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JP2007087647A - 導光板、バックライトおよび液晶表示装置 - Google Patents

導光板、バックライトおよび液晶表示装置 Download PDF

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JP2007087647A JP2005272308A JP2005272308A JP2007087647A JP 2007087647 A JP2007087647 A JP 2007087647A JP 2005272308 A JP2005272308 A JP 2005272308A JP 2005272308 A JP2005272308 A JP 2005272308A JP 2007087647 A JP2007087647 A JP 2007087647A
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Yukiko Nagasaka
由起子 長坂
Noriaki Okada
訓明 岡田
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Abstract

【課題】 複数の波長領域を含む光をそれぞれの波長領域の光に分離する光分離性に優れた導光板を提供する。
【解決手段】 複数の波長領域を含む光を発する光源31からの光を導く導光板9であって、高屈折率層5と、高屈折率層5よりも屈折率の小さな低屈折率層6とを備える。光を屈折させるための回折光学素子7を備える。低屈折率層6は、高屈折率層5を挟むように配置されている。回折光学素子7は、高屈折率層5を伝播する光の一部を低屈折率層6に向かって回折するように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、導光板、バックライトおよび液晶表示装置に関する。
従来のカラー液晶表示装置においては、複数の画素を含み、それぞれの画素は、赤色、緑色、および青色の絵素(または、サブ画素ともいう)を含む。これらの3色の絵素が発光することにより、1つの画素の色が定められる。以下、赤色を「R」と示し、緑色を「G」と示し、青色を「B」と示す。カラー液晶パネルにおいては、それぞれの絵素に白色光源の光を入射させる。白色光が赤色、緑色または青色のカラーフィルタを透過することにより、カラー表示を行なっている。
従来の技術におけるカラー液晶表示装置においては、それぞれの色のカラーフィルタに白色光が透過するため、白色光のうちほぼ1/3の光は透過するものの、ほぼ2/3の光は吸収される。すなわち光の利用効率は約33%になる。
特開平9−113903号公報においては、光源から発せられた光が反射鏡を介して導光板に入射して、導光板の内部に配置された回折格子で反射され、導光板から出射されるように形成された液晶表示装置が開示されている。回折格子で光が反射される際には、回折格子の分散効果により、R、GおよびBの各色がそれぞれ異なった方向に反射される。
R、GおよびBの各色は、それぞれ異なった方向に進む光に分離される。導光板から取出された光は、偏向板によって偏向方向が揃えられ、レンズによって画素の開口部に集光される。R、GおよびBの各色は、異なったそれぞれの色の画素に集光される。この液晶表示装置によれば、色分離による光のロスを減らして、明るく消費電力の少ない液晶表示装置を得ることができると開示されている。
特開平9−113903号公報
上記の特開平9−113903号公報に開示された液晶表示装置においては、回折光学素子として、反射型ホログラムが用いられている。反射型ホログラムは、導光板の内部を伝播する光を反射して、導光板からR、G、Bに分離した光を取出すことができる。
反射型ホログラムに対して入射する光は、導光板中を全反射して伝播する光になるため、導光板の屈折率と空気の屈折率から得られる臨界角θcを満たす光がすべて反射型ホログラムに入射する。反射型ホログラムに入射する光の入射角は広い範囲になる。このため、導光板から出射されるときのそれぞれの色の波長領域の光は、広い範囲の放射角を有し、混色が生じる場合があるという問題があった。
波長選択性の小さな回折光学素子または入射角選択性の小さな回折光学素子は、それぞれの光の波長や入射角によって回折角度が異なるため、たとえば、R、GまたはBの光が、それぞれ単一の波長で形成される光源を用いた場合であっても、入射角が異なれば、導光板からの出射位置や出射角が異なる。液晶パネルにおいては、対応する絵素と異なる絵素に光が入射することが生じ得る。すなわち、一の色の絵素に他の色の光が入射して、混色が生じるという問題が生じ得る。特に、高精細の画素を含む液晶パネルは、絵素同士の間隔が小さいために混色が生じやすいという問題があった。
本発明は、複数の波長領域の光をそれぞれの波長領域の光に分離する光分離性に優れた導光板、バックライトおよび液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく導光板は、複数の波長領域を含む光を発する光源からの光を導く導光板であって、高屈折率層と、上記高屈折率層よりも屈折率の小さな低屈折率層とを備える。上記光を回折させるための回折光学素子を備える。上記低屈折率層は、上記高屈折率層を挟むように配置されている。上記回折光学素子は、上記高屈折率層を伝播する上記光の一部を上記低屈折率層に向かって回折するように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記回折光学素子は、上記低屈折率層に配置されている。上記回折光学素子は、上記低屈折率層と上記高屈折率層との境界面に配置されている。
上記発明において好ましくは、上記光源は、第1の波長領域の光と第2の波長領域の光を発するように形成されている。上記光源は、波長λ1が、λ1min<λ1<λ1maxの上記第1の波長領域の光を発するように形成されている。上記光源は、波長λ2が、λ2min<λ2<λ2maxの上記第2の波長領域の光を発するように形成されている。上記回折光学素子の格子ピッチをΛとした場合、上記高屈折率層の屈折率n1と上記低屈折率層の屈折率n2が以下の式を満たすように形成されている。sin-1((λ1min/Λ)-1)<sin-1((λ2max/Λ)-sinθc)。ここで、θc=sin-1(n2/n1)、λ1>λ2 、およびn1>n2 である。
上記発明において好ましくは、上記回折光学素子を複数備え、複数の上記回折光学素子は、互いに離れて配置されている。
上記発明において好ましくは、上記回折光学素子は、格子ピッチが非等周期になるように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記回折光学素子は、集光作用を有するように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記低屈折率層の外側の表面に配置された補助光学素子を備える。上記補助光学素子は、上記光を上記低屈折率層の表面のほぼ法線方向に出射させるように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記補助光学素子は、マイクロプリズムまたはマイクロミラーを含む。
本発明に基づくバックライトは、上述の導光板と、上記光源とを備える。
上記発明において好ましくは、上記光源は、赤色の波長領域、緑色の波長領域、および青色の波長領域を含む上記光を発するように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記光源は、線状光源を含む。
上記発明において好ましくは、上記光源は、上記高屈折率層に向かう上記光を集光するための集光手段を含む。
上記発明において好ましくは、上記集光手段は、レンズまたは放物面鏡を含む。
本発明に基づく液晶表示装置は、上述のバックライトと、それぞれの絵素の液晶を駆動するための駆動素子を含む駆動素子基板と、上記駆動素子基板に対向するように配置された対向基板とを備える。上記対向基板は、上記絵素に対応する開口部を有するブラックマトリクス層を含む。上記導光板から放射された一の色相の波長領域の上記光が、対応する上記一の色相の上記開口部を通るように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記対向基板は、上記開口部に対応するように配置されたカラーフィルタを含む。上記導光板から放射された一の色相の波長領域の上記光が、対応する上記一の色相の上記カラーフィルタを通るように形成されている。
上記発明において好ましくは、3色の上記絵素を有する。上記絵素が、ストライプ配列またはデルタ配列になるように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記駆動素子基板の表面のうち、上記導光板に対向する表面に形成されたマイクロレンズを備える。上記マイクロレンズは、それぞれの波長領域の上記光を上記開口部に向かって集光するように形成されている。
本発明によれば、複数の波長領域の光をそれぞれの波長領域の光に分離する光分離性に優れた導光板、バックライトおよび液晶表示装置を提供することができる。
(実施の形態1)
図1から図15を参照して、本発明に基づく導光板、バックライトおよび液晶表示装置について説明する。
図1は、本実施の形態における導光板を含むバックライトの概略断面図である。本実施の形態における導光板は、複数の色相領域の光を発する光源からの光を平面的に導くための導光板である。本実施の形態におけるバックライトは、液晶表示装置に備えられ、液晶パネルに対して平面的に光を照射する。また、本実施の形態における導光板は、白色光をそれぞれの色相の波長領域の光に分離する色分離機能を有する。
本実施の形態における導光板9は、導光層4と、導光層4の一方の表面に配置された反射層8と、導光層4の他方の表面に配置されたマイクロプリズム10とを備える。本実施の形態における導光板9は、発光部材1からの光を導くための導光層4を備える。導光層4は、2種以上の屈折率層を備える。本実施の形態においては、導光層4は、高屈折率層5と、高屈折率層5よりも屈折率の小さな低屈折率層6とを備える。本発明においては、低屈折率層よりも相対的に屈折率の大きな層を高屈折率層と言い、高屈折率層よりも相対的に屈折率の小さな層を低屈折率層と言う。
高屈折率層5は、板状に形成されている。低屈折率層6は、板状に形成されている。高屈折率層5および低屈折率層6は、発光部材1からの光を伝播できるように、透明な部材で形成されている。低屈折率層6は、高屈折率層5の表裏の主表面にそれぞれ配置されている。低屈折率層6は、高屈折率層5を挟むように配置されている。
2個の低屈折率層6のうち、一方の低屈折率層6には、回折光学素子7が配置されている。本実施の形態における導光板9は、複数の回折光学素子7を備える。回折光学素子7は、低屈折率層6と高屈折率層5との境界面に配置されている。それぞれの回折光学素子7は、互いに離れて配置されている。本実施の形態においては、複数の回折光学素子7が等間隔で配置されている。それぞれの回折光学素子7は、後述する液晶パネルの絵素の位置に対応するように配置されている。本実施の形態においては、それぞれの絵素の真下に、回折光学素子7が配置されている。
回折光学素子7が配置された低屈折率層6の主表面のうち、回折光学素子7が配置されている主表面と反対側の主表面には、反射層8が配置されている。本実施の形態においては、導光板9の底部に反射層8が配置されている。反射層8は、回折光学素子7によって回折した光が表面で反射するように形成されている。
低屈折率層6のうち、回折光学素子7が配置されていない側の低屈折率層6の表面には、補助光学素子としてマイクロプリズム10が配置されている。本実施の形態におけるマイクロプリズム10は、断面形状がほぼ円弧状になるように形成されている。
マイクロプリズム10は、後述する液晶パネルの絵素に対応する位置に配置されている。本実施の形態においては、回折光学素子7の真上にマイクロプリズム10が配置され、マイクロプリズム10の真上には絵素が配置されている。反射層8で反射した光は、マイクロプリズム10に向かって進行する。マイクロプリズム10は、反射層8で反射した光が、導光層4の表面に垂直な方向に出射するように形成されている。
本実施の形態におけるバックライトは、導光板9と光源31とを備える。光源31は、導光板9の端面の側方に配置されている。光源31は、発光部材1および結合レンズ2を含む。本実施の形態における発光部材1は、R、G、およびBの色の光を含む白色光を発するように、LED(発光ダイオード)が配置されている。本実施の形態における発光部材1は、導光層4のうち高屈折率層5の厚さ方向の中心面の延長上に配置されている。
光源31は、高屈折率層5と発光部材1との間に配置された結合レンズ2を含む。結合レンズ2は、発光部材1から高屈折率層5に向かう光を集光するための集光手段として配置されている。結合レンズ2は、発光部材1からの光を高屈折率層5に向かって集光するように形成されている。
図2に、本実施の形態における導光層4の作用効果を説明する模式断面図を示す。発光部材1からの白色光は、放射角θlで出射されて、結合レンズ2に向かう。発光部材1からの光は、結合レンズ2によって集光され、導光層4のうち、高屈折率層5に入射する。本実施の形態においては、高屈折率層5の端面のうち、高屈折率層5の厚さ方向のほぼ中央に集光された光が入射する。高屈折率層5には入射角θwで光が入射する。入射した光は、高屈折率層5の内部を直線的に伝播する。
図1および図2を参照して、入射した光は、矢印50に示すように、高屈折率層5と低屈折率層6との境界面において反射されながら、高屈折率層5の中を伝播する。
本実施の形態においては、高屈折率層5は屈折率n1を有し、低屈折率層6は屈折率n2を有する。ここで、屈折率n1は屈折率n2よりも大きい。このため、所定の臨界角θcにおいて、高屈折率層5と低屈折率層6との境界面で全反射が生じる。臨界角θcは、以下の式で表わされる。
Figure 2007087647
図2を参照して、全反射が生じるときの高屈折率層5および低屈折率層6の境界面への入射角θiは、高屈折率層5の屈折率n1と低屈折率層6の屈折率n2とで定まる臨界角θcよりも大きい。すなわち、全反射が生じる入射角θiは、θi>θcの関係満たす。
矢印50に示すように、進行する光源からの光の一部は、高屈折率層5の下側に配置された回折光学素子7に入射角θiで入射する。回折光学素子7においては、それぞれの波長λごとに、異なる回折角で回折されて色分離される。回折光学素子7に入射した光は、回折光学素子7において反射する光と、回折光学素子7を通って回折しながら低屈折率層6に入射する光を有する。
回折光学素子7で回折された光は、反射層8の表面で反射して、反射層8が配置されている側と反対側の導光層4の表面に向かって進行する。たとえば、図2において、波長λ1を有する光(wave1)は、矢印51に示すように出射角θo wave1で出射する。波長λ2を有する光(wave2)は、矢印52に示すように出射角θo wave2で出射する。波長λ3を有する光(wave3)は、矢印53に示すように、出射角θo wave3で導光層4の表面から出射する。このように、複数の波長領域を含む光を、それぞれの波長領域の光に分離することができる。
本実施の形態においては、高屈折率層5と低屈折率層6との屈折率差Δnを小さくすることによって、全反射が生じる臨界角θcを大きくすることができる。臨界角θcを大きくすることにより、導光層4の内部を伝播する光源からの光の入射角θiの範囲を制限することができる。このように、回折光学素子7への入射角θiは、導光層4を形成する高屈折率層5と低屈折率層6との屈折率差を調整することにより、入射角θiの制限を制御することができる。
図3に、光源から発せられた光が、回折光学素子に到達するまでの模式概略断面図を示す。高屈折率層5に入射したときの入射角(高屈折率層5の内部への放射角)θwは、入射した光が高屈折率層5の内部を伝播するときに、高屈折率層5と低屈折率層6との境界面において、全反射される角度であることが好ましい。すなわち、回折光学素子7への入射角θiが、全反射の臨界角θcよりも小さくなるように、高屈折率層5への入射角θwが定められることが好ましい。この構成を採用することにより、高屈折率層5の内部ではほぼすべての光が全反射する。高屈折率層5への入射角θwと回折光学素子7への入射角θiとの間には次式の関係がある。
Figure 2007087647
たとえば、n1=1.52、n2=1.47の場合には、臨界角θc=75.3°になる。このときの低屈折率層6に入射する入射角θiは、75.3°<θi<90°となり、放射角θwは、θw<±14.7°を満たせばよい。結合レンズ2と導光層4との間は空気であるため、結合レンズ2から高屈折率層5に入射するときの角度は、入射角θw(air)<±23.1°を満たせばよい。
結合レンズ2は、発光部材1からの光の入射角の絶対値がθw(air)以下になるように集光作用を有するものが好ましい。すなわち、高屈折率層5において、入射した光のすべてが全反射しながら伝播するように、高屈折率層5への入射角が調整されていることが好ましい。
本実施の形態においては、回折光学素子7として透過型バイナリホログラムが用いられている。回折光学素子7の格子ピッチをΛとして、波長λの光が入射角θiで回折光学素子7に入射した場合、回折光学素子7からの出射角θoは、以下の式で表わされる。
Figure 2007087647
ここで、mは回折光の次数、n1は入射面の屈折率、n2は出射面の屈折率である。格子ピッチΛを一定にして、適切な入射角θiで光源からの光を入射させることにより、波長λに依存したθo wave(波長λを有する光の出射角θoを表わす)の角度で出射させることができ、それぞれの波長領域に光を分離することが可能である。たとえば、図2を参照して、波長λ1,λ2,λ3の光を、それぞれに対応する出射角θo wave1,θo wave2,θo wave3で出射させることができる。
本実施の形態においては、回折光学素子7が配置された低屈折率層6の表面に反射層8が配置され、光の進行方向を折り返して出射しているが、この形態に限られず、回折光学素子7が配置されている低屈折率層6の表面から光を出射させても構わない。
図4から図8を用いて、回折光学素子への入射角θiと出射角θoとの関係および回折光学素子の回折効率について説明する。以下に示すグラフは、すべて解析による結果である。解析方法においては、回折格子の解析で汎用的に用いられる厳密結合波解析(RCWA:Rigorous Coupled Wave Analysis)を用いた。赤色の波長領域を含む光は波長が630±9nm、緑色の波長を含む光は波長が525±18nm、および青色の波長を含む光は波長が465±13nmとした。
図4に、回折光学素子に各波長領域の光が入射した場合の入射角θiと出射角θoとの関係を示したグラフを示す。図4においては、横軸が入射角θiを示し、縦軸が出射角θoを示す。本実施の形態においては、高屈折率層5の屈折率n1は1.52、低屈折率層6の屈折率n2は1.47である。回折光学素子への入射角θiを75.3°<θi<90.0°の範囲内とした。回折光学素子7としては、格子ピッチΛが367nm、デューティ比は1:1、格子の高さhはΛ/2のものを用いている。
たとえば、波長525nmの緑の波長領域の光が、入射角θi=75.3°で入射した場合には、回折光学素子7からの−1次(m=−1)透過回折光の出射角はθo=2.0°になる。同様に、入射角θi=90.0°で入射した場合には、θo=4.9°になる。このように、回折光学素子7に入射する入射角の範囲である75.3°<θi<90.0°に対して、出射角の範囲は2.0°<θo<4.9°と小さくなる。
このように、出射角の範囲が小さくなることは、他の波長を有する光および他の波長領域の光に対しても同様のことがいえる。各波長領域において、赤色の波長領域の光の出射角の範囲はおおよそ−16°<θo<−10°、緑色の波長領域の光の出射角θoの範囲はおおよそ0°<θ0<8°、および青色の波長領域の光の出射角θoはおおよそ10°<θo<17°である。このように、それぞれの波長領域の光は、出射角が互いに重ならない状態で導光板から出射する。
図5に、比較例として、高屈折率層の両側に配置された低屈折率層が排除された導光板の解析結果を示す。すなわち、低屈折率層の部分が空気に置き換えられたときの解析結果を示す。高屈折率層の屈折率は、1.5である。これに対して、低屈折率層としての空気の屈折率は1である。このときの全反射が生じる臨界角θcは、θc=41.8°になる。したがって、回折光学素子には、入射角θi>41.8°を満たす光が入射する。
図5においては、横軸は入射角θiを示し、縦軸は出射角θoを示す。その他の解析条件は、図4に示した導光板と同様の条件を用いている。入射角θiは、41.8°<θi<90.0°になる。赤色の波長領域の光の出射角の範囲は、おおよそ−47°<θo<−10°、緑色の波長領域の出射角の範囲は、おおよそ−28°<θo<8°、青色の波長領域の光の出射角の範囲は、おおよそ−17°<θo<17°になる。図5に示すように、赤色の波長領域の光、緑色の波長領域の光および青色の波長領域の光には、それぞれの出射角の範囲に互いに重なる部分が生じる。この結果、それぞれの色の混色が生じることがわかる。
これに対して、図4に示したように、本発明においてはそれぞれの波長領域の光の出射角が重ならないように色分離を行なうことができ、混色が生じることを避けることができる。
本実施の形態における導光板は、回折光学素子が互いに離れて配置されている。回折光学素子は、たとえば、低屈折率層の表面全体に形成しても構わないが、本実施の形態における導光板のように、R、GおよびBの絵素を含む画素のそれぞれの位置に対応させて、離散的に回折光学素子を配置しても構わない。離散的に回折光学素子を配置することにより、所望の位置のみに所望の色の光を出射させることができる。
また、本実施の形態における光源は、赤色の波長領域、緑色の波長領域、および青色の波長領域を含む光を発するように形成され、回折光学素子によって、3つの色の波長領域に分離されている。この構成を採用することにより、たとえば、液晶表示装置において、カラーフィルタを用いなくても、フルカラー表示を行なうことができる。また、カラーフィルタにおける光の吸収を減少させることができ、光利用効率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態における回折光学素子は、低屈折率層と高屈折率層との境界面に配置されている。この構成を採用することにより、導光層の臨界角θcを満たす入射角θiの光を回折光学素子に入射させることができるため、回折光学素子に入射する光の角度の制限を容易に調整して定めることができる。
また、本実施の形態における回折光学素子の格子ピッチΛは、等周期なるように形成されている。格子ピッチは、この形態に限られず、非等周期になるように形成されていても構わない。格子ピッチが非等周期になるように形成されていることにより、たとえば、それぞれの波長領域の光の出射方向を制御することができる。ここで格子ピッチとは、回折格子の表面の凹凸のピッチを示す。または、細かく回折光学素子の出射方向を制御することができるため、より確実に混色を防ぐことができる。
図6から図8に、回折光学素子から出射したそれぞれの波長領域の光の回折効率を示したグラフを示す。それぞれのグラフにおいては、横軸が回折光学素子の入射角であり、縦軸が回折効率である。それぞれのグラフにおける凡例は、順に、波長、偏向状態(TE偏光またはTM偏光)、回折次数、および透過(T)または反射(R)を示している。たとえば、凡例において「525TE−1T」は、波長が525nmの光で、TE偏向の−1次透過回折光を示す。図6は、赤色の波長領域の光の回折効率を示す。図7は、緑色の波長領域の光の回折効率を示す。図8は、青色の波長領域の光の回折効率示す。
図6から図8を参照して、すべての波長領域の光において、TE偏向の回折効率は、−1次透過光および−1次反射光ともに約7%になる。低屈折率層を薄くすることによって、導光板の表面において−1次透過光と−1次反射光とを近接させることができる。すなわち、回折光学素子を透過して反射層で反射した−1次透過光と、回折光学素子で反射した−1次反射光とを導光体の表面で近接させるには低屈折率層は薄い方が好ましい。回折されない光のほとんどは、0次の透過光として高屈折率層の内部を全反射しながら進み、他の回折光学素子に入射して回折される。
本実施の形態における回折光学素子は、同一の形状の回折光学素子が複数配置されているが、この形態に限られず、それぞれの回折光学素子において、回折効率が異なるように形成されていても構わない。たとえば、光源から離れるに従って、回折光学素子の回折効率が高くなるように形成されていても構わない。この構成を採用することにより、導光板の表面全体からほぼ均一な明るさで光を放出することができる。回折光学素子の回折効率は、たとえば、回折光学素子の表面の凹凸の高さを変化させることにより調整することができる。
図9に、本実施の形態における液晶表示装置の概略分解斜視図を示す。図10に、本実施の形態における液晶表示装置の概略断面図を示す。図9を参照して、液晶パネル16のそれぞれの絵素14R,14G,14Bが配列する方向をZ方向として、液晶パネル16の主表面においてZ方向に垂直な方向をX方向、液晶パネル16の主表面に垂直な方向をY方向とする。
本実施の形態における液晶表示装置17は、バックライトを備え、バックライトは、上述の導光板9と光源31とを含む。液晶表示装置17は、導光板9の表面に対向するように配置された液晶パネル16を備える。液晶パネル16は、板状に形成されている。液晶パネル16は、複数の画素を含む。画素は、それぞれの色相を有する複数の絵素を含む。本実施の形態におけるそれぞれの画素は、赤色の絵素14R、緑色の絵素14G、青色の絵素14Bを有する。
図11に、本実施の形態におけるそれぞれの絵素の配置を説明する模式平面図を示す。本実施の形態においては、それぞれの絵素がストライプ配列になるように形成されている。それぞれの絵素は、R、G、およびBの順に、絵素14R、絵素14G、絵素14Bが直線状に配置されている。それぞれの絵素14R,14G,14Bは、一直線状に並んだ絵素群が、並列して複数配置されている。このように、本実施の形態における液晶表示装置は、絵素がストライプ配列になるように形成されている。本実施の形態における絵素は、大きさが153μm×51μmに形成されている。
図9および図10を参照して、液晶パネル16は、それぞれの絵素に配置された液晶を駆動するための駆動素子を含む駆動素子基板11を備える。本実施の形態においては、駆動素子としてTFT(薄膜トランジスタ)が基板の表面に配置されている。液晶パネル16は、駆動素子基板11に対向するように配置された対向基板15を含む。対向基板15は、光を透過しないように形成されたブラックマトリクス層13を有する。ブラックマトリクス層13は、それぞれの絵素に対応するように形成された開口部を有する。本実施の形態においては、1個の絵素に1個の開口部が形成されている。液晶パネル16は、液晶層12を含む。液晶層12は、駆動素子基板11と対向基板15とに挟まれるように配置されている。
結合レンズ2は、長手方向を有し導光板9の一の端面に沿うように形成されている。本実施の形態においては、光源31は、複数の発光部材1を有する。それぞれの発光部材1は、互いに離れて配置されている。結合レンズ2としては、円レンズが一直線状に複数並んだレンズアレイでもよいし、Y方向にのみ集光作用を有するように形成されたシリンドリカルレンズであってもよい。
光源31において、発光部材1からの光を高屈折率層5に入射させるときの高屈折率層5内部への放射角を小さくすることができるような集光手段を用いることによって、高屈折率層5の臨界角を満たす入射角を有する光を増やすことができ、光の利用効率が向上する。
本実施の形態においては、絵素の並びがストライプ配列になるように形成されているため、R、B、Gが並ぶ方向に垂直な方向(図9および図11においてはX方向)の絵素は、隣接する絵素同士が同じ色であるため、X方向における位置調整は必要ない。すなわち、X−Z面のコリメートは不要である。
図9および図10を参照して、発光部材1から発せられた光は、結合レンズ2で集光されて、高屈折率層5に入射する。高屈折率層5に入射した光は、矢印50に示すように、高屈折率層5の内部を全反射しながら進行する。回折光学素子7に入射した光は、それぞれの波長にしたがって回折して、回折光学素子7が配置された低屈折率層6に入射する。低屈折率層6に入射した光は、反射層8で反射して液晶パネル16に向かう。それぞれの波長領域の光は、矢印54R,54G,54Bに示すように、対応する絵素14R,14G,14Bに向かって放出される。
本実施の形態の液晶パネル16において、駆動素子基板11の表面には、偏向板、波長板および光学補償板が配置されている(図示せず)。導光板9を出射した光は、マイクロプリズム10によって、光軸が液晶パネル16の主表面にほぼ垂直な方向に揃えられる。導光板9を出射した光は、偏向板、波長板および光学補償板などを通って、偏向方向が揃えられた後に、駆動素子基板11および液晶層12を通って、ブラックマトリクス層13の開口部に入射する。
本実施の形態の液晶パネル16において、対向基板15の表面には、光学補償板、波長板および偏向板が配置されている(図示せず)。開口部を通った光は、これらの光学フィルムを通って出射する。使用者は、対向基板15の側から出射する光を見て映像を視認することができる。
図12に、1つの画素の部分の概略断面図を示す。前述したように、矢印50に示すように、回折光学素子7に入射した光は、それぞれの波長に応じて回折する。このとき、それぞれの波長領域の光に分離される。回折した光は、反射層8で反射することにより向きを変える。
本実施の形態においては、導光層4の表面に、補助光学素子としてのマイクロプリズム10が配置されている。マイクロプリズム10は、入射した光が対応する絵素に向かって進行するように形成されている。本実施の形態におけるマイクロプリズム10は、導光層4の表面に垂直な向きに光が進行するように形成されている。マイクロプリズム10は、液晶パネル16の表面の法線方向に光が進入するように形成されている。
領域61Rは赤色の絵素14Rの領域を示し、領域61Gは緑色の絵素14Gの領域を示し、領域61Bは青色の絵素14Bの領域を示す。矢印54Rに示すように、赤色の波長領域の光は、絵素14Rを通る。矢印54Gに示すように、緑色の波長領域の光は、絵素14Gを通る。矢印54Bに示すように、青色の波長領域の光は、絵素14Bを通る。このように、それぞれの絵素に対して、対応する色の光を導くことができる。
本発明における液晶表示装置は、導光板において、それぞれの波長領域の光を分離することができるため、従来には必要であったカラーフィルタを排除することができる。また、この結果、カラーフィルタに光の一部が吸収されることを防止でき、光の利用効率が向上する。たとえば、従来の技術のように、白色光をカラーフィルタに入射させる装置と比較して、約3倍の光利用効率を有する。
本実施の形態における導光板9は、低屈折率層6の外側の表面に配置された補助光学素子としてのマイクロプリズム10を備える。この構成を採用することにより、光軸補正を容易に行なうことができ、それぞれの絵素に対して、対応する色の波長領域の光を容易に導光層4に導くことができる。または、回折されたそれぞれの波長領域の光の光軸を、液晶パネルの表面に対して垂直にすることができる。したがって、導光板と液晶パネルとが離れる場合においても、それぞれの絵素に対応する波長領域の光を入射させることができる。
マイクロプリズムは、2P(Photo Polymer)成形などで形成することができる。たとえば、用いる光に対して透明な光硬化性樹脂を導光層の表面にポッティングした後に、スタンパを押し当てて加圧する。次に、光硬化性樹脂を硬化させるための光を照射して、マイクロプリズムを形成することができる。
本実施の形態においては、補助光学素子としてマイクロプリズムが配置されていたが、この形態に限られず、補助光学素子としては、光軸の向きを変更できるものであれば構わない。たとえば、補助光学素子としては、光を反射させることにより進行する向きを変化させるマイクロミラーを含んでいても構わない。
液晶表示装置において、それぞれの絵素において混色が生じることを防止するためには、回折光学素子によって分離されたそれぞれの波長領域の光が対応する絵素の範囲内に入射することが好ましい。次に、回折光学素子から導光層の上面までの距離および回折光学素子の幅について説明する。
図13は、1つの光学素子が配置された部分における導光層の拡大概略断面図である。回折光学素子7から導光層4上面までの距離をLとする。回折光学素子7の幅をWとする。距離Lは、回折光学素子7から導光層4の上面までの光路長になる。光源からの光の波長がλ1min<λ1<λ1maxから構成されているとする。波長λ1が、臨界角θcおよび90°で入射されたときの回折光学素子からの出射角をそれぞれθoc wave1、θo90 wave1とすると、導光層4の表面における出射位置Qc wave1および出射位置Q90 wave1は、以下の式になる。
Figure 2007087647
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さらに、回折光学素子は、幅Wを有するため、この幅と同じ長さで出射範囲は広がる。混色を生じさせないようにするためには、R、GおよびBの絵素が並ぶ方向の絵素の長さをZとすると、以下条件を満たすように、R、GおよびBの絵素が並ぶ方向における回折光学素子の幅Wを設定することが好ましい。
Figure 2007087647
本実施の形態においては、長さZ=60μmの絵素を有する液晶パネルを用いた。また、導光層における長さL=380μm、回折光学素子の幅Wが20μmの導光板を用いた。また、上述の波長領域の光を発する光源を用いた。
液晶表示装置において、光源が発するそれぞれの色相の波長領域の光は、単一波長でない場合がある。たとえば、発光部材1が発するそれぞれの色の光の波長は、±20nm程度の波長幅を有する場合がある。このため、回折光学素子における波長と出射角との関係から、それぞれの絵素において、波長幅に起因する色むらが生じる場合がある。このような場合には、R、G、およびBのそれぞれの絵素の色分布を均一にするための散乱板などが、液晶パネルの表面に配置されていてもよい。この構成により色むらを抑制することができる。
本実施の形態においては、高屈折率層の屈折率n1を1.52、低屈折率層の屈折率n2を1.47として、屈折率差Δnのn1に対する割合を3.3%にした。屈折率差としては、この形態に限らず、それぞれの色相の波長領域の光が混色しない範囲内であればよい。
各波長領域の光が互いに干渉して混色しないようにするためには、それぞれの波長領域の光同士の回折光学素子からの出射角θoが交わらなければよく、上記の式(3)から導かれる以下の式を満たす屈折率n1および屈折率n2を有することが好ましい。第1の波長領域の波長λ1の範囲を、λ1min<λ1<λ1maxとして、第2の波長領域の光の波長λ2の範囲を、λ2min<λ2<λ2maxとする。回折光学素子の格子ピッチをΛとした場合、高屈折率層の屈折率n1と低屈折率層の屈折率n2は、以下の式を満足する範囲内であることが好ましい。
Figure 2007087647
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Figure 2007087647
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たとえば、赤色の波長領域の光の波長λRが、620nm≦λR≦640nmであり、緑色の波長領域の光の波長λGが、540nm≦λG≦560nm、青色の波長領域の光の波長λBが、450nm≦λB≦470nmであり、屈折率n1が1.52、格子ピッチΛが367nmの場合、0.89<(n2/n1)<1を満たす範囲内で、屈折率n2を有する低屈折率層の材料を選定すればよい。また、高屈折率層においても、屈折率n1が1.52の層に限られず、上述の式(7)から式(10)を満足する材料を選定すればよい。
図14に、(n2/n1)が0.97、屈折率n1が1.45の場合のグラフを示す。図15に、(n2/n1)が0.97、屈折率n1が1.55のグラフを示す。図14および図15においては、横軸が回折光学素子に入射するときの入射角を示し、縦軸が導光層から出射するときの出射角を示す。
それぞれのR、G、またはBの光は、本実施の形態における上記の波長幅を有する。この場合における臨界角θcは、75.3°になる。回折光学素子の入射角θiの範囲は、75.3°<θi<90.0°になる。図14および図15に示すように、いずれの屈折率n1においても、R、GおよびB同士の出射角の交わる領域はなく、この屈折率n1の範囲内においては、R、GおよびBの波長領域の光を分離できることがわかる。
このように、高屈折率層の屈折率n1と低屈折率層の屈折率n2が、上述の式(7)の条件を満たせば、混色を避けることができる。この結果、カラーフィルタを用いなくても、カラー表示を行なうことができる。
さらに、導光層における各層の厚さを調整しても構わない。たとえば、高屈折率層の厚さを調整しても構わない。高屈折率層に対する光の入射角が同じであっても、高屈折率層の厚さを調整することにより、入射した光が高屈折率層と低屈折率層の境界面において到達する位置が変更される。このため、入射した光が到達する位置に回折光学素子を配置することにより、より効率よく光を利用することができる。
本実施の形態においては、液晶表示装置として、透過型の液晶表示装置を例に採りあげて説明したが、この形態に限られず、たとえば、半透過型の液晶表示装置に本願発明を適用することができる。または、本発明は、液晶表示装置に限られず、所定の波長領域に光を分離する必要のある光源を備える装置に本願発明を適用することができる。
(実施の形態2)
図16を参照して、本発明に基づく実施の形態2における導光板、バックライトおよび液晶表示装置について説明する。
図16は、本実施の形態における液晶表示装置の1つの画素の部分の拡大概略断面図である。本実施の形態における液晶表示装置が、液晶パネル16を備えることは、実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、導光板に配置された回折光学素子の構成が実施の形態1と異なる。
本実施の形態における回折光学素子20は、集光作用を有する。本実施の形態においては、回折光学素子20は、液晶パネル16のブラックマトリクス層13の開口部において、光の焦点を有するように形成されている。
矢印50に示すように回折光学素子20に入射した光は、それぞれの波長領域の回折角度を有しながら低屈折率層6の内部に向かって回折する。この後に、反射層8で反射され、マイクロプリズム10を通って液晶パネル16に入射する。
矢印57Rに示すように、赤色の波長領域の光は、絵素14Rに入射する。矢印57Gに示すように、緑色の波長領域の光は絵素14Gに入射する。さらに、矢印57Bに示すように、青色の波長領域の光は絵素14Bに入射する。回折光学素子20が集光機能を有するため、それぞれの波長領域の光は細くなる。この結果、絵素同士のピッチを狭くすることができ、高解像度の液晶表示装置を提供することができる。
その他の構成、作用および効果については実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態3)
図17および図18を参照して、本発明に基づく実施の形態3における、導光板、バックライトおよび液晶表示装置について説明する。液晶表示装置が、液晶パネル16および導光板9を備えることは、実施の形態1と同様である。本実施の形態の液晶表示装置においては、バックライトの光源の構成のうち、発光部材から高屈折率層に向かう光を集光するための集光手段が実施の形態1と異なる。
図17に、本実施の形態における液晶表示装置の概略断面図を示す。発光部材1は、導光板9の側方に配置されている。発光部材1は、高屈折率層5に対向するように配置されている。本実施の形態においては、集光手段として放物面鏡21が配置されている。
放物面鏡21は、断面形状が放物線になるように形成されている。放物面鏡21の内面は、発光部材1からの光を反射するように形成されている。発光部材1から発せられた光は、放物面鏡21の表面で反射した後に高屈折率層5に入射する。集光手段として、結合レンズの代わりに放物面鏡を用いても、光を所定の角度で高屈折率層に入射させることができる。
図18に、発光部材として半値角が±50°または半値角が±70°のLEDが採用され、高屈折率層内部での放射角θwが23.1°(図2参照)で、高屈折率層に入射したときの結合効率の例を示す。発光部材から放射されるすべての光に対して、高屈折率層に入射される光の割合を結合効率として表わす。
半値角が±50°のLEDを用いたときには、結合レンズの結合効率は48%であるのに対して、放物面鏡の結合効率は77%と大きくなる。半値角が±70°のLEDを用いたときにも同様に、放物面鏡の結合効率は、結合レンズの結合効率よりも大きくなる。このように、放物面鏡は、結合レンズよりも簡易な構成で、高い結合効率を得ることができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態4)
図19から図21を参照して、本発明に基づく実施の形態4における導光板、バックライトおよび液晶表示装置について説明する。本実施の形態においては、液晶パネルに配置された絵素の配列とバックライトの光源の構成とが実施の形態1と異なる。
図19に、本実施の形態における液晶表示装置の概略分解斜視図を示す。図20に、本実施の形態における液晶表示装置の概略断面図を示す。図21に、本実施の形態における液晶パネルの絵素の配列の模式平面図を示す。
図21を参照して、仮想線62に示すように、本実施の形態における1つの画素は、3個の絵素22R,22G,22Bを含む。絵素22R,22G,22Bの配置は、ほぼ三角形になるように配置されている。すなわち、それぞれの絵素22R,22G,22Bはデルタ配列であり、液晶パネル16のブラックマトリクス層13の開口部は、デルタ配列になるように形成されている。
絵素の配列をデルタ配列にすることにより画質を向上させることができる。デルタ配列においては、図21におけるX方向に隣り合う絵素は、異なる色相の絵素が配置されている。したがって、導光板のX−Z面に関しても、コリメートを行なうことが好ましい。
図19および図20を参照して、本実施の形態における液晶表示装置18のバックライトは、導光板9と線状光源27とを含む。線状光源27は、導光体23を含む。本実施の形態においては、導光体23は、直方体状に形成されている。
導光体23は、長手方向を有し、長手方向の端面には放物面鏡21が配置されている。放物面鏡21の端部には発光部材1が配置されている。線状光源27の導光板9に向かう側の表面には、低屈折率体25が配置されている。低屈折率体25は、導光体23よりも屈折率が小さくなるように形成されている。また、導光板9の線状光源27に対向する端面には、シリンドリカルレンズ26が配置されている。シリンドリカルレンズ26は、X−Z方向に光をコリメートするように形成されている。
低屈折率体25は、導光体23に入射した光が、導光体23の表面と低屈折率体25との境界面で、反射するように形成されている。発光部材1から出射した光は、矢印50に示すように、放物面鏡21の表面で導光体23への入射角が制御されて、導光体23に入射する。導光体23の内部においては、低屈折率体25と導光体23との境界面で全反射しながら進行する。
導光体23の内部には、反射部24が形成されている。反射部24は、導光体23の内部を進行する光を反射して、導光板9に光を導くように形成されている。本実施の形態においては、それぞれの反射部24は、互いに同じ大きさになるように形成され、一定間隔を空けて配置されている。
反射部としては、この形態に限られず、発光部材から遠くなるほど反射部を大きくしたり、発光部材から遠くなるほど発光部同士の距離を小さくしても構わない。これらのうちいずれかの構成を採用することにより、線状光源27から出射する光の強さを線状光源の長手方向にわたってほぼ一様にすることができる。
線状光源27を出射した光は、シリンドリカルレンズ26に入射して、X−Z方向に光が揃えられる。また、反射部を反射することにより、Y−Z面に関して、それぞれの光がコリメートされる。導光板9に入射した光は、高屈折率層5の内部を伝わって進行する。光の一部は、回折光学素子7に入射して、それぞれの波長領域に分離されながら回折された後に、反射層8で反射する。この後に、それぞれの波長領域の光が、矢印58R,58G,58Bに示すように、液晶パネル16の同じ色相の絵素22R,22G,22Bに向かうことは、実施の形態1と同様である。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態5)
図22を参照して、本発明に基づく実施の形態5における導光板、バックライトおよび液晶表示装置について説明する。本実施の形態における液晶表示装置は、液晶パネルの構成が、実施の形態1と異なる。
図22に、本実施の形態における液晶表示装置の概略断面図を示す。液晶表示装置が、光源31および導光板9を含むバックライトを備えることは、実施の形態1における液晶表示装置と同様である。
本実施の形態における液晶表示装置は、液晶パネル34を備える。液晶パネル34は、開口部を有するブラックマトリクス層13を含む。ブラックマトリクス層13の開口部には、それぞれの絵素の色に対応するように、赤色のカラーフィルタ28R、緑色のカラーフィルタ28G、または青色のカラーフィルタ28Bが配置されている。
本実施の形態における液晶表示装置においては、矢印54Rに示すように、赤色の波長領域の光は、赤色のカラーフィルタ28Rを通る。同様に、矢印54Gに示すように、緑色の波長領域の光は、緑色のカラーフィルタ28Gを通る。また、矢印54Bに示すように、青色の波長領域の光は、青色のカラーフィルタ28Bを通る。このため、製造誤差などに起因して、それぞれの絵素の境界部分で混色が生じることを防止することができる。
または、光源から発する光の波長、導光層の厚さ、または液晶パネルの絵素同士のピッチなどによっては、それぞれの波長領域の光の出射角を十分に分離することができない場合がある。このような場合には、それぞれの絵素に、異なった色の波長領域の光が入射して、混色が生じる場合がある。この場合においても、それぞれの色のカラーフィルタを通すことにより混色の影響を排除することができる。
それぞれのカラーフィルタ28R,28G,28Bに入射する光は、ほとんどが、それぞれのカラーフィルタ28R,28G,28Bの色の波長領域の光であるため、カラーフィルタ28R,28G,28Bにおける光の吸収はほとんどなく、光利用効率を高い状態にすることができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態6)
図23から図27を参照して、本発明に基づく実施の形態6における導光板、バックライトおよび液晶表示装置について説明する。本実施の形態における液晶表示装置は、液晶パネルの表面に配置されたマイクロレンズを含む。
図23に、本実施の形態における液晶表示装置の概略断面図を示す。液晶表示装置が、バックライトを備え、バックライトが光源31および導光板9を含むことは、実施の形態1と同様である。液晶パネル16が、駆動素子基板11および対向基板15などを備えることも実施の形態1と同様である。
本実施の形態においては、液晶パネル16の駆動素子基板11の表面に、マイクロレンズ29が配置されている。マイクロレンズ29は、それぞれの絵素に対応するように配置されている。マイクロレンズ29は、ブラックマトリクス層の開口部に対応する位置に配置されている。本実施の形態においては、開口部の真下にマイクロレンズ29が配置されている。
図24に、液晶表示装置の1つの画素に対応する部分の拡大概略断面図を示す。導光板9を出射した光が、液晶パネル16の表面の法線方向に進行することは、実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、駆動素子基板11の表面に形成されたマイクロレンズ29によって、ブラックマトリクス層13のそれぞれの開口部に向かって光が集光される。矢印59R,59G,59Bに示すように、それぞれ色の波長領域の光は、マイクロレンズ29によって集光される。それぞれの色の波長領域の光は、所定の傾斜角度を有して液晶パネル16から出射される。このため、液晶表示装置の視野角を広げることができる。
または、補助光学素子としてのマイクロプリズム10を配置した場合であっても、それぞれの波長領域の光軸の補正が完全に行なえず、それぞれの光において僅かに広がりを有する場合がある。このような場合においても、マイクロレンズ29で光を集光することができ、混色の影響を抑制することができる。
次に、図25から図27を参照して、液晶パネルに配置されたマイクロレンズの製造方法について説明する。図25から図27は、それぞれの製造工程における概略断面図である。
初めに、図25を参照して、液晶パネル16の表面のうち、バックライトの光が入射する側の基板である駆動素子基板11の表面に、光硬化性樹脂30を配置する。ここで、光硬化性樹脂30は、光源からの光に対して、透明な樹脂を用いる。本実施の形態においては、光硬化性樹脂30として、ネガ型のドライフィルムレジストを用いている。
次に、図26を参照して、光硬化性樹脂30に対して露光を行なう露光工程を行なう。露光工程においては、光硬化性樹脂30が配置されている側と反対側から平行光を照射する。照射した光は、偏向板(図示せず)および液晶層12などを透過して、さらに、ブラックマトリクス層13の開口部を透過して、光硬化性樹脂に照射される。
露光工程においては、矢印60a〜60cに示すように、平行光の向きを変更しながら照射を行なう。すなわち、平行光の入射角を変更しながら行なう。照射する光の強さと平行光の移動速度を変化させて積算露光量を調整する。断面がレンズ形状を有するレンズ部分32を形成する。レンズ部分32は、光硬化性樹脂が露光によって硬化した部分である。レンズ部分32の周りには、光が照射されなかった未硬化部分33が残存する。
次に、図27に示すように、現像を行なうことにより、未硬化部分を除去して、マイクロレンズ29を形成する。現像工程の後に、必要に応じてベーキングなどを行なって、光硬化性樹脂を完全に硬化させる補助露光工程を行なっても構わない。
本実施の形態におけるマイクロレンズの製造方法は、液晶パネルのブラックマトリクス層の開口部を利用する。すなわち、液晶パネルの絵素を利用して、絵素を透過した光を用いて光硬化性樹脂の露光を行なっている。このため、絵素とマイクロレンズとの間で、複雑な位置合わせ工程を行なったり、高価な位置合せ装置を用いたりする必要はなく、高精度の位置合わせを容易に行なうことができる。また、製造時間を短縮することができる。
さらには、マイクロレンズの光軸とブラックマトリクス層の開口部の中心とが完全に一致しているため、光利用効率が高く、正面輝度や視野角特性の優れた液晶表示装置を提供することができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
上記の実施の形態に係るそれぞれの図面において、同一または相当する部分には、同一の符号を付している。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
実施の形態1における導光板の断面図である。 実施の形態1における導光板の作用を説明する第1の拡大概略断面図である。 実施の形態1における導光板の作用を説明する第2の拡大概略断面図である。 実施の形態1における導光板の入射角と出射角とを説明するグラフである。 実施の形態1における比較例の導光板の入射角と出射角とを説明するグラフである。 実施の形態1の導光板において、赤色の波長領域の光の回折効率を説明するグラフである。 実施の形態1の導光板において、緑色の波長領域の光の回折効率を説明するグラフである。 実施の形態1の導光板において、青色の波長領域の光の回折効率を説明するグラフである。 実施の形態1における液晶表示装置の分解概略斜視図である。 実施の形態1における液晶表示装置の概略断面図である。 実施の形態1における絵素の配列を説明する模式平面図である。 実施の形態1における液晶表示装置の1個の画素の部分の拡大概略断面図である。 実施の形態1における回折光学素子が配置された導光層の拡大概略断面図である。 実施の形態1における高屈折率層の屈折率を変化させた場合の第1のグラフである。 実施の形態1における高屈折率層の屈折率を変化させた場合の第2のグラフである。 実施の形態2における液晶表示装置の一画素の部分の拡大概略断面図である。 実施の形態3における液晶表示装置の概略断面図である。 実施の形態3における結合効率を示した表である。 実施の形態4における液晶表示装置の概略分解斜視図である。 実施の形態4における液晶表示装置の概略断面図である。 実施の形態4における絵素の配列を示す模式平面図である。 実施の形態5における液晶表示装置の概略断面図である。 実施の形態6における液晶表示装置の概略断面図である。 実施の形態6における液晶表示装置の一画素の部分の拡大概略断面図である。 実施の形態6におけるマイクロレンズの製造方法の第1工程説明図である。 実施の形態6におけるマイクロレンズの製造方法の第2工程説明図である。 実施の形態6におけるマイクロレンズの製造方法の第3工程説明図である。
符号の説明
1 発光部材、2 結合レンズ、4 導光層、5 高屈折率層、6 低屈折率層、7,20 回折光学素子、8 反射層、9 導光板、10 マイクロプリズム、11 駆動素子基板、12 液晶層、13 ブラックマトリクス層、14R,14G,14B,22R,22G,22B 絵素、15 対向基板、16,34 液晶パネル、17,18 液晶表示装置、21 放物面鏡、23 導光体、24 反射部、25 低屈折率体、26 シリンドリカルレンズ、27 線状光源、31 光源、28R,28G,28B カラーフィルタ、29 マイクロレンズ、30 光硬化性樹脂、32 レンズ部分、33 未硬化部分、50 矢印(光路を示す),51〜53,54R,54G,54B,57R,57G,57B,58R,58G,58B,59R,59G,59B 矢印、60a〜60c 矢印、61R,61G,61B 領域、62 仮想線、θl,θw,θw(air),θi,θo wave1,θo wave2,θo wave3,θoc wave1,θo90 wave1 角度、Qc wave1,Q90 wave1 位置、W 幅、Z 長さ。

Claims (17)

  1. 複数の波長領域を含む光を発する光源からの光を導く導光板であって、
    高屈折率層と、
    前記高屈折率層よりも屈折率の小さな低屈折率層と、
    前記光を回折させるための回折光学素子と
    を備え、
    前記低屈折率層は、前記高屈折率層を挟むように配置され、
    前記回折光学素子は、前記高屈折率層を伝播する前記光の一部を前記低屈折率層に向かって回折するように形成された、導光板。
  2. 前記回折光学素子は、前記低屈折率層に配置され、
    前記回折光学素子は、前記低屈折率層と前記高屈折率層との境界面に配置された、請求項1に記載の導光板。
  3. 前記光源は、第1の波長領域の光と第2の波長領域の光を発するように形成され、
    前記光源は、波長λ1が、λ1min<λ1<λ1maxの前記第1の波長領域の光を発するように形成され、
    前記光源は、波長λが、λ2min<λ2<λ2maxの前記第2の波長領域の光を発するように形成され、
    前記回折光学素子の格子ピッチをΛとした場合、前記高屈折率層の屈折率n1と前記低屈折率層の屈折率n2が以下の式を満たすように形成された、請求項2に記載の導光板。
    sin-1((λ1min/Λ)-1)<sin-1((λ2max/Λ)-sinθc
    ここで、θc=sin-1(n2/n1)、λ1>λ2 、およびn1>n2 である。
  4. 前記回折光学素子を複数備え、
    複数の前記回折光学素子は、互いに離れて配置された、請求項1に記載の導光板。
  5. 前記回折光学素子は、格子ピッチが非等周期になるように形成された、請求項1に記載の導光板。
  6. 前記回折光学素子は、集光作用を有するように形成された、請求項1に記載の導光板。
  7. 前記低屈折率層の外側の表面に配置された補助光学素子を備え、
    前記補助光学素子は、前記光を前記低屈折率層の表面のほぼ法線方向に出射させるように形成された、請求項1に記載の導光板。
  8. 前記補助光学素子は、マイクロプリズムまたはマイクロミラーを含む、請求項7に記載の導光板。
  9. 請求項1に記載の導光板と、
    前記光源と
    を備える、バックライト。
  10. 前記光源は、赤色の波長領域、緑色の波長領域、および青色の波長領域を含む前記光を発するように形成された、請求項9に記載のバックライト。
  11. 前記光源は、線状光源を含む、請求項9に記載のバックライト。
  12. 前記光源から前記高屈折率層に向かう前記光を集光するための集光手段を備える、請求項9に記載のバックライト。
  13. 前記集光手段は、レンズまたは放物面鏡を含む、請求項12に記載のバックライト。
  14. 請求項9に記載のバックライトと、
    それぞれの絵素の液晶を駆動するための駆動素子を含む駆動素子基板と、
    前記駆動素子基板に対向するように配置された対向基板と
    を備え、
    前記対向基板は、前記絵素に対応する開口部を有するブラックマトリクス層を含み、
    前記導光板から放射された一の色相の波長領域の前記光が、対応する前記一の色相の前記開口部を通るように形成された、液晶表示装置。
  15. 前記対向基板は、前記開口部に対応するように配置されたカラーフィルタを含み、
    前記導光板から放射された一の色相の波長領域の前記光が、対応する前記一の色相の前記カラーフィルタを通るように形成された、請求項14に記載の液晶表示装置。
  16. 3色の前記絵素を有し、
    前記絵素が、ストライプ配列またはデルタ配列になるように形成された、請求項14に記載の液晶表示装置。
  17. 前記駆動素子基板の表面のうち、前記導光板に対向する表面に形成されたマイクロレンズを備え、
    前記マイクロレンズは、それぞれの波長領域の前記光を前記開口部に向かって集光するように形成された、請求項14に記載の液晶表示装置。
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