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JP2007011002A - 排気口構造、投写型表示装置、および計算機 - Google Patents

排気口構造、投写型表示装置、および計算機 Download PDF

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Abstract

【課題】投写型表示装置において、排気効率に対する影響を抑え、静音性、ランプ破損時の安全性、遮光性を向上させ、外部からの異物混入の危険性を低減する。
【解決手段】排気口構造は、排気を外部に放出する排気開口1と、排気開口1に設けられ、排気が流れる流路開口部16を備えた排気開口被覆体10(排気パネル2〜6)とを有している。流路開口部16の位置は、排気開口被覆体10の端部からの距離(排気パネル2〜6)に応じて異なっている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、排気口構造および投写型表示装置等に関し、特に、携帯型投写型表示装置の排気口構造に関する。
家電製品等においては静音性が求められており、各種の静音化技術が開発されている。この傾向は家電製品だけでなく、一般の電子機器でも同様である。特にパーソナルコンピュータ関連機器においては、コンピュータの構成部品である磁気ディスク装置、CPUクーラ、電源クーラだけでなく、その周辺装置である投写型表示装置等においても、大型、小型にかかわらず静音化の要求が高い。
投写型表示装置は、特に大きな発熱体を備えており、性能や信頼性の確保のために冷却を行うことが必須である。冷却方法は大きく空冷方式と液冷(水冷)方式の2つに分類され、空冷方式はさらに自然空冷方式と強制空冷方式に分類される。強制空冷方式では、空気を各種のファンによって強制的に被冷却物に当てたり、機器内部の暖まった空気を排気したりしている。冷却用のファンからは騒音が発生するが、電子機器の冷却性能を高めようとすると騒音が増加しやすくなる。この問題は大きな発熱体を備える電子機器で顕著であり、また小型の携帯型機器ではより顕著になる傾向にある。電子機器では、装置内にクリップなどの導電性の異物が入り回路がショートすることなどを防止するために、排気のための開口が制限されているが、特に、携帯型機器では、スペース上の制約等によりその制限が大きい。このため、排気効率がさらに低下し、排気部の温度上昇や騒音の増加が顕在化する傾向にある。
投写型表示装置では、多くの機器で高圧水銀ランプを使用しているため、ランプが破裂し、その際に発生するガラス片が装置外部に飛散する可能性がある。このためランプユニットの構造、装置内部構造、排気パネル構造などによって、ガラス片の飛散を防止する必要がある。また、ランプが排気開口の近傍に配置されていると、ランプからの漏れ光が直接装置外部に漏れ、使用者に不快感を与えてしまうという問題もある。
このように、携帯型機器においては、冷却性能、静音化(低騒音)、安全性、および遮光性への配慮が重要である。このため、安全性および遮光性の向上のために、排気用のダクトを複数回折り曲げる技術(特許文献1参照)や、冷却性能、静音化、および遮光性の向上のために、光源とランプハウスとの間にランプシェードを設ける技術(特許文献2参照)などが開示されている。
特開2003-202630号公報 特開平10−171362号公報
しかし、上述した従来の技術には以下の問題がある。これらは、特に小型の投写型表示装置において顕在化する問題である。
第一に、大きな発熱体を備える投写型表示装置の冷却に必要な排気風量を得るためには、実装可能な複数個の小型ファンを高回転で動作させる必要があり、騒音が大きくなってしまう。これは、小型のファンでは絶対的な風量が不足することに起因するが、排気開口の開口率の低下によるところも大きい。ここで、開口率とは、ある断面における排気開口の断面積に対する流路開口部の面積比である。また、高回転でファンを回転させることにより、耳障りな音が発生しやすい。このため、騒音レベルを低く抑えても、耳障りな周波数成分が増加し、感覚的にうるさく感じでしまう。
第二に、排気開口はランプ近傍に配置されるため、ランプが破裂した際にガラス片が装置外部に飛び出してしまう危険がある。これは、ランプからの絶対的な距離が短いため、破裂による高いエネルギを装置内部の遮蔽板などで吸収しきれず、遮蔽板などで跳ねかえり、装置外に排出されてしまう可能性があるためである。これを防止するために排気開口に細かい目のメッシュなどを使用することも考えられるが、開口率が低下し内部温度が上昇してしまうため、採用が難しい。
第三に、排気開口はランプ近傍に配置されるため、排気開口の開口率を高くするとランプからの漏れ光が直接装置外部に漏れ、使用者に不快感を与えてしまう。ランプに近い位置で遮光するとランプの温度を上げてしまい、ランプ寿命、騒音などに悪影響を与えてしまうため、採用が難しい。
上記の問題点のうち、第二、第三の問題点はランプの位置を排気開口から離せばある程度解消されるが、小型の投写型表示装置においては筐体内部の配置の制約が大きく、現実には困難である。さらに、排気開口がランプ近傍に配置されることから、排気パネル部が非常に高温になってしまうという問題もある。その理由は、ランプからの絶対的な距離が短いため、排熱を十分に拡散できず、ランプからの非常に高温の排気が直接装置外に排出されてしまうからである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、本発明は、排気効率に対する影響を抑えつつ、静音性、ランプ破損時の安全性、遮光性を向上させ、さらに外部からの異物混入の危険性を低減できる排気口構造および投写型表示装置等を提供することを目的とする。
本発明の排気口構造は、排気を外部に放出する排気開口と、排気開口に設けられ、排気が流れる流路開口部を備えた排気開口被覆体とを有している。流路開口部の位置は、排気開口被覆体の端部からの距離に応じて異なっている。
本発明の排気口構造によれば、流路開口部として大きな開口面積(開口率)を確保しながら、流路開口部の位置を各断面でずらすことによって、流路形状を非直線的、立体的に構成することができる。流路開口部の開口面積を大きく確保できるので、排気流の圧力損失を抑え排気効率への影響が抑えられ、静音性の向上につながる。また、流路を非直線的、立体的に構成するので、排気開口の内部から外部(または外部から内部)を直視できる断面積が低減され、場合によっては0にすることもできる。このため、内部からの飛散物の排出や外部からの異物の混入の防止、さらには遮光性の向上が容易となる。
上記の端部からの距離は、排気開口の開口面と直交する方向である排気軸方向で測った距離とすることができる。
排気開口被覆体は、排気軸方向に沿って直列に配置された複数のパネルを有し、複数のパネルは、各々が複数の流路開口部を備え、かつ流路開口部が、少なくとも一部の隣接するパネル同士で、排気軸方向の投影面において互いにずれるように配置されている。
複数の流路開口部は、配列ピッチ、大きさ、形状の少なくともひとつが隣接するパネル間で互いに異なっていてもよい。また、複数の流路開口部は、配列ピッチ、大きさ、形状のすべてが隣接するパネル間で同一であり、各流路開口部の中心軸が隣接するパネル間で互いにずれていてもよい。
中心軸のずれの大きさまたは方向の少なくともいずれかは、隣接するパネルの一つの組と隣接するパネルの他の組との間で異なっていることが望ましい。
複数のパネルは排気軸方向に互いに隙間をあけて配置されていることが望ましい。
複数のパネルの少なくとも一部のパネルは金属材料で形成することができる。また、排気方向の最も下流側に設けられたパネルを金属材料で形成し、かつ排気方向側に面する表面に樹脂製のパネルを形成するようにしてもよい。
排気方向の最も下流側に設けられたパネルは樹脂材料で形成されている。
排気開口被覆体は、気孔同士が互いにつながっている金属製の発泡材料を有している。
本発明の投写型表示装置は、上記の排気開口被覆体と、上記の排気開口を形成する筐体とを有している。
本発明の計算機は、上記の排気開口被覆体と、上記の排気開口を形成する筐体とを有している。
以上説明したように、本発明によれば、排気効率に対する影響を抑えつつ、静音性、ランプ破損時の安全性、遮光性を向上させ、さらに外部からの異物混入の危険性を低減できる排気口構造および投写型表示装置等を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の投写型表示装置の一実施形態を示す外観斜視図である。図2は、図1に示す投写型表示装置の排気口構造を分解して示す分解斜視図である。
投写型表示装置15は、上部筐体9aと下部筐体9bとで構成される筐体9の内部に、光源ランプと光源ランプからの光を反射するリフレクタとが組み込まれた光源ランプユニット11、投射レンズ、画像表示部、画像制御部、電源部、冷却装置(光源ランプユニット11を除いて図示せず)等が設置されて構成されている。冷却装置は排気ファン(図示せず)を備えた強制空冷方式であるが、自然空冷方式でもよい。冷却装置は水冷、空冷のいずれでもよい。筐体9の投射レンズ(図示せず)の反対側となる背面部には排気を外部に放出する排気開口1が形成されている。排気ファンからの排気は筐体9内を通って排気開口1から排出される。
排気開口1には、図2に示すように、排気開口被覆体10が設けられている。排気開口被覆体10は、5枚の排気パネル2〜6から構成され、パネルホルダ8で支持されている。パネルホルダ8は筐体9の排気開口1に保持されているが、筐体9に一体成形されていてもよい。排気開口1の開口面と直交する方向を排気軸方向Pとすると、排気パネル2〜6は、排気軸方向Pに沿って排気方向(図2の白抜き矢印参照)に向かって、排気パネル2、3、・・の順に直列に配置されている。排気は排気パネル2、3、・・をこの順で通過し、外部に放出される。各排気パネル2〜6は排気軸方向Pに互いに隙間をあけて配置されている。
排気パネル2〜6は、アルミ合金などの熱伝導性の高い金属材料で形成され、熱拡散板としても機能する。すなわち、本実施形態のように光源ランプユニット11と排気開口1とが近接していても、排気パネル2〜6が受けた熱は筐体9への伝熱や大気への放熱などにより放散され、排熱効果が高まる。この結果、単一のパネルで構成したときと比べ、排気口構造が局部的に高温となることが防止されるとともに、投写型表示装置15の最外面の排気パネル(本実施形態では排気パネル6)の表面温度を低減することができる。排気パネル6の排気方向側に面する表面、すなわち投写型表示装置15の外面を構成する部分には樹脂製のパネル7が形成されている。樹脂製のパネル7は熱伝導率が低いため、ユーザーが誤って接触した場合の体感温度が抑制される。排気パネル6は樹脂材料だけで形成してもよい。
排気開口被覆体10(本実施形態では排気パネルの集合体)の流路開口部の位置は、排気開口の開口面と直交する方向である排気軸方向で測った排気開口被覆体の端部からの距離に応じて異なっている。複数の排気パネルは、各々が複数の流路開口部を備え、かつ流路開口部が、少なくとも隣接する排気パネル同士で、排気軸方向の投影面で互いにずれるように配置されている。以下、この点について図面を参照して詳細に説明する。
図3は、すべての排気パネルが配置された状況を排気軸方向から見た平面図である。同図(a)は全体平面図である。同図(b)は同図(a)の部分拡大図であり、分かりやすくするために、排気パネル6だけ2つの流路開口部を示し、他の排気パネルは一つの流路開口部だけを示している。図4は、排気方向の最も下流側に設けられた排気パネルとその一つ上流側の排気パネルを排気軸方向から見た部分平面図である。図5は、図4に示す排気パネルの部分斜視図である。
排気軸方向Pに沿って排気方向側から見ると、図3(a)に示すように、排気パネル6が一番手前に、以下排気パネル5,4,3,2の順に重ねられて配置されている。各排気パネル2〜6の板厚と外形形状は同一で、各排気パネル2〜6には排気が流れる流路である流路開口部16が複数個格子状に形成されている(図4,5では排気パネル2,3,4は図示していないが、排気パネル5,6と同様である。)。流路開口部16は各排気パネル2〜6で同一形状かつ同一の大きさ(9mm四方の正方形)であり、配列ピッチも同一である。流路開口部16を仕切る格子部18の幅は1mmである。この結果、各排気パネルの開口率は80%程度となる。
各排気パネル2〜6の流路開口部16は、排気軸方向の投影面において、流路開口部16の集合体の外周部を基準として互いに2mmずつ図の上下、左右方向にずれている。換言すれば、流路開口部16の位置すなわち各流路開口部16の中心軸19は、排気軸方向Pから見たときに各排気パネルの間で互いにずれている。図3(b)に示す2つの中心軸19は各々排気パネル5,6の中心軸を示したものである。このようにして、排気軸方向Pから見て投写型表示装置15の外側から排気開口1の内部まで直視できる開口、すなわち、排気パネル2〜6を排気軸方向Pに投影したときに得られる開口17を、各排気パネル2〜6の重なりを利用して立体的に構成することができる。開口17は1mm四方となり、その配列ピッチは2mmとなる。
排気パネルの水平および上下方向のずれピッチPと、格子部18の幅dと、排気パネルの枚数Nと、流路開口部16の開口長さ(辺長)Wの関係は、
W=P*N−d・・(式1)
となり、このとき、辺長(P−d)の開口17がピッチPで配列することになる。上記構成の場合、2*5−1=9となり、流路開口部16を9mm四方まで確保できる。式(1)からはまた、流路開口部の枚数を増やすほど各排気パネルの流路開口部のサイズを大きくできることがわかる。排気パネルのずれピッチPおよび格子部18の幅dは、開口17の大きさ(P−d)および配列ピッチPを支配するが、これらの仕様は、外部からの異物混入を防ぐために必要な開口17の目の細かさや、危険部位に直接触れることを防止するバリア機能上要求される目の細かさなどから決定される。
流路開口部16、すなわち中心軸19のずれの大きさおよび方向は、隣接するパネルの一つの組と隣接するパネルの他の組との間で異なっている。具体的には、図3(b)において、排気パネル4は排気パネル5に対して右方向、上方向にそれぞれ6mmずれているが、排気パネル3は排気パネル4に対して左方向、下方向にそれぞれ4mmずれている。このように排気パネルが一定の方向に規則的にずらされて並ばないようにすることにより、開口17が斜め方向などの特定方向に直線状に形成されることが防止される。ずれの大きさと方向は共に異なるようにするのが最も効果的であるが、いずれかが異なっているだけでもよい。このような中心軸19のずれは、光源ランプユニット11からの光が直接見えないように配置されていることが望ましい。
流路開口部は、必ずしも配列ピッチ、大きさ、形状のすべてが各排気パネルで互いに一致している必要はなく、少なくともこれらの要素のひとつが隣接するパネル間で互いに異なっていてもよい。すなわち、各パネルの流路開口部は矩形である必要はなく、同一形状である必要もない。開口のピッチと大きさが一定の値以下に抑えられる形状であればどのような形状でも差し支えない。
このように、本実施形態の排気口構造では、排気パネルの流路開口部を各排気パネルでずらすことによって、排気軸方向に沿った流路形状(筐体の内部を外部とを結ぶ空間経路)を非直線的、立体的に構成している。個々の排気パネルの開口率は80%程度と非常に大きく、排気流の圧力損失を十分に小さく抑えられるため、排気効率は良好であり、従来の1枚パネル構造と比べても全く遜色はない。排気効率が良好であるため排気ファンの回転数も低く抑えることができ、低騒音化の実現に有利となる。一方、光源ランプが破損しガラス片が発生しても、筐体の内部と外部とを結ぶ直線的な経路がほとんどないため、ガラス片はいずれかの排気パネルで阻止され、外部に飛散するおそれが低減する。光源ランプからの光の漏れについても同様であり、直線的な経路がほとんどないことから、外部への光の漏洩が生じにくくなる。異物の外部から内部への侵入についても同様であり、外部から侵入した異物はいずれかの排気パネルで阻止され、筐体内部に入り込むおそれが低減する。さらに、排気パネルは金属製の複数毎のパネルで構成されているため、熱拡散体としての効果も高く、排気口付近の局所的な温度上昇が防止され、安全面での効果が高まる。
図6は、排気パネルの他の配置方法を示す排気パネルの平面図である。同図(a)は全体平面図であり、同図(b)は同図(a)の部分拡大図である。図6(b)は、分かりやすくするために、排気パネル106だけ2つの流路開口部を示し、他の排気パネルは一つの流路開口部だけを示している。本実施形態では、排気パネルのずれピッチは2mm、格子部118の幅は2mmとしている。また、流路開口部116の寸法は、式(1)より8mmとしている。この場合の各排気パネル102〜106の開口率は63%程度と通常の開口部と同等になるが、立体的に構成された開口のサイズは0mmとなり、装置内に直線的につながる開口をなくすことができる。これにより、ランプの破裂時に発生するガラス片の飛び出し、および外部からの異物混入をより効果的に防止できる。
図7は、本発明の第2の実施形態を示す投写型表示装置の外観斜視図である。投写型表示装置115は排気口構造だけが第1の実施形態と異なり、他の部分は同一構造である。排気開口被覆体は、排気開口1に設置された海綿状構造の金属プレート12で構成されている。金属プレート12は、気孔同士が互いにつながった金属製の発泡材料からなり、排気は気孔を順次通過して外部に放出される。金属プレート12の金属の組織が細かいことによる金属プレート12の保護と、ユーザーが直接手を触れないためのバリア構造とを兼ねて、金属プレート12の外側に開口率の高い網13が配置されている。網13は金属性でも樹脂製でもよいが、樹脂製とすれば接触時の体感温度を低減することができる。金属プレート12と網13は、プレートホルダ14に保持されている。本実施形態においても、十分な気孔(開口率)を備えた金属プレートを採用すれば、必要な排気効率を確保することが可能となり、また、遮光性やランプ破損時の安全性については第1の実施形態よりもさらに有利な効果が得られる。
以上説明したように、本発明の排気口構造および投写型表示装置によれば、排気効率に対する影響を抑えつつ、静音性、ランプ破損時の安全性、遮光性を向上させ、さらに外部からの異物混入の危険性を低減できる。なお、本発明は特に小型の投写型表示装置に効果的に適用することができるが、これに限られるものではなく、投写型表示装置全般に適用できることは勿論である。さらに、本発明は、パーソナルコンピュータ、大型計算機など、内部に熱源を備えた電子機器一般にも広く適用することができる。
本発明の投写型表示装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 図1に示す投写型表示装置の排気口構造を分解して示す分解斜視図である。 すべての排気パネルが配置された状況を排気軸方向から見た平面図である。 排気方向の最も下流側に設けられた排気パネルとその一つ上流側の排気パネルを排気軸方向から見た部分平面図である。 図4に示す排気パネルの部分斜視図である。 排気パネルの他の配置方法を示す排気パネルの平面図である。 本発明の第2の実施形態を示す投写型表示装置の外観斜視図である。
符号の説明
1 排気開口
2,3,4,5,6 排気パネル
7 パネル
8 パネルホルダ
9 筐体
9a 上部筐体
9b 下部筐体
10 排気開口被覆体
12 金属プレート
13 網
14 プレートホルダ
15,115 投写型表示装置
16 流路開口部
17 開口
18 格子部
19 中心軸
P 排気軸方向

Claims (13)

  1. 排気を外部に放出する排気開口と、
    前記排気開口に設けられ、前記排気が流れる流路開口部を備えた排気開口被覆体と、
    を有し、
    前記排気開口被覆体の端部からの距離に応じて、前記流路開口部の位置が異なっている、
    排気口構造。
  2. 前記端部からの距離は、前記排気開口の開口面と直交する方向である排気軸方向に測った距離である、請求項1に記載の排気口構造。
  3. 前記排気開口被覆体は、前記排気軸方向に沿って直列に配置された複数のパネルを有し、
    前記複数のパネルは、各々が複数の前記流路開口部を備え、かつ該流路開口部が、少なくとも一部の隣接する前記パネル同士で、前記排気軸方向の投影面において互いにずれるように配置されている、
    請求項2に記載の排気口構造。
  4. 前記複数の流路開口部は、配列ピッチ、大きさ、形状の少なくともひとつが隣接する前記パネル間で互いに異なっている、請求項3に記載の排気口構造。
  5. 前記複数の流路開口部は、配列ピッチ、大きさ、形状のすべてが隣接する前記パネル間で同一であり、各流路開口部の中心軸が隣接する前記パネル間で互いにずれている、請求項3に記載の排気口構造。
  6. 前記中心軸のずれの大きさまたは方向の少なくともいずれかは、隣接する前記パネルの一つの組と隣接する前記パネルの他の組との間で異なっている、請求項5に記載の排気口構造。
  7. 前記複数のパネルは前記排気軸方向に互いに隙間をあけて配置されている、請求項3から6のいずれか1項に記載の排気口構造。
  8. 前記複数のパネルの少なくとも一部のパネルは金属材料で形成されている、請求項3から7のいずれか1項に記載の排気口構造。
  9. 排気方向の最も下流側に設けられた前記パネルは、金属材料で形成され、かつ該排気方向側に面する表面に樹脂製のパネルが形成されている、請求項8に記載の排気口構造。
  10. 排気方向の最も下流側に設けられた前記パネルは樹脂材料で形成されている、請求項8に記載の排気口構造。
  11. 前記排気開口被覆体は、気孔同士が互いにつながっている金属製の発泡材料を有している、請求項1または2に記載の排気口構造。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の排気開口被覆体と、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の排気開口を形成する前記筐体と、
    を有する投写型表示装置。
  13. 請求項1から11のいずれか1項に記載の排気開口被覆体と、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の排気開口を形成する前記筐体と、
    を有する計算機。
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