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JP2007071220A - 摩擦対 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ジャダーを安定良く抑制し、かつ摩擦材の成形性に優れる摩擦対を提供する。
【解決手段】 摩擦材2,3と相手材4を有し、摩擦材2,3と相手材4の間に生じる摩擦力によって制動力を発生する摩擦対1であって、摩擦材2,3は、繊維基材と摩擦調整剤と結合剤と酸化銅を含んでいる。酸化銅は、平均粒径が1.5μm以下であり、かつ添加量が摩擦材全体の0.5〜7体積%である。そして相手材4は、全体または少なくとも表面が鉄系である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、摩擦材と相手材を有し、これら摩擦材と相手材の間に生じる摩擦力によって制動力を発生する摩擦対に関する。
摩擦対は、従来、様々な性能が求められており、例えば制動時に振動(ジャダー)が生じ難いものが求められている。
ジャダーの原因は、ロータ(相手材)に不均一摩耗が生じることで生じる。すなわち図1に示すようにロータが高速走行時に軸方向に大きく振れながら回転し、非制動時である空転時にロータの一部が摩擦材と低面圧で接触し、ロータの一部が削れて、ロータに不均一摩耗(DTV)が発生する。そしてDTVが大きくなったロータに摩擦材を押圧することで制動力の大きさに振れが生じ、ジャダーが生じる。
ジャダーを抑制する方法として、摩擦材によるロータへの攻撃性を小さくし、DTVの発生を抑制する方法が考えられる。例えば、摩擦材に含まれる攻撃性の高い原料を低減させたもの、あるいは摩擦材にゴムなどの柔らかい原料を添加したもの(特許文献1)などが考えられる。
しかし攻撃性の高い原料を低減させた摩擦材は、摩擦係数が低くなって、摩擦性能を満足しなくなるという問題が生じる。
ゴムを添加した摩擦材は、ゴムの弾性力によってロータを攻撃する材料の攻撃性を阻害するものの、制動温度が高くなるとゴムが変質する。そのためゴムの変質によってロータ攻撃性の阻害性能が持続せず、また分解物によって摩擦係数も低下するという問題が生じていた。
ジャダー抑制のために開発されたものではないが、特許文献2〜4に係る摩擦材も従来知られている。
特許文献2に係る摩擦材は、摩擦係数及び摩擦安定性を確保しながら、異音特性を向上させるために、銅酸化物粉を0.5〜20重量%有している。なお銅酸化物粉の粒径の記述は見あたらなかった。
特許文献3に係る摩擦材は、有機分が灰化して摩擦材が崩壊・欠損することを抑制するために、灰化層強化剤粉末を含んでいる。灰化層強化剤粉末は、酸化銅などを原料としており、灰化温度域において焼結反応を起こして灰分を結合強化する。そして灰化層強化剤粉末の粒径は、5μm以下であって、添加量は、10〜20体積%である。
特許文献4に係る摩擦材は、強度と摩擦特性のバランスを向上させるために、酸化銅などの銅化合物を含んでいる。そして酸化合物は、平均粒径が数μm〜数十μmであり、添加量が1〜10体積%である。
特開2000−74112号公報 特開平6−346932号公報 特開平7−26031号公報 特開平7−3247号公報
しかし特許文献2〜4に係る摩擦材は、ジャダーを抑制するために開発されたものではなく、ジャダーを抑制するために好適なものではない。しかも実施の形態3に係る摩擦材は、酸化銅等の添加量が多く、成形性に優れないという問題も生じている。
そこで本発明は、ジャダーを安定良く抑制し、かつ摩擦材の成形性に優れる摩擦対を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明は、各請求項に記載の通りの構成を備える摩擦対であることを特徴とする。
すなわち請求項1に記載の発明によると、摩擦材は、繊維基材と摩擦調整剤と結合剤と酸化銅を含んでいる。そして酸化銅は、平均粒径が1.5μm以下であり、かつ添加量が摩擦材全体の0.5〜7体積%である。相手材は、全体または少なくとも表面が鉄系である。
そして実験結果から、摩擦材に酸化銅が含まれ、相手材に鉄が含まれることによって、摩擦材の相手材への攻撃性が小さくなり、相手材の不均一摩耗が抑制されることがわかった。その理由は、摩擦材と相手材が摺接した際に酸化銅と鉄とが反応して、相手材の表面に保護被膜が生じるためであると思われる。そのため摩擦材による相手材への攻撃性が小さくなり、相手材の不均一摩耗の発生が抑制され、ジャダーが抑制されると思われる。
また酸化銅は、ゴムに比べて耐熱性に優れており、制動温度が高くなってもゴムのように変質しない。そのため摩擦材は、高温履歴後においても安定して相手材への攻撃性を小さいまま持続する。
また摩擦材は、実験結果から酸化銅の添加量が摩擦材全体の7体積%であるために、成形時に亀裂が生じ難く、成形性に優れる。
請求項2に記載の発明によると、酸化銅の平均粒径は、0.05μm以上である。
したがって酸化銅は、平均粒径が0.05μm以上であるために、平均粒径が0.05μmよりも小さい酸化銅よりも取扱い性に優れ、コストが安く、原料の安定性に優れる。
請求項3に記載の発明によると、酸化銅の添加量は、摩擦材全体の3〜7体積%である。
したがって酸化銅の添加量が3体積%以上であるために、摩擦材による相手材への攻撃性は、十分に小さくなる。
請求項4に記載の発明によると、摩擦材と相手材とが摺接した際に、摩擦材に含まれている酸化銅と相手材に含まれている鉄とが反応して、相手材の表面に保護被膜が生じる。
したがって摩擦材による相手材への攻撃性が小さくなり、相手材の不均一摩耗の発生を抑制することができ、ジャダーの発生を抑制することができる。
本発明にかかる摩擦対1は、図1に示すように摩擦材(パッド)2,3と相手材(ロータ)4を有しており、摩擦材2,3と相手材4の間に生じる摩擦力によって制動力を発生する。
相手材4は、全体または少なくとも表面が鉄系、例えば、鋳鉄やステンレス等である。
摩擦材2,3は、繊維基材と摩擦調整剤(充填剤)と結合剤と酸化銅を主成分に有している。
摩擦材2,3の繊維基材は、無機繊維および有機繊維を適宜選択して使用することができる。無機繊維としては、銅繊維,鉄繊維、スチール繊維,ガラス繊維,セラミック繊維(アルミナ−シリカ系セラミック繊維など),チタン酸カリウム繊維などを使用することができる。有機繊維としては、アラミド繊維などを使用することができる。そしてこれら繊維基材を個別に用いることもできるが、数種を混合して用いることもできる。
また繊維基材の添加量は、摩擦材全体の10〜50重量%であることが好ましい。
摩擦調整剤(充填剤)は、摩擦係数の調整、異音調整、錆防止などのために含まれるものであって、無機充填材,有機充填材,潤滑剤などが適宜使用される。
無機充填剤としては、水酸化カルシウム,硫酸バリウム,炭酸カルシウム,炭化珪素,アルミナ,酸化ジルコニウム,酸化マグネシウム,雲母(マイカ),カオリン,タルクなどが適宜含まれる。有機充填剤としては、カシューダストやラバーダストなどが適宜含まれる。潤滑剤としては、黒鉛(グラファイト),三硫化アンチモン,二硫化モリブデン,二硫化亜鉛などが含まれる。
結合剤としては、例えばフェノール樹脂,イミド樹脂,ゴム変性フェノール樹脂,メラミン樹脂,エポキシ樹脂,NBR,ニトリルゴム,アクリルゴムなどを使用することができる。そして結合剤は、一種を単独で使用することもできるし、二種以上を組み合せて使用することもできる。
結合剤の添加量は、摩擦材全体の5〜30体積%であることが好ましい。
摩擦材2,3に含まれる酸化銅は、酸化銅(I)CuOまたは酸化銅(II)CuOであって、いずれか一種のみが含まれる形態であっても良いし、両種が含まれる形態であっても良い。
酸化銅は、粉状であって、平均粒径が1.5μm以下である。好ましくは、平均粒径が0.05〜1.5μm、より好ましくは0.1〜1.5μm、0.1〜1μmである。
酸化銅の添加量は、摩擦材全体の0.5〜7体積%であって、好ましくは、3〜7体積%、より好ましくは5〜6体積%である。
次に、摩擦材2,3の製造方法について説明する。
先ず、摩擦材原料を乾式にて均一に混合し、原料混合物を得る。混合機としては、アイリッヒミキサー、ユニバーサルミキサー、レーディゲミキサーなどを利用することができる。
次に、原料混合物を予備金型にて予備成形して予備成形体を得る。
そして予備成形体を成形用金型にて加圧加熱成形する。加圧加熱成形の成形温度は、130〜200℃であり、成形圧力は、10〜100MPaであり、成形時間は、2〜15分である。
次に、必要に応じて成形体を140〜400℃、2〜48時間にて熱硬化させる。
以下に、本発明に係る実施例と比較例を具体的な数字を用いて説明する。
実施例に係る摩擦材と、比較例に係る摩擦材は、表1に示す原料成分と配合量をベースとする原料混合物から形成されており、酸化銅の添加量がxであり、酸化銅と硫酸バリウムとが置換されている。
酸化銅は、表2,3に示すように酸化銅(I)CuOまたは酸化銅(II)CuOであって、平均粒径が0.05μm、1.5μm、3μm、添加量xが3体積%、7体積%、10体積%、15体積%である。
これらのうちで、本発明に係る摩擦材は、表2,3の「本発明」の項目に○印を付した。すなわち酸化銅の平均粒径が0.05μm、1.5μmであって、添加量が3体積%、7体積%のものである。比較例として酸化銅を添加していない摩擦材も準備した。
摩擦材の製造方法は、先ず、表1に示す原料をユニバーサルミキサーによって5分間乾式にて混合して原料混合物を得た。そして原料混合物を成形温度160℃、成形圧力20MPa、成形時間10分にて加圧加熱成形し、成形体を得た。その後、成形体を230℃、3時間の条件にて熱硬化させた。
相手材としては、全体が鋳鉄であるロータ(ディスクロータ)を準備した。
Figure 2007071220
Figure 2007071220
Figure 2007071220
次に、摩擦材と相手材を有する摩擦対の各特性を測定し、測定結果を表2,3と図6,7にまとめた。
各特性は、以下のように測定した。
<試験後DTV成長量> 図1に示すように台上試験機にて相手材(ロータ)4の振れ(ロータ初期の振れ)Bが100μmとなるように相手材4を設置し、図5に示すように摩擦材2,3を相手材4に押圧して擦り合わせた。擦り合わせは、65→0km/h、減速度3.5m/s、制動前摩擦材温度90℃の条件にて50回行った。次に、図1に示すようにロータを100km/hで1時間空転させ、100→65km/hの制動を10回連続で行い、これを1サイクルとして合計30サイクル実施した。
その結果、相手材4には、図2,3に示すようにアウタ側面(図2左側面)に偏摩耗部4aが生じ、図2,4に示すようにインナ側面(図2右側面)に偏摩耗部4bが生じた。そして初期のDTV(Disc rotor Thickness Variation)との最大差分を測定してDTV成長量とし、表2,3と図6,7にまとめた。
<高温履歴前の摩擦係数・高温履歴後の摩擦係数> JASO C―406−82に従って台上試験を実施し、フェード前後(高温履歴前後)の摩擦係数を測定して、平均値を算出し、表2,3と図6,7にまとめた。
<摩擦材の成形性> 成形後の摩擦材の亀裂を目視レベルにて観察し、四段階で成形性を評価し、表2,3にまとめた。
◎:極めて良好、○:良好、△:使用可能限界、×:使用不可
<総合判定> 各特性を総合的に三段階で判定し、表2,3にまとめた。
◎:試験後DTV成長量が20μm未満、フェード前後の摩擦係数が0.35以上、摩擦材の成形性が極めて良好、のすべての条件を満たすもの
○:試験後DTV成長量が27μm未満、フェード前後の摩擦係数が0.35以上、摩擦材の成形性が極めて良好または良好、のすべての条件を満たし◎に該当しないもの
×:◎と○の条件を満たさないもの
実験結果から以下のことがわかった。
(試験後DTV成長量)
酸化銅の平均粒径が3μmの摩擦材は、酸化銅を含んでいない摩擦材よりもDTVが大きくなり(27μm以上)、酸化銅の平均粒径が0.05μm、1.5μmの摩擦材は、酸化銅を含んでいない摩擦材よりもDTVが小さくなることがわかった(27μm以下)。
酸化銅の平均粒径が0.05μmの摩擦材は、添加量が多くなるほどDTV成長量が小さくなることがわかった。
DTV成長量は、酸化銅(I)CuOと酸化銅(II)CuOとによって大きな差が現れないことがわかった。
(高温履歴前の摩擦係数・高温履歴後の摩擦係数)
高温履歴前の摩擦係数は、酸化銅を有さない摩擦材と、酸化銅を有する摩擦材との間でほとんど差がないか、酸化銅を有する摩擦材の方が大きいことがわかった。
高温履歴後の摩擦係数も、酸化銅を有さない摩擦材と、酸化銅を有する摩擦材との間でほとんど差がないか、酸化銅を有する摩擦材の方が大きいことがわかった。したがって酸化銅の添加によって摩擦係数が低下しない(ほとんど低下しない)ことがわかった。
高温履歴による摩擦係数の低下は、酸化銅を有さない摩擦材と、酸化銅を有する摩擦材とでほとんど差がないことがわかった。したがって高温履歴による摩擦係数の低下は、酸化銅によらないことがわかった。
(摩擦材の成形性)
摩擦材は、酸化銅の添加量が少ないほど成形性が良いことがわかった。
平均粒径が0.05μmの酸化銅を含む摩擦材の成形性は、添加量3体積%において極めて良好となり、添加量7体積%において良好になることがわかった。平均粒径が1.5μmの酸化銅を含む摩擦材の成形性は、添加量3体積%と、添加量7体積%において極めて良好になることがわかった。
なお特許文献3は、本発明に比べて酸化銅の添加量が多いために、成形性が良くないことが想像できる。また特許文献4は、本発明に比べて酸化銅の粒径が大きいために、DTV成長量が大きく、ジャダーの抑制に好適でないことが想像できる。
空転時における相手材と摩擦材の側面図である。 DTVが生じた際の相手材の側面図である。 相手材のインナ側面を示す相手材の正面図である。 相手材のアウタ側面を示す相手材の裏面図である。 制動時および擦り合わせ時における相手材と摩擦材の側面図である。 CuOを含む摩擦材の実験結果を示す図である。 CuOを含む摩擦材の実験結果を示す図である。
符号の説明
1…摩擦対
2,3…摩擦材(パッド)
4…相手材(ロータ)
4a,4b…偏摩耗部

Claims (4)

  1. 摩擦材(2,3)と相手材(4)を有し、摩擦材(2,3)と相手材(4)の間に生じる摩擦力によって制動力を発生する摩擦対(1)であって、
    前記摩擦材(2,3)は、繊維基材と摩擦調整剤と結合剤と酸化銅を含んでおり、
    前記酸化銅は、平均粒径が1.5μm以下であり、かつ添加量が摩擦材全体の0.5〜7体積%であって、
    前記相手材(4)は、全体または少なくとも表面が鉄系であることを特徴とする摩擦対(1)。
  2. 請求項1に記載の摩擦対(1)であって、
    酸化銅の平均粒径が、0.05μm以上であることを特徴とする摩擦対(1)。
  3. 請求項1または2に記載の摩擦対(1)であって、
    酸化銅の添加量が、摩擦材全体の3〜7体積%であることを特徴とする摩擦対(1)。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の摩擦対(1)であって、
    摩擦材(2,3)と相手材(4)とが摺接した際に、前記摩擦材(2,3)に含まれている酸化銅と前記相手材(4)に含まれている鉄とが反応して、前記相手材(4)の表面に保護被膜が生じることを特徴とする摩擦対(1)。

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