JP2007047586A - カメラモジュールの組立調整装置および組立調整方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズおよび固体撮像素子等の組立調整を効率的に行うことができるカメラモジュールの組立調整装置および組立調整方法を提供する。
【解決手段】複数のレンズ15と固体撮像素子18を備えるカメラモジュール10に対して、レンズ15と固体撮像素子18の調整を行う組立調整装置30は、調整光Lをレンズ15に入射させて、レンズ15を通過後に反射して戻ってくる反射光の光輪の状態によりレンズ15の調整を行うレンズ調整手段50と、検査用のチャート71を固体撮像素子18により撮像し、撮像されたチャートの画像の状態により固体撮像素子18の調整を行う固体撮像素子調整手段70と、を備えている。これにより、レンズの調整と固体撮像素子の調整をそれぞれに対応した組立調整装置により行う必要がなく、一つの組立調整装置により効率的に行うことができる。
【選択図】図2
【解決手段】複数のレンズ15と固体撮像素子18を備えるカメラモジュール10に対して、レンズ15と固体撮像素子18の調整を行う組立調整装置30は、調整光Lをレンズ15に入射させて、レンズ15を通過後に反射して戻ってくる反射光の光輪の状態によりレンズ15の調整を行うレンズ調整手段50と、検査用のチャート71を固体撮像素子18により撮像し、撮像されたチャートの画像の状態により固体撮像素子18の調整を行う固体撮像素子調整手段70と、を備えている。これにより、レンズの調整と固体撮像素子の調整をそれぞれに対応した組立調整装置により行う必要がなく、一つの組立調整装置により効率的に行うことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、レンズおよび固体撮像素子の組立調整を行うカメラモジュールの組立調整装置および組立調整方法に関する。
デジタルカメラや携帯電話等に搭載されるカメラモジュールは、高機能化が進み、高画質の画像を得るために数百万画素といった高い画素数の固体撮像素子が備えられ、また、広角または望遠撮影を可能にするために複数のレンズを駆動させる駆動機構が設けられている。
具体的には、カメラモジュールは、複数のレンズにより構成される光学系、光学系を介して結像される像を電気信号化する撮像素子、複数のレンズを駆動させて像を拡大させるズーム機構、および複数のレンズを駆動させて像の焦点を合わせるフォーカス機構を備えている。
ズーム機構やフォーカス機構等を備えたカメラモジュールにおいては、その機能が高度化するほどレンズの組立調整が撮像画像に大きな影響を与える。したがって、カメラモジュールの広角または望遠撮影等の機能を十分に引き出すためには、ズーム機構やフォーカス機構により駆動される各レンズ、その他のレンズの光学調整を高精度に行う必要がある。そこで、カメラモジュールの光学系を高精度に組立調整するために、様々な組立装置が提案されている。
図8は、従来の複合レンズ組立調整装置の一例を示す概略構成図である。特許文献1には、複合レンズ110の各レンズの位置、角度を調整する技術が開示されている。ここでは、光源171から発する光Lを複合レンズ110に照射し、各レンズを透過した光Lの光輪の状態を検出器172により検知し、光輪の状態に基づき各レンズの位置、角度をステージ175により調整するレンズ組立調整装置100が開示されている。
図9は、従来のカメラモジュールのレンズ組立調整装置の一例を示す概略構成図である。特許文献2では、固体撮像素子218が備えられたカメラモジュール210の各レンズの位置、角度を調整する技術が開示されている。ここでは、カメラモジュール210によりチャート251を撮像し、撮像した画像の状態に基づき各レンズの位置、角度をステージ275により調整するレンズ組立調整装置200が開示されている。
特開2003−114166号公報
特開2005−24996号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、複合レンズに元々固体撮像素子が備えられていないので、固体撮像素子を備え付けた後に、再度、組立調整をする必要があった。そのため、固体撮像素子を調整するための新たな装置が必要であり、また、固体撮像素子を調整する時間を要していた。また、各レンズを透過する光を検知する方法であるため、固体撮像素子を備えたカメラモジュールに対して適用することができなかった。
また、特許文献2に記載の技術では、レンズ枚数が少ない構成やレンズの動作を伴わない簡単な構造のカメラモジュールに対しては、その機能に見合った光学調整を行うことができたが、高機能化されたカメラモジュールに対しては、その機能に見合った光学調整を行うことができず、本来持ち合わせる性能を十分に引き出すことができなかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、レンズおよび固体撮像素子等の組立調整を効率的に行うことができ、また、高精度に行うことができるカメラモジュールの組立調整装置および組立調整方法を提供することを目的とする。
本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置は、複数のレンズと、該レンズを介して撮像する固体撮像素子とを備えるカメラモジュールに対して、前記レンズおよび前記固体撮像素子の調整を行うカメラモジュールの組立調整装置であって、光軸調整用の調整光を前記レンズに入射させて、前記レンズを通過した後に反射して戻ってくる反射光の干渉模様を用いて光軸調整を行うレンズ調整手段と、画像調整用のチャートを前記固体撮像素子により撮像し、撮像された前記チャートの画像の状態により前記固体撮像素子および前記レンズの調整を行う画像調整手段と、を含むことを特徴とする。
この構成により、レンズおよび固体撮像素子の調整を個別の組立調整装置で行う必要がなく、一個の組立調整装置により調整を行うことができる。すなわち、調整光がレンズを通過した後に戻ってくる反射光を利用することにより、レンズ調整手段をカメラモジュールの前方に配置することができ、また、画像調整用のチャートをカメラモジュールの前方に配置するので、レンズ調整手段と画像調整手段を一つの装置に一体化させることができ、連続してレンズ調整および画像調整を行うことができる。
また、本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置は、前記チャートは、格子模様が描画されていることを特徴とする。
この構成により、固体撮像素子によりチャートを撮像することで、格子模様の状態変化を的確に捉えることができるので、固体撮像素子の調整が行いやすい装置となっている。
また、本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置は、前記チャートは、前記レンズに対し遠方に配置された望遠検査用チャートと、前記レンズに対し近接して配置された広角検査用チャートとを含むことを特徴とする。この構成により、広角調査と望遠調査を連続的に行うことができる。
また、本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置は、前記チャートは、前記調整光の光路から外れるように移動自在に配置されていることを特徴とする。この構成により、チャートを移動させるだけで、調整光をレンズに入射させてレンズ調整を行うことができる。また、チャートを所定の位置に戻すことができるので、いつでも、同じ条件で検査を行うことができる。
また、本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置は、前記チャートは、前記調整光が通過する貫通孔が設けられていることを特徴とする。
この構成により、チャートを移動させないでも調整光をレンズに入射させることができ、レンズ調整を行うことができる。また、チャートを移動することで、微妙な位置変動が生じ、撮影される画像には画像ずれが生じ得るが、チャートが固定されることによって、このような画像ずれが生じないので、画像ずれによる検査判断ミスがなくなる。
本発明に係るカメラモジュールの組立調整方法は、複数のレンズと、該レンズを介して撮像する固体撮像素子とを備えるカメラモジュールに対して、前記レンズおよび前記固体撮像素子の調整を行うカメラモジュールの組立調整方法であって、光軸調整用の調整光を前記レンズに入射させて、前記レンズを通過した後に反射して戻ってくる反射光の干渉模様を用いて前記レンズの調整を行うレンズ調整工程と、画像調整用のチャートを前記固体撮像素子により撮像し、撮像された前記チャートの画像の状態により前記固体撮像素子および前記レンズの調整を行う画像調整工程と、を含むことを特徴とする。
この構成により、レンズおよび固体撮像素子の調整を連続的に行うことができる。すなわち、調整光がレンズを通過した後に戻ってくる反射光を利用することにより、レンズ調整手段をカメラモジュールの前方に配置することができ、また、画像調整用のチャートをカメラモジュールの前方に配置するので、カメラモジュールを一箇所に固定した状態のまま、連続してレンズ調整および画像調整を行うことができる。このため、効率的にカメラモジュールの組立調整を行うことができる。
本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置によれば、一つの組立調整装置により各レンズの調整および固体撮像素子の調整を行うことができる。
また、本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置によれば、格子模様の変化を確認することになるので、固体撮像素子の調整が行いやすい。
また、本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置によれば、広角調整と望遠調整を連続して行うことができる。
また、本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置によれば、チャートを移動させるだけで、レンズ調整を行うことができる。
また、本発明に係るカメラモジュールの組立調整装置によれば、チャートを移動させずにレンズ調整を行うことができる。
本発明に係るカメラモジュールの組立調整方法によれば、レンズ調整および固体撮像素子調整を連続して行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
カメラモジュールには、固体撮像素子の光軸方向と撮像方向が一致している直行型のカメラモジュールと、固体撮像素子の光軸方向と撮像方向が垂直である屈曲型のカメラモジュールがある。
カメラモジュールには、固体撮像素子の光軸方向と撮像方向が一致している直行型のカメラモジュールと、固体撮像素子の光軸方向と撮像方向が垂直である屈曲型のカメラモジュールがある。
実施の形態1では、直行型のカメラモジュールの組立調整装置について説明する。まず、直行型のカメラモジュールについて図1に基づいて説明する。
図1は、直行型のカメラモジュールの概略構成図である。カメラモジュール10は、複数のレンズ15から構成される光学系と、結像した像を電気信号に変換する固体撮像素子18とから構成されている。固体撮像素子18は、筐体19の底部に設けられ、その前方に光学系が配置されている。
筐体19は、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、または液晶ポリマー等の樹脂からなり、成形や切削等の加工により製作される。カメラモジュール10の筐体19の大きさは、搭載する電子機器の大きさにより制約を受けるので、光学系および固体撮像素子18の大きさにも制約がかかる。したがって、筐体19の内側に収納される光学系は、筐体19の内側に収まる大きさに設計され、また、広角または望遠機能を有するカメラモジュール10では、レンズ15をどのように駆動させても被写体の像が固体撮像素子18の受光範囲内に収まるように設計されている。
光学系は、被写体に対して合焦させる機能を有するフォーカス光学系11と、像を変倍させる機能を有するズーム光学系12と、固体撮像素子18に結像される像を調整する調整レンズ13とから構成されている。各光学系は、固体撮像素子18から、調整レンズ13、ズーム光学系12、フォーカス光学系11の順に配置されている。
フォーカス光学系11およびズーム光学系12は、複数のレンズ15から構成されており、それぞれの光学系を構成する各レンズ15は偏芯量を抑制するように調整され、接着剤(例えば、紫外線硬化タイプの接着剤等)によりレンズホルダ16に固定されている。なお、各レンズ15は球面形状や非球面形状を有しており、必要に応じてガラスまたはプラスチック等の材料により削り出して、あるいは、成型して作製される。
レンズホルダ16に固定されたレンズ15は、カメラモジュールの外部に設けられる駆動機構によりカメラモジュール10の光軸Jに沿って独立に摺動できるように構成されている。具体的には、カメラモジュール10の外部に設けられたステッピングモータ等の動力がカムやワイヤ等によりレンズホルダ16に伝達されて、レンズ15を駆動するようになっている。
固体撮像素子18は、固体撮像素子18の上に結像した光情報を電気信号に変換するものであり、例えば、CCD(Charge Coupled Devices、以下同様)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor、以下同様)と受光素子とを組み合わせたものが固体撮像素子18として用いられている。
次に、直行型のカメラモジュール10の組立調整装置の構成について説明する。
図2は、直行型のカメラモジュールの組立調整装置の概略構成図である。直行型のカメラモジュール10の組立調整装置30は、フォーカス光学系11およびズーム光学系12の光軸を調整するレンズ調整手段50と、固体撮像素子18の位置、角度を調整する画像調整手段70とを備えており、筐体19にレンズ15や固体撮像素子18等を組み込むときに用いられ、レンズ15や固体撮像素子18等の位置、角度を調整するものである。
レンズ調整手段50は、光軸調整用の調整光Lを発する光源部51と、調整光Lが光学系に入射して反射し戻ってくる反射光を検出する検出部52、およびレンズ15の位置、角度を調整するレンズ調整部55により構成されている。レンズ調整手段50により、フォーカス光学系11のレンズ15やズーム光学系12のレンズ15の位置、角度が調整される。
光源部51は、指向性を有する光を発するものである。光源部51から発せられる光は、調整光Lとしてカメラモジュール10の光学系に照射される。光源部51の光源としては、例えば、半導体レーザやHe−Neレーザなどの指向性を有するものが用いられる。なお、指向性を有さないハロゲンランプなどであってもよい。この場合、光源の前にピンホールを設けることによって指向性を有する光源とする。調整光Lは、カメラモジュール10に照射され、フォーカス光学系11やズーム光学系12を通過してオプティカルフラット(不図示)により正反射される。なお、オプティカルフラットとは、光を散乱させないで反射させる平面を有する部品であり、例えば、固体撮像素子18の前面に設けられてある平面状の保護ガラス等である。
検出部52は、調整光Lの反射光を略直角に反射させるビームスプリッタ52aと、ビームスプリッタ52aにより反射された調整光Lを検出する検出素子(例えば、撮像素子)を備えた検出器52bから構成されている。ビームスプリッタ52aは、光源部51の前方に配置され、調整光Lを透過させ、カメラモジュール10から反射してくる光を直角に反射させるように配置されている。
調整光Lはフォーカス光学系11やズーム光学系12を通過し、オプティカルフラットにより反射して戻ってくるので、検出器52bに映される干渉模様の状態を確認することにより、フォーカス光学系11やズーム光学系12を構成するレンズ15の偏芯度合いを把握することができる。
レンズ調整部55は、フォーカスレンズ調整部55aとズームレンズ調整部55bとから構成されている。フォーカスレンズ調整部55aは、フォーカス光学系11を構成するレンズ15を組立てるときに、調整光Lの干渉模様の状態に基づきレンズ15の位置、角度を調整するものである。ズームレンズ調整部55bは、ズーム光学系12を構成するレンズ15を組立てるときに、調整光Lの干渉模様の状態に基づきレンズ15の位置、角度を調整するものである。フォーカスレンズ調整部55aまたはズームレンズ調整部55bには、レンズ15を光軸と同方向、または垂直な方向に移動させる位置調整部(不図示)、レンズ15の角度を調整させる角度調整部(不図示)が備えられ、これにより、レンズ15を最適な状態に組立調整できる。
画像調整手段70は、画像を調整するために撮像されるチャート71と、撮像された画像の状態により調整レンズ13および固体撮像素子18の位置、角度を調整する画像調整部75により構成されている。画像調整手段70により、調整レンズ13および固体撮像素子18の位置、角度が調整される。
図3は、チャートの正面図である。チャート71は、平面シート状であってカメラモジュール10前方に配置される。カメラモジュール10の方向に向いている面側には、カメラモジュール10に撮像される模様が描画されている。そして、チャート71は、カメラモジュール10から離れた位置に1枚、近接した位置に1枚配置されている。
カメラモジュール10から離れた位置(遠方)に配置されているチャート71は、望遠撮影状態に設定して撮像される望遠用チャート71aである。望遠用チャート71aを撮像して調整レンズ13および固体撮像素子18等を組立調整することにより、望遠撮影状態の設定時における画像のぼやけ等を少なくすることができる。
カメラモジュール10に近接して配置されるチャート71は、広角撮影状態に設定して撮像される広角用チャート71bである。広角用チャート71bを撮像して調整レンズ13および固体撮像素子18等を組立調整することにより、広角撮影状態の設定時における画像のぼやけ等を少なくすることができる。
チャート71には、例えば、格子状の模様が描画されている。格子状の模様が描画されたチャート71を撮像することにより、画像の周辺領域のぼやけ度合いを容易に把握することできるので、画像ぼやけの調整が行い易い。
また、格子状の模様は、画像の歪みを容易に把握できるので、歪みの調整を行い易い。例えば、画像調整手段70により、固体撮像素子18の傾きの調整を行い画像周辺部のぼやけを最適化しても、画像全体が歪んでしまう(ディストーション)場合がある。このとき、撮像されるチャート71の模様が不適切なものであれば、ディストーションを見逃してしまう場合があるが、格子状の模様が描画されたチャート71を用いていれば、画像の歪みを容易に把握することができるので、歪みによる画像の乱れを見逃すことなく、適切に画像調整を行うことができる。
なお、望遠用チャート71aおよび広角用チャート71bは、光源部51とカメラモジュール10との間に設けることが望ましい。チャート71を用いて周辺領域の画像ぼやけの調整するに当たっては、カメラモジュール10とチャート71の間に遮蔽物(例えば、光源部51)があると、チャート71に適切に焦点が合わないので、撮像される画像自体がぼやけてしまう場合があるからである。
この場合、光源部51から発する調整光Lがチャート71により遮られカメラモジュール10に届かないので、各チャート71に調整光Lが通過するための貫通孔71hが設けられる。
または、調整光Lの光路を回避するように、チャート71を移動可能に設けてもよい。この場合、チャート71を移動させる度にチャート配置が変化しないように、ガイドに沿って移動させるようにするのが好ましい。これにより、チャート71の移動によって撮像される画像の位置変化が抑えられるため、調整レンズ13および固体撮像素子18等の組立調整は常に同じ条件で行うことができる。
画像調整部75は、調整レンズ調整部75aと固体撮像素子調整部75bとから構成されている。調整レンズ調整部75aは、筐体19に組み込まれた調整レンズ13を調整するときに、撮像されたチャート71の画像状態に基づき調整レンズ13の位置、角度を調整するものである。固体撮像素子調整部75bは、筐体19に組み込まれた固体撮像素子18を調整するときに、撮像されたチャート71の画像状態に基づき固体撮像素子18の位置、角度を調整するものである。調整レンズ調整部75aには、レンズ15を光軸と同方向、または垂直な方向に移動させる位置調整部(不図示)、レンズ15の角度を調整させる角度調整部(不図示)が備えられ、これにより、レンズ15を最適な状態に配置できる。固体撮像素子調整部75bには、固体撮像素子18の位置を調整する位置調整部(不図示)、角度を調整させる角度調整部(不図示)が備えられ、これにより、固体撮像素子18を最適な状態に配置できる。
この構成により、直行型のカメラモジュール10の組立てにおいて、レンズ15、および固体撮像素子18の光軸調整を簡単にできるので、カメラモジュール10の組立生産効率が向上する。
<実施の形態2>
次に、直行型のカメラモジュールの組立調整方法について図1乃至図4に基づいて説明する。
次に、直行型のカメラモジュールの組立調整方法について図1乃至図4に基づいて説明する。
図4は、直行型のカメラモジュールの組立調整方法の組立調整工程図である。カメラモジュール10の組立調整は、カメラモジュール10の光軸Jを設定する光軸設定工程(S1)、カメラモジュール10の光軸Jに対してフォーカス光学系11、ズーム光学系12、および調整レンズ13の光軸を合わせる光軸調整工程(S2〜S6)、および撮像された画像を確認しながら固体撮像素子18と調整レンズ13の位置、角度を調整する画像調整工程(S7〜S11)からなる。
光軸設定工程(S1)は、光学系を構成するレンズ15等の光学部品を組立る際の基準となる基準光軸を設定する工程である。まず、カメラモジュール10の組立調整装置30において、調整光Lが所定の光路を通過するように基準光軸を設定する(S1)。具体的には、光源部51の調整光Lを所定の位置から発生させて、図示しない反射板(調整光Lに垂直なミラー)に照射させ、反射板から反射してきた反射光をビームスプリッタ52aにより直角に反射させて、検出部52の所定の位置に戻ってくるように設定する。これによって、調整光Lの光路がカメラモジュール10の光学部品(固体撮像素子18、レンズ15等)の配置の基準となる基準光軸として設定される。
光軸調整工程(S2〜S6)では、固体撮像素子18、フォーカス光学系11を構成するレンズ15、ズーム光学系12を構成するレンズ15、および調整レンズ13の光軸を基準光軸に一致するように調整する。
まず、固体撮像素子18の中心位置および角度を調整して固体撮像素子18を配置する(S2)。具体的には、固体撮像素子18は、調整光Lが受光面の中心に垂直に入射するように配置される。これによって、固体撮像素子18の光軸と基準光軸とが一致する。
次に、基準光軸に対してフォーカス光学系11を構成するレンズ15、ズーム光学系12を構成するレンズ15、調整レンズ13を組み込む。このとき、フォーカス光学系11の調整(S3)、ズーム光学系12の調整(S4)、調整レンズ13の調整(S5)を行う。ここでは、各光学系のレンズ15を透過する透過光が固体撮像素子18の中心に位置し、また検出部52に戻ってくる反射光が所定の位置にくるように、それぞれのレンズ15の位置角度を調整する。また、検出器52bにより検出される反射光の干渉模様が同心円状に均等になるように、各光学系のレンズ15の位置、角度の調整をする。すなわち、透過光は、図示しないオプティカルフラット面(例えば、固体撮像素子18の保護ガラス)で反射し、ビームスプリッタ52aにより直角に反射し検出器52b(CCDカメラ等)により検出されることから、透過光が透過するレンズ15の傾き等により、検出器52bにより検出される反射光の干渉模様に歪みが生じることになるので、干渉模様の歪みがなくなるようにレンズ15等を調整することにより、各光学系を最適な状態に配置することができる。
また、フォーカス光学系11およびズーム光学系12においては、各光学系を構成するレンズ15を駆動させて、透過光が固体撮像素子18に照射するスポットの位置が変化しないか確認し、変化する場合には、各レンズ15の位置、角度を調整する。また、検出器52bにより検出される反射光のスポットの位置、形状、干渉模様が変化しないか確認をし、変化する場合には、各レンズ15の位置、角度を調整する(S3:NO、S4:NO)。すなわち、フォーカス光学系11またはズーム光学系12のレンズ15を駆動させても、基準光軸の光路が変化しないようにレンズ15の位置、角度を調整する。
また、調整レンズ13の組み込みの際に、位置、角度の調整が行われるが、フォーカス光学系11およびズーム光学系12の調整後に、再度、調整を行ってもよい。
なお、図4の組立調整工程図では、各調整をフォーカス光学系11の調整(S3)、ズーム光学系12の調整(S4)、調整レンズ13の調整(S5)の順に行う工程を示しているが、フォーカス光学系11の調整(S3)、ズーム光学系12の調整(S4)、または調整レンズ13の調整(S5)のいずれを先に調整を行ってもよい。
また、ズーム光学系12およびフォーカス光学系11を構成するレンズ15の調整が完了した後、各レンズ15をレンズホルダ16に接着剤(例えば、紫外線硬化タイプの接着剤)等により固定する(S6)。このとき、接着剤の硬化によりレンズ15の位置、角度がずれてしまうことがあるので、透過光や反射光のスポット位置/干渉模様が変化していないことを確認しておく。
画像調整工程(S7〜S11)では、検査用のチャート71をカメラモジュール10で撮像し、撮像された画像の状態を確認することにより、調整レンズ13および固体撮像素子18の調整を行う。フォーカス光学系11、ズーム光学系12、および調整レンズ13の調整により基準光軸上において最適化されているが、基準光軸の周辺領域においては一部ぼやけた画像となっているので、周辺領域の画像を調整するために、調整レンズ13および固体撮像素子18の調整が行われる。そこで、基準光軸の周辺領域の撮像状態を確認するために、所定の広さを有した格子状模様が描画されたチャート71を撮像して撮像された画像の周辺領域のぼやけ、歪みを確認することにより、調整レンズ13または固体撮像素子18の調整が行われる。
また、ズーム機能を有するカメラモジュール10においては、ズーム光学系12を広角撮影状態に設定して、広角検査用チャート71bを撮像し、撮像された画像を確認することにより、調整レンズ13または固体撮像素子18の調整が行われる。また、ズーム光学系12を望遠撮影状態に設定して、望遠検査用チャート71aを撮像し、撮像された画像を確認することにより、調整レンズ13または固体撮像素子18の調整が行われる。すなわち、ズーム機能を有するカメラモジュール10においては、通常状態において撮像される画像に比べ、望遠状態または広角状態において撮像される画像が悪化する場合があるので、ズーム光学系12を望遠状態または広角状態に設定して、調整レンズ13または固体撮像素子18の調整が行われる。
広角撮影状態に設定した場合における画像調整では、まず、ズーム光学系12を広角撮影状態に設定し、広角検査用チャート71bをカメラモジュール10の前方に配置し、広角検査用チャート71bを撮像して画像の状態を確認しながら、周辺領域のぼやけ、歪みのない画像となるように、調整レンズ13または固体撮像素子18の調整が行われる(S7)。調整後に再度、広角検査用チャート71bを撮像して画像の問題点が解消されているか確認し(S8)、解消された場合(S8:YES)には、次の作業へ進む。画像の問題点が解消されない場合(S8:NO)には、再度調整レンズ13または固体撮像素子18の調整を行う。
望遠撮影状態に設定した場合における画像調整では、まず、ズーム光学系12を望遠撮影状態に設定し、望遠検査用チャート71aをカメラモジュール10の遠方に配置し、望遠検査用チャート71aを撮像して画像を確認しながら、周辺領域のぼやけ、歪みのない画像となるように、調整レンズ13または固体撮像素子18の調整が行われる(S9)。調整後に再度、望遠検査用チャート71aを撮像して画像の問題点が解消されているか確認し(S10)、解消された場合(S10:YES)には、次の作業へ進む。画像の問題点が解消されない場合(S10:NO)には、再度、調整レンズ13または固体撮像素子18の調整を行う。
次に、調整レンズ13および固体撮像素子18を接着剤(例えば、紫外線硬化タイプの接着剤)等によりカメラモジュール10のレンズホルダ16または筐体19に固定する(S11)。
なお、図4の組立調整工程図では、調整レンズ13の調整を行い、その後、固体撮像素子18の調整を行っている工程を示しているが、いずれの調整を先に行ってもよい。また、広角撮影状態での画像調整または望遠撮影状態での画像調整は、いずれを先に行ってもよい。
<実施の形態3>
実施の形態3では、屈曲型のカメラモジュールの組立調整装置について説明する。
実施の形態3では、屈曲型のカメラモジュールの組立調整装置について説明する。
まず、屈曲型のカメラモジュールについて図5に基づいて説明する。図5は、屈曲型のカメラモジュールの概略構成図である。カメラモジュール10は、撮像方向の光軸を直角に屈曲させる屈曲光学系21と、複数のレンズ15から構成される光学系と、結像した像を電気信号に変換する固体撮像素子18とから構成されている。固体撮像素子18は、筐体19の底部に設けられ、その前方に被写体を固体撮像素子18に結像させる光学系が配置され、さらにその前方に、屈曲光学系21が設けられている。
筐体19、光学系および固体撮像素子18の構成は、実施の形態1と同様であるので、同じ符号を付し、その説明を省略する。
屈曲光学系21は、光軸を略90度方向変換させるミラー22を有している。これにより、被写体からの反射光は、略90度方向変換させて光学系を介して固体撮像素子18に導かれる。したがって、固体撮像素子18の光軸方向に対して垂直な方向の撮像ができる。
具体的には、屈曲型のカメラモジュール10は、厚み方向に制限がある携帯電話や薄型カメラに搭載されている。高機能化されたカメラモジュール10は、複数のレンズ15が組み合わさり光学系が大きくなり、その分、撮像方向に対して厚みが増加し、薄型化した電子機器に搭載できなかったが、屈曲型のカメラモジュール10は光学系が撮像方向に対して垂直に配置され撮像方向に厚みが増加しないので、薄型化した電子機器に搭載できる。
次に、屈曲型のカメラモジュール10の組立調整装置の構成について説明する。
図6は、屈曲型のカメラモジュールの組立調整装置の概略構成図である。屈曲型のカメラモジュール10の組立調整装置30は、屈曲光学系21、フォーカス光学系11およびズーム光学系12の光軸を調整するレンズ調整手段50と、固体撮像素子18の位置、角度を調整する画像調整手段70とを備えており、筐体19にミラー22、レンズ15、固体撮像素子18等を組み込むときに用いられ、ミラー22、レンズ15、固体撮像素子18等の位置、角度を調整するものである。
レンズ調整手段50は、光軸調整用の調整光Lを発する光源部51と、調整光Lが光学系に入射して反射し戻ってくる反射光を検出する検出部52、および、ミラー22とレンズ15の位置、角度を調整するレンズ調整部55により構成されている。レンズ調整手段50により、ズーム光学系12のレンズ15、フォーカス光学系11のレンズ15、屈曲光学系21のミラー22等の位置、角度が調整される。
光源部51および検出部52は、実施の形態1の同様の構成であるので説明を省略する。
レンズ調整部55は、ミラー調整部55cと、フォーカスレンズ調整部55aと、ズームレンズ調整部55bとから構成されている。ミラー調整部55cは、屈曲光学系21を構成するミラー22を組立てるときに、調整光Lの反射戻り位置に基づきミラー22の位置、角度を調整するものである。フォーカスレンズ調整部55aは、フォーカス光学系11を構成するレンズ15を組立てるときに、調整光Lの干渉模様の状態に基づきレンズ15の位置、角度を調整するものである。ズームレンズ調整部55bは、ズーム光学系12を構成するレンズ15を組立てるときに、調整光Lの干渉模様の状態に基づきレンズ15の位置、角度を調整するものである。
ミラー調整部55cには、ミラー22の位置を移動させる位置調整部(不図示)、ミラー22の傾きを調整する角度調整部(不図示)が備えられ、これにより、ミラー22を基準光軸に対して適切な状態に配置できる。フォーカスレンズ調整部55aまたはズームレンズ調整部55bには、レンズ15を光軸と同方向、または垂直な方向に移動させる位置調整部(不図示)、レンズ15の角度を調整させる角度調整部(不図示)が備えられ、これにより、レンズ15を最適な状態に配置できる。
画像調整手段70は、チャート71の画像の状態を確認しながらカメラモジュール10の調整レンズ13および固体撮像素子18の位置、角度を調整するものであり、構成は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
この構成により、屈曲型のカメラモジュール10の組立てにおいて、ミラー22、レンズ15、および固体撮像素子18の光軸調整を簡単にできるので、カメラモジュール10の組立生産効率が向上する。
<実施の形態4>
次に、屈曲型のカメラモジュールの組立調整方法について図5乃至図7に基づいて説明する。
次に、屈曲型のカメラモジュールの組立調整方法について図5乃至図7に基づいて説明する。
図7は、屈曲型のカメラモジュールの組立調整方法の組立調整工程図である。カメラモジュール10の組立調整は、カメラモジュール10の光軸Jを設定する光軸設定工程(S1)、カメラモジュール10の光軸Jに対して屈曲光学系21、フォーカス光学系11、ズーム光学系12、および調整レンズ13の光軸を合わせる光軸調整工程(S2A〜S6)、および撮像された画像を確認しながら固体撮像素子18と調整レンズ13の位置、角度を調整する画像調整工程(S7〜S11)からなる。光軸調整工程および画像調整工程は、実施の形態1に係るカメラモジュール10の組立調整方法と同様であるので、説明を省略する。
光軸設定工程(S1)は、光学系を構成するレンズ15等の光学部品を組立る際の基準となる基準光軸を設定する工程である。まず、カメラモジュール10の組立調整装置30において、調整光Lが所定の光路を通過するように基準光軸を設定する(S1)。具体的には、光源部51の調整光Lを所定の位置から発生させて、図示しない第一反射板(調整光Lに垂直なミラー)に照射させ、反射板から反射してきた反射光をビームスプリッタ52aにより直角に反射させて、検出部52の所定の位置に照射されるように設定する。これによって、調整光Lの光路がカメラモジュール10の光学部品(固体撮像素子18、レンズ15等)の配置の基準となる基準光軸として設定される。
光軸調整工程(S2A〜S6)では、屈曲光学系21、固体撮像素子18、フォーカス光学系11を構成するレンズ15、ズーム光学系12を構成するレンズ15、および調整レンズ13の光軸を基準光軸に一致するように調整する。
まず、基準光軸に対して屈曲光学系21のミラー22の位置、角度を調整して、屈曲光学系21を配置する(S1B)。具体的には、屈曲光学系21を配置し、光源部51から発する調整光Lがミラー22により反射した反射光を図示しない第二反射板(調整光Lに垂直なミラー)に照射させ、第二反射板から反射してきた反射光をミラー22を介してビームスプリッタ52aにより直角に反射させて、検出部52の所定の位置に照射されるように設定する。第二反射板は、基準光軸上に配置される屈曲光学系21から直角な位置に配置され、屈曲光学系21から直角に反射された反射光を正反射させるものである。すなわち、第二反射板は、屈曲光学系21が調整光Lを正確に90度方向反射させているか否かを確認するためのものである。
なお、先にカメラモジュール10の筐体19に屈曲光学系21のミラー22を固定した場合には、基準光軸に合わせて筐体19を配置することもできる。しかしながら、この場合、ミラー22が必ずしも筐体19の主軸に対して45度に配置されるとは限らないため、筐体19が基準光軸に対して斜めに配置されてしまうこともあるので、その後のレンズ15等の配置が全体的に筐体19の主軸に対して斜めに配置されることになり、筐体19の主軸と光学系の基準光軸がずれてしまう。また、筐体19の主軸と光学系の基準光軸がずれた場合には、レンズ15の配置調整に限界が生じ、十分に光学系の調整ができない。そのため、屈曲系のミラー22は、筐体19に固定する前に基準光軸に対して配置調整することが好ましい。
なお、固体撮像素子18、フォーカス光学系11、ズーム光学系12、および調整レンズ13の光軸調整工程(S2B〜S6)は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。また、画像調整工程(S7〜S11)は、実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
10 カメラモジュール
13 調整レンズ
15 レンズ
18 固体撮像素子
30 組立調整装置
50 レンズ調整手段
70 画像調整手段
71 チャート
71a 望遠検査用チャート
71b 広角検査用チャート
71h 貫通孔
L 調整光
13 調整レンズ
15 レンズ
18 固体撮像素子
30 組立調整装置
50 レンズ調整手段
70 画像調整手段
71 チャート
71a 望遠検査用チャート
71b 広角検査用チャート
71h 貫通孔
L 調整光
Claims (6)
- 複数のレンズと、該レンズを介して撮像する固体撮像素子とを備えるカメラモジュールに対して、前記レンズおよび前記固体撮像素子の調整を行うカメラモジュールの組立調整装置であって、
光軸調整用の調整光を前記レンズに入射させて、前記レンズを通過した後に反射して戻ってくる反射光の干渉模様を用いて光軸調整を行うレンズ調整手段と、画像調整用のチャートを前記固体撮像素子により撮像し、撮像された前記チャートの画像の状態により前記固体撮像素子および前記レンズの調整を行う画像調整手段と、を含むことを特徴とするカメラモジュールの組立調整装置。 - 前記チャートは、格子模様が描画されていることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュールの組立調整装置。
- 前記チャートは、前記レンズに対し遠方に配置された望遠検査用チャートと、前記レンズに対し近接して配置された広角検査用チャートとを含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカメラモジュールの組立調整装置。
- 前記チャートは、前記調整光の光路から外れるように移動自在に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のカメラモジュールの組立調整装置。
- 前記チャートは、前記調整光が通過する貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載のカメラモジュールの組立調整装置。
- 複数のレンズと、該レンズを介して撮像する固体撮像素子とを備えるカメラモジュールに対して、前記レンズおよび前記固体撮像素子の調整を行うカメラモジュールの組立調整方法であって、
光軸調整用の調整光を前記レンズに入射させて、前記レンズを通過した後に反射して戻ってくる反射光の干渉模様を用いて前記レンズの調整を行うレンズ調整工程と、画像調整用のチャートを前記固体撮像素子により撮像し、撮像された前記チャートの画像の状態により前記固体撮像素子および前記レンズの調整を行う画像調整工程と、を含むことを特徴とするカメラモジュールの組立調整方法。
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JP2005233441A JP2007047586A (ja) | 2005-08-11 | 2005-08-11 | カメラモジュールの組立調整装置および組立調整方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2005
- 2005-08-11 JP JP2005233441A patent/JP2007047586A/ja active Pending
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