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JP2007059997A - プリント機能付き撮影装置および携帯プリンタ - Google Patents

プリント機能付き撮影装置および携帯プリンタ Download PDF

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JP2007059997A
JP2007059997A JP2005239882A JP2005239882A JP2007059997A JP 2007059997 A JP2007059997 A JP 2007059997A JP 2005239882 A JP2005239882 A JP 2005239882A JP 2005239882 A JP2005239882 A JP 2005239882A JP 2007059997 A JP2007059997 A JP 2007059997A
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Yoshiyuki Ishige
良幸 石毛
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Fujifilm Corp
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Abstract

【課題】乗り物の車内等でプリントが行なわれるようなことがあってもプリントミスの発生が未然に防止されるプリント機能付き撮影装置および携帯プリンタを提供する。
【解決手段】CPUは、プリント指示ボタンからのプリント指示を受けて、光学ヘッドに潜像を形成させるに先立って三軸加速度センサから所定の振幅値情報を受け取り、その振幅値情報が所定の第1の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に光学ヘッドに潜像を形成させる。ステップS606で所定の第1の振幅値を超える振幅値情報であると判定したときには液晶モニタ上に警告表示を行なうとともに光学ヘッドによる潜像の形成を禁止する。また振動が軽微であった場合にはユーザ操作に応じて光学ヘッドによる潜像を形成させるか、させないかの判定を行なう。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮影レンズで撮像素子上に被写体を結像させてその撮像素子で画像信号を生成するとともに、その画像信号が表わす画像のプリント指示を受けたときには画像信号が表わす潜像を現像液が充填されたインスタントフィルムシート上に露光により形成してその潜像を形成したインスタントフィルムシートに現像液を展開させながら外部へと排出させることによりプリント写真を得るプリント機能付き撮影装置およびプリント機能のみを持つ携帯プリンタに関する。
撮影装置を用いるユーザは、撮影時に必ずしも撮影装置を地平線に対して水平に構えて撮影を行なう訳ではない。ユーザによっては撮影装置を傾けて撮影を行なう場合もあり、そのような場合には記録メディアなどに記録された画像データに基づく画像を再生表示したり、印刷したりするとその画像も傾いたものになってしまう。そこで、撮影画像が傾くことのないように、ファインダ代わりに用いられる表示画面上に水平線を表示することにより撮影装置が水平に構えられていることをユーザに対して示して撮影のアシストを行なうようにしている撮影装置もある(例えば特許文献1参照)。
また、撮影装置の中には、撮影後の画像処理によって画像を回転させることができることを考えて、撮影時の撮影装置の姿勢を示す情報を画像ファイルに付加して記録メディア等に記録するようにしておいて再生時に適正な画像になるように画像の回転処理を行なうようにしているものもある(例えば特許文献2参照)。
このようにしておくと、撮影装置がどのように構えられて撮影が行なわれたとしても再生画像は同じ画像で再生表示されるようになる。
ところで、撮影装置の中には撮影レンズで撮像素子上に被写体を結像させてその撮像素子で画像信号を生成するとともに、その画像信号が表わす画像のプリント指示を受けたときには画像信号が表わす潜像を現像液が充填されたインスタントフィルムシート上に露光により形成してその潜像を形成したインスタントフィルムシートに現像液を展開させながら外部へと排出させることによりプリント写真を得るプリント機能付きの撮影装置もある(例えば特許文献3参照)。このようなプリント機能付き撮影装置にあっては、携帯機器であるため、どのような場所でもプリントを行なうことができるというメリットを持っている。このようなメリットを持つものの中にはカメラ付き携帯電話機と組み合わされて使用される携帯プリンタ等もある。
しかし、このようなプリント機能付き撮影装置や携帯プリンタ等は、どのような場所であっても比較的平らなところに置きさえすれば写真プリントを行なうことができるというメリットを持っている反面、置いた所に傾きがあると露光ヘッドを移動させているモータとの連結部に加えられる外力の大きさや向きが変化することによりモータの負荷トルクが変動してしまって、露光ヘッドの送り速度に速度むらが発生してプリントミスが発生してしまうことがある。
そこで、特許文献3のプリント機能付き撮影装置では、そのようなプリントミスを低減するために水銀スイッチを用いて姿勢検知を行って撮影装置の姿勢が傾いていると判定したときにはその傾倒の程度に応じてプリントミスが生じないように露光ヘッドを移動させるためのモータのトルク等を制御することにより露光ヘッドの送り速度に速度むらが出ないようにしている。またモータのトルク等を制御してもプリント補正を行なうことができない姿勢になっているときにはプリント補正を行なうことができないということをユーザに対して表示により通知するようにもしている。
このようにしておくとプリントミスが起こり難くなるとともに、プリントミスが確実に起こることが予め予想される場合には、撮影装置の姿勢を水平にすることをユーザに促すこともできる。
しかしながら、プリント機能付き撮影装置や携帯プリンタ等においては電車等の乗り物の車内で印刷が行なわれる場合もあり、このような場合には上記傾きよりもむしろ振動の方がプリントミスを引き起こす原因になり得る。
特開2002−271654号公報 特開2003−259295号公報 特開2001−232896号公報
本発明は、上記事情に鑑み、乗り物の車内等でプリントが行なわれるようなことがあってもプリントミスの発生が未然に防止されるプリント機能付き撮影装置および携帯プリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のプリント機能付き撮影装置は、撮影レンズで撮像素子上に被写体を結像させてその撮像素子で画像信号を生成するとともに、その画像信号が表わす画像のプリント指示を受けたときには上記画像信号が表わす潜像を現像液が充填されたインスタントフィルムシート上に露光により形成してその潜像を形成したインスタントフィルムシートに該現像液を展開させながら外部へと排出させることによりプリント写真を得るプリント機能付き撮影装置において、
プリント指示用のプリント指示ボタンと、
露光により上記画像信号に基づく潜像を上記インスタントフィルムシート上に形成する光学ヘッドと、
上記プリント指示ボタンの操作によるプリント指示を受けて上記光学ヘッドに画像信号に基づく潜像をインスタントフィルムシート上に形成させる制御手段と、
この撮影装置の振動の振幅値を検出する振動検出手段と、
表示画面を有しその表示画面上に画像の表示を行なう表示手段とを備え、
上記制御手段は、上記プリント指示ボタンからのプリント指示を受けて、上記光学ヘッドに上記潜像を形成させるに先立って上記振動検出手段から所定の振幅値情報を受け取り、その振幅値情報が所定の第1の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に上記光学ヘッドに潜像を形成させるものであることを特徴とする。
上記本発明のプリント機能付き撮影装置によれば、上記制御手段が、上記光学ヘッドに潜像の形成が開始させるに先立って上記振動検出手段によって検出された振動の振幅値情報を受け取ることができるようになる。
そうすると上記制御手段は、その所定の振幅値情報が上記所定の第1の振幅値以下の振幅値を表わしている場合にのみ上記光学ヘッドに潜像を形成させることができる。逆に言えば、上記制御手段が上記所定の第1の振幅値を超える振幅値情報を受け取った場合には上記光学ヘッドによる潜像の形成を禁止することができる。この第1の振幅値を光学ヘッドによる潜像の形成時にミスが発生する恐れのある最小値にしておけば、上記振動検知手段により検知された振幅値が表わしている振動が上記第1の振幅値を超えたときにプリントミスがある程度発生するとして上記光学ヘッドによる潜像の形成を禁止することができる。
つまり乗り物の車内等でプリントが行なわれるようなことがあってもプリントミスの発生が未然に防止されるプリント機能付き撮影装置が実現する。
また、上記振動検出手段は、三軸加速度センサであってこのプリント機能付き撮影装置の姿勢の検出を行なうことも自在なものであり、
この撮影装置は傾き調整用のアジャスタを備えたものであって、さらに、
上記制御手段が、上記振動検出手段の検出によりこのプリンタ機能付き撮影装置が傾いていることを検知した場合には、上記表示手段に、このプリント機能付き撮影装置が傾いているということを表わす表示を表示画面上に行なわさせる態様を持つものであることが好ましい。
そうすると、わざわざ姿勢検出用のセンサを設けなくても上記振動検出手段である三軸加速度センサを姿勢検出用として兼用することができるようになって従来と同様にこのプリント機能付き撮影装置の水平出しをユーザに行なってもらってから光学ヘッドに潜像の形成を開始させるようなこともできる。そうすると、このプリント機能付き撮影装置の姿勢が傾いたことによって引き起こされるプリントミスの発生も低減される。
さらに、上記振動検出手段に三軸加速度センサを用いることによりその振動検出手段を振動のみならず姿勢検出手段としても用いることができるようになると部品点数の削減によるコストダウンが図られるというメリットを引き出すことができる。
ここで上記三軸加速度センサを姿勢検出用として用いる様にすると以降に記載するようなメリットを引き出すこともできるようになる。
上記振動検出手段は、三軸加速度センサであってこのプリント機能付き撮影装置の撮影時の姿勢を検出することも自在なものであって、
上記撮像素子は、縦横異なる比率の撮像面を有するものであり、その撮像面を縦長にしてこのプリント機能付き撮影装置を構えて撮影を行なったときには縦長サイズで画像信号を生成してメモリカードに記録し、上記撮像面を横長にしてこのプリント機能付き撮影装置を構えて撮影を行なったときには横長サイズで画像信号を生成して記録媒体に記録するものであり、さらにこのプリント機能付き撮影装置は、その記録媒体内の画像信号に基づく画像に重ねて画枠を形成するテンプレートを表わす画像を記憶部内に複数保有しているものであって、
上記制御手段は、このプリント機能付き撮影装置を構えて撮影を行なおうとしているときに上記振動検出手段により上記撮像面が縦長になっているか、横長になっているかを検知して、撮影操作に応じて上記記録媒体に画像信号を記録しようとするときには縦長あるいは横長という情報を撮影情報として画像信号とともに記録させるものであって、
さらに操作によりメモリカード内の画像信号のうちのいずれかが選択され、さらに上記複数のテンプレートのうちのいずれかのテンプレートが選択されたときに、選択された画像信号が縦長であるか、横長であるかを判定して横長であった場合には上記記憶部から読み出したテンプレートをそのまま画像信号に重ね、縦長であった場合には略90度回転させてから画像信号に重ねる態様を持つものであることが好ましい。
上記制御手段がこの好ましい態様を持つものであると、上記三軸加速度センサを活用することにより姿勢を検出することによって再生時に画像の回転処理や合成処理等を好適に行うことができるようにもなる。
上記本発明のプリント機能付き撮影装置の技術は、携帯プリンタにも適用されるものであって、
上記目的を達成する本発明の携帯プリンタは、プリント指示を受けて画像信号が表わす潜像を現像液が充填されたインスタントフィルムシート上に露光により形成してその潜像を形成したインスタントフィルムシートにその現像液を展開させながら外部へと排出させることによりプリント写真を得る携帯プリンタにおいて、
プリント指示用のプリント指示ボタンと、
露光により前記画像信号に基づく潜像を前記インスタントフィルム上に形成する光学ヘッドと、
上記プリントボタンの操作によるプリント指示を受けて上記光学ヘッドに画像信号に基づく潜像をインスタントフィルムシート上に形成させる制御手段と、
この携帯プリンタが振動していること検出するとともに振動の振幅値を検出する振動検出手段と、
表示画面を有しその表示画面上に画像の表示を行なう表示手段とを備え、
上記制御手段は、上記プリント指示ボタンからのプリント指示を受けて、上記光学ヘッドに上記潜像を形成させるに先立って上記振動検出手段から所定の振幅値情報を受け取り、その振幅値情報が所定の第1の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に上記光学ヘッドに潜像を形成させるものであることを特徴とする。
ここで、上記制御手段は、上記光学ヘッドに上記潜像を形成させるに先立って上記振動検出手段から受け取った振幅値情報が、上記第1の振幅値を超えかつ所定の第2の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に上記表示手段に振動の存在する旨の表示を行なわさせ、再度プリント指示を受けて上記光学ヘッドに潜像を形成させるものであることが好ましい。
また上記制御手段は、上記光学ヘッドに上記潜像を形成させるに先立って上記振動検出手段から受け取った振幅値情報が、所定の第2の振幅値を超える振幅値を表わしている場合に、上記表示手段に振動が存在する旨の表示を行なわせるとともに上記光学ヘッドによる潜像の形成を禁止するものであることが好ましい。
さらに、上記振動検出手段は、三軸加速度センサであってこの携帯プリンタの姿勢の検出を行なうことも自在なものであり、
この携帯プリンタは傾き調整用のアジャスタを備えたものであって、さらに、
上記制御手段が、上記振動検出手段の検出によりこのプリンタが傾いていることを検知した場合には、上記表示手段に、このプリンタが傾いているということを表わす表示を表示画面上に行なわさせるものであることが好ましい。
以上、説明したように、乗り物の車内等でプリントが行なわれるようなことがあってもプリントミスの発生が未然に防止されるプリント機能付き撮影装置および携帯プリンタが実現される。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態であるプリント機能付き撮影装置1の外観を示す図である。
図1に示す撮影装置1は、撮影レンズ10で撮像素子上に被写体を結像させてその撮像素子で画像信号を生成するとともに、その画像信号が表わす画像のプリント指示を受けたときには画像信号が表わす潜像を現像液が充填されたインスタントフィルムシート上に露光により形成してその潜像を形成したインスタントフィルムシートにその現像液を展開させながら外部へとインスタントフィルムシート1000を排出させることによりプリント写真を得るプリント機能付き撮影装置1である。
このプリント機能付き撮影装置1の外観を図1を参照して説明する。
図1に示すように、撮影レンズ10が図1の左斜め上方に設けられており、ファインダ11がその撮影レンズ10の上方に設けられている。そのファインダ11を覗きながら、あるいは背面側にある表示画面を見ながら撮影レンズ10の下方にあるシャッタボタン12が押されると撮影が行なわれるようになっている。
またファインダ11の横にはセルフタイマランプ13が設けられていて、このプリント機能付き撮影装置で自己撮り撮影が行なわれるときには、そのセルフタイマランプ13の点滅により撮影タイミングが撮影者に通知されるようになっている。さらにそのセルフタイマランプ13に並んで調光センサ14が設けられていて、その調光センサ14の隣にあるフラッシュ発光窓15からフラッシュ光が発光されたときにはその調光センサ14の調光に応じて適正光量となったときにフラッシュ光の発光が停止されるようにもなっている。
前述したようにこの撮影装置1は、プリント機能付きのものであってフラッシュ発光窓15の下方に在る蓋16の内側にはインスタントフィルムパック装填室が設けられていてその装填室内にインスタントフィルムパックが装填されている。背面側に在るプリント指示ボタン(後述する)が操作されると、後述する液晶モニタ1061上に表示されている画像がインスタントフィルムパック内の一枚のインスタントフィルムシート1000上にプリントされて排出口17から排出されるようになっている。
また、図1に示すように、このプリント機能付き撮影装置1には、このプリント機能付き撮影装置1を机の上等に置いてプリントを行なおうとするときに用いられる傾き調整用のアジャスタ181〜184が4つ備えられている。これらのアジャスタ181〜184の高さが各々調節されると、このプリント機能付き撮影装置1の傾きが調整されこのプリント機能付き撮影装置1の水平度が保たれるようになっている。このときには、背面側の液晶モニタ1061上に水平線と傾きの程度を表わす調整用線を重ねて表示させるようにしておいて、その調整用線を水平線に重ねるように4つのアジャスタをユーザにそれぞれ調整してもらうことにより撮影装置の姿勢を水平にするようにしている。水平線と調整用線のうちの調整用線を表示するためにはこのプリント機能付き撮影装置の姿勢を検出する必要があるので、本実施形態のプリント機能付き撮影装置には、姿勢検出用の三軸加速度センサ(後述する)が設けられている。本実施形態では、この三軸加速度センサによって、このプリント機能付き撮影装置1の姿勢(傾き)はもとより、振動も検出されるようになっている。
図2は、図1に示すプリント機能付き撮影装置1の背面側の外観を示す図である。
図2に示すようにファインダとしても機能する液晶モニタ1061が左斜め上方に設けられている。その液晶モニタ1061の横および下方には多数のスイッチからなる操作部108が設けられている。その操作部108が備える多数のスイッチの中には、前述のプリント指示ボタン1081や撮影モードダイヤル1082や表示ボタン1083やシフトキー1084などが設けられている。その撮影モードダイヤル1082の上方にはファインダ11の対物窓が設けられている。
また、図2の下方には前述の媒体装填室107aが設けられていてこの媒体装填室107a内に画像データ記録用のメモリカード107が装填されるようになっている。
図3は、図1のプリント機能付き撮影装置1が備える露光ヘッド121を含むプリント部の構成を説明する図である。図3には、露光ヘッド121の両端部を移動自在に支持する2つのガイドのうちの一方のガイド122bを外してインスタントフィルムパック1000側を見た図が示されている。
図3に示すように露光ヘッド121は、図中Xで示す矢印の方向に移動自在になるように両端側の2つのガイド122a,122bそれぞれに支持されている。一方のガイド内には、そのXで示す方向に沿ってリードスクリューが埋設されており、そのガイドの端部にはモータが備えられている。したがって、モータが回転すると、そのモータの回転がリードスクリューに伝わり、さらにそのリードスクリューの回転が露光ヘッド121の端部に設けられている受け部に伝えられることにより露光ヘッドが図のX方向に移動することなる。こうしてモータの回転がリードスクリューを介して露光ヘッド121に伝えられることにより露光ヘッドがX方向に移動してインスタントフィルムシート1000上にカラー潜像が形成される。このようにしてインスタントフィルムシート上にカラー潜像が形成されたら不図示のクローによりその潜像が形成されたインスタントフィルムシート1000が展開ローラ130側に掻き出されて展開ローラの回転にしたがってインスタントフィルムシート1000が外部へと排出されていくことになる(図1参照)。
このように露光ヘッドの周辺が図3に示すような構成を持っているため、このプリント機能付き撮影装置1が傾くと露光ヘッドをX軸方向に移動させているときのモータの出力トルクが変化して露光ヘッド121の送り量が変化してしまう。そうするとインスタントフィルムシート1000上にカラー潜像がうまく形成されなくなってプリントミスが引き起こされてしまう。
そこで、本実施形態では、三軸加速度センサによりこのプリント機能付き撮影装置の姿勢を検出するようにして検出した姿勢に応じて液晶モニタ1061上にこのプリント機能付き撮影装置1の傾きの程度を表わす調整用線を表示させるようにしている。その調整用線に加えて液晶モニタ1061上には基準となる水平線が重ねて表示されているため、その調整用線とその水平線との双方が重なるように4つのアジャスタそれぞれの高さそれぞれがユーザにより調節されるとこのプリント機能付き撮影装置の姿勢が水平になるようになっている。
図4は、4つのアジャスタ181〜184による傾き調整の状態を説明する図である。
図4に示すようにプリント機能付き撮影装置1が水平状態になると、露光ヘッドを移動させるためのモータの負荷トルクの変動がなくなるため、プリントミスは起こらなくなる。
また本実施形態のプリント機能付き撮影装置1では、乗り物などの車内でプリントが行なわれているときには、姿勢を検出するための三軸加速度センサにより振動を検出するようにもしてある。上記図3の構成からも明らかなように振動があると光学ヘッドが振動してしまうため、プリントミスが発生する確率が高くなる。
図5は、図1のプリント機能付き撮影装置1の内部構成を示す構成ブロック図である。
図5に示すようにこのプリント機能付き撮影装置1の動作はCPU100により統括的に制御されている。このCPU100はEEPROM100a内に格納されているプログラムの手順にしたがってこのプリント機能付き撮影装置1全体の動作を制御する。
まず、簡単にシャッタボタン12の操作に応じてCPU100が実行する撮影モード時の処理を説明する。
操作スイッチ等108の中の撮影モードダイヤル1082が撮影モードに切り替えられると、撮影モードになってCPU100により撮影処理が開始される。
この例においては、撮影レンズ10で被写体を捉えて被写体光を撮像デバイス101に結像させるときに、絞り10aの開口を駆動回路1001に調節させることにより撮像デバイス101に結像させる被写体光の光量を適正量に調節することができるようにしている。このようにしておくと、被写体光の光量が絞り値に応じた光量となって結像されるようになる。
このような撮影光学系で被写体光を撮像デバイス上に結像させたら撮像デバイスで画像信号が生成されるようになる。
ここで、モードダイヤル1082が撮影モードに切り替えられたときにCPU100が行なう撮影処理を説明する。シャッタボタンが押される前においては、CPU100は液晶部106が備える液晶モニタ1061(図2参照)をファインダ代わりに用いることができるようにするため、液晶モニタ上にスルー画を表示させる処理をまず行なっている。
このときにCPU100は、駆動回路1001に撮像デバイス101に向けて所定の時刻ごとにタイミング信号を供給させることにより撮像デバイス101で生成されたスルー画用の画像信号(スルー画信号という)をアナログ信号処理部102へと出力させている。そのアナログ信号処理部101でノイズ低減処理等が行なわれたスルー画信号がA/D部103に供給されデジタル信号に変換されたら、デジタル信号に変換されたスルー画信号がカメラデジタル信号処理部104でYC信号に変換され、さらにYC信号に変換されたスルー画信号が表示バッファであるメモリ105に供給される。この表示バッファであるメモリ105内にある画像信号に基づく画像が、液晶部106が備える液晶モニタ1061(図2参照)上に表示される。この表示バッファであるメモリ105の内容であるスルー画信号が所定の時刻ごとに書き換えられる訳であるから、液晶モニタ1061上にはスルー画信号に基づくスルー画が所定の時刻ごとに切り替えられて表示される。
この液晶モニタ1061上のスルー画を見ながらシャッタボタン12が押されたら、そのシャッタボタン12の操作を受けてCPU100は、今度は撮影処理を開始する。
まずCPU100は、駆動回路1001に、撮像デバイス101に向けて露光開始信号を供給させ、さらに所定のシャッタ秒時経過後に撮像デバイス101に露光終了信号を供給させている。このときにCPU100は、駆動回路1001に、シャッタ秒時にあわせて絞りの開口も調節させている。そしてその露光終了信号に同期して撮像デバイス101から撮影画像を表わす画像信号をアナログ信号処理部102へと出力させる。その画像信号の出力を受けたアナログ信号処理部102によって上記撮影画像を表わす画像信号のノイズの低減処理等が行なわれてノイズ低減処理が行なわれた画像信号がA/D部103へと供給される。A/D部103ではアナログ信号からデジタル信号への変換が行なわれデジタル信号に変換された画像信号がバスを介してカメラデジタル信号処理部104へと供給される。そしてカメラデジタル信号処理部104では、YC信号への変換処理や圧縮処理等が行なわれ圧縮処理された画像信号が後段のメモリ105へと供給され、このメモリ105に記憶された圧縮画像信号がメモリ105よりも大容量の内蔵メモリやメモリカード107に記録される。このようにして撮影処理が実行される。
次にプリント指示ボタン1081の操作を受けてCPU100が実行するプリント処理を説明する。
このプリント処理を実行する前に図4で説明したようにユーザによってこのプリント機能付き撮影装置の姿勢が調整されたものとして以降説明する。この例では、CPU100が三軸加速度センサ110による姿勢検出結果に応じて液晶モニタ106上に前述の調整用線および基準となる水平線の表示とともに‘アジャスタにより傾きの調整を行なってください’というメッセージの表示を行なわせてユーザに調整を促すようにしている。つまり、本発明にいうところの制御手段であるCPU100は、振動検出手段である三軸加速度センサ110の検出によりこのプリント機能付き撮影装置1が傾いていることを検知した場合には、液晶部106に、このプリント機能付き撮影装置が傾いているということを表わす表示を液晶モニタ1061上に行なわさせているという訳である。
そして図4に示すようにプリント機能付き撮影装置が水平になるように調整された後プリント指示ボタンが操作されたらその操作を受けてCPU100はプリント処理を実行する。
CPU100は、プリント指示ボタン109の操作を受けて、例えば液晶モニタ106上に表示されている画像を表わす画像データをメモリ105から読み出してプリント用デジタル信号処理部111に供給する。プリント用デジタル信号処理部111では、その画像データに応じて露光ヘッド121内の液晶シャッタの透過率を制御してR光,G光,B光の光量をそれぞれ調節することにより露光ヘッドにインスタントフィルム全体に亘ってカラー潜像を形成させる。
そして露光ヘッド121によりカラー潜像を形成させ終えたらクロー(不図示)を作動させインスタントフィルムシートを展開ローラ側へ掻き出させて展開ローラ130にインスタントフィルムシートを引き込ませる。こうして展開ローラ130にインスタントフィルムシート1000を引き込ませたらCPU100は、展開ローラ130を回転させることによりインスタントフィルムシート1000を外部へと排出させる。さらにCPUは、インスタントフィルムシートを外部へと排出させ終えたことを不図示のセンサ等の検出により検知したら一連のプリント処理を終了させるようにしている。
また本実施形態のプリント機能付き撮影装置1では、この撮影装置の傾きだけでなく振動も三軸加速度センサ110により検出するようにして光学ヘッドに潜像を形成させるに先立って振動が検出されたときには液晶部に警告表示を行なせるようにしている。さらにプリントミスが必ず発生する程度の大きな振動であったときには警告表示とともに即時プリント中止の処理を行なわせるようにもしている。
図6は、CPU100が実行するプリント処理の処理手順を示すフローチャートである。
図6には、撮影モード時の処理が示されているため、撮影処理ルーチンも示されている。
図2に示したモードダイヤル1082により撮影モードが選択されたときにこのフローの処理が開始される。
ステップS601でプリント指示ボタン1081が押されたかどうかを判定する。このステップS601でプリント指示ボタン1081が押されていないと判定したら、N側に進んでステップS602でシャッタボタン12が押されたどうかを判定する。このステップS602でシャッタボタン12が押されていないと判定したらステップS601に戻ってステップS601の処理を繰り返す。ステップS602でシャッタボタン12が押されたと判定したらY側に進んでステップS603で撮影処理を実行してステップS601に戻って処理を繰り返す。
ステップS602でプリント指示ボタン1081が押されたと判定したらY側に進んでステップS604でメモリ105に画像があるかどうかを判定する。メモリ105に画像がなかったらN側に進んでステップS602でシャッタボタン12が押されたかどうかを判定する。ステップS604でメモリ105に画像があると判定したら、ステップS605へ進んで三軸加速度センサ110により振動検出を行なう。次のステップS606へ進んでステップS606で三軸加速度センサから受け取った振動値情報が第1の振動値よりも小さいと判定したらY側に進んでステップS607でプリント処理を行なってステップS601に戻ってシャッタボタンあるいはプリントボタンの操作を待つ。
ステップS606で第1の振動値を超える振動があると判定したら、N側に進んでステップS608で第2の振動値よりも小さいかどうかを判定する。
このステップS608で、第2の振動値よりも小さい振動であって比較的振動が軽微であると判定した場合にはY側に進んでステップS609で‘軽微な振動があるので印画品質に影響しますプリントしますか’の表示を液晶部に行なわせる。次のステップS610に進んでこの表示を見たユーザにより再度プリント指示ボタンが押されたかどうかを判定する。ここでプリント指示ボタンが押されなかったと判定したらN側に進んで、ステップS613で光学ヘッドに潜像の形成(つまり露光)を開始させずにステップS614で液晶部106に‘プリントは実行されませんでした’の警告表示を行なわさせる。
このステップS610でプリント指示ボタンが押されたら、ステップS611で‘軽微な振動がありますが、強制印画します’という警告表示を液晶部に行なわせ、ステップS607に進んでプリント処理を行なってステップS802に戻る。
また、ステップS608で第2の振幅値を超えていると判定した場合には、N側に進んで‘過剰な振動があるのでプリントが出来ません’という警告表示を液晶部に行なわせる。次のステップS612で光学ヘッドに潜像を形成させずに、次のステップS613で警告表示を液晶部に行なわせてステップS602に戻る。
つまり、本発明のいうように、制御手段であるCPUは、プリント指示ボタンからのプリント指示を受けて、光学ヘッドに潜像を形成させるに先立って振動検出手段である三軸加速度センサから所定の振幅値情報を受け取り、その振幅値情報が所定の第1の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に光学ヘッドに潜像を形成させ、また三軸加速度センサから受け取った振幅値情報が上記第1の振幅値を超えかつ所定の第2の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に表示手段である液晶部に振動の存在する旨の表示を行なわさせ、再度プリント指示を受けて光学ヘッドに潜像を形成させ、さらに光学ヘッドに潜像を形成させるに先立って三軸加速度センサから受け取った振幅値情報が、所定の第2の振幅値を超える振幅値を表わしている場合に、表示手段である液晶部に振動が存在する旨の表示を行なわせるとともに光学ヘッドによる潜像の形成を禁止する処理を行なっているということになる。
図6の例に示すフローにあるようにフロー中のステップS610でプリントを行なうか、行なわないかの選択をユーザに判断させるようにしておくとどうしてもプリントを行ないたい場合には、プリント指示ボタンの操作によりプリントを行なうことができるようになるのでこのプリント機能付き撮影装置の使い易さをユーザにアピールすることができるようにもなる。
以上説明したように、乗り物の車内等でプリントが行なわれるようなことがあってもプリントミスの発生が未然に防止されるプリント機能付き撮影装置が実現する。
また、本実施形態のプリント機能付き撮影装置では三軸加速度センサが配備されていることを利用して他の目的にもその三軸加速度センサを効果的に用いて処理を行なうよういしているのでその例を説明する。
図7は、本実施形態のプリント機能付き撮影装置で撮影を行なうときに良く用いられる撮影装置の構え方を示す図であり、図8は、図7に示すように構えたときの撮像面それぞれを示す図である。また、図9は、本実施形態のプリント機能付き撮影装置が備えるテンプレートを説明する図である。
このプリント機能付き撮影装置1を用いて撮影が行なわれるときには、図7(a)に示すように構えるか、あるいは図7(b)に示すように図7(a)の状態にある撮影装置を+90度回転させて構えるか、あるいは図7(a)の状態にある撮影装置を−90度回転させて構えるかの三通りの構え方がほとんどである。
本実施形態のプリント機能付き撮影装置1が備える撮像デバイス101は、縦横異なる比率の撮像面を有するものであり、図7(a)に示すように構えて撮影が行なわれると図8(a)に示す横長の撮像面になり、図7(b)、あるいは図7(c)に示すように撮影装置を構えて撮影が行なわれると、図8(b)あるいは図8(c)に示すように縦長の撮像面になる。以降の説明においては、図8(a)、図8(b)、図8(c)に示す撮像面をそれぞれ区別するために、図8(a)に示す撮像面を横長と記載し、図8(b)に示す撮像面を縦長+90度と記載し、図8(c)に示す撮像面を縦長−90度と記載する。内部のCPUが、これら3つの姿勢を三軸加速度センサにより検出している。
また、本実施形態のプリント機能付き撮影装置1は、メモリカード内の画像信号に基づく画像に重ねて画枠を形成するテンプレートを表わす画像を内部メモリ内に複数保有している。そのテンプレートのデザインとしては、図9(a)に示すように横長の撮像面に対応するものと、図9(b)に示すように縦長の撮像面に対応するものとの2種類のものがある。
例えばモードダイヤル1082が再生モードに切り替えられて、操作によりメモリカード内の画像信号のうちのいずれかが選択されて液晶モニタ上に画像が表示された状態にあるときに、さらなる操作により複数のテンプレートのうちのいずれかのテンプレートが選択されて、いずれかのテンプレートを画枠とするような画像合成が行なわれるようなことがあると、テンプレートが縦長であって撮像面が横長であったり、テンプレートが横長用であって撮像面が縦長であったりするケースが出てくる。そうすると、撮影画像とテンプレートの縦横の方向があわないため、画像合成がうまく行なわれなくなってしまう。
そこで、撮影時の撮影装置の姿勢を三軸加速度センサにより検出するようにして、図7(a)の姿勢で撮影が行なわれたか、図7(b)の姿勢で撮影が行なわれたか、図7(c)の姿勢で撮影が行なわれたかを付加情報として画像信号とともに記録するようにしている。
こうしておくと、モードダイヤル1082が再生モードに切り替えられ再生画像を表わす画像信号がメモリカードから読み出されたときにCPU100によってその付加情報が読み取られテンプレートと再生画像との合成処理が好適に行なわれるようになる。ここでは図7に示した横長、縦長+90度、縦長−90度という情報が画像信号に付加されている。これらの付加情報をCPU100は、カメラ用信号処理部104に転送してカメラ用信号処理部104に回転処理やテンプレートと撮影画像とを合成する合成処理を行なわせるようにしている。本実施形態においてはCPU100とカメラ用信号処理部104とが本発明にいう制御手段に該当する。
ここで、テンプレートとして横長のものが指定された場合の合成処理を説明する。
図10は、テンプレートと撮影画像とを合成するときの合成状態を説明する図である。
図10(A)にはテンプレートとして横長のものが指定された状態にあるときに、撮影画像の向きによって制御手段であるCPU100およびカメラ用信号処理部104によってどのように合成処理が行なわれるかが示されている。また図10(B)には、テンプレートとして縦長のものが指定された状態にあるときに、撮影画像の向きに応じてCPU100およびカメラ用信号処理部104によってどのように合成処理が行なわれるかが示されている。
図10(A)に示すようにテンプレートが横長のものであって撮影画像も横長であった場合には、CPU100およびカメラ用信号処理部104によって回転処理が行なわれることなくそのまま合成処理が行なわれる。
このときテンプレートが横長のものであるにも拘わらず、撮影画像が縦長+90度であった場合には、横長のテンプレートに合うようにCPU100およびカメラ用信号処理部104によって−90度方向に回転処理が行なわれてから合成処理が行なわれる。また、テンプレートが横長のものであるにも拘わらず撮影画像が縦長−90度であった場合には横長のテンプレートにあうように+90度方向に回転処理が行なわれてから合成処理が行なわれる。
つまり、本発明にいう様に、制御手段であるCPU100およびカメラ用信号処理部104は、操作によりメモリカード内の画像信号のうちのいずれかが選択され、さらに複数のテンプレートのうちのいずれかのテンプレートが選択されたときに、選択された画像信号が縦長であるか、横長であるかを判定して横長であった場合には内部メモリから読み出したテンプレートをそのまま画像信号に重ね、縦長であった場合には略90度回転させてから画像信号に重ねるものになる。
さらに本実施形態においては、テンプレートのデザインとして横長のものに加えて縦長のテンプレートも用意されていてテンプレートが縦長であった場合にも同様の処理が行なわれるようになっている。このようにテンプレートが縦長のものであった場合にも本発明の技術は適用される。
図10(B)に示すようにテンプレートが縦長のものが指定されているときに撮影画像が縦長+90度であった場合には、CPU100およびカメラ用信号処理部104によって回転処理が行なわれることなくそのまま合成処理が行なわれる。
また撮影画像が横長のものであった場合には、縦長のテンプレートにあうようにCPU100およびカメラ用信号処理部104によって−90度の回転処理が行なわれてから合成処理が行なわれる。また、縦長−90度の撮影画像であった場合にはCPU100およびカメラ用信号処理部104によって180度(90度×2の回転処理とも考えられる)の回転処理が行なわれてから合成処理が行なわれる。
このように三軸加速度センサ110により振動だけでなく姿勢を検出するようにしておくと、画像処理により様々な画像処理(回転処理や合成処理等)が好適に行なわれるようになる。
ここで、本実施形態ではプリント機能付き撮影装置の例を説明したが、このプリント機能付き撮影装置のプリント機能のみを持つ携帯プリンタにも本発明は適用される。
図11は本発明の実施形態である携帯プリンタ2を、斜め前方から見た斜視図である
図11に示すプリンタ2は、例えばカメラ付き携帯電話機200で撮影された画像を表わす画像データまたはメールなどで携帯電話機200に送信されてきた画像データが赤外線通信を用いてこの携帯プリンタ2に送信されてきたときに、その画像データに基づいてインスタントフィルムシート上に画像のプリントを行なうものである。
本実施形態の携帯プリンタの構成を簡単に説明しておく。
この携帯プリンタ2は可搬型であって携帯電話機200とこの携帯プリンタ2との双方を手に持って画像の記録を行なうことが可能な程度の小型かつ軽量の構造を有するものである。この携帯プリンタ2の筐体2a内にインスタントフィルムパックが装填され、そのインスタントフィルムパック内の、積層された多数のインスタントフィルムシート一枚一枚に前述のプリント機能付き撮影装置と同様の画像のプリントが行なわれる。
プリンタ2の筐体2aの上面には、この携帯プリンタ2の電源の投入および遮断を指示する電源スイッチ(以下電源SWという)21やプリントスイッチ(以下プリントSWという)22やプリントデータ補正スイッチ(以下プリントデータ補正SWという)23が設けられている。また、中央には、LCDパネル24が設けられており、このLCDパネル24上にインスタンフィルムシートの残り枚数やプリントデータ補正SW23の内容が表示される。また、前述した赤外線通信により送信されてきた画像データを受光する受光素子25が携帯電話をこの携帯プリンタに対向させ易い位置、ここでは筐体2aの端部に配備されている。なお、この図1には図示してはいないが、この携帯プリンタ2はUSB通信用の通信ポートも持っている。
プリントSW22は、記録媒体であるインスタントフィルムシートへの画像のプリントが終了した後、そのプリントが終了した画像と同じ画像を再度印刷する場合に操作されるものであり、プリントデータ補正SW23は、インスタントフィルムシートに印刷される画像の濃淡(Darken or Lighten)を調節するためのものであり、このプリントデータ補正SW23がDarken側に切り替えられるとその画像データに基づく画像の全体のトーンがやや暗くなった画像がインスタントフィルムシート上に印刷され、Ligheten側に切り替えられると全体のトーンがやや明るくなった画像がインスタントフィルムシート上に印刷される。このプリントデータ補正SW13が操作された後、プリントSW22が操作されると、同じ構図の写真でありながら異なった趣の写真が得られる。図示はしていないが、携帯プリンタ2の底面側にはアジャスタが設けられていてさらに携帯プリンタ2内部には三軸加速度センサが設けられている。このため第1実施形態であるプリント機能付き撮影装置と同様に、三軸加速度センサによる姿勢検出に応じて表示画面上に調整用線が表示されたり、プリント前の振動検出に応じてLCDパネル24上に警告が表示されるようにもなっている。このような携帯プリンタにも本発明は適用される。
以上説明したように、乗り物の車内等でプリントが行なわれるようなことがあってもプリントミスの発生が未然に防止される携帯プリンタが実現する。
本発明の一実施形態であるプリント機能付き撮影装置1の外観を示す図である。 図1に示すプリント機能付き撮影装置1の背面側の外観を示す図である。 図1のプリント機能付き撮影装置1が備える露光ヘッド121を含む印刷部の構成を説明する図である。 4つのアジャスタ181〜184による傾き調整の状態を説明する図である。 図1のプリント機能付き撮影装置1の内部構成を示す構成ブロック図である。 CPU100が実行するプリント処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態のプリント機能付き撮影装置で撮影を行なうときに良く用いられる構え方を示す図である。 図7に示すように構えたときの撮像面それぞれを示す図である。 テンプレートの例を示す図である。 テンプレートと撮影画像とを合成するときの合成状態を説明する図である。 本発明の実施形態である携帯プリンタ2を、斜め前方から見た斜視図である。
符号の説明
1 プリント機能付き撮影装置
10 撮影レンズ
11 ファインダ
12 シャッタボタン
181〜184 アジャスタ
100 CPU
100a EEPROM
101 撮像デバイス
102 アナログ信号処理部
103 A/D部
104 カメラ用デジタル信号処理部
105 メモリ
106 液晶部
1061 液晶モニタ
107 内蔵メモリまたはメモリカード
107a メモリカード装填室
108 操作部
1081 プリント指示ボタン
1082 モードダイヤル
1083 表示スイッチ
1084 シフトキー
110 三軸加速度センサ
121 露光ヘッド
122a 122b ガイド
120 モータ
1000 インスタントフィルムシート
130 展開ローラ

Claims (9)

  1. 撮影レンズで撮像素子上に被写体を結像させて該撮像素子で画像信号を生成するとともに、該画像信号が表わす画像のプリント指示を受けたときには前記画像信号が表わす潜像を現像液が充填されたインスタントフィルムシート上に露光により形成して該潜像を形成したインスタントフィルムシートに該現像液を展開させながら外部へと排出させることによりプリント写真を得るプリント機能付き撮影装置において、
    プリント指示用のプリント指示ボタンと、
    露光により前記画像信号に基づく潜像を前記インスタントフィルム上に形成する光学ヘッドと、
    前記プリント指示ボタンの操作によるプリント指示を受けて前記光学ヘッドに画像信号に基づく潜像をインスタントフィルムシート上に形成させる制御手段と、
    この撮影装置の振動の振幅値を検出する振動検出手段と、
    表示画面を有し該表示画面上に画像の表示を行なう表示手段とを備え、
    前記制御手段は、前記プリント指示ボタンからのプリント指示を受けて、前記光学ヘッドに前記潜像を形成させるに先立って前記振動検出手段から所定の振幅値情報を受け取り、該振幅値情報が所定の第1の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に前記光学ヘッドに潜像を形成させるものであることを特徴とするプリント機能付き撮影装置。
  2. 前記制御手段は、前記光学ヘッドに前記潜像を形成させるに先立って前記振動検出手段から受け取った振幅値情報が、前記第1の振幅値を超えかつ所定の第2の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に前記表示手段に振動の存在する旨の表示を行なわさせ、再度プリント指示を受けて前記光学ヘッドに潜像を形成させるものであることを特徴とする請求項1記載のプリント機能付き撮影装置。
  3. 前記制御手段は、前記光学ヘッドに前記潜像を形成させるに先立って前記振動検出手段から受け取った振幅値情報が、所定の第2の振幅値を超える振幅値を表わしている場合に、前記表示手段に振動が存在する旨の表示を行なわせるとともに前記光学ヘッドによる潜像の形成を禁止するものであることを特徴とする請求項1又は2記載のプリント機能付き撮影装置。
  4. 前記振動検出手段は、三軸加速度センサであってこのプリント機能付き撮影装置の姿勢の検出を行なうことも自在なものであり、
    このプリント機能付き撮影装置は、傾き調整用のアジャスタを備えたものであって、さらに、
    前記制御手段が、前記振動検出手段の検出によりこのプリンタが傾いていることを検知した場合には、前記表示手段に、このプリント機能付き撮影装置が傾いているということを表わす表示を表示画面上に行なわさせるものであることを特徴とする請求項1記載のプリント機能付き撮影装置。
  5. 前記振動検出手段は、三軸加速度センサであってこの撮影装置の撮影時の姿勢を検出することも自在なものであって、
    前記撮像素子は、縦横異なる比率の撮像面を有するものであり、該撮像面を縦長にしてこの撮影装置を構えて撮影を行なったときには該縦長サイズで画像信号を生成してメモリカードに記録し、該撮像面を横長にしてこの撮影装置を構えて撮影を行なったときには該横長サイズで画像信号を生成して記録媒体に記録するものであり、さらにこの撮影装置は、該記録媒体内の画像信号に基づく画像に重ねて画枠を形成するテンプレートを表わす画像を記憶部内に複数保有しているものであって、
    前記制御手段は、この撮影装置を構えて撮影を行なおうとしているときに前記振動検出手段により前記撮像面が縦長になっているか、横長になっているかを検知して、撮影操作に応じて前記記録媒体に画像信号を記録しようとするときには縦長あるいは横長という情報を撮影情報として画像信号とともに記録させるものであって、
    前記制御手段は、さらに、操作によりメモリカード内の画像信号のうちのいずれかが選択され、さらに前記複数のテンプレートのうちのいずれかのテンプレートが選択されたときに、選択された画像信号が縦長であるか、横長であるかを判定して該横長であった場合には前記記憶部から読み出したテンプレートをそのまま画像信号に重ね、縦長であった場合には略90度回転させてから画像信号に重ねるものであることを特徴とするプリント機能付き撮影装置。
  6. プリント指示を受けて画像信号が表わす潜像を現像液が充填されたインスタントフィルムシート上に露光により形成して該潜像を形成したインスタントフィルムシートに該現像液を展開させながら外部へと排出させることによりプリント写真を得る携帯プリンタにおいて、
    プリント指示用のプリント指示ボタンと、
    露光により前記画像信号に基づく潜像を前記インスタントフィルム上に形成する光学ヘッドと、
    前記プリント指示ボタンの操作によるプリント指示を受けて前記光学ヘッドに画像信号に基づく潜像をインスタントフィルムシート上に形成させる制御手段と、
    このプリンタの振動の振幅値を検出する振動検出手段と、
    表示画面を有し該表示画面上に画像の表示を行なう表示手段とを備え、
    前記制御手段は、前記プリント指示ボタンからのプリント指示を受けて、前記光学ヘッドに前記潜像を形成させるに先立って前記振動検出手段から所定の振幅値情報を受け取り、該振幅値情報が所定の第1の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に前記光学ヘッドに潜像を形成させるものであることを特徴とする携帯プリンタ。
  7. 前記制御手段は、前記光学ヘッドに前記潜像を形成させるに先立って前記振動検出手段から受け取った振幅値情報が、前記第1の振幅値を超えかつ所定の第2の振幅値以下の振幅値を表わしている場合に前記表示手段に振動の存在する旨の表示を行なわさせ、再度プリント指示を受けて前記光学ヘッドに潜像を形成させるものであることを特徴とする請求項6記載の携帯プリンタ。
  8. 前記制御手段は、前記光学ヘッドに前記潜像を形成させるに先立って前記振動検出手段から受け取った振幅値情報が、所定の第2の振幅値を超える振幅値を表わしている場合に、前記表示手段に振動が存在する旨の表示を行なわせるとともに前記光学ヘッドによる潜像の形成を禁止するものであることを特徴とする請求項6又は7記載の携帯プリンタ。
  9. 前記振動検出手段は、三軸加速度センサであってこのプリント機能付き撮影装置の姿勢の検出を行なうことも自在なものであり、
    このプリンタは傾き調整用のアジャスタを備えたものであって、さらに、
    前記制御手段が、前記振動検出手段の検出によりこのプリンタが傾いていることを検知した場合には、前記表示手段に、このプリンタが傾いているということを表わす表示を表示画面上に行なわさせるものであることを特徴とする請求項6記載の携帯プリンタ。
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