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JP2007076084A - 印刷装置、および、印刷方法 - Google Patents

印刷装置、および、印刷方法 Download PDF

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JP2007076084A JP2005264874A JP2005264874A JP2007076084A JP 2007076084 A JP2007076084 A JP 2007076084A JP 2005264874 A JP2005264874 A JP 2005264874A JP 2005264874 A JP2005264874 A JP 2005264874A JP 2007076084 A JP2007076084 A JP 2007076084A
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Katsuhito Suzuki
勝仁 鈴木
Hidetoshi Masuda
英俊 増田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】 凸レンズの位置を精度よく検出し、正確な位置に画像を印刷することが可能な印刷装置および印刷方法を提供すること。
【解決手段】 レンズが複数形成された第1の面と、印刷面が形成された第2の面とを有するレンズシート10を当該レンズの長手方向に搬送する搬送手段(紙送りローラ50)と、第2の面上をレンズの長手方向に交差する方向に走査するとともに、当該第2の面に複数のレンズの配列に応じた画像を印刷する印刷手段(記録ヘッド32)と、印刷手段の走査経路上の位置を検出する第1の検出手段(スケール37、光学センサ38)と、第1の検出手段による検出結果に基づいて、印刷手段の位置を制御する制御手段(制御部100)と、第1の面に形成されたレンズの位置を検出する第2の検出手段(光学センサ40)と、第2の検出手段による検出結果に基づいて、印刷手段によって画像を印刷する位置を調整する調整手段(CPU101)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷装置および印刷方法に関する。
立体的な画像を表示したり、あるいは、複数の画像を見る角度に応じて選択的に表示したりする方法として、シリンドリカル凸レンズ(以下、「凸レンズ」と称する)を用いる方法がある。
図22は、凸レンズを用いて立体的な画像を表示する方法を示している。この図に示すように、複数の凸レンズ2を有するレンズシート1の裏面には、1枚の画像を複数の短冊状の画像に分割して形成された複数の細分化画像3a1〜3a7と、当該画像とは異なる角度から撮影された他の画像を同様に複数の短冊状の画像に分割して形成された複数の細分化画像3b1〜3b7とが配置または印刷されている。
このようなレンズシート1を観察した場合、右目ERには細分化画像3a1〜3a7からの光画像が入射され、左目ELには細分化画像3b1〜3b7からの光画像が入射される。この結果、右目ERと左目ELには角度が異なる2枚の画像が提示されるため、画像を立体的に見ることが可能となる。
このような凸レンズを有するレンズシートに対して、細分化画像を印刷する方法としては、従来、特許文献1に示すような技術がある。すなわち、特許文献1に示す技術では、レンズシートのレンズ間隔をセンサで検出し、当該間隔に応じてインクを吐出して画像を印刷する。この結果、レンズの位置と画像の位置とを正確に調整できる。
図23は、特許文献1の制御方法について説明するブロック図である。この図において、切り替え制御回路5aは、図示せぬCPU(Central Processing Unit)からの指令に応じてエンコーダ(ENC)信号と、レンズ信号のいずれかを選択して駆動制御回路5bと吐出制御回路5dに供給する。なお、エンコーダ信号とは、キャリッジの位置を光学的に検出するエンコーダからの信号である。レンズ信号は、レンズシートに光を照射して得られる信号であり、レンズの凹凸に応じてその光の強度が変化する信号である。
駆動制御回路5bは、切り替え制御回路5aから供給されたENC信号またはレンズ信号に基づいてキャリッジモータ5cを制御する。キャリッジモータ5cは、図示せぬキャリッジを主走査方向に往復動作させるための駆動力を与えるモータである。吐出制御回路5dは、切り替え制御回路5aから供給された信号に基づいて、記録ヘッド5eのノズルからインクを吐出するタイミングを示すPTS(Print Timing Signal)信号を生成し、キャリッジに設けられた記録ヘッド5eに対して供給する。記録ヘッド5eは、キャリッジに設けられており、複数のノズルからインクを所定のタイミングで吐出することにより、所望の画像をレンズシートに印刷する。
特開平8−137034号公報(要約書、請求項)
ところで、特許文献1に示す技術では、キャリッジの走査経路を移動する際に、レンズシートに画像を印刷する範囲では、レンズ信号選択されてキャリッジモータ5cと記録ヘッド5eが制御され、それ以外の範囲ではENC信号が選択されてキャリッジモータ5cが制御される。
このとき、切り替え制御回路5aによるレンズ信号とENC信号の切り替えについては、図24に示すタイプAとタイプBの2種類の方法が提示されている。
図24(C)に示すタイプAでは、図24(A)に示すENC信号と図24(B)に示すレンズ信号とのタイミングは考慮せずに瞬時に切り替えを行う。この結果、図24(C)に示すように、ENC信号とレンズ信号が相互に位相差を有している場合には、レンズ信号への切り替え直後に、ハイの期間が通常よりも長くなってしまう。その結果、例えば、記録ヘッド5eにより印刷される画像の主走査方向(キャリッジの動作方向)の幅が通常よりも広くなってしまう場合があるという問題点がある。
また、図24(D)に示すタイプBでは、ENC信号とレンズ信号の位相が揃うタイミングまで待ってからこれらの信号の切り替えを行う。この場合、ENC信号からレンズ信号への切り替え調整期間として比較的長い時間を要する。したがって、この区間においはENC信号に基づいて印刷が行われることから画像とレンズとの位置を正確に調整することができないという問題点がある。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、凸レンズの位置を精度よく検出し、正確な位置に画像を印刷することが可能な印刷装置および印刷方法を提供しよう、とするものである。
上述の目的を達成するため、本発明の印刷装置は、レンズが複数形成された第1の面と、印刷面が形成された第2の面とを有するレンズシートを当該レンズの長手方向に搬送する搬送手段と、第2の面上をレンズの長手方向に交差する方向に走査するとともに、当該第2の面に複数のレンズの配列に応じた画像を印刷する印刷手段と、印刷手段の走査経路上の位置を検出する第1の検出手段と、第1の検出手段による検出結果に基づいて、印刷手段の位置を制御する制御手段と、第1の面に形成されたレンズの位置を検出する第2の検出手段と、第2の検出手段による検出結果に基づいて、印刷手段によって画像を印刷する位置を調整する調整手段と、有する。
このため、凸レンズの位置を精度よく検出し、正確な位置に画像を印刷することが可能な印刷装置を提供することができる。
また、本発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、調整手段が、レンズシート以外の印刷媒体が印刷対象として選択された場合には、第1の検出手段による検出結果に基づいて、印刷手段によって画像を印刷する位置を調整する。このため、レンズシートが選択された場合には第2の検出手段によって検出された凸レンズの位置に基づいて正確に画像を印刷できるとともに、レンズシート以外の印刷媒体が選択された場合には第1の検出手段によって検出された位置に基づいて正確に印刷することができる。
また、本発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、レンズシートを挟んで、印刷手段に対向する位置であって、当該印刷手段の走査経路に沿うように配置された発光手段をさらに有し、第2の検出手段は、印刷手段の一部であって、発光手段に対向する位置に設けられており、発光手段によってレンズシートの第1の面に対して照射され、レンズの少なくとも一部を透過した光の強度を検出するようにしている。このため、レンズシートのレンズを透過した光を検出することにより、レンズの検出精度を向上させ、画像の印刷精度をさらに高めることができる。
また、本発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、レンズシートを挟んで、印刷手段に対向する位置に配置された反射手段をさらに有し、反射手段は、第2の検出手段によって照射され、レンズの少なくとも一部を透過した光を反射し、当該レンズを再度透過させて第2の検出手段に入射させるようにしている。このため、第2の検出手段の構成を簡易化することができるので、装置の製造コストを抑えることができる。
また、本発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、第2の検出手段によって検出されたレンズの位置に関する情報を記憶する記憶手段をさらに有し、調整手段は、記憶手段に記憶されているレンズの位置に関する情報を参照して、画像の印刷位置を調整するようにしている。このため、印刷手段の印刷領域と第2の検出手段の位置が離れている場合であっても記憶手段をバッファとして使用することにより画像を正確に印刷することができる。また、印刷手段が一方向に移動する際に第2の検出手段からの情報を記憶手段に記憶させ、他方向に移動する際に記憶手段に記憶された情報を用いることにより第2の検出手段に基づいて双方向印刷を正確に行うことができる。
また、本発明の印刷装置は、上述の発明に加えて、第2の検出手段は、印刷手段の給紙側であって、印刷を行う領域の外側に少なくとも2カ所設けられている。このため、印刷手段が一方向に移動する際に印刷を行う場合には第2の検出手段の一方を使用し、他方向に移動する際に印刷を行う場合には第2の検出手段の他方を使用することにより、双方向印刷により画像を正確に印刷することができる。
また、本発明の印刷方法は、レンズが複数形成された第1の面と、印刷面が形成された第2の面とを有するレンズシートを当該レンズの長手方向に搬送し、第2の面上をレンズの長手方向に交差する方向に走査して当該第2の面に複数のレンズの配列に応じた画像を印刷し、画像を印刷する走査経路上の位置を検出し、検出結果に基づいて、走査する位置を制御し、第の1面に形成されたレンズの位置を検出し、レンズの検出結果に基づいて、画像を印刷する位置を調整する。
このため、凸レンズの位置を精度よく検出し、正確な位置に画像を印刷することが可能な印刷方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施の形態について、図1から図14に基づいて説明する。図1は、本実施の形態に係る印刷装置の概略構成を示す斜視図である。なお、以下の説明においては、下方側とは、印刷装置が設置される側(Z軸下方向)を指し、上方側とは、設置される側から離間する側(Z軸上方向)を指す。また、後述するキャリッジ31が移動する方向を主走査方向、主走査方向に直交する方向であってレンズシート10が搬送される方向を副走査方向とする。また、レンズシート10が供給される側を給紙側(後端側)、レンズシート10が排出される側を排紙側(手前側)として説明する。
この図1に示すように、印刷装置は、プラテン20を有し、このプラテン20対してキャリッジ31が往復移動自在に構成されている。キャリッジ31は、シアン、マゼンタ、イエロー、および、ブラックインクが内部に貯留されたインクカートリッジ30を保持している。キャリッジ31の下方側には、レンズシート10に対向するように、印刷手段としての記録ヘッド32が設けられており、インクカートリッジ30に貯留されているインクを吸引し、微小なインク滴として吐出可能としている。なお、搭載されるインクカートリッジ30は、4色に限られるものではなく、6色、7色および8色等、何色分であっても良い。また、インクカートリッジ30に充填されるインクは、染料系インクには限られず、顔料系インク等、他の種類のインクを搭載しても良い。
キャリッジ31には、タイミングベルト35の一部が固着されている。タイミングベルト35は、プリー33,34を連接するように架張されている。プリー33には、キャリッジモータ36の駆動軸が接続されている。したがって、キャリッジモータ36が回転されると、キャリッジ31が図1中に矢印で示すX方向(主走査方向)に往復動作する。
キャリッジ31の一部(この図の例では左側)には、後述するシリンドリカル凸レンズ(以下、「凸レンズ」と称する)を検出するための第2の検出手段としての光学センサ40が設けられている。なお、光学センサ40の詳細については、後述する。
キャリッジ31が往復動作する経路上には、リニアエンコーダを構成する第1の検出手段の一部としてのスケール37が配置されている。キャリッジ31のスケール37に対向する面には、後述する第1の検出手段の一部としての光学センサ38が配置されており、当該光学センサ38によってスケール37に印刷されたパターンを検出することにより、キャリッジ31の主走査経路上における位置を特定する。
プラテン20の上流側(紙面の奥側)には、円柱形状を有する紙送りローラ50が設けられている。搬送手段の一部としての紙送りローラ50には、搬送手段の一部としての紙送りモータ(PFモータ)51の駆動力が伝達される。したがって、紙送りモータ51が回転されると、紙送りローラ50が回転され、レンズシート10がプラテン20上を、Y方向(図中矢印で示す方向)の排紙側に向けて搬送される。
レンズシート10は、後述するように、一方の面(第1の面)には、例えば、凸形状を有する複数の凸レンズ(レンズ)が形成されている。また、他方の面(第2の面)は印刷面とされている。図1の例では、凸レンズの長手方向(レンズの伸びている方向)と、Y方向(副走査方向)とが一致するように、レンズシート10が配置される。また、この例では、Y方向に長い短冊状の画像が、各凸レンズの短手方向の幅内に収まるように複数印刷される。なお、凸レンズとしては、図に示す凸形状のみならず、例えば、凹形状を有するものを使用することも可能である。
プラテン20は、その上側面に発光手段としての発光部22を有している。プラテン20は、例えば、樹脂によって構成され、レンズシート10を保持してスムーズに搬送されるようにするとともに、記録ヘッド32と、レンズシート10との間の距離が一定になるようにする。
発光部22は、レンズシート10に対して光を照射し、当該レンズシート10を透過した光を光学センサ40に入射させる。発光部22は、例えば、複数のLED(Light Emitting Diode)が主走査経路に沿って配置され、その上部に光を拡散させるための透過性拡散板(例えば、オパール、パール、磨りガラス等の板)が配置されて構成されている。透過性拡散板は、発光部22から照射される光が均一光となるようにするためのものである。また、発光部22は、例えば、矩形形状を有しており、長手方向はレンズシート10のX方向よりも広い幅を有しており、短手方向は光学センサ40の受光部の副走査方向の幅よりも広い幅を有している。なお、拡散板ではなく透過板(例えば、アクリル板、ガラス板)を設ける構成としたり、あるいは透過性拡散板または透過板等を全く設けない構成としたりすることも可能である。拡散板または透過性拡散板を設けた場合には、発光素子22aに対してインク滴が付着し、発光強度が低下することを防止できる。
なお、図1では、全体の形状をわかりやすくするために、発光部22をプラテン20の下流側の端部付近に設けているが、実際には上流側の光学センサ40に対向する位置に設けられている。これらの詳細な位置関係については、図6を参照して後述する。
図2は、キャリッジ31の裏面(レンズシートに対向する面)を示す図である。この図に示すように、キャリッジ31の裏面には、複数のノズルが副走査方向に配置されたノズル列32aを複数有する記録ヘッド32が設けられている。なお、各ノズル列は、例えば、180個のノズルによって構成されている。また、それぞれのノズル列32aは、同一の色のインクを吐出するノズル群によって構成される。
キャリッジ31の裏面の右上端部には、光学センサ40が設けられている。なお、この例では、光学センサ40は、各ノズル列32aの最上端(図の上端)に形成されたノズルよりも上流側(レンズシートの搬送方向の上流側)に設けられているので、レンズシート10が記録ヘッド32の最初のノズル(最上端のノズル)に到達する前に、光学センサ40によって凸レンズを検出することができる。
図3は、図2に示す光学センサ40、レンズシート10、および、発光部22の位置関係を示す図である。この図に示すように、光学センサ40は、保持体41および受光部43を有している。ここで、保持体41には、受光部43が配置される凹部42が形成されている。凹部42の底面部には受光部43が配置されている。
受光部43は、例えば、フォトダイオードによって構成され、レンズシート10を透過した光を受光し、その光の強度に対応するレベルを有する電気信号に変換して出力する。なお、発光部22としては、例えば、赤色光、青色光、緑色光、赤外光等のような、所定の色の光を発することが可能な発光ダイオードを用いることができる。また、例えば可視光または赤外光のようなレーザ光を生じさせることが可能なLED、ランプ、または、EL(Electro Luminescence)を発光部としても良い。
発光部22は、複数の発光素子22aが主走査経路に沿って配置されている。発光素子22aとしては、例えば、LEDを使用することができる。発光素子22aの上方側には、透過性拡散板22bが配置されており、発光素子22aから照射された光を拡散して均一光としてレンズシート10に入射する。
なお、発光部22としては、例えば、冷陰極管を用いることができる。あるいは、導光板をプラテン20上に主走査方向に沿って配置し、その端部に冷陰極管またはLED等を配置するようにしてもよい。さらに、受光部43としては、例えば、フォトトランジスタ、フォトダイオード、フォトIC等のような、受光した光を電気信号に変換することが可能な素子を用いることができる。
レンズシート10は、凸レンズ11、インク吸収層12、および、インク透過層13を有している。ここで、レンズとしての凸レンズ11は、例えば、透明な樹脂によって構成され、かまぼこ形状を有するレンズが所定の間隔(ピッチ)で複数連結されて構成される。なお、レンズシート10の種類は、レンズの間隔によって示され、例えば、45lpi(lens per inch)、60lpi、90lpi等がある。なお、これ以外のピッチ(例えば、100lpi等)のレンズを使用することも可能である。凸レンズ11は、PET(Polyethylene Terephthalate)、PETG(Polyethylene Terephthalate Glycol)、APET(Amorphous Polyethylene Terephthalate)、PP(Polyethylene)、PS(Polystyrene)、PVC(Polyvinyl chloride)、アクリル、UV(Ultraviolet)硬化樹脂等によって構成される。
インク吸収層12は、インクを吸収する材料によって構成され、インク透過層13を透過したインクを定着させる。なお、インク吸収層12は、例えば、PVA(Poly Vinyl Alchol)等親水性ポリマ、カチオン化合物、シリカ等微粒子によって構成されている。また、インク透過層13は、インクを透過する材料によって構成され、インク吸収層に定着されたインクを保護する。なお、インク透過層13は、酸化チタン、シリカゲル、PMMA(Polymethylmethacrylate)等微粒子、バインダ樹脂等によって構成されている。なお、インク吸収層12およびインク透過層13のいずれか一方は、非透明な材料によって構成される。また、インク透過層13は、あってもなくてもよい。さらに、インク吸収層12およびインク透過層13以外にも、例えば、透明フィルム層または接着層等があってもよい。
発光部22から射出された光は、凸レンズ11、インク吸収層12、および、インク透過層13を経由し、受光部43によって受光される。受光部43は、受光した透過光の強度に応じた電気信号を出力する。
図4は、図1に示す印刷装置の制御系の構成例を示すブロック図である。この図に示すように、印刷装置の制御系としては、キャリッジモータ36、紙送りモータ51、制御部100、および、インターフェース112を有している。ここで、インターフェース112は、制御部100とホストコンピュータ150とを電気的に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするために信号の表現形式等を変換する機能を有する。制御部100は、ホストコンピュータ150から送信されてきた印刷データに基づいてレンズシート10に画像を印刷するための制御を行う。なお、制御部100の詳細については後述する。キャリッジモータ36は、制御部100によって制御され、キャリッジ31を主走査方向に往復動作させる。なお、キャリッジ31の一部には光学センサ38が設けられており、この光学センサ38とスケール37によってリニアエンコーダが構成されている。制御部100は、このリニアエンコーダによってキャリッジ31の現在の位置を知ることができる。紙送りモータ51は、紙送りローラ50に駆動力を与えることにより、レンズシート10を副走査方向に移動させる。ホストコンピュータ150は、HDD(Hard Disk Drive)151を有しており、このHDD151には、レンズシート10の印刷に対応させて画像を加工するための画像加工プログラム等が記憶されている。
図5は、図4に示す印刷装置を図の右側から眺めた図である。この図に示すように、キャリッジ31は、プラテン20に対向する状態で設けられている。また、キャリッジ31の下部には、印刷を行う領域としての記録ヘッド32が設けられている。図2に示すように、記録ヘッド32には、複数のノズルがレンズシート10の搬送方向(副走査方向)に配置されてノズル列32aを形成している。なお、前述のように、本実施の形態では、各ノズル列32aは、例えば180個のノズルから構成されており、このうち、180番目のノズルが給紙側、1番目のノズルが排紙側に位置している。
また、キャリッジ31の下部に設けられ、各インクに対応づけられたノズル列32aには、ノズル毎に、ピエゾ素子(不図示)が配置されている。このピエゾ素子の作動により、インク通路の端部にあるノズルからインク滴を吐出することが可能となっている。なお、記録ヘッド32は、ピエゾ素子を用いたピエゾ駆動方式に限られず、その他の方式を用いても良い。その他の方式としては、例えば、インクをヒータで加熱し、発生する泡の力を利用するヒータ方式、磁歪素子を用いる磁歪方式、静電気力を利用した静電方式、ミストを電界で制御するミスト方式等が、主な方式として挙げられる。
用紙搬送機構80は、レンズシート10等の印刷対象物を搬送する駆動力を与える紙送りモータ(不図示)、および、普通紙等の給紙に対応する給紙ローラ82を具備している。また、この給紙ローラ82よりも排紙側には、レンズシート10を搬送するための紙送りローラ50が設けられている。また、紙送りローラ50よりも排紙側には、プラテン20および上述の記録ヘッド32が上下に対向するように配設されている。プラテン20は、紙送りローラ50によって記録ヘッド32の下へ搬送されてくるレンズシート10を、下方側から支持する。
また、プラテン20よりも排紙側には、上述の紙送りローラ50と同様の、排紙ローラ52が設けられている。この排紙ローラ52は、紙送りモータ51からの駆動力が伝達されて、回転する。なお、紙送りモータ51は、その駆動力を紙送りローラ50と排紙ローラ52とに分配させる構成を採用している。しかしながら、紙送りモータ51以外に、別途のモータを設け、そのモータによって排紙ローラ52を駆動させる構成を採用しても良い。
また、排紙側とは逆の後端側かつ給紙ローラ82の下方側には、開口部87が設けられている。開口部87は、レンズシート10等の折り曲げ困難な印刷対象物を通過させるための、開口部分である。そのため、開口部87は、レンズシート10を通過させるのに十分な、主走査方向における幅を有している。なお、レンズシート10は、それ単体で開口部87を通過するようにしても良く、また厚みのあるトレイ等に載置された状態で通過するようにしても良い。
図6は、プラテン20の側断面図の一例である。図6に示すように、プラテン20には、該プラテン20の基準平面21aから上方に向かい、レンズシート10等が接触する複数のリブ21bが突出している。また、プラテン20のうち、給紙側の端部側には、発光部22が設けられている(図1および図7参照)。発光部22は、前述したようにレンズシート10に対して光を照射するための部位である。
レンズシート10は、紙送りローラ50および従動ローラ50aによって挟持されつつ駆動力を与えられて副走査方向に移動される。また、レンズシート10は、印刷が終了すると、排紙ローラ52および従動ローラ52aによって挟持されつつ駆動力を与えられて排紙される。
図7は、制御部100の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、制御部100は、CPU101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ASIC(Application Specified Integrated Circuit)104、DC(Direct Current)ユニット105、信号処理部106、PFモータドライバ107、CRモータドライバ108、ヘッドドライバ109、不揮発性メモリ110、レンズ信号二値化回路111、および、インターフェース112を有している。なお、制御部100には、紙幅検出のためのPW(Paper Width)センサ(不図示)、光学センサ40、ギャップ検出センサ(不図示)、光学センサ38、および、ロータリエンコーダ113等が接続され、これらのセンサから入力された信号に基づいて、記録ヘッド32、紙送りモータ51、および、キャリッジモータ36等を制御する。
ここで、制御手段の一部および調整手段の一部としてのCPU101は、ROM102や不揮発性メモリ110等に記憶されている制御プログラムを実行するための演算処理や、その他の必要な演算処理を行う。また、ROM102には、印刷装置を制御するための制御プログラムおよび処理に必要なデータ等が記憶されている。また、ASIC104は、パラレルインターフェース回路を内蔵しており、インターフェース112を介してホストコンピュータ150から供給される印刷信号を受け取ることができる。
RAM103は、CPU101が実行途中のプログラム/演算途中のデータ等を一時的に格納するメモリである。また、不揮発性メモリ110は、印刷装置の電源切断後も、保持の必要な各種データを記憶するためのメモリである。
なお、ロータリエンコーダ113は、上述のリニアエンコーダとは異なり、スケール113aが円盤状に設けられている。しかしながら、それ以外の構成は、リニアエンコーダと同様となっている。また、本実施の形態では、ロータリエンコーダ113のスケール113aに設けられている複数のスリットのスリット間隔は、1/180インチとなっていると共に、紙送りモータ51が1スリット分だけ回転すると、1/1440インチだけ、レンズシート10が搬送されるように構成されている。しかしながら、スリット間隔および搬送ピッチは、これには限られず、種々設定することが可能である。
また、DCユニット105は、DCモータであるキャリッジモータ36、紙送りモータ51の速度制御を行うための制御回路である。DCユニット105は、CPU101から送られてくる制御命令、後述する信号処理部106からの出力信号等に基づいて、紙送りモータ51およびキャリッジモータ36の速度制御を行うための各種演算を行い、その演算結果に基づいて、紙送りモータドライバ107およびキャリッジモータドライバ108へ、モータ制御信号を送信する。
また、信号処理部106は、後述するレンズ信号二値化回路111から出力される2値化信号、および、光学センサ38から出力されるエンコーダ信号が入力される。信号処理部106では、かかる2値化信号およびエンコーダ信号に基づき、レンズピッチの情報を有する2値化信号を反映させた、モータ駆動信号およびPTS信号を生成し、キャリッジモータ36および記録ヘッド32にそれぞれ出力する。それにより、キャリッジモータ36においては、検出されたレンズピッチに応じた駆動速度で駆動され、また、レンズピッチに応じた位置に画像が印刷される。
PFモータドライバ107は、DCユニット105から供給されたモータ制御信号に応じて、紙送りモータ51を駆動する駆動回路である。CRモータドライバ108は、DCユニット105から供給されたモータ制御信号に応じて、キャリッジモータ36を駆動する駆動回路である。ヘッドドライバ109は、ASIC104から供給された印刷信号に応じて記録ヘッド32に内蔵されているピエゾ素子を駆動し、印刷信号に対応したインク滴を発生して、レンズシート10に所望の画像を印刷する。
また、上述の制御部100における各構成は、バス100aによって接続され、各構成の間でデータの授受を可能としている。
また、印刷装置は、インターフェース112を具備している。このインターフェース112を介して、ホストコンピュータ150が接続されている。なお、このホストコンピュータ150は、前述のように、HDD151を具備しており、このHDD151には、レンズシート10の印刷に対応させて画像を加工するための画像加工プログラムが記憶されている。
この画像加工プログラムは、選択された複数の画像データのうち、該画像データの個数Nに応じて画像データを縦方向または横方向のいずれかの方向のみに1/Nに圧縮する圧縮処理と、この圧縮処理に前後して凸レンズのレンズピッチに応じて画像を分割する画像分割処理と、圧縮処理および画像分割処理が為された短冊状の画像データを、それぞれの凸レンズにおいて適正な部位に配置する配置処理と、を行うものである。なお、画像加工プログラムにおいては、凸レンズの幅(LPI)、画像データの分割方向等、所定の事項を指定可能となっている。また、画像分割処理および圧縮処理を経過すると、細分化画像が形成される。
図8は、図7に示すレンズ信号二値化回路111の詳細を示すブロック図である。この図に示すように、レンズ信号二値化回路111は、バンドパスフィルタ111a、増幅回路111b、および、二値化回路111cを主要な構成要素としている。
ここで、バンドパスフィルタ111aは、受光部43から出力されるアナログ信号から凸レンズ11の周期に対応する信号を選択的に通過させるフィルタである。図9は、100lpiのピッチを有するレンズシート10を用いた場合に、受光部43から出力される信号をフーリエ変換した結果を示す図である。この図に示すように、受光部43から出力される信号には、2kHz付近の信号と、14.4kHz付近の信号の2種類が含まれている。ここで、14.4kHz付近の信号は、印刷装置の駆動周波数(例えば、キャリッジモータ36の駆動周波数)が14.4kHz付近であるため、その影響を受けて出力される信号である。一方、2kHz付近の信号は、キャリッジ31が走査された際に、凸レンズ11によって周期的に透過された光に対応する信号である。したがって、この例では、バンドパスフィルタ111aとしては、2kHz付近の信号を選択的に通過させるフィルタ(2kHzを通過帯域とするフィルタ)を用いればよい。具体的には、2kHzを中心とし、1.8kHzから2.2kHzまでを通過帯域とするバンドパスフィルタを用いる。
なお、凸レンズ11の種類(レンズピッチ)が変化した場合には、受光部43から出力される信号の周波数も変化する。具体的には、解像度が低くなった場合(lpi(lens per inch)が低い場合)は周波数が低くなり、解像度が高くなった場合には周波数が高くなる。したがって、レンズシート10として様々な種類の解像度のものを使用する可能性がある場合には、例えば、最大の解像度と最小の解像度における周波数を予め測定しておき、これらを最大および最小とする帯域を通過帯域に有するバンドパスフィルタ111aを用いることにより、この範囲であればどのような解像度のレンズシート10が選択された場合でもレンズ信号を確実に抽出できる。具体例としては、100lpiの場合には、前述のように、2kHzを中心とし、1.8kHzから2.2kHzまでを通過帯域とするバンドパスフィルタ111aを用いる。また、60lpiの場合には、1.2kHzを中心とし、1.0kHzから1.4kHzまでを通過帯域とするバンドパスフィルタ111aを用いる。したがって、これらの2種類を使用する可能性がある場合には、1.0kHzから2.2kHzまでの通過帯域を有するバンドパスフィルタを用いる。
これ以外にも、例えば、バンドパスフィルタ111aとして、スイットキャパシタフィルタを用い、当該フィルタの駆動周波数(スイッチング周波数)を変化させることにより、使用されているレンズシート10の解像度に応じて最適な通過帯域を設定できるようにしてもよい。すなわち、スイッチトキャパシタフィルタでは、その伝達関数は、キャパシタの容量値の比と、スイッチング周期によって決定される。使用されているキャパシタの容量値は固定であるので、スイッチング周期を変更することにより、例えば、バンドパスフィルタの通過帯域を簡単に変更することができる。
増幅回路111bは、バンドパスフィルタ111aを通過した2kHz付近の信号を、所定のゲイン(例えば、40倍)に増幅し、出力する。二値化回路111cは、例えば、シュミットトリガ回路等によって構成され、増幅回路111bの出力信号が所定の閾値を超えた場合には、ハイの状態の信号を出力し、それ以外の場合にはローの状態の信号を出力する。その結果、二値化回路111cからは、ハイまたはローの二値を有するディジタル信号が出力される。
図10は、図7に示すDCユニット105および信号処理部106のENC信号およびレンズ信号に係る部分の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、信号処理部106等のENC信号およびレンズ信号に係る部分は、切り替え制御回路200、駆動制御回路201、および、吐出制御回路202を主要な構成要素としている。切り替え回路200は、CPU101の制御に基づいて、光学センサ38から出力されるENC信号およびレンズ信号二値化回路111から出力されるレンズ信号のいずれかを一方を選択して出力する。駆動制御回路201は、光学センサ38から出力されるENC信号に基づいてキャリッジモータ36を制御する。吐出制御回路202は、切り替え制御回路200から出力された信号(ENC信号またはレンズ信号)に基づいて、記録ヘッド32のインクの吐出タイミングを示すPTS信号を生成し、ヘッドドライバ109に供給する。CRモータドライバ108は、駆動制御回路201の制御に応じてキャリッジモータ36を制御する。ヘッドドライバ109は、吐出制御回路202から供給されたPTS信号に基づいて記録ヘッド32を制御し、レンズシート10に画像を印刷させる。
つぎに、本発明の第1の実施の形態の動作を図11に示すフローチャートを参照して説明する。
画像を印刷する場合、まず、ホストコンピュータ150において、印刷しようとする画像を加工する処理を実行する(ステップS10)。具体的には、ホストコンピュータ150は、HDD151に格納されている画像加工用プログラムを実行し、画像の加工を行う。ここで、通常の画像を印刷する場合(レンズシート10以外に印刷する場合)には、例えば、画像の解像度変換等を実行する。また、レンズシート10に対して立体画像またはモーション画像を印刷する場合は、対象となる複数の画像をそれぞれ短冊状に分解した後に圧縮処理を施し、得られた画像を順番に並べる。例えば、立体画像の場合には、視点が異なる2枚の画像A,Bを、レンズシート10のレンズ解像度に合わせてそれぞれ同一形状の短冊状の画像(画像As,Bs)に分解し、短冊状の画像AsとBsとを交互に並べてストライプ状の画像を生成する。
つぎに、ステップS11では、ステップS10によって生成された画像(通常の画像またはストライプ状の画像)に対して、解像度変換、色変換処理、ハーフトーン処理等を施し、印刷装置によって印刷するためのデータ(印刷データ)に変換し、印刷装置に供給する。
印刷装置では、まず、CPU101が、初期設定を行う(ステップS12)。すなわち、CPU101は、例えば、レンズシート10のレンズの解像度に応じてレンズ信号二値化回路111のバンドパスフィルタ111aの通過帯域を初期設定する。具体的には、レンズシート10の解像度が100lpiである場合には、前述のように2kHzを中心とし、1.8kHzから2.2kHzまでを通過帯域とする。なお、印刷解像度に関するデータについては、ホストコンピュータ150から直接得るようにしてもよいし、または、印刷装置の図示せぬ操作部から入力されるようにしてもよい。
バンドパスフィルタ111a等の設定が完了すると、CPU101は、紙送りモータ51を駆動し、レンズシート10を所定の位置(印刷開始位置)まで移動させる。具体的には、レンズシート10の先端部分が光学センサ40の直下にくるようにレンズシート10をY方向に移動させる。
レンズシート10が所定の位置まで移動すると、CPU101は、印刷媒体としてレンズシート10が選択されているか否かを判定し(ステップS13)、レンズシート10が選択されている場合にはステップS14に進み、それ以外の印刷媒体(例えば、普通紙、フォト紙等)が選択されている場合にはステップS16に進む。なお、レンズシート10が選択されているか否かの判定方法としては、例えば、ステップS10において立体印刷またはモーション印刷を行う操作がユーザによってなされた場合には、レンズシートが選択されていると判定する。
ステップS14では、CPU101は、切り替え制御回路200に対して制御信号を供給し、選択される信号をENC信号からレンズ信号に切り替える。この結果、吐出制御回路202にはレンズ信号二値化回路111から出力されたレンズ信号が供給される。
図12は、ステップS14の処理によって信号の切り替えがなされた後の、図10に示す回路の等価的なブロック図である。この図に示すように、ステップS14において切り替えがなされると、キャリッジモータ36はENC信号によって制御され、記録ヘッド32についてはレンズ信号によって制御されることになる。なお、切り替えがなされる前には、キャリッジモータ36および記録ヘッド32の双方がENC信号によって制御されている状態となっている。
ステップS15では、CPU101は、発光部22の発光を開始させるとともに、レンズ信号二値化回路101の動作を開始させる。その結果、発光部22から照射された光は、レンズシート10を透過して、受光部43に入射され、凸レンズ11に応じた電気信号が出力される。レンズ信号二値化回路111は、受光部43から出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換して出力する。
CPU101は、ホストコンピュータ150に対して、印刷データが存在するか否かを問い合わせ、存在する場合にはステップS17に進み、それ以外の場合にはステップS22に進む(ステップS16)。なお、印刷データが存在する場合は、ホストコンピュータ150から1ライン分の印刷データを受信し、印刷動作を開始する。具体的には、CPU101は、光学センサ38からの出力信号を参照し、キャリッジ31の現在位置を検出し、その位置に応じた駆動信号を生成してキャリッジモータ36に供給する。その結果、キャリッジ31は主走査方向に往復動作を開始する(ステップS17)。
このとき、発光部22からは光が照射されている。発光部22から照射された光は、レンズシート10の凸レンズ11、インク吸収層12、および、インク透過層13を透過し、受光部43に入射される。図13(A)に示すように、受光部43と凸レンズ11の光軸が一致する場合には、凸レンズ11によって集光された光の多くが受光部43に入射するので、受光部43の出力信号のレベルが高くなる。一方、図13(B)に示すように、これらの光軸がずれている場合は、凸レンズ11によって集光された光の多くが受光部43に入射されないので、受光部43の出力信号のレベルが低くなる。
図14は、凸レンズ11と、アナログ信号(受光部43の出力信号)と、ディジタル信号(二値化回路111cの出力信号)との対応関係を示している。図14(B)に示すように、受光部43から出力されるアナログ信号は、検出対象であるレンズ(図14(A)参照)の頂部11aで最大となり、徐々に減少する信号である。このような信号は、バンドパスフィルタ111aに供給され、高調波成分(駆動信号)および低域成分(例えば、直流成分および商用電源信号(50Hzの信号))が減衰され、出力される。
バンドパスフィルタ111aから出力された信号は、増幅回路111bに供給され、そこで、例えば、40倍に増幅されて出力される。増幅回路111bから出力された信号は、二値化回路111cに供給され、そこで、所定の閾値と比較される。そして、入力信号が閾値以上である場合には二値化回路111cは出力信号をハイの状態にし、入力信号が閾値未満である場合には二値化回路111cは出力信号をローの状態にする。その結果、二値化回路111cからは、図14(C)に示すように、各凸レンズ11の所定の位置において立ち上がり、所定の位置において立ち下がるパルス列信号が生成されて出力される。
図15は、キャリッジ31が図1の右から左へ走査される場合のキャリッジ31の移動速度と、各部の信号の関係を示すタイミング図である。この図に示すように、キャリッジ31の動作は、停止区間、加速区間、定速区間、減速区間、および、停止区間に分けられる。停止区間では、キャリッジ31は停止した状態となる。加速区間では、キャリッジ31は所定の加速度で加速されその移動速度を増す。定速区間では、キャリッジ31は一定の速度で移動する。この区間において印刷がなされるため、この区間の幅は印刷媒体であるレンズシート10の幅よりも広くなっている(図15(B)参照)。減速区間では、キャリッジ31が減速される。
キャリッジ31が図15(A)に示すように移動すると、定速区間のレンズシート10が存在する区間では、レンズ信号二値化回路111からは図15(C)に示すような二値化されたレンズ信号が出力される。このようなレンズ信号は、切り替え制御回路200に供給される。切り替え制御回路200は、前述したようにレンズ信号側を選択しているので、レンズ信号は吐出制御回路202に供給される。吐出制御回路202は、レンズ信号を、1つの凸レンズ11内に印刷する画素数に応じて定数倍し、PTS信号を生成する。例えば、主走査方向の印刷解像度が1440dpiである場合にレンズピッチが90lpiである場合、1つの凸レンズ11内には16(=1440/90)個の画素が印刷されるため、吐出制御回路202は、レンズ信号を16倍した信号を生成して出力する(図15(E)参照)。ヘッドドライバ109は、吐出制御回路202から供給されたPTS信号に基づいて記録ヘッド32を制御し、レンズシート10の端が検出されてからある一定時間後に吐出を開始し、各ノズルからPTS信号に同期してインクを吐出させて所望の画像を印刷させる(ステップS18)。なお、レンズシート10の端部が検出されてからある一定時間後に吐出を開始するのではなく、当該吐出を開始する位置に対応するエンコーダの値(絶対値)が検出された場合に、吐出を開始するようにしてもよい。
凸レンズ11は、製造時の精度および放置されている環境の湿度に応じてレンズ間隔が変化する。しかしながら、上述のように各凸レンズ11を直接検出してPTS信号を生成し、当該生成されたPTS信号に応じてインクを吐出することにより、レンズ間隔に応じて画像を正確に印刷することができる。
一方、駆動制御回路201は、光学センサ38から出力されるENC信号を入力する。図15(D)に示すように、ENC信号はキャリッジ31の速度に応じた間隔を有する信号である。すなわち、キャリッジ31の速度が遅い場合には、パルスの間隔が開いた信号となり、速度が速い場合には間隔が詰まった信号となる。駆動制御回路201は、このようなENC信号を入力し、信号の間隔を参照することにより速度を検出して、加速、定速、および、減速の制御を行うとともに、ENC信号のパルス数をカウントすることにより、キャリッジ31の現在位置を検出し、加速および減速を行う位置を判断する。
つぎに、CPU101は、1走査分の印刷処理が終了したか否かを判定し、終了した場合にはステップS20に進み、それ以外の場合にはステップS18に戻って同様の処理を繰り返す(ステップS19)。
ところで、図2に示す記録ヘッド32の場合、光学センサ40は右上部に配置されている。したがって、図1においてキャリッジ31が右から左へ走査する場合には、光学センサ40が記録ヘッド32に先行するので、前述のような動作が可能になる。しかしながら、キャリッジ31が左から右へ走査する場合には、光学センサ40が記録ヘッド32に後行するため、上述のような動作はできない。そこで、例えば、キャリッジ31が左から右へ移動する場合には、キャリッジ31を移動するのみで印刷を行わないようにする(ステップS20)。
このようにして、1ライン分の印刷動作が完了すると、CPU101は紙送りモータ51を駆動して、レンズシート10を所定の距離だけ副走査方向に移動させる(ステップS21)。そして、CPU101は、ステップS16に戻って同様の処理を繰り返す。すなわち、CPU101は、ホストコンピュータ150からつぎの1ライン分の印刷データを受信し、前述の場合と同様の処理により当該印刷データを印刷する処理を実行する。このような処理を繰り返すことにより、所望の画像をレンズシート10に印刷することができる。
全ての印刷データの印刷が完了すると、CPU101は、切り替え制御回路200がレンズ信号を選択している場合には、ENC信号に復元する処理を実行する(ステップS22)。また、CPU101は、発光部22が発光状態となっている場合には発光部22の発光を停止させるとともに(ステップS23)、紙送りモータ51を駆動し、レンズシート10を排出する処理を実行する(ステップS24)。この結果、印刷が完了したレンズシート10は、印刷装置の外部に排出される。
以上に説明したように、本発明の第1の実施の形態では、凸レンズ11の位置を光学センサ40によって検出し、検出された位置に応じて画像を印刷するようにしたので、例えば、レンズシート10の製造時の精度が低い場合または環境の湿度によってレンズのピッチが変化した場合でも画像を各レンズの幅内に正確に印刷することが可能になる。
また、第1の実施の形態では、切り替え制御回路200を設け、レンズシート10に対して画像を印刷する場合にはレンズ信号に基づいてPTS信号を生成し、それ以外の印刷媒体に対してはENC信号に基づいてPTS信号を生成するようにした。このため、1走査において、キャリッジ31の位置に応じてレンズ信号とENC信号を切り替える必要がなくなるので、例えば、図24のタイプAの場合ように信号の幅が切り替え時点において不規則になったり、タイプBのように切り替えに長い時間を要したりすることがなくなる。この結果、レンズシート10のレンズピッチに合わせて正確に画像を印刷することが可能になる。
また、第1の実施の形態では、バンドパスフィルタ111aを設け、凸レンズ11のレンズピッチに応じた信号以外の成分を減衰させるようにしたので、ノイズ成分を除去して凸レンズ11の位置を確実に検出することができる。
なお、以上の第1の実施の形態では、プラテン20にレンズシート10を直接載置する場合について説明したが、例えば、ある程度の厚みを有するトレイにレンズシート10を載置して、当該トレイとともに印刷装置内部に挿入して印刷することも可能である。その場合には、トレイのレンズシート10が載置される部分の全体(または一部)に、発光部を設けておけばよい。
また、以上の第1の実施の形態では、プラテン20と記録ヘッド32との距離は一定としたが、これらの距離をレンズシート10の厚さに応じて調整可能としてもよい。その場合、発光部22と光学センサ40との距離が変化するため、距離が大きい場合には反射光が受光部43に全て入射されないことも想定される。したがって、例えば、これらの距離を調整可能とする場合は、十分な受光量が得られる範囲に調整可能範囲を限定することが望ましい。
なお、以上の実施の形態では、キャリッジ31が図1の右から左に移動する際に印刷を行い、左から右へ移動する際には印刷を行わないようにしたが、例えば、図16に示すように、キャリッジ31の裏面に光学センサ40とは別の第2の検出手段としての光学センサ400を設けるようにし、左から右へ移動する際には光学センサ400からの信号に基づいて印刷を行うことも可能である。この例では、キャリッジ31の裏面には、記録ヘッド32の中心線に対称な位置に光学センサ400が新たに設けられている。なお、光学センサ400の構造は、光学センサ40と同様であり、発光部22から照射され、レンズシート10を透過した光の強弱に応じた電気信号を出力する。また、図8に示すバンドパスフィルタ111aに対しては、キャリッジ31が右から左へ移動する際には、光学センサ40からの出力を入力し、左から右へ移動する際には、光学センサ400からの出力を入力する。なお、これ以降の処理は、前述の場合と同様である。
このようなキャリッジ31を用いれば、キャリッジ31がどちらに移動する際にも印刷を行うことができるので、印刷速度を向上させることができる。
また、光学センサ40は、図2に示すように1つだけしか用いない場合であっても、例えば、右から左へ走査する場合にはレンズ信号をバッファに格納して記憶し、左から右へ走査する場合にはバッファに記憶されたレンズ信号を参照して印刷を行うことも可能である。図17は、このような場合の実施例を示すブロック図である。
この図17の例は、カウンタ220、ラッチ回路221、バッファ222、吐出制御回路223、吐出制御回路224、切り替え制御回路225、および、駆動制御回路226を有している。ここで、カウンタ220は、ENC信号をカウントし、カウント値を出力する。すなわち、ENC信号は、例えば、2相の信号のパルス信号であるので、これに応じて絶対的な位置を検出するためには、カウンタを利用してパルス信号の数をカウントし、カウント値によって位置を判定する。この結果、キャリッジ31の位置に応じた値(カウント値)を得る。ラッチ回路221は、図1においてキャリッジ31が右から左へ移動する場合は、レンズ信号の、例えば、立ち上がりおよび立ち下がりエッジに同期してカウンタ220の値をラッチし、バッファ222に供給する。バッファ222は、ラッチ回路221から供給されたカウント値を1走査方向分だけ記憶する。
吐出制御回路223は、図1においてキャリッジ31が右から左へ移動する場合は、レンズ信号に基づいてPTS信号を生成して切り替え制御回路225に供給する。また、キャリッジ31が左から右へ移動する場合は、カウンタ220から出力される現在のカウント値(キャリッジ31の位置に対応する値)と、バッファ222に格納されている値とを比較し、これらの差が所定の値になった場合を基準としてPTS信号を生成し、吐出制御回路223に供給する。吐出制御回路224は、レンズシート10以外の印刷媒体に対して印刷を行う場合に使用され、ENC信号に基づいてPTS信号を生成して切り替え制御回路225に供給する。切り替え制御回路225は、CPU101からの制御信号に応じて、吐出制御回路223または吐出制御回路224から出力されるPTS信号を選択して出力する。
なお、駆動制御回路226、CRモータドライバ108、キャリッジモータ36、ヘッドドライバ109、および、記録ヘッド32については、図10の場合と同様であるので、その説明は省略する。
つぎに、図17に示すブロック図の動作を説明する。レンズシート10に対して印刷を行う場合には、CPU101は、切り替え制御回路225を制御して、吐出制御回路223を選択する。なお、レンズシート10以外の印刷媒体に対して印刷を行う場合には、吐出制御回路224が選択される。
つづいて、CPU101は、DCユニット105に対して制御信号を送り、キャリッジ31を右から左へ移動させるように指示するとともに、記録ヘッド32からインクの吐出を開始するように指示する。その結果、駆動制御回路226は、光学センサ38からのENC信号を参照しながらキャリッジモータ36を制御し、キャリッジ31を右から左へ向かうように加速させる。キャリッジ31の速度が一定の速度に到達し、レンズシート10が光学センサ40の直下まで来ると、レンズ信号が生成される。吐出制御回路223は、右から左への動作であることから、レンズ信号に応じてPTS信号を生成し、出力する。切り替え制御回路225は、吐出制御回路223側を選択しているので、PTS信号はヘッドドライバ109を介して記録ヘッド32に供給され、レンズ信号に応じて画像がレンズシート10に印刷される。
このとき、カウンタ220は、ENC信号の、例えば、立ち上がりエッジおよび立下りエッジをカウントアップする。したがって、キャリッジ31が右から左に移動するにつれて、カウント値が大きくなる。ラッチ回路221は、レンズ信号の、例えば、立ち上がりエッジおよび立下りエッジに同期してカウンタ220のカウント値をラッチし、記憶手段としてのバッファ222に順次格納する。この結果、バッファ222には、レンズ信号の立ち上がりエッジおよび立下りエッジにおけるカウンタ220のカウント値が順次格納される。
1回の走査が完了すると、CPU101は、つぎに、キャリッジ31を左から右へ移動するようにDCユニット105に対して指令を行う。この結果、駆動制御回路226は、ENC信号に基づいてキャリッジモータ36を制御し、キャリッジ31を左から右へ移動させる。この結果、カウンタ220には、2相信号が逆転した状態で入力されることから、カウントダウン動作を開始する。なお、キャリッジ31が右から左へ移動する場合も左から右へ移動する場合もENC信号のパルス数は同じであるので、キャリッジ31が同じ位置にある場合には、キャリッジ31の移動方向に拘わらずカウント値は同じとなる。
バッファ222に格納されている値と、カウンタ220から出力される値とを比較し、これらの差が所定の値になった場合を基準としてPTS信号を生成して出力する。すなわち、図18(A)に示すように、右から左へ所定の速度Vhで移動するキャリッジ31から、レンズシート10に向けて初速度Vvで吐出されたインク滴は、これらの合成速度であるVsでレンズシート10に向かって飛翔し、所定の着弾点に着弾する。例えば、図18(A)に示すように、光学センサ40によって凸レンズ11の頂部が検出されたタイミングで吐出されたインク滴の着弾点を凸レンズ11の頂部と重なる位置であるとする。
キャリッジ31が左から右へ移動する場合において、同じ位置でインクを吐出すると、着弾点は図18(A)の場合とは異なってしまう。このため、キャリッジ31が右から左へ移動する場合と、左から右へ移動する場合とで同一の着弾点に着弾させるためには、図18(C)に示すように、図18(B)よりも手前で吐出する必要がある。
したがって、吐出制御回路223は、バッファ222に格納されている値よりも手前側となる値がカウンタ220から供給された場合を基準としてPTS信号を生成する。どれだけ手前側でPTS信号を生成するかは、記録ヘッド32とレンズシート10の距離、キャリッジ31の移動速度、および、インクの吐出速度等によっても異なるので、機種毎に設定する。
吐出制御回路223によって生成されたPTS信号は、切り替え制御回路225を経由して、ヘッドドライバ109に供給される。ヘッドドライバ109は、吐出制御回路223から供給されたPTS信号に同期して記録ヘッド32からインクを吐出させ、所望の画像を印刷させる。そして、左から右への移動が完了すると、バッファ222に格納されたカウント値はクリアされる。
以上の動作を繰り返すことにより、キャリッジ31が右から左へ移動するときのみならず、左から右へ移動する際にも画像を印刷することが可能になるので、印刷速度を向上することが可能になる。
なお、以上の実施の形態では、バッファ222に格納されている値と、カウンタ220から出力される値とを基準として、復路(左から右方向)の印刷を行うようにしたが、復路についてはエンコーダ信号を参照して印刷を行うことも可能である。一例として、右から左へ印刷を行う場合(往路印刷の場合)は、レンズシート10の左端の位置をエンコーダ信号の絶対値として記憶しておき、左から右へ印刷を行う場合(復路印刷の場合)は、当該位置を基準として吐出を開始し、吐出タイミングについてはCPU信号を基準とするか、または、レンズ信号を基準とすることが可能である。
また、以上の実施の形態では、バッファ222に記憶された情報は、左から右へキャリッジ31が移動する際に利用するようにしたが、例えば、凸レンズ11が検出されてからインクを吐出するまでのタイミングに差がある場合には、バッファ222に記憶されている情報を参照して、吐出タイミングを調整する(遅延する)ようにしてもよい。具体的には、実際に印刷を行う前に、レンズシート10を走査して、バッファ222に凸レンズ11に関する情報を格納する。そして、その後は、直前の走査において格納された情報を参照しながらPTS信号を生成し、当該PTS信号に基づいて吐出動作を行う。このようにすれば、凸レンズ11が検出されてからインクが吐出されるまでのタイミングにずれがある場合(例えば、吐出が検出に先行する場合または後行する場合等)であっても、正確な凸レンズ11内に正確に印刷を行うことができる。
なお、以上では、右から左へキャリッジ31が移動する際に、凸レンズ11の位置に関する情報をバッファ222に格納し、左から右へ移動する際にこれを利用するようにしたが、これとは逆に、左から右へキャリッジ31が移動する際に、凸レンズ11の位置に関する情報をバッファ222に格納し、右から左へ移動する際にこれを利用するようにしてもよい。
また、左から右へ移動する場合と、右から左へ移動する際のそれぞれにおいて、凸レンズ11に関する情報をバッファ222に格納し、その後の走査(少なくとも1回以上後の走査)において、当該情報を利用するようにしてもよい。すなわち、左から右へ移動して印刷を行う場合には左から右へ移動する直前の走査で取得された情報を参照して印刷を行い、右から左へ移動して印刷を行う場合には右から左へ移動する直前の走査で取得された情報を参照して印刷を行う。このような動作によれば、左から右へ移動する場合と右から左へ移動する際のキャリッジ31の移動速度が同じであるとすると、往復動作の往路および復路において同一のパラメータ(吐出タイミング等)を利用することができるので、装置の構成および制御を簡易化することが可能になる。また、凸レンズ11が検出されてからインクが吐出されるまでのタイミングにずれがある場合(例えば、吐出が検出に先行する場合または後行する場合等)であっても、正確な凸レンズ11内に正確に印刷を行うことができる。
なお、以上では、インクの色毎の吐出タイミングについては、詳細には説明していないが、各ノズルの形成位置が異なり、また、各インクの粘性の相違によって直弾点に誤差を生じる場合があるので、PTS信号の発生のタイミングについては、ノズル列毎に行うことが望ましい。
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。
以下、本発明の第2の実施の形態について、図19から図21に基づいて説明する。図19は、本実施の第2の形態に係る印刷装置の概略基本構成を示す斜視図である。なお、この図において、図1に示す第1の実施の形態と対応する部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図19に示す第2の実施の形態では、図1に示す第1の実施の形態の場合と比較すると、キャリッジ31に設けられている光学センサ40が第2の検出手段としての光学センサ410に置換されている。また、プラテン20の発光部22が反射手段としての反射板300に置換されている。その他の構成は、図1の場合と同様である。
ここで、反射板300は、光学センサ410から照射されてレンズシート10を透過した光を反射し、光学センサ410に戻す機能を有する。反射板300は、例えば、鏡面研磨された金属部材、金属部材が蒸着された樹脂、または、反射率が高い白色の樹脂等によって構成されており、光学センサ410から照射された光を高い反射率で反射する。また、反射板300は、例えば、矩形形状を有しており、長手方向はレンズシート10のX方向よりも広い幅を有しており、短手方向は光学センサ410から照射されるビームよりも広い幅を有している。なお、プラテン20が光を反射する特性を有する場合には、反射板300を特に設けなくてもよい。また、反射板300としては、例えば、表面が平坦な部材ではなく、乱反射する部材(例えば、表面が粗い形状を有する部材)を用いることも可能である。また、反射板300を着脱自在な構造とし、必要に応じて反射板300をプラテン20上に設置するようにしてもよい。
なお、図19では、全体の形状をわかりやすくするために、反射板300をプラテン20の下流側の端部付近に設けているが、実際には上流側の光学センサ410に対向する位置に設けられている。なお、これらの位置関係は、図6の場合と同様である。
なお、この例では、光学センサ410は、各ノズル列32aの最上端(図の上端)に形成されたノズルよりも上流側(レンズシートの搬送方向の上流側)に設けられているので、レンズシート10が記録ヘッド32の最初のノズル(最上端のノズル)に到達する前に、光学センサ410によって凸レンズを検出することができる。
図20は、光学センサ410とレンズシート10との位置関係を示す断面図である。この図に示すように、光学センサ410は、保持体411ならびに発光部414および受光部415を有している。ここで、保持体411には、発光部414が配置される凹部412および受光部415が配置される凹部413が形成されている。凹部412,413の底面部には発光部414および受光部415がそれぞれ配置されている。
発光部414は、例えば、レーザダイオードまたはLED等によって構成され、直進性の高い光を射出する。受光部415は、例えば、フォトダイオードによって構成され、反射板300によって反射された光を受光し、その光の強度に対応するレベルを有する電気信号に変換して出力する。なお、発光部414としては、例えば、赤色光、青色光、緑色光、赤外光等のような、所定の色の光を発することが可能な発光ダイオードを用いることができる。また、例えば可視光または赤外光のようなレーザ光を生じさせることが可能なレーザ発振器、ランプ等を発光部としても良い。また、受光部415としては、例えば、フォトトランジスタ、フォトダイオード、フォトIC等のような、受光した光を電気信号に変換することが可能な素子を用いることができる。
発光部414から射出され、インク透過層13、インク吸収層12、および、凸レンズ11を透過した光は、反射板300によって反射され、一部は、凸レンズ11、インク吸収層12、および、インク透過層13を再度経由し、受光部415によって受光される。ここで、発光部414から射出されて反射板300に至るまでの経路と、発光部414の光軸とは一致している。また、反射板300によって反射されて受光部に至るまでの経路と、受光部415の光軸とは一致している。すなわち、発光部414および受光部415は、図20中に破線で示す光の経路とその光軸が一致するように、凹部412,413の底面部は、反射板300に平行な方向からそれぞれ傾きθを有するように形成されている。このように、発光部414および受光部415のそれぞれの光軸と、光の経路とを一致させることにより、光学センサ410の検出感度を高めることができる。
発光部414から照射された光は、レンズシート10のインク透過層13およびインク吸収層12を透過し、凸レンズ11に到達する。図21(A)に示すように、発光部414から照射された光(入射光)が凸レンズ11の頂部11aに達した場合、当該入射光は凸レンズ11の頂部11aに当接するように位置している反射板300によって反射され、反射光として受光部415に入射される。すなわち、凸レンズ11の頂部11aに当接している反射板300の角度は、レンズ曲面の当接面の角度と同一であるので、レンズの透過光のほとんどは反射板300によって反射され、受光部415に入射される。なお、発光部414から照射された光の一部は、インク透過層13およびインク吸収層12によって反射されるが、反射板300とは反射される位置が異なることから、当該反射光は受光部415には届かない。したがって、当該反射光に対しては、受光部415は信号を出力しない。
一方、図21(B)に示すように、発光部414から照射された光が凸レンズ11の頂部11aからずれた位置に達した場合、当該入射光は凸レンズ11を透過し、反射板300によって反射されるが、凸レンズ11に再入射する際に乱反射される。その結果、受光部415に入射される光の強度は、図21(A)の場合に比較すると弱くなる。
以上の動作原理により、光学センサ410によりレンズシート10の凸レンズ11の位置を検出することができる。なお、その他の部分の動作については、第1の実施の形態の場合と同様であるのでその説明は省略する。
以上に説明したように、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態のように、複数の光源を有する発光部22を設ける必要がなくなるので、装置の製造コストを低減することが可能になる。
なお、以上の各実施の形態は、一例であって、これ以外にも種々の変形実施態様が存在する。例えば、第2の実施の形態では、発光部414から照射される光は、円形形状を有する場合を例に挙げて説明したが、例えば、凸レンズ11の長手方向に長軸を有する楕円形状を有するようにしてもよい。そのようなビームを用いることにより、反射光または透過光の光量を増加することができるので、検出感度を向上させることができる。
また、以上の実施の形態では、レンズシート10と他の印刷媒体(例えば、普通紙、フォト紙等)を利用する場合には、切り替え制御回路200,225によってエンコーダ信号とレンズ信号を切り替えて使用するようにしたが、レンズシート10のみを使用し、他の印刷媒体を使用しない印刷装置については、切り替え制御回路200,225を省略することも可能である。
また、以上の各実施の形態では、発光部22および発光部414が照射する光の波長については、詳細には説明していないが、例えば、インク吸収層12の透過性が高い波長(例えば、赤外線)等に設定することにより、検出精度を向上させることができる。
また、以上の各実施の形態では、受光部43および受光部415は反射光または透過光をそのまま入射するようにしたが、例えば、発光部22および発光部414と同一の波長の光のみを選択的に通過させるフィルタを通した光を入射するようにしてもよい。そのような実施の形態によれば、環境光の影響を少なくすることができる。
また、以上の実施の形態では、二値化回路111cにおいて、所定の閾値と比較することによりアナログ信号を二値化するようにしたので、閾値によってはディジタル信号のデューティーが50%にならない場合も想定される。そこで、増幅回路111bから出力される信号を反転し、これともとの信号を比較し、これらの交差点においてハイまたはローを切り替えるようにすれば、50%に近いデューティーの信号を簡易に得ることができる。
また、以上の各実施の形態では、図8に示すようにレンズ信号二値化回路111としては、アナログ回路を使用するようにしたが、例えば、アナログ信号をA/D(Analog to Digital)変換器等でディジタル化した後に各種の処理を実行するようにしてもよい。そのような実施の形態によれば、例えば、バンドパスフィルタ111aの通過帯域を簡易に調整することができる。
また、以上の各実施の形態では、印刷装置はホストコンピュータ150に接続され、当該ホストコンピュータ150から印刷データを受信するようにした。しかしながら、例えば、画像の記憶手段、画像の編集手段、および、印刷データの生成手段等を有し、ホストコンピュータ150を接続しなくても印刷処理が可能ないわゆるスタンドアローンタイプの印刷装置に本発明を適用することも可能である。また、プリンタ(印刷装置)、スキャナ、ファクシミリ、および、コピー機が一体となったディジタル複合機に対しても本発明を適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷装置の概略構成例を示す図である。 図1に示す記録ヘッドの詳細な構成例を示す図である。 図2に示す光学センサおよびレンズシートの断面図である。 図1に示す実施の形態の制御系の構成例を示す図である。 図1に示す実施の形態の印刷装置を図の右側から眺めた図である。 図1に示す実施の形態の印刷装置を図の右側から眺めた図である。 図6に示す制御部の詳細な構成例を示すブロック図である。 図7に示すレンズ信号二値化回路の詳細な構成例である。 受光部から出力される信号の周波数成分を示す図である。 図7に示すDCユニット等の詳細を示すブロック図である。 図1に示す実施の形態の印刷装置の動作を示すフローチャートである。 レンズシートに印刷時の図10に示すブロック図の等価回路である。 図1に示す実施の形態における入射光と透過光の関係を示す図である。 レンズ、アナログ信号、および、ディジタル信号の関係を示す図である。 キャリッジの速度と各部の信号の波形を示すタイミング図である。 キャリッジの他の構成例を示す図である。 図10に示すブロック図の他の構成例を示すブロック図である。 図17に示すブロック図の動作を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態の概略構成例を示す図である。 図19に示す光学センサおよびレンズシートの断面図である。 図19に示す実施の形態におけるレンズと反射光の関係を示す図である。 凸レンズによる立体視の原理を説明する図である。 従来の制御回路の構成を示す図である。 図23に示す回路の各部の波形を示すタイミング図である。
符号の説明
11 凸レンズ(レンズ),22 発光部(発光手段),32 記録ヘッド(印刷手段),37 スケール(第1の検出手段の一部),38 光学センサ(第1の検出手段の一部),40 光学センサ(第2の検出手段),50 紙送りローラ(搬送手段の一部),51 紙送りモータ(搬送手段の一部),101 CPU(調整手段),222 バッファ(記憶手段),300 反射板(反射手段),400,410 光学センサ(第2の検出手段)

Claims (7)

  1. レンズが複数形成された第1の面と、印刷面が形成された第2の面とを有するレンズシートを当該レンズの長手方向に搬送する搬送手段と、
    上記第2の面上を上記レンズの長手方向に交差する方向に走査するとともに、当該第2の面に上記複数のレンズの配列に応じた画像を印刷する印刷手段と、
    上記印刷手段の走査経路上の位置を検出する第1の検出手段と、
    上記第1の検出手段による検出結果に基づいて、上記印刷手段の位置を制御する制御手段と、
    上記第1の面に形成された上記レンズの位置を検出する第2の検出手段と、
    上記第2の検出手段による検出結果に基づいて、上記印刷手段によって画像を印刷する位置を調整する調整手段と、
    有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記調整手段は、前記レンズシート以外の印刷媒体が印刷対象として選択された場合には、前記第1の検出手段による検出結果に基づいて、前記印刷手段によって画像を印刷する位置を調整することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記レンズシートを挟んで、前記印刷手段に対向する位置であって、当該印刷手段の走査経路に沿うように配置された発光手段をさらに有し、
    前記第2の検出手段は、前記印刷手段の一部であって、上記発光手段に対向する位置に設けられており、上記発光手段によって前記レンズシートの前記第1の面に対して照射され、前記レンズの少なくとも一部を透過した光の強度を検出することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記レンズシートを挟んで、前記印刷手段に対向する位置に配置された反射手段をさらに有し、
    上記反射手段は、前記第2の検出手段によって照射され、前記レンズの少なくとも一部を透過した光を反射し、当該レンズを再度透過させて前記第2の検出手段に入射させることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 前記第2の検出手段によって検出されたレンズの位置に関する情報を記憶する記憶手段をさらに有し、
    前記調整手段は、前記記憶手段に記憶されているレンズの位置に関する情報を参照して、画像の印刷位置を調整することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  6. 前記第2の検出手段は、前記印刷手段の給紙側であって、印刷を行う領域の外側に少なくとも2カ所設けられていることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  7. レンズが複数形成された第1の面と、印刷面が形成された第2の面とを有するレンズシートを当該レンズの長手方向に搬送し、
    上記第2の面上を上記レンズの長手方向に交差する方向に走査して当該第2の面に上記複数のレンズの配列に応じた画像を印刷し、
    画像を印刷する走査経路上の位置を検出し、
    上記検出結果に基づいて、上記走査する位置を制御し、
    上記第の1面に形成された上記レンズの位置を検出し、
    上記レンズの検出結果に基づいて、画像を印刷する位置を調整する、
    ことを特徴とする印刷方法。
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