JP2007090758A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007090758A JP2007090758A JP2005285209A JP2005285209A JP2007090758A JP 2007090758 A JP2007090758 A JP 2007090758A JP 2005285209 A JP2005285209 A JP 2005285209A JP 2005285209 A JP2005285209 A JP 2005285209A JP 2007090758 A JP2007090758 A JP 2007090758A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure
- unit
- signal
- forming apparatus
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Facsimile Heads (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
- Laser Beam Printer (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【課題】 露光エネルギーのばらつきを抑えて良好な画像を形成する。
【解決手段】 感光体表面を画素選択的に露光して潜像を形成する露光部16を有する画像形成装置10において、前記露光部の駆動を制御する露光制御部17と、基準クロック信号を生成する基準クロック生成部18と、前記基準クロック信号の周波数を所定の周期で変調し、露光制御部に供給する周波数変調部19とを備え、露光制御部は周波数変調部による変調量に応じて露光エネルギーを補正して前記露光部を駆動する。
【選択図】 図1
【解決手段】 感光体表面を画素選択的に露光して潜像を形成する露光部16を有する画像形成装置10において、前記露光部の駆動を制御する露光制御部17と、基準クロック信号を生成する基準クロック生成部18と、前記基準クロック信号の周波数を所定の周期で変調し、露光制御部に供給する周波数変調部19とを備え、露光制御部は周波数変調部による変調量に応じて露光エネルギーを補正して前記露光部を駆動する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置に関するものであり、特に感光体表面に露光を行うための露光制御部を備えた画像形成装置に関するものである。
電磁波妨害ノイズ(Electro Magnetic Interference Noise :以降、単にEMIノイズと略称する)を抑制すべく、周波数拡散発振器(Spread Spectrum Clock Generator)と称される発振器が電子装置に用いられている。周波数拡散発振器は、水晶振動子などの発振素子で生成される固定周期のクロック信号に対して周波数変調を行い、クロック信号の周波数を拡散させることで、ノイズ原因となるピーク電流の低減を図り、EMIノイズの発生を抑制する。
この周波数拡散発振器は画像形成装置にも用いられ、そのクロック信号は感光体の表面に静電潜像を形成すべく、露光を行う露光部の制御にも用いられている。
しかしながら、EMIノイズを抑制するために変調されたクロック信号を露光制御に用いると、クロック信号の周波数は周期的に変調することから、露光制御による露光エネルギーにばらつきが生じ、濃度むらやジッタと称される不具合が発生する。これは、拡散される基準クロック信号の周波数が高くなるように変調された場合、当該基準クロック信号に基づいて生成される信号、例えば露光時間を決定するためのストローブ信号長が短くなり、露光エネルギーが減少する。また、基準クロック信号の周波数が低くなるように変調された場合、ストローブ信号長が長くなり、露光エネルギーが増加してしまう。このように露光エネルギーの増減が生じることにより、感光体の表面に形成する静電潜像に濃淡が生じてしまい良好な静電潜像を得ることができず、結果的に良好な画像を形成することができない。
前記したように、本発明の目的は、露光エネルギーのばらつきを抑えて良好な画像を形成する画像形成装置を提供することにある。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成1〉
感光体表面を画素選択的に露光して潜像を形成する露光部を有する画像形成装置において、露光部の駆動を制御する露光制御部と、基準クロック信号を生成する基準クロック生成部と、基準クロック信号の周波数を所定の周期で変調し、露光制御部に供給する周波数変調部とを備え、露光制御部は、周波数変調部による変調量に応じて露光エネルギーを補正して露光部を駆動することを特徴とする。
〈構成1〉
感光体表面を画素選択的に露光して潜像を形成する露光部を有する画像形成装置において、露光部の駆動を制御する露光制御部と、基準クロック信号を生成する基準クロック生成部と、基準クロック信号の周波数を所定の周期で変調し、露光制御部に供給する周波数変調部とを備え、露光制御部は、周波数変調部による変調量に応じて露光エネルギーを補正して露光部を駆動することを特徴とする。
〈構成2〉
露光制御部は、露光部の選択された画素の露光エネルギー量が略等しくなるように補正を行うことを特徴とする。
〈構成3〉
露光制御部は、露光部の露光光量を変化させて露光エネルギー量を補正することを特徴とする。
〈構成4〉
露光制御部は、露光部の露光時間を変化させて露光エネルギー量を補正することを特徴とする。
露光制御部は、露光部の選択された画素の露光エネルギー量が略等しくなるように補正を行うことを特徴とする。
〈構成3〉
露光制御部は、露光部の露光光量を変化させて露光エネルギー量を補正することを特徴とする。
〈構成4〉
露光制御部は、露光部の露光時間を変化させて露光エネルギー量を補正することを特徴とする。
〈構成5〉
露光部は、ライン走査により感光体表面に潜像を形成し、周波数変調部は、所定の周期を露光部の露光ライン周期のn(nは正の整数)分の1に設定することを特徴とする
〈構成6〉
露光部は、レーザー光源と、該レーザー光源によりライン走査を行う走査部とを有することを特徴とする。
〈構成7〉
露光部は、アレイ上に配列した複数の発光素子を有することを特徴とする。
〈構成8〉
発光素子は、LED(発光ダイオード)素子であることを特徴とする。
露光部は、ライン走査により感光体表面に潜像を形成し、周波数変調部は、所定の周期を露光部の露光ライン周期のn(nは正の整数)分の1に設定することを特徴とする
〈構成6〉
露光部は、レーザー光源と、該レーザー光源によりライン走査を行う走査部とを有することを特徴とする。
〈構成7〉
露光部は、アレイ上に配列した複数の発光素子を有することを特徴とする。
〈構成8〉
発光素子は、LED(発光ダイオード)素子であることを特徴とする。
〈構成9〉
感光体表面を画素選択的に露光して潜像を形成するLEDヘッドを有する画像形成装置において、LEDヘッドの駆動を制御する露光制御部と、基準クロック信号を生成する基準クロック生成部と、基準クロック信号の周波数を所定の周期で変調し、露光制御部に供給する周波数変調部とを備え、露光制御部は、周波数変調部による変調量に応じて露光エネルギーを補正してLEDヘッドを駆動することを特徴とする。
感光体表面を画素選択的に露光して潜像を形成するLEDヘッドを有する画像形成装置において、LEDヘッドの駆動を制御する露光制御部と、基準クロック信号を生成する基準クロック生成部と、基準クロック信号の周波数を所定の周期で変調し、露光制御部に供給する周波数変調部とを備え、露光制御部は、周波数変調部による変調量に応じて露光エネルギーを補正してLEDヘッドを駆動することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、変調量に応じて露光エネルギーを補正して露光部を駆動することから、常に一定の露光エネルギーで露光部を駆動することができ、露光エネルギーのばらつきを抑えて良好な静電潜像を形成することができ、当該静電潜像により良好な画像を形成することができる。
以下、本発明の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。以下の説明では、各実施の形態に用いる図面について同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
電子写真プリンタと称される本発明の画像形成装置10は、図1に示すように、操作表示部11と、図示しない上位装置と通信を行うためのホストインタフェース部12と、各種処理を行うためのワークエリアとしてのRAM13と、プログラムおよび各種情報を保持するROM14と、該ROM14に格納されたプログラムに基づいて各種制御を行うための主制御部15と、主制御部15からの指示に基づいて、露光部としてのLEDヘッド16を制御する露光制御部としての画像制御部17と、前記各部を制御するためのクロック信号の元となる変調されていない基準クロック信号を生成する発振器18と、該発振器18からの基準クロック信号の周波数を拡散すべく、変調を行う周波数変調部19と、該周波数変調部19での変調に必要な変調信号を、画像制御部17からのライン同期信号に基づいて生成する変調信号生成部20とを備える。
操作表示部11は、オペレータからの入力を受けると共に入力内容を表示したり画像形成装置10の動作状態を表示する。
ホストインタフェース部12は、上位装置と通信を行って、該上位装置から出力される印刷データを受信する。
ホストインタフェース部12は、上位装置と通信を行って、該上位装置から出力される印刷データを受信する。
RAM13は、ホストインタフェース部12で受信した印刷データを一時的に保持したり、各種処理におけるデータを一時的に保持する。
ROM14には、各種処理に必要な情報や処理を行うためのプログラムが保持されている。ところで、プログラムに基づいて主制御部15が制御を行うことにより、画像制御部17で印刷データがラスター展開されて画像データが生成され、当該画像データ及び主制御部の各部制御タイミングに基づき露光制御を行うための各種信号が生成され、これらがLEDヘッド16へ供給されると、該LEDヘッド16で感光体の表面上に静電潜像が形成される。その後、静電潜像にトナーが供給されてトナー画像が形成されると、該トナー画像が印刷媒体に転写されて定着することで、印刷媒体に画像が形成される。
ROM14には、各種処理に必要な情報や処理を行うためのプログラムが保持されている。ところで、プログラムに基づいて主制御部15が制御を行うことにより、画像制御部17で印刷データがラスター展開されて画像データが生成され、当該画像データ及び主制御部の各部制御タイミングに基づき露光制御を行うための各種信号が生成され、これらがLEDヘッド16へ供給されると、該LEDヘッド16で感光体の表面上に静電潜像が形成される。その後、静電潜像にトナーが供給されてトナー画像が形成されると、該トナー画像が印刷媒体に転写されて定着することで、印刷媒体に画像が形成される。
ここで、印刷媒体に画像を形成する機構的な制御を説明を行う。
本発明の画像形成装置10は、図2に示すように、トレイ31に収容された複数の印刷媒体32において、最上位の1枚をホッピングローラ33により搬送路に取り込むと、当該搬送路の一方の端に配置されたフィードローラ34a、34b、34cおよび34dにより、取り込んだ印刷媒体32の搬送を行う。
本発明の画像形成装置10は、図2に示すように、トレイ31に収容された複数の印刷媒体32において、最上位の1枚をホッピングローラ33により搬送路に取り込むと、当該搬送路の一方の端に配置されたフィードローラ34a、34b、34cおよび34dにより、取り込んだ印刷媒体32の搬送を行う。
搬送路中には、図中の矢印Aの方向に回転する感光体が感光体ドラム35として配置されており、該感光体ドラム35の表面をマイナス帯電させるための帯電ローラ36が感光体ドラム35に当接している。更に感光体ドラム35の周囲には、マイナス帯電した感光体ドラム35の表面に光を照射して露光を行うためのLEDヘッド16が配置され、露光により形成される静電潜像にトナーを供給するためのトナーカートリッジ37が配置されている。
尚、トナーカートリッジ37には、収容するトナーをマイナスに帯電させて、静電潜像が形成された感光体ドラム35の表面に供給するための現像ローラ38が設けられている。
トナーが供給されて静電潜像に応じたトナー画像が形成されると、当該トナー画像を図中の地点Bにおいて印刷媒体32に転写する。
トナーが供給されて静電潜像に応じたトナー画像が形成されると、当該トナー画像を図中の地点Bにおいて印刷媒体32に転写する。
ところで、トナー画像の転写は、地点Bにおいて、感光体ドラム35と対峙する位置に設けられた転写ローラ39により、搬送されてくる印刷媒体32をプラスに帯電しており、当該プラス帯電により、マイナス帯電したトナー画像が静電気力で印刷媒体32に転写される。
トナー画像が転写された印刷媒体32は更に搬送され、搬送路中に設けられた定着器40の定着ローラ41aおよび41bによりトナーが融着され、印刷媒体32上に画像が形成される。画像が形成された印刷媒体32は、排出ローラ42aおよび42bにより搬送路の他方の端に設けられた排出トレイ43へ排出される。
ここで、再び図1に戻って、LEDヘッド16、画像制御部17、発振器18、周波数変調部19および変調信号生成部20を説明する。
LEDヘッドは複数のLED素子がアレイ状に配置されており、回転する感光体ドラムをライン走査で露光する。画像制御部17は、LEDヘッド16の露光制御において、1ライン分の露光制御の周期を示すライン周期信号を変調信号生成部20に出力しており、図3の(b)に示すライン周期信号を取得した変調信号生成部20は、ライン周期信号に基づいて図3の(c)に示す変調信号を生成する。
ここで、変調信号生成部20を詳細に説明する。
変調信号生成部20は、フィルタ部21およびゲインコントロールアンプ22を備える。
フィルタ部21はLPF(Low Pass Filter)であり、入力されるライン同期信号から図4に示す信号(ア)を作成する。信号(ア)は0Vを中心とした振幅がaのサイン波であり、LPFを介して生成されることにより、ライン同期信号に対して約90度の周期遅延を有している。
変調信号生成部20は、フィルタ部21およびゲインコントロールアンプ22を備える。
フィルタ部21はLPF(Low Pass Filter)であり、入力されるライン同期信号から図4に示す信号(ア)を作成する。信号(ア)は0Vを中心とした振幅がaのサイン波であり、LPFを介して生成されることにより、ライン同期信号に対して約90度の周期遅延を有している。
ゲインコントロールアンプ22は、振幅aから振幅bに振幅調整し、図4に示す信号(イ)を生成し、該信号を変調信号(図3の信号(c)参照)として周波数変調部19へ出力する。
発振器18は、図3の(a)に示す基準となる所定周波数のクロック信号を生成し、該信号を周波数変調部19に出力する。
周波数変調部19は、EMIノイズを抑制すべく、発振器18からのクロック信号の周波数を変調信号生成部20からの変調信号に基づいて拡散変調し、図3(d)に示す周波数変調クロック信号を生成する。
具体的には、周波数変調部19は、位相比較部23、加算器24および、電圧制御発振器(Voltage Contorolled Oscillator:以降、VCOと略称する)25を備えている。
位相比較器23は発振器18から出力される基準クロックの位相と、VCO25で生成されるクロック信号との位相差を比較し、位相差に基づいて電圧を発生する。
この電圧はVCO25の制御端子に印加されVCO25の発振周波数を調整し、VCO25の信号位相が進んでいれば発振周波数を下げて位相を遅らせ、信号位相が遅れていれば発振周波数を上げて位相を進め、基準クロック信号との位相差が零になるようにVCO25を制御している。
従って、加算器24に変調信号が入力されない状態では、基準クロックの位相とVCO25で生成されたクロック信号の位相が一致した状態、つまりVCO25は発振機と同じ周波数で発振する状態となる。
この状態からVCO25の制御電圧に変調信号発生部20からの変調信号が加算されることで図3の(d)に示す周波数変調クロック信号が生成される。
生成された周波数変調クロック信号は周波数が拡散されていて、その周波数の振れ幅は図5に示す振れ幅Aとなる。
尚、前記した周波数の振れ幅Aが周波数変調部19で生成されるクロック信号の周波数の例えば±1%や±3%の変化幅になるように、フィルタ部21やゲインコントロールアンプ22の制御値(ゲイン)およびVCO25が調整される。
周波数変調部19で生成された周波数変調クロック信号は、操作表示部11、ホストインタフェース部12、RAM13、主制御部15および画像制御部17に供給されており、供給を受ける各部において基準クロック信号として用いられている。
画像制御部17は、周波数変調クロック信号に基づいて、図6の(j)に示す補正ストローブ信号と、図6の(f)に示す画像データをヘッド内のシフトレジスタへ転送するための転送クロック信号と、図6の(h)に示すシフトレジスタ内部の図示しないラッチ回路にロードするための画像データロード信号と、図3の(e)や図6の(e)に示す一走査ライン処理に同期したライン同期信号と、図3の(b)や図6の(e)に示すライン周期信号とを生成しており、該各信号を図6に示すタイミングでLEDヘッド16へ出力すると共に、図6の(g)に示す画像データをLEDヘッド16へ出力する。このとき、画像制御部17は、図3の(b)や図6の(b)に示すライン周期信号を変調信号生成部20にも出力する。
ところで、補正ストローブ信号以外の信号は周波数変調クロック信号と同期した信号であることから、その説明を割愛し、本発明の特徴である補正ストローブ信号を詳細に説明する。
補正ストローブ信号は、LEDの発光時間を制御するための信号であり、本発明では1ラインの画像データは4分割されており、1ライン中に4つの露光タイミングを有する。そして、本発明により図6の(i)に示す周波数変調クロックにより作成されたストローブ信号が補正された信号である。尚、本実施例では、補正ストローブ信号が「Lo」状態にある間、LEDの発光制御が行われており、該各「Lo」状態の間隔は、図6の(i)に示す補正前のストローブ信号と異なり統一が図られている。
補正ストローブ信号は、LEDの発光時間を制御するための信号であり、本発明では1ラインの画像データは4分割されており、1ライン中に4つの露光タイミングを有する。そして、本発明により図6の(i)に示す周波数変調クロックにより作成されたストローブ信号が補正された信号である。尚、本実施例では、補正ストローブ信号が「Lo」状態にある間、LEDの発光制御が行われており、該各「Lo」状態の間隔は、図6の(i)に示す補正前のストローブ信号と異なり統一が図られている。
補正ストローブ信号は周波数変調クロック信号をカウントして作成された補正前ストローブ信号と周波数変調クロックの変調量の情報とに基づいて生成されており、当該信号を生成するために画像制御部17は、図1に示すように、ストローブ補正量算出部および補正ストローブ信号生成部27を備える。
ストローブ補正量算出部26は、図示しないサイン波生成部とこのサイン波の所定の範囲を積分する積分生成部261を備えている。
サイン波生成手段は、図6(c)に示す変調信号と同等(位相のあった)のサイン波を生成し、積分処理部261は、前記サイン波生成部が作成したサイン波の所定時間(例えば図6の時間aから時間bまでの間)における積分値を算出する。この積分値は、図6の(c)に示すクロックの変調信号の各斜線に示される変調量の積に対応する値である。
そして、この算出した積分値に補正係数Bを乗じてストローブ補正値を作成し、このストローブ補正値をストローブ信号生成部27に出力する。そしてこの補正値に基づいて、周波数変調クロック信号の周波数変調量によって期待されるストローブ幅からずれてしまったストローブ幅が補正される。
補正係数Bは、フィルタ部21の特性値や、VCO25の特性値、ゲインコントロールアンプ22の制御値等に基づいて、ストローブ信号の幅が正しく補正されるように予め算出された値であり、ROM14に記憶されている。
なお、変調信号(c)とライン周期は同期されているため、補正値は一度算出されればライン毎に同じ値となるため、実際の画像形成のタイミングとは別のタイミングで予め補正値を算出し、記憶しておく。
本実施例においては、1ライン中に4回発生するストローブ信号に対して、4つの補正値を求めて記憶しておけばよい。
そして、画像形成時にライン単位で4つの補正値をストローブ信号生成部27に出力し、この4つの補正値に基づいて4つのストローブ信号の幅が補正される。
補正ストローブ信号生成部27は、ストローブ時間補正部271を備えており、該ストローブ時間補正部271は、ストローブ補正量算出部26の出力する補正値に基づいて、ストローブ信号におけるストローブ時間、すなわちパルス幅を補正する。
具体的には、ストローブ時間補正部271は、図6の(c)に示す変調信号における例えば斜線部(ア)や斜線部(イ)などのように、変調信号の周波数が基準周波数より高いときは、変調量に応じた補正量時間分ストローブ時間を延長すべく、補正前のストローブ信号のパルス幅を伸張し、図6の(c)に示す変調信号における例えば斜線部(オ)のように、変調信号の周波数が基準周波数より低いとき、変調量に応じた補正量時間分ストローブ時間を短縮すべく、補正前のストローブ信号のパルス幅を短縮する。
ストローブ時間補正部271の補正により、補正ストローブ信号生成部27は、例えば図6の(c)に示す変調信号における斜線部(ア)において、式1の関係式で示すように、ストローブ信号を補正して、図6の(j)に示す補正ストローブ信号を生成し、該信号をLEDヘッド16へ出力する。
また、補正ストローブ信号生成部27は、例えば図6の(c)に示す変調信号における斜線部(ウ)および斜線部(エ)において、式2の関係式で示すように、ストローブ信号を補正して、図6の(j)に示す補正ストローブ信号を生成し、該信号をLEDヘッド16へ出力する。
更に、補正ストローブ信号生成部27は、例えば図6の(c)に示す変調信号における斜線部(オ)において、式3の関係式で示すように、ストローブ信号を補正して、図6の(j)に示す補正ストローブ信号を生成し、該信号をLEDヘッド16へ出力する。
前記したように、LEDヘッド16で補正ストローブ信号に基づいて露光制御を行うことにより、各露光制御における各発光時間を適正値に補正することができ、これにより露光エネルギーを適切な値とすることができる。
ところで、LEDヘッド16は、複数のLED(発光部)28と、画像制御部17からの各種信号および画像データに基づいてLED28の発光制御を行うLED駆動部29と、LED駆動部29からの信号に基づいてLED28のスイッチング制御を行う駆動トランジスタ30とを備える。
駆動トランジスタ30は、LED駆動部29から出力されるLEDオン信号に基づいてLED28のスイッチング制御を行っており、当該スイッチング制御を行うためのLEDオン信号は、補正ストローブ信号に同期している。すなわち、各LEDオン信号は、ストローブ時間の統一が図られた補正ストローブ信号に基づいて生成されることから出力時間の統一が図られており、当該LEDオン信号が出力されている間、駆動トランジスタ30によりLED28の発光制御が行われ各発光制御における発光時間の統一が図られている。
LED駆動部29は、1ラインにおいて4分割して発光制御を行うために、画像制御部17からの画像データを保持する4つのシフトレジスタ、すなわち((4n+1)用のシフトレジスタ、(4n+2)用のシフトレジスタ、(4n+3)用のシフトレジスタおよび(4n+4)用のシフトレジスタ)290を備えている。各シフトレジスタ290は、トランジスタ291を介してそれぞれ所定数のLED28に接続されている。トランジスタ291は、シフトレジスタ290での保持内容に応じて、LED28を駆動するためのVDDの供給制御を行う。
次に本発明の画像形成装置10の動作、特に画像制御部17およびLEDヘッド16における動作を説明する。
画像制御部17は、発振器18からの周波数変調クロック信号に同期して動作し、各種信号を生成出力する。具体的には、画像制御部17は、先ず供給される周波数変調クロック信号のクロック数をカウントしてTlsyncで示される周期のライン同期信号およびライン周期信号を生成し、該各信号をLEDヘッド16に出力する。ところで、供給される周波数変調クロック信号は、図3(d)に示すようにパルス周期が一定ではなく、周期の粗と周期の密とが繰り返された信号であるが、画像制御部17は、パルス周期の粗密に影響されることなく、常にTlsyncで示される周期のライン同期信号およびライン周期信号を生成する。
画像制御部17は、発振器18からの周波数変調クロック信号に同期して動作し、各種信号を生成出力する。具体的には、画像制御部17は、先ず供給される周波数変調クロック信号のクロック数をカウントしてTlsyncで示される周期のライン同期信号およびライン周期信号を生成し、該各信号をLEDヘッド16に出力する。ところで、供給される周波数変調クロック信号は、図3(d)に示すようにパルス周期が一定ではなく、周期の粗と周期の密とが繰り返された信号であるが、画像制御部17は、パルス周期の粗密に影響されることなく、常にTlsyncで示される周期のライン同期信号およびライン周期信号を生成する。
画像制御部17は、RAM13に保持されている印刷データを読み出してラスター展開して画像データを生成し、該画像データをLEDヘッド16のLED駆動部29へ出力する。LED駆動部29への画像データの転送処理は、先ず(4n+1)画素に対応する全ての画像データを(4n+1)画素用の転送クロックに同期して出力し、その後(4n+1)画素用の画像データロード信号を生成して出力する。このデータロード信号により、画像制御部17から出力された画像データは、LED駆動部29のシフトレジスタ290内のラッチ回路で保持される。
画像制御部17は、補正ストローブ信号生成部27で図6の(i)に示すストローブ時間T(4n+1)に対応した補正値でストローブ時間を延長し、図6の(j)に示すストローブ時間T(4n+1)′のストローブ信号を生成してLEDヘッド16のLED駆動部29へ出力する。
その後、同様にして(4n+2)画素に対応する全ての画像データを転送クロックに同期して出力し、(4n+2)画素用の画像データロード信号を出力した後、(4n+2)画素用の補正ストローブ信号を出力する。以降、同様に(4n+3)の画素および(4n+4)の画素における転送処理を行う。尚、画像制御部17は、前記した一連の転送処理を図6の(e)に示すライン同期信号のTlsync周期内で行っている。
LEDヘッド16は、(4n+1)画素用の転送クロックに同期して入力される画像データをLED駆動部29の(4n+1)画素用のシフトレジスタ290に保持する。その後、(4n+1)画素用の画像データロード信号を受けると、(4n+1)画素用のシフトレジスタ内部のラッチ回路で画像データをラッチし、ラッチ結果をLED28のアノード端子に出力する。
次に、補正ストローブ信号を受けたLEDヘッド16は、LED駆動部29で補正ストローブ信号に基づいてLEDオン信号を生成し、該信号を駆動トランジスタ30へ出力する。当該信号によりON制御される駆動トランジスタ30により、ラッチ結果に基づく発光制御が行われる。この発光制御でLED28が発光することにより、感光体ドラム35の表面上に(4n+1)画素用の画像データに基づく静電潜像が形成される。
その後、同様にしてLEDヘッド16は、(4n+2)画素用の画像データをLED駆動部29の(4n+2)画素用のシフトレジスタ290に保持し、(4n+2)画素用の画像データロード信号を受けると、(4n+2)画素用のシフトレジスタで画像データをラッチし、ラッチ結果をLED28のアノード端子に出力する。
LEDヘッド16は、LED駆動部29で補正ストローブ信号に基づいてLEDオン信号を生成して駆動トランジスタ30へ出力し、当該信号によりON制御される駆動トランジスタ30によりLED28を制御してラッチ結果に基づく発光を行う。発光制御でLED28が発光することにより、感光体ドラム35の表面上に(4n+2)画素用の画像データに基づく静電潜像が形成される。以降、同様にして(4n+3)の画素用の画像データおよび(4n+4)の画素用の画像データに基づく静電潜像を形成する。
尚、(4n+1)画素用の画像データ、(4n+2)画素用の画像データ、(4n+3)画素用の画像データおよび(4n+4)画素用の画像データに基づく各発光制御において、発光時間を制御するための各ストローブ信号におけるストローブ時間が統一化されるとともに適正な値に補正されていることから、発光時間のばらつきがなく、適切な発光時間で発光制御が行われる。
前記したように静電潜像を形成した後、画像制御部17から次のライン同期信号をLED駆動部29で受けると、次のラインの画像データを取得すべくシフトレジスタ290の保持内容がクリアされる。
尚、感光体ドラム35に形成された静電潜像に、トナーカートリッジ37からのトナーが供給されてトナー画像が形成され、該トナー画像が印刷媒体32に転写された後、定着器40により融着が行われ、印刷媒体32上に画像が形成される。
前記したように、実施例1の画像形成装置10によれば、フィルタ部21の特性値やVCO25の特性値、ゲインコントロールアンプ22の制御値などの情報と、周波数変調クロックにより作成された補正前のストローブ信号のストローブ時間内における周波数の変調の総量を求め、求めた変調の総量に応じてストローブ時間を調整してストローブ信号を生成することにより、当該ストローブ信号に基づく露光制御により、露光時間を適切に補正して均一化することができ、露光時間の不均一で生じる静電潜像の濃淡を防止することができる。これにより、実施例1の画像形成装置10によれば、EMIノイズの発生を抑制すると共に、濃淡むらの無い静電潜像に基づいて良好な画像を形成することができる。
実施例1ではLEDヘッドで露光制御を行う画像形成装置の例を説明したが、実施例2ではレーザーヘッドで露光制御を行う画像形成装置50を説明する。
実施例2の画像形成装置50は、図7に示すように、実施例1と同様の発振器18、周波数変調部19、変調信号生成部20、操作表示部11、ホストインタフェース部12、RAM13、ROM14および主制御部15を備えており、更に本実施例の特徴である露光部としてのレーザーヘッド51と、該レーザーヘッド51の制御を行う画像制御部52とを備える。
実施例2の画像形成装置50は、図7に示すように、実施例1と同様の発振器18、周波数変調部19、変調信号生成部20、操作表示部11、ホストインタフェース部12、RAM13、ROM14および主制御部15を備えており、更に本実施例の特徴である露光部としてのレーザーヘッド51と、該レーザーヘッド51の制御を行う画像制御部52とを備える。
実施例1と同様の構成の説明は割愛し、本実施例の特徴であるレーザーヘッド51および画像制御部52を中心に説明する。
レーザーヘッド51は、レーザービームを出力するレーザーダイオード510と、該レーザーダイオード510を制御するレーザーダイオード駆動部511と、レーザービームの光路を制御する回転多面鏡512と、該回転多面鏡512で反射するレーザービームを受光し、該レーザービームを感光体ドラム35に照射するためのfθレンズ513と、回転多面鏡512の回転制御を行うポリゴンモータ514と、該ポリゴンモータ514を一定速度で回転制御するためのポリゴンモータ駆動部515と、回転多面鏡512によるレーザービームの反射において、反射する回転多面鏡512の面が切り替わる毎にレーザービームを受光し、ライン同期信号を生成する同期検出センサ516とを備える。
fθレンズ513は光路上の所定位置に配置されており、該fθレンズ513で受光するレーザービームの入力角度に応じて、該レーザービームの出力角度を制御し、この制御により、図7に示すように、感光体ドラム35において矢印Cで示す主走査方向に走査が行われる。
ところで、レーザービームの入力角度の制御は、回転多面鏡512における反射角度に基づいており、回転多面鏡512における反射角度を制御するために、回転多面鏡512の回転制御がポリゴンモータ514で行われている。尚、ポリゴンモータ514は、所定の一定速度で回転多面鏡512を回転制御する。
ポリゴンモータ514により回転される回転多面鏡512の各鏡面の長さは統一化されており、該各鏡面長は1ライン分の主走査方向の長さに対応している。これにより、回転多面鏡512における鏡面毎に、1ライン分の主走査方向に対する走査が行われる。
ポリゴンモータ514により回転される回転多面鏡512の各鏡面の長さは統一化されており、該各鏡面長は1ライン分の主走査方向の長さに対応している。これにより、回転多面鏡512における鏡面毎に、1ライン分の主走査方向に対する走査が行われる。
同期検出センサ516は、回転多面鏡512の回転によりレーザービームを反射する回転多面鏡512の鏡面が変わったことを検出し、主走査方向における走査の基準となる図9の(k)に示すライン同期信号を生成し、該ライン同期信号を画像制御部52および変調信号生成部20に出力する。
レーザーダイオード510は、供給される電流Iで駆動してレーザービームを出力する。ところで、レーザービームの制御はレーザーダイオード駆動部511で行われており、該レーザーダイオード駆動部511で電流Iのスイッチング制御および電流値の制御が行われる。
レーザーダイオード駆動部511は、図8に示すように、後述する変調量信号を補正して補正値Icを算出する電流補正制御部520と、電流補正制御部520からの補正値Icに基づいて基準電流Ibを補正し、レーザーダイオード510を駆動させるための電流設定値I’を生成する電流バイアス設定部521と、該電流バイアス設定部521からの電流設定値I’だけの電流を後述する画像制御部52からのレーザーダイオード駆動信号のタイミングで出力制御する電流出力制御部522とを備える。
ここで、レーザーダイオード駆動部511の電流補正制御部520に入力される変調量信号を説明する。
変調量信号は、周波数変調部19および変調信号生成部20から成る変調部53から出力されており、当該変調量信号は変調部53で変調を行った際の変調量を示す信号であり、図9の(n)に示すように、同期検出センサ516から入力されるライン同期信号に同期している。
変調量信号は、周波数変調部19および変調信号生成部20から成る変調部53から出力されており、当該変調量信号は変調部53で変調を行った際の変調量を示す信号であり、図9の(n)に示すように、同期検出センサ516から入力されるライン同期信号に同期している。
変調信号を変調信号生成部20の図示省略したVCOに入力することにより、周波数変調されたクロック信号(図9の(l)に示す信号)が生成される。尚、周波数変調クロック信号は、図5に示す周波数の振れ幅Aを有しており、該周波数の振れ幅Aが±1%や±3%の変化幅になるように、VCOや周波数変調部19の図示省略したLPFが調整されるとともに図示省略したゲインコントロールアンプの制御値(ゲイン)が設定される。
ところで、変調量信号は前記した周波数の最大振れ幅Aを示す信号であり、当該変調量信号は、例えば同期検出センサ516からのライン同期信号をT−FlipFlopに入力してトグル信号を作成し、該トグル信号を図示省略した逓倍回路により2逓倍した信号を生成し、該逓倍信号を前記した実施例1の変調信号生成部20へ入力することにより生成される。
前記したようにして生成される変調量信号を受けた電流補正制御部520は、図9の(n)に示すゼロクロスの変調量信号の振幅を予め設定された方法で変換し、レーザーダイオード電流の補正値Icを求める。
電流バイアス設定部521は、電流補正制御部520からの補正値Icに基づいて、レーザーダイオード510を駆動させるための基準電流値Ibを補正して、図9の(o)に示す電流設定値I’を生成する。
電流出力制御部522は、電流バイアス設定部521で生成された電流設定値I’だけの電流を後述する画像制御部52から出力される図9の(m)に示すレーザーダイオード駆動信号のタイミングに基づいて、レーザーダイオード510に出力する。
ところで、電流出力制御部522から出力される電流Iの最大値は、周波数クロック信号のクロック周波数が最大で、レーザーダイオード510の1画素当りのオン時間が最小となるとき、露光エネルギー量が最適となるように設定されており、電流Iの最小値は、周波数クロック信号のクロック周波数が最小で、レーザーダイオード510の1画素当りのオン時間が最大となるとき、露光エネルギー量が最適となるように設定されている。
画像制御部52は、RAM13に保持する印刷データをラスター展開し、画像データを生成すると共に、当該画像データにおける各画素における露光制御を行うために周波数変調部19からの周波数変調クロック信号に同期した図9の(m)に示すレーザーダイオード駆動信号を生成し、該信号をレーザーヘッド51へ出力する。尚、画像制御部52は、各ラインにおける最初の画素のレーザーダイオード駆動信号をレーザーヘッド51の同期検出センサ516からのライン同期信号に同期して出力する。
更に、画像制御部52は、感光体ドラム35において矢印Cで示す走査方向にレーザービームの照射を制御するためのポリゴンモータ駆動信号を生成し、該信号をレーザーヘッド51のポリゴンモータ駆動部515に出力する。
次に、実施例2の画像形成装置50の動作、特に画像制御部52およびレーザーヘッド51における動作を中心に説明する。
画像制御部52は、発振器18からの周波数変調クロック信号(図9の(l))に同期して動作しており、ポリゴンモータ駆動信号を生成すると、該信号をレーザーヘッド51のポリゴンモータ駆動部515へ出力する。画像制御部52は、レーザーヘッド51の同期検出センサ516からのライン同期信号を受けると、レーザーダイオード駆動信号の出力を停止する。
画像制御部52は、発振器18からの周波数変調クロック信号(図9の(l))に同期して動作しており、ポリゴンモータ駆動信号を生成すると、該信号をレーザーヘッド51のポリゴンモータ駆動部515へ出力する。画像制御部52は、レーザーヘッド51の同期検出センサ516からのライン同期信号を受けると、レーザーダイオード駆動信号の出力を停止する。
ところで画像制御部52は、同期検出センサ516による同期検出から感光体ドラム35に対する走査開始までに要する時間を予め保持しており、同期検出センサ516からのライン同期信号(図9の(k))を受けた後、当該時間に達したことを確認すると、RAM13に保持されている印刷データを読み出してラスター展開して画像データを生成する。
その後、画像制御部52は、生成した画像データに基づいて画素の形成を要すると判断すると、周波数変調部19からの周波数変調クロック信号に同期したレーザーダイオード駆動信号(図9の(m))を生成し、該信号をレーザーヘッド51のレーザーダイオード駆動部511へ出力する。
レーザーダイオード駆動部511は、変調部53からの変調量信号に基づいて、図9の(o)に示す電流設定値I’を生成すると、電流出力制御部は電流設定値I’だけの電流をレーザーダイオード駆動信号のタイミングで出力する。これにより、図9の(o)の斜線部で示される電流Iが、当該電流がレーザーダイオード510へ供給される。
ところで、レーザーダイオード510は、レーザーダイオード駆動部511から供給される電流Iに基づいて動作しており、電流Iに応じた光量のレーザービームを出力する。ところで、レーザービームにおける各画素の露光エネルギー量は、レーザービームの発光量と発光時間の積で示すことができ、このようにして求める各画素における露光エネルギー量を円の面積で模式化すると、図9に示すように、レーザーダイオード駆動部511で電流Iが補正されない場合と比較して、各画素において露光エネルギー量の均一化が図られている。
前記したように、実施例2の画像形成装置50によれば、変調部53からの変調量信号に基づいて、レーザーダイオード510に出力する電流Iを補正して、各画素における露光エネルギー量の均一化することから、露光エネルギー量の不均一で生じる静電潜像の濃淡を防止することができる。これにより、実施例2の画像形成装置50によれば、EMIノイズをの発生を抑制すると共に、濃淡むらの無い良好な画像を形成することができる。
前記した実施例では、LEDの発光による露光制御およびレーザーダイオードによる露光制御の例で説明したが、これらに限る必要はなく、感光体ドラム35を露光することができる光源であり、露光時間または露光量などにより露光エネルギーを制御できれば、如何なる露光制御方法でもよい。
前記した実施例では、露光制御を行う画像形成装置の例で説明を行ったが、露光に代えて発熱量を制御し、発熱により感熱紙に画像を形成する画像形成装置にも適用することができる。
前記した実施例では、クロック信号の変調周期と露光制御におけるライン周期とが同じ例で説明したが、クロック信号の変調周期をライン周期のN倍又は1/N倍に設定した画像形成装置にも本発明を適用することができる。
前記した実施例では、ライン周期信号に基づいて周波数変調クロック信号を生成する画像形成装置を説明したが、ライン周期信号の入力が無くても、クロック信号の周波数拡散が可能に、周波数変調クロック信号を生成する機能を別途設けた画像形成装置にも本発明を適用することができる。
実施例2の画像形成装置50では、レーザーダイオード510の駆動時間の変化による露光エネルギー量の変動をレーザーダイオード510へ供給する電流量を制御する例で説明を行ったが、これに限る必要はなくレーザーダイオード510へ駆動時間を制御するようにしてもよい。
前記した実施例では、画像形成装置として電子写真プリンタを例に説明したが、これに限る必要はなく、複写機、ファクシミリ、複合機などの画像形成装置にも本発明を適用することができる。
10 画像形成装置
11 操作表示部
12 ホストインタフェース部
13 RAM
14 ROM
15 主制御部
16 LED駆動部
17 画像制御部
18 発振器
19 周波数変調部
20 変調信号生成部
21 フィルタ部
22 ゲインコントロールアンプ
23 位相比較器
24 加算器
25 VCO
26 ストローブ補正量算出部
27 補正ストローブ信号生成部
28 LED
29 LED駆動部
30 駆動トランジスタ
261 積分処理部
271 ストローブ時間補正部
290 シフトレジスタ
291 トランジスタ
11 操作表示部
12 ホストインタフェース部
13 RAM
14 ROM
15 主制御部
16 LED駆動部
17 画像制御部
18 発振器
19 周波数変調部
20 変調信号生成部
21 フィルタ部
22 ゲインコントロールアンプ
23 位相比較器
24 加算器
25 VCO
26 ストローブ補正量算出部
27 補正ストローブ信号生成部
28 LED
29 LED駆動部
30 駆動トランジスタ
261 積分処理部
271 ストローブ時間補正部
290 シフトレジスタ
291 トランジスタ
Claims (9)
- 感光体表面を画素選択的に露光して潜像を形成する露光部を有する画像形成装置において、
前記露光部の駆動を制御する露光制御部と、
基準クロック信号を生成する基準クロック生成部と、
前記基準クロック信号の周波数を所定の周期で変調し、前記露光制御部に供給する周波数変調部とを備え、
前記露光制御部は、前記周波数変調部による変調量に応じて露光エネルギーを補正して前記露光部を駆動することを特徴とする画像形成装置。 - 前記露光制御部は、前記露光部の前記選択された画素の露光エネルギー量が略等しくなるように補正を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記露光制御部は、前記露光部の露光光量を変化させて前記露光エネルギー量を補正することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
- 前記露光制御部は、前記露光部の露光時間を変化させて前記露光エネルギー量を補正することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
- 前記露光部は、ライン走査により前記感光体表面に潜像を形成し、
前記周波数変調部は、前記所定の周期を前記露光部の露光ライン周期のn(nは正の整数)分の1に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置。 - 前記露光部は、レーザー光源と、該レーザー光源によりライン走査を行う走査部とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記露光部は、アレイ上に配列した複数の発光素子を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の画像形成装置。
- 前記発光素子は、LED(発光ダイオード)素子であることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 感光体表面を画素選択的に露光して潜像を形成するLEDヘッドを有する画像形成装置において、
前記LEDヘッドの駆動を制御する露光制御部と、
基準クロック信号を生成する基準クロック生成部と、
前記基準クロック信号の周波数を所定の周期で変調し、前記露光制御部に供給する周波数変調部とを備え、
前記露光制御部は、前記周波数変調部による変調量に応じて露光エネルギーを補正して前記LEDヘッドを駆動することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005285209A JP2007090758A (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005285209A JP2007090758A (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007090758A true JP2007090758A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37976999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005285209A Pending JP2007090758A (ja) | 2005-09-29 | 2005-09-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007090758A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007183459A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Kyocera Mita Corp | レーザユニット及び画像形成装置 |
JP2015090606A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | キヤノン株式会社 | カウンタ装置、駆動制御装置およびそれらの制御方法 |
US9285703B2 (en) | 2014-07-31 | 2016-03-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Exposure device, image forming apparatus, and method of controlling exposure device |
US9651890B2 (en) | 2014-09-30 | 2017-05-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Exposing device |
US9658560B2 (en) | 2014-06-03 | 2017-05-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Exposing device and image forming apparatus |
JP7566535B2 (ja) | 2020-08-26 | 2024-10-15 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-09-29 JP JP2005285209A patent/JP2007090758A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007183459A (ja) * | 2006-01-10 | 2007-07-19 | Kyocera Mita Corp | レーザユニット及び画像形成装置 |
JP2015090606A (ja) * | 2013-11-06 | 2015-05-11 | キヤノン株式会社 | カウンタ装置、駆動制御装置およびそれらの制御方法 |
US9658560B2 (en) | 2014-06-03 | 2017-05-23 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Exposing device and image forming apparatus |
US9285703B2 (en) | 2014-07-31 | 2016-03-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Exposure device, image forming apparatus, and method of controlling exposure device |
JP2016034750A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-17 | ブラザー工業株式会社 | 露光装置、画像形成装置、制御方法、コンピュータプログラム |
US9651890B2 (en) | 2014-09-30 | 2017-05-16 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Exposing device |
JP7566535B2 (ja) | 2020-08-26 | 2024-10-15 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4341908B2 (ja) | 画素クロック及びパルス変調信号生成装置、光走査装置並びに画像形成装置 | |
JP2011213106A (ja) | 画像形成装置および点灯時間補正方法 | |
US20080018727A1 (en) | Optical beam scanning apparatus, optical beam scanning method, optical beam scanning program, image forming apparatus, image forming method, image forming program | |
JP2015147404A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JP2007090758A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009186779A (ja) | 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP2008284854A (ja) | 光ビーム走査装置および画像形成装置 | |
JP5276351B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008112144A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 | |
JP5865280B2 (ja) | レーザー光制御装置及び画像形成装置 | |
US20060120419A1 (en) | Image formation apparatus and image formation method | |
JP2009186778A (ja) | 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP2017071157A (ja) | 画像信号処理装置及びその制御方法、画像形成装置、並びにプログラム | |
JP7249207B2 (ja) | シェーディング補正信号生成装置、複合機及びシェーディング補正信号生成方法 | |
JP2004306292A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006175646A (ja) | 画像形成システム及び画像形成方法 | |
JP5923966B2 (ja) | 光書込装置および画像形成装置 | |
JP2005178041A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5441742B2 (ja) | 画像形成装置及びその光量補正方法 | |
JP4367840B2 (ja) | 画素クロック生成装置、光走査装置及び画像形成装置 | |
JP3704997B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2011158761A (ja) | 画像形成装置及びその光量補正方法 | |
JP2009090525A (ja) | 画像形成装置及びその調整方法 | |
JP2018014599A (ja) | クロック生成装置、クロック生成方法及び画像形成装置 | |
JP5676994B2 (ja) | 画像形成装置 |