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JP2007067527A - 送信電力制御方法および通信装置 - Google Patents

送信電力制御方法および通信装置 Download PDF

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JP2007067527A JP2005247809A JP2005247809A JP2007067527A JP 2007067527 A JP2007067527 A JP 2007067527A JP 2005247809 A JP2005247809 A JP 2005247809A JP 2005247809 A JP2005247809 A JP 2005247809A JP 2007067527 A JP2007067527 A JP 2007067527A
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Yasushi Teki
靖 狄
Masami Ueda
雅巳 上田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumitomo Electric Networks Inc
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Sumitomo Electric Networks Inc
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Abstract

【課題】 送信電力を自動的に適切なレベルに制御することによって、隣接する電話回線を利用して通信サービスを提供している他の通信方式に対して、漏話による干渉を抑制することが可能な送信電力制御方法および通信装置を提供する。
【解決手段】 雑音測定部4は、デコーダ20から受けたサブキャリア毎の信号対雑音比SNRの周波数スペクトルに基づいて、電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する。送信電力制御部5は、雑音測定部4による測定結果に応じて、送信電力を制御する制御信号をエンコーダ10に与える。エンコーダ10は、送信電力制御部5から受けた制御信号に応じて、サブキャリア毎に入力データのビットを割当てて符号化を行なう。これにより、送信電力が自動的に適切なレベルに制御される。
【選択図】 図1

Description

この発明は、送信電力制御方法および通信装置に関し、特に、電話回線を利用してデータ通信を行なう通信装置の送信電力制御方法および通信装置に関する。
既存の電話回線を利用して高速のデータ通信を行なうVDSL(Very high-bit-rate Digital Subscriber Line:超高速デジタル加入者線)では、局側装置と端末側装置との間で数十Mbps程度の高速通信が実現できる。
非特許文献1に示されるように、ITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)の電気通信標準化部門であるITU−T(ITU-Telecommunication standardization sector)は、VDSLの規格に関する「G.993.1」を勧告している。
また、非特許文献2〜4に示されるように、宅内で電話回線を利用してデータ通信を行なう方式として、HomePNA(Home Phone line Networking Alliance)があり、これをビル内の電話回線に転用した通信サービスが提供されている。
また、非特許文献5,6に示されるように、電話回線を利用して電話基地局に設置された局側装置とビル内や集合住宅内の端末側装置とを接続するADSL(Asymmetric DSL:非対称デジタル加入者線)による通信サービスも提供されている。
上述のように、電話回線を介してVDSL、HomePNA、ADSLおよび他の独自方式などの異なった複数の方式による通信サービスが提供されている。
「超高速デジタル加入者線(VDSL)」,ITU-T勧告 G.993.1 「電話線利用ネットワーク送受信機−Foundation」,ITU-T勧告 G.989.1 「電話線利用ネットワーク送受信機−Payload format and link layer requirements」,ITU-T勧告 G.989.2 「電話線利用ネットワーク送受信機−Isolation function」,ITU-T勧告 G.989.3 「非対称デジタル加入者線(ADSL)送受信機」,ITU-T勧告 G.992.1 「スプリッタレス非対称デジタル加入者線(ADSL)送受信機」,ITU-T勧告 G.992.2
一般的な電話回線は、複数の回線を束ねた電話ケーブルに収容される。このため、同一ケーブル内で隣接する2つの電話回線間では、一方の回線から他方の回線へ信号が漏れ込んでしまう漏話(クロストーク)という現象が問題となる。漏話による相互干渉が発生すると、通信速度や通信品質が低下することがある。
たとえば、12MHzまでの周波数帯域を使用するVDSLと、4MHzから11.5MHzまでの周波数帯域を使用するHomePNAとは、周波数帯域が重複するため、漏話による干渉が生じる可能性がある。
図13は、ビル内で互いに隣接する電話回線を利用して、VDSLの通信サービスとHomePNAの通信サービスが提供されている様子を示す概念図である。図13を参照して、ビル内で新たにVDSLの通信サービスの提供を開始する場合、HomePNA用の電話回線と隣接する電話回線をVDSLが使用すると、VDSLの信号がHomePNA用の電話回線に漏れ込んで、漏話雑音によりHomePNAの通信速度が低下することが懸念される。
また、138kHz以上の周波数帯域を使用するVDSLと、25kHzから最大で3.75MHzまでの周波数帯域を使用するADSLとも、周波数帯域が重複するため、漏話による干渉が生じる可能性がある。
図14は、ビル内で互いに隣接する電話回線を利用して、VDSLの通信サービスとADSLの通信サービスが提供されている様子を示す概念図である。図14を参照して、ビル内で新たにVDSLの通信サービスの提供を開始する場合、ビル内のADSL用の電話回線とVDSL用の電話回線が隣接していると、VDSLの信号がADSL用の電話回線に漏れ込んで、漏話雑音によりADSLの通信速度が低下することが懸念される。
それゆえに、この発明の主たる目的は、送信電力を自動的に適切なレベルに制御することによって、隣接する電話回線を利用して通信サービスを提供している他の通信方式に対して、漏話による干渉を抑制することが可能な送信電力制御方法および通信装置を提供することである。
この発明に係わる送信電力制御方法は、電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置の送信電力制御方法であって、電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定ステップと、測定された雑音の周波数スペクトルを、雑音と周波数とが比例関係にある予め定められた線形関数と比較し、雑音の周波数スペクトルの雑音強度が線形関数の雑音強度よりも強くなっている周波数帯域を選択し、送信に使用する周波数帯域のうち選択された周波数帯域における送信電力を抑制する電力制御ステップをと含む。
好ましくは、電力制御ステップは、選択された周波数帯域における送信電力を所定レベルに抑制する。
また好ましくは、電力制御ステップは、選択された周波数帯域における送信電力を零にする。
また好ましくは、電力制御ステップは、選択された周波数帯域において、予め定められた非線形関数を用いて、雑音の周波数スペクトルの雑音強度と線形関数の雑音強度との差を変換し、変換結果に基づいて送信電力を抑制する。
この発明に係わる他の送信電力制御方法は、電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置の送信電力制御方法であって、電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定ステップと、測定された雑音の周波数スペクトルを、雑音と周波数とが比例関係にある予め定められた第1の線形関数、および第1の線形関数と傾きが等しくかつ雑音強度が所定レベルだけ高い予め定められた第2の線形関数と比較し、送信に使用する周波数帯域のうち、雑音の周波数スペクトルの雑音強度が第1の線形関数の雑音強度よりも強くかつ第2の線形関数の雑音強度よりも弱くなっている第1の周波数帯域における送信電力を第1のレベルに抑制し、雑音の周波数スペクトルの雑音強度が第2の線形関数の雑音強度よりも強くなっている第2の周波数帯域における送信電力を第1のレベルよりも低い第2のレベルに抑制する電力制御ステップとを含む。
この発明に係わるさらに他の送信電力制御方法は、電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置の送信電力制御方法であって、電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定ステップと、測定された雑音の周波数スペクトルの雑音強度に基づいて、隣接する電話回線で使用されている通信方式を推定する推定ステップと、推定ステップによる推定結果に基づいて、送信に使用する周波数帯域のうち、隣接する電話回線で使用されている通信方式の使用周波数帯域における送信電力を抑制する電力制御ステップとを含む。
好ましくは、データ通信を開始する前の段階において、雑音測定ステップから電力制御ステップまでの動作を行なう。
また好ましくは、所定周期ごとに、雑音測定ステップから電力制御ステップまでの動作を行なう。
また好ましくは、マルチキャリア変調方式を用いてデータ通信を行なう。
また好ましくは、超高速デジタル加入者線方式を用いてデータ通信を行なう。
この発明に係わる通信装置は、電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置であって、電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定部と、測定された雑音の周波数スペクトルを、雑音と周波数とが比例の関係にある線形関数と比較し、送信に使用する周波数帯域のうち、雑音の周波数スペクトルの雑音強度が線形関数の雑音強度よりも強くなっている周波数帯域における送信電力を抑制する送信電力制御部とを備えたものである。
この発明に係わる他の通信装置は、電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置であって、電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定部と、測定された雑音の周波数スペクトルを、雑音と周波数とが比例関係にある予め定められた第1の線形関数、および第1の線形関数と傾きが等しくかつ雑音強度が所定レベルだけ高い予め定められた第2の線形関数と比較し、送信に使用する周波数帯域のうち、雑音の周波数スペクトルの雑音強度が第1の線形関数の雑音強度よりも強くかつ第2の線形関数の雑音強度よりも弱くなっている第1の周波数帯域における送信電力を第1のレベルに抑制し、雑音の周波数スペクトルの雑音強度が第2の線形関数の雑音強度よりも強くなっている第2の周波数帯域における送信電力を第1のレベルよりも低い第2のレベルに抑制する送信電力制御部とを備えたものである。
この発明に係わるさらに他の通信装置は、電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置であって、電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定部と、測定された雑音の周波数スペクトルの雑音強度に基づいて、隣接する電話回線で使用されている通信方式を推定し、送信に使用する周波数帯域のうち、隣接する電話回線で使用されている通信方式の使用周波数帯域における送信電力を抑制する送信電力制御部とを備えたものである。
この発明によれば、測定された電話回線上の雑音の周波数スペクトルに基づいて、送信電力が自動的に適切なレベルに制御される。これにより、隣接する電話回線を利用して通信サービスを提供している他の通信方式に対して、漏話による干渉を抑制することが可能になる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるxDSL通信装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、このxDSL通信装置は、送信部1と、ハイブリッド回路2と、受信部3と、雑音測定部4と、送信電力制御部5と、ジャック6と、スイッチ回路SW1,SW2とを備える。送信部1は、エンコーダ11と、変調器(IFFT)12と、パラレル/シリアル(P/S)変換器13と、デジタル/アナログ変換器(DAC)14と、ドライバ15とを含む。受信部3は、低雑音アンプ16と、アナログ/デジタル変換器(ADC)17と、シリアル/パラレル(S/P)変換器18と、復調器(FFT)19と、デコーダ20とを含む。雑音測定部4は、制御部21と、計算部22と、メモリ23とを含む。
それぞれ周波数が異なる複数のサブキャリア(副搬送波)を使用するマルチキャリア変調方式の1つとして、DMT(Discrete Multi-Tone:離散マルチトーン)変調方式がある。DMT変調方式では、約4kHz間隔に配置されたサブキャリアを使用する。ここでは、DMT変調方式を用いたxDSL通信装置について説明する。
エンコーダ11は、外部からの入力データを符号化し、サブキャリア(副搬送波)毎にデータを割当てて、変調器12へ出力する。変調器12は、エンコーダ11から受けた各サブキャリアのデータを高速フーリエ逆変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)によりデジタル変調して、パラレル/シリアル変換器13へ出力する。パラレル/シリアル変換器13は、変調器12から受けた並列信号を直列信号に変換して、デジタル/アナログ変換器14へ出力する。デジタル/アナログ変換器14は、パラレル/シリアル変換器13から受けたデジタル信号をアナログ信号に変換して、ドライバ15に与える。ドライバ15は、デジタル/アナログ変換器14から受けたアナログ信号を所定のレベルに増幅して、ハイブリッド回路2へ出力する。
ハイブリッド回路2は、ドライバ15から受けたアナログ信号を電話回線を介して相手側のxDSL通信装置に送信する。また、ハイブリッド回路2は、相手側のxDSL通信装置から電話回線を介して受信したアナログ信号を低雑音アンプ16へ出力する。ハイブリッド回路2は、相手側のxDSL通信装置へ送信する信号と、相手側のxDSL通信装置から受信する信号とを分離する機能を有する。
低雑音アンプ16は、ハイブリッド回路2から受けたアナログ信号を所定のレベルに調整した後、アナログ/デジタル変換器17へ出力する。アナログ/デジタル変換器17は、低雑音アンプ16から受けたアナログ信号をデジタル信号に変換して、シリアル/パラレル変換器18へ出力する。シリアル・パラレル変換器18は、アナログ/デジタル変換器17から受けた直列信号を並列信号に変換して、復調器19へ出力する。復調器19は、シリアル/パラレル変換器18から受けたデータを高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)によりデジタル復調し、サブキャリア毎のデータをデコーダ20へ出力する。デコーダ20は、復調器19から受けたサブキャリア毎のデータから元のデータを復元して外部へ出力するとともに、サブキャリア毎の信号対雑音比SNRの周波数スペクトルを計算部22に与える。ここで、サブキャリア毎の信号対雑音比SNRは、理想信号からの位相および振幅のずれの大きさに基づいて算出されるが、既に周知の技術であるためここでは詳細な説明は省略する。
ハイブリッド回路2とジャック6との間には、スイッチ回路SW1が設けられる。ドライバ15とハイブリッド回路2との間にはスイッチ回路SW2が設けられる。スイッチ回路SW2がA側に接続された場合は、ドライバ15がハイブリッド回路2に接続され、スイッチ回路SW2がB側に接続された場合は、ドライバ15がバイパス経路を介して低雑音アンプ16に接続される。なお、バイパス経路は図5に示したものに限定されるものではなく、たとえばハイブリッド回路2がバイパス機能を有していてもよい。
計算部22は、雑音観測時に、デコーダ20から受けたサブキャリア毎の信号対雑音比SNRの周波数スペクトルに基づいて、電話回線上の雑音の周波数スペクトルを算出する。メモリ23は、計算部22によって算出された雑音の周波数スペクトルを一時的に記憶する。制御部21は、計算部22およびスイッチ回路SW1,SW2の動作を制御する。
送信電力制御部5は、雑音測定部4による測定結果に応じて、送信電力を制御する制御信号をエンコーダ11に与える。エンコーダ11は、送信電力制御部5から受けた制御信号に応じて、サブキャリア毎に入力データのビットを割当てて符号化を行なう。すなわち、エンコーダ11は、所定の周波数帯域に含まれるサブキャリア毎の送信電力を設定し、対応するサブキャリア毎に入力データのビットを割当てて、変調器12へ出力する。スイッチ回路SW1をオンにしてスイッチ回路SW2をA側に接続した状態で、通常のデータ通信を行なう。
ここで、雑音観測時の動作について説明する。送信部1は、データ通信時に相手側のxDSL通信装置への送信信号を送出する機能、および雑音観測時に所定の周波数帯域を有する一定強度のテスト信号TSを送出する機能を有する。好ましくは、このテスト信号TSは、使用する全周波数帯域(たとえばVDSL方式の場合、1.1〜12MHz)を有し、その信号強度は使用する送信信号の最大強度(たとえばVDSL方式の場合、約−60dBm/Hz)とする。
まず、制御部21は、スイッチ回路SW1をオフにするとともに、スイッチ回路SW2をB側に接続する。すなわち、ドライバ15をバイパス経路を介して低雑音アンプ16に接続させる。送信部1からは所定の周波数帯域を有する一定強度のテスト信号TSが出力される。計算部22は、デコーダ20からサブキャリア毎の信号対雑音比SNR1の周波数スペクトルを受けて、予め記憶されたテスト信号TSの周波数スペクトルから信号対雑音比SNR1の周波数スペクトルを差し引いて、雑音N1の周波数スペクトルを算出する。算出された雑音N1の周波数スペクトルは、メモリ23に記憶される。
図2は、テスト信号TSおよび信号対雑音比SNR1の周波数スペクトルを示す図である。また、図3は、計算部22によって算出された雑音N1(=TS−SNR1)の周波数スペクトルを示す図である。この雑音N1は、xDSL通信装置内で発生する機器雑音(機器固有の雑音)のみから成る。なお、図2および図3において、信号強度の単位はdBとする。また、この演算処理はサブキャリア毎に行なわれるものとする。すなわち、i番目のサブキャリアに注目した場合の計算式は、N1i=TSi−SNR1iとなる。
図1に戻って、制御部21は、スイッチ回路SW1をオンにする。計算部22は、デコーダ20からサブキャリア毎の信号対雑音比SNR2の周波数スペクトルを受けて、予め記憶されたテスト信号TSの周波数スペクトルから信号対雑音比SNR2の周波数スペクトルを差し引いて、雑音N2の周波数スペクトルを算出する。算出された雑音N2の周波数スペクトルは、メモリ23に記憶される。
図4は、テスト信号TSおよび信号対雑音比SNR2の周波数スペクトルを示す図である。また、図5は、計算部22によって算出された雑音N2(=TS−SNR2)の周波数スペクトルを示す図である。この雑音N2は、電話回線上の雑音および機器雑音から成る。電話回線上の雑音は、主に隣接回線から受ける漏話雑音である。なお、図4および図5において、信号強度の単位はdBとする。また、この演算処理はサブキャリア毎に行なわれるものとする。すなわち、i番目のサブキャリアに注目した場合の計算式は、N2i=TSi−SNR2iとなる。
そして、計算部22は、メモリ23に記憶された雑音N1,N2の周波数スペクトルを読出して演算処理を行なう。具体的には、雑音N2の周波数スペクトルから雑音N1の周波数スペクトルを差し引いて、雑音N3の周波数スペクトルを算出する。算出される雑音N3は、電話回線上の雑音のみから成る。このようにして、電話回線上の雑音の周波数特性が観測される。その後、スイッチ回路SW2をA側に接続すると、通常のデータ通信を行なうことができる。なお、上述した演算処理は予めプログラムされ、インターフェースを介して制御部21に指示が与えられる。
次に、送信電力制御部5の動作について詳細に説明する。図6(A)(B)は、送信電力制御部5の動作について説明するための図である。図6(A)を参照して、送信電力制御部5には、周波数が高くなるほど雑音強度が強くなる特性を有する線形関数NA(f)が予め格納される。なお、この線形関数NA(f)は、周波数が高い部分ほど漏話雑音が大きいという雑音特性を考慮して定められる。送信電力制御部5は、漏話雑音の周波数スペクトルと線形関数NA(f)とを比較し、線形関数NA(f)の雑音強度よりも漏話雑音の周波数スペクトルの雑音強度の方が強くなっている周波数帯域f1〜f2,f3〜f4を算出する。そして、算出された周波数帯域f1〜f2,f3〜f4を使用する通信サービスが、隣接回線で提供されていると推定する。そして、図6(B)を参照して、送信電力制御部5は、使用周波数帯域f11〜f12のうち、周波数帯域f1〜f2,f3〜f4の送信電力を所定レベル(P0)に抑制する。なお、他の周波数帯域における送信電力はP1(>P0)とする。ここで、P0は零であってもよいし、零よりも大きくP1よりも小さな所定のレベルであってもよい。
このように、隣接回線で使用されていると推定される周波数帯域における送信電力を所定レベルに抑制することによって、隣接回線を利用して通信サービスを提供している他の通信方式に対して、漏話による干渉を抑制することができる。
図7は、ADSL、HomePNAおよびVDSLの使用周波数帯域を示す図である。図7を参照して、標準VDSLは、12MHz以下の周波数帯域を4つのバンドに分割してデータ通信を行なう。上り方向および下り方向のデータ通信に対応して、下りバンド1(138kHz〜3.75MHz)、上りバンド1(3.75MHz〜5.2MHz)、下りバンド2(5.2MHz〜8.5MHz)および上りバンド2(8.5MHz〜12MHz)が割当てられる。なお、「G.993.1」において、下りバンド1は、640kHz以下の周波数帯域を使用しない場合と1.1MHz以下の周波数帯域を使用しない場合との2つのオプションが規定されており、設置環境によって選択される。
また、HomePNAは、4.0MHz以上の周波数帯域を用いて上りおよび下りを時間的に切換えてデータ通信を行なう。HomePNA1.0では、4.0MHzから11.5MHzまでの周波数帯域を使用する。また、HomePNA2.0では、4.0MHzから10.0MHzまでの周波数帯域を使用する。
このように、HomePNA1.0および2.0のいずれにおいても、標準VDSLの使用周波数帯域と重複する周波数帯域が存在している。したがって、ビル内で新たに標準VDSLの通信サービスの提供を開始する場合において、既に隣接する電話回線を利用してHomePNAの通信サービスが提供されている場合、標準VDSLとHomePNAとの重複する周波数帯域、すなわち測定された漏話雑音の周波数スペクトルの雑音強度が強い周波数帯域における送信電力を抑制することによって、標準VDSLからHomePNAに対する干渉を抑制することができる。なお、標準VDSLの標準的な送信電力は、「G.993.1」に勧告されているように、−60dBm/Hzである。
また、非標準VDSLは、所定の周波数帯域を2つのバンドに分割してデータ通信を行なう。下り方向および上り方向のデータ通信に対応して、下りバンド(138kHz〜3.75MHz)、上りバンド(5.2MHz〜8.5MHz)が割当てられる。このように、非標準VDSLでは、それぞれ下りバンドが標準VDSLの下りバンド1の周波数帯域と、上りバンドが標準VDSLの下りバンド2の周波数帯域と重複する。したがって、標準VDSLから非標準VDSLへの干渉を抑制するためには、標準VDSLの下りバンド1および下りハンド2の送信電力を抑制する必要がある。
また、ADSLには、「G.992.2」に勧告されているADSL(G.lite)、「G.992.1」に勧告されているADSL(G.dmt)、「G.992.3」に勧告されているADSL2および「G.992.5」に勧告されているADSL2plusの4種類が存在する。いずれのADSLも、割当てられた周波数帯域を2つのバンドに分割してデータ通信を行なう。下り方向のデータ通信には、それぞれ138kHz〜552kHz、138kHz〜1.1MHz、138kHz〜2.2MHzおよび138kHz〜3.75MHzの下りバンドが割当てられる。このように、いずれのADSLにおいても、下りバンドが標準VDSLの下りバンド1の周波数帯域と重複する。したがって、標準VDSLからADSLへの干渉を抑制するためには、標準VDSLの下りバンド1の送信電力を抑制する必要がある。
なお、下りバンドおよび上りバンドのそれぞれに対して送信電力制御を行なうためには、局側のxDSL通信装置と端末側のxDSL通信装置とがそれぞれ送信電力制御を行なう必要がある。
また、雑音測定部4および送信電力制御部5が動作して送信電力を抑制する周波数帯域を決定するタイミングは、電源投入直後などの通信確立前の段階としてもよいし、所定の周期毎としてもよい。所定の周期毎に雑音測定部4および送信電力制御部5を動作させるようにした場合は、隣接回線で使用される通信方式が変更された場合にも適応することができる。ただし、この場合は所定周期毎に一時的にデータ通信が中断される。
以上のように、この実施の形態1では、測定された漏話雑音の周波数スペクトルに基づいて、隣接回線で使用されていると推定される周波数帯域における送信電力を所定レベルに抑制する。これにより、隣接回線を利用して通信サービスを提供している他の通信方式、特にHomePNA方式、すべてのADSL方式および非標準VDSL方式に対して、漏話による干渉を抑制することができる。
[実施の形態1の変更例]
図8(A)(B)は、この発明の実施の形態1の変更例を示す図であって、図6(A)(B)と対比される図である。図8(A)を参照して、送信電力制御部5には、それぞれ周波数が高くなるほど雑音強度が強くなる特性を有する線形関数NB(f),NC(f),ND(f)が予め格納される。なお、線形関数NB(f),NC(f),ND(f)の傾きはそれぞれ等しく、NC(f)の雑音強度はNB(f)の雑音強度よりも所定レベルだけ強く、ND(f)の雑音強度はNC(f)の雑音強度よりも所定レベルだけ強いものとする。送信電力制御部5は、漏話雑音の周波数スペクトルと線形関数NB(f),NC(f),ND(f)とをそれぞれ比較し、線形関数NB(f)の雑音強度よりも漏話雑音の周波数スペクトルの雑音強度の方が強くなっている周波数帯域f21〜f26,f27〜f32、線形関数NC(f)の雑音強度よりも漏話雑音の周波数スペクトルの雑音強度の方が強くなっている周波数帯域f22〜f25,f28〜f31、線形関数ND(f)の雑音強度よりも漏話雑音の周波数スペクトルの雑音強度の方が強くなっている周波数帯域f23〜f24,f29〜f30を算出する。
そして、図8(B)を参照して、送信電力制御部5は、使用周波数帯域f11〜f12のうち、周波数帯域f21〜f22,f25〜f26,f27〜f28,f31〜f32の送信電力をP2(<P1)にし、周波数帯域f22〜f23,f24〜f25,f28〜f29,f30〜f31の送信電力をP3(<P2)にし、周波数帯域f23〜f24,f29〜f30の送信電力を所定レベル(P0)に抑制する。なお、その他の周波数帯域における送信電力はP1とする。
したがって、この実施の形態1の変更例では、周波数帯域毎に段階的に送信電力の抑制を行なうことによって、より細かな送信電力制御が実現できる。また、図6(A)(B)に示した方法と同等以上の通信速度でデータ通信を行なうことが可能である。
[実施の形態1の他の変更例]
図9(A)(B)は、この発明の実施の形態1の他の変更例を示す図であって、図6(A)(B)と対比される図である。図9(A)を参照して、送信電力制御部5には、周波数が高くなるほど雑音強度が強くなる特性を有する線形関数NA(f)が予め格納される。送信電力制御部5は、漏話雑音の周波数スペクトルと線形関数NA(f)とを比較し、線形関数NA(f)の雑音強度よりも漏話雑音の周波数スペクトルの雑音強度が強くなっている周波数帯域f1〜f2,f3〜f4を算出する。そして、周波数帯域f1〜f2,f3〜f4において、漏話雑音の周波数スペクトルの雑音強度と線形関数NA(f)の雑音強度との差xを算出する。さらに、送信電力制御部5は、非線形関数g(x)を用いて、算出されたxを電力抑制量yに変換する。この非線形関数g(x)は、送信電力制御部5に予め格納される。図9(B)を参照して、送信電力制御部5は、使用周波数帯域f11〜f12のうち、周波数帯域f1〜f2,f3〜f4の送信電力を、算出された電力抑制量yだけ抑制する。なお、他の周波数帯域における送信電力はP1とする。
図10は、非線形関数g(x)の特性を示す図である。図10を参照して、g(x)にx=X1を代入した時の値をY1、g(x)にx=X2を代入した時の値をY2とする。0<x<X1の範囲においては、xが大きくなるほどg(x)の傾きが大きくなり、X1<x<X2の範囲においては、xが大きくなるほどg(x)の傾きが小さくなる。このように、関数g(x)はS字状の曲線を描く。なお、X1,X2,Y1,Y2の値は任意に設定されるものとする。
したがって、この実施の形態1の他の変更例では、サブキャリア毎に送信電力の抑制を行なうことによって、図8(A)(B)に示した方法よりも細かな送信電力制御が実現できる。また、図8(A)(B)に示した方法と同等以上の通信速度でデータ通信を行なうことが可能である。
[実施の形態2]
図11は、この発明の実施の形態2による送信電力制御部5の動作について説明するための図である。図11を参照して、送信電力制御部5は、予め定められた周波数帯域毎に、漏話雑音の周波数スペクトルの雑音強度の平均値を算出する。たとえば、周波数帯域f41〜f42,f42〜f43における平均値AVR1,AVR2を算出する。そして、平均値AVR1,AVR2の差に基づいて、隣接回線で使用されている通信方式を推定する。
たとえば、f41=25kHz,f42=1.1MHz,f43=2.2MHzとした場合において、周波数帯域f41〜f42における平均値AVR1が周波数帯域f42〜f43における平均値AVR2よりも所定値以上大きい場合、隣接回線でADSL(G.dmt)が使用されていると推定する(図12参照)。
そして、隣接回線のADSL(G.dmt)に干渉の影響を与えないように、ADSL(G.dmt)で使用されている周波数帯域における送信電力を抑制する。なお、図6(B)に示したように、使用周波数帯域における送信電力を所定レベルに抑制してもよいし、図8(B)に示したように、周波数帯域毎に段階的に送信電力の抑制を行なってもよいし、また図9(B)に示したように、サブキャリア毎に送信電力の抑制を行なってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1によるxDSL通信装置の概略構成を示すブロック図である。 図1に示した雑音測定部が受けるテスト信号TSおよび信号対雑音比SNR1の周波数スペクトルを示す図である。 図1に示した雑音測定部によって算出された雑音N1(=TS−SNR1)の周波数スペクトルを示す図である。 図1に示した雑音測定部が受けるテスト信号TSおよび信号対雑音比SNR2の周波数スペクトルを示す図である。 図1に示した雑音測定部によって算出された雑音N2(=TS−SNR2)の周波数スペクトルを示す図である。 図1に示した送信電力制御部の動作について説明するための図である。 ADSL、HomePNAおよびVDSLの使用周波数帯域を示す図である。 この発明の実施の形態1の変更例を示す図である。 この発明の実施の形態1の他の変更例を示す図である。 非線形関数g(x)の特性を示す図である。 この発明の実施の形態2による送信電力制御部の動作について説明するための図である。 ADSL(G.dmt)の使用周波数帯域を示す図である。 隣接する電話回線を利用してVDSLの通信サービスとHomePNAの通信サービスが提供されている様子を示す概念図である。 隣接する電話回線を利用してVDSLの通信サービスとADSLの通信サービスが提供されている様子を示す概念図である。
符号の説明
1 送信部、2 ハイブリッド回路、3 受信部、4 雑音測定部、5 送信電力制御部、6 ジャック、11 エンコーダ、12 変調器、13 パラレル/シリアル変換器、14 デジタル/アナログ変換器、15 ドライバ、16 低雑音アンプ、17 アナログ/デジタル変換器、18 シリアル/パラレル変換器、19 復調器、20 デコーダ、21 制御部、22 計算部、23 メモリ、SW1,SW2 スイッチ回路。

Claims (13)

  1. 電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置の送信電力制御方法であって、
    前記電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定ステップ、および
    測定された前記雑音の周波数スペクトルを、雑音と周波数とが比例関係にある予め定められた線形関数と比較し、前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度が前記線形関数の雑音強度よりも強くなっている周波数帯域を選択し、送信に使用する周波数帯域のうち選択された周波数帯域における送信電力を抑制する電力制御ステップを含む、送信電力制御方法。
  2. 前記電力制御ステップは、前記選択された周波数帯域における送信電力を所定レベルに抑制する、請求項1に記載の送信電力制御方法。
  3. 前記電力制御ステップは、前記選択された周波数帯域における送信電力を零にする、請求項2に記載の送信電力制御方法。
  4. 前記電力制御ステップは、前記選択された周波数帯域において、予め定められた非線形関数を用いて、前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度と前記線形関数の雑音強度との差を変換し、変換結果に基づいて送信電力を抑制する、請求項1に記載の送信電力制御方法。
  5. 電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置の送信電力制御方法であって、
    前記電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定ステップ、および
    測定された前記雑音の周波数スペクトルを、雑音と周波数とが比例関係にある予め定められた第1の線形関数、および前記第1の線形関数と傾きが等しくかつ雑音強度が所定レベルだけ高い予め定められた第2の線形関数と比較し、送信に使用する周波数帯域のうち、前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度が前記第1の線形関数の雑音強度よりも強くかつ前記第2の線形関数の雑音強度よりも弱くなっている第1の周波数帯域における送信電力を第1のレベルに抑制し、前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度が前記第2の線形関数の雑音強度よりも強くなっている第2の周波数帯域における送信電力を前記第1のレベルよりも低い第2のレベルに抑制する電力制御ステップを含む、送信電力制御方法。
  6. 電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置の送信電力制御方法であって、
    前記電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定ステップ、
    測定された前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度に基づいて、隣接する電話回線で使用されている通信方式を推定する推定ステップ、および
    前記推定ステップによる推定結果に基づいて、送信に使用する周波数帯域のうち、隣接する電話回線で使用されている通信方式の使用周波数帯域における送信電力を抑制する電力制御ステップを含む、送信電力制御方法。
  7. 前記データ通信を開始する前の段階において、前記雑音測定ステップから前記電力制御ステップまでの動作を行なう、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の送信電力制御方法。
  8. 所定周期ごとに、前記雑音測定ステップから前記電力制御ステップまでの動作を行なう、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の送信電力制御方法。
  9. マルチキャリア変調方式を用いてデータ通信を行なう、請求項1から請求項8までのいずれかに記載の送信電力制御方法。
  10. 超高速デジタル加入者線方式を用いてデータ通信を行なう、請求項1から請求項9までのいずれかに記載の送信電力制御方法。
  11. 電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置であって、
    前記電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定部、および
    測定された前記雑音の周波数スペクトルを、雑音と周波数とが比例の関係にある線形関数と比較し、送信に使用する周波数帯域のうち、前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度が前記線形関数の雑音強度よりも強くなっている周波数帯域における送信電力を抑制する送信電力制御部を備える、通信装置。
  12. 電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置であって、
    前記電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定部、および
    測定された前記雑音の周波数スペクトルを、雑音と周波数とが比例関係にある予め定められた第1の線形関数、および前記第1の線形関数と傾きが等しくかつ雑音強度が所定レベルだけ高い予め定められた第2の線形関数と比較し、送信に使用する周波数帯域のうち、前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度が前記第1の線形関数の雑音強度よりも強くかつ前記第2の線形関数の雑音強度よりも弱くなっている第1の周波数帯域における送信電力を第1のレベルに抑制し、前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度が前記第2の線形関数の雑音強度よりも強くなっている第2の周波数帯域における送信電力を前記第1のレベルよりも低い第2のレベルに抑制する送信電力制御部を備える、通信装置。
  13. 電話回線を利用して他の通信装置とデータ通信を行なう通信装置であって、
    前記電話回線上の雑音の周波数スペクトルを測定する雑音測定部、および
    測定された前記雑音の周波数スペクトルの雑音強度に基づいて、隣接する電話回線で使用されている通信方式を推定し、送信に使用する周波数帯域のうち、隣接する電話回線で使用されている通信方式の使用周波数帯域における送信電力を抑制する送信電力制御部を備える、通信装置。
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