業領域として用いられる。
フラッシュROM26には、CPU24において実行する種々のプログラムや各処理に必要となるデーター等が記憶される。
時計回路27は、現在年月日、現在曜日、現在時刻、撮影日時等を出力する回路である。
操作部7は撮像装置1の外筐に設けられたタッチパネルやコントロールキー等であり、操作部7に対する操作に応じた信号がCPU24に入力され、該CPU24によって入力した信号に基づいて各部に指令信号が送出される。
LCD8は、例えば、外筐に設けられ、システムバス28に接続されたLCDコントローラー29によって制御される。LCD8には、LCDコントローラー29の駆動信号に基づいた画像データー等の各種の情報が表示される。
外部インターフェース9はシステムバス28に接続されている。外部インターフェース9を介して外部機器200、例えば、外部のパーソナルコンピューターと接続し、このパーソナルコンピューターから画像データーを受け取って記録媒体100に記録したり、記録媒体100に記録されている画像データーを外部のパーソナルコンピューター等に出力することができる。尚、記録媒体100はシステムバス28に接続された媒体インターフェース5を介して制御ブロック6に接続される。
また、外部インターフェース9に外部機器200、例えば、通信モジュールを接続することにより、例えば、インターネット等のネットワークに接続し該ネットワークを通じて種々の画像データーやその他の情報を取得し、これらのデーターや情報を記録媒体100に記録したり、記録媒体100に記録されているデーターを、ネットワークを通じて目的とする相手先に送信したりすることができる。
尚、外部インターフェース9は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)等の有線用インターフェースとして設けることも可能であり、また、光や電波による無線用インターフェースとして設けることも可能である。
一方、記録媒体100に記録された画像データーは、ユーザーによって行われた操作部7に対する操作に応じた操作信号に基いて記録媒体100から読み出され、媒体インターフェース5を介してカメラDSP3に送出される。
カメラDSP3は、記録媒体100から読み出されて入力された圧縮されている画像データーについて、データー圧縮の解凍処理(伸張処理)を行い、解凍後の画像データーをシステムバス28を介してLCDコントローラー29に送出する。LCDコントローラー29は、この画像データーに基づいた画像信号をLCD8に送出する。LCD8には画像信号に基づいた画像が表示される。
レンズホルダー17には被検出体30が取り付けられている(図2及び図3参照)。被検出体30は、例えば、Y方向に長く形成され、例えば、長手方向にスリット状の検出部が複数設けられた反射板が用いられている。
レンズホルダー17は、図2及び図3に示すように、可動レンズ16を保持するレンズ保持部31と該レンズ保持部31の側面から互いに反対側へ突出された第1の被支持部32、第2の被支持部33と該第2の被支持部33から突出された取付部34とから成る。
第1の被支持部32と第2の被支持部33には、それぞれ上下(図2及び図3に示すY方向)に延びるガイド軸35、35が挿通されている。
第2の被支持部33には、それぞれ上下に突出された被規制突部33a、33aが設けられている。
取付部34は第2の被支持部33から側方へ突出され、上下に離隔して位置された壁部34a、34aを有している。取付部34の壁部34a、34a間の空間はX方向へ開口された取付凹部34bとして形成されている。
レンズホルダー17は支持ベース36に上下方向(Y方向)へ移動自在に支持されている。
支持ベース36はベース部37と該ベース部37の左右両端部にそれぞれ設けられた第1の軸取付突部38、38、第2の軸取付突部39、39とベース部37の上下両端部にそれぞれ設けられた第1の軸受突部40、第2の軸受突部41と第1の軸受突部40から突出された取付部42とから成る。
ベース部37には光軸方向、即ち、前後方向に貫通された図示しない透過孔が形成されている。
第1の軸取付突部38、38にはそれぞれレンズホルダー17の第1の被支持部32に挿通されたガイド軸35の両端部が取り付けられ、第2の軸取付突部39、39にはそれぞれレンズホルダー17の第2の被支持部33に挿通されたガイド軸35の両端部が取り付けられている。従って、レンズホルダー17は支持ベース36にガイド軸35、35を介して上下方向(Y方向)へ移動自在に支持される。
第2の軸取付突部39、39には、それぞれ互いに近付く方向へ突出された規制部20、20が設けられている。
第1の軸受突部40と第2の軸受突部41には、それぞれ左右(図2及び図3に示すX方向)に延びる案内軸43、43が挿通されている。
第1の軸受突部40には、それぞれ左右に突出された被規制突部40a、40aが設けられている。
取付部42は第1の軸受突部40から上方へ突出され、左右に離隔して位置された壁部42a、42aを有している。取付部42の壁部42a、42a間の空間はY方向へ開口された取付凹部42bとして形成されている。
支持ベース36には被検出体44が取り付けられている。被検出体44は、例えば、X方向に長く形成され、長手方向にスリット状の検出部が複数設けられた反射板が用いられている。
支持ベース36は固定ベース45に左右方向(X方向)へ移動自在に支持されている。支持ベース36が固定ベース45に対してX方向へ移動されるときには、レンズホルダー17及びこれに保持された可動レンズ16が支持ベース36と一体となってX方向へ移動される。
固定ベース45は支持面部46と該支持面部46からそれぞれ側方へ突出された機構配置部47、48と支持面部46の上下両端部にそれぞれ設けられた第1の軸保持突部49、49、第2の軸保持突部50、50とから成り、撮像装置1の図示しない鏡筒内に固定されている。
支持面部46には光軸方向、即ち、前後方向に貫通された図示しない光透過孔が形成されている。
第1の軸保持突部49、49には、それぞれ支持ベース36の第1の軸受突部40に挿通された案内軸43の両端部が取り付けられ、第2の軸保持突部50、50にはそれぞれ支持ベース36の第2の軸受突部41に挿通された案内軸43の両端部が取り付けられている。従って、支持ベース36は固定ベース45に案内軸43、43を介して左右方向へ移動自在に支持される。
第1の軸保持突部49、49には、それぞれ互いに近付く方向へ突出された規制部20、20が設けられている。
機構配置部47、48には、それぞれレンズ駆動機構51、52が配置されている(図2及び図3参照)。
レンズ駆動機構51、52は、その駆動源としてそれぞれ駆動モーター18、19を有している(図4参照)。駆動モーター18、19は、例えば、ステッピングモーターであり、モーター軸がリードスクリュー53、53として設けられている。
駆動モーター18(19)は、コ字状に形成されたブラケット54に取り付けられ、該ブラケット54は鏡筒の内部において固定されている。ブラケット54はリードスクリュー53の軸方向において対向して位置する対向面部54a、54aと該対向面部54a、54aを連結する連結面部54bとから成る。
ブラケット54には、一方の対向面部54aに駆動モーター18(19)が取り付けられ、対向面部54a、54a間にリードスクリュー53が位置されて該リードスクリュー53の先端部が他方の対向面部54aに回転自在に支持されている。
ブラケット54の対向面部54a、54a間にはリードスクリュー53と平行な状態で回転防止バー55が取り付けられている。
リードスクリュー53には、その軸方向に離隔してナット部56、56が噛合されている。ナット部56には螺孔57と支持孔58が形成され、螺孔57を形成する面には螺溝57aが形成されている(図5参照)。
ナット部56、56は螺溝57a、57aがリードスクリュー53のネジ突部53aに係合され(図5の拡大図参照)、支持孔58、58に回転防止バー55が挿入される(図4参照)。従って、ナット部56、56はリードスクリュー53に螺合されると共に回転防止バー55に摺動自在に支持される。回転防止バー55はナット部56、56がリードスクリュー53の回転に伴って送られるときのナット部56、56の回転を防止する役割を果たす。
ナット部56、56間には付勢手段59が配置されている。付勢手段59は、例えば、圧縮コイルバネであり、軸方向における両端がそれぞれナット部56、56に弾接されている。従って、ナット部56、56は付勢手段59によってリードスクリュー53の軸方向において互いに離隔する方向へ付勢され、ナット部56、56の螺溝57a、57aがそれぞれリードスクリュー53のネジ突部53aに押し付けられた状態で螺合する(図5の拡大図参照)。この付勢手段59の付勢力は、ナット部56、56間の距離が一定であるため、レンズホルダー17又は支持ベース36の移動方向における位置に拘わらず一定である。
付勢手段59は、図4に示すように、コイル部59aと該コイル部59aの一端部から突出された腕部59bと該腕部59bに連続する弾接部59cとから成る。
コイル部59aにはリードスクリュー53が挿通され、腕部59bは一方のナット部56に取り付けられ、弾接部59cが一方のナット部56からレンズホルダー17側へ突出されている。
レンズホルダー17の取付部34及び支持ベース36の取付部42には、それぞれ取付凹部34b、42bに一方のナット部56、56と弾接部59c、59cが挿入され、一方のナット部56、56が一方の壁部34a、42aの内面に摺動可能に係合され、弾接部59c、59cが他方の壁部34a、42aの内面に弾接されている。従って、レンズホルダー17、支持ベース36とナット部56、56は互いに摺動可能とされている。
以上のように構成された撮像装置1において、駆動モーター18、リードスクリュー53、ナット部56、56、付勢手段59は可動部10のX方向への移動制御を行うレンズ駆動機構51の構成要素とされ、駆動モーター19、リードスクリュー53、ナット部56、56、付勢手段59は可動部10のY方向への移動制御を行うレンズ駆動機構52の構成要素とされ、レンズ駆動機構51、52と可動部10はレンズユニット60の構成要素とされる(図1参照)。
撮像装置1において駆動モーター18が回転されると、該駆動モーター18の回転方向に応じた方向へナット部56、56が送られ、ナット部56、56の移動に伴って支持ベース36が固定ベース45に対して案内軸43、43に案内されて光軸方向に直交する方向である図2及び図3に示すX方向へ移動される。このとき、上記したように、レンズホルダー17の取付部34に付勢手段59の弾接部59cが弾接されると共にナット部56が摺動可能に係合されているため、レンズホルダー17が付勢手段59及びナット部56に対して摺動され、レンズホルダー17及びこれに保持された可動レンズ16が支持ベース36と一体となってX方向へ移動される。
支持ベース36は第1の軸受突部40の被規制突部40a、40aがそれぞれ固定ベース45の第1の軸保持突部49に設けられた規制部20、20に接触するまでX方向へ移動可能とされる。
一方、撮像装置1において駆動モーター19が回転されると、該駆動モーター19の回転方向に応じた方向へナット部56、56が送られ、ナット部56、56の移動に伴ってレンズホルダー17及びこれに保持された可動レンズ16が支持ベース36に対してガイド軸35、35に案内されて光軸方向に直交する方向である図2及び図3に示すY方向へ移動される。
レンズホルダー17は第2の被支持部33の被規制突部33a、33aがそれぞれ支持ベース36の第2の軸取付突部39、39に設けられた規制部20、20に接触するまでY方向へ移動可能とされる。
上記のように可動レンズ16が光軸方向に直交する二つの方向、即ち、第1の方向であるX方向及び第2の方向であるY方向へ移動されることにより、表示画面の像振れを補正するブレ補正が行われる。
レンズホルダー17又は支持ベース36が移動端に到達したときに、レンズホルダー17又は支持ベース36は規制部20、20、・・・に接触されて移動が停止されるが、リードスクリュー53、53は回転可能である。従って、レンズホルダー17又は支持ベース36が規制部20、20、・・・に接触されてレンズホルダー17又は支持ベース36の移動が停止されたときにリードスクリュー53、53が回転されてしまうと、該リードスクリュー53、53のネジ突部53a、53aがナット部56、56、・・・の螺溝57a、57a、・・・に食い込んで動かなくなってしまい、リードスクリュー53、53が反対方向へ回転するときの負荷となりレンズ駆動機構51、52の動作不良や消費電力の増大と言った不具合を生じるおそれがある。
そこで、撮像装置1にあっては、このような不具合の発生を防止するために、以下のような手段が講じられている。
レンズホルダー17及び支持ベース36の移動位置をそれぞれ検出手段21、22によって常時検出し、この検出結果を随時CPU24に送出し、レンズホルダー17又は支持ベース36が移動端まで移動されたことが検出されたときに、CPU24から第1のドライバー13を介して駆動モーター18、19に停止信号を送出し、該駆動モーター18、19の回転を停止させる。
このとき駆動モーター18、19の慣性やレンズホルダー17又は支持ベース36の移動端の検出から駆動モーター18、19の停止までの制御上のタイムラグによりリードスクリュー53、53は一定時間回転する可能性があるが、撮像装置1にあっては、上記したように、ナット部56、56の螺溝57a、57aがネジ突部53a、53aに常に押し付けられているため、螺溝57a、57aとネジ突部53a、53aの間に常に一定の隙間Hが存在し(図5の拡大図参照)、リードスクリュー53、53は、レンズホルダー17又は支持ベース36が移動端に達したときに慣性等により回転しても、一方のナット部56、56側に関しては、隙間Hの範囲内でナット部56、56に対して、例えば、図5に示す矢印A方向へネジ突部53a、53aが移動される。従って、リードスクリュー53、53のネジ突部53a、53aがナット部56、56、・・・の螺溝57a、57a、・・・に食い込んで動かなくなってしまうことを防止することができる。また、他方のナット部56、56側に関しては、駆動モーター18、19の慣性等によるリードスクリュー53、53の回転によりネジ突部53a、53aがさらに螺溝57a、57aに押し付けられる方向、例えば、図5に示す矢印B方向へ動作されるが、付勢部材59、59が弾性変形されるためリードスクリュー53の回転に伴ってナット部56が付勢部材59、59の弾性変形分B方向へ移動される。従って、ネジ突部53a、53aの螺溝57a、57aへの食い込みを防止することができる。
上記のように、検出手段21、22としてレンズホルダー17又は支持ベース36の位置を検出する位置検出センサーを用いることにより、レンズホルダー17又は支持ベース36が移動範囲における移動端に移動されたか否かを容易に検出することができる。
尚、被検出体30、44と検出手段21、22の組み合わせは反射板と反射型の光センサーに限られることはなく、例えば、MR(Magneto Resistance)マグネットとMRセンサーの組み合わせ、マグネットとホール素子(ホールセンサー)の組み合わせ等、種々の組み合わせが可能である。
また、被検出体30、44を固定し、検出手段21、22をレンズホルダー17又は支持ベース36に取り付けて可動とすることも可能である。
使用可能な検出手段21、22としては、レンズホルダー17又は支持ベース36の位置を検出する位置検出センサーに限られることはなく、例えば、レンズホルダー17又は支持ベース36の移動の有無及び移動量を検出するエンコーダー等の動作検出センサーを用いることも可能である。検出手段21、22として動作検出センサーを用いた場合においても、レンズホルダー17又は支持ベース36の移動の有無及び移動量に関する検出結果に基づいてレンズホルダー17又は支持ベース36が移動範囲における移動端に移動されたか否かを容易に検出することができる。
また、検出手段21、22としてレンズホルダー17又は支持ベース36の規制部20、20、・・・への接触の有無を検出する接触検出センサーを用いることも可能である。接触検出センサーは、例えば、規制部20、20、・・・にそれぞれ歪みゲージを貼着することにより構成される。検出手段21、22として接触検出センサーを用いた場合においては、レンズホルダー17又は支持ベース36が移動端に移動されたか否かを確実に検出することができ、動作の信頼性の向上を図ることができる。
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、付勢手段59のナット部56、56に対する付勢力がレンズホルダー17又は支持ベース36の移動方向における位置に拘わらず一定であるため、駆動モーター18、19の駆動力(トルク)を一定の付勢力に応じた大きさに設定すればよく、消費電力の増大を来たすことなく可動レンズ16の移動方向における位置精度の向上を図ることができる。
また、レンズホルダー17の取付部34に付勢手段59の弾接部59cが弾接されると共にナット部56が摺動可能に係合されてレンズホルダー17がレンズ駆動機構52と連結されているため、支持ベース36がX方向へ移動されたときに、該支持ベース36に支持されているレンズホルダー17及びこれに保持された可動レンズ16が支持ベース36の移動に伴って円滑にX方向へ移動され、可動部10を第1の方向であるX方向と第2の方向であるY方向へ独立して円滑に移動させることができる。
さらに、付勢手段59による付勢力がナット部56、56に対して互いに反対方向へ付与されるため、駆動モーター18、19に通電することなくレンズホルダー17又は支持ベース36を所望の位置に保持することができ、消費電力の低減を図ることができる。
さらにまた、リードスクリュー53のナット部56、56に対する食い込みを防止するために、ナット部56、56が規制部20、20、・・・に接触しない範囲をレンズホルダー17又は支持ベース36の移動範囲に設定する必要がなく、ナット部56、56が規制部20、20、・・・に接触する範囲をレンズホルダー17又は支持ベース36の移動範囲とすることにより、スペースの有効活用を図ることが可能となり、撮像装置1の小型化を図ることができる。
尚、上記のようにレンズホルダー17又は支持ベース36とナット部56、56を互いに摺動可能に連結することにより、レンズユニット60の各部の部品精度や取付精度によって取付誤差が生じていたとしても、この取付誤差がレンズホルダー17又は支持ベース36とナット部56、56との摺動により吸収され、レンズユニット60の動作の信頼性の確保を図ることができる。
また、付勢手段59を一対のナット部56、56間に配置しているため、付勢手段59の配置スペースを最小限とすることができ、撮像装置1の小型化を図ることができる。
上記には、ナット部56、56をレンズホルダー17の取付部34と支持ベース36の取付部42の双方に対して摺動可能に係合させた例を示したが、レンズホルダー17がレンズ駆動機構51によってY方向へ移動されたときに支持ベース36を同じY方向へ移動させる必要はないため、例えば、ナット部56を取付部42の取付凹部42bに圧入や接着によって固定することによりナット部56を支持ベース36に連結するようにしてもよい。
また、上記には、レンズホルダー17又は支持ベース36が規制部20、20、・・・に接することによりレンズホルダー17又は支持ベース36の移動が規制される例を示したが、例えば、ナット部56、56、・・・が規制部20、20、・・・に接することによりレンズホルダー17又は支持ベース36の移動が規制されるように構成することも可能である。
さらに、駆動モーター18、19はステッピングモーターに限られることはなく、例えば、超音波モーター等を用いることも可能である。
加えて、上記には、付勢手段59として圧縮コイルバネを用いた場合を例として説明したが、付勢手段59は圧縮コイルバネに限られることはなく、引張コイルバネ、板バネ、ゴム等の弾性部材を付勢手段59として用いることも可能である。
尚、上記には、ナット部56、56に螺孔57、57を形成し、該螺孔57、57にリードスクリュー53を挿通して螺溝57a、57aとネジ突部53aを螺合させている。
従って、リードスクリュー53を互いに反対側から挟持して螺合する所謂クランプする構成とされていないため、リードスクリュー53の軸振れに基づいて発生する振動がレンズホルダー17又は支持ベース36に伝達され難く、像揺れの発生を低減させることができる。
また、クランプする構成でないため、落下時等の衝撃によってリードスクリュー53がナット部56、56から脱落したり螺合位置がずれる所謂歯飛び等の不具合を発生することがない。
以下に、レンズ駆動機構の変形例を示す(図6参照)。
変形例に係るレンズ駆動機構61は、ナット部56、56の各一端部が連結部62によって連結され、ナット部56、56と連結部62によって両者が一体に形成されたナット体63が構成されている。ナット体63は弾性材料により形成され、ナット部56、56は連結部62に対して弾性変形可能とされている。
従って、付勢手段59の付勢力により、ナット部56、56は連結部62に対して弾性変形されてリードスクリュー53の軸方向において互いに離隔する方向へ付勢され、ナット部56、56の螺溝57a、57aがそれぞれリードスクリュー53のネジ突部53aに押し付けられた状態で螺合する。
このようにナット部56、56と連結部62から成るナット体63を用いることにより、部品点数の削減を図ることができる。
また、ナット部56、56及び連結部62を弾性材料によって一体に形成し、ナット部56、56がリードスクリュー53に螺合された状態において、常に、ナット部56、56の螺溝57a、57aがリードスクリュー53のネジ突部53aに押し付けられた状態で螺合するように構成することも可能である。このように構成すれば、付勢手段59がナット部56、56と一体に形成されるため、一層の部品点数の削減を図ることができる。
上記には、レンズ駆動機構51、52、61を用いて可動レンズ16を有する可動部10をXY方向へ移動させてブレ補正を行う例を示したが、図7に示すように、レンズ駆動機構51、52、61を用いて可動部10に代えて撮像素子11をXY方向へ移動させることにより、ブレ補正を行うことも可能である。従って、この場合には、撮像素子11が、レンズ駆動機構51、52、61によって移動される可動部10Aとなる。
撮像素子11をXY方向へ移動させる構成としては、可動レンズ16をXY方向へ移動させる構成と同様に、例えば、撮像素子11を保持するホルダーが支持ベースにX方向又はY方向へ移動自在に支持されると共に支持ベースが固定ベースにY方向又はX方向へ移動自在に支持され、一方のレンズ駆動機構61によってホルダーがX方向又はY方向へ移動され他方のレンズ駆動機構61によって支持ベースがY方向又はX方向移動されるようにする例がある。
尚、上記に示した上下左右前後の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の適用においては、これらの方向に限定されることはない。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図7と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は、撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 レンズユニットを示す拡大正面図である。 レンズユニットを示す拡大斜視図である。 レンズ駆動機構を一部を断面にして示す拡大正面図である。 ナット部とリードスクリューの螺合状態を一部を断面にして示す拡大正面図である。 レンズ駆動機構の変形例を一部を断面にして示す拡大正面図である。 撮像素子を移動させる例を示す概念図である。
符号の説明
1…撮像装置、10…可動部、11…撮像素子、16…可動レンズ、18…駆動モーター、19…駆動モーター、20…規制部、21…検出手段、22…検出手段、34…取付部、34b…取付凹部、42…取付部、42b…取付凹部、51…レンズ駆動機構、52…レンズ駆動機構、53…リードスクリュー、56…ナット部、59…付勢手段、59c…弾接部、60…レンズユニット、61…レンズ駆動機構、62…連結部、10A…可動部

Claims (10)

  1. 可動レンズ又は撮像素子を有する可動部を可動レンズの光軸方向に直交する第1の方向と第2の方向の二つの方向へ移動させるレンズ駆動機構であって、
    駆動源となる2つの駆動モーターと、
    該2つの駆動モーターの駆動力によってそれぞれ軸回り方向へ回転される2つのリードスクリューと、
    該2つのリードスクリューにそれぞれ螺合しリードスクリューの軸方向において離隔して位置されると共に上記可動部に少なくとも一方が連結された各一対のナット部と、
    該各一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へそれぞれ付勢する2つの付勢手段とを備え、
    上記可動部にそれぞれ取付凹部を有する2つの取付部を設け、
    上記2つの付勢手段の少なくとも一方に弾接部を設け、
    該弾接部と一方のナット部を取付凹部に挿入し、弾接部を取付部の内面に弾接させると共に一方のナット部を取付部の内面に接触させて可動部を弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結した
    ことを特徴とするレンズ駆動機構。
  2. 上記付勢手段を一対のナット部間に配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
  3. 上記一対のナット部の各一端部を連結する連結部を設け、
    該連結部と一対のナット部を一体に形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
  4. 可動レンズ又は撮像素子を有する可動部と該可動部を可動レンズの光軸方向に直交する第1の方向と第2の方向の二つの方向へ移動させるレンズ駆動機構とを備えたレンズユニットであって、
    駆動源となる2つの駆動モーターと、
    該2つの駆動モーターの駆動力によってそれぞれ軸回り方向へ回転される2つのリードスクリューと、
    該2つのリードスクリューにそれぞれ螺合しリードスクリューの軸方向において離隔して位置されると共に上記可動部に少なくとも一方が連結された各一対のナット部と、
    該各一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へそれぞれ付勢する2つの付勢手段とを備え、
    上記可動部にそれぞれ取付凹部を有する2つの取付部を設け、
    上記2つの付勢手段の少なくとも一方に弾接部を設け、
    該弾接部と一方のナット部を取付凹部に挿入し、弾接部を取付部の内面に弾接させると共に一方のナット部を取付部の内面に接触させて可動部を弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結した
    ことを特徴とするレンズユニット。
  5. 上記一対のナット部又は可動部がそれぞれ接触可能とされナット部又は可動部が接触したときに可動部の上記光軸方向に直交する二つの方向における移動をそれぞれ規制する規制部と、
    該規制部に対する可動部の位置情報の検出が可能な検出手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項4に記載のレンズユニット。
  6. 上記検出手段として可動部の位置を検出する位置検出センサーを用いた
    ことを特徴とする請求項5に記載のレンズユニット。
  7. 上記検出手段として可動部の移動の有無及び移動量を検出する動作検出センサーを用いた
    ことを特徴とする請求項5に記載のレンズユニット。
  8. 上記検出手段としてナット部又は可動部の規制部に対する接触の有無を検出する接触検出センサーを用いた
    ことを特徴とする請求項5に記載のレンズユニット。
  9. 可動レンズ又は撮像素子を有する可動部と該可動部を可動レンズの光軸方向に直交する第1の方向と第2の方向の二つの方向へ移動させるレンズ駆動機構とを備えた撮像装置であって、
    駆動源となる2つの駆動モーターと、
    該2つの駆動モーターの駆動力によってそれぞれ軸回り方向へ回転される2つのリードスクリューと、
    該2つのリードスクリューにそれぞれ螺合しリードスクリューの軸方向において離隔して位置されると共に上記可動部に少なくとも一方が連結された各一対のナット部と、
    該各一対のナット部をリードスクリューの軸方向において離隔する方向へそれぞれ付勢する2つの付勢手段とを備え、
    上記可動部にそれぞれ取付凹部を有する2つの取付部を設け、
    上記2つの付勢手段の少なくとも一方に弾接部を設け、
    該弾接部と一方のナット部を取付凹部に挿入し、弾接部を取付部の内面に弾接させると共に一方のナット部を取付部の内面に接触させて可動部を弾接部及びナット部に対して摺動可能に連結した
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. 上記一対のナット部又は可動部がそれぞれ接触可能とされナット部又は可動部が接触したときに可動部の上記光軸方向に直交する二つの方向における移動を規制する規制部と、
    該規制部に対する可動部の位置情報の検出が可能な検出手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
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