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JP2007074088A - 画像処理装置 - Google Patents

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JP2007074088A
JP2007074088A JP2005256219A JP2005256219A JP2007074088A JP 2007074088 A JP2007074088 A JP 2007074088A JP 2005256219 A JP2005256219 A JP 2005256219A JP 2005256219 A JP2005256219 A JP 2005256219A JP 2007074088 A JP2007074088 A JP 2007074088A
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Ichiji Yamanegi
一司 山根木
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Abstract

【課題】所定サイズの原稿に含まれる各個人情報の座標位置を保持しておくことにより、原稿をコピーする際に、見せたくない個人情報にマスキング処理等を施して所望の情報のみを選択的に出力できるようにする。
【解決手段】画像処理装置1は、個人情報を含む所定サイズの原稿(運転免許証など)を読み取って画像データを入力する画像読み取り部2と、入力した画像データの種類を指定するための画面を表示部4bに表示させる画像種選択部4cと、指定された画像種に含まれる個人情報の項目を選択するための画面を表示部4bに表示させる項目選択部4dと、項目選択部4dにより表示される個人情報の各項目と前記画像データに含まれる個人情報の座標位置とを対応付けて保持し、項目選択部4dで選択された項目に応じて前記画像データにマスキング処理などの画像処理を施す画像処理部12と、画像処理された画像データを印字出力する画像形成部6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、より詳細には、個人情報を含む所定サイズの原稿(運転免許証など)をコピーする際に、原稿に含まれる所望の情報のみを選択的に出力可能な画像処理装置に関する。
従来、住所、氏名、本籍、生年月日などの個人情報が記載された運転免許証、健康保険証、及びパスポートなどは、例えば、ビデオレンタル店の入会手続きや、携帯電話販売店などの登録手続き、スポーツジムの入会手続きなどにおいて、顧客の身分証明用として利用されることがよくある。この際、店員は、顧客の運転免許証等を複写機でコピーして、その複写物を顧客の身分証として保管する。
この際、上記運転免許証などに記載された顧客の個人情報は全てコピーされてしまうことになる。もしも店側に悪意があるような場合には、顧客の個人情報を勝手にコピーして第三者へ流出させてしまう危険がある。このような事態に対処するために、個人情報を部分的にマスキング等で隠してしまう方法が考えられる。
従来、デジタル複写機にマーカ編集機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、編集を行う際に、デジタイザを用いる代わりに、原稿上において特定のペンで書かれた線で囲まれた区域をマーカエリアとしてリアルタイムで検出し、そのエリア内における処理を変える編集方式である。この処理としては、例えば、マスキング、トリミング、エリア内のみのネガ/ポジ反転などがある。
特開平2−43873号公報
しかしながら、前述したようなマーカ編集機能は、マーカエリアを指定するためのペンが必要とされ、このマーカ編集機能による手法をビデオレンタル店等の入会手続きに利用しようとした場合、個人情報の一部をマスキングするために、顧客又は店員が、原稿となる運転免許証上でペンを用いてマーカエリアを指定しなくてはならず、作業が面倒であった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、入力された画像データに画像処理を施して出力する画像処理装置において、所定サイズの原稿(運転免許証など)に含まれる各個人情報の座標位置を保持しておくことにより、原稿をコピーする際に、見せたくない個人情報にマスキング処理等を施して所望の情報のみを選択的に出力できるようにすること、を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、入力された画像データに画像処理を施して出力する画像処理装置において、個人情報を含む所定サイズの画像データを入力するための入力手段と、該画像データの種類を指定する画像種指定手段と、該指定された画像種に含まれる個人情報の少なくとも1つの項目を選択する項目選択手段と、該選択された項目に応じて前記画像データに所定の画像処理を施す画像処理手段と、該画像処理された前記画像データを出力する出力手段と、を備えていることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記画像種指定手段は、前記画像データの種類を、ユーザにより選択可能に表示する手段を備え、該ユーザによる選択に従って、前記画像データの種類を指定することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記画像種指定手段は、前記画像データの特徴を抽出し、該抽出した特徴に基づいて画像種を判定する手段を備え、該判定結果に従って、前記画像データの種類を指定することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1乃至第3のいずれか1の技術手段において、前記項目選択手段は、前記画像種指定手段により指定された画像種に含まれる個人情報の少なくとも1つの項目を、ユーザにより選択可能に表示する手段を備えていることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1乃至第3のいずれか1の技術手段において、前記項目選択手段は、前記画像種指定手段により指定された画像種に含まれる個人情報のいずれか複数の項目で構成されたグループを、ユーザにより選択可能に表示する手段を備えていることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1乃至第5のいずれか1の技術手段において、前記画像処理手段は、前記項目選択手段により表示される個人情報の各項目と、前記画像データに含まれる個人情報の座標位置とを対応付けて保持することにより、前記項目選択手段により選択された項目に対応する前記画像データの個人情報あるいは該項目以外の項目に対応する前記画像データの個人情報に対して所定の画像処理を施すことを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第6の技術手段において、前記画像処理手段は、前記項目選択手段により選択された項目に対応する前記画像データの個人情報あるいは該項目以外の項目に対応する前記画像データの個人情報に対して、マスキング処理、トリミング処理、ハッチング処理のいずれかの画像処理を施すことを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第7の技術手段において、前記画像処理手段は、前記画像種指定手段により指定された画像種に応じて、前記画像処理が施された画像データに、該画像データの不正利用を防止するための情報を付加することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第1の技術手段において、前記入力手段は、個人情報を含む所定サイズの原稿を読み取って画像データを入力する手段であり、前記出力手段は、前記画像処理手段により画像処理が施された画像データを記録紙上に記録する手段であることを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第9の技術手段において、前記個人情報を含む所定サイズの原稿は、運転免許証、健康保険証、パスポートのいずれかであることを特徴としたものである。
本発明によれば、入力された画像データに画像処理を施して出力する画像処理装置において、所定サイズの原稿(運転免許証など)に含まれる各個人情報の座標位置を保持しておくことにより、原稿をコピーする際に、見せたくない個人情報にマスキング処理等を施して所望の情報のみを選択的に出力できるため、運転免許証などをビデオレンタル店等の入会手続きに利用するときに、必要以上の個人情報がコピー等されて流出してしまうことがない。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成例を示すブロック図で、図中、1は画像処理装置、20は電話回線網、30はLAN等で構成されたネットワーク、21は電話回線網20に接続されたファクシミリ装置、31,32はネットワーク30に接続された端末装置、40はインターネットを示す。画像処理装置1は、ファクシミリ装置21との間でFAXによる画像データの送受信を可能とし、端末装置31,32との間で電子メール等を利用した画像データの送受信を可能とする。ここで、本発明の画像データは、画像データに限らず、文書データ、あるいは画像及び文書からなるデータを含むものとする。
尚、本実施形態の画像処理装置1としては、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、及びプリンタ機能のいずれか複数の機能を備えたデジタル複合機を適用した場合を代表例とし、以下、デジタル複合機1として説明する。
図1において、デジタル複合機1は、原稿を読み取って画像データを入力する画像読み取り部2と、デジタル複合機1が備える各機能を制御する機器制御部3と、ユーザ入力を受け付ける操作部4と、LAN等のネットワーク30を介して端末装置31,32と通信し、インターネット40を介して図示しないファクシミリ装置,端末装置と通信する通信部5と、画像データの印刷処理を行うデータ処理手段である画像形成部6と、画像データを記憶するためのハードディスク(HD)7と、デジタル複合機1の制御情報や設定情報などを記憶するメモリである管理部8と、電話回線網20を介してファクシミリ装置21と通信するためのFAXモデム9と、HD7内の画像データを消去する消去手段10と、を備えている。
以下、図1に示すデジタル複合機1の各部について詳細に説明する。まず、画像読み取り部2は、原稿を読み取って画像データを入力するための入力手段であり、画像読み取り手段としてのCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)2aと、原稿台や自動原稿送り装置(ADF)などにセットされた原稿を検知する原稿検知センサ2bと、を備えている。
操作部4は、各種入力キーなどを備えた入力部4aと、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)などの表示部4bと、を備えており、デジタル複合機1に対して操作の入力や、各種設定の入力を行う。また、入力部4aには、デジタル複合機1を利用する利用者の認証情報を入力する認証情報入力手段を配置するようにしてもよい。利用者の認証情報の入力方法としては、例えば、利用者コードの直接入力、IDカードの情報読み取り入力、利用者の生体情報(指紋などの)読み取り入力など様々である。これらのいずれかの方法により、デジタル複合機1の利用者認証を行えるようにする。
画像形成部6は、入力された画像データを印字出力するための手段であり、ページメモリであるメモリ6aと、LSU(Laser Scanning Unit:レーザ走査ユニット)などの印字部6bと、記録紙を収納するための第1給紙トレイ13及び第2給紙トレイ14と、を備えている。画像形成部6は、メモリ6aに一旦記憶された画像データを暗号化してHD7に記憶し、また、HD7に暗号化して記憶した画像データを復号してメモリ6aに送り、印字部6bに転送して印字出力する。この暗号化/復号化処理は任意に設定可能であり、当該処理を行わないようにしてもよい。
HD7は、入力された画像データを一時的に記憶するための記憶手段である。このHD7を、磁気記憶媒体を備えた記憶手段として構成することで、デジタル複合機1は、大量の画像データを蓄積して順次処理していくことが可能となり、複数の利用者からの指示を効率良く処理することができる。
以下、デジタル複合機1が搭載している画像処理モードに関する動作例について簡単に説明する。
(コピーモード)
本実施形態に係るデジタル複合機1を複写機として利用する場合には、画像読み取り部2で読み取られた原稿の画像データが、画像形成部6から複写物として出力される。
画像読み取り部2には、CCD2aが備えられており、読み取り位置にセットされた原稿の画像を電子的に読み取ることができる。そして、読み取られた原稿の画像データは、メモリ6a上に出力データとして完成され、一旦HD7へ記憶される。原稿が複数ある場合は、この読み取り、記憶の動作が繰り返される。その後、操作部4から指示された処理モードに基づいて、HD7に記憶された画像データが適切なタイミングで順次読み出されてメモリ6aに送られる。そして、印字部6bへの書き込みタイミングに合わせて、画像データがメモリ6aから印字部6bへと転送される。
また、読み取った画像データを複数枚印字する場合も、同様に出力データとしてページ単位でHD7へ記憶され、出力するモードに合わせてHD7からメモリ6aに送られ、出力枚数の分だけ繰り返し、印字部6bへの書き込みタイミングに合わせて、画像データがメモリ6aから印字部6bへ転送される。
(プリンタモード)
次に、本実施形態に係るデジタル複合機1をプリンタとして利用する場合には、通信部5から受信した画像データがメモリ6aなどを介して画像形成部6から出力される。
通信部5は、有線あるいは無線を利用してネットワーク30と接続されており、ネットワーク30上に接続された外部機器である端末装置31,32から画像データを受信する。このように受信された画像データは、出力する画像データとしてページ単位にメモリ6aに送られ、一旦HD7へ記憶される。そして、画像データは、再びHD7からメモリ6aに送られ、前述した複写機として利用する場合と同様に、メモリ6aから印字部6bへと転送される。
(スキャナモード)
また、本実施形態に係るデジタル複合機1をネットワークスキャナとして利用する場合には、画像読み取り部2において読み取られた原稿の画像データを、通信部5からネットワーク30を介して任意の端末装置31,32へ送信することができる。ここでも、画像読み取り部2に備えられたCCD2aにより原稿を電子的に読み取る。そして、読み取られた原稿の画像データは、メモリ6a上に出力データとして完成され、一旦HD7へ記憶される。そして、再びHD7からメモリ6aに送られ、操作部4を介して指示された送信先との通信を確立させた上で通信部5から目的の送信先へと送信される。
(ファクシミリモード)
さらに、通信部5は、ネットワーク30,インターネット40を介して図示しないファクシミリ装置と接続されている。また、FAXモデム9は、電話回線網20を介してファクシミリ装置21と接続するようにしてもよい。本実施形態に係るデジタル複合機1をファクシミリ装置として利用する場合にも同様の動作が行われ、外部機器との間で画像データの送信及び受信が可能となる。
本実施形態に係るデジタル複合機1の各構成部は、機器制御部3により制御され、操作部4に設けられたタブレット,キー群などの入力部4aからの操作指示を監視すると共に、表示部4bを介してデジタル複合機1の状態に関する情報などのユーザに通知すべき情報を的確に案内表示する。また、管理部8には、機器制御部3により制御されている各構成部に関する情報が管理されており、これら情報をもとに、機器制御部3がデジタル複合機1全体の動作を制御する。
本発明の画像処理装置であるデジタル複合機1は、個人情報を含む所定サイズの画像データを入力するための入力手段と、画像データの種類を指定する画像種指定手段と、指定された画像種に含まれる個人情報の少なくとも1つの項目を選択する項目選択手段と、選択された項目に応じて画像データに所定の画像処理(例えば、マスキング処理、トリミング処理、ハッチング処理など)を施す画像処理手段と、画像処理された画像データを出力する出力手段と、を備えている。画像処理手段は、項目選択手段により表示される各項目の個人情報と、画像データに含まれる個人情報の座標位置とを対応付けて保持する。これにより、項目選択手段により選択された項目に対応する前記画像データの個人情報、あるいは、該項目以外の項目に対応する前記画像データの個人情報に対して所定の画像処理を施すように構成されている。
ここで、画像データの個人情報に対して施される画像処理は、上記マスキング処理、トリミング処理、ハッチング処理以外でもよく、該当箇所の内容が目視により確認できないように処理されればよい。
図1において、画像読み取り部2あるいは通信部5あるいはFAXモデム9が上述した本発明の入力手段に相当する。また、画像種選択部4cあるいは画像種判定部11が画像種指定手段に相当する。また、項目選択部4dが項目選択手段に相当する。また、画像処理部12が画像処理手段に相当する。また、画像形成部6あるいは通信部5あるいはFAXモデム9が出力手段に相当する。
上記のように構成することにより、デジタル複合機1は、所定サイズの原稿(運転免許証など)に含まれる各個人情報の座標位置を予め保持し、この原稿をコピーする際に、見せたくない個人情報にマスキング処理等の画像処理を施して、所望の情報のみを選択的に出力することができる。これにより、運転免許証などをビデオレンタル店等の入会手続きに利用するときに、必要以上の個人情報がコピー等されて流出してしまうことがない。
以下、本発明の入力手段を画像読み取り部2、出力手段を画像形成部6として、個人情報を含む所定サイズの原稿(以下、単に原稿という)を読み取って画像データを入力し、その画像データの該当項目にマスキング処理などを施した後に印字出力する例について説明する。なお、上記原稿としては、例えば、運転免許証、健康保険証、パスポート等のように身分証明用としても利用されるもの全般を対象とする。
図2は、個人情報を含む原稿がセットされる原稿読取台の一例を示す図である。図2(A)は原稿読取台の斜視図で、図中、50は原稿読取台で、該原稿読取台50は各種サイズの原稿を所定の位置にセットするためのマーカ51を備える。ユーザは、図2(B)に示すように、原稿52をコピーする際に、マーカ51を見ながら原稿読取台50の所定位置にセットすることができる。このマーカ51は、各種原稿(例えば、運転免許証、健康保険証、パスポートなど)のサイズに応じて設けられている。
ここで、原稿読取台50にセットされた原稿52の各個人情報(運転免許証の場合、氏名、本籍、住所、免許番号、顔の写真、有効期限など)の座標位置は、例えば、後述の図5に示す項目選択画面に表示される各項目(氏名、本籍、住所、免許番号、顔の写真、有効期限)に対応付けられて保持されている。これにより、画像処理部12は、例えば、図5に示す項目選択画面から選択される項目に対応して、原稿52の画像データに含まれる各個人情報の座標位置を特定することが可能となり、選択された項目の個人情報はそのままで、選択された項目以外の個人情報に対してマスキング処理等の画像処理を施すことができる。あるいは、選択された項目の個人情報に対してマスキング処理等の画像処理を施し、選択された項目以外の個人情報はそのままとしてもよい。
図3は、画像種選択部4cにより表示部4bに表示される画像種選択画面の一例を示す図で、図中、4eは画像種選択画面を示す。画像種選択部4cは、コピーする原稿(画像データ)の種類をユーザにより選択させるための画像種選択画面4eを表示部4bに表示させる。本例では、ユーザにより選択可能な画像種として、「免許」、「証明」、「普通の原稿」、「本」、「カタログ」が登録されており、例えば、運転免許証をコピーする場合には、上記画像種から「免許」を選択する。この場合、以下の図4あるいは図5に示す個人情報の項目が表示される。これらの項目は、「免許」に含まれる個人情報に対応する項目である。
図4は、項目選択部4dにより表示部4bに表示される項目選択画面の一例を示す図で、図中、4fは項目選択画面を示す。本例に示す項目選択画面4fは、図3に示した画像種選択画面4eから、「免許」が選択された場合に表示部4bに表示される。この項目選択画面4fは、上記「免許」に含まれる個人情報のいずれか複数の項目からなるグループ単位で表示したもので、項目選択部4dにより表示部4bに表示される。本例では、ユーザにより選択可能な項目として、Aコース(氏名、住所、写真)、Bコース(氏名、写真)、Cコース(氏名、住所、本籍)が登録されており、例えば、Aコースが選択された場合、運転免許証に含まれる個人情報の項目のうち、氏名、住所、写真のみがコピーされ、それ以外の項目についてはマスキング処理されて印字出力される。また、これとは逆に、マスキング処理する項目を選択するようにしてもよい。例えば、Aコースが選択された場合、運転免許証に含まれる個人情報の項目のうち、氏名、住所、写真のみがマスキング処理され、それ以外の項目についてはそのまま印字出力される。
図5は、項目選択部4dにより表示部4bに表示される項目選択画面の他の例を示す図で、図中、4fは項目選択画面を示す。本例に示す項目選択画面4fは、図3に示した画像種選択画面4eから、「免許」が選択された場合に表示部4bに表示される。この項目選択画面4fは、上記「免許」に含まれる個人情報を項目単位で表示したもので、項目選択部4dにより表示部4bに表示される。本例では、ユーザにより選択可能な項目として、氏名、本籍、住所、免許番号、顔の写真、有効期限が登録されており、例えば、氏名、写真が選択された場合、運転免許証に含まれる個人情報の項目のうち、氏名、写真のみがコピーされ、それ以外の項目についてはマスキング処理されて印字出力される。また、これとは逆に、マスキング処理する項目を選択するようにしてもよい。例えば、氏名、写真が選択された場合、運転免許証に含まれる個人情報の項目のうち、氏名、写真のみがマスキング処理され、それ以外の項目についてはそのまま印字出力される。
図4及び図5において、図2(B)に示した原稿読取台50にセットされた原稿52の各個人情報(運転免許証の場合、氏名、本籍、住所、免許番号、顔の写真、有効期限など)の座標位置は、図4あるいは図5に示す項目選択画面4fに表示される各項目(氏名、本籍、住所、免許番号、顔の写真、有効期限)に対応付けられて保持されている。これにより、画像処理部12は、図4あるいは図5に示す項目選択画面4fから選択される項目に対応して、原稿52の画像データに含まれる各個人情報の座標位置を特定することが可能となり、選択された項目の個人情報はそのままで、選択された項目以外の個人情報に対してマスキング処理等の画像処理を施す。あるいは、選択された項目の個人情報に対してマスキング処理等の画像処理を施し、選択された項目以外の個人情報はそのままとしてもよい。
例えば、図5に示す項目選択画面4fに表示された項目から、「氏名」、「住所」、「顔の写真」が選択され、「本籍」、「免許番号」、「有効期限」が選択されなかった場合、これら各項目に対応して、図2(B)に示した原稿52の画像データ上の座標位置を特定する。そして、画像処理部12は、上記により選択された項目の個人情報(この場合、氏名、住所、顔の写真)はそのまま(すなわち、特別な画像処理は行わない)で、選択されていない項目の個人情報(本籍、免許番号、有効期限)に対してマスキング処理等の画像処理が施される。
また、原稿の画像種を指定するための別の実施形態として、画像種判定部11を用いてもよい。この画像種判定部11は、コピーする原稿(画像データ)の特徴を抽出し、抽出した特徴に基づいて画像種を自動的に判定する手段であって、この判定結果に従って、画像データの種類を指定することができる。なお、画像の特徴量を抽出する方法は、公知の技術を用いて実現可能であり、ここでの説明は省略するものとする。
デジタル複合機1は、画像種判定部11を備える構成とした場合、画像種選択部4cを含まない構成としてもよい。また、画像種選択部4cを備える構成とした場合、画像種判定部11を含まない構成としてもよい。また、図1に示したように、画像種選択部4c及び画像種判定部11の両方を備える構成としてもよく、この場合、画像種選択部4cによる手動指定モード、あるいは、画像種判定部11による自動指定モードのいずれかに切り替えるためのモード切り替え手段を設けることにより、ユーザがいずれかのモードを選択できるようにしておくとよい。
図6は、図1に示したデジタル複合機1における画像処理の流れの一例を説明するためのフロー図である。なお、本例では、原稿として運転免許証を用いた場合を例に説明するものとするが、他の身分証明書(例えば、健康保険証、パスポートなど)でも同様である。まず、デジタル複合機1は、原稿読取台にセットされた原稿が運転免許証であるかどうかを判定し(ステップS1)、セットされた原稿が運転免許証の場合(YESの場合)、図3に示した画像種選択画面から画像種(ここではコピーエリア)を設定し(ステップS2)、設定したコピーエリアでOKかどうかを判断し(ステップS3)、OKの場合(YESの場合)、コピースタートキーを許可し(ステップS4)、図4あるいは図5に示した項目選択画面から項目(ここではコピー条件)を設定する(ステップS5)。
次に、コピースタートキーが押下されてコピースタートしたかどうかを判断し(ステップS6)、コピースタートした場合(YESの場合)、セットされた原稿を読み取り(ステップS7)、読み取った原稿の画像データに対して、ステップS5で設定された項目以外の個人情報にマスキング処理等の画像処理を施して(ステップS8)、プリントアウトする(ステップS9)。
また、ステップS6において、コピースタートしていない場合(NOの場合)、ステップS5に戻り処理を繰り返す。また、ステップS3において、設定したコピーエリアでOKでない場合(NOの場合)、キャンセルキーが押下されたかどうかを判断し(ステップS10)、キャンセルキーが押下された場合(YESの場合)、設定をクリアし(ステップS11)、待機状態へ移行する。また、ステップS10において、キャンセルキーが押下されない場合(NOの場合)、ステップS2に戻り処理を繰り返す。また、ステップS1において、セットされた原稿が運転免許証でない場合(NOの場合)、他の原稿と判定し(ステップS12)、他の原稿の処理を行う。
図7は、本発明のデジタル複合機1により印刷出力された複製物の一例を示す図である。画像種選択部4cあるいは画像種判定部11により指定された画像種に応じて、マスキング処理等の画像処理が施された画像データに、その画像データの不正利用を防止するための情報を付加するようにしてもよい。本例に示す複製物は、運転免許証をコピーしたもので、該当箇所がマスキング処理され、さらに、「○○証のコピーです。取り扱いには十分注意をお願いします。確認後は、廃棄処分をお願いします。」、というメッセージからなる不正利用を防止するための情報が付加されている。このように、不正利用を防止するための情報を付加することにより、複製物に記載の個人情報が勝手に利用されないよう注意を促すことができる。不正利用を防止するための情報は、例えば、原稿の画像種に応じて所定のメッセージとして予め格納されている。画像処理部12は、原稿の画像種が指定されたときに、上記情報を画像データに付加する処理を実行する。
これまでの実施形態においては、本発明の入力手段を画像読み取り部2、出力手段を画像形成部6とした場合について説明したが、本発明の入力手段として、外部機器から通信部5あるいはFAXモデム9を介して画像データを入力するようにしてもよく、また、出力手段として、外部機器へ通信部5あるいはFAXモデム9を介して、画像処理後の画像データを出力するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、入力された画像データに画像処理を施して出力する画像処理装置において、所定サイズの原稿(運転免許証など)に含まれる各個人情報の座標位置を保持しておくことにより、原稿をコピーする際に、見せたくない個人情報にマスキング処理等を施して所望の情報のみを選択的に出力できるため、運転免許証などをビデオレンタル店等の入会手続きに利用するときに、必要以上の個人情報がコピー等されて流出してしまうことがない。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の概略構成例を示すブロック図である。 個人情報を含む原稿がセットされる原稿読取台を示す図である。 画像種選択部により表示部に表示される画像種選択画面の一例を示す図である。 項目選択部により表示部に表示される項目選択画面の一例を示す図である。 項目選択部により表示部に表示される項目選択画面の他の例を示す図である。 図1に示したデジタル複合機における画像処理の流れの一例を説明するためのフロー図である。 本発明のデジタル複合機により印刷出力された複製物の一例を示す図である。
符号の説明
1…画像処理装置(デジタル複合機)、2…画像読み取り部、2a…CCD、2b…原稿検知センサ、3…機器制御部、4…操作部、4a…入力部、4b…表示部、4c…画像種選択部、4d…項目選択部、4e…画像種選択画面、4f…項目選択画面、5…通信部、6…画像形成部、6a…メモリ、6b…印字部(LSU)、7…ハードディスク(HD)、8…管理部、9…消去手段、10…FAXモデム、11…画像種判定部、12…画像処理部、13…第1給紙トレイ、14…第2給紙トレイ、20…電話回線網、21…ファクシミリ装置、30…ネットワーク、31,32…端末装置、40…インターネット、50…原稿読取台、51…マーカ、52…原稿。

Claims (10)

  1. 入力された画像データに画像処理を施して出力する画像処理装置において、個人情報を含む所定サイズの画像データを入力するための入力手段と、該画像データの種類を指定する画像種指定手段と、該指定された画像種に含まれる個人情報の少なくとも1つの項目を選択する項目選択手段と、該選択された項目に応じて前記画像データに所定の画像処理を施す画像処理手段と、該画像処理された前記画像データを出力する出力手段と、を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像種指定手段は、前記画像データの種類を、ユーザにより選択可能に表示する手段を備え、該ユーザによる選択に従って、前記画像データの種類を指定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像種指定手段は、前記画像データの特徴を抽出し、該抽出した特徴に基づいて画像種を判定する手段を備え、該判定結果に従って、前記画像データの種類を指定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記項目選択手段は、前記画像種指定手段により指定された画像種に含まれる個人情報の少なくとも1つの項目を、ユーザにより選択可能に表示する手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の画像処理装置。
  5. 前記項目選択手段は、前記画像種指定手段により指定された画像種に含まれる個人情報のいずれか複数の項目で構成されたグループを、ユーザにより選択可能に表示する手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理手段は、前記項目選択手段により表示される個人情報の各項目と、前記画像データに含まれる個人情報の座標位置とを対応付けて保持することにより、前記項目選択手段により選択された項目に対応する前記画像データの個人情報あるいは該項目以外の項目に対応する前記画像データの個人情報に対して所定の画像処理を施すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像処理手段は、前記項目選択手段により選択された項目に対応する前記画像データの個人情報あるいは該項目以外の項目に対応する前記画像データの個人情報に対して、マスキング処理、トリミング処理、ハッチング処理のいずれかの画像処理を施すことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像処理手段は、前記画像種指定手段により指定された画像種に応じて、前記画像処理が施された画像データに、該画像データの不正利用を防止するための情報を付加することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記入力手段は、個人情報を含む所定サイズの原稿を読み取って画像データを入力する手段であり、前記出力手段は、前記画像処理手段により画像処理が施された画像データを記録紙上に記録する手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記個人情報を含む所定サイズの原稿は、運転免許証、健康保険証、パスポートのいずれかであることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
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