JP2007001733A - エレベーター制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】時間帯毎のエレベーターの利用状態を学習して、利用状況に合わせて、エレベーターの運転制御を行うエレベーター制御装置を提供する。
【解決手段】エレベーター利用状況を時間帯毎に常に学習的に利用状況データテーブルに記録し、エレベーター利用時はこの記録した内容に合わせて制御設定テーブルについて自動的にドアの開時限、開閉速度、走行時の加速度、減速度を変更する手段を備えて、エレベーターを動作させるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】エレベーター利用状況を時間帯毎に常に学習的に利用状況データテーブルに記録し、エレベーター利用時はこの記録した内容に合わせて制御設定テーブルについて自動的にドアの開時限、開閉速度、走行時の加速度、減速度を変更する手段を備えて、エレベーターを動作させるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は時間帯毎のエレベーターの利用状態を学習して、利用状況に合わせて、エレベーターの運転制御を行うエレベーター制御装置に関する。
一般的にエレベーターのドアは、ドア開動作終了から所定のドア開時限を経過すると、ドア閉動作を開始する。また、ドアの開閉動作は所定のドア開閉速度で行われる。また、エレベーターの走行は、所定の加速度により加速して最高速度に達し、所定の減速度により減速して停止するようになっている、これらのドア開時限、ドア開閉速度、走行時の加速度、減速度は、乗客の輸送能率に影響するので、エレベーターの利用状況に合った適切な値に設定しなくてはならない。
エレベーターの利用状況は時間帯により利用者層が異なることが多く、例えば通勤者が多く利用する時間帯、通学者が多く利用する時間帯、年配者が多く利用する時間帯などが考えられる。乗客の輸送能率は、ドア開時限の設定を短くしたり、ドアの開閉速度の設定を速くする等して、ドアの開閉動作を早くすることで向上させることができる。しかし、年配者や小さい子供が利用する時に、ドアの開閉動作が早い場合は、閉じるドアに挟まれたり、ドアに当たる等、事故につながる可能性がある。そこで従来では、エレベーターの時間帯毎の利用状況により、ドアの開時限を適切な値に変更する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開平05−338970号
上記提案されたものは、ドアの開閉速度を変更することができず、ドアの開閉速度が速いエレベーターの場合、年配者や小さい子供は、閉じるドアに当たる危険があるという問題がある。また、年配者は、通常のエレベーターの加速度、減速度で走行した場合、加速時及び減速時に不快に感じることという問題もある。
本発明の目的は、エレベーターの利用状況に合わせて、ドアの開閉制御及び、エレベーター走行制御を最適に行うエレベーター制御装置を提供することにある。
前記目的は、エレベーター制御装置において、乗客が乗り降りする際の、ドアが開いている時間の平均値、エレベーターの起動回数、ドア開延長釦の動作回数及びセフティシュー動作回数を計測する計測手段と、前記計測手段で計測した値を時間帯毎及び階床毎に登録する利用状況データテーブルと、現在のエレベーターの状態から前記利用状況データテーブルの該当する値を検索する検索処理と、前記検索処理により抽出した値から最適なドア開時限、ドア開閉速度、走行時の加速度、減速度を算出する最適値算出手段と、前記最適値算出手段に算出したドア開時限、ドア開閉速度、加速度、減速度を書き換える書換手段を設けることにより達成される。
このような構成なので、計測手段により計測したそれぞれの値は、常に利用状況データテーブルへ登録を行い、学習的に書き換えられ、エレベーターの利用状況に応じて、ドアの開時限、ドア開閉速度、走行時の加速度、減速度を最適に設定することが可能となり、エレベーターの運転効率を向上させながら、ドア開閉時の事故低減及び、利用者に応じて乗り心地を優先する走行を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1,図2,図3,図4,図5,図6はそれぞれ本発明の実施形態に係るエレベーター制御装置の構成を示すブロック図、図7は同じく、動作を示す流れ図を示す説明図である。
図1で、1はエレベーターの乗りかごで、2は乗りかご1のドア、3はエレベーター制御装置で、エレベーター制御装置3は、4のインターフェイスと、5のROMと、6のCPUと、7のRAMで構成される。図2の8は、乗りかご1に備えられる運転盤で、運転盤8には、ドアを開く開釦9と、ドアを閉じる閉釦10,かごの行き先を決定するかご呼び釦11と、ドアを長時間開くための開延長釦12を備えている。図3は、各階床の乗り場に設置される乗りかご1を呼び出す為のUP呼び釦13とDN呼び釦14。乗りかご1と各階床に設置されるUP呼び釦13とDN呼び釦14は、インターフェース4を介してCPU6に接続され、ドア2の動作状態を示す信号の入力および、開釦9,閉釦10、呼び釦11、開延長釦12、UP呼び釦13、DN呼び釦14の入力を行う。また、インターフェース4を介して、ドア2に開指令、閉指令を出力し、ドアの開閉動作を行う。図4の15は、ドアの開閉制御の設定値及び走行時の加速減速制御の設定値を格納する制御設定テーブルで、この設定値に合わせてエレベーターは、ドアの開閉動作及び走行制御を行う。
図5の16は、ドアの開閉制御の設定値及び走行時の加速減速制御の設定値の初期値を登録する制御設定初期値テーブル。図6の17は、エレベーターの利用状態を記録する利用状況データテーブルで、階床毎及び、時間帯毎に、ドア開時間、エレベーター起動回数、開延長釦動作回数、セフティシュー動作回数の計測値を、記録するようになっており、エレベーター制御装置3は、常時ドア開時間、エレベーター起動回数、開延長釦動作回数、セフティシュー動作回数を計測しており、常に利用状況データテーブル17の値を更新する処理を行っている。
図7は利用状況に応じてドアの開閉時間、ドアの開閉速度、エレベーター走行時の加速度、減速度を変更する処理の流れ図である。ドアの開指令を監視する(S1)。ドアの開指令があった場合はS2へ処理が進み、現在の時刻を読み出す(S2)。次に現在の乗りかご1がある階を算出する(S3)。現在の時刻と乗りかご1の階床位置から該当する利用状況データテーブル17を検索する(S4)。検索した利用状況データテーブル17からドア開平均時間、起動回数、セフティシュー動作回数、ドア開延長釦動作回数を読み出す(S5)。ステップS5で読み出したドア開平均時間を、制御設定テーブル15のドア開時限に設定する(S6)。これによりドアが開いている時間を実際に利用状況に合わせた時限に設定することができる。次にステップS7では、制御設定初期値テーブル16よりドア開時限初期値を読み出し(S7)、ステップS8では、S5で読み出したドア開平均時間と比較し、ドア開平均時間がドア開時限初期値より短い場合、乗客は急いでいることが多いと考えられるため、ステップS13ヘ進み、制御設定テーブル15のドア開閉速度、エレベーター走行時の加速度、減速度を標準に設定する(S13)。ステップS8での比較の結果ドア開閉時間がドア開時限初期値より長い場合、乗客は乗り降りに時間を要していることが考えられ、次にステップS9に処理が進み、起動回数に対する開延長釦の動作の割合を算出し、例えば10%を越える動作回数であった場合、年配者の利用が多いことが考えられるため、ステップS10へ進み、ドアの事故を防止するため、制御設定テーブルのドアの開閉速度を遅い設定とし、さらにエレベーター走行時の加速度、減速度を低い設定とし、走行時の乗り心地を向上させる(S10)。ステップS9の処理で、起動回数に対して開延長釦の動作が10%未満と低い場合、ステップS11へ処理が進む(S9)。ステップS11では、起動回数に対するセフティシュー動作回数の割合を算出し、例えば10%を越える動作回数であった場合、小さい子供の利用が多いことが考えられるため、ステップS12へ進み、ドアの事故を防止するため、制御設定テーブル15のドア開閉速度を遅い設定とし、エレベーター走行時の加速度、減速度は標準の設定とする(S12)。制御設定テーブル15の設定を完了すると、ステップS14へ進み、ドアの開閉動作を行う。
以上のように、エレベーター利用状況を時間帯毎に常に学習的に記録し、エレベーター利用時はこの記録した内容に合わせて自動的にドアの開閉制御、走行制御を変更して、エレベーターが動作するため、実際のエレベーターの利用状況に合わせ、安全に効率よく乗客が輸送を行うことができる。
1 乗りかご
2 ドア
3 エレベーター制御装置
4 インターフェース
5 ROM
6 CPU
7 RAM
8 運転盤
9 開釦
10 閉釦
11 かご呼び釦
12 開延長釦
13 UP呼び釦
14 DN呼び釦
15 制御設定テーブル
16 制御設定初期値テーブル
17 利用状況データテーブル
2 ドア
3 エレベーター制御装置
4 インターフェース
5 ROM
6 CPU
7 RAM
8 運転盤
9 開釦
10 閉釦
11 かご呼び釦
12 開延長釦
13 UP呼び釦
14 DN呼び釦
15 制御設定テーブル
16 制御設定初期値テーブル
17 利用状況データテーブル
Claims (1)
- エレベーターの動作を制御するエレベーター制御装置において、時間帯毎のエレベーター運転状態及びドアの開閉状態を利用状況データテーブルに記録する手段と、前記利用状況データテーブルを読み出し、エレベーターの利用状況から、時間帯毎の利用者層を特定する手段と、エレベーターの利用状況と前記利用者層に合わせて、ドア開時限、ドアの開閉速度、走行時の加速度、減速度の設定を自動的に変更する手段を備えることを特徴としたエレベーター制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005184992A JP2007001733A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | エレベーター制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005184992A JP2007001733A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | エレベーター制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007001733A true JP2007001733A (ja) | 2007-01-11 |
Family
ID=37687679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005184992A Pending JP2007001733A (ja) | 2005-06-24 | 2005-06-24 | エレベーター制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007001733A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009096563A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-05-07 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータドアの制御装置 |
JP2010254391A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Hitachi Ltd | エレベータシステム |
CN105883558A (zh) * | 2016-06-27 | 2016-08-24 | 广州广日电梯工业有限公司 | 一种电梯开关门时间自学习系统及方法 |
CN110139820A (zh) * | 2017-11-13 | 2019-08-16 | It空间株式会社 | 通过运行分析的电梯高效率运行方法 |
JP2019189445A (ja) * | 2018-04-27 | 2019-10-31 | 株式会社日立ビルシステム | エレベーターの運行監視システム |
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CN113697647A (zh) * | 2021-07-26 | 2021-11-26 | 杭州优迈科技有限公司 | 电梯门机的控制方法、装置、电子装置和存储介质 |
-
2005
- 2005-06-24 JP JP2005184992A patent/JP2007001733A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11472669B2 (en) | 2017-11-13 | 2022-10-18 | Its Co., Ltd. | Method of highly efficiently operating elevator by analyzing operation of elevator |
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