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JP2007054194A - 注射針組立体の製造方法および注射針組立体 - Google Patents

注射針組立体の製造方法および注射針組立体 Download PDF

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JP2007054194A JP2005241736A JP2005241736A JP2007054194A JP 2007054194 A JP2007054194 A JP 2007054194A JP 2005241736 A JP2005241736 A JP 2005241736A JP 2005241736 A JP2005241736 A JP 2005241736A JP 2007054194 A JP2007054194 A JP 2007054194A
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Tetsuya Ooyanai
哲也 大谷内
Teruyuki Yatabe
輝幸 谷田部
Hisao Nishikawa
尚穂 西川
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Abstract

【課題】注射針組立体を容易かつ効率良く製造することができ、生産性の良い注射針組立体の製造方法および注射針組立体を提供する。
【解決手段】本発明の注射針組立体の製造方法は、帯状をなす金属製の板材をプレス成形機に受け入れる受入工程と、前記プレス成形機により、前記板材を連続的にプレス成形し、その板材に一部が繋がった状態の複数の管体を得るプレス成形工程と、前記管体の継ぎ目の部分を溶接または接着剤により接着する接合工程と、前記管体の中心軸が略直線になるようにその管体の形状を矯正する矯正工程と、前記板材から前記管体を分離する分離工程と、前記管体の少なくとも一方の端部に刃(刃面)を形成して、注射針を形成する刃付け工程と、前記注射針を洗浄する洗浄工程と、前記注射針をハブに固定して、注射針組立体を組み立てる組立工程とを有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、注射針組立体の製造方法および注射針組立体に関するものである。
注射針をハブに固定してなる注射針組立体が知られている。この注射針組立体の注射針に使用される小径の金属製の管体を製造する場合、従来は、金属製の薄板を丸めながら引抜き、引抜きダイスに入る手前で薄板の端面が合わさったところを溶接し、そのまま引抜きダイスにより引抜き加工して外径が4〜6mm程度の管状体に成形した後、引抜き加工をさらに繰り返し行なうことにより所望の外径の管状体に成形する。
そして、この管体の先端部を研削して刃を形成することによって、注射針が製造される(例えば、特許文献1参照)。
このようにして製造された注射針は、ハブに固定されて、注射針組立体が組み立てられる。
しかしながら、このような従来の製造方法では、注射針組立体を効率良く製造することはできなかった。
特公昭61−28472号公報
本発明の目的は、注射針組立体を容易かつ効率良く製造することができ、生産性の良い注射針組立体の製造方法および注射針組立体を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(26)の本発明により達成される。
(1) 帯状をなす金属製の板材をプレス成形機に受け入れる受入工程と、
前記プレス成形機により、前記板材を連続的にプレス成形し、該板材に一部が繋がった状態の複数の管体を得るプレス成形工程と、
前記板材から前記管体を分離する分離工程と、
前記管体の少なくとも一方の端部に刃を形成して、注射針を形成する刃付け工程と、
前記注射針をハブに固定して、注射針組立体を組み立てる組立工程とを有することを特徴とする注射針組立体の製造方法。
(2) 前記プレス成形工程においては、前記板材の長手方向に対して略垂直な方向が、前記管体の長手方向となり、前記板材の長手方向に沿って、前記複数の管体が並設される上記(1)に記載の注射針組立体の製造方法。
(3) 前記プレス成形工程は、前記板材から、前記管体を展開した形状をなす展開形状体を前記板材に一部が繋がった状態で打ち抜く第1工程と、
前記展開形状体を少なくとも1回、凸型と凹型とを用いて湾曲させ、管状に成形して、前記管体を得る第2工程とを有する上記(1)または(2)に記載の注射針組立体の製造方法。
(4) 前記分離工程においては、前記管体の分離と略同時または前記管体の分離の後に、前記各管体を仮固定し、前記管体同士の位置関係を保持する上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(5) 前記仮固定された隣り合う管体の間隔は、前記板材に一部が繋がった状態の隣り合う管体の間隔より小さい上記(4)に記載の注射針組立体の製造方法。
(6) 前記仮固定は、前記管体の長手方向の中央部を除く少なくとも1箇所を粘着テープに貼り付けることで行なう上記(4)または(5)に記載の注射針組立体の製造方法。
(7) 前記刃付け工程においては、前記管体の前記粘着テープに貼り付けられていない部位に刃を形成する上記(6)に記載の注射針組立体の製造方法。
(8) 前記刃付け工程においては、前記複数の管体を該管体の長手方向の略中央部において保持して、前記管体同士の位置関係を保持する上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(9) 前記刃付け工程においては、前記管体同士の位置関係を保持した状態で、前記複数の管体に対して同時に刃を形成する上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(10) 前記注射針は、両頭針であり、前記組立工程においては、前記注射針は、該注射針の長手方向の途中の位置において前記ハブに固定される上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(11) 前記組立工程においては、前記注射針に潤滑剤を付着させる上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(12) 前記組立工程は、前記ハブに前記注射針を挿入する第1工程と、
前記ハブと前記注射針との接合部に接着剤を塗布し、該接着剤を硬化して、前記注射針を前記ハブに固定する第2工程と、
前記注射針に適量の潤滑剤を付着させる第3工程とを有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(13) 前記組立工程における前記第3工程は、前記注射針に潤滑剤を塗布する工程と、
前記注射針に塗布された余分な潤滑剤を除去する工程とを有する上記(12)に記載の注射針組立体の製造方法。
(14) 前記組立工程は、前記第3工程の後に、前記注射針の先端側に、該注射針を覆う着脱自在のキャップを装着する第4工程と、
前記キャップが装着された組立体を、開口を有するケースに収納する第5工程と、
前記ケースの開口をフィルムで塞いで、該ケースを密封する第6工程とを有する上記(12)または(13)に記載の注射針組立体の製造方法。
(15) 前記プレス成形工程と、前記分離工程との間に、前記管体の中心軸が略直線になるように該管体の形状を矯正する矯正工程を有する上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(16) 前記プレス成形工程と、前記分離工程との間に、前記管体の継ぎ目の部分を溶接または接着剤により接着する接合工程を有する上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(17) 前記接合工程と、前記分離工程との間に、前記管体の中心軸が略直線になるように該管体の形状を矯正する矯正工程を有する上記(16)に記載の注射針組立体の製造方法。
(18) 前記刃付け工程と、前記組立工程との間に、前記注射針を洗浄する洗浄工程を有する上記(1)ないし(17)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(19) 前記組立工程の後に、前記注射針組立体を検査する検査工程と、
前記注射針組立体を所定数まとめて包装する包装工程と、
前記包装された注射針組立体を滅菌する滅菌工程とを有する上記(1)ないし(18)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(20) 前記注射針は、内径の異なる2以上の部位を有する上記(1)ないし(19)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(21) 前記注射針の最小内径は、2mm以下であり、最大内径は、5mm以下である上記(20)に記載の注射針組立体の製造方法。
(22) 前記注射針の一端側の内径および外径は、それぞれ、他端側の内径および外径よりも大きく、
前記組立工程においては、前記注射針は、該注射針の前記一端側が前記ハブの基端側に位置するように、前記ハブに固定される上記(20)または(21)に記載の注射針組立体の製造方法。
(23) 前記注射針の一端側の内径および外径は、それぞれ、他端側の内径および外径よりも小さく、
前記組立工程においては、前記注射針は、該注射針の前記一端側が前記ハブの基端側に位置するように、前記ハブに固定される上記(20)または(21)に記載の注射針組立体の製造方法。
(24) 前記注射針の内径は、2mm以下である上記(1)ないし(19)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(25) 前記注射針の内表面の表面粗さの最大高低差(Rf)は、3μm以下である上記(1)ないし(24)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
(26) 上記(1)ないし(25)のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法により製造されたことを特徴とする注射針組立体。
本発明によれば、注射針組立体を容易かつ効率良く製造することができ、生産性を向上させることができる。
特に、径(特に、内径)が比較的小さく、径(特に、内径)の異なる2以上の部位を有する注射針を備えた注射針組立体を容易かつ効率良く製造することができる。
以下、本発明の注射針組立体の製造方法および注射針組立体を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の注射針組立体の実施形態を示す断面図、図2は、図1に示す注射針組立体を装着して使用する定量分与器の構成を示す縦断面図である。
なお、説明の都合上、図1および図2において、図中の左側を「先端」、右側を「基端」として説明する。
また、本発明の注射針組立体の製造方法の実施形態を説明する前に、まずは、その注射針組立体の製造方法によって製造される注射針組立体の実施形態について説明する。
図1に示すように、注射針組立体(導液具)1は、金属製の注射針(中空針)3と、この注射針3が固定(固着)されたハブ(キャップホルダ)2とを有している。本実施形態では、注射針3は、接着剤7によりハブ2に接着されている。
この注射針組立体1は、例えば特開平9−225031号公報等に開示される定量分与器や、予め薬液が収納(収容)されているプレフィルドシリンジ(薬液収納器具)の先端部に、着脱自在に装着して使用される。以下、代表的に、注射針組立体1を定量分与器に装着して使用する場合を例に挙げて説明する。
図2に示すように、定量分与器100は、薬液300を収容したカートリッジ400をシリンジ本体200内に収納して使用するものである。
薬液300としては、例えば、インスリン(インスリン製剤)、ビタミン剤(総合ビタミン剤)、各種アミノ酸、ヘパリンのような抗血栓剤、抗生物質、抗腫瘍剤、鎮痛剤、強心剤、静注麻酔剤、抗パーキンソン剤、潰瘍治療剤、副腎皮質ホルモン剤、不整脈用剤、補正電解質等が挙げられる。
カートリッジ400は、筒状のカートリッジ本体410と、ガスケット420と、接続部430とを有している。カートリッジ本体410の一端には底部411が、他端には開口が形成されている。
カートリッジ本体410の外径は、シリンジ本体200の内径とほぼ等しく、カートリッジ本体410の内腔には、ガスケット420が液密に摺動し得るように挿入されている。
ガスケット420と、カートリッジ本体410の内壁とによって画成される空間440内には、前述したような薬液300が充填されている。カートリッジ本体410の底部411には、接続部430が設けられている。
図2に示すように、接続部430は、カートリッジ本体410の底部411に形成された孔412と、該孔412の開口側に設けられた収納部432と、収納部432内に液密に収納される栓体431とを有している。
収納部432は、孔412の内壁に所定の間隔で形成された突起433、434によって、その間に形成されている。
栓体431の構成材料は、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴム、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいは、それらの混合物等が挙げられる。また、栓体431は、複数層の積層体で構成されたものであってもよい。
一方、カートリッジ400を収納するシリンジ本体200には、先端部分にカートリッジ400を挿入するための挿入口210が形成されている。この挿入口210の内周面には、周方向に溝220が形成されており、該溝220によって、ホルダー蓋230を装着する装着部が構成されている。
ホルダー蓋230は、一端に開口231を有する有底筒状の部材で構成されている。
ホルダー蓋230の開口231の外周面には、周方向に連続して形成された突起232が設けられており、この突起232によって嵌合部が構成されている。
また、ホルダー蓋230の底部側の外周面には、後述する注射針組立体1のハブ2の内周面に形成されたネジ山21が螺合するネジ溝234が形成されている。
また、ホルダー蓋230の底部には、中央に孔233が形成されている。
ホルダー蓋230にハブ2を螺合させることにより、注射針組立体1が定量分与器100の先端部に装着される。
注射針組立体1を定量分与器100に装着した状態では、注射針3の基端部(第1の針先5)が栓体431を刺通する。これにより、定量分与器100の内部と外部とが、注射針3の内腔部を介して連通する。そして、定量分与器100のプランジャ500を押圧してガスケット420を先端方向へ移動させることにより、薬液300を定量分与器100内から排出することができる。
注射針組立体1のハブ2は、有底筒状をなすハブ本体23と、ハブ本体23の底部の先端側および基端側にそれぞれ形成され、その外径がハブ本体23の外径よりも小さい小径部24および25とで構成されている。
ハブ本体23の内周面には、前記口部201のネジ溝202に螺合するネジ山21が形成されている。また、ハブ本体23の底部、小径部24および25には、そのほぼ中心に貫通孔22が形成されている。また、小径部24の先端部には、貫通孔22に連通し、接着剤7が充填される凹部26が形成されている。
この貫通孔22の内腔部には、注射針3が挿通(挿入)され、ハブ2に対して、接着剤7による接着により固定(固着)されている。この場合、注射針3は、その長手方向の途中の位置においてハブ2に固定されている。
なお、注射針3の固定方法は、接着に限らず、この他、例えば、融着(熱融着、超音波融着、高周波融着)、カシメ等の方法を用いてもよい。
ハブ2の構成材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂のような各種樹脂が挙げられる。
図1に示すように、注射針3は、両頭針であり、針本体4と、針本体4の一端(基端)に設けられた鋭利な第1の針先5と、針本体4の他端(先端)(第1の針先5と反対側)に設けられた鋭利な第2の針先6とを有し、これらが一体的に形成されてなるものである。
第1の針先5には、先端面51が形成され、また、第2の針先6には、先端面61が形成されている。換言すれば、注射針3のうち、先端面51が形成されている部分(図1中、長さL1で示される部分)が第1の針先5を構成し、先端面61が形成されている部分(図1中、長さL2で示される部分)が第2の針先6を構成し、それ以外の部分が針本体4を構成する。
注射針3の第1の針先5は、ハブ2の内側に突出し、第2の針先6は、ハブ2の外側に突出している。すなわち、第1の針先5は、ハブ2の基端側に位置し、第2の針先6は、ハブ2の先端側に位置している。
この注射針3の第1の針先5は、前述した定量分与器100の栓体431に刺通して使用され、一方、第2の針先6は、生体(例えば、血管、皮下等)に穿刺して使用される。
第1の針先5は、管状部材を斜めにカットしたような形状をなしている。すなわち、第1の針先5には、注射針3の中心軸に対して傾斜する先端面51が形成されている。この先端面51には、刃(刃面)が形成されているのが好ましい。これにより、第1の針先5の先端部52における刺通抵抗を低減させることができ、栓体431の刺通がより容易となる。
また、第2の針先6は、管状部材を斜めにカットしたような形状をなしている。すなわち、第2の針先6には、注射針3の中心軸に対して傾斜する先端面61が形成されている。この注射針3は、第2の針先6を生体に穿刺して使用することから、その先端面61には、刃(刃面)が形成されているのが好ましい。これにより、患者の苦痛をより低減させることができる。
なお、この注射針組立体1では、第1の針先5と第2の針先6との少なくとも一方に、刃が形成されている。
また、この注射針3では、その中心軸が、第1の針先5および第2の針先6まで、すなわち、先端から基端まで(全体に渡って)、ほぼ一直線となっている。これにより、第1の針先5および第2の針先6の双方における刺通抵抗の増大を防止することができる。
また、注射針3は、内径(直径)の異なる2以上の部位を有し、かつ外径(直径)の異なる2以上の部位を有している。
具体的には、注射針3の内径(直径)および外径(直径)は、その基端において最大、先端において最小であり、基端側から先端側に向かって(先端方向に向かって)漸減している。すなわち、注射針3の基端(一端側)の内径および外径は、先端(他端側)の内径および外径よりも大きく、注射針3は、その内径および外径の大きい方の端部(一端側)がハブ2の基端側に位置するように、ハブ2に固定されている。
このような構成により、内径および外径が一定の注射針に比べ、注射針3の内部流路(内腔部)の容積を十分に確保しつつ、生体に穿刺される第2の針先6の外径が増大するのを防止することができる。このため、注射針3では、薬液300の通過抵抗が増大するのを防止しつつ、患者に対する痛みを低減させることができるという優れた効果が発揮される。
かかる観点からは、注射針3の各部の寸法は、例えば、次のように設定される。
なお、以下、先端面51(第1の針先5)および先端面61(第2の針先6)の針本体4側の端部(針本体4との境界部)のことを、それぞれ、先端面51(第1の針先5)の根元部および先端面61(第2の針先6)の根元部と言う。
注射針3の最大外径である注射針3の最も基端側の外径、すなわち、第1の針先5の根元部外径(図1中、直径φ1)は、6mm以下であるのが好ましく、0.3〜0.6mm程度であるのがより好ましく、0.35〜0.6mm程度であるのがさらに好ましい。
注射針3の最大内径である注射針3の最も基端側の内径、すなわち、第1の針先5の根元部内径(図1中、直径φ2)は、5mm以下であるのが好ましく、0.2〜0.5mm程度であるのがより好ましく、0.25〜0.5mm程度であるのがさらに好ましい。
第1の針先5の長さ(図1中、長さL1)は、3mm以下であるのが好ましく、0.5〜1.5mm程度であるのがより好ましく、0.5〜1.2mm程度であるのがさらに好ましい。
一方、注射針3の最小外径である注射針3の最も先端側の外径、すなわち、第2の針先6の根元部外径(図1中、直径φ3)は、3mm以下であるのが好ましく、0.3mm以下であるのがより好ましく、0.1〜0.25mm程度であるのがさらに好ましく、0.1〜0.22mm程度であるのが特に好ましい。
注射針3の最小内径である注射針3の最も先端側の内径、すなわち、第2の針先6の根元部内径(図1中、直径φ4)は、2mm以下であるのが好ましく、0.05〜0.15mm程度であるのがより好ましく、0.05〜0.1mm程度であるのがさらに好ましい。
第2の針先6の長さ(図1中、長さL2)は、3mm以下であるのが好ましく、0.2〜2.0mm程度であるのがより好ましく、0.5〜1.5mm程度であるのがさらに好ましい。
また、注射針3の内表面のJIS−B−0601−1994による表面粗さの最大高低差(Rf)は、3μmであるのが好ましく、2μm以下であるのがより好ましく、1μm以下であるのがさらに好ましく、0.1〜1μm程度であるのが特に好ましい。
このような注射針3の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金等の金属材料が挙げられる。
なお、本発明では、例えば、注射針3の基端(一端側)の内径および外径が、先端(他端側)の内径および外径よりも小さく、注射針3は、その内径および外径の小さい方の端部(一端側)がハブ2の基端側に位置するように、ハブ2に固定されていてもよい。
また、本発明では、注射針3の形状や構造は、前述したものに限定されず、例えば、下記のものであってもよく、また、前述したものや下記のもののうちの2以上の構成を任意に組み合わせたものであってもよい。
(1)注射針の一方の端部には、鋭利な針先および刃が形成されておらず、他方の端部のみに鋭利な針先および刃を有しているもの。
(2)注射針の一方の端部には、鋭利な針先が形成されているが、刃は形成されておらず、他方の端部のみに鋭利な針先および刃を有しているもの。
(3)内径がすべて一定のもの。この場合は、内径(直径)は、2mm以下であるのが好ましく、0.1〜1.5mm程度であるのがより好ましく、0.1〜1.0mm程度であるのがさらに好ましい。
(4)内径が一定の部位を一部に有するもの。
(5)内径の異なる2以上の部位を有し、その2以上の部位の少なくとも1つは、長手方向に沿って所定の長さを有するもの。
(6)内径が基端側から先端側に向かって(先端方向に向かって)漸減する部位を一部に有するもの。
(7)内径が、その基端において最大、先端において最小であり、基端側から先端側に向って漸減する部位を一部に有するもの。
(8)内径が基端側から先端側に向かって(先端方向に向かって)漸増する部位を一部に有するもの。
(9)内径が、その基端において最小、先端において最大であり、基端側から先端側に向って漸増しているもの。
(10)内径が、その基端において最小、先端において最大であり、基端側から先端側に向って漸増する部位を一部に有するもの。
(11)基端(一端側)の内径が、先端(他端側)の内径よりも小さいもの。
以下、注射針3(注射針組立体1)の他の2つの構成例(実施形態)を説明する。
図3は、本発明の注射針組立体の他の実施形態を示す断面図、図4は、図3に示す注射針組立体の注射針の第1の針先を拡大して示す側面図、図5は、図4に示す第1の針先の正面図である。
なお、図4は、図3と左右反対に示されている。また、説明の都合上、図3において、図中の左側を「先端」、右側を「基端」、図4において、図中の左側を「基端」、右側を「先端」として説明する。
また、以下の説明では、前述した図1に示す注射針3(注射針組立体1)との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
この注射針3では、その中心軸が、第2の針先6および針本体4においてほぼ一直線となっており、第1の針先5において湾曲または屈曲している。
針本体4は、その中央部付近に、内径および外径が先端方向に向かって漸減する部分を有し、当該部分以外の部分においては、内径および外径がほぼ一定となっている。これにより、注射針3は、第2の針先6側の内径および外径が、第1の針先5側の内径および外径より小さくなっている。
このような構成により、注射針3の内部流路(内腔部)の容積を十分に確保しつつ、生体に穿刺される第2の針先6の外径が増大するのを防止することができる。このため、注射針3では、薬液300の通過抵抗が増大するのを防止しつつ、患者に対する痛みを低減させることができるという優れた効果が発揮される。
かかる観点からは、注射針3の各部の寸法は、例えば、次のように設定される。
注射針3の最大外径である針本体4の第1の針先5側の外径、すなわち、第1の針先5の根元部外径(図3中、直径φ1)は、6mm以下であるのが好ましく、0.3〜0.6mm程度であるのがより好ましく、0.35〜0.6mm程度であるのがさらに好ましい。
注射針3の最大内径である針本体4の第1の針先5側の内径、すなわち、第1の針先5の根元部内径(図3中、直径φ2)は、5mm以下であるのが好ましく、0.2〜0.5mm程度であるのがより好ましく、0.25〜0.5mm程度であるのがさらに好ましい。
第1の針先5の長さ(図3中、長さL1)は、3mm以下であるのが好ましく、0.5〜1.5mm程度であるのがより好ましく、0.5〜1.2mm程度であるのがさらに好ましい。
一方、注射針3の最小外径である針本体4の第2の針先6側の外径、すなわち、第2の針先6の根元部外径(図3中、直径φ3)は、3mm以下であるのが好ましく、0.3mm以下であるのがより好ましく、0.1〜0.25mm程度であるのがさらに好ましく、0.1〜0.22mm程度であるのが特に好ましい。
注射針3の最小内径である針本体4の第2の針先6側の内径、すなわち、第2の針先6の根元部内径(図3中、直径φ4)は、2mm以下であるのが好ましく、0.05〜0.15mm程度であるのがより好ましく、0.05〜0.1mm程度であるのがさらに好ましい。
第2の針先6の長さ(図3中、長さL2)は、3mm以下であるのが好ましく、0.2〜2.0mm程度であるのがより好ましく、0.5〜1.5mm程度であるのがさらに好ましい。
なお、注射針3の内表面のJIS−B−0601−1994による表面粗さの最大高低差(Rf)や、構成材料は、前述した注射針3と同様である。
この注射針3は、第1の針先5の形状に特徴を有している。以下、この点(特徴)について、図4を参照しつつ説明する。
図4に示す第1の針先5は、その先端面51が、その根元部(アゴ部)付近に針本体4の中心軸O(以下、単に「中心軸O」と言う。)側に凹没する凹曲面511を有している。
先端面51が凹曲面511を有することにより、先端面51の基端における立ち上がり、すなわち、第1の針先5の側面視で、凹曲面511の基端における接線と中心軸Oとのなす角度(図4中、角度θ1)を十分に大きく設定することができる。
このように、角度θ1を大きく設定することにより、第1の針先5を栓体431に刺通した際に、その根元部(基端部)付近で栓体431を切断することを防止すること、すなわち、刺通部分を第1の針先5の全周で円柱状に切り取ってしまうことを防止することができる。
これにより、栓体431の円柱状に切り取られた部分が、針先の内腔部に詰まること(コアリングの発生)を防止することができる。
さらに、この注射針3では、第1の針先5は、その先端部52の中心線Cと中心軸Oとが鋭角(図4中、角度α)をなし、図5に示すように、その先端53が正面視で針本体4の外形より内側、かつ、先端53を通る縦断面(図4に示す断面)で見たとき中心軸Oより先端面51の根元部側(図4中上側)に位置するように、凹曲面511が設けられた部分において屈曲または湾曲している。
まず、第1の針先5を、凹曲面511が設けられた部分において屈曲または湾曲させることにより、この屈曲部または湾曲部において、第1の針先5が側方に突出するように変形するのを防止することができる。すなわち、図5に示すように、第1の針先5の正面視での外形をほぼ円形とすることができる。これにより、第1の針先5により栓体431を穿刺する際に、引っかかりが生じるのを防止することができる。
また、先端部52の中心線Cと中心軸Oとが鋭角をなすことにより、第1の針先5は、側方(図示では上方)に開口することとなる。このように、第1の針先5が側方に開口すること、すなわち、先端に開口しないことにより、前述したようなコアリングの発生をより確実に防止することができる。
そして、この注射針3では、第1の針先5の先端53が、正面視で針本体4の外形より内側、かつ、先端53を通る縦断面で見たとき中心軸Oより先端面51の根元部側に位置するようになっている。
これにより、注射針3の第1の針先5側を栓体431に穿刺すると、第1の針先5の先端部52が栓体431を穿刺するとともに、先端部52の先端面51と反対側の面(図4および図5中、下側の面)54が栓体431の表面を押圧して、栓体431の表面に窪みが生じる。これにより、第1の針先5の先端部52による栓体431の穿刺部位が徐々に押し広げられていき、注射針3が栓体431を刺通する。
このように、この注射針3では、凹曲面511(第1の針先5の先端面51)の根元部が強く栓体431の表面に接触(当接)することが防止または抑制されるので、栓体431の硬度に関わらず、コアリングの発生を確実に防止することができる。
なお、注射針3により刺通した栓体431の表面には、貫通跡を中心に、円弧状のキズが形成される。
また、かかるキズは、注射針3を硬度45度のブロモブチルゴム製のシート(厚さ2mm)に穿刺角度90°で刺通したとき、その長さが針本体4の外径の2倍以下であるのが好ましく、1.5倍以下であるのがより好ましく、1倍以下であるのがさらに好ましい。注射針3がこのような条件を満足するものであることにより、前記効果がより顕著に発揮される。
前記角度θ1は、特に限定されないが、45〜90°程度であるのが好ましく、60〜90°程度であるのがより好ましい。角度θ1が小さ過ぎると、コアリングの発生を防止する効果が十分に発揮されない場合があり、一方、角度θ1が大き過ぎると、第1の針先5で栓体を刺通する際に、その根元部付近において栓体への引っかかりが生じ易くなる傾向を示す。
凹曲面511の曲率半径(平均)は、特に限定されないが、0.05〜0.3mm程度であるのが好ましく、0.05〜0.2mm程度であるのがより好ましい。凹曲面511の曲率半径(平均)が小さ過ぎると、コアリングの発生を防止する効果が低くなり、一方、凹曲面511の曲率半径(平均)が大き過ぎると、前記角度θ1を大きくすることが困難となり、コアリングの発生を防止する効果が十分に発揮されない場合がある。
また、前記角度αも、特に限定されないが、10〜60°程度であるのが好ましく、30〜45°程度であるのがより好ましい。角度αが小さ過ぎると、第1の針先5の長さが必要以上に大くなり、その構成材料等によっては、強度が低下するおそれがあり、一方、角度αが大き過ぎると、第1の針先5により栓体を刺通するのが困難となるおそれがある。
また、先端面51の先端部には、凹曲面511に連続し、かつ、中心軸Oに対して傾斜する平坦面512を有している。先端面51が平坦面512を有することにより、前記凹曲面511の機能を好適に発揮し得るように、凹曲面511を形成することが容易となる。
この平坦面512と中心軸Oとのなす角度(図4中、角度θ2)は、特に限定されないが、45°以下であるのが好ましく、10〜30°程度であるのがより好ましい。角度θ2を前記範囲とすることにより、凹曲面511を所望の形状により容易かつ確実に形成することができる。
また、第1の針先5の根元部は、この根元部より基端側直近の注射針3(針本体4)の外周面より外側に突出しないよう構成されている。これにより、第1の針先5で栓体431を刺通する際に、その根元部付近における栓体431への引っかかりが生じるのを防止することができる。
なお、注射針3の第1の針先5の先端面51の先端側の部分(例えば、平坦面512や凹曲面511の先端側部分等)には、刃(刃面)が形成されているのが好ましい。これにより、第1の針先5の先端部52における刺通抵抗を低減させることができ、栓体431の刺通がより容易となる。
次に、注射針3(注射針組立体1)の他の構成例(実施形態)を説明する。
図6は、本発明の注射針組立体の他の実施形態における注射針の第1の針先を拡大して示す側面図である。
なお、説明の都合上、図6において、図中の左側を「基端」、右側を「先端」として説明する。
また、以下の説明では、前述した図3に示す注射針3(注射針組立体1)との相違点を中心に説明し、同様の事項については、その説明を省略する。
図6に示す注射針3では、その中心軸Oが、第1の針先5および第2の針先6まで、すなわち、先端から基端まで(全体に渡って)、ほぼ一直線となっている。これにより、第1の針先5および第2の針先6の双方における刺通抵抗の増大を防止することができる。
また、第1の針先5には、注射針3の中心軸に対して傾斜する先端面51が形成されている。この先端面51には、刃(刃面)が形成されているのが好ましい。これにより、第1の針先5の先端部52における刺通抵抗を低減させることができ、栓体431の刺通がより容易となる。
この注射針3の第1の針先5は、その先端面51が、その根元部(アゴ部)付近に中心軸O側に凹没する凹曲面511と、その先端部に凹曲面511に連続する平坦面512とを有している。これにより、コアリングの発生を防止することができる。
平坦面512は、中心軸Oに対して傾斜しており、その基端が凹曲面511に連続している。先端面51がこのような平坦面512を有することにより、第1の針先5の刺通抵抗をより低減させることができ、また、前記凹曲面511の機能を好適に発揮し得るように、凹曲面511を形成することが容易となる。
この平坦面512と中心軸Oとのなす角度(図6中、角度θ2)は、特に限定されないが、30°以下であるのが好ましく、10〜30°程度であるのがより好ましい。角度θ2を前記範囲とすることにより、前述したような効果をより向上させることができる。なお、角度θ2が大き過ぎると、第1の針先5の刺通抵抗の増大を招き好ましくない。
なお、注射針3の第1の針先5の先端面51の先端側の部分(例えば、平坦面512や凹曲面511の先端側部分等)には、刃(刃面)が形成されているのが好ましい。これにより、第1の針先5の先端部52における刺通抵抗を低減させることができ、栓体431の刺通がより容易となる。
第1の針先5の刺通抵抗は、できるだけ小さいのが好ましく、具体的には、次のようなものであるのが好ましい。
すなわち、被穿刺体として、厚さ0.5mmのシリコーンゴムシートを用意し、かかる被穿刺体に対して、穿刺角度90°、穿刺速度10mm/minで第1の針先5を刺通する。このときの第1の針先5の被穿刺体に対する刺通抵抗の最大荷重が、35gf以下であるのが好ましく、5〜30gf程度であるのがより好ましく、20〜30gf程度であるのがさらに好ましい。第1の針先5の刺通抵抗の最大荷重が前記範囲であれば、第1の針先5により、栓体431を良好に刺通することができる。
次に、本発明の注射針組立体の製造方法の実施形態、すなわち、図1に示す注射針組立体1の製造方法を説明する。
図7は、本発明の注射針組立体の製造方法の実施形態を示す工程図、図8〜図11は、それぞれ、図7に示す注射針組立体の製造方法のプレス成形工程を示す図、図12は、図7に示す注射針組立体の製造方法の分離工程を示す図、図13は、図7に示す注射針組立体の製造方法の刃付け工程を示す図である。また、図13(b)は、図13(a)中のA−A線での断面図である。
なお、特に、図8〜図11では、展開形状体や管体は、管体の径が実際よりも大きく誇張されて記載されている。
図7に示すように、注射針組立体1の製造方法は、帯状をなす金属製の板材をプレス成形機に受け入れる受入工程と、前記プレス成形機により、前記板材を連続的にプレス成形し、その板材に一部が繋がった状態の複数の管体を得るプレス成形工程と、前記管体の継ぎ目の部分を溶接または接着剤により接着する接合工程と、前記管体の中心軸が略直線になるようにその管体の形状を矯正する矯正工程と、前記板材から前記管体を分離する分離工程と、前記管体の少なくとも一方の端部に刃(刃面)を形成して、注射針を形成する刃付け工程と、前記注射針を洗浄する洗浄工程と、前記注射針をハブに固定して、注射針組立体を組み立てる組立工程と、前記注射針組立体を検査する検査工程と、前記注射針組立体を所定数まとめて包装する包装工程と、前記包装された注射針組立体を滅菌する滅菌工程とを有している。以下、これらの各工程について順次説明する。
[1]受入工程
帯状をなす金属製の板材を図示しないプレス成形機に受け入れる。この場合、図示しない移動機構により、プレス成形機に対して板材をその長手方向に沿って移動させ、板材の成形箇所をプレス成形機の成形位置に位置させる。すなわち、まずは、板材のうちの後述する展開形状体が打ち抜かれる部位を、プレス成形機の展開形状体の打ち抜きを行う後述する打ち抜き部の位置に配置させる。
なお、板材の構成材料としては、前述したように、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金等の金属材料が挙げられる。
[2]プレス成形工程
プレス成形工程は、プレス成形機により、板材から、管体を展開した形状をなす展開形状体を板材に一部が繋がった状態で打ち抜く第1工程と、プレス成形機により、この展開形状体を少なくとも1回、凸型と凹型とを用いて湾曲させ、管状に成形して、板材に一部が繋がった状態の管体を得る第2工程とを有している。図11に示すように、この管体9は、本実施形態では、内径(直径)および外径(直径)が、その一端において最大、他端において最小であり、前記一端から前記他端に向かって漸減している。
本実施形態では、前記プレス成形機として、板材8から、管体9を展開した形状をなす展開形状体81を板材8に一部が繋がった状態で機械的に打ち抜く図示しない打ち抜き部と、打ち抜き部により打ち抜かれた展開形状体81を、凹型(金型)111と凸型(金型)112とを用いて湾曲させる第1の曲げ部11と、第1の曲げ部11により湾曲させられた展開形状体81を、凹型(金型)121と凸型(金型)122とを用いてさらに湾曲させる第2の曲げ部12と、第2の曲げ部12により湾曲させられた展開形状体81を、管体9の外形に対応した形状の1対の凹型(金型)131、132を用いてさらに湾曲させ、管状(管体9の形状)に成形する第3の曲げ部13とを有する連続プレス成形機を用いる(図8〜図11参照)。
このプレス成形工程では、まずは、図8に示すように、板材8のうちの展開形状体81が打ち抜かれる部位が、打ち抜き部の位置に配置された状態で、その打ち抜き部により、板材8から、管体9を展開した形状をなす展開形状体81を打ち抜く。この場合、展開形状体81は、管体9の長手方向が板材8の長手方向に対して略垂直な方向(幅方向)となり、かつ、展開形状体81の一部、すなわち、展開形状体81の、板材8の長手方向に対して略垂直な方向の一方の端部の中央部と、他方の端部の中央部とが、それぞれ、接続部82を介して板材8に繋がった状態で打ち抜かれる。以下、板材8の長手方向に対して略垂直な方向を、単に、「板材8の幅方向」とも言う。
次に、図9に示すように、図示しない移動機構により、プレス成形機に対して板材8をその長手方向に沿って移動させ、打ち抜き部により打ち抜かれた展開形状体81を、第1の曲げ部11の位置に配置させるとともに、板材8のうちの展開形状体81が次に打ち抜かれる部位を、打ち抜き部の位置に配置させる。
そして、第1の曲げ部11の凹型111および凸型112により、管体9の長手方向が板材8の幅方向となるように、展開形状体81をプレス加工して湾曲させる。また、これと同時に、前述したように、打ち抜き部により、板材8から展開形状体81を打ち抜く。
次に、図10に示すように、図示しない移動機構により、プレス成形機に対して板材8をその長手方向に沿って移動させ、第1の曲げ部11により湾曲させられた展開形状体81を、第2の曲げ部12の位置に配置させ、打ち抜き部により打ち抜かれた展開形状体81を、第1の曲げ部11の位置に配置させるとともに、板材8のうちの展開形状体81が次に打ち抜かれる部位を、打ち抜き部の位置に配置させる。
そして、第2の曲げ部12の凹型121および凸型122により、管体9の長手方向が板材8の幅方向となるように、展開形状体81をプレス加工してさらに湾曲させる。また、これと同時に、前述したように、第1の曲げ部11により、展開形状体81をプレス加工して湾曲させるとともに、打ち抜き部により、板材8から展開形状体81を打ち抜く。
次に、図11に示すように、図示しない移動機構により、プレス成形機に対して板材8をその長手方向に沿って移動させ、第2の曲げ部12により湾曲させられた展開形状体81を、第3の曲げ部13の位置に配置させ、第1の曲げ部11により湾曲させられた展開形状体81を、第2の曲げ部12の位置に配置させ、打ち抜き部により打ち抜かれた展開形状体81を、第1の曲げ部11の位置に配置させるとともに、板材8のうちの展開形状体81が次に打ち抜かれる部位を、打ち抜き部の位置に配置させる。
そして、第3の曲げ部13の凹型131および132により、管体9の長手方向が板材8の幅方向となるように、展開形状体81をプレス加工してさらに湾曲させ、管状(管体9の形状)に成形する。また、これと同時に、前述したように、第2の曲げ部12により、展開形状体81をプレス加工してさらに湾曲させ、第1の曲げ部11により、展開形状体81をプレス加工して湾曲させるとともに、打ち抜き部により、板材8から展開形状体81を打ち抜く。
以下、同様にして、図示しない移動機構により、プレス成形機に対して板材8をその長手方向に沿って移動させ、打ち抜き部、第1の曲げ部11、第2の曲げ部12、および第3の曲げ部13により、連続的にプレス成形し、板材8に一部が繋がった状態の複数の管体9、すなわち、板材8に、1対の接続部82を介して板材8の幅方向の両端部が繋がった状態の複数の管体9を得る。
このようにして、プレス成形工程においては、管体9の長手方向が、板材8の長手方向に対して略垂直な方向(幅方向)となり、板材8の長手方向に沿って、複数の管体9が、略等間隔で並設される。
また、プレス成形工程においては、管体9の径の小さい方の端部を板材8に接続する接続部82が図中上側に向って変形することにより、管体9の径の小さい方の端部が図中上側に所定量移動し、これにより、管体9の中心軸と、板材8の表面(平面)とが略平行になる。
このように、プレス成形工程において、板材8を連続的にプレス成形して管体9を成形するので、容易かつ迅速に、複数の管体9を製造することができ、これにより生産性を向上させることができる。
なお、本発明では、管体9の径の大きい方の端部を板材8に接続する接続部82が図中下側に向って変形することにより、管体9の径の大きい方の端部が図中下側に所定量移動し、これにより、管体9の中心軸と、板材8の表面とが略平行になるようにしてもよい。また、管体9の径の小さい方の端部を板材8に接続する接続部82が図中上側に向って変形し、かつ、管体9の径の大きい方の端部を板材8に接続する接続部82が図中下側に向って変形することにより、管体9の径の小さい方の端部が図中上側に所定量移動し、かつ、管体9の径の大きい方の端部が図中下側に所定量移動し、これにより、管体9の中心軸と、板材8の表面とが略平行になるようにしてもよい。
また、本発明では、第3の曲げ部13が、凹型131と凹型132との間(凹型131、32の内部)に位置し、管体9の内形に対応した形状の図示しない中子(金型)をさらに有しており、この中子が管体9の内腔に位置するように配置して、展開形状体81をプレス加工して湾曲させ、管状に成形してもよい。
また、本発明では、プレス成形機の曲げ部の数、すなわち、展開形状体81から管体9を得るまでに行なう、異なる型を用いたプレス加工の回数は、3回に限らず、2回以下でもよく、また、4回以上でもよい。
また、本発明では、板材8から展開形状体81を打ち抜く方法は、機械的に打ち抜く方法に限定されず、例えば、レーザ等を用いて打ち抜いてもよい。
[3]接合工程
接合工程では、各管体9の継ぎ目83の部分(図11参照)を溶接または接着剤により接着する。これにより、管体9の継ぎ目83の部分が液密かつ強固に接合する。
この場合、溶接と接着剤による接着とでは、管体9が金属製であることと、管体9の外径が比較的小さいこととから、溶接が好ましい。そして、溶接の際は、母材を含めた接合部(継ぎ目83の部分)を溶融して溶接するのが好ましい。
また、溶接には、各種の溶接(溶接法)を用いることができるが、例えば、炭酸ガスレーザ溶接、YAGレーザ溶接、エキシマレーザ溶接等のレーザ溶接が好ましく、これらのうちでは、安価であり、かつ、微細加工に適した炭酸ガスレーザ溶接またはYAGレーザ溶接が特に好ましい。
[4]矯正工程
矯正工程では、各管体9の中心軸が略直線になるように各管体9の形状を矯正する。
この場合、例えば、所定距離離間して配置された図示しない1対のローラを用い、管体9をその1対のローラの間に配置して通過させる。これにより、管体9は、その中心軸が略直線になるようにローラ間で押え付けられ、矯正される。
なお、本発明では、他の方法により前記矯正を行なってもよい。
[5]分離工程
分離工程では、板材8から各管体9を順次分離する。この場合、管体9は、その管体9と1対の接続部82との境界部において分離される。
板材8から管体9を分離する方法は、特に限定されず、例えば、機械的に切断してもよく、レーザ等を用いて切り離してもよい。
また、分離工程では、管体9の分離と略同時または管体9の分離の後に、各管体9を仮固定し、管体9同士の位置関係を保持する。
この仮固定は、本実施形態では、図12に示すように、管体9の両端部を1対の粘着テープ(仮固定部材)14に貼り付けることで行なう(管体9の長手方向の中央部を除く少なくとも1箇所を粘着テープ14に貼り付けることで行なう)。
仮固定された隣り合う管体9の間隔は、特に限定されず(間隔が無くてもよい)、諸条件に応じて適宜設定されるが、板材8に一部が繋がった状態の隣り合う管体9の間隔よりも小さく設定されるのが好ましい。これにより、各管体9を密に配置することができ、次工程(刃付け工程)において、同時に、多数の管体9に対して、刃を有する針先を形成することができ、これにより生産性を向上させることができる。
この仮固定における隣り合う管体9の間隔は、粘着テープ14の移動量(送りピッチ)を調整することにより、任意に調整することができる。例えば、仮固定における隣り合う管体9の間隔を、板材8に一部が繋がった状態の隣り合う管体9の間隔よりも小さくするには、1つ前の管体9が粘着テープ14に貼り付いてから次の管体9が粘着テープ14に貼りつくまでの粘着テープ14の移動量を、板材8に一部が繋がった状態の隣り合う管体9のピッチ(1つ前の管体9が分離されてから次の管体9が分離されるまでの板材8の移動量)よりも小さく設定する。
[6]刃付け工程
刃付け工程では、各管体9の少なくとも一方の端部に刃(刃面)を形成して、針先を形成することによって、注射針を得る(形成する)。この場合、管体9同士の位置関係を保持した状態で、各管体9に対して同時に刃を形成する。このように、管体9同士の位置関係を保持した状態で刃を形成するので、容易、確実かつ正確に、刃を形成することができ、また、各管体9に対して同時に刃を形成するので、生産性を向上させることができる。
ここで、本実施形態では、刃付け工程において、各管体9をその長手方向の略中央部において保持して、管体9同士の位置関係を保持する。すなわち、図13に示すように、各管体9の略中央部を把持(保持)する長尺状の1対の把持部(保持部)151を有する保持機構15により、1対の粘着テープ14に貼り付けられて仮固定されている管体9同士の位置関係をそのまま保持する。そして、各管体9の一方(図13(a)中上側)の端部の粘着テープ14に貼り付けられていない部位に刃を有する先端面51を形成して、第1の針先5を形成するとともに、他方(図13(b)中下側)の端部の粘着テープ14に貼り付けられていない部位に刃を有する先端面61を形成して、第2の針先6を形成する。これにより、各粘着テープ14は、第1の針先5および第2の針先6が形成された注射針3から除去される。
この先端面51および先端面61の形成方法、すなわち、第1の針先5および第2の針先6の形成方法としては、例えば、ワイヤーカット放電加工のようなワイヤーカット加工、研削加工、切削加工、放電加工等が挙げられるが、これらの中でも、ワイヤーカット加工(特に、ワイヤーカット放電加工)が好ましい。かかる形成方法によれば、所望の形状の先端面51および先端面61を容易かつ確実に形成することができる。
なお、本発明では、この刃付け工程において、例えば、管体9の一方の端部(ハブ2の内側に突出する方の端部)に刃を有する先端面51を形成して、第1の針先5を形成し、他方の端部(ハブ2の外側に突出する方の端部)には、第2の針先6を形成せず、刃付け工程の後(例えば、組立工程において、注射針3をハブ2に固定した後)において、他方の端部に、刃を有する先端面61を形成して、第2の針先6を形成してもよい。
また、この刃付け工程において、例えば、管体9の一方の端部に刃を有していない先端面51を形成して、第1の針先5を形成し、他方の端部に刃を有する先端面61を形成して、第2の針先6を形成してもよい。
また、製造される注射針が両頭針ではなく、一方の端部のみに針先を有する注射針の場合は、この刃付け工程において、管体9の一方の端部または他方の端部のみに、刃を有する先端面を形成して、針先を形成する。
[7]洗浄工程
洗浄工程では、第1の針先5および第2の針先6が形成された注射針3を洗浄する。
注射針3の洗浄方法は、特に限定されず、例えば、電解研磨、化学研磨等を用いることができる。
[8]組立工程
組立工程では、注射針3をハブ2に固定して、注射針組立体1を組み立てる。すなわち、組立工程は、ハブ2に注射針3を挿入する第1工程と、ハブ2と注射針3との接合部に接着剤を塗布し、その接着剤を硬化して、注射針3をハブ2に固定する第2工程と、注射針3に適量の潤滑剤を付着させる第3工程と、注射針3の先端側に、その注射針3を覆う着脱自在のキャップを装着する第4工程と、キャップが装着された組立体を、開口を有するケースに収納する第5工程と、ケースの開口をフィルムで塞いで、そのケースを密封する第6工程とを有している。また、前記3工程は、注射針3に潤滑剤を塗布する工程と、注射針3に塗布された余分な潤滑剤を除去する工程とを有している。
以下、この組立工程について、具体的に、異なる2つの方法、すなわち、第1の組立工程および第2の組立工程をそれぞれ説明する。なお、前記第1工程〜第6工程と、後述する第1の組立工程および第2の組立工程における第1工程〜第8工程との番号は、対応しているとは限らない。
[8−1]第1の組立工程
図14〜図20は、それぞれ、図7に示す注射針組立体の製造方法の第1の組立工程を示す図である。また、図14(a)は、断面図、図14(b)は、平面図、図17(a)は、断面図、図17(b)は、平面図である。
なお、説明の都合上、図15、図16、図18および図19において、図中の上側を「先端」、下側を「基端」、図20において、図中の上側を「基端」、下側を「先端」として説として説明する。
<第1工程>
図14に示す治具31を用意し、図15に示すように、治具31の先端側に、ハブ2のハブ本体23を装着する。
<第2工程>
図15に示すように、ハブ2の貫通孔22の内腔部に、注射針3を第1の針先5から挿入する。この際、注射針3は、第1の針先5が治具31に当接するまで挿入され、第1の針先5は、ハブ2の内側に突出し、第2の針先6は、ハブ2の外側に突出する。すなわち、第1の針先5は、ハブ2の基端側に位置し、第2の針先6は、ハブ2の先端側に位置する。
なお、本発明では、注射針3の向きが前記と逆になっていてもよい。すなわち、第2の針先6が、ハブ2の基端側に位置するようにしてもよい。
<第3工程>
図16に示すように、ハブ2と注射針3との接合部、例えば、ハブ2の凹部26等に接着剤7を塗布し、その接着剤7を硬化して、注射針3をハブ2に固定する。注射針3は、その長手方向の途中の位置において接着剤7によりハブ2に固定される。
<第4工程>
図17に示す治具32を用意し、治具31に装着されている組立体10をその治具31から取り外し、図18に示すように、治具32の先端側に、組立体10のハブ2のハブ本体23を装着する。
<第5工程>
組立体10の注射針3の第2の針先6側に、適量の潤滑剤を付着させる。
この場合、まずは、組立体10の注射針3の第2の針先6側の内周および外周に潤滑剤を塗布する。潤滑剤としては、例えば、シリコーン液(シリコーン油)等を用いることができる。
次に、注射針3に塗布された余分な潤滑剤を除去する。潤滑剤を除去する方法としては、例えば、空気を吹き付ける方法等を用いることができる。
<第6工程>
組立体10の注射針3の第1の針先5側に、適量の潤滑剤を付着させる。
この場合、まずは、組立体10の注射針3の第1の針先5側の内周および外周に潤滑剤を塗布する。潤滑剤としては、例えば、シリコーン液(シリコーン油)等を用いることができる。
次に、注射針3に塗布された余分な潤滑剤を除去する。潤滑剤を除去する方法としては、例えば、空気を吹き付ける方法等を用いることができる。
<第7工程>
図19に示すように、注射針3の第2の先端6側の小径部24に、その注射針3を覆う着脱自在のキャップ41を装着する。キャップ41は、有底の筒状をなしている。
<第8工程>
キャップ41が装着された組立体10を治具31から取り外し、図20に示すように、その組立体10を開口を有するケース42に収納する。
<第9工程>
図20に示すように、ケース42の開口をフィルム43で塞いで、そのケース42を密封する。
[8−2]第2の組立工程
図21〜図24は、それぞれ、図7に示す注射針組立体の製造方法の第2の組立工程を示す図である。
なお、説明の都合上、図22〜図24において、図中の上側を「先端」、下側を「基端」として説として説明する。
<第1工程>
図21に示す治具33および34を用意し、図22に示すように、治具34の先端側に治具33を装着してこれらを組み立てる。そして、治具33の先端側に、ハブ2のハブ本体23を装着する。
<第2工程>
図22に示すように、ハブ2の貫通孔22の内腔部に、注射針3を第1の針先5から挿入する。この際、注射針3は、第1の針先5が治具34に当接するまで挿入され、第1の針先5は、ハブ2の内側に突出し、第2の針先6は、ハブ2の外側に突出する。すなわち、第1の針先5は、ハブ2の基端側に位置し、第2の針先6は、ハブ2の先端側に位置する。
なお、本発明では、注射針3の向きが前記と逆になっていてもよい。すなわち、第2の針先6が、ハブ2の基端側に位置するようにしてもよい。
<第3工程>
図23に示すように、ハブ2と注射針3との接合部、例えば、ハブ2の凹部26等に接着剤7を塗布し、その接着剤7を硬化して、注射針3をハブ2に固定する。注射針3は、その長手方向の途中の位置において接着剤7によりハブ2に固定される。
<第4工程>
図24に示すように、治具33から治具34を取り外す。
<第5工程>
組立体10の注射針3の第1の針先5側に、適量の潤滑剤を付着させる。
この場合、まずは、組立体10の注射針3の第1の針先5側の内周および外周に潤滑剤を塗布する。潤滑剤としては、例えば、シリコーン液(シリコーン油)等を用いることができる。
次に、注射針3に塗布された余分な潤滑剤を除去する。潤滑剤を除去する方法としては、例えば、空気を吹き付ける方法等を用いることができる。
<第6工程>
組立体10の注射針3の第2の針先6側に、適量の潤滑剤を付着させる。
この場合、まずは、組立体10の注射針3の第2の針先6側の内周および外周に潤滑剤を塗布する。潤滑剤としては、例えば、シリコーン液(シリコーン油)等を用いることができる。
次に、注射針3に塗布された余分な潤滑剤を除去する。潤滑剤を除去する方法としては、例えば、空気を吹き付ける方法等を用いることができる。
<第7工程>
注射針3の第2の先端6側の小径部24に、その注射針3を覆う着脱自在のキャップ41を装着する(図19参照)。キャップ41は、有底の筒状をなしている。
<第8工程>
キャップ41が装着された組立体10を治具33から取り外し、その組立体10を開口を有するケース42に収納する(図20参照)。
<第9工程>
ケース42の開口をフィルム43で塞いで、そのケース42を密封する(図20参照)。
[9]検査工程
検査工程では、注射針組立体1に対し、所定の検査を行なう。検査項目としては、例えば、注射針3の曲がり、針長、刃先形状等が挙げられる。
[10]包装工程
包装工程では、注射針組立体1を所定数(複数個)まとめて包装する。
[11]滅菌工程
滅菌工程では、包装された注射針組立体1を滅菌する。
滅菌方法は、特に限定されず、例えば、γ線滅菌、EOG滅菌、オートクレーブ滅菌、感熱滅菌、電子線滅菌等を用いることができる。
以上説明したように、この注射針組立体1の製造方法によれば、注射針組立体1を容易かつ効率良く製造することができ、生産性を向上させることができる。
特に、径(特に、内径)が比較的小さく、径(特に、内径)の異なる2以上の部位を有する注射針3を備えた注射針組立体1を容易かつ効率良く製造することができる。
なお、本発明では、前記接合工程、矯正工程、洗浄工程、検査工程、包装工程および滅菌工程のうちの1以上の工程が省略されていてもよい。
以上、本発明の注射針組立体の製造方法および注射針組立体を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物や、工程が付加されていてもよい。
本発明の注射針組立体の実施形態を示す断面図である。 図1に示す注射針組立体を装着して使用する定量分与器の構成を示す縦断面図である。 本発明の注射針組立体の他の実施形態を示す断面図である。 図3に示す注射針組立体の注射針の第1の針先を拡大して示す側面図である。 図4に示す第1の針先の正面図である。 本発明の注射針組立体の他の実施形態における注射針の第1の針先を拡大して示す側面図である。 本発明の注射針組立体の製造方法の実施形態を示す工程図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法のプレス成形工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法のプレス成形工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法のプレス成形工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法のプレス成形工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の分離工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の刃付け工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第1の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第1の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第1の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第1の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第1の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第1の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第1の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第2の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第2の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第2の組立工程を示す図である。 図7に示す注射針組立体の製造方法の第2の組立工程を示す図である。
符号の説明
1 注射針組立体
2 ハブ
21 ネジ山
22 貫通孔
23 ハブ本体
24、25 小径部
26 凹部
3 注射針
4 針本体
5 第1の針先
51 先端面
511 凹曲面
512 平坦面
52 先端部
53 先端
54 面
6 第2の針先
61 先端面
7 接着剤
8 板材
81 展開形状体
82 接続部
83 継ぎ目
9 管体
10 組立体
11 第1の曲げ部
111 凹型
112 凸型
12 第2の曲げ部
121 凹型
122 凸型
13 第3の曲げ部
131、132 凹型
14 粘着テープ
15 保持機構
151、152 把持部
31〜34 治具
41 キャップ
42 ケース
43 フィルム
100 定量分与器
200 シリンジ本体
201 口部
210 挿入口
220 溝
230 ホルダー蓋
231 開口
232 突起
233 孔
234 ネジ溝
300 薬液
400 カートリッジ
410 カートリッジ本体
411 底部
412 孔
420 ガスケット
430 接続部
431 栓体
432 収納部
433、434 突起
440 空間
500 プランジャ
O 中心軸
C 中心線

Claims (10)

  1. 帯状をなす金属製の板材をプレス成形機に受け入れる受入工程と、
    前記プレス成形機により、前記板材を連続的にプレス成形し、該板材に一部が繋がった状態の複数の管体を得るプレス成形工程と、
    前記板材から前記管体を分離する分離工程と、
    前記管体の少なくとも一方の端部に刃を形成して、注射針を形成する刃付け工程と、
    前記注射針をハブに固定して、注射針組立体を組み立てる組立工程とを有することを特徴とする注射針組立体の製造方法。
  2. 前記分離工程においては、前記管体の分離と略同時または前記管体の分離の後に、前記各管体を仮固定し、前記管体同士の位置関係を保持する請求項1に記載の注射針組立体の製造方法。
  3. 前記注射針は、両頭針であり、前記組立工程においては、前記注射針は、該注射針の長手方向の途中の位置において前記ハブに固定される請求項1または2に記載の注射針組立体の製造方法。
  4. 前記組立工程は、前記ハブに前記注射針を挿入する第1工程と、
    前記ハブと前記注射針との接合部に接着剤を塗布し、該接着剤を硬化して、前記注射針を前記ハブに固定する第2工程と、
    前記注射針に適量の潤滑剤を付着させる第3工程とを有する請求項1ないし3のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
  5. 前記組立工程は、前記第3工程の後に、前記注射針の先端側に、該注射針を覆う着脱自在のキャップを装着する第4工程と、
    前記キャップが装着された組立体を、開口を有するケースに収納する第5工程と、
    前記ケースの開口をフィルムで塞いで、該ケースを密封する第6工程とを有する請求項4に記載の注射針組立体の製造方法。
  6. 前記プレス成形工程と、前記分離工程との間に、前記管体の中心軸が略直線になるように該管体の形状を矯正する矯正工程を有する請求項1ないし5のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
  7. 前記プレス成形工程と、前記分離工程との間に、前記管体の継ぎ目の部分を溶接または接着剤により接着する接合工程を有する請求項1ないし6のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
  8. 前記組立工程の後に、前記注射針組立体を検査する検査工程と、
    前記注射針組立体を所定数まとめて包装する包装工程と、
    前記包装された注射針組立体を滅菌する滅菌工程とを有する請求項1ないし7のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
  9. 前記注射針は、内径の異なる2以上の部位を有し、その最小内径は、2mm以下であり、最大内径は、5mm以下であり、
    前記注射針の一端側の内径および外径は、それぞれ、他端側の内径および外径よりも大きく、
    前記組立工程においては、前記注射針は、該注射針の前記一端側が前記ハブの基端側に位置するように、前記ハブに固定される請求項1ないし8のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の注射針組立体の製造方法により製造されたことを特徴とする注射針組立体。
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