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JP2007018832A - 燃料電池スタック - Google Patents

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JP2007018832A
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Toshiya Wakahoi
俊哉 若穂囲
Manabu Tanaka
学 田中
Masaru Iguchi
勝 井口
Ken Takahashi
謙 高橋
Isato Kachi
勇人 加地
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】ケーシング表面からボルト頭部が突出することがなく、しかも簡単な構成で、ケーシング強度を良好に向上させることを可能にする。
【解決手段】パネル部材60a、60bとアングル部材62aとは、締結ボルト78を介して固定される。パネル部材60a、60bには、締結ボルト78の頭部78aの外径と略同一内径に設定された凹部74aが形成されるとともに、前記締結ボルト78の頭部端面78cは、前記パネル部材60a、60bの外面と同一面上に配設される。
【選択図】図5

Description

本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、前記発電セルが複数積層された積層体を、箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜(電解質)を採用している。この電解質膜の両側にアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体が、セパレータによって挟持された発電セルを備え、前記発電セルが複数積層されることにより燃料電池スタックが構成されている。
この種の燃料電池スタックでは、部品数を削減するとともに、軽量化を図る工夫がなされている。例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックは、図7に示すように、複数の単電池が積層された積層体1を備えており、この積層体1の積層方向両端部には、エンドプレート2が設けられている。
積層体1の上方及び下方には、上側テンションプレート3と下側テンションプレート4とが配設され、前記上側テンションプレート3及び前記下側テンションプレート4とエンドプレート2とは、ボルト5によって固定されている。下側テンションプレート4は、外側方向へ凸部として形成される固定部6を備えており、この固定部6にボルト7が取り付けられる。このボルト7は、図示しない車輌側取り付け部材に固定されることにより、燃料電池スタックの車輌への固定が行われている。
特開2002−42853号公報(図1)
一般に、燃料電池スタックでは、各種検出センサや計器類を搭載する場合が多い。そこで、特許文献1の燃料電池スタックに、この種の設備を搭載しようとすると、実際上、上側テンションプレート3にボルト等により固定する方法が考えられる。
しかしながら、上側テンションプレート3とエンドプレート2とを固定するボルト5の頭部は、この上側テンションプレート3の外面上から外部に突出し易く、設備の搭載に干渉するおそれがある。特に、積層体1を構成する各単電池の発電性能を検出するためのセル電圧モニタが、上側テンションプレート3に取り付けられる際、このセル電圧モニタのコネクタ部に着脱自在なカプラは、前記上側テンションプレート3の面方向に沿って抜き差しされる。これにより、カプラの着脱操作時に、このカプラとボルト5の頭部との干渉が発生するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、ケーシング表面からボルト頭部が突出することがなく、しかも簡単な構成で、ケーシング強度を良好に向上させることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、前記発電セルが複数積層された積層体を、箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックである。
ケーシングは、積層体の側部に配設され、互いに近接する端部同士が締結ボルトを介して固定される複数のパネル部材を備え、一方のパネル部材には、前記締結ボルトの頭部外径と略同一内径の凹部が形成されるとともに、前記締結ボルトの頭部端面は、前記一方のパネル部材の外面と同一面上に配設されている。
また、少なくとも1のパネル部材には、各発電セル毎又は複数の発電セル毎にセル電圧を検出するセル電圧モニタが取り付けられるとともに、前記セル電圧モニタの側部に設けられるコネクタ部には、前記1のパネル部材の面方向に離脱自在なカプラが装着されることが好ましい。
さらに、締結ボルトは、円板状の頭部を有し、前記頭部には、ボルト回転用工具を係止するための複数の貫通孔部が形成されるとともに、前記締結ボルトのねじ部には、緩み防止剤が塗布されることが好ましい。
本発明では、ケーシングを構成するパネル部材には、締結ボルトの頭部外径と略同一内径の凹部が形成されている。このため、締結ボルトの頭部がパネル部材の凹部に収容された状態で、前記頭部と前記凹部の内壁面との間にクリアランスが殆どなく、前記締結ボルトと前記パネル部材とを一体化することができる。これにより、簡単な構成で、ケーシング強度を良好に向上させることが可能になる。
しかも、締結ボルトの頭部端面は、パネル部材の外面と同一面上に配設されている。従って、ケーシング表面からボルト頭部が突出することがなく、前記ケーシング表面に各種設備を容易且つ好適に搭載することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10の斜視説明図であり、図2は、前記燃料電池スタック10の一部分解概略斜視図である。
図2に示すように、燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が水平方向(矢印A方向)に積層された積層体14を備える。積層体14の積層方向(矢印A方向)一端には、ターミナルプレート16a、絶縁プレート18a及びエンドプレート20aが外方に向かって、順次、配設される。積層体14の積層方向他端には、ターミナルプレート16b、絶縁プレート18b及びエンドプレート20bが外方に向かって、順次、配設される。燃料電池スタック10は、四角形に構成されるエンドプレート20a、20bを端板として含むケーシング24を備えている。
図3及び図4に示すように、各発電セル12は、電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)30と、前記電解質膜・電極構造体30を挟持する薄板波形状の第1及び第2金属セパレータ32、34とを備える。なお、第1及び第2金属セパレータ32、34に代替して、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
図2及び図4に示すように、エンドプレート20a側に配設される所定数の発電セル12において、第1及び第2金属セパレータ32、34の外周部には、矢印C方向上部一端側に位置して電解質膜・電極構造体30で発生する電圧を検出するための第1及び第2セル電圧端子35a、35bが一体的に形成される。第1セル電圧端子35aと第2セル電圧端子35bとは、矢印B方向に互いに位置をずらして設けられる。
エンドプレート20b側に配設される他の所定数の発電セル12において、第1及び第2金属セパレータ32、34の外周部には、矢印C方向上部他端側に位置して電解質膜・電極構造体30で発生する電圧を検出するための第1及び第2セル電圧端子35a、35bが一体的に形成される。
発電セル12の長辺方向(図4中、矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔36a、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔38a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔40bが設けられる。
発電セル12の長辺方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔40a、冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔38b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔36bが設けられる。
電解質膜・電極構造体30は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するアノード側電極44及びカソード側電極46とを備える。
アノード側電極44及びカソード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成される。
第1金属セパレータ32の電解質膜・電極構造体30に向かう面32aには、燃料ガス供給連通孔40aと燃料ガス排出連通孔40bとを連通する燃料ガス流路48が形成される。この燃料ガス流路48は、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。第1金属セパレータ32の面32bには、冷却媒体供給連通孔38aと冷却媒体排出連通孔38bとを連通する冷却媒体流路50が形成される。この冷却媒体流路50は、矢印B方向に延在する複数本の溝部により構成される。
第2金属セパレータ34の電解質膜・電極構造体30に向かう面34aには、例えば、矢印B方向に延在する複数本の溝部からなる酸化剤ガス流路52が設けられるとともに、この酸化剤ガス流路52は、酸化剤ガス供給連通孔36aと酸化剤ガス排出連通孔36bとに連通する。第2金属セパレータ34の面34bには、第1金属セパレータ32の面32bと重なり合って冷却媒体流路50が一体的に形成される。
第1金属セパレータ32の面32a、32bには、この第1金属セパレータ32の外周端縁部を周回して第1シール部材54が一体成形される。第1シール部材54は、面32aで燃料ガス供給連通孔40a、燃料ガス排出連通孔40b及び燃料ガス流路48を囲繞してこれらを連通させる一方、面32bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。第1シール部材54は、後述するように、第1セル電圧端子35aの先端部近傍まで被覆する。
第2金属セパレータ34の面34a、34bには、この第2金属セパレータ34の外周端縁部を周回して第2シール部材56が一体成形される。第2シール部材56は、面34aで酸化剤ガス供給連通孔36a、酸化剤ガス排出連通孔36b及び酸化剤ガス流路52を囲繞してこれらを連通させる一方、面34bで冷却媒体供給連通孔38a、冷却媒体排出連通孔38b及び冷却媒体流路50を囲繞してこれらを連通させる。第2シール部材56は、後述するように、第2セル電圧端子35bの先端部近傍まで被覆する。
図3に示すように、第1及び第2シール部材54、56間には、固体高分子電解質膜42の外周が、直接、ケーシング24に接触することを阻止するために、シール55が介装される。
図1〜図3に示すように、ターミナルプレート16a、16bの面内中央から上方に所定距離だけ離間する位置には、積層方向外方に延在する端子部58a、58bが設けられる。端子部58a、58bには、例えば、走行用モータ等の負荷が接続される。
端子部58a、58bは、絶縁性筒体57に挿入されて絶縁プレート18a、18b及びエンドプレート20a、20bの孔部59a、59bを貫通して外部に突出する。絶縁プレート18a、18bは、絶縁性材料、例えば、ポリカーボネート(PC)やフェノール樹脂等で形成されている。
ケーシング24は、図2に示すように、端板であるエンドプレート20a、20bと、積層体14の側部に配置される複数のパネル部材60a〜60dと、前記パネル部材60a〜60dの互いに近接する端部同士を連結するアングル部材62a〜62dと、前記エンドプレート20a、20bと前記パネル部材60a〜60dとを連結するそれぞれ長さの異なる連結ピン64a、64bとを備える。パネル部材60a〜60dは、薄板金属製プレートで構成される。
エンドプレート20a、20bの上下各辺には、それぞれ2つの円筒状第1連結部66a、66bが突出形成されるとともに、両側の各辺には、それぞれ1つの第1連結部66a、66bが突出形成される。エンドプレート20a、20bの両側の各辺下端には、マウント用ボス部68a、68bが形成される。このボス部68a、68bが、図示しない搭載部位にボルト等を介して固定されることにより、燃料電池スタック10を、例えば、車両に搭載する。
積層体14の矢印B方向両側に配置されるパネル部材60a、60cの長手方向(矢印A方向)両端には、第2連結部70a、70bが2つずつ形成される。積層体14の上下両側に配置されるパネル部材60b、60dの長手方向両端には、第2連結部72a、72bが3つずつ形成される。
パネル部材60a、60cの各第2連結部70a、70b間には、エンドプレート20a、20bの両側の各辺の第1連結部66a、66bが配置されるとともに、これらに短尺な連結ピン64aが一体的に挿入されて、前記パネル部材60a、60cが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
同様に、パネル部材60b、60dの第2連結部72a、72bがエンドプレート20a、20bの上辺及び下辺の第1連結部66a、66bと交互に配置されるとともに、これらに長尺な連結ピン64bが一体的に挿入されて、前記パネル部材60b、60dが前記エンドプレート20a、20bに取り付けられる。
パネル部材60a〜60dには、短手方向両端縁部にそれぞれ複数のリング状凹部74aが形成されるとともに、前記凹部74aには、小径な孔部74bが同軸上に連通する(図5参照)。
アングル部材62a〜62dは、湾曲する角部を挟んで各片に薄肉部75が形成されるとともに、各薄肉部75には、各孔部74bに対応してねじ孔76が形成される。薄肉部75の厚さは、図5に示すように、例えば、前記薄肉部75にパネル部材60a、60bが重ね合わされた際、前記パネル部材60a、60bの外面がアングル部材62aの外面と面一になる厚さに設定される。
各凹部74aに締結ボルト78の頭部78aが挿入されるとともに、前記締結ボルト78のねじ部78bが、孔部74bを通ってねじ孔76に螺合する。これにより、アングル部材62a〜62dを介してパネル部材60a〜60dが固定され、ケーシング24が構成される(図1参照)。
図5に示すように、締結ボルト78の頭部78aの外径は、凹部74aの内径と略同一寸法に設定されるとともに、前記締結ボルト78の頭部端面78cは、パネル部材60a〜60dの外面と同一面上に配設される。
図6に示すように、締結ボルト78の頭部78aには、ボルト回転用工具(図示せず)を係止するための、複数、例えば、3つの貫通孔部79が、等角度間隔ずつ離間して形成される。各締結ボルト78のねじ部78bには、このねじ部78bの緩みを防止し、且つ、防水機能を有する緩み防止剤(図示せず)が塗布される。
図2に示すように、パネル部材60bには、各発電セル12毎又は複数の発電セル12毎にセル電圧を検出するために、所望の第1セル電圧端子35a又は第2セル電圧端子35bに対応する開口部80a、80bが、前記発電セル12の積層方向(矢印A方向)に沿って互いに平行して設けられる。パネル部材60bには、開口部80a、80bの周囲に位置してそれぞれ円柱状のボス部82a、82bが、例えば、4つずつ取り付けられる。
パネル部材60bには、開口部80a、80bを覆ってセル電圧モニタ90a、90bが取り付けられる(図1参照)。セル電圧モニタ90a、90bは、各発電セル12毎又は複数の前記発電セル12毎にセル電圧を検出するため、第1セル電圧端子35a及び/又は第2セル電圧端子35bに電気的に接続される。セル電圧モニタ90a、90bの側部には、コネクタ部92a、92bが設けられ、このコネクタ部92a、92bには、パネル部材60bの面方向(矢印B方向)に離脱自在なカプラ94a、94bが装着される。
図2及び図3に示すように、絶縁プレート18bは、ケーシング24の内周で位置決めされるように所定の寸法に設定された矩形状を有する。この絶縁プレート18bは、積層体14の積層方向の長さ変動を吸収して前記積層体14に所望の締め付け荷重を付与可能にするために、厚さが調整される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
この燃料電池スタック10では、先ず、図1に示すように、エンドプレート20aの酸化剤ガス供給連通孔36aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔40aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔38aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。このため、積層体14では、矢印A方向に重ね合わされた複数の発電セル12に対し、酸化剤ガス、燃料ガス及び冷却媒体が矢印A方向に供給される。
図4に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔36aから第2金属セパレータ34の酸化剤ガス流路52に導入され、電解質膜・電極構造体30のカソード側電極46に沿って移動する。一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔40aから第1金属セパレータ32の燃料ガス流路48に導入され、電解質膜・電極構造体30のアノード側電極44に沿って移動する。
従って、各電解質膜・電極構造体30では、カソード側電極46に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極44に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極46に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔36bに沿って流動した後、エンドプレート20aから外部に排出される。同様に、アノード側電極44に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔40bに排出されて流動し、エンドプレート20aから外部に排出される。
また、冷却媒体は、冷却媒体供給連通孔38aから第1及び第2金属セパレータ32、34間の冷却媒体流路50に導入された後、矢印B方向に沿って流動する。この冷却媒体は、電解質膜・電極構造体30を冷却した後、冷却媒体排出連通孔38bを移動してエンドプレート20aから排出される。
この場合、本実施形態では、パネル部材60a〜60dとアングル部材62a〜62dとを固定する締結ボルト78を備えるとともに、この締結ボルト78の頭部78aの外径と前記パネル部材60a〜60dに設けられる凹部74aの内径とは、略同一寸法に設定されている。
このため、締結ボルト78の頭部78aが、パネル部材60a〜60dの各凹部74aに収容された状態で、前記頭部78aと前記凹部74aの内壁面との間にクリアランスが殆どない。これにより、締結ボルト78とパネル部材60a〜60dとを一体化することができ、簡単な構成で、ケーシング24全体の強度を良好に向上させることが可能になるという効果が得られる。
しかも、図5に示すように、締結ボルト78の頭部端面78cは、パネル部材60a〜60dの外面と同一面上に配設されている。従って、ケーシング24の表面から締結ボルト78の頭部78aが突出することがなく、前記ケーシング24の表面に各種設備を容易且つ好適に搭載することができる。
本実施形態では、パネル部材60bにセル電圧モニタ90a、90bが取り付けられており、前記セル電圧モニタ90a、90bの側部に設けられたコネクタ部92a、92bには、カプラ94a、94bが離脱自在に装着されている。その際、カプラ94a、94bは、パネル部材60bの面方向、すなわち、矢印B方向に着脱操作されている。従って、パネル部材60bの表面から締結ボルト78の頭部78aが突出することがなく、簡単な構成で、カプラ94a、94bの着脱操作が容易且つ確実に遂行されるという利点がある。
さらにまた、本実施形態では、パネル部材60a〜60dとアングル部材62a〜62dとが、締結ボルト78により固定される際、前記締結ボルト78の頭部78aに形成される3つの貫通孔部79が使用される。具体的には、貫通孔部79に図示しない工具が係合されて、前記締結ボルト78がねじ孔76に締め付けられる。このため、締結ボルト78の頭部78aは、凹部74aに確実に収容される。
一方、締結ボルト78を取り外す際には、貫通孔部79に工具(図示せず)を係合して、この締結ボルト78を締め付け方向とは逆方向に螺回させるだけよい。これにより、締結ボルト78の取り外し作業が容易且つ確実に遂行される。
さらに、締結ボルト78のねじ部78bには、緩み防止剤が塗布されている。このため、締結ボルト78を介してパネル部材60a〜60dとアングル部材62a〜62dとを締め付けた後、貫通孔部79から緩み防止剤の充填状態を容易に視認することができる。従って、緩み防止剤が充填されたか否かを確実に確認することができ、締結ボルト78の緩みを防止するとともに、所望の防水性を確保することが可能になる。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解概略斜視図である。 前記燃料電池スタックの断面側面図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部拡大断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する締結ボルトの斜視説明図である。 特許文献1のセル電圧モニタの燃料電池スタックへの組り付け構造説明図である。
符号の説明
10…燃料電池スタック 12…発電セル
14…積層体 16a、16b…ターミナルプレート
18a、18b…絶縁プレート 20a、20b…エンドプレート
24…ケーシング 30…電解質膜・電極構造体
32、34…金属セパレータ 35、35a…セル電圧端子
42…固体高分子電解質膜 44…アノード側電極
46…カソード側電極 48…燃料ガス流路
50…冷却媒体流路 52…酸化剤ガス流路
60a〜60d…パネル部材 62a〜62d…アングル部材
64a、64b…連結ピン 74a…凹部
74b…孔部 75…薄肉部
76…ねじ孔 78…締結ボルト
78a…頭部 78b…ねじ部
78c…頭部端部 80a、80b…開口部
90a、90b…セル電圧モニタ 92a、92b…コネクタ部
94a、94b…カプラ

Claims (3)

  1. 一対の電極が電解質の両側に設けられた電解質・電極構造体とセパレータとを有する発電セルを備え、前記発電セルが複数積層された積層体を、箱状ケーシング内に収容する燃料電池スタックであって、
    前記ケーシングは、前記積層体の側部に配設され、互いに近接する端部同士が締結ボルトを介して固定される複数のパネル部材を備え、
    一方のパネル部材には、前記締結ボルトの頭部外径と略同一内径の凹部が形成されるとともに、
    前記締結ボルトの頭部端面は、前記一方のパネル部材の外面と同一面上に配設されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、少なくとも1のパネル部材には、各発電セル毎又は複数の発電セル毎にセル電圧を検出するセル電圧モニタが取り付けられるとともに、
    前記セル電圧モニタの側部に設けられるコネクタ部には、前記1のパネル部材の面方向に離脱自在なカプラが装着されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記締結ボルトは、円板状の頭部を有し、
    前記頭部には、ボルト回転用工具を係止するための複数の貫通孔部が形成されるとともに、
    前記締結ボルトのねじ部には、緩み防止剤が塗布されることを特徴とする燃料電池スタック。
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