JP2007092853A - リング状ブレーキシューの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 廃棄処分する材料をできるだけ少なくし、かつT字形状の上面の中心部に隙間が生ぜず、簡単な作業で経済的で安価なリング状ブレーキシューの製造方法を提供する。
【解決手段】 単一のブレーキシューが得られる寸法を有するブロック状金属を、引き抜き法により平坦部とそれに垂直な突出部分を有するT字形状に加工し、さらに前記突出部分が内側になるようにリング状に加工してリング状金属加工品を得、次いでリング状金属加工品外側表面の平坦部に摩擦部材を固着するか又は一体成形することを特徴とするリング状ブレーキシューの製造方法及び複数のブレーキシューが得られる寸法を有するブロック状金属を用いて作製したリング状金属加工品外側表面の平坦部に摩擦部材を固着するか又は一体成形することを特徴とするリング状ブレーキシューの製造方法
【選択図】 図6
Description
従来のブレーキシューは、特許文献1に示されるように、円板上の金属製ブランクの外周部に、外周面に前記ブランクの板厚よりも大きい溝幅をもつ凹溝をその円周方向に形成し、かつ該凹溝の内底部に溝形成用刃部をその円周方向に突設してなる予成形用ローラーダイスの、前記凹溝及び溝形成用刃部を押し付けて、前記ブランクの外周部全周に前記溝形成用刃部により外周溝を付ける予成形工程と、前記ブランクの外周溝に、外周面に拡開用刃部をその円周方向に突設してなる拡開成形用ローラーダイスの、前記拡開用刃部を押し付けることにより、前記ブランクの外周部を板厚方向に二つに割りながら拡開してウェブとこのウェブの外周部にリムを成形する拡開成形工程と、前記ウェブとリムとを所要形状に切断することにより部分円弧状のシューリムと、このシューリムの内周から突設したシューリブを有するブレーキシューを形成する工程とを備えているブレーキシューが知られている。
さらに、本発明は、リング状金属加工品が、円周方向の一部に切り欠きを設けたものである前記のリング状ブレーキシューの製造方法に関する。
なお、本発明においては、上下に2つの金型を使用してT字形状加工品を作製する他に、一体型のダイスの円錐状の穴又は複数に分割したダイス(組立構造)で作製した穴の部分を引き抜く方法でT字形状加工品を得ることができる。
T字形状に加工した後、突出部分が内側になるようにリング状に加工するが、この加工方法についてはロール加工が最適であるが、必ずしもこの方法に限る必要はない。
上記の材料の他に、必要に応じて黄銅、銅等の金属粉が添加される。
なお、上記摩擦部材の材料の配合割合は、摩擦特性により異なり適宜決定され、特に制限はない。
図1〜6は本発明の一実施例になるリング状ブレーキシューの製造工程を示す図であり、このうち図1は単一のリング状ブレーキシューが得られる寸法を有するブロック状スチールの斜視図、図2は1回目の引き抜き法を示す一部省略正面図、図3は2回目の引き抜き法を示す一部省略正面図、図4は平坦部とそれに垂直な突出部分を形成したT字形状スチール加工品の斜視図、図5は図4に示すT字形状スチール加工品の突出部分が内側になるようにリング状に加工したリング状スチール加工品の斜視図及び図6はリング状スチール加工品外側表面の平坦部に摩擦部材を接着した本発明になるリング状ブレーキシュー の斜視図である。
図1に示すように、ブロック状スチール1を準備し、図2に示す押圧部分が平坦な下部金型2及び下面の中央部にくぼみ3を設けた上部金型4を用い、これらの金型間を加熱加圧させながらブロック状スチール1を引き抜いて(1回目の引き抜き)、該ブロック状スチール1の片側中央部に突起5を形成した。
長尺のブロック状スチール(図示せず)を準備し、以下実施例1と同様の工程を経て、寸法が縦(長さ)2700mm、横(幅)45mm、平坦部の厚さ3mm及び突出部分の高さ9mmの平坦部と突出部分を有するT字形状スチール加工品を作製した。
この後、上記で得たT字形状スチール加工品を、3等分になるように縦(長さ)を900mmの寸法に切断し、実施例1と同形状の3個のT字形状スチール加工品を作製した。
以下、実施例1と同様の工程を経てリング状スチール加工品の外側表面の平坦部に摩擦部材を接着してリング状ブレーキシューを得た。
長尺のブロック状スチール(図示せず)を準備し、以下実施例1と同様の工程を経て、寸法が縦(長さ)2700mm、横(幅)45mm、平坦部の厚さ3mm及び突出部分の高さ9mmのT字形状スチール加工品を得た。
この後、上記で得たT字形状スチール加工品を、ロール加工により図7に示す連続的なスパイラル状スチール加工品16を作製した。
以下、実施例1と同様の工程を経て単一のリング状スチール加工品20の外側表面の平坦部10に摩擦部材を接着してリング状ブレーキシューを得た。
2 下部金型
3 くぼみ
4 上部金型
5 突起
6 くぼみ
7 下部金型
8 くぼみ
9 上部金型
10 平坦部
11 突出部分
12 T字形状スチール加工品
13 切り欠き
14 リング状スチール加工品
15 摩擦部材
16 スパイラル状スチール加工品
17 切り欠き
18 ズレ
19 分割リング状スチール加工品
20 単一のリング状スチール加工品
Claims (4)
- 単一のブレーキシューが得られる寸法を有するブロック状金属を、引き抜き法により平坦部とそれに垂直な突出部分を有するT字形状に加工し、さらに前記突出部分が内側になるようにリング状に加工してリング状金属加工品を得、次いでリング状金属加工品外側表面の平坦部に摩擦部材を固着するか又は一体成形することを特徴とするリング状ブレーキシューの製造方法。
- 複数のブレーキシューが得られる寸法を有する長尺のブロック状金属を、引き抜き法により平坦部とそれに垂直な突出部分を有するT字形状に加工し、このものを必要とする大きさのリング状のブレーキシューが形成できる部分で切断して複数の分割T字形状金属加工品を得、さらにそれぞれの分割T字形状金属加工品について、突出部分が内側になるようにリング状に加工してリング状金属加工品を得、次いでそれぞれのリング状金属加工品外側表面の平坦部に摩擦部材を固着するか又は一体成形することを特徴とするリング状ブレーキシューの製造方法。
- 複数のブレーキシューが得られる寸法を有する長尺のブロック状の金属を、引き抜き法により平坦部とそれに垂直な突出部分を有するT字形状に加工し、さらに前記T字形状加工品の突出部分が内側になるように連続的なスパイラル状に加工した後、必要とする大きさのリング状のブレーキシューが形成できる部分で切断して左右の切断面にズレのある複数の分割リング状金属加工品を得、その後それぞれの分割リング状金属加工品について、個々の切断面における左右のズレを矯正して上下面が平行なリング状に加工してリング状金属加工を得、次いでリング状金属加工品外側表面の平坦部に摩擦部材を固着するか又は一体成形することを特徴とするリングブレーキシューの製造方法。
- リング状金属加工品が、円周方向の一部に切り欠きを設けたものである請求項1、2又は3記載のリング状ブレーキシューの製造方法。
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