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JP2007021970A - インクジェット記録装置及びクリーニング装置、並びにクリーニング方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びクリーニング装置、並びにクリーニング方法 Download PDF

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JP2007021970A JP2005209548A JP2005209548A JP2007021970A JP 2007021970 A JP2007021970 A JP 2007021970A JP 2005209548 A JP2005209548 A JP 2005209548A JP 2005209548 A JP2005209548 A JP 2005209548A JP 2007021970 A JP2007021970 A JP 2007021970A
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Yusuke Sakagami
裕介 坂上
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Abstract

【課題】インク滴のノズル面への再付着を防止するインクジェット記録装置のクリーニング装置を提供する。
【解決手段】インクジェット記録ヘッド34のノズル5が開設されているノズル面4に当接可能で且つノズル5を覆うキャップ3と、前記キャップ3の内側に配置され、前記ノズル面4を払拭する複数枚の弾性ブレード6aが回転方向と交差する方向に立設された回転ワイパ6と、前記キャップ3内の、前記ノズル5と対向する位置に収納されたインク吸収体7と、前記回転ワイパ6の前記弾性ブレード6aが回転中に接触して、該弾性ブレード6aに付着しているインクをインク吸収体7に飛散させるために前記キャップ3内のインク吸収体7側に配設されたインク落とし9と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置のクリーニング装置、並びにインクジェット記録装置のクリーニング方法に関する。
インクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッドという)においては、インク滴が吐出されるノズルからインクの溶媒が蒸発してノズル内のインクが固化してしまったり、ノズル付近に異物が付着してしまったりしてノズルの目詰まりが発生し、ノズルからインク滴を吐出する性能が低下してしまうことがある。
そこで、インクジェット記録装置は、低下した吐出性能を回復させるクリーニング装置を備え、良好な記録品質が維持されるように構成されている。従来のインクジェット記録装置の記録ヘッドのクリーニング装置としては、記録ヘッドのノズル面に対向するように桶状部材を備え、この桶状部材をノズル面に当接させた状態でノズルからインクを排出させ、そのノズル面に付着したインク滴に対しては、桶状部材内に配置された回転部材を回転させながら、その回転部材に設けられた弾性部材により記録ヘッドの吐出面からインク滴を払拭するという特許文献1のようなものが知られている。
特開2003−231268号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、回転部材に取り付けられた弾性部材が、記録ヘッドのノズル面に残留しているインク滴を払拭した後、ブレードクリーナーに接触して弾性部材に付着しているインク滴が振り落とされるが、インク滴の一部は、弾性部材がブレードクリーナーを乗り越えた反動で飛散し、直接あるいは桶状部材の内壁やブロック部材の内壁で跳ね返って、再びノズル面に付着する恐れがあるという未解決の課題がある。
本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、インク滴のノズル面への再付着を防止するインクジェット記録装置のクリーニング装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の発明は、記録ヘッドにインク滴吐出用のノズルを設けたインクジェット記録装置の前記記録ヘッドを清浄化するクリーニング装置であって、前記記録ヘッドのノズルが開設されているノズル面に当接可能で且つノズルを覆うキャップと、前記キャップの内側に配置され、前記ノズル面を払拭する複数枚の弾性ブレードが回転方向と交差する方向に立設された回転ワイパと、前記キャップ内の、前記ノズルと対向する位置に収納されたインク吸収体と、前記回転ワイパの前記弾性ブレードが回転中に接触して、該弾性ブレードに付着しているインクをインク吸収体に飛散させるために前記キャップ内のインク吸収体側に配設されたインク落としと、を備えたことを特徴とするクリーニング装置を提供する。
上記構成によれば、ノズル面払拭後の回転ワイパの弾性ブレードに付着したインクは、弾性ブレードがキャップ内のインク吸収体側に配設されたインク落としに接触することで、ノズルと対向する位置に収納されたインク吸収体に飛散するため、インク吸収体に吸収され、ノズル面に再付着する恐れはない。
また、弾性ブレードが複数あるため、仮にインク吸収体から跳ね返ったインク滴があったとしても何れかの弾性ブレードに当たり、ノズル面に再付着する恐れがないと共に、ノズル面の払拭が短時間で確実に行なえる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記弾性ブレードは、前記回転ワイパの軸方向に対して螺旋状に立設されていることを特徴とするクリーニング装置を提供する。
上記構成によれば、弾性ブレードが回転ワイパの軸方向に対して螺旋状に立設されていることにより、回転ワイパに対する回転トルク負荷が平均的にかかるようになり、回転ワイパの回転むらを防止でき、弾性ブレードによるノズル面の払拭がスムーズに行なえる。
また、第3の発明は、第1または第2の発明において、前記回転ワイパが一つのキャップ内に二つ以上である場合、隣り合う回転ワイパは互いに同期して反対方向に回転することを特徴とするクリーニング装置を提供する。
上記構成によれば、回転ワイパを互いに同期させて反対方向に回転させることで、弾性ブレードを歯車のように噛合させることができ、回転ワイパ同士を近接させることが可能となる。これにより、回転ワイパの収納スペースが抑えられると共に、ノズル列間の距離が狭い場合のクリーニングにも対応することができる。
また、第4の発明は、第1乃至第3の何れか一つの発明において、前記回転ワイパの駆動手段を、前記キャップの外部に配設したことを特徴とするクリーニング装置を提供する。
上記構成によれば、回転ワイパの駆動手段がキャップの外部に配設されたことで、キャップのスペースが抑えられると共に、キャップ内の構成を簡略化することができ、メンテナンスが容易になる。
また、第5の発明は、第1乃至第4の何れか一つの発明のクリーニング装置と、ドット抜け検出判定手段と、を備え、該ドット抜け検出判定手段によってドット抜けが検出された前記記録ヘッドに対してのみ、前記クリーニング装置を作動させることを特徴としたインクジェット記録装置を提供する。
上記構成によれば、ドット抜けが検出された記録ヘッドに対してのみ、クリーニングを行なうので、インクジェット記録装置全体でのクリーニング時間が短縮されると共に、例えばインクを吸引してクリーニングする場合には、クリーニングのために吸引されるインクの量を低減できる。
また、第6の発明は、第5の発明において、前記クリーニング装置は複数の動作パターンを持ち、該動作パターンは前記ドット抜け検出判定手段の判定結果によって選択されることを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
上記構成によれば、ドット抜け検出判定手段の判定結果によって、最適な動作パターンが選択され、それに基づきクリーニングが行なわれるので、クリーニングを効率よく確実に実施することができる。
また、第7の発明は、第5または第6の発明において、前記ドット抜け検出判定手段の判定結果が異物付着である場合には、前記キャップを移動させて前記ノズル面に密着させると共に、前記回転ワイパを回転させ、該回転ワイパに立設された前記弾性ブレードで前記ノズル面を払拭させながら、前記ノズルからインク滴を吐出させ、吐出停止後、前記キャップを移動させて前記ノズル面から離間させることを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
上記構成によれば、回転ワイパを回転させ、回転ワイパに立設された弾性ブレードでノズル面を払拭させながら、ノズルからインク滴を吐出させることで、ドット抜けの原因が異物付着である場合の最適なクリーニングを、効率よく確実に行なうことが可能である。
また、第8の発明は、第5乃至第7の何れか一つの発明において、前記ドット抜け検出判定手段の判定結果が異物付着以外の場合には、前記キャップを移動させて前記ノズル面に密着させると共に、前記回転ワイパを回転させ、該回転ワイパに立設された前記弾性ブレードで前記ノズル面を払拭させながら、前記キャップに連通し負圧を発生させる吸引部材でキャップ内を負圧にしてインク滴を吸引させ、吸引停止後、前記回転ワイパを回転させながら前記ノズルからインク滴を吐出させ、吐出停止後、前記キャップ内の負圧状態を解き、前記キャップを移動させて前記ノズル面から離間させることを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
上記構成によれば、回転ワイパを回転させ、回転ワイパに立設された弾性ブレードでノズル面を払拭させながら、吸引部材でキャップ内を負圧にしてインク滴を吸引させ、回転ワイパを回転させながらノズルからインク滴を吐出させることで、ドット抜けの原因が異物付着以外である場合の最適なクリーニングを、効率よく確実に行なうことが可能である。
また、第9の発明は、記録ヘッドにインク滴吐出用のノズルを設けたインクジェット記録装置の前記記録ヘッドを清浄化するクリーニング方法であって、
前記キャップを移動して、前記ノズルが開設されているノズル面に密着し、前記キャップ内に配置された回転ワイパを回転し、該回転ワイパに立設された前記弾性ブレードで前記ノズル面を払拭し、前記回転ワイパを回転しつつ前記キャップに連通されている吸引部材により前記キャップ内を負圧にして前記ノズルからインク滴を吸引し、吸引停止後、前記回転ワイパを回転しつつ前記ノズルからインク滴を吐出し、インク滴吐出後、前記キャップ内の負圧状態を解き前記キャップを移動し、前記ノズル面から離間させることを特徴とするクリーニング方法を提供する。
上記構成によれば、回転ワイパを回転させて回転ワイパに立設された弾性ブレードでノズル面を払拭させ、回転ワイパを回転させつつ吸引部材によりキャップ内を負圧にしてノズルからインク滴を吸引させ、吸引停止後、回転ワイパを回転させつつノズルからインク滴を吐出させることにより、確実にクリーニングを行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置2とそれを駆動するためのホストコンピュータ1とを表している。ホストコンピュータ1は、パーソナルコンピュータを始め、あらゆるコンピュータシステムが適用可能である。インクジェット記録装置2内には、インクジェット記録装置2を駆動するためのデバイスドライバ30が構築されており、このデバイスドライバ30を、適宜プログラムによって駆動することで、インクジェット記録装置2を駆動する、つまり印刷を行う。
図2にはインクジェット記録装置2の概略構成を示す。図2(a)は正面図、図2(b)は平面図である。本実施形態のインクジェット記録装置2は、記録ヘッド34が記録媒体29の搬送方向(図の矢印A方向)と交差する方向に記録媒体29の記録可能幅に対応した幅で配設され、記録媒体29を搬送ベルト25上で搬送方向上流側(図の右手)から、搬送方向下流側(図の左手)に送る間に、記録ヘッド34のノズルからインク滴を吐出して記録媒体29上に微小なインクドットを形成することで所定の文字や画像を描画して所望の印刷物を作成する、いわゆるラインヘッド型インクジェット記録装置である。
図2の符号38は、駆動ローラ23を回転させる紙送りモータ、符号24は、記録ヘッド34を挟んで駆動ローラ23の反対側に配設された従動ローラ、符号25は、駆動ローラ23と従動ローラ24に巻回された搬送ベルト、符号26は搬送ベルト25の張力を一定に保つテンションローラである。また、符号8は、クリーニング装置、符号11は、記録ヘッド34にインクを供給するインクカセット、符号16は、記録媒体29の入った給紙カセット、符号17は、給紙カセット16から記録媒体29を取り出すピックアップローラ、符号27は、記録媒体29を搬送ベルト25上に導くゲートローラ、符号18は、印刷された記録媒体29を一時収納する排紙カセットである。
また、符号61は、記録ヘッド34のノズルからのインク滴の吐出が不良になる、いわゆる「ドット抜け」を検出するドット抜け検出判定器(ドット抜け検出判定手段)であり、切替スイッチ62、ドット抜け検出回路63、判定回路64から構成されており、詳細は後述する。また、符号31は、制御部、符号30は、デバイスドライバである。
デバイスドライバ30は制御部31の制御により、各デバイスを動作させ記録媒体29に印刷を行なう。また、ドット抜け検出判定器61でドット抜けが検出されたとき、あるいは所定時間毎、あるいは電源オン時、あるいは電源オフ時に、制御部31がクリーニング装置8を駆動して、記録ヘッド34のクリーニング(清浄化)を行なう。なお、記録ヘッドからインク滴を吐出するタイミングの基準としてエンコーダを設置する。エンコーダとしては、従動ローラ軸もしくは駆動ローラ軸にロータリーエンコーダを取り付ける方法や、搬送ベルト25にリニアスケールを設ける方法がある。
記録ヘッド34は、デバイスドライバ30からの指令信号に従って、搬送ベルト25上を搬送されている記録媒体29に同期させて記録ヘッド34の各色のノズルからインク滴を吐出することにより、記録媒体29上にカラー画像データを印刷することが可能となる。なお、記録ヘッド34は各色毎(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)に記録媒体29の搬送方向にずらして配設されている。ここでは色数を4色としてあるがこれに限ることはなく6色や、1色など必要に応じて任意に設定できる。なお、記録ヘッド34は図2では各色毎に独立した例を示しているが、記録ヘッド34のベース部分を一体で作り、中のノズル回りを各色毎に記録媒体29の搬送方向にずらして配設する方法もある。本発明はいずれの記録ヘッドの配設方法でも適用可能である。
記録ヘッド34の各ノズルからインク滴を吐出する方法としては、静電方式、ピエゾ方式、膜沸騰インクジェット方式などがある。静電方式は、アクチュエータである静電ギャップに駆動信号を与えると、キャビティ内の振動板が変位してキャビティ内に圧力変化を生じ、その圧力変化によってインク滴がノズルから吐出されるというものである。ピエゾ方式は、アクチュエータであるピエゾ素子に駆動信号を与えると、キャビティ内の振動板が変位してキャビティ内に圧力変化を生じ、その圧力変化によってインク滴がノズルから吐出されるというものである。膜沸騰インクジェット方式は、キャビティ内に微小ヒータがあり、瞬間的に300℃以上に加熱されてインクが膜沸騰状態となって気泡が生成され、その圧力変化によってインク滴がノズルから吐出されるというものである。本発明は、いずれのインク出力方法でも適用可能である。
図3には、本実施形態の記録ヘッド34を2例示す。図3(a)は積層圧電素子を用いた記録ヘッドの例、図3(b)は単層圧電素子を用いた記録ヘッドの例である。図3(a)の積層圧電素子タイプは、単層の圧電素子71を複数積層し、それを支持体73で支持している。何れの例も、記録ヘッド34の上端部には振動板72が設けられ、その上方に、積層又は単層の圧電素子71が配設されている。
記録ヘッド34の下面に相当するノズル面4には複数のノズル5が開設され、各ノズル5に連通するキャビティ(圧力室)75は共通インク部76に連通しており、共通インク部76には、メインタンクやインクカートリッジ11(図2参照)から直接又はサブタンクを介してインクが供給される。
上記の構成によれば、駆動回路74から駆動信号が積層又は単層の圧電素子71に入力されると夫々の圧電素子71が撓み、それが振動板72の変位になって、先にキャビティ75の容積を拡大してインクを引き込み、次いでキャビティ75の容積を縮小してインク滴を吐出する。なお、積層圧電素子タイプでは、圧電素子71が積層されているために、大きな駆動力が得られるという特徴がある。
前述したように、必要に応じて記録ヘッド34のノズルのクリーニングを行なう。(図2参照)まず、記録ヘッド34をクリーニング装置8の直上に移動させる、次に、クリーニング装置8を上昇させて記録ヘッド34に密着させ、クリーニング装置8内のクリーニング部材によりノズル面の払拭、インク吸引、フラッシング等のクリーニング作業を行なう。その後クリーニング装置8を下降させて、記録ヘッド34を元の位置に戻してクリーニングを終了する。クリーニングの詳細は後述する。
図1に戻って、前述のデバイスドライバ30はハードウエア及びプログラムによって構成される。このデバイスドライバ30を動作させるために、インクジェット記録装置2の制御部31内には、演算処理装置としてのコンピュータシステムが内装されている。従って、制御部31は、各種制御や、演算処理を担う中央演算処理装置であるCPU32と、主記憶装置を構成するRAMや読み出し専用の記憶装置であるROM等のメモリ33を備えている。
デバイスドライバ30は、記録ヘッド34を駆動させる記録ヘッドドライバ35、ベルト位置センサ28で検出されたリニアスケールの値から搬送ベルト25の位置を検出するベルト位置検出回路37、駆動ローラ23を介し搬送ベルト25を作動させる紙送りモータ38を駆動する紙送りドライバ39、クリーニング装置8を昇降させるために使用されるクリーニングモータ40を駆動するクリーニングドライバ41、クリーニング装置8内の部材の負圧化やインク吸引のための吸引ポンプ12(吸引部材)を駆動する吸引ポンプドライバ46、クリーニング装置8内に開設されたインク排出口と吸引ポンプ12間を開閉する開閉バルブ13を駆動するバルブドライバ47、インクカートリッジ11内のインクを検出するインクセンサ15により、インク残量を検出するインク検出回路48などを備える。
そして、制御部31はインターフェイス42を介してホストコンピュータ1に接続されており、操作パネル43の操作状態及びホストコンピュータ1で演算処理されるプログラムの指令に従って印刷を行なう。また、印刷やクリーニングに伴う各種の情報を表示パネル44に表示する。
なお、本実施形態ではデバイスドライバ30を駆動するためのプログラムをインクジェット記録装置2内に設けられている制御部31内で実行するようにしたが、全く別個のコンピュータシステム内で実行するようにしても良い。また、プログラムと同等の機能をハードウエアによって構成しても良い。
図4には、ドット抜け検出判定器61の詳細を示す。切替スイッチ62は、パワー素子からなるアナログスイッチ65で構成される。ドット抜け検出回路63は、切替スイッチ62によって記録ヘッド34の圧電素子71に接続された状態で、当該圧電素子71の起電圧変動を増幅すると共に当該圧電素子71の起電圧変動のうち、主に記録ヘッド34のキャビティ75の振動成分を抽出するバンドパスフィルタからなる交流増幅器66で抽出増幅されたキャビティ75の振動成分と基準電圧とを比較し、これをパルス信号に変換する比較器(コンパレータ)67とを備えて構成される。
判定回路64は、後述するように、各種ドット抜けに対応する波形を記憶した判定テーブル70と、ドット抜け検出回路63の比較器67の信号から記録ヘッド34のキャビティ75の振動成分の周期や位相を測定する周期位相測定回路68と、測定されたキャビティ75の振動成分の周期や位相と判定テーブル70の波形の周期や位相とを比較する比較器69とを備えて構成される。比較器69の出力は制御部31に入力される。
切替スイッチ62は制御部31によって制御され、例えば記録ヘッド34を所定の印刷終了後にクリーニング装置8の位置まで移動させ、クリーニング装置8を上昇させて記録ヘッド34に密着させた状態でインク滴を吐出させ、そのインク滴吐出のための駆動信号の供給終了時に記録ヘッド34の圧電素子71をドット抜け検出回路63に接続することで、当該圧電素子71に発生するインク滴吐出後の、いわゆる残留振動を電圧変動として検出する。
なお、ドット抜けの検出は、例えば記録媒体29を1頁印刷するたびに行なってもよいし、あるいは複数頁の印刷後に行なってもよく、任意に設定することができる。
さて、前述のように各ノズル5に対応する圧電素子71に駆動信号を印加し、インク滴が吐出されると、その際の圧力変動後、キャビティ75内に残留振動(正確には図3の振動板72の自由振動)が発生する。この残留振動の状態から各ノズル5の状態(キャビティ75内の状態を含む)を検出することが可能である。
例えば、図5に示すように、ノズル正常時に比べて、気泡がインクの流路やノズル先端に混入した場合(図の「気泡」に該当)には、気泡が混入した分だけインク重量(=イナータンス)が減少すると共に、気泡によりノズル径が大きくなった状態と等価となって音響抵抗が減少し、振動周波数が高くなる特徴がある。
また、ノズル部のインクが乾燥した場合(図の「乾燥」に該当)には、インクの粘性が増加することによって音響抵抗が増大し、過減衰になるという特徴がある。
また、紙粉やゴミがノズル面に付着した場合(図の「紙粉」に該当)には、紙粉によりノズルからインクが染み出すことによって、振動板から見たインク重量が増加してイナータンスが増加し、またノズルに付着した紙粉の繊維によって音響抵抗が増大し、周期が大きくなる(周波数が低くなる)という特徴がある。
このように圧電素子71の起電圧変動、すなわちキャビティ75内の残留振動は、ノズル5の状態によって異なることから、残留振動の波形をパルス信号に変換した波形によって、正常の吐出状態であるか、乾燥した吐出状態であるか、気泡が混入した吐出状態であるか、紙粉がノズル5に付着した吐出状態であるかを的確に検出することができる。
従って、予め実験などによって、正常の状態、乾燥状態、気泡混入状態、紙粉付着状態の各状態での残留振動の周期及び位相を判定テーブル70に格納しておき、周期位相測定回路68で測定した残留振動の周期及び位相と判定テーブル70に格納されている各状態での周期及び位相を比較器69で比較することにより、ノズル5のインク吐出不良状態を的確に検出することができる。
図6は、クリーニング装置8の構成を示したものである。符号3は、記録ヘッド34のノズル5が開設されたノズル面4を覆う有底矩形のキャップ、符号3aはノズル面に密着するキャップ3の先端部分、符号6は、立設した複数の弾性ブレード6aでノズル面を払拭する(「ワイピング」という)回転ワイパ、符号7は、印字以外の目的でノズルからインク滴を吐出する、いわゆる「フラッシング」時にインクを吸収するインク吸収体、符号9は、回転ワイパ6の弾性ブレード6aについたインクを落とすインク落とし、符号12は、ノズル5からインクを吸引する吸引ポンプ、符号13は、吸引用の開閉バルブ、符号14は、インク排出口、符号10は、廃インクタンクである。
次に、クリーニング装置8によってクリーニングを行なうために制御部31内で行なわれる演算処理について、図9のフローチャートに基づいて説明する。この演算処理では、まずステップS1で、前述したクリーニング開始条件が満たされているか否かを判定し、クリーニング開始条件が満たされている場合にはステップS2に移行し、そうでない場合には、待機する。
ステップS2では、記録ヘッド34をクリーニング装置8の直上まで移動させる指示を記録ヘッドドライバ35に出す。
次にステップS3に移行して、記録ヘッド34のドット抜けがあるかどうかドット抜け検出判定器61により検出し判定した結果を読み込む。このとき前述したようにインクを吐出させてもよいし、吐出させない方法で検出判定してもよい。
次に、ステップS4に移行して、ドット抜けがある場合にはステップS5に移行し、そうでない場合、つまりドット抜けがない場合にはステップS17に移行する。
ステップS5では、ドット抜けがある記録ヘッド34を選択してからステップS6に移行する。
ステップS6では、選択された記録ヘッド34に対してキャップ3を上昇させて、密着させる指示をクリーニングドライバ41に出してからステップS7に移行する。
ステップS7では、回転ワイパ6を駆動させてワイピングを開始する指示をクリーニングドライバ41に出してからステップS8に移行する。
ステップS8では、ドット抜けの原因が異物付着以外であるか否かを判定し、ドット抜けの原因が異物付着以外の場合には、ステップS9に移行し、そうでない場合、つまりドット抜けの原因が異物付着の場合には、ステップS13に移行する。
ステップS9では、開閉バルブ13を開く指示をバルブドライバ47に出した後、吸引ポンプ12を駆動する指示を吸引ポンプドライバ46に出してからステップS10に移行する。
ステップS10では、吸引ポンプ12を駆動してからの経過時間tが予め設定された吸引ポンプ駆動時間t1より長いか否かを判定し、経過時間tが吸引ポンプ駆動時間t1より長い場合にはステップS11に移行し、そうでない場合にはステップS9に移行する。
ステップS11では、吸引ポンプ12を停止する指示を吸引ポンプドライバ46に出してからステップS12に移行する。
ステップS12では、吸引ポンプ12を停止してからの経過時間tが予め設定された吸引ポンプ保持時間t2より長いか否かを判定し、経過時間tが吸引ポンプ保持時間t2より長い場合にはステップS13に移行し、そうでない場合には待機する。
ステップS13では、フラッシングの指示を記録ヘッドドライバ35に出してからステップS14に移行する。
ステップS14では、回転ワイパ6によるワイピングを停止する指示をクリーニングドライバ41に出してからステップS15に移行する。
ステップS15では、キャップ3内の圧力開放の指示をバルブドライバ47に出してからステップS16に移行する。
ステップS16では、キャップ3を下降させる指示をクリーニングドライバ41に出してからステップS17に移行する。
ステップS17では、記録ヘッド34を元の位置に移動させる指示を記録ヘッドドライバ35に出してから処理を終了する。
この演算処理によれば、図6に示すようにクリーニングを行なうときは、まず、記録ヘッド34をクリーニング装置8の配設されている位置まで移動させる。次にドット抜けの検出判定後、選択された記録ヘッド34に対して図示しない昇降装置によってキャップ3を上昇させてノズル面4に密着させる。そして、図示しないキャップ3外部の駆動装置によって回転ワイパ6を回転させて、複数の弾性ブレード6aによりノズル面4をワイピングする。これによりノズル面4に付着しているインクや異物(付着しているゴミ、紙粉を異物という)を取り除くことができ、これによりメニスカスが整う。このように、弾性ブレード6aが複数配設されているため、従来より短時間でメニスカスを整えることが可能である。
次に、回転ワイパ6を回転させたまま、開閉バルブ13を開き、吸引ポンプ12で吸引を行なう。吸引ポンプ12には、回転するローラがその周囲に配設されている可撓性チューブを押しつぶして内部の流体を移動させることで負圧を発生させる、チューブポンプを用いる。チューブポンプは比較的簡易な構成であり、汎用性に優れている。
吸引ポンプ12が駆動してキャップ3内が負圧になることにより、ノズル5からインクが吸引される。吸引されたインクは一旦インク吸収体7に吸収されるが、負圧のためキャップ3底部に連通しているインク排出口14を経由して吸引ポンプ12へ吸引され、吸引されたインクは廃インクタンク10に溜まる。なお、吸引ポンプ12はチューブポンプに限るものではなく、他のポンプを用いてもよい。
次に、所定の時間経過後インク吸引を停止し、回転ワイパ6を回転させたまま、フラッシングを行なう。このとき回転ワイパ6の回転とフラッシングを同期させて、弾性ブレード6aがノズル5の位置にないときにフラッシングを行なう。フラッシング後、回転ワイパ6を停止させ、その後キャップ3内の負圧を開放し大気圧と同じか、あるいは同等にした状態(圧力開放)で、図示しない昇降装置によりキャップ3を下降させる。その後記録ヘッド34を元の位置に移動させる。なお、異物付着によるドット抜けの場合には、インク吸引は行なわない。
上記のワイピング時、弾性ブレード6aに付着したインクは、弾性ブレード6aがキャップ3内のインク吸収体7側に配設されたインク落とし9に接触することで、ノズル5と対向する位置に収納されたインク吸収体7側に飛散すると共に、インク吸収体7に吸収され、ノズル面4に再付着する恐れはない。
また、弾性ブレード6aが複数あるため、仮にインク吸収体7から跳ね返ったインク滴があったとしても弾性ブレード6aの何れかに当たり、ノズル面4に再付着する恐れはない。これは、インク吸引時、フラッシング時も同様である。
また、図6では近接した2列のノズル5に対して、一対の回転ワイパ6を互いに同期させて反対方向に回転させることにより、弾性ブレード6aを歯車のように噛合させ、回転ワイパ6同士を近接して配置し、近接した2列ノズルのワイピングに対応可能となっている。この回転ワイパ6の近接配置により、キャップ3内の回転ワイパ6の収納スペースも抑えられている。
以上述べたように、記録ヘッド34のクリーニングを上記の手順で行なうことで、確実なクリーニングが可能になる。
従って、この演算処理によれば、ドット抜けが検出された記録ヘッド34のみがクリーニングされるので、インクジェット記録装置2全体でのクリーニング時間が短縮されると共に、クリーニングのために吸引や吐出されるインクの量を低減できる。
また、ドット抜けの原因が異物付着か異物付着以外かでクリーニング方法が異なり、原因が異物付着の場合には、ワイピング+フラッシング、原因が異物付着以外の場合には、ワイピング+インク吸引+フラッシングと、ドット抜けの原因に応じた記録ヘッド34の最適なクリーニングを効率よく、確実に行なうことができる。
なお、キャップの先端部分3aは、ノズル面4に密着させるため適度な弾性があり、インクに接触しても劣化しにくい材料が適しており、例えばシリコンゴム、フッ素系ゴムなどが挙げられる。また、インク吸収体7には、インク溶媒及びインクを吸収しやすい材料で多孔質材料が適しており、例えば水系インクの場合には、ポリビニルアルコール系の材料が挙げられる。
また、回転ワイパ6の弾性ブレード6aには、弾性変形可能な適度な柔らかさと耐久性を備えたゴム系材料が望ましい。図7には、回転ワイパ6の軸方向に螺旋状に弾性ブレード6aを立設した回転ワイパ6を示す。図7(a)は斜視図、図7(b)は平面図、図7(c)は正面図である。
上記の構成によれば、弾性ブレード6aを螺旋状に立設することで、記録ヘッド34のノズル面4に弾性ブレード6aが接触するワイピング時の、回転ワイパ6に対する回転トルク負荷が平均的にかかるようになり、回転ワイパ6の回転むらを防止でき、弾性ブレード6aによるワイピングがスムーズに行なえる。
なお、回転ワイパ6の回転速度、弾性ブレード6aのノズル面4とのオーバーラップ量M1(図6参照:弾性ブレード6aとノズル面4との重なり量=撓み量)、弾性ブレード6aとインク落とし9とのオーバーラップ量M2(図6参照:弾性ブレード6aとインク落とし9との重なり量=撓み量)、弾性ブレード6aの枚数等は適宜決められる必要がある。
図8には、回転ワイパ6の駆動装置(駆動手段)を示す。図8(a)はキャップ3が上昇して記録ヘッド34に密着した状態、図8(b)はキャップ3が下降して記録ヘッド34から離間した状態を示す。
符号19は、キャップ3の外部でキャップ3を挟んで反対に位置し、図示しないモータによって、互いに同期して反対方向に回転する一対の駆動歯車、符号6bは、キャップ3の外側に配設され回転ワイパ6に直結している一対の歯車、符号36は、キャップ3の外側に配設され歯車6bに噛合している一対の中間歯車である。
クリーニング待機時など、キャップ3が記録ヘッド34から離間しているときは、図8(b)のように回転している駆動歯車19と中間歯車36が離間しているため、回転ワイパ6は回転しない。クリーニングのために、キャップ3を上昇させて記録ヘッド34に密着させると、図8(a)のように回転している駆動歯車19と中間歯車36が噛合することで中間歯車36が回転し、中間歯車36と噛合している歯車6bが回転し、歯車6bに直結している回転ワイパ6が回転する。このとき、駆動歯車19が同期して反対方向に回転しているため、回転ワイパ6に直結している歯車6bも中間歯車36を介して同期して反対方向に回転する。従って、キャップ3が記録ヘッド34に密着した状態で回転ワイパ6によるワイピングが行なえる。また、インク吸引時、フラッシング時にもワイピングが行なえる。クリーニングが終了し、キャップ3を下降させると、駆動歯車19と中間歯車36の噛合が外れ、中間歯車36の回転が停止し、その結果回転ワイパ6の回転も停止する。なお、中間歯車36が歯車6bを中心に遥動可能にしておけば、駆動歯車19との噛合のタイミングが調整でき、より望ましい。
上記によれば、回転ワイパ6の駆動装置がキャップ3の外部に配設されたことで、キャップ3のスペースが抑えられると共に、キャップ3内の構成を簡略化することができ、キャップ3のメンテナンスが容易になる。
なお、上記の実施形態では駆動力伝達に歯車を用いたが、これに限るものではなく駆動力が伝達できる構成のものであれば任意に選択できる。
なお、本実施形態では、記録ヘッド34を移動させる構成のラインヘッド形インクジェット記録装置の例についてのみ詳述したが、これに限らず、例えばクリーニング装置8が搬送ベルト25を挟んで記録ヘッド34に対向する位置にあり、搬送ベルト25を分割して間隔を空けた部分にクリーニング装置8を配設することにより、記録ヘッド34を移動させずにクリーニングできる構成のラインヘッド型インクジェット記録装置や、いわゆるマルチパス型インクジェット記録装置などあらゆるタイプのインクジェット記録装置に対して適用可能である。
本発明のインクジェット記録装置の一実施形態を示す印刷システム構成図。 図1のインクジェット記録装置の概略構成図。 図2のインクジェット記録装置に設けられた記録ヘッドの構成図。 図2のインクジェット記録装置に設けられたドット抜け検出判定器のブロック図。 記録ヘッドのキャビティ内の残留振動説明図。 図2のインクジェット記録装置に設けられたクリーニング装置の構成図。 図6のクリーニング装置に設けられた回転ワイパ外観図。 図6のクリーニング装置に設けられた回転ワイパを駆動する駆動装置説明図。 図1の制御部で行なわれるクリーニングのための演算処理を示すフローチャート図。
符号の説明
1…ホストコンピュータ、2…インクジェット記録装置、3…キャップ、3a…キャップ先端部、4…ノズル面、5…ノズル、6…回転ワイパ、6a…弾性ブレード、6b…歯車、7…インク吸収体、8…クリーニング装置、9…インク落とし、10…廃インクタンク、11…インクカートリッジ、12…吸引ポンプ、13…開閉バルブ、14…インク排出口、19…駆動歯車、29…記録媒体、30…デバイスドライバ、31…制御部、34…記録ヘッド、36…中間歯車、61…ドット抜け検出判定器

Claims (9)

  1. インクジェット記録ヘッドにインク滴吐出用のノズルを設けたインクジェット記録装置の前記インクジェット記録ヘッドを清浄化するクリーニング装置であって、
    前記インクジェット記録ヘッドのノズルが開設されているノズル面に当接可能で且つノズルを覆うキャップと、前記キャップの内側に配置され、前記ノズル面を払拭する複数枚の弾性ブレードが回転方向と交差する方向に立設された回転ワイパと、前記キャップ内の、前記ノズルと対向する位置に収納されたインク吸収体と、前記回転ワイパの前記弾性ブレードが回転中に接触して、該弾性ブレードに付着しているインクをインク吸収体に飛散させるために前記キャップ内のインク吸収体側に配設されたインク落としと、を備えたことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記弾性ブレードは、前記回転ワイパの軸方向に対して螺旋状に立設されていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記回転ワイパが一つのキャップ内に二つ以上である場合、隣り合う回転ワイパは互いに同期して反対方向に回転することを特徴とする請求項1または2に記載のクリーニング装置。
  4. 前記回転ワイパの駆動手段を、前記キャップの外部に配設したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記請求項1乃至4の何れか一項のクリーニング装置と、ドット抜け検出判定手段と、を備え、該ドット抜け検出判定手段によってドット抜けが検出された前記インクジェット記録ヘッドに対してのみ、前記クリーニング装置を作動させることを特徴としたインクジェット記録装置。
  6. 前記クリーニング装置は複数の動作パターンを持ち、該動作パターンは前記ドット抜け検出判定手段の判定結果によって選択されることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記ドット抜け検出判定手段の判定結果が異物付着である場合には、前記キャップを移動させて前記ノズル面に密着させると共に、前記回転ワイパを回転させ、該回転ワイパに立設された前記弾性ブレードで前記ノズル面を払拭させながら、前記ノズルからインク滴を吐出させ、吐出停止後、前記キャップを移動させて前記ノズル面から離間させることを特徴とする請求項5または6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記ドット抜け検出判定手段の判定結果が異物付着以外の場合には、前記キャップを移動させて前記ノズル面に密着させると共に、前記回転ワイパを回転させ、該回転ワイパに立設された前記弾性ブレードで前記ノズル面を払拭させながら、前記キャップに連通し負圧を発生させる吸引部材でキャップ内を負圧にしてインク滴を吸引させ、吸引停止後、前記回転ワイパを回転させながら前記ノズルからインク滴を吐出させ、吐出停止後、前記キャップ内の負圧状態を解き、前記キャップを移動させて前記ノズル面から離間させることを特徴とする請求項5乃至7の何れか一項に記載のインクジェット記録装置。
  9. インクジェット記録ヘッドにインク滴吐出用のノズルを設けたインクジェット記録装置の前記インクジェット記録ヘッドを清浄化するクリーニング方法であって、
    前記キャップを移動して、前記ノズルが開設されているノズル面に密着し、前記キャップ内に配置された回転ワイパを回転し、該回転ワイパに立設された前記弾性ブレードで前記ノズル面を払拭し、前記回転ワイパを回転しつつ前記キャップに連通されている吸引部材により前記キャップ内を負圧にして前記ノズルからインク滴を吸引し、吸引停止後、前記回転ワイパを回転しつつ前記ノズルからインク滴を吐出し、インク滴吐出後、前記キャップ内の負圧状態を解き前記キャップを移動し、前記ノズル面から離間させることを特徴とするクリーニング方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011109853A1 (en) * 2010-03-08 2011-09-15 Silverbrook Research Pty Ltd Printhead wiping system
JP2011201156A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Seiko Epson Corp 液体吐出装置の制御方法および液体吐出装置
JP2012139823A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

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