JP2007010237A - 風除室、および風除室において室内と室外の間の空気の流れを低減する方法 - Google Patents
風除室、および風除室において室内と室外の間の空気の流れを低減する方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】建物の室内2と室外3とを連通する連絡通路4と、該連絡通路4の両側に設けられた一対の側壁6a、6bとを有する風除室1において、一対の側壁のうち一方の側壁6aにおいて、その内部に設けられた送風手段8aによって該一方の側壁6aの室内2側の開口部9aから連絡通路4内の空気を吸い込むとともに、該一方の側壁6aの室外3側の開口部10aから該連絡通路4内に空気を噴出し、一対の側壁のうち他方の側壁6bにおいて、その内部に設けられた送風手段8bによって、一方の側壁の室外側の開口部10aに対応する該他方の側壁の室外側の開口部10bから連絡通路4内の空気を吸い込むとともに、一方の側壁の室内側の開口部9aに対応する該他方の側壁の室内側の開口部9bから該連絡通路4内に空気を噴出す。
【選択図】 図1
Description
よって生じる循環流との、二つの空気流によって、室内と室外との間で空気の流れが生じるのを抑制する。即ち、二重の噴流によって空気の流れの遮断効果を狙うとともに、循環流によって室内と室外の間に中間的な温度空間を形成し、それぞれの間の温度差を緩和させて、温度差による空気の流れの発生を抑制する。
う空気の流れが形成される。換言すると、一種のエアカーテンとして機能する空気流が形成される。これは、第一室外側開口部と第二室外側開口部との関係においても、同様のことが言える。
開閉ドアによる室内と室外との間の空気の流れをより確実に低減させることが可能となる。ここで、連絡通路の通行量が比較的少ない場合、開閉ドアは閉じている時間が比較的長くなる。そのような場合は、空気流形成装置によらずとも開閉ドアによって空気の流れが物理的に遮断されるため、上述した空気流形成装置による二重のエアカーテンと循環流の形成を中止し、第一送風手段および第二送風手段の駆動に要するエネルギーの消費を抑制する。
しており、室外側開口部10aと10bも、連絡通路4を挟んで互いに向かい合う場所に位置している。尚、吸込み口の開口幅は噴出し口の開口幅に対して、1:1〜10:1の間で設定されるのが好ましいが、本実施例においては吸込み口の開口幅は噴出し口の開口幅の1.3倍に設定されている。
側開口部33aから室内側開口部33bの方向に向かう噴流Jgと、室外側開口部34bから室外側開口部34aの方向に向かう噴流Jhとによる二重のエアカーテンが形成される。更に、これらの噴流に起因して、図3において時計回りの循環流Jiが形成される。
行量が増えたときに初めてファン8a、8bを駆動させて、噴流Ja、Jbと循環流Jcとによる空気移動の抑制を図るようにする。
られ、空調された後に室内2に供給される。この結果、風除室1を介して、室内2から室外3へ散逸する空気量、または室外3から室内2へ流入する空気量は低減し、空調機50によって空調された室内2の室内環境の維持がより効率的に図られる。尚、床に取り付けられた吸込み格子54に代えて、天井面に吸込み口を設けるようにしてもよい。但し、この場合、塵埃の舞い上がり等の対策をとる必要がある。
2・・・・室内
3・・・・室外
4・・・・連絡通路
5・・・・建物
6a、6b・・・・側壁
7a、7b・・・・風道
8a、8b・・・・ファン
9a、9b・・・・室内側開口部
10a、10b・・・・室外側開口部
21・・・・風除室
22・・・・室内
23・・・・室外
24・・・・連絡通路
25・・・・建物
26a、26b・・・・側壁
26a1、26b1・・・・室外側の領域
26a2、26b2・・・・室内側の領域
27a、27b、28a、28b・・・・風道
29a、29b、30a、30b・・・・ファン
31a、31b、33a、33b・・・・室内側開口部
32a、32b、34a、34b・・・・室外側開口部
41・・・・風除室
42、43・・・・開閉ドア
50・・・・空調機
51、52・・・・風道
54・・・・吸込み格子
55・・・・吸込みダクト
Claims (8)
- 建物の室内と室外とを連通する連絡通路と、該連絡通路の両側に設けられた一対の側壁とを有する風除室であって、
前記一対の側壁のうち一方の側壁には、
その内部に前記連絡通路に沿って空気が流れる第一空気通路と、
前記第一空気通路の室内側において、該第一空気通路と前記連絡通路とを連通する第一室内側開口部と、
前記第一空気通路の室外側において、該第一空気通路と前記連絡通路とを連通する第一室外側開口部と、
前記第一空気通路内で送風を行う第一送風手段と、が設けられ、
前記一対の側壁のうち他方の側壁には、
その内部に前記連絡通路に沿って空気が流れる第二空気通路と、
前記第二空気通路の室内側であって且つ前記第一室内側開口部に対応する部位おいて該第二空気通路と前記連絡通路とを連通する第二室内側開口部と、
前記第二空気通路の室外側であって且つ前記第一室外側開口部に対応する部位おいて該第二空気通路と前記連絡通路とを連通する第二室外側開口部と、
前記第二空気通路内で送風を行う第二送風手段と、が設けられ、
前記第一空気通路、前記第一室内側開口部、前記第一室外側開口部および前記第一送風手段と、前記第二空気通路、前記第二室内側開口部、前記第二室外側開口部および前記第二送風手段とから構成され、該第一送風手段による送風方向と該第二送風手段とによる送風方向は、前記連絡通路に沿った方向において逆向きとなる方向である空気流形成装置を備える
ことを特徴とする風除室。 - 前記第一室内側開口部と前記第一室外側開口部とは、前記一方の側壁の高さ方向にわたって開口し、
前記第二室内側開口部と前記第二室外側開口部とは、前記他方の側壁の高さ方向にわたって開口する
ことを特徴とする請求項1に記載の風除室。 - 前記一対の側壁は、複数の前記空気流形成装置を前記連絡通路に沿って直列に備え、且つ隣接する二つの空気流形成装置の隣接部位を跨いで位置するそれぞれの空気の流れにおいて、それぞれの送風方向が同一方向となるべく該隣接する二つの空気流形成装置におけるそれぞれの第一送風手段および第二送風手段の送風方向が設定される
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の風除室。 - 前記連絡通路の室内側端部と室外側端部に、該連絡通路と室内または室外とを遮断、導通させる開閉ドアがそれぞれ設けられ、
前記連絡通路における通行量が所定量より多いとき前記第一送風手段と前記第二送風手段による送風を行い、
前記連絡通路における通行量が前記所定量以下であるときは前記第一送風手段と前記第二送風手段による送風を中止し、前記開閉ドアのみによって該連絡通路における通行が制御される
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の風除室。 - 前記空気流形成装置が備えられる前記連絡通路の床面または天井面に設けられ、該連絡通路の空気を吸い込む吸込み口と、
前記吸込み口から吸い込まれた空気を用いて、前記建物の室内の空調を行う室内空調手段と、を更に備える
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の風除室。 - 前記空気流形成装置が備えられる前記連絡通路に設けられ、前記一対の側壁の高さ方向に伸びる筒状の形状を有し、該連絡通路の空気を吸い込む吸込み口をその高さ方向の上面または下面に備える吸込みダクトと、
前記吸込みダクトから吸い込まれた空気を用いて、前記建物の室内の空調を行う室内空調手段と、を更に備える
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の風除室。 - 建物の室内と室外とを連通する連絡通路と、該連絡通路の両側に設けられた一対の側壁とを有する風除室において室内と室外の間の空気の流れを低減する方法であって、
前記一対の側壁のうち一方の側壁において、その内部に設けられた送風手段によって該一方の側壁の室内側の開口部から前記連絡通路内の空気を吸い込むとともに、該一方の側壁の室外側の開口部から該連絡通路内に空気を噴出し、
前記一対の側壁のうち他方の側壁において、その内部に設けられた送風手段によって、前記一方の側壁の室外側の開口部に対応する該他方の側壁の室外側の開口部から前記連絡通路内の空気を吸い込むとともに、前記一方の側壁の室内側の開口部に対応する該他方の側壁の室内側の開口部から該連絡通路内に空気を噴出す
ことを特徴とする風除室において室内と室外の間の空気の流れを低減する方法。 - 更に、前記連絡通路の床面または天井面から空気を吸込み、該吸い込んだ空気を空調機により空調して前記建物の室内に供給する
ことを特徴とする請求項7に記載の風除室において室内と室外の間の空気の流れを低減する方法。
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