[go: up one dir, main page]

JP2007068437A - 変異型アスパルトキナーゼとその利用方法 - Google Patents

変異型アスパルトキナーゼとその利用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007068437A
JP2007068437A JP2005256886A JP2005256886A JP2007068437A JP 2007068437 A JP2007068437 A JP 2007068437A JP 2005256886 A JP2005256886 A JP 2005256886A JP 2005256886 A JP2005256886 A JP 2005256886A JP 2007068437 A JP2007068437 A JP 2007068437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
acid sequence
lysine
protein
aspartokinase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005256886A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takagi
博史 高木
Kichiju Hamano
吉十 濱野
Shigeru Nakamori
茂 中森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP2005256886A priority Critical patent/JP2007068437A/ja
Publication of JP2007068437A publication Critical patent/JP2007068437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

【課題】L-リジン及びL-スレオニンによる協奏的なフィードバック阻害活性が低下した変異型アスパルトキナーゼを遺伝子組換えによって作製し、L-リジンまたはε-ポリ-L-リジンの大量合成を可能にすること。
【解決手段】ストレプトマイセス属細菌またはコリネ属細菌におけるアスパルトキナーゼが有するアミノ酸配列において、68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異したアミノ酸配列からなる変異型アスパルトキナーゼをコードする発現ベクターを作製し、ε-ポリ-L-リジン生産菌に導入して発現させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、変異型アスパルトキナーゼとその利用方法に関する。
現在、食品保存料として広く利用されているε-ポリ-L-リジンは、ストレプトマイセス属に属するε-ポリ-L-リジン生産菌を用いた発酵法により製造されている。発酵法による物質生産において生産性を高めるためには、NTGや紫外線など化学的及び物理的な変異処理を施すことにより、変異株を取得することが一般的である。ε-ポリ-L-リジンの場合においても、このような変異処理を施し、S−(2−アミノエチル)−システイン(以下AECと略記する)耐性変異株(例えば、特許文献1参照)、AEC及びグリシン耐性変異株(例えば、特許文献2参照)やバリン、イソロイシン要求性変異株(例えば、特許文献3参照)を取得することにより、野生株と比較してより高い生産性を有する菌株を得られる。
細菌類において、L-リジンは主にジアミノピメリン酸経路により生合成されるが、この生合成経路の一連の酵素群の中で、アスパルトキナーゼがL-リジンの合成量を調節する重要な酵素である。ε-ポリ-L-リジン生産株においてもAEC耐性変異株を用いることによって生産性が高まることから、L-リジンがε-ポリ-L-リジンの前駆体となっており、AEC耐性変異株はアスパルトキナーゼのL-リジンに対するフィードバック阻害に対する感受性が低下することによりL-リジンの蓄積量が増加し、その結果としてε-ポリ-L-リジン生産量が増大したと考えられている(例えば、非特許文献1参照)。
このようにε-ポリ-L-リジン生産においてアスパルトキナーゼが重要な酵素であることが示唆されていたが、ε-ポリ-L-リジン生産菌のアスパルトキナーゼ遺伝子の構造は明らかにされておらず、遺伝子組み換え技術を用いて直接的に変異を導入することはできなかった。また、アスパルトキナーゼのどの部分に変異を導入することにより、L-リジンによるフィードバック阻害活性を低下させることができるのかについても全く知られていなかった。
特許公報3525190号 特許公報1713630号 特開平10―290688号 平木ら、日本生物工学会誌 76巻 1998年
本発明は、上記の問題点に鑑み、L-リジン及びL-スレオニンによる協奏的なフィードバック阻害活性が低下した変異型アスパルトキナーゼを遺伝子組換えによって作製し、L-リジンまたはε-ポリ-L-リジンの大量合成を可能にすることを目的とする。
本発明者らは、まず、ε-ポリ-L-リジン生産菌であるストレプトマイセス・アルブラス・サブスピーシズ・リジノポリメラス(Streptomyces albulus subsp. lysinopolymerus)から、L-リジン及びε-ポリ-L-リジン生合成の制御に重要な役割を果たしているアスパルトキナーゼ遺伝子をクローニングした。そのアスパルトキナーゼ遺伝子に対してランダムに変異を導入し、変異酵素の活性を調べたところ、配列番号1を有するアスパルトキナーゼにおいて第68番目のメチオニン残基をバリン残基に置換することにより、L-リジン及びL-スレオニンによる協奏的なフィードバック阻害活性が低下したアスパルトキナーゼを得られることを見出した。そして、この変異型アスパルトキナーゼをコードする遺伝子を外来遺伝子として有するε-ポリ-L-リジン生産菌の形質転換体を作製したところ、野生株よりもε-ポリ-L-リジンの生産性が高まることを見出し、本発明の完成に至った。なお、本明細書において、「フィードバック阻害活性 」とは「フィードバック阻害を受ける感受性」をいう。
本発明は、以下の各項によって構成される。
(1)以下の(a)または(b)のタンパク質。
(a)配列番号1に記載のアミノ酸配列からなるタンパク質。
(b)配列番号1のアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
(2)以下の(a)または(b)のタンパク質。
(a)配列番号1記載のアミノ酸配列において、第68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異したアミノ酸配列からなるタンパク質。
(b)配列番号1記載のアミノ酸配列において、第68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異し、第68番目のメチオニン残基以外のアミノ酸残基において、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性が低下した、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
(3)以下の(a)または(b)のタンパク質。
(a)ストレプトマイセス属細菌またはコリネ属細菌における、配列番号1記載のアミノ酸配列を有するタンパク質のホモログが有するアミノ酸配列において、68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異したアミノ酸配列からなるタンパク質。
(b)(a)に記載のタンパク質が有するアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性が低下した、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
(4)以下の(a)または(b)のタンパク質。
(a)配列番号1記載のアミノ酸配列における68番目のメチオニン残基が保存されているタンパク質が有するアミノ酸配列において、68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異したアミノ酸配列からなる、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
(b)(a)に記載のタンパク質が有するアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性が低下した、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
(5)第68番目のメチオニン残基がバリン残基に変異したアミノ酸配列からなることを特徴とする第2〜4項のいずれかに記載のタンパク質。
(6)第1〜5項のいずれかに記載のタンパク質をコードするDNA。
(7)配列番号2〜6のいずれかに記載の塩基配列を有することを特徴とする第6項に記載のDNA。
(8)第6または7項に記載のDNAを含有し、第1〜5項のいずれかに記載のタンパク質を発現するように構築された発現ベクター。
(9)第8項に記載のベクターを有する形質転換細胞。
(10)第9項に記載の形質転換細胞を培養し、該形質転換細胞が生産したL-リジンを単離することを特徴とするL-リジンの製造方法。
(11)第9項に記載の形質転換細胞を培養し、該形質転換細胞が生産したε-ポリ-L-リジンを単離することを特徴とするε-ポリ-L-リジンの製造方法。
本発明により、L-リジン及びL-スレオニンによる協奏的なフィードバック阻害活性が低下した変異型アスパルトキナーゼを遺伝子組換えによって作製することができる。これにより、L-リジンまたはε-ポリ-L-リジンの大量合成が可能になる。
==L-リジンまたはε-ポリ-L-リジン合成に用いるためのDNAの合成==
本発明にかかる変異型アスパルトキナーゼをコードするDNAを作製する元となる野生型アスパルトキナーゼは、配列番号1記載のアミノ酸配列における68番目のメチオニン残基が保存されているアスパルトキナーゼであればよいが、68番目のメチオニン残基の周囲のアミノ酸配列も保存されていることが好ましい。そのようなアスパルトキナーゼとして、ストレプトマイセス属細菌またはコリネ属細菌における、配列番号1記載のアスパルトキナーゼのホモログを例示できる。図1には、S. coelicolor A3(2) (NP_627820)、S. avermitilis MA-4680(NP_825736)、Streptomyces sp. NRRL 5331 (CAD24815) C. glutamicium (S15276)が例示されており、それ以外にも、S. noursei(FERM P-9797)、Streptomyces sp. SP-72株(FERM P-16810)などが挙げられる。なお、配列番号1記載のアスパルトキナーゼは、ストレプトマイセス・アルブラス・サブスピーシズ・リジノポリメラス(Streptomyces albulus subsp. lysinopolymerus)が内在的に有する酵素である。
これらの野生型アスパルトキナーゼをコードするDNAは、コドン表から塩基配列を決定し、化学合成によって製造することができるが、データベースに記載の各遺伝子配列を利用し、各遺伝子を有する細菌から、ゲノムDNAやcDNAを用いたRT−PCRや、ゲノムライブラリーもしくはcDNAライブラリーのスクリーニングなどの常法を用いてクローニングすることが好ましい。例えば、図1に記載のアスパルトキナーゼの場合、各菌から、カッコ内に記載のデータベース情報を用いてクローニングすることができる。ストレプトマイセス・アルブラス・サブスピーシズ・リジノポリメラス(Streptomyces albulus subsp. lysinopolymerus)が有する配列番号1記載のアスパルトキナーゼの場合は、配列番号2に記載の塩基配列を利用して、クローニングすることができる。
これらアスパルトキナーゼのアミノ酸配列において、68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異したアミノ酸配列からなる変異型アスパルトキナーゼをコードするDNAは、野生型アスパルトキナーゼをコードするDNAを鋳型として、例えばin vitro mutagenesisを用い、68番目のメチオニン残基に変異を導入することによって作製できる。実施例に記載されているように、68番目のメチオニン残基がバリン残基に変異した変異型アスパルトキナーゼは、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性が低下していたことから、68番目のメチオニン残基が、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性に重要な役割を有することが明らかになった。従って、本発明に用いられる変異型アスパルトキナーゼにおいては、68番目のメチオニン残基にフィードバック阻害活性を低下させるような変異を導入しさえすれば、どんな変異を導入しても構わない。
さらに、配列番号1のアミノ酸配列において、68番目のメチオニン残基以外に、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されていても、アスパルトキナーゼ活性を有し、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性が低下した変異型アスパルトキナーゼであれば、どのような変異体でも構わない。
このようにして得られたDNAは、DNAシーケンサーを用いて塩基配列を確認することができる。得られた塩基配列についてはDNASIS(日立ソフトエンジニアリング社製)やGENETIX(ソウフトウエア開発社製)等の塩基配列解析ソフトによる解析を行うことにより、DNA中のアスパルトキナーゼ遺伝子のコード領域を特定することもできる。
==アスパルトキナーゼの細胞内での発現==
以上のようにして得られた野生型アスパルトキナーゼ及び変異型アスパルトキナーゼをコードする遺伝子を常法により発現ベクターに組み込み、細胞内に導入し、発現させることができる。その際、発現ベクターはプラスミド、ウイルスベクターなど特に限定されず、宿主細胞との関係で適宜選択される。宿主細胞はストレプトマイセス属細菌に限らず、大腸菌やほ乳動物細胞など、とくに限定されない。
このようにして作製された形質転換細胞を培養し、この形質転換細胞が生産したL-リジンまたはε-ポリ-L-リジンを、イオン交換樹脂法及び晶析法等の従来からの公知の方法及びその組み合わせにより精製する。
<<実施例>>
(1)ε-ポリ-L-リジン生産菌からのアスパルトキナーゼ遺伝子のクローニング
ε-ポリ-L-リジン生産菌であるストレプトマイセス・アルブラス(Streptomyces albulus)IFO14147株をトリプトン10g/L、イーストエキス5g/L、NaCl 5g/Lからなる培地100mlに植菌し、30℃で24時間振盪培養した。この培養液から遠心分離により菌体を回収し、常法に従い染色体DNAを調製した。この染色体DNAを鋳型とし、ストレプトマイセス属由来のアスパルトキナーゼで高く保存されているアミノ酸配列を元に、以下の2種類のプライマーを設計し、タカラバイオ社製PCRキット(TaKaRa LA Taq with GC Buffer)を用い、そのプロトコールに従ってPCR反応溶液を調製した(プライマー濃度は100μM)。反応条件は、ステップ1(94℃、2分)、ステップ2(94℃、1分)、ステップ3(50℃、1分)、ステップ4(72℃、1分)、ステップ5(ステップ2〜4、30サイクル)、ステップ6(72℃、10分)の計6ステップで行った。
ASK-1:5’−CTSGTSGTSCAGAAGTACGGSGG−3’(配列番号7)
ASK-2:5’−GATCTTSSCSAYCTGGTCGTCGTY−3’(配列番号8)
得られた約1kbの増幅断片から、ECL標識キット(アマシャムバイオサイエンス社)を用いて標識プローブを調製し、本菌株の染色体DNAから作製したコスミドライブラリーに対してスクリーニングを行った。そしてアスパルトキナーゼ遺伝子の全長を含む4.5kbのBamHI断片を得た。この断片の塩基配列を決定し、アスパルトキナーゼ遺伝子のORF(配列番号2)を決定した。
(2)大腸菌における組換えアスパルトキナーゼの発現
この塩基配列を元に、以下の2種類のプライマーを作製し、タカラバイオ社製PCRキット(TaKaRa LA Taq with GC Buffer)を用い、そのプロトコールに従ってPCR反応溶液を調製した(プライマー濃度は10μM)。また、反応条件は、ステップ1(94℃、2分)、ステップ2(94℃、1分)、ステップ3(65℃、1分)、ステップ4(72℃、1分)、ステップ5(ステップ2〜4、30サイクル)、ステップ6(72℃、10分)の計6ステップで行った。
ASK-N4:5’−GGGGGATCCGGCCTTGTCGTGCAGAAGTAC−3’(配列番号9)
ASK-C4:5’−ACCAAGCTTTCATCGCCCGGTGCCGCCGTA−3’(配列番号10)
この増幅断片を制限酵素BamHIおよびHindIIIで処理した後、制限酵素BamHIおよびHindIIIで処理したpQE30(キアゲン社)に挿入することにより、アスパルトキナーゼのN末端側にヒスチジンタグが付加された融合タンパク質をコードするプラスミドask/pQE30を構築した。作製したプラスミドを大腸菌(M15 pREP4)に導入して、トリプトン10g/L、イーストエキス5g/L、NaCl 5g/Lからなる培地50mLに植菌し、37℃で3時間振盪培養した。培養液を氷中にて冷却した後、最終濃度0.1mMになるようにIPTGを添加し、さらに低温(18℃)にて培養を16時間行った。菌体を回収し、菌体破砕用緩衝液(50mMリン酸カリウム緩衝液pH7.5、300mM塩化ナトリウム、5mMβメルカプトエタノール、10mMイミダゾール)にて懸濁後、超音波破砕した。遠心分離後、可溶性画分をNi−NTA agaroseカラム(キアゲン社)に通し、洗浄緩衝液(50mMリン酸カリウム緩衝液pH7.5、300mM塩化ナトリウム、5mMβメルカプトエタノール、20mMイミダゾール)にてカラムを洗浄した。続いて、溶出用緩衝液(50mMリン酸カリウム緩衝液pH7.5、300mM塩化ナトリウム、5mMβメルカプトエタノール、250mMイミダゾール)をカラムに通し、アスパルトキナーゼを溶出させ、精製アスパルトキナーゼを得た。
この精製アスパルトキナーゼに対し、アスパルトキナーゼ活性をブラックの方法(Methods in Enzymology,Vol. 5,p820-827, Academic Press Inc., New York(1962))により、アスパラギン酸ヒドロキサム酸として測定することにより、得られた遺伝子がアスパルトキナーゼをコードすることを確認した。すなわち、最終液量1mL中に100mMトリス−硫酸緩衝液(pH7.5)、10mM ATP、10mM 硫酸マグネシウム、600mM ヒドロキシルアミン・塩酸塩、600mM 硫酸アンモニウム、50mM L−アスパラギン酸、及び精製アスパルトキナーゼを加え、30℃、15分間反応させた後、10%塩化鉄(II)6水和物−3.3%トリクロロ酢酸−0.7N塩酸液1.5mLを加え、遠心分離で沈殿物を除去した液を、540nmの吸光度を測定して酵素活性を求めた。
次に、得られたアスパルトキナーゼを用いてフィードバック様式を解析した。上記ブラックの方法によってアスパルトキナーゼ活性を測定する際、L-リジン及び/またはL-スレオニンの様々な量を反応液中に加え、各試料の相対活性を求めてグラフにしたのが図2である。この結果より、アスパルトキナーゼに対するフィードバック阻害は、L-リジンとL-スレオニンによる協奏的なフィードバック阻害であることが明らかになった。
(3)変異型アスパルトキナーゼ遺伝子の作製
上記のようにして取得したε-ポリ-L-リジン生産菌由来のアスパルトキナーゼ遺伝子を含むDNA断片に対し、エラープローンPCRによって、ランダムに変異が導入された増幅断片を得た。エラープローンPCRは上記2種類のプライマー(ASK-N4およびASK-C4)および鋳型DNAとしてプラスミドask/pQE30を用い、表1のようにPCR反応溶液中の各種デオキシリボヌクレオチドの濃度バランスを変化させた4種類のPCR溶液(1〜4)および低濃度のマグネシウムを含むPCR溶液(5)の計5種類のPCR溶液を調製し、PCR反応を行った。反応条件は、ステップ1(94℃、2分)、ステップ2(94℃、1分)、ステップ3(65℃、1分)、ステップ4(72℃、1分)、ステップ5(ステップ2〜4、30サイクル)、ステップ6(72℃、10分)に従った。
各反応で増幅したDNA断片を混合し、制限酵素BamHIおよびHindIIIで処理した後、制限酵素BamHIおよびHindIIIで処理したpQE30に挿入し、変異ライブラリーを構築した。
大腸菌XL1-blue MRF’に本ライブラリーを導入し、8mM、16mM、32mMのAECおよびAHVを含むM9最小培地に塗布した。AECおよびAHVは、それぞれL-リジンおよびL-スレオニンの構造アナログであり、多くの微生物の生育を阻害する。実際、S. albulus のアスパルトキナーゼにおいても、L-リジンおよびL-スレオニンの構造アナログとしてAECおよびAHVが作用し、それらの共存下において弱いフィードバック阻害を示すことが試験管内で明らかになった(図2参照)。大腸菌においても同様にこれらアナログは生育阻害を示し、それぞれ8mMのAECおよびAHVを含むM9最小培地上では生育不能である。ところが、アスパルトキナーゼのフィードバック阻害活性の低下したL-リジンまたはL-スレオニンの高生産変異株においては、細胞内のAECまたはAHVのL-リジンまたはL-スレオニンに対する相対濃度が低下し、これら構造アナログを含む培地においても生育可能となることが知られている。従って、変異ライブラリーの中で、フィードバック阻害活性が低下したアスパルトキナーゼの遺伝子が大腸菌に導入されれば、その形質転換体はL-リジンまたはL-スレオニンの高生産菌となり、AECおよびAHVを含むM9最小培地上にて生育可能になると考えられた。このように、AECおよびAHVの存在下における増殖を指標に、フィードバック阻害活性の低下した変異型アスパルトキナーゼを有する細胞を同定することができ、実際、AECおよびAHVを8mMずつ含む培地で生育する多数の形質転換体を得た。これら形質転換体のうち4株(ASK er2、13、16、17)はAECおよびAHVを16mMずつ含む培地上においても生育可能であった(図3)。このことは、とりもなおさず、これら4株がL-リジンまたはL-スレオニンの高生産株であることを示すものである。
次に、これら形質転換体からプラスミドを調製し、変異部位の同定を行ったところ、4株全てにおいて全く同じ変異パターン(I19V, M68V, T309A)であることが判明した。そこで、上記と同様に精製した変異型アスパルトキナーゼASK er2を用い、フィードバック阻害活性について解析した。その結果、ASK er2は、L-リジンおよびL-スレオニンが100mMの存在下においても約80%の活性を維持しており、フィードバック阻害活性が低下していることが明らかになった(図4)。そこで、プラスミドask/pQE30を鋳型とし、QuickCange XL Site-Directed Mutagenesis Kit(ストラタジーン社)および以下のプライマーを用い、in vitro mutagetesisによって、部位特異的変異酵素を各種作製し、フィードバック阻害活性について同様に解析したところ、M68V変異が導入された全ての変異型アスパルトキナーゼ(以下、M68V変異型アスパルトキナーゼと称する)、すなわち図4におけるASK(M68V)(配列番号3)、ASK(I19V,M68V)(配列番号4)、ASK(M68V,T309A)(配列番号5)、及びASK(I19V,M68V,T309A)(配列番号6)は、フィードバック阻害活性の低下が検出された(図4)。また、M68V変異型アスパルトキナーゼは野生型アスパルトキナーゼと比較し、2倍以上の比活性向上が観察された(表2)。即ち、アスパルトキナーゼにM68V変異を導入すると、フィードバック阻害活性を低下させることができ、アスパルトキナーゼ活性を向上させることが可能となる。
ASKt309a-sense; 5’−CCACCGGTCTGGCGGACATCTCCTTCA−3’ (配列番号11)
ASKt309a-anti; 5’−TGAAGGAGATGTCCGCCAGACCGGTGG−3(配列番号12)’
ASKm68v-sense; 5’−GCGAGTTCGACGTGCTGCTGACCGC−3’ (配列番号13)
ASKm68v-anti; 5’−GCGGTCAGCAGCACGTCGAACTCGC−3’ (配列番号14)
ASKi19v-sense; 5’−TGCCGAGGGCGTCAAGCGCGTTGCC−3’ (配列番号15)
ASKi19v-anti; 5’−GGCAACGCGCTTGACGCCCTCGGCA−3’ (配列番号16)
(4)ε-ポリ-L-リジン生産菌における変異型アスパルトキナーゼ遺伝子の発現
本研究で得られたM68V変異型アスパルトキナーゼをコードする遺伝子をε-ポリ-L-リジン生産菌で発現させるため、この遺伝子を接合用プラスミドpLAE003に挿入した。
まず、野生型アスパルトキナーゼ遺伝子を含む1.9kbのApaI断片を、プラスミドpGEM 11Zf(+)のApaIサイトに挿入し、プラスミドask/pGEM 11Zを構築した。また、1.9kbのApaI断片に存在する0.2kbのClaI断片をM68V変異が導入された0.2kbのClaI断片と置換し、プラスミドask(M68V)/pGEM 11Zを構築した。次に、これらのプラスミドをBamHIおよびHindIIIで消化し、野生型アスパルトキナーゼ遺伝子またはM68V変異型アスパルトキナーゼ遺伝子を有する1.9kb断片をそれぞれ取得し、BamHIおよびHindIIIで消化したpLAE003に挿入した。このように構築したプラスミド、ask/pLAE003またはask(M68V)/pLAE003を濱野らの方法(Journal of Bioscience and Bioenginering vol. 99, No. 6, 636-641(2005))に従い大腸菌と接合させることによって、S. albulus CR1に導入した(図5)。500mL坂口フラスコにε-ポリ-L-リジン生産培地(培地1L当たり、グリセロール 50g、イーストエキス 5g、硫酸アンモニウム 10g、リン酸水素二ナトリウム 1.58g、リン酸二水素カリウム 1.36g、硫酸マグネシウム・七水和物 0.5g、硫酸亜鉛・七水和物 0.04g、硫酸鉄・七水和物 0.03gを含有)を50mL入れ、得られた導入株を30℃で6日間振盪培養し、ε-ポリ-L-リジン生産量を測定した結果、ベクターのみまたは野生型アスパルトキナーゼ遺伝子を導入した株と比較し、約10%のε-ポリ-L-リジン生産性の向上が認められた(図5)。
なお、培養液中に蓄積したε-ポリ-L-リジンは、メチルオレンジを用いたItzhakiの方法(Analitical Biochemistry vol. 50, 569-574(1972))によって定量した。すなわち、培養液上清0.1mLに0.1Mリン酸バッファー(pH6.9)1.9mLを加えた液に1mMメチルオレンジ水溶液2mLを混合し、30℃で30分放置後、生じたε-ポリ-L-リジンとメチルオレンジの複合体を遠心分離によって除去し、その上清の465nmにおける吸光度を測定した。一方、ε-ポリ-L-リジンの標準品を用いて作製した検量線から、ε-ポリ-L-リジン量を算出した。
Streptomyces albulus、 S. coelicolor A3(2) (NP_627820)、S. avermitilis MA-4680(NP_825736)、Streptomyces sp. NRRL 5331 (CAD24815) C. glutamicium (S15276)の各アスパルトキナーゼのアミノ酸配列を並べた図である。 (A)は、L-リジンとL-スレオニンによるアスパルトキナーゼに対する協奏的なフィードバック阻害活性の特性を示した図である。(B)は、AECおよびAHVが、アスパルトキナーゼに対するフィードバック阻害活性を有しないことを示した図である。 本発明の一実施例において、(A)は、野生型アスパルトキナーゼまたは様々な変異型アスパルトキナーゼを有する形質転換体が、AECおよびAHVの存在下で生存できるかどうかを調べた結果をあらわす図である。(B)は、ASK er2における変異アミノ酸を示した図である。 本発明の一実施例において、M68V変異が導入された全ての変異型アスパルトキナーゼでフィードバック阻害活性の低下が検出された結果を示す図である。 本発明の一実施例において、野生型アスパルトキナーゼまたはM68V変異型アスパルトキナーゼが生産するε-ポリ-L-リジンを定量した結果を示した図である。

Claims (11)

  1. 以下の(a)または(b)のタンパク質。
    (a)配列番号1に記載のアミノ酸配列からなるタンパク質。
    (b)配列番号1のアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
  2. 以下の(a)または(b)のタンパク質。
    (a)配列番号1記載のアミノ酸配列において、68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異したアミノ酸配列からなるタンパク質。
    (b)(a)に記載のタンパク質が有するアミノ酸配列において、68番目のメチオニン残基以外のアミノ酸残基において、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性が低下した、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
  3. 以下の(a)または(b)のタンパク質。
    (a)ストレプトマイセス属細菌またはコリネ属細菌における、配列番号1記載のアミノ酸配列を有するタンパク質のホモログが有するアミノ酸配列において、68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異したアミノ酸配列からなるタンパク質。
    (b)(a)に記載のタンパク質が有するアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性が低下した、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
  4. 以下の(a)または(b)のタンパク質。
    (a)配列番号1記載のアミノ酸配列における68番目のメチオニン残基が他のアミノ酸残基に変異したアミノ酸配列からなる、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
    (b)(a)に記載のタンパク質が有するアミノ酸配列において、1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換もしくは付加されたアミノ酸配列からなり、L-リジン及びL-スレオニンによるフィードバック阻害活性が低下した、アスパルトキナーゼ活性を有するタンパク質。
  5. 68番目のメチオニン残基がバリン残基に変異したアミノ酸配列からなることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のタンパク質。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質をコードするDNA。
  7. 配列番号2〜6のいずれかに記載の塩基配列を有することを特徴とする請求項6に記載のDNA。
  8. 請求項6または7に記載のDNAを含有し、請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質を発現するように構築された発現ベクター。
  9. 請求項8に記載のベクターを有する形質転換細胞。
  10. 請求項9に記載の形質転換細胞を培養し、該形質転換細胞が生産したL-リジンを単離することを特徴とするL-リジンの製造方法。
  11. 請求項9に記載の形質転換細胞を培養し、該形質転換細胞が生産したε-ポリ-L-リジンを単離することを特徴とするε-ポリ-L-リジンの製造方法。
JP2005256886A 2005-09-05 2005-09-05 変異型アスパルトキナーゼとその利用方法 Pending JP2007068437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256886A JP2007068437A (ja) 2005-09-05 2005-09-05 変異型アスパルトキナーゼとその利用方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256886A JP2007068437A (ja) 2005-09-05 2005-09-05 変異型アスパルトキナーゼとその利用方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007068437A true JP2007068437A (ja) 2007-03-22

Family

ID=37930460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005256886A Pending JP2007068437A (ja) 2005-09-05 2005-09-05 変異型アスパルトキナーゼとその利用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007068437A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279283A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Kao Corp アルカリプロテアーゼ高生産菌
JP2017500896A (ja) * 2014-01-02 2017-01-12 トレリス, インコーポレイテッド 水素資化微生物におけるアミノ酸の生物学的産生のための組成物および方法
WO2019004778A3 (ko) * 2017-06-30 2019-03-28 씨제이제일제당 (주) 신규한 아스파토키나제 변이체 및 이를 이용한 l-아미노산의 제조방법
US10544436B2 (en) 2015-05-06 2020-01-28 Trelys, Inc. Compositions and methods for biological production of methionine

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004108894A2 (en) * 2003-05-30 2004-12-16 Microbia, Inc. Methods and compositions for amino acid production
JP2005006562A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Chisso Corp ε−ポリ−L−リジンを生産する菌株及びそれを用いた中重合度ε−ポリ−L−リジンの製造方法
JP2005052010A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Chisso Corp ε−ポリ−L−リジンの製造法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004108894A2 (en) * 2003-05-30 2004-12-16 Microbia, Inc. Methods and compositions for amino acid production
JP2005006562A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Chisso Corp ε−ポリ−L−リジンを生産する菌株及びそれを用いた中重合度ε−ポリ−L−リジンの製造方法
JP2005052010A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Chisso Corp ε−ポリ−L−リジンの製造法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010279283A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Kao Corp アルカリプロテアーゼ高生産菌
JP2017500896A (ja) * 2014-01-02 2017-01-12 トレリス, インコーポレイテッド 水素資化微生物におけるアミノ酸の生物学的産生のための組成物および方法
US10544436B2 (en) 2015-05-06 2020-01-28 Trelys, Inc. Compositions and methods for biological production of methionine
WO2019004778A3 (ko) * 2017-06-30 2019-03-28 씨제이제일제당 (주) 신규한 아스파토키나제 변이체 및 이를 이용한 l-아미노산의 제조방법
US10662450B2 (en) 2017-06-30 2020-05-26 Cj Cheiljedang Corporation Aspartokinase variant and method for producing L-amino acid using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101950141B1 (ko) 신규 아데닐로석시네이트 신세타아제 및 이를 이용한 퓨린 뉴클레오티드 생산방법
CN112004926B (zh) 变体磷酸核糖焦磷酸酰胺转移酶及使用其制备嘌呤核苷酸的方法
CN111183218B (zh) 新型5’-肌苷酸脱氢酶以及使用其制备5’-肌苷酸的方法
CN114096663B (zh) 具有增强的3-甲基-2-氧代丁酸羟甲基转移酶活性的微生物及其用途
US6531308B2 (en) Ketoreductase gene and protein from yeast
JP7371119B2 (ja) グルタミンシンテターゼ変異型ポリペプチド及びそれを用いたl-グルタミン生産方法
JP2007068437A (ja) 変異型アスパルトキナーゼとその利用方法
EP4230723A1 (en) Polypeptide with aspartate kinase activity and use thereof in production of amino acid
JP7659065B2 (ja) 新規な分枝鎖アミノ酸アミノトランスフェラーゼ変異体及びこれを用いたイソロイシン生産方法
EP4063502B1 (en) Novel cysteine sulfinate desulfinase variant and method for producing l-valine using same
CN115500080A (zh) 新型双功能亚甲基四氢叶酸脱氢酶/亚甲基四氢叶酸环水解酶变体及使用其生产xmp或gmp的方法
CN115552000A (zh) 新型双功能pyr操纵子转录调节因子/尿嘧啶磷酸核糖转移酶变体及使用其生产imp的方法
JP2024503049A (ja) GlxR蛋白質変異体またはこれを利用したスレオニン生産方法
JP4074251B2 (ja) 変異型6−ホスホグルコン酸デヒドロゲナーゼ
CN111944781A (zh) 一种突变的高丝氨酸激酶及其应用
CN115551999B (zh) 新型腺嘌呤磷酸核糖转移酶变体及使用其生产imp的方法
TWI836531B (zh) 新穎水解麩醯胺酸gmp合成酶變體及使用該變體以製造嘌呤核苷酸的方法
JP2025508254A (ja) コクヌストモドキ由来アスパーテート1-デカルボキシラーゼの変異体およびこれを含む微生物
CN119451977A (zh) L-组氨酸输出蛋白质及用其生产l-组氨酸的方法
HK40035066B (en) Variant phosphoribosyl pyrophosphate amidotransferase and method of preparing purine nucleotide using the same
HK40035066A (en) Variant phosphoribosyl pyrophosphate amidotransferase and method of preparing purine nucleotide using the same
EP4541808A1 (en) L-histidine export protein and method of producing l-histidine using same
KR20220147981A (ko) 변이형 SpoT 단백질 및 이를 이용한 L-아미노산을 생산하는 방법
JP2002209589A (ja) 変異型ニワトリ乳酸デヒドロゲナーゼb型サブユニットタンパク質

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110331

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111213