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JP2007092290A - 外断熱用パネルの取付構造 - Google Patents

外断熱用パネルの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】押出成形セメント板への断熱材の容易な取付けが可能になるとともに、取付金具の溶接が不要となる外断熱用パネルの取付構造を得る。
【解決手段】押出成形セメント板11の裏面11dに、押出方向に延在する少なくとも一対の凸条21を突設し、凸条21は長手方向に直交する断面形状が突出先端に向かって開いたあり状に形成されるとともに、突出先端面の中央部には長手方向に延在する凹溝が形成され、断熱材13に形成した断面あり穴状の係着溝を凸条21に嵌入して押出成形セメント板11の裏面11dに断熱材13を係着し、凹溝から中空部11aに挿通したボルト29によってZクリップ31の基端を押出成形セメント板11に固定するとともに、Zクリップ31の先端と凸条21との間に下地アングル材39を挟持した。
【選択図】図1

Description

本発明は、押出成形セメント板を用いた外断熱用パネルの取付構造に関し、特に、押出成形セメント板への断熱材取付け作業を容易にするとともに、取付金具の溶接を不要にする改良技術に関する。
押出成形セメント板は、中子の断面形状で押出成形される中空部を有するので、軽量であり、施工性、表面意匠性、耐震性などに優れ、建築物の内外装材として多く用いられる。この押出成形セメント板は、中空部を有することから断熱性能に優れるが、同じ外壁材の軽量気泡コンクリート(ALC)などと比較すると、高強度の成形材料を使用する分その性能が若干低くなる。このため、押出成形セメント板でさらに高い断熱性能が求められる場合には、押出成形セメントの裏面側に板状の断熱材(例えば「スタイロフォーム」:商品名)を接着剤により貼り付けたり、或いは押出成形セメント板施工後に、裏面側に吹き付けウレタンなどの断熱材を被着してさらに高い断熱性能を付与させていた。
実公平8−4487号公報 特許第2999980号公報
しかしながら、板状の断熱材を接着剤で貼り付ければ、溶剤の気化によって作業環境を悪化させたり、破損時の容易な交換を困難にさせた。また、押出成形セメント板の取付け施工後に、吹き付けウレタンなどの断熱材を吹き付ける場合には、吹き付け作業そのものが作業環境を悪化させる恐れがあった。さらに、吹き付け作業のための養生が必要であり、施工性が大幅に低下した。
ところで、押出成形セメント板は、パネルを下地に取り付けた後、取付金具(Zクリップ)の回転による下地からの脱落を防止するため、Zクリップを下地に溶接しなければならない。したがって、押出成形セメント板に断熱材が貼り付けられている場合には、取付金具を下地に溶接する際の火花により、断熱材が溶融したり、発火したりする恐れがある。このため、このような事態を防ぐために押出成形セメント板に貼り付けられた断熱材に火花などが及ばないよう、養生などが必要となり、これによっても施工性が低下していた。
また、押出成形セメント板の施工後に板状の断熱材を貼り付けることもできるが、施工後に板状の断熱材を貼り付けることは、下地や躯体が障害となり、押出成形セメント板の裏面全てに断熱材を貼り付けることは極めて困難な作業となった。
これに対し、特許文献1には、取付金具の回転を防止することができる建築用パネルの取付金具が記載されている。このような回転防止機能の付与された取付金具を用いることにより、取付金具の溶接は不要となるが、その一方で、取付金具部分の断熱材を切除し、パネルを下地に取付後、取付金具部分に断熱材を再度貼り付ける後作業が必要となった。
また、特許文献2には、鋼材を用いた型枠体に複数の押出成形セメント板を一体化し、型枠体で形成された裏面側空洞部に発泡ウレタンなどにより断熱材を充填し、断熱性能を向上させる外断熱パネルが記載されている。しかしながら、この外断熱パネルは、押出成形セメント板を一体化しているため、パネルが大掛かりとなり、運搬性や施工性が低下することが避けられない。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、押出成形セメント板への断熱材の容易な取付けが可能になるとともに、取付金具の溶接が不要となる外断熱用パネルの取付構造を提供し、もって、押出成形セメント板を用いた外断熱用パネルの取付け施工性の向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載の外断熱用パネルの取付構造は、押出成形セメント板の裏面に板状の断熱材を付設してなる外断熱用パネルを、Zクリップを用いて躯体側の下地アングル材に取り付ける外断熱用パネルの取付構造であって、押出方向に中空部の形成された前記押出成形セメント板の裏面に、押出方向に延在する少なくとも一対の凸条が突設され、該凸条は長手方向に直交する断面形状が突出先端に向かって開いたあり状に形成されるとともに、突出先端面の中央部には長手方向に延在する凹溝が形成され、前記断熱材に形成した断面あり穴状の係着溝を前記凸条に嵌入して前記押出成形セメント板の裏面に前記断熱材を係着し、前記凹溝から前記中空部に挿通したボルトによって前記Zクリップの基端を前記押出成形セメント板に固定するとともに、該Zクリップの先端と前記凸条との間に前記下地アングル材を挟持したことを特徴とする。
この外断熱用パネルの取付構造では、接着剤を使用せずに、断熱材の係着溝が凸条に係着される。パネル押出方向の両端に亘って凸条が形成され、断熱材が凸条に確実に保持される。接着剤が使用されないことで、断熱材破損時の容易な交換が可能となる。ウレタンなどの吹き付け作業や、吹き付け作業の養生が不要となる。また、型枠体と押出成形セメント板で形成した裏面側空洞部に発泡ウレタンを充填する作業も不要となる。
請求項2記載の外断熱用パネルの取付構造は、前記Zクリップの基端側の端部に、前記凹溝に挿入される回転止め突起が設けられたことを特徴とする。
この外断熱用パネルの取付構造では、Zクリップの基端がボルトによって凸条に固定され、Zクリップ基端の端部に設けられた回転止め突起が凸条の凹溝に挿入されることで、ボルトを中心としたZクリップの回動が規制され、Zクリップの回転による下地からの脱落が防止される。したがって、Zクリップを下地に溶接する必要がなくなる。また、溶接の火花により、断熱材が溶融したり、発火したりする恐れがなくなる。断熱材に火花などが及ばないよう、養生をする必要もなくなる。また、回転止め突起は、断熱材を貫通して凹溝に挿入可能となるので、Zクリップ部分の断熱材を切除し、パネルを下地に取付け後、Zクリップ部分に断熱材を再度貼り付けする後作業も不要となる。
請求項3記載の外断熱用パネルの取付構造は、前記凸条と前記下地アングル材との間に、硬質パッキングが挟入されたことを特徴とする。
この外断熱用パネルの取付構造では、凸条と下地アングル材との間に硬質パッキングが挟入され、硬質パッキングによって圧縮荷重が受け止められる。すなわち、押出成形セメント板は、凸条と、凸条に基端が固定されたZクリップの先端とで下地アングル材を挟持して保持される。この際、凸条と下地アングル材との間に変形し易い断熱材のみが挟入されていれば、凸条と下地アングル材との間に隙間が生じて、保持のための圧縮荷重が受け止められず、ガタツキが発生する。これに対し、本発明のように硬質パッキングが挟入されていれば、圧縮荷重が受け止められ、ガタツキが発生せず、断熱材を付設した押出成形セメント板を下地アングル材に確実に取付けできる。
請求項4記載の外断熱用パネルの取付構造は、前記押出成形セメント板が、前記凸条を横方向へ延在させるように横張りされたことを特徴とする。
この外断熱用パネルの取付構造では、押出成形セメント板が横張りされることで、裏面に突設された凸条が水平方向に延在することとなり、凸条の断面形状があり状なので、水平方向へ延在する凸条の上縁が略V溝状となる。したがって、凸条に上方から嵌入する係着溝は、断熱材の荷重によって、断熱材をより押出成形セメント板の裏面に密着させるように嵌入し、縦張りに比べて断熱材の係着信頼性が高まる。
本発明に係る外断熱用パネルの取付構造によれば、押出成形セメント板の裏面に凸条を突設し、断熱材に形成した断面あり穴状の係着溝を、凸条に嵌入して押出成形セメント板の裏面に断熱材を係着するので、接着剤を使用せずに、押出成形セメント板への断熱材の容易な取付けを可能にできる。また、パネル押出方向の両端に亘って凸条が延在するので、断熱材を押出成形セメント板に確実に保持できる。また、断熱材破損時の容易な交換を可能にできる。吹き付けウレタンなどを吹き付ける場合の作業環境の悪化がない。吹き付け作業の養生が不要であり、施工性が低下しない。型枠体と押出成形セメント板で形成した裏面側空洞部に発泡ウレタンを充填する構造のように、パネルが大掛かりとなることがなく、また、運搬性や施工性が低下することがない。この結果、外断熱用パネルの取付け施工性を向上させることができる。
以下、本発明に係る外断熱用パネルの取付構造の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る外断熱用パネルの取付構造の斜視図、図2は図1に示した取付構造の縦断面図、図3は図1に示した取付構造の横断面図、図4は外断熱用パネルの縦断面図、図5はZクリップの斜視図である。
本実施の形態では、先ず、押出成形セメント板11が横張りされる場合を例に説明する。ここで、横張りとは、押出成形セメント板11が、押出成形方向を横方向として取り付けられる取付形態を称す。したがって、横張りでは、押出成形セメント板11の中空部11aが水平方向に延在する。また、これとは逆に、中空部11aが上下方向に延在する取付形態は縦張りと称し、後述する。
押出成形セメント板11は、裏面に板状の断熱材13を付設することで、外断熱用パネル15を構成する。外断熱用パネル15は、工場出荷時に、押出成形セメント板11に予め断熱材13を付設しておくことができる。なお、工場出荷時には押出成形セメント板11と断熱材13とを別体で現場搬入し、現場にて後述の凸条及び係着溝によって断熱材13を係着することもできる。いずれにしても、外断熱用パネル15は、断熱材13を付設された状態で、Zクリップを用いて躯体側の下地アングル材に取り付けられる。
以下に、外断熱用パネルの取付構造を、各部材ごとに説明する。
押出成形セメント板11は、押出方向に中空部11aが形成され、上下端には上下で嵌合する凸部11bと凹部11cとが形成されている。図2に示すように、凸部11bと凹部11cとを嵌合させて連結された上下の押出成形セメント板11、11の表側の目地にはシーリング17が充填され、裏側の目地には横ガスケット(EPOMスポンジ)19が挟入されて雨水の浸入が防止される。
押出成形セメント板11の裏面11dには少なくとも一対の凸条21が突設され、凸条21は押出成形セメント板11の押出方向に延在する。本実施の形態では、図1に示すように、3つの凸条21が突設されている。凸条21は、長手方向に直交する断面形状が突出先端に向かって開いたあり状に形成されるとともに、突出先端面21aの中央部には長手方向に延在する凹溝23が形成される。なお、本実施の形態では、凸条21を、あり状の突起先端面21aに凹溝23を形成した構成としたが、凸条21は、凹溝23によって離間される一対の平行な突起として構成してもよい。この場合においても、一対の突起の断面形状は、外形状であり状となる。凸条21は、このようなあり状とすることで、後述するように断熱材13との係着を可能とする。
断熱材13は、押出成形セメント板11の裏面形状と略一致して形成されている。断熱材13は、押出成形セメント板11の裏面11dへの貼着面に、凸条21に対応した係着溝25が形成されている。係着溝25は、凸条21に外嵌するような断面あり穴状に形成される。したがって、係着溝25を凸条21に嵌入した断熱材13は、押出成形セメント板11の裏面11dに接着剤を使用せずに係着保持される。
凸条21の凹溝23には、押出成形セメント板11の幅方向両側に、ボルト貫通穴27が穿設され、ボルト貫通穴27にはボルト29が挿通される。このボルト29は、Zクリップ31の基端31aを固定する。なお、断熱材13には、ボルト貫通穴27と一致する位置に、図4に示すボルト挿通用のスリット33が形成されることが好ましい。
図4に示すように、Zクリップ31は、基端31aと先端31bとが斜片31cを介し段差を有して連設されたZ字形状の取付金物である。基端31a側の端部には回転止め突起31dが折曲され、回転止め突起31dは凹溝23に挿入されることで、固定穴31eに挿入されたボルト29を中心としたZクリップ31の回転を規制する。
このように、Zクリップ31の基端31aがボルト29によって凸条21に固定され、基端31aに設けられた回転止め突起31dが凸条21の凹溝23に挿入されることで、ボルト29を中心としたZクリップ31の回動が規制され、Zクリップ31の回転による後述の下地からの脱落が防止される。したがって、Zクリップ31を下地に溶接する必要がなくなる。これにより、溶接の火花で断熱材13が溶融したり、発火したりする恐れがなくなる。また、断熱材13に火花などが及ばないよう、養生をする必要もなくなる。また、回転止め突起31dは、断熱材13を貫通して凹溝23に挿入可能となるので、Zクリップ31部分の断熱材13を切除し、押出成形セメント板11を下地に取付け後、Zクリップ部分に断熱材13を再度貼り付けする後作業も不要となる。
押出成形セメント板11の裏面11dに断熱材13を係着した外断熱用パネル15は、凹溝23から中空部11aに挿通したボルト29に、中空部11aでプレートナット37が螺合されることで、基端31aが凸条21に固定される。そして、Zクリップ31の先端31bと凸条21との間には、下地アングル材39の支持片39aが挟持される。図3に示すように、下地アングル材39の連結片39bは、躯体41に溶接されたU型ブラケット43の両側面に溶接される。また、外断熱用パネル15の下端は、下地アングル材39、39に溶接される重量受けアングル45によって支持される。なお、図2中、47はワッシャー、49はスプリングワッシャーを示す。
凸条21と、下地アングル材39の支持片39aとの間には硬質パッキング51が挟入され、硬質パッキング51は圧縮荷重を受け止める。すなわち、押出成形セメント板11は、凸条21と、凸条21に基端31aが固定されたZクリップ31の先端31bとで下地アングル材39の支持片39aを挟持して保持される。この際、凸条21と支持片39aとの間に変形し易い断熱材13のみが挟入されていれば、凸条21と支持片39aとの間に隙間が生じ、保持のための圧縮荷重が受け止められず、ガタツキが発生する。これに対し、本発明のように硬質パッキング51が挟入されていれば、圧縮荷重が受け止められ、ガタツキが発生せず、断熱材13を付設した外断熱用パネル15を下地アングル材39に確実に取付けできる。なお、凸条21は、押出成形セメント板11の厚みが厚く、断熱材13を配置しなくても(又は断熱材13の厚みが薄くても)パネルとして断熱性能に影響を与えることはない。
以上の構成では、押出成形セメント板11が、凸条21を横方向へ延在させるように横張りされているので、裏面11dに突設された凸条21が水平方向に延在することとなり、凸条21の断面形状があり状なので、水平方向へ延在する凸条21の上縁が略V溝状となる。したがって、凸条21に上方から嵌入する係着溝25は、断熱材13の荷重によって、断熱材13をより押出成形セメント板11の裏面11dに密着させるように嵌入し、縦張りに比べて断熱材13の係着信頼性が高まる。
次に、本発明を押出成形セメント板の縦張りに適用した場合を説明する。
図6は縦張りに適用した本発明に係る取付構造の縦断面図、図7は図6に示した取付構造の横断面図である。なお、図1〜図5に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
本発明に係る外断熱用パネルの取付構造は、押出成形セメント板11が縦張りされる場合にも適用することができる。
すなわち、図6に示すように、外断熱用パネル15は、中空部11aが上下方向に延在するように配置され、下端側が重量受けアングル45の支持片45aによって支持される。重量受けアングル45は、アングル材47を介して躯体側H鋼材49に溶接される。躯体側H鋼材49の上面にはフロアーパネルFPが敷設され、フロアーパネルFPと外断熱用パネル15との間隙にはモルタル53と、RW養生55とが順次施される。
また、押出成形セメント板11は、上端側がZクリップ31によって支持アングル57の支持片57aに取り付けられる。支持アングル57は、躯体側H鋼材49の下面に溶接される。さらに、躯体側H鋼材49は、室内側が耐火被覆59によって覆われる。
このように、上記した実施の形態による外断熱用パネルの取付構造では、接着剤を使用せずに、断熱材13の係着溝25が凸条21に係着される。パネル押出方向の両端に亘って凸条21が形成され、断熱材13が凸条21に確実に保持される。接着剤が使用されないことで、断熱材破損時の容易な交換が可能となる。ウレタンなどの吹き付け作業や、吹き付け作業の養生が不要となる。また、型枠体と押出成形セメント板11で形成した裏面側空洞部に発泡ウレタンを充填する作業も不要となる。
したがって、本実施に係る外断熱用パネルの取付構造によれば、押出成形セメント板11の裏面11dに凸条21を突設し、断熱材13に形成した断面あり穴状の係着溝25を、凸条21に嵌入して押出成形セメント板11の裏面11dに断熱材13を係着するので、接着剤を使用せずに、押出成形セメント板11への断熱材13の容易な取付けを可能にできる。また、パネル押出方向の両端に亘って凸条21が延在するので、断熱材13を押出成形セメント板11に確実に保持できる。また、断熱材破損時の容易な交換を可能にできる。吹き付けウレタンなどを吹き付ける場合の作業環境の悪化がない。吹き付け作業の養生が不要であり、施工性が低下しない。型枠体と押出成形セメント板11で形成した裏面側空洞部に発泡ウレタンを充填する構造のように、パネルが大掛かりとなることがなく、また、運搬性や施工性が低下することがない。この結果、外断熱用パネル15の取付け施工性を向上させることができる。
また、本実施の形態による外断熱用パネル15の取付構造によれば、押出成形セメント板11の押出成形時に、凸条21を他の部位と同時に容易に形成することができる。そして、裏面11dに複数の凸条21が形成されることで、押出成形セメント板11のパネル強度を高めることができる。さらに、裏面11dに直接Zクリップ31がボルト固定される従来構造に比べ、厚肉の凸条21にZクリップ31が固定されるので、ボルト固定部の強度も向上させることができる。
本発明に係る外断熱用パネルの取付構造の斜視図である。 図1に示した取付構造の縦断面図である。 図1に示した取付構造の横断面図である。 外断熱用パネルの縦断面図である。 Zクリップの斜視図である。 縦張りに適用した本発明に係る取付構造の縦断面図である。 図6に示した取付構造の横断面図である。
符号の説明
11…押出成形セメント板、11a…中空部、11d…裏面、13…板状の断熱材、15…外断熱用パネル、21…凸条、21a…突出先端面、23…凹溝、25…係着溝、29…ボルト、31…Zクリップ、31a…基端、31b…先端、31d…回転止め突起、39…下地アングル材、51…硬質パッキング

Claims (4)

  1. 押出成形セメント板の裏面に板状の断熱材を付設してなる外断熱用パネルを、Zクリップを用いて躯体側の下地アングル材に取り付ける外断熱用パネルの取付構造であって、
    押出方向に中空部の形成された前記押出成形セメント板の裏面に、押出方向に延在する少なくとも一対の凸条が突設され、
    該凸条は長手方向に直交する断面形状が突出先端に向かって開いたあり状に形成されるとともに、突出先端面の中央部には長手方向に延在する凹溝が形成され、
    前記断熱材に形成した断面あり穴状の係着溝を前記凸条に嵌入して前記押出成形セメント板の裏面に前記断熱材を係着し、
    前記凹溝から前記中空部に挿通したボルトによって前記Zクリップの基端を前記押出成形セメント板に固定するとともに、該Zクリップの先端と前記凸条との間に前記下地アングル材を挟持したことを特徴とする外断熱用パネルの取付構造。
  2. 前記Zクリップの基端側の端部に、前記凹溝に挿入される回転止め突起が設けられたことを特徴とする請求項1記載の外断熱用パネルの取付構造。
  3. 前記凸条と前記下地アングル材との間に、硬質パッキングが挟入されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の外断熱用パネルの取付構造。
  4. 前記押出成形セメント板が、前記凸条を横方向へ延在させるように横張りされたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の外断熱用パネルの取付構造。
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