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JP2007040017A - フロアパネル - Google Patents

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JP2007040017A
JP2007040017A JP2005226795A JP2005226795A JP2007040017A JP 2007040017 A JP2007040017 A JP 2007040017A JP 2005226795 A JP2005226795 A JP 2005226795A JP 2005226795 A JP2005226795 A JP 2005226795A JP 2007040017 A JP2007040017 A JP 2007040017A
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Shohei Wada
捷平 和田
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Wonder Giken KK
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Abstract

【課題】施工時に水平レベルが出しやすく、高剛性のフロアパネルとすることで歩きやすい浮床を提供する。
【解決手段】本発明のフロアパネルは、両端と下方部が長手方向に開放していて、略開放下方部の両側端内側に平面縁部が延設され、かつ、長手方向の両側面に断面が凹凸形状の嵌合部を形成した略樋形パネル成形体を製作して、複数の該パネル成形体の凹凸形状部同士を嵌合一体化してフロアパネルを構成し、この複数個のフロアパネル同士の四隅、及びまたは、側端部を下方から支持脚で支えて浮床を構築することとした。フロアパネルの両側面の凹凸形状を嵌合させることで、床の水平のレベルが簡単に構成できると共に、フロアパネル同士を半分ズラして連接することで、パネル1枚に受けた荷重が周りのパネルに伝搬することになり、ポコポコした床鳴りもなく歩行感の良い浮床が構成できるのである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集合住宅や戸建住宅、オフィスビル、工場、店舗等の浮床のフロアパネルの構造に関するものである。
従来から、集合住宅や戸建住宅、オフィスビル、工場、店舗等の浮床構造には、コンクリートスラブの上に支持する脚部を所定の間隔で配置して、これらの支持脚の上に金属製や木製のパネルを構成するとか、木製の床下地材を敷き並べて床を構成していた。
金属製のパネルで浮床を構成する場合は、薄い2枚の鋼板で強度が出るように凹凸を付けて、上下の鋼板を溶接、カシメ加工をする等してパネル状に一体にしていたのである。
両側面に嵌合する凹凸形状を持つ略樋形パネル成形体を使用したパネル等は、従来仮設小屋の壁等に使われている技術であるが、本発明では、複数個の略樋形パネル成形体を嵌合一体にしたフロアパネルを構成して、支持脚を使って浮床として敷き並べ、構成することにした。
〔特許文献1〕には、事務所や教室等のOA機器を設置する部屋等に使用される、OAフロアのがたつきの発生しにくい床下地構造を提供する。とあり、床スラブ上に複数の支持ボルトを立設し、各支持ボルトに受金具の雌ネジ部を螺合してなり、この隣り合う受け金具上に床パネルを載置し、更に床パネル上に仕上げ材を展設してなるOAフロアの床下地構造において、床パネルの受金具に接する面と反対面に凹み段差部を形成し、当該凹み段差部内に緩衝材を嵌め込むと共に、この緩衝材上に押さえ金具を配設したことを特徴とするOAフロアの床下地構造。とある。そして、緩衝材が床パネル上に位置するため、床パネルの重量が緩衝材にかかることがない。従って、緩衝材には大きな歪が生ずることはなく半永久的に使用可能となるとある。
しかし、この構成でも床パネル上面にかかった荷重が、その床パネル四隅の支持部に集中することになり、押さえボルトと金具を介して、大きな力となって緩衝材を押さえ込むことになる。このように床パネルの四隅の端面に、集中的に荷重がかかることに大きな問題があるのであって、根本的な解決にいたっていないのである。また、金属板を複層に構成した床パネルは板振動が起こり、歩行感がきわめて悪く、なかなかその解決策がないのが現状である。
特開平6−330608
解決しようとする課題は、フロアパネルの施工時に、簡単に床のレベルが出せると共に、床面にかかる荷重が、床全体に分散してかかるように工夫し、各種配線や配管、空調等の仕様変更に際して、フロアパネルを取り外し、位置変更を完了してからパネルを再配置するに当たっても何ら不都合もなく、容易に施工ができ、平滑で歩きやすく板振動の起こらないフロアパネルを構築することが出来、併せて断熱、防音に優れた浮床のフロアパネルを提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、従来の製品は、プレス加工で凹凸をつけた2枚の金属板をカシメたりスポット溶接してフロアパネルを構成し、フロアパネルの四隅を支持脚で支える形で構成していた。
本発明のフロアパネルでは、両端と下方部が長手方向に開放していて、該開放下方部の両側端内側に平面縁部が延設され、かつ、長手方向の両側面で断面が凹凸形状の嵌合部を形成した略樋形パネル成形体を製作して、複数の該パネル成形体の凹凸形状部同士を嵌合し、開放の両端面にパネル側面蓋を接合一体化してフロアパネルを構成し、この複数個のフロアパネルの四隅、及びまたは、側端部を下方から支持脚で支えて浮床を構築することとした。
このフロアパネルの両側面で凹凸形状を嵌合させ、噛合せ構造を持つことで、床の水平のレベルが簡単に構成できると共に、フロアパネル間が連接されて、フロアパネル1枚に受けた荷重が周りのフロアパネルに伝搬することになり、ポコポコした床鳴りもなく歩行感の良いフロアパネルが構成できるのである。
フロアパネルとしての1枚あたりの大きさは、0.5メートル角から0.5メートル×1メートルとか1メートル角のような大きさで構成されるが、この時の略樋形パネル成形体の幅と長さは、使用される鋼板の厚みとフロアパネル全体の厚み、重量によって決定される。
請求項1にあるように、両側面で嵌合する凹凸形状を付け、これを噛合せることで面強度を上げることが出来、比較的薄肉の鋼板、0.5ミリメートルから2.3ミリメートルでもかなりの高強度パネルとなる。0.5ミリメートル以下の厚みだと、樋の形状を小さくしても、床としての強度が不足する。しかし、特別な荷重を想定する工場等の床では、2.3ミリメートル以上の肉厚の鋼板を使用してもよい。
そして、フロアパネルの上面には、仕上げ面としてカーペットやフローリングが施工される。フロアパネルの上面に幅が10ミリメートル、深さが2ミリメートルから10ミリメートルの溝を1本から複数本構成することで、面強度を上げることができ、鋼板の肉厚を薄くすることができる。フロアパネルの上面に幅を10ミリメートル以上にすると上敷の材料にもよるが、上敷きがへこみ歩行感が悪くなるのでよくない。深さを2ミリメートル以下にすると面強度が余り向上しないし、10ミリメートル以上の溝にすると深すぎてオーバースペックとなる。
略樋形パネル成形体の幅は、100ミリメートルから500ミリメートルとする。100ミリメートル以下だと細かくなりすぎて、強度面でのロスが大きくなるし、500ミリメートル以上にすると、略樋形パネル成形体の幅が大きくなりすぎて、略樋形パネル成形体にする意味合いがなくなる。
略樋形パネル成形体の厚みは、20ミリメートルから50ミリメートル位がよいが、20ミリメートル以下だと、その側面に両側面で嵌合する凹凸が構成しにくいし、左右の側面に、幅が5ミリメートルから40ミリメートル、その深さ、または、突起が5ミリメートルから30ミリメートル位の凹形状、または、凸形状をつけ、隣り合う略樋形パネル成形体が噛合されて、上面からの荷重に対して、長期に亘って安定したフロアパネルとしての強度を発揮出来るようにするのである。
また、両側面で嵌合する幅が5ミリメートル以下では噛合わせが十分でないし、40ミリメートル以上では全体の厚み50ミリメートルに納まらなくなる。突起が5ミリメートル以下では噛合わせが十分でないし、30ミリメートル以上にすると、深くなりすぎて強度的に意味のない寸法となる。
両側面で勘合する凹凸の断面形状は、フロアパネルの寸法誤差並びに施工誤差を吸収できて、安定した強度を発揮できる噛合せの構造はハット形が良い。しかし、V形、丸形、でも良く、これを限定するものではない。
開放下方部の両側端内側に延設した平面縁部の幅は、略樋形パネル成形体の幅による違いもあるが、100ミリメートルの幅の成形体では10ミリメートル以上でよいし、500ミリメートルの幅の成形体ではでは50ミリメートル程度とし、その平面縁部の外面にスポット溶接するのに手ごろ、高さ1ミリメートルから5ミリメートルの突条の筋を設けておく。また、この両端部の先を、内部空間側に向けて折り曲げておくと、パネル製作時に作業員の手に傷を負わせなくて済むし、併せて略樋形パネル成形体の断面の強度を上げることになるのである。
手ごろな
以上のように、本発明のフロアパネルは、内部空間を持つ略樋形パネル成形体で構成しているので、ロールフォーミングの設備で製作すると生産性が上がり、コストダウンができる。
略樋形パネル成形体の強度を上げる方法として、例えば、面強度を上げるための開放していない面の溝、スポット溶接するための突条の筋、噛合せ構造の凹凸形状等を構成すると良い。そして、設計通りの形状寸法をロールフォーミングで一気に構成するのである。
内部空間を持つ略樋形パネル成形体の幅を100ミリメートルから500ミリメートルとし、複数個の該パネル成形体の凹凸形状部を嵌合し、噛合せ部を溶接一体とすることで、断面性能の高い強度のあるフロアパネルが簡単に構成できる。
フロアパネルを、支持脚を使って浮床に構成するのであるが、噛合せながら施工していくので、水平レベルが出しやすく、位置決めも容易で極めて簡単に、早く施工できるのである。
この噛合せ構造が、本発明の最大の特徴であり、床の上面にかかる各種積載物、人等の荷重を面で受けるように工夫したのである。特に隣り合うパネルの噛合せを長手方向にずらすと、噛合せが床全体に及ぶことになって、床面全体で荷重を受けることになり、理想的なフロアとなるのである。
請求項2においては、略樋形パネル成形体の開放下方部の両側端内側に延設した平面縁部の突条の筋とメッシュ状成形体を簡単にスポット溶接で一体として構成出来るので、好都合なのである。
この時使用されるメッシュ状成形体の線材の直径は、2ミリメートルから5ミリメートルで、メッシュの升目の大きさは20ミリメートル角から200ミリメートル角位が良いが、矩形でも菱形のメッシュでも良い。線材の直径は、2ミリメートル以下では強度不足になるし、5ミリメートル以上にすると強度は十分でもコスト的に高くなりすぎる。メッシュの升目の大きさは20ミリメートル角以下だと細かくなりすぎてメッシュを使用する意味がなくなるし、200ミリメートル角以上になると面強度が出にくくなる。また、エキスパンドメタルやパンチングメタルのようなものでも良い。
請求項3においては、略樋形パネル成形体の開放下方部を上向きにし、その開放下方部に、断面が凹凸になっている金属製折板を、溶接一体としてなることを特徴とするフロアパネルとした。この時も開放下方部の両側端内側の平面縁部の外面に設けた突条の筋と、金属製折板の凹凸の筋が直交するように構成すると、スポット溶接が簡単に出来ると共に、金属製折板自体に面強度があることと相俟って、全体として強度のあるフロアパネルとなるのである。
この時、金属製折板として使用される鋼板は、厚みが0.3ミリメートルから1.6ミリメートルのメッキ鋼板が使用される。この厚みの使い分けは、金属製折板の凹凸の深さとピッチ、並びに、略樋形パネル成形体の幅と深さ、厚みによって決定される。
また、略樋形パネル成形体の開放下方部を上向きにし、その開放下方部の両側端内側の平面縁部に床板材をビス、または、接着剤等で固定して、請求項4のフロアパネルとすると、振動の少ない歩行感の優れた、更には、断熱性能に優れたフロアパネルとなる。
床板材を木製合板同士での凹凸形状の嵌合接合にすると、浮床であるときには、その嵌合部に荷重が集中するので傷みが激しくなる。本発明のように金属製の凹凸形状の嵌合接合にすることで、長期に亘って傷みのないフロアパネルとなるのである。この時床板材として使用される木製合板は、いわゆるコンパネと呼ばれる合板で、大量に生産販売されている12ミリメートル前後の厚みのものが適当である。しかし、これを限定するものではない。
請求項5では、略樋形パネル成形体の内部空間に、断熱材を装填してなるフロアパネルとした。このことは、建築物も空調することが普通であり、このことからも断熱材を床下にも構成する必要があるし、併せて音を吸収する必要がある。そのためには、吸音性能を併せ持つ材料が好ましい。本発明によると略樋形パネル成形体に空間部を有することから、断熱材や断熱吸音材の装填が容易であり、従って、高性能のフロアパネルが安価に提供できるのである。
この時、使用される断熱材は、樹脂系の断熱材からロックウールやグラスウールなどの無機系の断熱材が使用可能である。併せて吸音性能のあるものが望ましいが、それを限定する物ではない。グラスウールを使用する場合は、12キログラム/立方メートル位が適当である。
以上のように、本発明のフロアパネルは、内部空間を持つ略樋形パネル成形体で構成しているが、製作するのにロールフォーミングの設備で製作すると生産性が高くて良い。
略樋形パネル成形体の強度を上げる方法として、例えば、面強度を上げるための開放していない面の溝、スポット溶接するための突条の筋、噛合せ構造の凹凸形状等を構成すると良い。そして、設計通りの形状寸法が、ロールフォーミングによる生産方式で一気に構成できるのである。
内部空間を持つ略樋形パネル成形体の幅を100ミリメートルから500ミリメートルとし、複数個の該パネル成形体の凹凸形状部を嵌合し、噛合せ部を溶接一体とすることで、断面性能の高い高強度のフロアパネルが簡単に構成できる。
フロアパネルを、支持脚を使って浮床に構成するのであるが、噛合せながら施工していくので、水平レベルが出しやすく、位置決めも容易で、極めて簡単に、早く施工できるのである。
この噛合せ構造が、本発明の最大の特徴であり、床の上面にかかる各種積載物、人等の荷重を面で受けるように工夫したのである。特に隣り合うフロアパネルを噛合せながら長手方向にずらすと、噛合せが床全体に及び、床面全体で荷重を受けることになり、理想的なフロアとなるのである。
開放下方部をメッシュやエキスパンドメタル等の安価な成形物を溶接等で一体にすると、フロアパネルとしての強度が向上するし、更に強度を上げるためには、金属製の折板の凹凸が、略樋形パネル成形体の開放下方部の両側端内側に延設した平面縁部の外面に設けた突条の筋と直交するように、溶接等して一体にすると、高強度のフロアパネルが構成できる。
また、木製合板であるコンパネ等を、略樋形パネル成形体の開放下方部をふさぐ形でビスや接着剤で固定して、木製合板部を上面にしてフロアパネルを構成すると、板振動も少なく、歩行感の良いフロアパネルとなるのである。
更に、略樋形パネル成形体の内部空間に、取付けの金具等、特別な部材を用意しなくても、断熱材を容易に装填できるので、安価に断熱、吸音性能のあるフロアパネルが供給できるのである。
以下、本発明を図により詳細に説明する。図1は、本発明請求項1によるフロアパネルの部分斜視図である。長手方向の両側面9に断面が凹凸形状の嵌合部を形成し、厚みが30ミリメートルで幅が125ミリメートルの略樋形パネル成形体1を4枚、凹部2と凸部3を嵌合し噛合せて、その噛合せ部分の両端末と中央部をそれぞれ複数個、スポット溶接するのである。そして開放両端面にはパネル側面蓋24を構成する。
図2は、本発明請求項1によるフロアパネルを、請求項2でその開放下方部に、メッシュ状パネルを溶接するメッシュ10の部分断面斜視図である。この時、図3の略樋形パネル成形体1の開放下方部の平面縁部4の外面に設けた突条の筋7に、線形が5ミリメートルで50ミリメートルのメッシュ10に接触させて通電することで、突条の筋7とメッシュ10との接点に電流が集中して、スポット溶接されるのである。
図3は、略樋形パネル成形体1の部分斜視図である。略樋形パネル成形体1は、板厚が1ミリメートルで、その厚みは30ミリメートルで、125ミリメートルの幅の左右の側面にハット形の凹部2と凸部3を構成し、開放下方部の両側端内側から延設した平面縁部4の外面に設けた突条の筋7を構成しておくのである。更には、この平面縁部4の先を折り曲げ部8としておくと、フロアパネルの組立に際して、作業員のケガが減少し、併せて略樋形パネル成形体1の強度を上げることができるのである。
また、開放していない面5の内側に、断面性能を上げるための凸状の溝6を構成すると、比較的薄い肉厚の鋼板を使っても十分な強度を持たせることが出来、取付け作業の楽な軽量のフロアパネルとなるのである。
図4は、複数個の略樋形パネル成形体1の凹部2と凸部3を嵌合噛合せ、開放下方部を上向きにして、開放下方部の両側端内側に延設した平面縁部4の外面に設けた突条の筋7を長手方向に各々構成すると共に、その開放下方部に板厚が0.8ミリメートルで、小口が5ミリメートル、その深さが10ミリメートルの折板溝17を25ミリメートルピッチに構成した金属製折板16を、その折板溝17の向きが、突条の筋7と直交するように当接し、溶接一体化したフロアパネルで、その下部にフロアパネルを支える支持脚15を構成した部分斜視図である。
図5は、請求項1のフロアパネルにおいて、略樋形パネル成形体1の開放下方部を上向きにして、その開放下方部に床材11を固定したフロアパネルとパネル側面蓋24の斜視図である。この時使用される床板材11は、コンパネと呼ばれる合板で厚み12ミリメートル程度のものが適当である。
図6は、本発明による50センチメートル角のフロアパネルを敷き並べて、各フロアパネルの四隅を支持脚15で支えた平面図である。嵌合部19でフロアパネルの略樋形パネル成形体1の左右側面の凹部2と凸部3が嵌合されているので、一枚のフロアパネルにかかった力が、その両隣なりのパネルに伝搬して強固な浮床になるのである。
図7は、本発明によるフロアパネルを、50センチメートル×1メートル角で半分ずらしながら敷き並べて、各フロアパネルの四隅と辺の長さが1メートル側の概中間を支持脚15で支えた平面の見取り図である。このように、フロアパネルをずらして敷き並べると、嵌合部19でフロアパネルの略樋形パネル成形体1の左右側面の凹部2と凸部3が嵌合されているので、一枚のフロアパネルにかかった荷重が、床全体にかかることになるので、高強度の浮床が構成されることになるのである。
図8は、本発明によるフロアパネルを、50センチメートル角で半分ずらしながら敷き並べた平面図と蓋21の斜視図である。オフィスなどで電気や通信ケーブルなどの配線を立ち上げるための配線用穴20は、フロアパネルの凹凸のない端面の突合せの部分に切り込みを入れる形で構成する。
図8の下方の図は配線用穴20を塞ぐための蓋21の斜視図である。床の上面からの荷重に対して抜け落ちないように、配線用穴20の廻りの面にうまく馴染むようにする必要があるが、請求項3によるフロアパネルの場合は、金属製折板16の凹凸の折板溝17にうまくはまって、しかもずれないで、改修時に簡単に外せるようにすることが肝要である。
配線用穴20を塞ぐための蓋21は、金属またはプラスチックス製で、蓋の溝22を構成すると共に、蓋上面23で折板溝17をまたぐような形状にしておくと、改修時に蓋上面23の下にドライバーを入れることで、この蓋21を簡単に外せるようになるのである。
図9は、本発明によるフロアパネルの施工後の断面図である。本発明によるフロアパネルは今までのフロアパネルとは違い、フロアパネル間を噛合せ構造にしているので、フロアパネルの水平レベルが出しやすく、1枚のフロアパネルにかかった荷重が周りのフロアパネルに伝搬して、全体で受けるようになって好都合なのであるが、改修時に外したい部分のフロアパネルのみを外すのが困難となってしまうという欠点がある。そこで改修時に外したい部分のフロアパネルの構成の断面も併せて発明しているのである。
図10は、図9の○印の部分の拡大斜視図である。凸部3に嵌め込む凹部2の下部分がない側壁12のように凸部3に乗せる形にすることで、外しやすくするのである。この時、外れたりガタガタしないように、ビス13を使って凸部3に乗せる部分に固定するのである。フロアパネル上面の床面と、その下の略樋形パネル成形物1の開放下方部に構成している平面縁部4にも、ビス13の頭が通るビス穴14をあけると、凸部3の立ち上がり部と接点となる面とで接合できるようになり、確実に固定できるのである。
本発明請求項1によるフロアパネルの部分斜視図である。 メッシュの部分斜視図である。 略樋形パネル成形体の部分斜視図である。 請求項3によるフロアパネルの部分斜視図である。 請求項4によるフロアパネルの斜視図である。 フロアパネルの四隅を支持脚で支えた平面図である。 半分ずらしながら敷き並べてフロアパネルの中間端部を支持脚で支えた平面図である。 請求項3によるフロアパネルの平面図と蓋の斜視図である。 取外しの容易なフロアパネルの施工後の断面図である。 図9の○印の部分の拡大斜視図である。
符号の説明
1 略樋形パネル成形体
2 凹部
3 凸部
4 平面縁部
5 開放していない面
6 凸状の溝
7 突条の筋
8 折り曲げ部
9 側面
10 メッシュ
11 床材
12 側壁
13 ビス
14 ビス穴
15 支持脚
16 金属製折板
17 折板溝
18 折板上面
19 嵌合部
20 配線用穴
21 蓋
22 蓋の溝
23 蓋上面
24 パネル側面蓋

Claims (5)

  1. 両端と下方部が長手方向に開放していて、該開放下方部の両側端内側に平面縁部が延設され、かつ、長手方向の両側面で断面が凹凸形状の嵌合部を形成した略樋形パネル成形体であって、この複数の該パネル成形体の凹凸形状部同士を嵌合一体化してフロアパネルを構成し、この複数個のフロアパネルの四隅、及びまたは、側端部を下方から支持脚で支えて、浮床を構築することを特徴とするフロアパネル。
  2. 請求項1、のフロアパネルにおいて、略樋形パネル成形体の開放下方部の両側端内側に延設した平面縁部の外面に、突条の筋を長手方向に各々構成すると共に、該突条の筋にメッシュ状成形体を溶接一体化したことを特徴とするフロアパネル。
  3. 請求項1、のフロアパネルにおいて、略樋形パネル成形体の開放下方部の両側端内側に延設した平面縁部の外面に、突条の筋を長手方向に各々構成すると共に、開放下方部を上向きにして、その開放下方部に金属製折板の凹凸の溝の向きが、突条の筋と直交するように溶接一体化したことを特徴とするフロアパネル。
  4. 請求項1、のフロアパネルにおいて、略樋形パネル成形体の開放下方部を上向きにして、その開放下方部に床板材を固定したことを特徴とするフロアパネル。
  5. 請求項1、2,3,4、のフロアパネルにおいて、略樋形パネル成形体の内部空間に断熱材を装填したことを特徴とするフロアパネル。
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