JP2007044626A - 塗膜形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被塗装物に対して高精度に均一な塗膜を形成することができる塗膜形成装置を提供すること。
【解決手段】 円周状の被塗装面を有した基体11の外周面に塗膜を形成する塗膜形成装置であって、基体11を、その軸心方向を上下方向に向けた状態で、下端を保持するチャック機構3と、基体11の外周に同心円状に配置された塗料供給口4aから、塗料を塗布する塗工ノズル4と、塗工ノズル4を上下方向に移動させるノズルアクチュエータ5と、基体11の軸方向一部の内側に配置され、基体11の内面形状を円形に保持するマンドレル6と、マンドレル6を、上下方向に移動させるマンドレルアクチュエータ7と、を設け、マンドレル6と塗工ノズル4とを同期して上下移動させるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 円周状の被塗装面を有した基体11の外周面に塗膜を形成する塗膜形成装置であって、基体11を、その軸心方向を上下方向に向けた状態で、下端を保持するチャック機構3と、基体11の外周に同心円状に配置された塗料供給口4aから、塗料を塗布する塗工ノズル4と、塗工ノズル4を上下方向に移動させるノズルアクチュエータ5と、基体11の軸方向一部の内側に配置され、基体11の内面形状を円形に保持するマンドレル6と、マンドレル6を、上下方向に移動させるマンドレルアクチュエータ7と、を設け、マンドレル6と塗工ノズル4とを同期して上下移動させるようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、円筒、無端ベルトなどの円周状の被塗装面を有し、かつ、自身でその形状を一定に保持できない不定形の被塗装物への塗膜形成に関するもので、特に、膜厚の均一化を図る技術に関する。
従来、電子写真の原理に基づく複写機およびプリンタに使用可能な定着ベルトとして、無端ベルト状あるいは円筒状の基体の外表面に弾性層(ゴム層)を形成したものが知られている。また、弾性層は、熱硬化性の塗料を塗布した塗膜により形成されている。
この定着ベルトの弾性層は、トナー定着時に圧力を均一にし、画像の粒状度をあげることが知られている。そして、膜厚バラツキは、画像に影響を及ぼし、またゴムの熱伝導性の関係から定着ベルトの立ち上がり時間(所定の温度に達するまでの時間)などに影響を及ぼすため、弾性層(塗膜)の膜厚を均一にすることが求められている。
従来、このような弾性層(塗膜)を形成するための工法としてスプレーコーティング塗装があり、一般的に用いられてきた。
しかしながら、スプレーコーティング塗装でこのような膜厚(厚さ100〜300μm)を形成するには塗装回数が非常に多くなり、加工タクトが長く量産性が低い。また、スプレー塗装するためにゴム材を溶媒(トルエン、キシレン)と混ぜ合わせ、塗装時の粘度を下げることが必要不可欠となるので、塗装現場の作業環境が悪化し人体に影響を及ぼすおそれがある。
そこで、溶剤を使用せず、液状のゴムを原液のままゴム層(弾性層)を形成する工法として、被塗装物の内面を保持するための剛体の中子(以下、マンドレルと称する)でベルトを保持し、ベルトを真円に維持した状態でマンドレルごと装置に取り付け、ディップにより塗工する方法がある(特許文献1参照)。
特開2004−290853号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、マンドレルを円筒状の被塗装物の内側に挿入するために、両者の間に隙間を確保する必要があり、簡易的には被塗装物を真円に保持できるものの、上記隙間の範囲で被塗装物が変位することがあり、被塗装物と塗布手段との(以下、リングダイと称する)とのギャップを高精度に一定に維持できず、被塗装物の円周方向の膜厚を高精度に均一にすることが難しいという問題があった。
また、仮に、マンドレルにより被塗装物を高精度に真円を保持できたとしても、塗膜の膜圧を高精度に均一にするには、リングダイとマンドレルとの平行度を高精度に保持しなければならないという課題が残っており、設備的に難易度が高い。
本発明は、上記の課題を解決することを目的とし、被塗装物に対して高精度に均一な塗膜を形成することができる塗膜形成装置を提供することを目的とするものである。
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、円周状の被塗装面を有した被塗装物の外周面に塗膜を形成する塗膜形成装置であって、前記被塗装物を、その軸心方向を上下方向に向けた状態で、少なくとも被塗装物の一端を保持する端部保持手段と、この端部保持手段に保持された被塗装物の外周に同心円状に配置された塗料供給口から、前記被塗装物の外周全周に塗料を塗布する塗布手段と、この塗布手段を、上下方向に移動させる塗布手段アクチュエータと、前記端部保持手段に保持された被塗装物の軸方向一部の内側に配置され、前記被塗装物の内面形状を円周状に保持する内面保持手段と、この内面保持手段を、上下方向に移動させる内面保持アクチュエータと、を備えていることを特徴とする塗膜形成装置とした。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の塗膜形成装置において、前記塗布手段アクチュエータと内面保持アクチュエータとを同期駆動させ、前記塗布手段と内面保持手段とを、同一高さに保ちつつ移動させる制御手段が設けられていることを特徴とする塗膜形成装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の塗膜形成装置において、前記内面保持手段と塗布手段との一方の手段を、装置のベースに対して水平方向に移動可能に支持する支持手段が設けられ、かつ、前記一方の手段を、他方の手段に対して、同軸位置に保持する同軸保持手段が設けられていることを特徴とする塗膜形成装置である。
また、請求項4に記載の発明は、円周状の被塗装面を有した被塗装物の外周面に塗膜を形成する塗膜形成装置であって、前記被塗装物を、その軸心方向を上下方向に向けた状態で、少なくとも被塗装物の一端を保持する端部保持手段と、この端部保持手段に保持された被塗装物の外周に同心円状に配置された塗料供給口から、前記被塗装物の外周全周に塗料を塗布する塗布手段と、この塗布手段を、上下方向に移動させる塗布手段アクチュエータと、前記端部保持手段に保持された被塗装物の内側に配置され、前記被塗装物の内面形状を円周状に保持する内面保持手段と、前記内面保持手段と塗布手段との一方の手段を、装置のベースに対して水平方向に移動可能に支持する支持手段、および、前記一方の手段を、他方の手段に対して、同軸位置に保持する同軸保持手段と、を備えていることを特徴とする塗膜形成装置とした。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の塗膜形成装置において、前記内面保持手段は、外周面に圧縮エアーを噴出する噴出手段を備え、圧縮エアーに基づく圧力によって被塗装物の形状を円周状に保持することを特徴とする塗膜形成装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の塗膜形成装置において、前記同軸保持手段が、前記内面保持手段と塗布手段とのそれぞれに設けられて磁力の反発力により両手段を同軸に保持する磁力発生手段であることを特徴とする塗膜形成装置である。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の塗膜形成装置において、前記磁力発生手段として、電磁石が用いられていることを特徴とする塗膜形成装置である。
請求項8に記載の発明は、請求項6または請求項7に記載の塗膜形成装置において、前記磁力発生手段は、円周方向に複数設けられ、前記塗布手段に設けられた磁力発生手段は、塗料供給口を挟んでその上下に配置されていることを特徴とする塗膜形成装置である。
請求項9に記載の発明は、請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載の塗膜形成装置において、前記支持手段と内面保持手段とのいずれか一方には、他方の手段に接して転動する球形状物を備えていることを特徴とする塗膜形成装置である。
請求項10に記載の発明は、請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載の塗膜形成装置において、前記支持手段と内面保持手段とのいずれか一方には、圧縮エアーを噴出して前記内面保持手段を支持手段に対して浮上させる浮上手段を備えていることを特徴とする塗膜形成装置である。
請求項1および請求項2に記載の塗膜形成装置では、塗料塗布時には、端部保持手段により被塗装物を、その軸方向を上下方向に向けて保持し。次に、塗布手段の塗料供給口を、被塗装物の外周面に同心円状に配置し。その後、塗料供給口から塗料を供給させながら、この塗布手段を、塗布手段アクチュエータにより、被塗装物の一端から他端へ上下方向に移動させ、さらに、これと同時に内面保持アクチュエータの駆動に基づいて内面保持手段を、塗布手段と同一高さに保ちつつ移動させる。
このように、被塗装物の外周に同心円状に配置した塗料供給口から塗料を供給して塗布するため、被塗装物に軸方向の塗装痕を発生させないように塗装することができる。また、被塗装物の軸方向である上下方向に塗装手段を移動させるため、設備の省スペース化を図ることができる。
また、塗布手段により塗布を行う際に、この塗布部分の内面が内面保持手段により円周状に保持されるため、塗膜の厚みを一定にすることができる。
さらに、内面保持手段は、被塗装物の全長よりも軸方向寸法が短いため、その軸方向寸法が長いものと比較して、塗布手段との平行度を高精度に設定するのが容易であり、設備の難易度を低減し、コスト低減を図ることができる。
上記効果に加え、請求項2に記載の発明では、塗布手段アクチュエータと内面保持アクチュエータとの同期駆動が制御手段により成されるため、人が操作するのに比べ、精度の高い同期作動が容易である。
請求項3に記載の発明では、内面保持手段と塗布手段との一方の手段は、同軸保持手段により、他方の手段に対して水平方向に移動して同軸位置に保持される。
したがって、内面保持手段、被塗装物、塗布手段が、径方向で常に一定の位置関係に配置され、これにより、塗布手段による塗布する塗料の厚みを、さらに高精度に一定に形成することができる。
加えて、上述のように塗布手段と内面保持手段とが常に同軸に配置されるため、従来のように両者の平行度を高精度に製造する必要が無くなり、設備の製造および組付けの難易度をさらに下げることができ、コスト低減を図ることができる。
請求項4に記載の発明では、塗料塗布時には、端部保持手段により被塗装物を、その軸方向を上下方向に向けて保持し。次に、塗布手段の塗料供給口を、被塗装物の外周面に同心円状に配置し。その後、塗料供給口から塗料を供給させながら、この塗布手段を、塗布手段アクチュエータにより、被塗装物の一端から他端へ上下方向に移動させる。
このように、被塗装物の外周に同心円状に配置した塗料供給口から塗料を供給して塗布するため、被塗装物に軸方向の塗装痕を発生させないように塗装することができる。また、被塗装物の軸方向である上下方向に塗装手段を移動させるため、設備の省スペース化を図ることができる。
さらに、内面保持手段と塗布手段との一方の手段は、同軸保持手段により、他方の手段に対して水平方向に移動して同軸位置に保持される。
したがって、内面保持手段、被塗装物、塗布手段が、径方向で常に一定の位置関係に配置され、これにより、塗布手段による塗布する塗料の厚みを、高精度に一定に形成することができる。加えて、上述のように塗布手段と内面保持手段とが常に同軸に配置されるため、従来のように両者の平行度を高精度に製造する必要が無くなり、設備の製造および組付けの難易度を下げることができ、コスト低減を図ることができる。
請求項5に記載の塗膜形成装置では、内面保持手段は、噴出手段により外周面から圧縮エアーを吹き出し、この圧縮エアーに基づく圧力によって被塗装物の形状を円周状に保持するとともに、内面保持手段と被塗装物との間隔を一定に保つことができる。
したがって、内面保持手段と被塗装物との間に、内面保持手段を出し入れする時のかじり防止用の隙間を設定していても、被塗装物を真円に保持し、かつ、被塗装物との間隔を全周で一定にすることができ、これにより、塗膜をいっそう高精度で一定の膜厚に形成することができる。
請求項6〜8に記載の塗膜形成装置では、同軸保持手段として磁力発生手段を用い、磁力の反発力により内面保持手段と塗布手段とを同軸に配置させるようにしたため、構造が簡単で、安価に同軸保持による効果を得ることができる。
加えて、請求項7に記載の塗膜形成装置では、磁力発生手段として、電磁石を用いたため、内面保持手段と塗布手段との間隔を一定に保持する力を調整することが可能となる。これにより、被塗装物の厚さや、塗膜の厚さや、内面保持手段と塗装手段との間隔を変更した場合にも、対応して所定の保持力に設定することが可能となる。さらに、非通電時には、磁力が生じないため、意図しない磁力の影響を排除することができる。
また、請求項8に記載の発明では、磁力発生手段を、円周方向に複数設けたため、内面保持手段と塗布手段との間隔を、全周に亘りいっそう一定に保つことができる。しかも、塗布手段では、塗料供給口を挟んでその上下に磁力発生手段を設けたため、塗料供給口の上下で内面保持手段との間隔が異なることが無く、塗布手段と内面保持手段との間隔を一定に保つ精度を、さらに高精度とすることができる。
請求項9に記載の発明では、球形状物の転動により内面保持手段が水平方向へ滑動する。また、請求項10に記載の発明では、浮上手段の圧縮エアーの噴出により内面保持手段が浮上した状態で水平方向へ移動する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず、本発明実施の形態1の塗膜形成装置Aについて図1〜図4に基づいて説明する。実施の形態1の塗膜形成装置Aは、OA機器の定着ベルトや転写ベルトなどのベルトBEの製造にあたり、図2におよび図3に示す被塗装物としての基体11の外周に、シリコンゴムの塗膜12を形成するのに用いられる。なお、基体11は、90μm程度の厚さのポリイミドを素材として、自身で形状を維持することのできない不定形の円筒形状に形成されている。また、塗膜12は、200μm程度の厚さに形成されている。
まず、本発明実施の形態1の塗膜形成装置Aについて図1〜図4に基づいて説明する。実施の形態1の塗膜形成装置Aは、OA機器の定着ベルトや転写ベルトなどのベルトBEの製造にあたり、図2におよび図3に示す被塗装物としての基体11の外周に、シリコンゴムの塗膜12を形成するのに用いられる。なお、基体11は、90μm程度の厚さのポリイミドを素材として、自身で形状を維持することのできない不定形の円筒形状に形成されている。また、塗膜12は、200μm程度の厚さに形成されている。
図1は実施の形態1の塗膜形成装置Aの主要部を示す全体図である。
この実施の形態1の塗膜形成装置Aは、平板状のベース2の上面に、端部保持手段としてのチャック機構3が取り付けられている。このチャック機構3は、基体11の下端部を保持する機構であって、ベース2に固定された内筒31と、この内筒31の外周に切られたネジ31aに噛み合って、内筒31に対して回転することで軸方向(上下方向)に変位する外筒32と、この外筒32を正逆回転させる図示を省略した駆動装置と、を備えている。
そして、内筒31の内周縁には円筒状にリブ31bが立設され、このリブ31bの外側に隙間を介してリング状のゴム材33が配置され、このゴム材33とリブ31bとで基体11の下端を挟持する。すなわち、ゴム材33は、外筒32の内周縁部と内筒31との間に、軸方向(上下方向)に挟まれて配置されており、外筒32が下方に変位したときにはゴム材33が圧縮方向に弾性変形して、ゴム材33とリブ31bとの間に基体11を挟持する。一方、外筒32がその逆の上方向に変位してゴム材33が復元すると、基体11を解放する。
チャック機構3の上方には、チャック機構3と同軸に塗布手段としての塗工ノズル4が設けられている。この塗工ノズル4は、基体11の外周面に塗料(シリコンゴム)を塗布するもので、リング状に形成され、内周の全周に亘って基体11に向けて塗料を供給する塗料供給口4aが形成されている。
塗工ノズル4には、ポンプ41から塗料が定量供給される。すなわち、塗料はタンク42に補充され、ポンプ41によりタンク42から塗料配管43を通って塗工ノズル4へ供給される。なお、塗料配管43は清掃などを考慮して、塗料が付着し難いテフロン(登録商標)チューブを用いている。
また、塗工ノズル4は、ベース2に設置された塗布手段アクチュエータとしてのノズルアクチュエータ5により一定の速度で上下方向に移動される。すなわち、ノズルアクチュエータ5は、ベース2に固定されたスタンド51と、このスタンド51に支持され、ベース2に対し垂直に移動する移動体52と、を備えている。さらに、移動体52に、塗工ノズル4を支持するノズルベース45が固定され、このノズルベース45の上面に取り付けられた支持プレート45cに、塗工ノズル4が支持されている。
ノズルベース45には、基体11を通過させる穴45aが開口され、かつ、調整ネジ45b,45bによりノズルベース45に対する支持プレート45cの角度を、すなわち、塗工ノズル4の基体11に対する角度を調節可能に構成されている。
塗工ノズル4の内側には、内面保持手段としてのマンドレル6が設けられている。このマンドレル6は、基体11を真円形状に保持するための手段であって、基体11に対してカジリが生じることなく出し入れ可能なように、基体11よりも小径に形成されている。さらに、マンドレル6は、図4に拡大して示すように、その外周面には、噴出手段として圧縮エアーを噴出する噴出孔6aが、円周方向および上下方向に複数並設されている。すなわち、マンドレル6の軸心部分には、エアー配管61を介して圧縮エアーが供給されるエアー流路6bが形成され、さらに、このエアー流路6bから外周面に向かって放射状に延びる分岐路6cが形成され、この分岐路6cの先端が噴出孔6aとしてマンドレル6の外周面に開口されている。そして、これらのマンドレル6の外周面の噴出孔6aから、圧縮エアーを放射状に噴射することで、マンドレル6の外周面と基体11の内周面との間隔を全周に亘って一定に形成することで、基体11の内面形状を真円に保持する。
また、マンドレル6は、図1に示すように、内面保持アクチュエータとしてのマンドレルアクチュエータ7に上下方向に移動可能に支持されている。すなわち、マンドレルアクチュエータ7は、塗工ノズル4と同軸に配置されて、ベース2に支持された本体72と、この本体72と同軸にチャック機構3に保持された基体11の内側を上下移動する支持手段としての支持体71と、を備えている。マンドレル6は、この支持体71の上面に支持され、支持体71と一体的に上下に移動する。
さらに、支持体71は、マンドレル6を水平方向へ移動可能に支持している。すなわち、支持体71の上面とマンドレル6の下面とのいずれか一方には、複数の球形状物64が転動可能に取り付けられており(図4参照)、これらの球形状物64の転動に基づいてマンドレル6は支持体71の上面に沿って、すなわちベース2に対して水平方向へ移動可能に支持されている。
なお、エアー配管61は、その先端がコネクタ61aにより支持体71に上下方向の軸を中心に回動可能に接続され、さらに、継手63を介してマンドレル6に接続されている。すなわち、支持体71に回動可能に接続されていることで、エアー配管61の自重やよじれを吸収し、よじれなどがマンドレル6に伝達されてマンドレル6が移動するのが防止されている。また、継手63は、マンドレル6と支持体71との水平方向の相対移動を吸収可能に形成されており、上述のマンドレル6の支持体71に対する水平方向の移動は、継手63が許容する範囲で成される。
また、マンドレルアクチュエータ7およびノズルアクチュエータ5は、モータや流体アクチュエータなどで構成され、制御手段10により同期して駆動される。すなわち、制御手段10は、塗工ノズル4とマンドレル6とを、同一高さに保ちながら上下に移動させるようマンドレルアクチュエータ7およびノズルアクチュエータ5の駆動を制御する。なお、この制御は、塗工ノズル4とマンドレル6との高さに関する値を検出するセンサ10a,10bに基づいて成されるもので、この高さに関する値とは、実際の塗工ノズル4とマンドレル6との高さの他、各アクチュエータ5,7の駆動量、駆動状態を含む。
そして、マンドレル6の外周面と塗工ノズル4の内周面とには、同軸保持手段および磁力発生手段としての電磁石44と磁力体(永久磁石)62とが、周方向に3個ないし4個設けられている。すなわち、ベース2に支持された塗工ノズル4側に周状に配置された電磁石44に対し、磁力体62が反発することにより、マンドレル6が支持体71に対して水平方向へ適宜移動して塗工ノズル4に同心に配置されるようになっている。なお、電磁石44は、磁力を必要に応じて調整することができる。
8はマスクであり、ベース2に保持され、基体11の上端外周に筒部8aを装着するもので、塗工ノズル4を最上位置まで移動させた時に、塗料供給口4aを塞ぐことができるよう、筒部8aの高さおよび外径が設定されている。すなわち、塗工ノズル4を最上位置まで移動させて塗装を終了した後に、ポンプ41を停止させた時に、余圧により塗料供給口4aから塗料が出てくるのを止め、塗料がマンドレル6に付着するのを防ぐ役割をする。
次に、実施の形態1の塗膜形成装置Aの作用を説明する。
まず、基体11をチャック機構3とマスク8との間に、ベース2に対して垂直に保持する。この保持にあたり、チャック機構3では、基体11の下端をゴム材33とリブ31bとの間に配置させ、外筒32を下方に移動させることでゴム材33を圧縮して、ゴム材33とリブ31bとの間に挟む。また、基体11の上端は、マスク8の筒部8aの内周に挿入する。
また、このとき、塗工ノズル4およびマンドレル6は、最下端位置に配置しておき、この位置から、制御手段10によりノズルアクチュエータ5と、マンドレルアクチュエータ7とを同期駆動させ、図示のようにマンドレル6と塗工ノズル4とが同一高さに配置された状態で、両者6,4を上方へ移動させながら、塗料の塗布を行う。
そして、この塗布を行っている間、マンドレル6の噴出孔6aから圧縮エアーを噴射させ、この圧縮エアーで発生させた静圧によりマンドレル6の外周と基体11との間隔が全周で均一に保持され、真円に保持される。すなわち、基体11は、マンドレル6が配置されている部位、すなわち、塗工ノズル4が塗料を塗布する部位において、真円に保持される。
さらに、この塗布時において、塗工ノズル4の電磁石44に通電することで磁力が発生し、マンドレル6の磁力体62が電磁石44に反発し、マンドレル6は、塗工ノズル4と同軸に配置される。
このように、マンドレル6と塗工ノズル4とが同軸に配置され、かつ、基体11は、マンドレル6に同軸かつ真円に保持されるため、マンドレル6と基体11との間隔、および、基体11と塗工ノズル4との間隔を、常に一定に保つことができる。よって、塗膜12の膜厚を高い精度で一定に保つことができる。
以上説明したように、実施の形態1の塗膜形成装置Aにあっては、被塗装物である基体11に対し同心円状に設けた塗工ノズル4により、基体11の全周に亘って塗装して塗膜12を形成し、この塗装を上下方向に移動させるため、設備の省スペース化が実現でき、かつ、基体11に軸方向の塗装痕を作らず塗装を行なうことができる。
また、基体11の内面を保持するマンドレル6の外周面に圧縮エアーを噴出する噴出孔6aが設けられ、圧縮エアーで発生させた静圧によって基体11を保持するようにしたため、基体11を一定圧力で支持して真円に保持することができ、かつ基体11をマンドレル6と同軸に配置させることができる。これにより、基体11と塗工ノズル4との円周方向のギャップを一定に保つことができ、よって、図3に示すように、基体11へ塗布するシリコンゴムの塗膜12の膜厚を一定にすることができる。
しかも、マンドレル6は、基体11に対して小径に形成しているため、基体11をマンドレル6から着脱する時に、基体11がかじることなく容易に取り外すことができる。
加えて、実施の形態1の塗膜形成装置Aにあっては、基体11の内面を保持するマンドレル6と、基体11の外面に塗料を塗布する塗工ノズル4と、のそれぞれに、磁力発生手段としての電磁石44および磁力体62を設け、両者の磁力の反発によりマンドレル6を塗工ノズル4と同軸に配置できるようにした。したがって、上記マンドレル6による基体11の真円保持との相乗効果により、塗工ノズル4、基体11、マンドレル6とを、それぞれ同軸に配置し、それぞれの間のギャップを一定に保つことができる。
したがって、基体11へ塗布するシリコンゴムの塗膜12の膜厚の一定度の精度を、さらに向上できる。しかも、このようにギャップを一定に保つにあたり、機械的な位置決めを行う必要が無く、簡単な操作により上記一定度を保つことができ、操作性に優れる。加えて、電磁石44および磁力体62を円周方向に3個ないし4個の複数個設置したため、上記ギャップを全周で一定に安定して保つことが可能になる。
また、マンドレル6と支持体71との間に球形状物64が介在され、マンドレル6が支持体71に対して水平方向へ滑動自在に保持されているため、上述の電磁石44および磁力体62による磁力によりマンドレル6を塗工ノズル4に対して同軸にスムーズに移動する。
したがって、マンドレル6と塗工ノズル4を設置する際に、それぞれの軸方向が平行になるように設置する精度を、高精度にする必要がなくなり、設備の難易度を下げることができ、コスト低減にもなる。
さらに、磁力発生手段として電磁石44を用いたため、塗工ノズル4とマンドレル6とのギャップを一定に保つ力を調整することができ、しかも、必要に応じ、通電を停止して磁力を無くすことができ、磁力が他の部材に影響を与えないようにできる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の塗膜形成装置について図5により説明する。なお、この実施の形態2は、実施の形態1の一部を変更したもので、実施の形態1と同一ないし均等な構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、実施の形態2の塗膜形成装置について図5により説明する。なお、この実施の形態2は、実施の形態1の一部を変更したもので、実施の形態1と同一ないし均等な構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
この実施の形態2は、支持体271に対してマンドレル6を浮上させて水平方向に移動可能とする浮上手段として、エアー吹出口271aおよびエアー流路271bを設けた例である。すなわち、支持体271には、エアー配管61から継手63に伸びるエアー流路から分岐して支持体271の上端面に開口した複数のエアー吹出口271aを先端に有したエアー流路271bが形成されている。
したがって、エアー吹出口271aから噴出される圧縮エアー圧により、マンドレル6が支持体271から浮上した状態となり、支持体271の上面に対して摩擦が生じることなく滑らかに水平方向へ移動できる。このように、両者6,271の間で転動する部材がないため、この転動部材にかじりが生じるおそれがない。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、実施の形態1および2では、内面保持手段としてのマンドレル6は、被塗装物としての基体11よりも軸方向寸法を短く形成し、塗装時には、塗布手段としての塗工ノズル4と同期して上下動するようにしたが、請求項4に記載した発明のように、マンドレルが基体11と軸方向寸法を同じかそれ以上にしてもよい。この場合でも、マンドレル(内面保持手段)を水平方向へ移動可能に支持手段で支持し、同軸保持手段により塗布手段に同軸に保持することにより、平行度の精度を低下させて設備のコストダウンを図っても、高い精度で一定厚の塗膜を得ることができる。
例えば、実施の形態1および2では、内面保持手段としてのマンドレル6は、被塗装物としての基体11よりも軸方向寸法を短く形成し、塗装時には、塗布手段としての塗工ノズル4と同期して上下動するようにしたが、請求項4に記載した発明のように、マンドレルが基体11と軸方向寸法を同じかそれ以上にしてもよい。この場合でも、マンドレル(内面保持手段)を水平方向へ移動可能に支持手段で支持し、同軸保持手段により塗布手段に同軸に保持することにより、平行度の精度を低下させて設備のコストダウンを図っても、高い精度で一定厚の塗膜を得ることができる。
また、実施の形態1では、端部保持手段として、被塗装物の下端を保持して被塗装物を垂直に起立させるチャック機構3を示したが、端部保持手段は、これとは逆に、被塗装物の上端を保持し、下方に垂下させて保持する手段であってもよい。
また、実施の形態2では、移動手段として、支持体271の上面に圧縮エアーのエアー吹出口271aを設けた例を示したが、このような吹出口をマンドレル(塗布手段)6の下面に下方に向けて形成しても同様の作用効果を得ることができる。また、球形状物64などの転動する部材は、マンドレル(塗布手段)6と支持体(アクチュエータ)71とのいずれに取り付けてもよい。
また、実施の形態1,2では、同軸保持手段として、内面保持手段としてのマンドレル6をベース2に対して水平方向へ移動させて塗装手段に同軸に保持する手段を示したが、これとは逆に、塗装手段を水平方向へ移動させて内面保持手段と同軸に保持させるようにしてもよい。
また、同軸保持手段として、実施の形態1,2では、磁力の反発でマンドレル6が塗工ノズル4と同軸に配置されるものを示したが、同軸保持手段は、内面保持手段と塗布手段とを同軸に配置させることができる手段であればよいから、内面保持手段と塗布手段とのいずれか一方の手段を水平方向へ移動させるアクチュエータと、位置センサと、制御装置により、一方の手段を他方の手段と常に同軸に配置する構成としてもよい。
実施の形態1では、塗工ノズル4とマンドレル6とを、同期して移動させるにあたり、制御手段10を用いるようにしたが、人的な操作により同期させるようにしてもよい。
2 ベース
3 チャック機構(端部保持手段)
4 塗工ノズル(塗布手段)
4a 塗料供給口
5 ノズルアクチュエータ(塗布手段アクチュエータ)
6 マンドレル8内面保持手段)
6a 噴出孔(噴出手段)
7 マンドレルアクチュエータ(内面保持アクチュエータ)
71 支持体(支持手段)
10 制御手段
11 基体(被塗装物)
12 塗膜
44 電磁石(同軸保持手段:磁力発生手段)
62 磁力体(同軸保持手段:磁力発生手段)
64 球形状物
271 支持体(支持手段)
271aエアー吹出口(浮上手段)
271bエアー流路(浮上手段)
3 チャック機構(端部保持手段)
4 塗工ノズル(塗布手段)
4a 塗料供給口
5 ノズルアクチュエータ(塗布手段アクチュエータ)
6 マンドレル8内面保持手段)
6a 噴出孔(噴出手段)
7 マンドレルアクチュエータ(内面保持アクチュエータ)
71 支持体(支持手段)
10 制御手段
11 基体(被塗装物)
12 塗膜
44 電磁石(同軸保持手段:磁力発生手段)
62 磁力体(同軸保持手段:磁力発生手段)
64 球形状物
271 支持体(支持手段)
271aエアー吹出口(浮上手段)
271bエアー流路(浮上手段)
Claims (10)
- 円周状の被塗装面を有した被塗装物の外周面に塗膜を形成する塗膜形成装置であって、
前記被塗装物を、その軸心方向を上下方向に向けた状態で、少なくとも被塗装物の一端を保持する端部保持手段と、
この端部保持手段に保持された被塗装物の外周に同心円状に配置された塗料供給口から、前記被塗装物の外周全周に塗料を塗布する塗布手段と、
この塗布手段を、上下方向に移動させる塗布手段アクチュエータと、
前記端部保持手段に保持された被塗装物の軸方向一部の内側に配置され、前記被塗装物の内面形状を円周状に保持する内面保持手段と、
この内面保持手段を、上下方向に移動させる内面保持アクチュエータと、
を備えていることを特徴とする塗膜形成装置。 - 請求項1に記載の塗膜形成装置において、
前記塗布手段アクチュエータと内面保持アクチュエータとを同期駆動させ、前記塗布手段と内面保持手段とを、同一高さに保ちつつ移動させる制御手段が設けられていることを特徴とする塗膜形成装置。 - 請求項1または請求項2に記載の塗膜形成装置において、
前記内面保持手段と塗布手段との一方の手段を、装置のベースに対して水平方向に移動可能に支持する支持手段が設けられ、かつ、前記一方の手段を、他方の手段に対して、同軸位置に保持する同軸保持手段が設けられていることを特徴とする塗膜形成装置。 - 円周状の被塗装面を有した被塗装物の外周面に塗膜を形成する塗膜形成装置であって、
前記被塗装物を、その軸心方向を上下方向に向けた状態で、少なくとも被塗装物の一端を保持する端部保持手段と、
この端部保持手段に保持された被塗装物の外周に同心円状に配置された塗料供給口から、前記被塗装物の外周全周に塗料を塗布する塗布手段と、
この塗布手段を、上下方向に移動させる塗布手段アクチュエータと、
前記端部保持手段に保持された被塗装物の内側に配置され、前記被塗装物の内面形状を円周状に保持する内面保持手段と、
前記内面保持手段と塗布手段との一方の手段を、装置のベースに対して水平方向に移動可能に支持する支持手段、および、前記一方の手段を、他方の手段に対して、同軸位置に保持する同軸保持手段と、
を備えていることを特徴とする塗膜形成装置。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の塗膜形成装置において、
前記内面保持手段は、外周面に圧縮エアーを噴出する噴出手段を備え、圧縮エアーに基づく圧力によって被塗装物の形状を円周状に保持することを特徴とする塗膜形成装置。 - 請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の塗膜形成装置において、
前記同軸保持手段が、前記内面保持手段と塗布手段とのそれぞれに設けられて磁力の反発力により両手段を同軸に保持する磁力発生手段であることを特徴とする塗膜形成装置。 - 請求項6に記載の塗膜形成装置において、
前記磁力発生手段として、電磁石が用いられていることを特徴とする塗膜形成装置。 - 請求項6または請求項7に記載の塗膜形成装置において、
前記磁力発生手段は、円周方向に複数設けられ、
前記塗布手段に設けられた磁力発生手段は、塗料供給口を挟んでその上下に配置されていることを特徴とする塗膜形成装置。 - 請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載の塗膜形成装置において、
前記支持手段と内面保持手段とのいずれか一方には、他方の手段に接して転動する球形状物を備えていることを特徴とする塗膜形成装置。 - 請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載の塗膜形成装置において、
前記支持手段と内面保持手段とのいずれか一方には、圧縮エアーを噴出して前記内面保持手段を支持手段に対して浮上させる浮上手段を備えていることを特徴とする塗膜形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005231727A JP2007044626A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 塗膜形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005231727A JP2007044626A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 塗膜形成装置 |
Publications (1)
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JP2007044626A true JP2007044626A (ja) | 2007-02-22 |
Family
ID=37847931
Family Applications (1)
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JP2005231727A Pending JP2007044626A (ja) | 2005-08-10 | 2005-08-10 | 塗膜形成装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007044626A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7918180B2 (en) | 2007-01-31 | 2011-04-05 | Ricoh Company, Ltd. | Film forming apparatus |
CN102385294A (zh) * | 2010-09-06 | 2012-03-21 | 株式会社理光 | 涂膜形成装置、电子照相用定影部件及图像形成装置 |
WO2016132755A1 (ja) * | 2015-02-20 | 2016-08-25 | 昭和アルミニウム缶株式会社 | 印刷装置および缶体の製造方法 |
CN114130614A (zh) * | 2021-12-07 | 2022-03-04 | 深圳市赢政电子有限公司 | 一种连接器高精度自动点胶系统 |
-
2005
- 2005-08-10 JP JP2005231727A patent/JP2007044626A/ja active Pending
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JP2012058316A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Ricoh Co Ltd | 塗膜形成装置、その塗膜形成装置により塗膜が形成された電子写真用定着部材、その電子写真用定着部材を有した画像形成装置 |
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