JP2007061128A - 掃除機用アタッチメント及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents
掃除機用アタッチメント及びそれを用いた電気掃除機 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 蛇腹部に付着した塵埃を容易に知ることができる掃除機用アタッチメント及びそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とする。
【解決手段】 吸込口2aを有する吸込口部2と、電気掃除機本体の集塵室に連通する接続口に接続される接続部3と、この接続部3に吸込口部2を屈曲自在に連結する蛇腹部4とを有し、この蛇腹部4を透明性を有する材料で構成した。さらに、蛇腹部4に帯電防止材を含有した材料を使用するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 吸込口2aを有する吸込口部2と、電気掃除機本体の集塵室に連通する接続口に接続される接続部3と、この接続部3に吸込口部2を屈曲自在に連結する蛇腹部4とを有し、この蛇腹部4を透明性を有する材料で構成した。さらに、蛇腹部4に帯電防止材を含有した材料を使用するようにした。
【選択図】 図1
Description
本願発明は、吸込口を有して電気掃除機本体の集塵室に連通する接続口に接続して使用される掃除機用アタッチメント及びそれを用いた電気掃除機に関するものである。
従来より、部屋の床面のコーナー部分や家具の隙間や窓の桟などを掃除するための掃除機用アタッチメントが一般に良く知られており、特許文献1や特許文献2には、吸込口部と接続部との間に屈曲自在な蛇腹部を設けたものが開示されている。
実開昭51−162553号公報
実開昭57−90040号公報
ところで、上述したような掃除機用アタッチメントに蛇腹部を設けたものでは、蛇腹部を伸ばした状態で掃除しても蛇腹部の内部には凹凸があるので、この凹凸部に塵埃が付着しやすい。しかしながら、この蛇腹部に付着した塵埃を使用者は容易に知ることができないので、この掃除機用アタッチメントの収納時等に塵埃が付着した蛇腹部をそのまま縮めてしまって、不衛生になる等の課題が生じる。
そこで、本願発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、蛇腹部に付着した塵埃を容易に知ることができる掃除機用アタッチメント及びそれを用いた電気掃除機を提供することを目的とするものである。
上記のような目的を達成するために、本願発明に係る掃除機用アタッチメントは、吸込口を有する吸込口部と、電気掃除機本体の集塵室に連通する接続口に接続される接続部と、この接続部に前記吸込口部を屈曲自在に連結する蛇腹部とを有し、この蛇腹部を透明性を有する材料で構成したことを特徴とするものである。
さらに、前記蛇腹部に帯電防止材を含有した材料を使用したことを特徴とするものである。
また、前記蛇腹部をブロー成形により形成する一方、前記吸込口部や接続部は射出成形により形成して連結したことを特徴とするものである。
そして、前記蛇腹部と前記吸込口部や接続部をインサート成形により連結したことを特徴とするものである。
一方、前記蛇腹部に前記吸込口部や接続部を爪結合又は圧入結合により連結したことを特徴とするものである。
また、前記蛇腹部と吸込口部を着脱可能に構成すると共に、前記蛇腹部の先端に前記吸込口部の吸込口とは異なる吸込口を形成したことを特徴とするものである。
一方、前記蛇腹部と共に前記吸込口部と接続部をブロー成形により一体成形したことを特徴とするものである。
また、前記吸込口の他に外気を導入する外気導入口を備えたことを特徴とするものである。
また、前記蛇腹部の縮んだときの内側断面形状が前記吸込口部の内側断面形状の範囲以上と成るように構成したことを特徴とするものである。
また、前記蛇腹部の屈曲特性に方向性を持たせたことを特徴とするものである。
一方、本願発明に係る電気掃除機は、上記のいずれかに記載の掃除機用アタッチメントを備えたことを特徴とするものである。
また、前記掃除機用アタッチメントを収納する収納部を備えると共に、この収納部を開閉自在に覆う蓋体に、当該収納部内に収納状態にある掃除機用アタッチメントの吸込口以外の所定部位が露出する開口部を形成したことを特徴とするものである。
さらに、前記開口部は、前記掃除機用アタッチメントの吸込口以外の所定部位を隙間無く露出させて外観を成すように形成されることを特徴とするものである。
また、前記掃除機用アタッチメントを屈曲状態に収納可能な収納部を備えると共に、この収納部を開閉自在に覆う蓋体に、当該収納部内に収納された掃除機用アタッチメントに当接して掃除機用アタッチメントを屈曲状態に収納させる当接部を設けたことを特徴とするものである。
本願発明に係る掃除機用アタッチメントによれば、吸込口部と接続部間の蛇腹部を透明性を有する材料で構成したことにより、使用者は蛇腹部に塵埃が付着しているのを目視で容易に知ることができるので、収納等の際には蛇腹部を縮める前に付着した塵埃を除去することができ、塵埃が付着したまま蛇腹部が縮められて収納されてしまうような不具合を防ぐことができる。
さらに、蛇腹部に帯電防止材を含有した材料を使用したことにより、蛇腹部への静電気による埃等の付着を防ぐことができる。
また、蛇腹部をブロー成形により形成する一方、吸込口部や接続部は射出成形により形成して連結することにより、他の部品と嵌合する吸込口部や接続部の寸法精度が高くなり、また寸法調整も容易となる。
さらに、蛇腹部と吸込口部や接続部をインサート成形により連結することにより、蛇腹部と吸込口部や接続部との完全なシールが可能となる。
一方、蛇腹部と吸込口部や接続部を爪結合又は圧入結合により連結することにより、コスト低減を図ることができる。
また、蛇腹部と吸込口部を着脱可能に構成すると共に、蛇腹部の先端に吸込口部の吸込口とは異なる吸込口を形成することにより、吸込口部を取り外して別用途して使用することができる。
一方、蛇腹部と共に吸込口部と接続部をブロー成形により一体成形することにより、蛇腹部と吸込口部や接続部との完全なシールが可能になると共に、1部品のため低コストとなる。また、接続部もブロー成形となることにより接続部をテーパー形状に形成することも容易で、径の異なるホースや延長管にも接続可能となる。
また、吸込口の他に外気を導入する外気導入口を備えることにより、掃除の際に吸込口が塞がっても、蛇腹部の縮みを防ぐことができる。
また、蛇腹部の縮んだときの内側断面形状が吸込口部の内側断面形状の範囲以上と成るように構成することにより、塵埃の蛇腹部への引っ掛かりを軽減できる。
また、蛇腹部の屈曲特性に方向性,具体的には曲げたくない方向の幅を広くし、曲げたい方向の幅が狭くなるような形状とすることにより、掃除の際に意図しない方向に吸込口部が曲がってしまうことを防止することができる。
一方、本願発明に係る電気掃除機は、上記のいずれかに記載の掃除機用アタッチメントを備えたものであるから、上述したような効果を有する掃除機用アタッチメントを有する衛生面や使い勝手の向上した電気掃除機が実現できる。
また、掃除機用アタッチメントを収納する収納部を備えると共に、この収納部を開閉自在に覆う蓋体に当該収納部内に収納状態にある掃除機用アタッチメントの吸込口以外の所定部位が露出する開口部を形成することにより、この掃除機用アタッチメントの有無が一目で分かり、吸込口のブラシ等の見たくない部分は隠すことが可能となる。
さらに、上記開口部を、掃除機用アタッチメントの吸込口以外の所定部位を隙間無く露出させて外観を成すように形成することにより、掃除機用アタッチメントと開口部との隙間を無くすことで、収納時の収納部内への塵埃の侵入を防ぐことができると共に、外観上の差別化を図ることができる。
また、掃除機用アタッチメントを屈曲状態に収納可能な収納部を備えると共に、この収納部を開閉自在に覆う蓋体に当該収納部内に収納された掃除機用アタッチメントに当接して掃除機用アタッチメントを屈曲状態に収納させる当接部を設けることにより、この掃除機用アタッチメントを真っ直ぐな状態で収納部に収納しても、蓋体を閉めることで自動的に屈曲した状態で収納されるので、使い勝手が向上する。
以下、本願発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本願発明による掃除機用アタッチメントの一実施形態としての隙間用吸込具の構成を示す図で、(a)は縮んだ状態の側面図、(b)は伸びた状態の側面図、図2は曲げた状態の側面図である。
本実施形態の隙間用吸込具1は、隙間用として横長で縦方向が扁平な形状に形成され、先端部に斜め下方に向けて開口する吸込口2aを有する吸込口部2と、後述する電気掃除機本体に連結されて集塵室に連通するホースや延長管の接続口に接続される接続部3と、この接続部3に吸込口部2を屈曲自在に連結する蛇腹部4とから構成されている。そして、蛇腹部4は透明性を有する材料で構成されている。
具体的には、蛇腹部4は、透明性を有し、耐久性もあるPP(ポリプロピレン)樹脂で成形することができる。さらに、このPP樹脂に帯電防止材を練り込んて成形することが好ましい。なお、吸込口部2と接続部3も、一般的な透明性を有しないPP樹脂で成形することができる。
また、吸込口部2の側面には、上下方向に伸びる2本の突条2bが形成されており、この吸込口部2に更にブラシ付きアタッチメントを接続する際や、吸込口部2を引っ張って蛇腹部4を伸ばす際の使い勝手の向上が図られている。
以上の構成において、この隙間用吸込具1を使用して、床面のコーナー部分や家具の隙間や窓の桟などを掃除する際には、当該隙間用吸込具1の接続部3を掃除機本体に連結されたホースや延長管に接続する。そして、掃除機本体に内蔵された電動送風機を運転させると、被掃除面の塵埃は吸込口部2の吸込口2aから吸い込まれ、蛇腹部4から接続部3を通り、延長管,ホース等を介して掃除機本体に吸引される。
本実施形態の隙間用吸込具1は、蛇腹部4が図1(a)に示すように縮んだ状態から同図(b)に示すように真っ直ぐ伸ばした状態にしたり、図2に示すように吸込口部2を蛇腹部4を介して自在に曲げた状態にすることができるので、床面のコーナー部分や家具の隙間や窓の桟などの被掃除面に合わせて最適な形状で効率良く掃除を行うことができる。
そして、隙間用吸込具1を使用した掃除が終了したら、隙間用吸込具1の蛇腹部4に塵埃が付着している場合には使用者は目視で容易に知ることができる。従って、隙間用吸込具1の収納等の際には、ホースや延長管から取り外す前に図1(b)のように蛇腹部4を伸ばした状態で電動送風機をちょっとだけ起動するか、取り外してから蛇腹部4を伸ばした状態でゴミ箱の上で蛇腹部4等を持って振り落とすことにより、蛇腹部4を縮める前に付着した塵埃を除去することができ、塵埃が付着したまま蛇腹部4が縮められて収納されてしまうような不具合を防ぐことができる。
また、蛇腹部4を帯電防止材を練り込んだ樹脂で成形することにより、蛇腹部4への静電気による埃等の付着も防ぐことができ、上記の機能と相俟って、この隙間用吸込具1を常にきれいで衛生的な状態に保つことができる。
なお、帯電防止材の代わり、又は併用して、蛇腹部4の内面に透明酸化チタンコーティングを施したり、ステンレスコーティングをメッシュ状に施すことにより、塵離れを良くすることができ、蛇腹部4への埃等の塵埃の付着を防止することができる。
図3は、本願発明の他の実施形態を示す図で、(a)は側面図、(b)はその縦断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態では、蛇腹部4をブロー成形により形成する一方、吸込口部2や接続部3は射出成形により形成したものである。さらに、蛇腹部4と吸込口部2や接続部3はインサート成形により連結している。
このように構成することにより、射出成形は高い寸法精度が得られ、寸法調整も容易であるので、ブラシ付きパイプ等が嵌合する吸込口部2や、延長管やホースに嵌合する接続部3の寸法精度が高くなり、また寸法調整も容易となる。
さらに、蛇腹部4と吸込口部2や接続部3をインサート成形により連結することにより、インサート成形は部品間の完全シールが可能であるので、蛇腹部4と吸込口部2や接続部3との連結部の完全なシールが実現できる。
なお、インサート成形に代えて、接着剤を全面に塗布して接着するようにしても良く、このように構成すれば低コストで一定のシール効果が得られる。
図4は、本願発明の更に他の実施形態を示す図で、(a)は側面図、(b)はその横断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態では、前記実施形態のインサート成形に代えて、蛇腹部4と吸込口部2や接続部3を爪結合により連結するように構成したものである。
具体的には、蛇腹部4の接続部側連結部4aと吸込口部側連結部4bとにそれぞれ対向する係止爪4c,4dを形成し、接続部3の連結部3aと吸込口部2の連結部2cに上記係止爪4c,4dが係合する係止孔3c,2dを形成したものである。
このように構成することにより、上述したインサート成形に比べてコスト低減を図ることができる。また、蛇腹部4から吸込口部2や接続部3を比較的容易に脱着することができるので、蛇腹部4内の掃除や、長期使用により蛇腹部4が破損したような場合にも全体を交換することなく蛇腹部4をスペア部品等と交換することにより、利用者側のコスト削減を図ることができる。
図5は、本願発明の更に他の実施形態を示す図で、(a)は側面図、(b)はその縦断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態では、前記実施形態のインサート成形に代えて、蛇腹部4と吸込口部2や接続部3を圧入結合により連結するように構成したものである。
この場合、圧入であり、蛇腹部の連結部4a,4bは、接続部3や吸込具部2の連結部3a,2cより柔軟であるので、蛇腹部4の連結部4a,4bの内側に接続部3や吸込具部2の連結部3a,2cが圧入されるようにそれぞれの径を設定する。
このように構成しても、前記図4に示した爪結合とほぼ同様な作用効果が得られる。
図6は、本願発明の更に他の実施形態の構成を示す図で、(a)は側面図、(b)はその縦断面図、図7(a),(b)はその使用形態を示す側面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態では、蛇腹部4と吸込口部2を圧入等により着脱可能に構成すると共に、蛇腹部4の先端に吸込口部2の吸込口2aとは異なる吸込口4eを形成したものである。
具体例としては、蛇腹部4の先端形状も斜めにカットされた隙間用形状となっており、隙間用の吸込口部2を取り外しても隙間用の吸込口4eとなるが、吸込口部2を塩ビ等の軟質樹脂で形成し、蛇腹部4は硬質樹脂としている。
このように構成することにより、吸込口部2と蛇腹部4の先端部とが別用途の吸込口2a,4eとして使用できる。例えば、傷付きが気になる場所や、机の上等で床面を掃除した吸込口で掃除したくない場合は、図7(a)に示すように軟質樹脂で形成された吸込口部2を付けた状態で掃除する。一方、傷付き等が気にならない場所(床面等の汚れがひどい場所)は、図7(b)に示すように吸込口部2を取り外して硬質樹脂で形成された蛇腹部4の先端の吸込口4eを用いて掃除する。なお、一方にブラシを備えるようにしても便利である。このように、本実施形態では、1つのアタッチメントで、2種類の用途に使えるので、使い勝手が向上すると共に利便性も向上する。
図8は、本願発明の更に他の実施形態を示す図で、(a)は側面図、(b)はその縦断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態では、蛇腹部4と共に吸込口部2と接続部3をブロー成形により一体成形したものである。
このように構成することにより、蛇腹部4と吸込口部2や接続部3の完全なシールが可能になると共に、1部品のため低コストとなる。
また、接続部3もブロー成形となることから、接続部3を、射出成形では型抜きができないことから困難な開口部側が小径となるテーパー形状に形成することも容易で、このように形成すれば、径の異なるホースや延長管にも接続可能となる。
ところで、この種の蛇腹を用いたものでは、容易に伸縮するので、吸込口が絨毯等の被掃除面で塞がれた場合、蛇腹部が勝手に縮んでしまう。
図9は上記の対策を施した本願発明の更に他の実施形態を示す図で、(a)は側面図、(b)はその縦断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態では、吸込口部2に、先端側の吸込口2aの他に基部下面側に開口して外気を導入する外気導入口2e(漏らし孔とも言う)を備えたものである。
このように構成することにより、絨毯等の掃除の際に吸込口2aが塞がっても、蛇腹部4の縮みを防ぐことができる。
なお、上記外気導入口2eは、接続部3側に設けても蛇腹部4の縮みを防ぐことができるが、蛇腹部4に塵埃等が付着した場合に吸い込み難くなるので、上記実施形態のように吸込口部2側に設けることが好ましい。
図10は、本願発明の更に他の実施形態を示す図で、(a)は側面図、(b)はその縦断面図、(c)は平面図、(d)はその横断面図で、図11(a)は正面図、(b)は吸込口部と蛇腹部の内側断面形状を示す説明図である。
本実施形態では、図10に示すように蛇腹部4の縮んだときに、図11に示すように蛇腹部4の内側断面形状Xが吸込口部2の内側断面形状Yの範囲以上と成るように構成したものである。すなわち、図10(a),(b)に示すような側面視において蛇腹部4の縮んだときの最小内径Aが吸込口部2の側面視内径B以上となり、かつ図10(c),(d)示すような平面視においても蛇腹部4の縮んだときの最小内径Cが吸込口部2の平面視内径D以上となるように構成したものである。
このように構成することにより、蛇腹部4の内径が大きくなる伸びたときは勿論、縮んだときでも、蛇腹部4内の吸込口部2からの吸引方向には遮るものがないので、蛇腹部4への塵埃の引っ掛かりを軽減でき、蛇腹部4の塵詰まりを改善できる。
ところで、一般的な蛇腹はどの方向にも同じ負荷で曲がってしまう。これでは、掃除の際に曲げたくない方向にも曲がることになる。具体的には、掃除の際には、高さ方向(縦方向)に曲げる使い方が一般的であり、横方向に曲がると使いにくくなる。
図12は、この課題を解消した本願発明の更に他の実施形態を示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は正面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
本実施形態では、曲げたくない方向,一般的には上述したように横方向の幅Fを、曲げたい方向,すなわち縦方向の幅Eより大きく形成する。
以上のように構成することにより、掃除の際に意図しない方向(横方向)へ吸込口部2が曲がってしまうことを防ぐことができる。
ところで、掃除機用アタッチメントを掃除機本体に収納できるように構成したものが周知であるが、その収納部を開閉自在に覆う蓋体が不透明な場合、使用者にはアタッチメントが収納されているかどうかが分からない。一方、上記蓋体全体を透明性を有するものとすると、アタッチメントが収納されているかどうかは分かるが、アタッチメントの吸込口やそのブラシ等のように塵埃が付着している部分が常に見えてしまい、外観上の不具合が生じる。
図13〜図15は、上記不具合を解消した本願発明の更に他の実施形態を示す図で、図13は掃除機本体の平面図、図14はその側断面図、図15は掃除機用アタッチメントの収納部の蓋体を開けた状態を示す側断面図であり、前記実施形態と同一符号は同一又は相当部分を示している。
このキャニスター型の掃除機本体11の外郭は、下ケース12及び上ケース13と、上ケース13の前側上面に開口する後述の集塵室の上面開口を開閉自在に密閉する集塵蓋14と、図示しない延長管や床用吸込具が連結されたホースが差し込まれる差込口15を有する前カバー16から形成されている。
掃除機本体11の底面前側中央部にはキャスター式の小径の前輪17が備えられ、両側面後側には大径の後輪18が備えられている。また、掃除機本体11の上面側における集塵蓋14の後側には、掃除機本体持ち運び用のハンドル19が回動自在に備えられている。
掃除機本体11内には、前部に図示しない集塵用の紙パック及びサイクロン方式のダストボックスのいずれでも装着可能な両用の集塵室20が形成され、後部には電動送風機21が収納された電動送風機室22が形成されている。
そして、集塵蓋14には、前述した隙間用吸込具1を、縮めた蛇腹部4と接続部3を後側にして吸込口部2を横にした状態で、全体を前方に傾けて収納可能な収納部23が形成され、この収納部23を開閉自在に覆う蓋体24が設けられている。
そして、本実施形態では、上記蓋体24に、収納部23内に収納状態にある隙間用吸込具1の吸込口2a以外の所定部位として、縮めた蛇腹部4と接続部3の一部が露出する開口部25を形成している。さらに、この開口部25を、隙間用吸込具1の縮めた蛇腹部4と接続部3の一部を隙間無く露出させて外観を成すように形成している。
上記収納部23に隙間用吸込具1を収納するときは、図15に示すように、蓋体24を開けて、蛇腹部4を縮めて真っ直ぐにした状態の隙間用吸込具1を接続部3と蛇腹部4を後側にして吸込口部2を横にし、全体を前方に傾けた状態で収納部23に収納する。そして、蓋体24を閉じる。
これにより、図13,図14に示すように、蓋体24の開口部25から隙間用吸込具1の接続部3と縮んだ蛇腹部4が開口部25との間に隙間無く露出し、縮んだ蛇腹部4の模様がアクセントを持った外観を呈するようになる。
これにより、使用者は、収納部23内の隙間用吸込具1の有無が一目で分かり、また吸込口2aやそのブラシ等の見たくない部分は隠すことが可能となる。また、隙間用吸込具1と開口部25との隙間を無くすことで、隙間用吸込具1収納時の収納部23内への塵埃の侵入を防ぐことができると共に、外観上の差別化を図ることができる。
上記実施形態では、隙間用吸込具1を真っ直ぐな状態で前方に傾けて収納することにより、掃除機本体11の前部側の高さが高くならないようにしているが、接続部3と縮んだ蛇腹部4も傾けて収納しなければならないので、集塵室20がその分小さくなる課題が生じる。接続部3と縮んだ蛇腹部4を水平に収納して吸込口部2を外観形状に沿って曲げた状態で収納すれば良いが、そのように収納しようとすると手間が掛かる。
図16,図17は、上記課題の対策を施した他の実施形態を示す図であり、図16は蓋体を開放して隙間用吸込具を収納した状態を示す側断面図、図16はその蓋体を閉めた状態を示す側断面図であり、前記実施形態と同一又は相当部分には同一符号を用いている。
本実施形態では、収納部23が、隙間用吸込具1を接続部3と蛇腹部4は水平に収納でき、吸込口部2は前方に傾斜した状態にして屈曲状態に収納できるように構成されている。そして、この収納部23を開閉自在に覆う蓋体24に、収納部23内に収納された隙間用吸込具1の吸込口部2に当接して、隙間用吸込具1を図17に示すように外観に沿った屈曲状態に収納させる当接リブ24aが備えられている。
以上のように構成することにより、図16に示すように、隙間用吸込具1を真っ直ぐな状態で収納しても、蓋体24を閉めると、真っ直ぐな状態の吸込口部2に蓋体24の当接リブ24aが当たって、図17に示すように自動的に屈曲して、外観に沿った形状の収納部23に収納されるので、集塵室20が小さくなることなく、使い勝手が向上する。
1 隙間用吸込具(掃除機用アタッチメント)
2 吸込口部
2a 吸込口
2c 連結部
2d 係止孔
2e 外気導入口
3 接続部
3a 連結部
3c 係止孔
4 蛇腹部
4a 接続部側連結部
4b 吸込口部側連結部
4c,4d 係止爪
4e 吸込口
11 掃除機本体
14 集塵蓋
20 集塵室
22 電動送風機室
23 収納部
24 蓋体
24a 当接リブ
25 開口部
2 吸込口部
2a 吸込口
2c 連結部
2d 係止孔
2e 外気導入口
3 接続部
3a 連結部
3c 係止孔
4 蛇腹部
4a 接続部側連結部
4b 吸込口部側連結部
4c,4d 係止爪
4e 吸込口
11 掃除機本体
14 集塵蓋
20 集塵室
22 電動送風機室
23 収納部
24 蓋体
24a 当接リブ
25 開口部
Claims (14)
- 吸込口を有する吸込口部と、電気掃除機本体の集塵室に連通する接続口に接続される接続部と、この接続部に前記吸込口部を屈曲自在に連結する蛇腹部とを有し、この蛇腹部を透明性を有する材料で構成したことを特徴とする掃除機用アタッチメント。
- 前記蛇腹部に帯電防止材を含有した材料を使用したことを特徴とする請求項1記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記蛇腹部をブロー成形により形成する一方、前記吸込口部や接続部は射出成形により形成して連結したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記蛇腹部と前記吸込口部や接続部をインサート成形により連結したことを特徴とする請求項3記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記蛇腹部と前記吸込口部や接続部を爪結合又は圧入結合により連結したことを特徴とする請求項3記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記蛇腹部と吸込口部を着脱可能に構成すると共に、前記蛇腹部の先端に前記吸込口部の吸込口とは異なる吸込口を形成したことを特徴とする請求項1ないし請求項3又は請求項5のいずれかに記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記蛇腹部と共に前記吸込口部と接続部をブロー成形により一体成形したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記吸込口の他に外気を導入する外気導入口を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記蛇腹部の縮んだときの内側断面形状が前記吸込口部の内側断面形状の範囲以上と成るように構成したことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記蛇腹部の屈曲特性に方向性を持たせたことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の掃除機用アタッチメント。
- 前記請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の掃除機用アタッチメントを備えたことを特徴とする電気掃除機。
- 前記掃除機用アタッチメントを収納する収納部を備えると共に、この収納部を開閉自在に覆う蓋体に、当該収納部内に収納状態にある掃除機用アタッチメントの吸込口以外の所定部位が露出する開口部を形成したことを特徴とする請求項11記載の電気掃除機。
- 前記開口部は、前記掃除機用アタッチメントの吸込口以外の所定部位を隙間無く露出させて外観を成すように形成されることを特徴とする請求項12記載の電気掃除機。
- 前記掃除機用アタッチメントを屈曲状態に収納可能な収納部を備えると共に、この収納部を開閉自在に覆う蓋体に、当該収納部内に収納された掃除機用アタッチメントに当接して掃除機用アタッチメントを屈曲状態に収納させる当接部を設けたことを特徴とする請求項11ないし請求項13のいずれかに記載の電気掃除機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005247149A JP2007061128A (ja) | 2005-08-29 | 2005-08-29 | 掃除機用アタッチメント及びそれを用いた電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2005247149A JP2007061128A (ja) | 2005-08-29 | 2005-08-29 | 掃除機用アタッチメント及びそれを用いた電気掃除機 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010136799A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Mitsubishi Electric Corp | 電気掃除機用吸込み具及びこの吸込み具を備えた電気掃除機 |
CN102406490A (zh) * | 2011-10-25 | 2012-04-11 | 蒋飞 | 清洁头可弯曲的蒸汽清洁装置 |
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DE102017112798A1 (de) * | 2017-06-09 | 2018-12-13 | Vorwerk & Co. Interholding Gmbh | Blasdüse zum Anschluss an einen Abluftauslass eines Saugreinigungsgerätes |
-
2005
- 2005-08-29 JP JP2005247149A patent/JP2007061128A/ja active Pending
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